| Acrobat 9を試してみました | [ 製品ニュース・レビュー, 評価ノウハウ・機材] |
先日発売になったばかりのAdobe Acrobat 9を購入したので早速試してみました。
個人的な本バージョンの注目機能は、
の2点です。
仕事柄、ビデオデータを納品することがあるんですが、いつもフォーマットには悩みます。PDFとしてパッケージングでいるなら悪くないかなという興味があります。
アンケートフォームは7位からProfessionalには搭載されてましたが、今回はStandardでもAdobe Readerで記入可能はフォームを作成できるようになったようです。さらに配布/回収のサーバーサービスをAdobe.comが開始するようです。
購入したのは9 Pro Extendedという最上位バージョン。実は店頭で機能比較表を見たんですが、ビデオ周りの差がProとPro Extendedでどう違うのかさっぱりでした。ここを見る限り、ProはFLV、H.264の埋め込みに対応。Pro Extendedなら他形式のFLVトランスコードもできます、という風に読めますが、店頭のは全く違う文章になっていて、両方とも埋め込みはできるが、Adobe Reader上で再生できるのはPro Extendedのみという風に読みとれました(Proの「埋め込み」は以前からできていたWordやExcelなどの元データの添付みたいなもの?)。ということでPro Extendedじゃないとダメじゃん、と思ってそっちにしたんですが、サイトの表記を見る限り自分でFLVエンコ環境がある人(あるぜ!)はProで良かったんじゃないかと...ヒドいよ。
ということで、Pro Extenedなせいか埋め込みはあっさりできました。ただしAVI対応と書いてたわりに(店頭資料にはあったがサイトには書いてない!)DivXコーデックなAVIファイルはダメでした。MPEG2ならすんなり。IN点、OUT点、ポスター画像(デフォルト静止画に使うフレーム)なども指定できます。動画部分をクリックしたら再生なのか開いたら再生なのかも指定可能。
IN点、OUT点を指定するのがスライダーのみで、タイムコードを打ち込んで指定できないとか、トランスコード前にプレビュー再生ができないとか、選択範囲が何分あるのか教えてくれないとか、とてもPremierを売ってる企業とは思えないショボさなのは今後に期待しましょう。というか、現時点ではPro Extended買うよりはProにして差額でTMPGEnc 4.0 Expressあたりを買ってあらかじめFLVまでは作っておく方がずっと便利じゃないかと(同ソフトで作ったFLVファイルが直接貼れることは確認)。
アンケートフォーム機能とは、PDFの帳票上に記入欄を作成しそれをメールやWebサービス経由で配布。回答者は無償のAdobe Readerを使ってそれに記入したものを返送。回収者はそれを自動集計できて(゚Д゚)ウマー、というシロモノです(ただし500人まで)。
以下、画面写真を交えて手順を説明します。
随分昔にサンプルとしてコラムに挙げたチェックシート入りのユーザテスト進行シートを使ってみます。以下、A4縦のドキュメントの上部をアップにした画像です。
一応、記入欄らしきところを自動認識してフォームにする機能もあるんですが、まったく役立たずでした。タスク文の下の線がテキスト欄になる一方で、被験者名欄などは無視。ラジオボタンもグループとして認識されません。最初から手作業でやった方が早いと思われます。おそらく、Word上でこういう書き方をしておけば認識されやすいといったルールがあるんでしょうけど、マニュアルを探した限りではそういう情報は見つかりませんでした。
全般的にコントロールがデカいです。元のWordファイルは手書きで記入することを想定していたんですが、それだととても操作できないような小さなものになってしまいます。Wordの時点でかなり大きめにレイアウトをしておきましょう。
操作感としては、ドローツールに近いんですが、これまたIllustratorを売ってる会社とは思えないほどの出来です。例えば新規作成時には既存部品と位置合わせするためのガイド線が出て便利なんですが、なぜか再移動の時には出ないとか。IllustratorのようにALT押しながらドラッグすると簡単に複製ができる、とかいった機能もないです。写真のケースのようにまさに同じグループのラジオボタンをポンポンと置いていきたい場面は多い思われるだけに残念です。
#あとラジオボタンのグループ名を変更すると100%落ちるのはウチだけでしょうか...
アンケートを実行すると、元のPDFファイルが「フォームテスト.pdf」だった場合、アンケートを実行するとローカルに「フォームテスト_distributed.pdf」と「フォームテスト_responses.pdf」という2つのファイルが作成されます。前者が回答者に配布する用で、後者は集計データが入る表が埋め込まれたものです。こういうとこでローカライズの手間を惜しんでる気がするのは残念です。
ご覧の通り、コントロールが全般的にデカいので、レイアウトはそれを想定して作る必要があります。日付部分はプルダウンにしてあるんですが、クリックしたら上下ボタンだけ見えて選択肢が見えませんでしたw。そもそも日付欄みたいなよく使いそうなコントロールが用意されてないってのも不便ですね。
記入が終わったら右上の「フォームを送信」ボタンをクリックします。ボタンに見えませんがクリックできるんです!
送信者名とメールアドレスを聞かれ記入すると、下記のダイアログになります。
ウチのメーラーはTHUNDERBIRDで、Windows標準のメーラーとしても指定してあるんですが、上を選んだらアカウント設定すらしていないOutlook 2007に渡してくれやがりまして、見た目何も起こらないのでしばらく悩みました。こういうのって、アンケート実施側で固定しちゃえると、回答手順書なんかを作りやすくて良い気がします。σ(^^)なら「とにかくデスクトップにこういう名前のファイルができるので、それを返信してくれ」的な手順にしちゃえる方が有り難い。何百人規模の様々な環境差異をいちいち相手にしてられないので。
そしてお待ちかね!「フォームテスト_responses.pdf」を開き、返送してもらった「フォームテスト_distributed.pdf」を読み込んだ状態です。写真のように表形式で回答を一覧できますし、これをcsv形式などで書き出すことができます。
とりあえず動作チェックの域ですが、細かい使い勝手の面はまだまだという印象です。まじめにユーザビリティレポート作ったら100件くらいの指摘はあっという間に挙がりそうです(笑)。
あと我々みたいな業界でのアンケートだと、回答による質問の分岐だったり、質問提示順のランダマイズなんかが要望としては出てくるので、そういったものもあるといいなぁという気はします。まぁ、このあたりはPDFがいつまで紙メタファーにこだわるかってのも関係してくるんでしょうね。ちなみに、記入内容をバーコードで隅っこに表示する機能も持っていて、記入後のPDFを印刷してFAXや郵送で送ってもらい、集計側はバーコードリーダーを使って取り込むこともできます。
いずれにせよWin/Mac問わず誰でも無償のAdobe Readerで閲覧、回答ができる動画入り資料やアンケート用紙が作成できるってのはやはり強みなんだろうなぁ、という気がします。Webアンケートと比べると、最初にReaderのインストールは必要なものの、間違えて保存せずに閉じちゃうといったことが起きにくいとか、アンケート作成側に要求されるリテラシーやコストが比較的低くて済むというメリットはあるでしょう。
とりあえず優先順位としては、回答者側のユーザビリティ向上を最優先に取り組んでもらいたいなぁと。
今回のサンプルに使ったファイルは元々ユーザーテストの進行役が記録をするためのものでした。別に被験者に配布はしませんが、こういうのもチェックシートの集計などができると便利なワケ。さてそういう使い道にはどうでしょう?
結論から言うとイマイチです。σ(^^)のようにTabletPCで手書き記入する人間には、あいかわらずAcrobatの鉛筆ツールはグズグズで使えません。筆記にまったく追従してくれません。新バージョンが出るたびに「今度こそは改善されてるに違いない」と思い、そして裏切られはや3バージョン位?
TabletPCなんてマニアックなガジェットを使わずに、普通にノートPCで記録とるにはどうでしょう?うーん、使えなくはないですが、最初からExcelに記入してくのと比べて大きなメリットは感じません。強いて言えば、進行役が直接記入する場合は、表形式よりも見やすい進行シート形式で記入ができる、って位ですかね。
| Mac用UT記録ツール『Silverback』 | [ 評価ノウハウ・機材] |
被験者の操作、表情、音声をまとめて録画できるユーザビリティテストツール『Silverback』
http://www.100shiki.com/archives/2008/07/silverback.html
Camtasia/MoraeのMac版とでもいうべきツールが出たようです。画面キャプチャ+ビデオ+音声をQuickTime動画に記録してくれるようです。 お値段もCamtasiaより安い模様。
Camtasiaみたいに、クリック箇所にマーカーを合成することもできるし、FrontRowリモコンでチャプターも打てるのかな?被験者の顔映像を半透過で合成できるあたりがMacらしいですね。
最近のMacはビデオカメラも内蔵してるので、Mac1台でWebテストが実施できるのが便利そうですね(マイクはピンマイクつけたほうが良い場合もあるでしょうけど)。
ただ、Webテストだととりあえず一番ユーザが多いWindows版IEで評価しましょうってのが基本だったりすると思うんですが、Parallelsでもいけるかな?
| SANYO HM-W300買ってみました | [ 評価ノウハウ・機材] |
以前のエントリ「汎用性の高そうなワイヤレスマイクシステム SANYO HM-W300」で紹介したHM-W300ですが、来月のユーザテスト案件で役立ちそうなので購入してみました。
来月の案件は通常の会議室2部屋を使い簡易観察室を設ける予定なんですが、Webのテストなので、画面はRGBケーブルで引き回し、音声を別途送る手段が必要なんですが、これがあれば物理的な配線が不要なんじゃないかと。
届いてビックリしたのはその小ささ。カタログで見て想像してたよりずっとコンパクトでした。比較用にMacのワイヤレスキーボードに載っけた写真を貼っておきます。マッチ箱よりちょっと長いって感じでしょうか。送信機(マイク)側は背面にマグネットがついていてそこらに固定することがでいます。例えばデスクトップPCを使ったテストならPC本体の側面などに貼っつけて置くなんてことができそうです。
充電器は先端が二股になっており、2台まとめて充電することができます。
受信機側には音量調整がなく、「イヤホン」か「ライン」かを選択するのみです。送信機側の内蔵マイク使用で、受信機にイヤホンをつないだ場合、「イヤホン」モードではかなり音が小さく、イヤフォン使用時でも「ライン」を使った方が良さそうです。送信機側を内蔵マイクではなくライン機器で使った場合はまた違うかも知れません。
マイク端子とライン入力端子とどう違うの?という方もいるかも知れませんので、軽く解説しておきます。マイク端子は文字通りマイクから出ている線をつなぐところで、一般的なイヤフォン端子と同じ形(Φ3.5mmのミニプラグ)をしていることが多いです。一方ライン端子とは、一般にオーディオ機器同士をつなぐための端子で、本来、赤と白のRCAピン端子をしています(ステレオの場合)。テレビとビデオデッキの間の赤白黄色のケーブルのうちの赤白のアレです。紛らわしいことに、本製品の入力端子は小型化の為にライン規格の信号をイヤフォン、マイク用の端子で装備しているんです。ライン端子に比べマイク端子に流れる信号はとても弱いので、おそらく市販のマイクを直接つなげてもまともに聴けない音量にしかなりません。どうしてもピンマイクなどの外部マイクを使いたい場合は、別途マイクアンプと呼ばれる装置を間にはさんで、音量を増幅してやる必要があるので注意が必要です。裏技としては、マイク入力端子のあるビデオカメラにマイクをつなぎ、ビデオカメラの外部出力端子から赤白線をΦ3.5mmのミニプラグに変換するケーブルを使って本製品につなぐ、という手もあります(最近、マイク入力がないビデオカメラも多いですが)。
ちなみに2.4GHz帯の電波を使うので、無線LAN、Bluetooth、電子レンジとは相性が悪いはずですが、無線LANアクセスポイントが3台ほどある我が家では特に問題ありませんでした。さすがに加熱中の電子レンジの直近に置いたらダメでしたが(笑)。
| 汎用性の高そうなワイヤレスマイクシステム SANYO HM-W300 | [ 評価ノウハウ・機材] |
ふとネットサーフィンしてて見つけました。入出力端子付きのワイヤレス音声伝送システムです。トランスミッター側にマイクが内蔵されており、単純にワイヤレスマイクとしても使えるのはもちろん、ライン入力で外部機器の音声を飛ばすこともできます(マイク端子は無い模様)。一方、レシーバー側はライン出力とイヤホン出力が切り替えて出せるようで、ヘッドフォンや小型スピーカーだけでなく、HDDレコーダーなどのデバイスにも接続できますね。
伝送はリニアPCMなので音質も良さそう。ただ2.4GHz帯の電波を使うので、無線LANやBluetoothとの干渉はどうなんでしょうね?
普通の会議室を2部屋使ってユーザテストをする場合、普通はビデオカメラを使うので音声も一緒に撮って、そこからAVケーブルで観察部屋に撮り回しますが、PC画面をより高画質で伝送する必要があるWeb等のテストの場合、ビデオカメラではなくRGBケーブルで映像を流したりします。その場合に、簡単に音声を併送できるルートとしては手頃かも知れません。充電式なので、数時間程度なら電源配線もいらないですし。どうせならレシーバー側にスピーカーも欲しかった気はします。現状だと電池式のアクティブスピーカーと組み合わせる感じですかね。
細かい話ですが、各ユニット上部に壁掛け用の穴が空いてるんですが、レシーバー側は下向き三角、トランスミッター側が上向き三角ってのが芸が細かいですね。どっちがどっちか見分けるのに便利そうです。
| 手書きアンケート用紙を自動集計するASPサービス「Altpaper」 | [ 業界ニュース, 製品ニュース・レビュー, 評価ノウハウ・機材] |
ウホ、これはいいかも知れません。
Word + 専用プラグインで印刷したアンケート用紙を記入後にスキャンして送付すると、集計して返ってくるというサービスのようです。
マークシートにあるような塗りつぶし式のチェックボックス(サークル)みたいですね。ちゃんとグリグリしないとダメなんかしら?手書き認識にも対応っぽいですが、どれだけの品質なんでしょうね。
どのみちスキャン画像と認識結果を画面上で見比べながら手作業で校正もできるみたいなので、手書き部分も含めて自分でExcelなんかに転記するよりは効率ヨサゲです。
しかも、300枚まで無料!
ユーザビリティ系の調査業務ならたいてい足りるんではないかと。配布型のアンケートだけでなく、進行役の記録シートにも使えそうなので、ユーザーテストにも役立つ予感。
今度、機会があったら試してみようと思います。
P.S.
ただいまMovableTypeの更新作業中で、コメント欄と検索欄が正しく動作しない状況です。復旧まで今しばらくお待ち下さい。
| 遅いネットワークをシミュレートする方法 | [ 評価ノウハウ・機材] |
とある案件で、遅いネットワークでSkypeビデオがどれくらいマトモに映るかを検証する必要ができたので、なんとかプロキシの類でデモできないかと調べたところ上記のツールを見つけました。Windowsのアプリで、アプリ別、ポート別に帯域制限をかけたり遮断したりすることができます。帯域も絞れるファイアウォールといった感じですね。パケットモニタとしてもなかなか使いやすさそうで、応用が利きそうなので覚え書きがてらご紹介しておきます
また、Webだけで良いのであれば、SloppyというJavaベースのツールも発見。こちらはJava環境さえあれば、LinuxやMacOSXでも動くようです。しかもインストール不要で、ブラウザからリンクをクリックするだけで立ち上がるようです。
| 小型トランシーバー DJ-PX2 | [ 評価ノウハウ・機材] |
少し前のエントリで書いた小型トランシーバー、ALINCOのDJ-PX2を購入して、先日実際にユーザテストに使ってみたのでレビューしてみます。
結論からいえばほぼ満足です。今まではベルトクリップ付きの機種で腰につけて耳までイヤホンを取り回していたのですが、PX2のサイズなら胸ポケットに入れてショートケーブルのイヤホンを使うことで、非常にスッキリさせられます。厚みが薄めなのが良いです。
下の写真はCFカード、SDカードと並べた様子です。
ショートアンテナは縮めたり外したりはできず固定です。受信専用モデルで割り切れる場合は、DJ-RX2の方が良いでしょう。ただ一般的な胸ポケットならスッポリ隠れてしまう程度ではあります。
どちらのモデルもイヤホン(マイク)はやや大降りだったので別に用意しました。最初、市販品で代用しようと思ったのですが、まずピンジャックの径が一般的な3.5φではなく、2.5φなのと、普通のモノラル仕様のイヤホンを挿すとピン配列の関係で送信状態にロックされてしまうという問題が発生しました。プラグの挿し具合を途中で止めれば大丈夫なのですが、業務で使うので安定第一で純正品を追加購入しました。胸ポケットからとりまわすにはやや無駄に長いんですが、まぁ仕方ないかなと。
基本的なUIは上面の電源スイッチと前面のボリューム(四角い方がUp、丸がDown)のみ。チャンネルなどの設定は前面下部の電池カバーを外した中にあるDIPスイッチで行います。急に混線しだしたのでサクっとチャンネルを変えたい時や、二進数が苦手な人にはちょっと扱いづらいかも知れません。
いずれにせよポケットにすっぽり入ってしまうので、被験者さんからみてイヤホンしか見えないというのは極力意識させない意味では有益かなと思います。これから買う方は片方をこの機種にすることをお奨めします。ただし本体にマイクが内蔵されていないので、観察ルーム用は他の機種が良いと思います(PX2だと付属のイヤホンマイクを使う必要がある)。特殊小電力型のトランシーバーでしたら問題なくつながるはずです。
あと、ユーザテストで観察室からのメッセージをトランシーバーで伝える場合、1つ問題になるのは、PTTボタンを押してすぐにしゃべると、聞いてる側で最初のコンマ何秒かが欠けてしまう点です。話す側の人に「ボタンを押して一瞬待ってから話しだす」ことを徹底してもらいましょう。
| トランシーバー物色 | [ 評価ノウハウ・機材] |
観察室設置型のユーザテストではトランシーバーがあると便利です。観察室側から進行役にメッセージを出すのに便利だからです。
聞くところによると、多くのインタビュー調査会社ではそういったサービスを拒否するところも多いそうです。実際、σ(^^)が時々臨時で進行役を依頼される某調査会社もそもそも機器を持ってすらいませんでした。確かに進行役の負荷は高いので嫌がる気持ちもわかります。しかし、より適切でスムーズな進行のためにはやはり用意するべきだと思います。単に観察室(クライアント)側から追加の質問が出せる、というだけでなく、例えば以下の様に進行役にとってもメリットがあります。
観察室から適切なフォローが受けられれば、むしろ進行役の負担は減ることすらあると言えます。もちろん、なるべく完結な言葉で用件を伝えるなど、進行役と被験者の会話を阻害しない配慮が観察室側にも必要ですが...。慣れていないクライアントさんにマイク持たせちゃうと、要領を得ない質問を長々とされて(被験者とも)会話を中断せざるをえなくなったりなんてことも実際にありますしね。
さて、土日に某社のお手伝いで久しぶりに観察室アリのテストをしました。そこではσ(^^)が昔薦めて買ってもらった赤外線のオーディオレシーバーを使っていました。なぜか電池は充分にあるのにセッション中に雑音が入りまくって会話を中断する羽目になりました。またこれは前から思っていたんですが、イヤホンのコードが長すぎて取り回しが不便です。この会社では特殊小電力のトランシーバーもあるんですが、ややデカくて重いのと、これまた時々混信があって不便に感じていました。
冒頭に書いたように結構大手の調査会社でもトランシーバーを持っていないケースもあるし、いっそ今時のより良い製品を自前で持っておこうかなと思いました。誰かの参考になるかも知れないので、物色履歴を覚え書きしておきます。
というか、いっそモノラルの受信だけでいいので補聴器くらいのサイズの製品がないもんかと思ったんですが、残念ながら見つかりませんでした。
送信側はPCを使うのが一番簡単かも知れません。それも2台用意して普通にSkypeとかでつなぐのが楽でしょう。1台でマイク入力の音声をBluetoothデバイスに直接流すのは意外に工夫がいりそうです。ケータイ用の送信機は最近どこにでも売っていますが、これもマイクの音声を直接は入れられずラインアンプなどが必要になりそうです。なるべくシンプルな組み合わせでできないかもう少し物色してみます。
チャンネルによっては混信の可能性があったり、PTTボタンを押してすぐに話すと受信側で頭がわずかに欠けてなんてしゃべったか聞き取れなかったりする問題はありますが、手軽さではやはりトランシーバーが良いかも知れません。場合によってはクライアントさんに直接使ってもらうこともあるものですから、シンプルさは大切です。
そんなトランシーバーでなるべく小さいものを物色したところ、アルインコのDJ-RX2という機種を見つけました。この機種はガイド用途などを狙った受信専用モデルで、W54×H75×D15mm/約36g(電池別)という小型っぷりがGoodです。送信側は普通の特殊小電力トランシーバーでOKだそうです。ヨドバシで14,000円くらいのようです。
また普通のトランシーバーでも同社のDJ-PX2というモデルがRX2と同じディメンションであるようです。値段は3,000円ほど高い模様。でもこの価格差だと普通に送受信できるPX2を買っておいた方が良いかも知れませんね。アンテナが邪魔っぽいですが。
受信専用モデルとしては、SONYにもRCB-U33というのがあったみたいですね。こっちの方が微妙に小さく厚い、W50×H72×D20mmだそうです。どこかに売れ残っていればこれでもいいかも。
とりあえず、近いうちにお店で現物を見てこようと思います。
| ビデオ分析に便利な動画プレーヤー DV | [ 評価ノウハウ・機材] |
窓の杜 - 【NEWS】DVDやSWF/RMファイルの再生にも対応するシンプルで軽量な動画プレイヤー「DV」
昨今はHDD内蔵ビデオカメラも普及してきて、ユーザテストをMPEG撮りしてる方も多いのではないかと思います。動画ファイルだとPC上で閲覧すればスライダーで再生点をサクサク移動できる点も便利ですよね。
そんなPC上でのビデオ分析を更に便利にするのに、動画眼ではキーボードショートカットで一定秒数の早送りや巻き戻しを搭載してきました。ようするにトランスクライバ(テープ起こし用のカセットプレーヤー)のビデオ版みたいなことができるわけです。この機能、マウスホイールでできたらずっといいなぁ、と思っていて、実は以前IPA認定の天才プログラマーである近藤さん@中京大にプロトタイプを付くってもらってあり、個人的には非常に便利に使わせてもらっていました。ソースももらっているのでいずれ動画眼にも取り込もうと思っていました。しかし、どうもVistaと相性が悪く動画再生時にエラーが頻発してしまう現象に見舞われていました。近藤さんも忙しい身なのでなかなか時間をとってもらうのは心苦しく、σ(^^)のスキルではお手上げ状態でした。
そこで当面の代替策がないかと思ってググったところ、ホイールでスキップができるプレーヤーを発見しました。それが冒頭のリンクで紹介されている「DV」です。静止画ビューワーの「MangaMeeya」並にUIのカスタマイズの自由度が高いです。ホイールは標準では音量調節ですが、カスタマイズすればスキップに充てられます(標準では15秒)。その他にもキーボードにあらゆる機能を割り当てられますので、多ボタンマウスでキーストロークを割り当てられるマウス/トラックボールと組み合わせれば、片手でかなりの操作が可能になると思います。
またWindows Media Playerのサイドバーのように同一フォルダ内のファイル一覧を出しておけるので、セッション毎の動画ファイルの行き来もワンクリックで可能です。
まだ試してないですが、簡単にスクリーンショットを撮る機能もついているので、レポート作成にも有用ですね(XP以前のWindowsでは、オプション->メディア->レンダラをオーバーレイミキサ以外(VMR9など)にしないと撮れないかも知れません)。
MPEG2コーデックがインストールされていれば、DVD-Video形式の再生にも対応するようなので、DVDレコーダーで記録したDVD-Rにも対応するはずです。
設定項目が多いので、導入時にちょっと敷居が高いかも知れませんが、設定をつきつめると手足のように馴染むプレーヤーだと思います。是非おためしあれ。ちなみにフリーソフトです。
トランスクライバ的に使うには、FFとREWの時間が個別に指定できた方が良いんですが、これは作者の方に要望メールを送ってみました。将来的に対応していただけると嬉しいですね。
あと、ウチの環境では最初音声にノイズが入ってたりしたんですが、オプション->メディア->プロセスの優先度順位を「リアルタイム」にしてみたらおさまったようです。
いずれ動画眼にもホイールスキップ機能は実装していきたいとは思いますが、当面はこのDVでシアワセになれそうです。
| CD/DVDの破棄 | [ 評価ノウハウ・機材] |
年末の大掃除に向けてネタのひとつをば。
ユーザテストの記録映像をDVD-Rで残すことは多いと思いますが、その処分はどうしてますでしょう?そのまま捨ててしまうのはさすがにマズいですが、手で割るのを割と力が要りますし、金属片やプラスチック片が飛び散って大変です。かといって何万円もする本格的なメディア・シュレッダーを購入するのもなぁ、と思ったりします。
先日DVD-Rを処分する時にちょっとリサーチしてみましたのでまとめてみます。
こちらで紹介されている方法が簡単でヨサゲです。CD/DVDは記録面にレーザーを照射することで情報を書き込みますが、実際にはレーベル面からの方が記録部分には近い(記録面から見ると透明な保護層が分厚いだけ)ので、レーベル面を破壊するところがポイントですね。
枚数が多いとちょっと手間ですが、プロジェクト単位(数枚?十数枚)の破棄ならこれで充分かも知れません。破壊レベルもかなり高いです。 ガムテを使うあたりはゴミ分別的には無駄が多い気はします。
あとは、電子レンジで“焼く”と激しく火花が散ってヒビだらけになるという話ですが、なんだかレンジに悪そうなので試してません(^^;)。
ELECOM ディスクデータクラッシャーSCR-CD001 は記録面にキズをつけることで読み込みを不可能にするという商品のようです。お値段\3,150とお手頃ですが、研磨機で記録面を磨いてやれば読めちゃうんじゃないの?という不安はありますね。まぁ、よほど重要なデータが入ってそうなディスクでない限り、キズをみて諦めるんでしょうけど。ただ、USBから電源を取る、というのがやや面倒ですね。乾電池式の方が手軽だったかも知れません。
マクセルのCD-Poit(CDポイッと)はディスクの最内周部にTOC情報(ディスク全体のデータの管理情報)が記録されているのに着目し、その部分だけにキズをつけることに特化したお手軽な製品です。今回紹介する中ではもっとも手早く実施でき、かつ普段場所もとらないという長所がありそうです。実売価格も下のシュレッダーと同じか少し安い程度みたいです。こちらも破壊レベルとしては低めですが、現状あまり問題ではないかも知れません。ただ将来、「TOC情報が壊れていてもピットレベルでデータを取り出せます」みたいなデータ救出ツールが登場したら、なんて一抹の不安はあります。先日CD/DVDドライブで有名なPLEXTOR社から、PLEX ERASERなる光学メディアのデータ破壊装置が発売されました。 記録用のレーザーでデータを上書きすることでデータを読めなくする仕組みのようです。ディスクを挿入すると自動的にデータ破壊が始まるので、通常の外付けドライブと間違えないようにトレイがオレンジ色してるのもユーザビリティ屋的には感心してみたり。ガジェット好きなσ(^^)としては最もそそるソリューションですが、お値段\25,000ほどするので、ちょっとなぁ、と。
と思いつつ情報を精査していると、どうやら元々はPLEXSTOR製のドライブに添付のソフトで実現していた機能とのこと。あれ?ウチのマシンにも1台PLEXTORのDVDドライブあるぞ、と思い調べるとなんと対応していました!ちょっとわかりづらいですが、添付ユーティリティのPlexTools Professionalの中にあります。ちょっと完成度がイマイチで、処理中でも「開始」ボタンが押せるようになっていて、うっかり押すとハングアップしたり(^^;)。処理時間はクイックで数秒、フルで3分半程度でした。おそらくクイックはTOCのみを破壊してるのでしょう。DVD-Video形式で焼いたDVD-Rをクイック処理した後でプレーヤーにかけてみましたが、ちゃんと読めなくなっていました。ちょっと得した気分です。ここ1年位の同社製DVD-Rドライブをお使いの方は対応しているか調べてみてはいかがでしょう。
ただ、こういった手法は外見的には破壊したことが見てとれないので、例えば半透明ゴミ袋で見えてると漁られそうで気分的には不安が残りますね。「データ破壊済み」みたいなスタンプ作ってレーベル面に押しときたい気分です。
意外にもハンドシュレッダーでも光学メディアに対応したものがありました。例えばサンワサプライのPSD-16はAmazonで\2,361と値段もお手頃です。クロスカット(より安全な縦横のカット)と書いてありますが、CD/DVDやクレジットカードはストレートのみのようです(製品ページに破砕写真有り)。クレジットカードやキャッシュカードのような磁気ストライプだとクロスの方が安心な気もしますが、光学メディアならストレートでもあまり問題はない気はしますね。
割と力がいりそうなイメージがあるんですが、実際にはどうなんでしょう?ちょっと試してみたいですね。 見かけたら買ってしまうかも知れません。
| Webレイアウト再生課題の提案と議論 | [ 評価ノウハウ・機材] |
ほとんど思いつきだったんですが、こないだとあるユーザテストで、トップページのスクリーンショットをボカした用紙を被験者に渡して、どこに何があったか再生してもらう、とういタスクを実施してみました。
基本的にはクライアントに「ほらこんなに詰め込んでも、読み手は目に留めてもいないでしょ」的なことを言えればと思ってのトライアルです。まぁ概ねそんな感じの結果になりました。
こういうことされてる方っていますか?いくつか検討の余地もあるかと思っていて、色々と意見がいただければ思い紹介してみます。
おそらくWebページの閲覧自体は心理学用語でいう再認課題なので、完全な白紙に書き起こしてもらう必要はないはずです。Webを訪れてパっと見の瞬間で想起ができればいい話ですからね。では具体的にどれくらいのボカし具合が適切なんでしょう?
一応今回は、mixiのホーム画面の例で言えば、右の画像くらいのボカし具合で、例えばバナーや画像、検索フォームなどは仮に初見でも想像はついてしまうレベルで実施しました。それはそれで再生課題でも再認課題でもないんじゃないの?という議論はあるかと思います。
相手が「ほらね」、「う~ん、ホントだ」で納得してくれればいいんですが、それなりに定量的な分析も必要になる場合もあるかも知れません。そうだとして、何をどうカウントすべきなんでしょう?
その他、先行事例やアイデアなどありましたら是非お聞かせ下さいませ。
なお、手軽にお試しいただけるよう、mixiのホーム画面を使ったお試しPDFファイルを用意しました。よろしければお手元で印刷して「ここは何で、こっちは何...」と実際に書き込んでみてください。
| ビデオカメラ用ワイヤレスマイク | [ 製品ニュース・レビュー, 評価ノウハウ・機材] |
前エントリでちらっと触れた、ワイヤレスマイクユニット[SONY]を購入してみました。
(前エントリの)コメント欄に書いたんですが、やはり前評通り、本体マイクで録画すると5.1chのMPEG2ファイルができあがるので、PC上での取り扱いでやや問題が起きます。Windows Media Player(=動画眼)の場合、AC3コーデックで一応音は出るのですが、やたら音量が小さいなどの現象が起きています。5.1ch対応の編集ソフトも必要になりますし。
ユーザテストの記録に5.1chは不要なので、2chで記録したいのですが、DCR-SR100は本体だけでは2ch記録ができません(アナログ出力は2chダウンミックスになりますが)。そこで必要になるのがアクティブインターフェースシューに装着する外部マイクです。
で、いくつか選択肢があるんですが、やはり買うならこのハイテク感あふれるBluetoothワイヤレスマイクでしょう(笑)。 もう見るからにサイバーです。まるでSF映画に出てくる電波兵器のようです。型番からして、ECM-HW1[hatena]ですもん。絶対狙ってますって!
右の写真がレシーバーを取り付けた状態です。電源は本体から供給。スイッチは通常のON/OFFと5.1ch CENTERモードがあります。ONだと内蔵マイクがオフになり、ワイヤレスマイクからの音声のみが2chで記録されます(ただしマイク自体はモノラルのような気がしています)。
5.1ch CENTERモードの場合、内蔵の4chに加え、ワイヤレスマイクの音声がセンタースピーカー用チャンネルに記録されます。つまり、ホームシアター環境で視聴した場合、セリフ用の真正面のスピーカーからの声に割り当てられるワケです。
つづいて左の写真がマイク(送信機)です。このようなネックストラップの他に、クリップやアームバンドも付属しています。スイッチはON/OFFだけです。受信機とのBluetooth接続認証も自動で行われます(数秒)。 電源は単四電池2本。
内蔵のマイクは無指向性です。この手のマイクは机上で使うと、マウスの音など雑音を広いやすいので、被験者にネックストラップで下げてもらうか、進行役の被験者側の腕にアームバンドでつけるのが良いかも知れません。
ちなみに受信機側にイヤホン端子があり、ワイヤレスマイクが拾った音をモニタすることができます。最近のビデオカメラ本体はイヤホン端子が省かれてることが多いのでこれは助かりますね。
で、まだ実戦投入はしていないのですが、テレビの前にマイクを置いて、カメラを持って部屋中ウロウロしたり、戸を閉めてみたりしたんですが、その限りでは音が途切れたりすることはありませんでした。我が家にはIEEE801.11a/b/gの無線LANが稼働していますが、今のところ影響は受けていないようです。電子レンジまでは試してないですが、開発者が30m飛ばすことにこだわった[SONY]というのは伊達ではないようです。
ユーザテストの場合、音声が途切れるのは致命的だったりもしますが、一方では設定の手軽さもポイントです。品質的に問題が無さそうであれば、強力な評価機材になりそうな気がします。
来週、某社スタッフの運転教習 兼 最新車種の装備をいじろうぜイベントがあるんですが、例えばバックモニタを試用する際に、車内にこのマイクを設置してドライバの声を拾いつつ、映像は車外から車全体の挙動を撮る、なんてことをしてみようかなと思っています。「私(運転者)はこの辺がギリギリだと思います」なんて発話プロトコルと、実際のバンパーの位置の映像とを同時に録れれば、車両感覚の訓練にはよさそうかなと。
| HDDビデオカメラ新調しました(SONY DCR-SR100) | [ 製品ニュース・レビュー, 評価ノウハウ・機材] |
大嫌いな書類仕事の中でも特に嫌いな確定申告を終わらせた自分への御褒美として、ビデオカメラを買ってあげました(^^)/。
過去に何度か書いたかも知れませんが、ユーザテストなどのビデオ分析にはシークが速いデジタルメディアが便利です。特に当サイトでは「動画眼」というPC上の動画ファイルを用いる分析支援ツールを作ってる関係上、撮影データを手軽にMPEGなどのPCで扱える動画形式にできることは重要視しています。
で、従来はVictorのEverio GZ-MC500[do-gugan]を使用していたんですが、いくつか不満がありました。ひとつは4GBのCFメディアを使うため、1セッション毎にデータをPCに吸い出さないといけないこと。もうひとつは外部マイク入力がなかったことです。この機種を買った後に、1.8インチの20~40GBのHDDを内蔵したEverio[do-gugan]が発表され、周りのユーザビリティ屋さんが買ったりもしてましたが、やはりマイク入力は無しで買い換えるには至っていませんでした。
ユーザテストはそう騒がしい部屋で行うわけではないので、大抵は内蔵マイクでも足りるんですが、時々声が小さい被験者さんがいたり、音響製品など音を出すものを評価する時なんかには、バウンダリマイクやピンマイクが使いたくなるんですよね。
で、このSONY DCR-SR100[製品サイト]もやはり外部マイクはなくて、発表時にはスルーしていたんですが、たまたま読んだレビュー記事で、アクセサリシューにガンマイクや Bluetoothを使ったワイヤレスマイクユニット[製品サイト] があることを知り、急遽購入に至りました。
まだ買ったばかりで、実際の業務には投入していませんが、とりあえずのファーストインプレッションをば。
前述の通り、ワイヤレスマイクユニットが使え、マイクユニットをここ[製品サイト] の一番下にあるような形で被験者に身につけたりしてもらえば、綺麗に声がとれるのではないかと。 Bluetoothは802.11b/gの無線LANと周波数帯が同じで環境によっては混信の不安はありますが、どうなんでしょうね。通常のガンマイクとどちらを買おうか思案中です。ちなみに本体内蔵マイクは4chで、作成されるMPEG2データはDolbyDigital 5.1ch形式になるようです。ユーザテストで使うには余分なスペックですね。しかもガンマイクをつけない限り2ch記録にはできないようで...
通常のマイク入力はないので、選択肢は純正のガンマイクかワイヤレスマイクのみになりますが、とりあえずHDD型のビデオカメラでは唯一外付けマイクが使える、というのが、ユーザビリティ業務用としては最大のポイントかと思われます。
あと、カメラ本体のの操作で、USB経由でつながったPCの内蔵DVDドライブを使って直接DVDメディアにDVD-Video形式の書き出しができる、という点も、ヨサゲです。ユーザテストの記録として残す(あるいは納品する)だけなら手間暇かけて編集などせず、簡単に焼ければ用は足りますしね。年明けに実家の親にEverioを買わせたばかりなんですが、ちょっと早まったなぁと思います(Everioも光学ドライブを直づけできるモデルが出ましたしね)。
また直接焼くのではなく、とりあえずMPEGファイルをPC側に吸い出すのことも可能で、ちゃんとバックアップ済みのファイルを記憶しており、新規撮影分だけを自動でPCに転送してくれるようです(まだ試してない)。
一般的なDVカメラに比べると、あるいは他社のHDDカメラに比べてもやや大ぶりな筐体ですね。業務では三脚での使用が中心でしょうからあまり問題ではないでしょうが、長時間の手持ちだとやや疲れそうな気はします。
エルゴ的なデザインはさすがSONYというカンジで、右手で持った時の各種操作スイッチの位置が非常にしっくりきます。店頭で手にもってみた瞬間にかなり買う気が強まりました。個人的には久しぶり(というか買うのは初めて)の横型カメラですが、やはりこのスタイルが廃れないのは持ちやすさの点が理由なんでしょうね。
ただモードスイッチはビデオ->静止画->再生のサイクリック動作で、基本的にビデオカメラで静止画と撮るつもりがないσ(^^)にはやや煩雑ですね。こういうので静止画撮影を兼用する人って本当に多いんでしょうかね?詳しくない人には訴求すると思いますが、ビデオカメラとしては不要なレベルで高画素化することにはり弊害も色々あるんですけどねぇ。この辺りは消費者を啓蒙していきたいところであります。
形状的に右手でつかむ部分にHDDが入ってそうな雰囲気ですがどうなんでしょうね。だとしたら発熱が気になります。EverioはCFタイプも内蔵HDDタイプも鬼のように熱くなりますからね。初めて使う人に必ず「なんかこれスゴい熱いですけど大丈夫ですかね?」と聞かれrますw。SR100もマニュアルに「高熱になると回路保護のためシャットダウンすることがあります」みたいなことは書いてあるので、それなりに熱くはなるんでしょう。この辺りは追って長時間運用をしてみて報告します。
もう1点、試用してみて購入に傾いた理由は動作のレスポンスの良さです。電源オンの時間がEverioに比べると圧倒的に速いです。この手のカメラは総じてバッテリの持ちがあまりよろしくないので、AC利用の業務用途はまだしも、普通に外に持ち出して使うには、マメに電源をオフにして節電をすることになるんですが、「あっ」っとシャッターチャンス(って言うんですか?動画の場合)が来たって時にすぐに撮影が開始できるのは有り難いですね。
最近のハンディカムによく見られるタッチパネル式のUIです。秀逸なのは、トップメニューを自分でよく使う項目にカスタマイズできる点ですね。詳細なセットアップの中のフローはやや使いにくいんですが、よく使うものをトップ階層に出しておけば、それほど困ることはないでしょう。ただ、手ぶれ補正や操作音等の単純ON/OFF操作はトップ画面上のボタンをタッチする度にトグル動作で切り替わって欲しかったですね。二値しかないのに、一旦階層を下がらなければいけないのは面倒に思いました。タッチパネルUIのおかげで、本体のハードスイッチ数が非常に少なくなっている点は大きなメリットだと思いますが、従来ON/OFFトグルでできていたような操作の操作ステップ数が増えるようなことはなるべく避けるべきかと。GUIボタンにインジゲータがついていて、トグル動作しような期待をしてしまいがちだけに余計に気になりました。
あと、更に細かいことを言えば、トップメニューを呼び出すボタンは画面右端にあって、トップメニューでページをめくるボタンは左端なんですよね。続けてタッチするので、同じ側に寄っていたら良かったのにと思います。また基本的にタッチ操作は左手でやるので、右端のボタンは押しづらいんですよね。
またこれも最近のハンディカムのお家芸ですが、「シンプル」ボタンでメニュー構成を極基本的なものだけに限定して操作を簡単にする機能がついています。同様の機能はSANYOなどのデジカメにもありますが、この機種のシンプルモードは相当にシンプルです。迷い様がないくらい。しかもシンプルボタンですぐに抜けることもできます。画面内の文字表示が大きめになるのも良いですね。
削除やプロテクトで指定した日付のものをまとめて処理する機能なんてのも気が利いてるなと思いました。「こないだスキーに行った時のだけまとめて消す」なんて使い方ができるわけですね。
余談ですが、購入時に同じくSONYのHDR-HC3と悩みました。DVテープに1080iのハイビジョン撮影ができる製品ですね。画面を撮ったりするのに撮影解像度が高いのは良いのですが、再生環境が限られるため、σ(^^)のように受託でテストして納品するような使い方だとあまりメリットが活かせないかなと。インハウスで利用するのであれば候補に入れても良いかも知れません。
HC3も外部マイク端子がないですが、上記のシューで2種類の外部マイクを利用することは可能です。
また、HC3でなにより感激したのは、テープの出し入れが上からできるため、三脚にとりつけたままテープ交換できる点ですね。σ(^^)がユーザテスト用カメラとしては必須だと思っている要件なんですが、久しぶりに満たした製品が登場して嬉しい限りです。
HDDでかつHi-Visionな機種が登場すればベストなんですけどね。個人的にはテレビで観る必要性を感じないので、1080iよりは720p希望です。ようするにXacti DMX-HD1のHDD版ですね。PCで観られれば良いし、保存サイズも小さいにこしたことはないので、MPEG4歓迎です。今年中にどっかから出ませんかねぇ...
σ(^^)はこういう機材をいじるのが大好きなので、「テストに有効だ!」というエクスキューズが成り立つとすぐに買ってしまうクチです。しかしペースがペースなのであまり元が取れている気がしません(^^;)。今後は、機材のみの貸し出しサービスも提供を考えていきたいと思っていますので、社内でテストを実施してみたいけれど、機材がなくて、という方はお気軽に御相談下さいませ。カメラはもちろん、エアボード(無線でとばせるモニタ)やストリーミングサーバーなどウチの倉庫には新品同様で眠っている機材がいっぱい(笑)。
| EOS Capture、イイ! | [ 評価ノウハウ・機材] |
EOS Kiss Digital Nに付属のEOS Captureというツールを使ってみました。これはカメラをUSBケーブルでPCに接続して、遠隔シャッター操作をしたりするユーティリティです。撮影した画像はカメラの内蔵メモリではなく、直接PCのHDD上に保存され、Canon製写真管理ソフトDigital Photo Professionalですぐに展開表示されます。デジカメに外付けの巨大なストレージとモニタを増設したカンジです。
利点としては、
室内でブツ撮りする時にはすごく便利です。レポート作成用にケータイの画面写真をバシバシ撮りまくる時にも使えそう。
最近までこのツールの存在しら知らなかったんですが、意外な付加価値ですね。Windows版だけでなくMacOSX版まで提供しているところがエラい。次回以降のカメラ選びでは重要な要件になりそうです。他社がどうなのか調べてみたところ、コニカミノルタは一部機種用にフリー。ペンタックスもフリー(Win/Mac)。ニコンは別売りのようですが有料だけあってかなり多機能っぽいです。
| オープンなユーザテスト風景ビデオ素材 | [ その他, 評価ノウハウ・機材] |
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| 事前説明してるところ |
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| タスク実施してるところ |
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| モニタールームで観察してるところ |
今日はmixiの「ユーザビリティの会」コミュニティ内の有志で集まって、模擬ユーザテストの実施と撮影を行いました。
世の中にユーザテストってこんなもんですよ、ということを気軽に参照できるビデオってのがないね、ってことが発端で、フットワークの軽い同コミュニティで「サクっと作ってフリーで公開しましょうよ」ってことになりました。どこも業務で実施したテストの映像は山ほど抱えてるのですが、気軽に外に公開できるものって持ってなかったりするんですよね。
ユーザテストの被験者入室から退室までの流れを複数のアングルで収めました。タスクは携帯電話の電話帳登録で、被験者の発話は多めです。
などです。
とりあえずそれぞれDVテープで収録してあります。近日中にMPEG2をDVDに焼いて実費負担で配布できる体制を作り、サンプルをネットでダウンロードできるようWMV形式あたりで作ってみる予定です。ご興味のある方は、mixiの同コミュや、ここをウォッチしておいていただくか、なにがしかの手段でご連絡をいただければと思います。
基本的には編集無しの生素材の配布です。欲しい人が適宜必要な部分を自由に活用してください、というスタンスです。参加スタッフの思惑としては、
などがあるようです。何か面白い活用方法があればご提案くださいませ。
| 1.8'HDD内蔵Everio | [ 評価ノウハウ・機材] |
ビクター、1.8インチHDD内蔵の動画カメラ「Everio」新モデル
先日北米市場で発表された1.8インチHDD内蔵型のEverio Gシリーズが日本でも発表されましたね。20~30GBのHDDを内蔵しており、連続撮影時間が伸びています(バッテリはあんま伸びてないですが...)。MicroDrive方式ではないので、取り外してPCに挿す、ということはできず、USB2.0で転送することになります。
これだけ容量があれば、ユーザテスト1日分は充分録りきれるでしょうから、セッション毎にMicroDriveからデータを吸い出したりしなくてもヨサゲ。液晶画面が大きいのもMC500に比べてアドバンテージですね。
ユーザテスト用に買うならこっちが正解かも知れない。ふーんだ。3CCDじゃないムービーなんていらないさっ!
| 動画眼Noteのために(3) ~HDDビデオカメラ、Everio GZ-MC500 | [ 評価ノウハウ・機材] |
ビクター ハードディスクムービー エブリオ(Everio) GZ-MC500 商品情報
動画眼をより活用するために、テスト撮影をリアルタイムで動画ファイルキャプチャという形で行える機材をあれこれ試し中。その第三弾として、VictorのHDDビデオカメラEverio GZ-MC500を購入し、本日実戦投入してみましたのでレポートします。
#USB2.0転送時の時間は後日機会をみて取ってみます。
| ハンドヘルド・デバイスのテストに「写ミール」 | [ 評価ノウハウ・機材] |
今日、某打合せで現物を見させてもらい、なかなかヨサゲだったのでご紹介。
ケータイなど手持ち機器のユーザテストをする時に、その画面撮影には難儀します。カメラでしっかり撮影することと、被験者が見やすい&持ちやすいってことは結構相反する問題なんですよね。普段やっているように作業してもらおうとすると、被験者の姿勢や持ち方に合わせて、カメラの方を人が手作業で追従させなければならなくなります。
この写ミールなら、よくバラエティ番組で絶叫マシーンに乗ってる人の表情を撮っているカメラと同じ要領で、常にデバイスの液晶画面を固定アングルで撮影することができます。根本がクリップになっており、ケータイなどの画面の上に挟んで止めるだけ。あとはいくつかある関節の角度を調整してピントをあわせるだけ。結構しっかりと止まります。出力画面を見ている分には表示はまったくズレません。映像出力はNTSCなのでビデオ機器に直接入力できます。
ユーザの視線と交差して邪魔と言えば邪魔ですが、持ち方を工夫すればそこそこ対処できる範囲ですし、台に固定されているのを使わされるよりはずっと自然でしょう。
以前、UPA2003の企業展示で同種のカメラ機器を販売してましたが、確か$1,000以上してました。コイツはそれに比べたら随分安いようです(サイト上に値段が出てないので、一応伏せておきます)。
写真のようにケータイの内側はシルバー系が多い気がするので、より存在感を感じさせない為に、カラーはグレーなどがあっても良いかも知れないという気はしました。
| 動画眼Noteのために(2) ~CG-PMPPOD実戦投入 | [ 評価ノウハウ・機材] |
以前購入してこちらのエントリで紹介したcoregaのCG-PMPPODをユーザテストで使用してみたので報告します。
90min×12セッションのユーテストだったんですが、2回ほどフリーズしそこまでのデータが残りませんでした。また1本丸々録れていなかったセッションもありました。σ(^^)は進行役をしており、別の若手の人に簡単に操作を教えて使って貰っただけなので、丸々録れていなかったのは操作ミスの可能性も無くはないのですが、録画中にフリーズを起こすのはいただけないですね。これもσ(^^)自身は目にしたワケではないですが、カウンタが止まり操作も受け付けなくなったらしく、強制再起動をして続きを録画したそうです。
また録画開始後数秒は絵は音が乱れる場合もありました。
付属のスタンドで立てた状態でしたが、結構発熱してたので、放熱不足でしょうか?
生成されるファイルサイズは最高画質でおおよそ1.2GB~1.4GB程度。搭載HDDが20GBなので、12人分くらいならギリギリ途中吸い出し無しで済ませられそうです。
データそのものはASFコンテナのMPEG4で最近のWinodwsなら特にコーデックを追加インストールしなくてもMediaPlayerで再生できる点は納品などを考えると都合が良いです。ただし縦横のピクセル比が特殊なので、エクスプローラーでサムネイル表示した時に横にビヨーンと伸びた表示なるのは、場合によってはクライアントに説明が必要かも知れませんね。ASFコンテナの動画は、一般的な動画編集ソフトでは扱えずに困ります。そこでASF対応のツールを物色してみました。AsfToolsがメジャーなようですがダメでした。Microsoftから最近配布されているWM9世代のWindows Media ファイルエディタでは、残念ながらアスペクト情報を保持できないらしく、カットした後のファイルをWindowsMediaPlayerで再生すると横長で再生されるようになってしまいました。
で、MicrosoftがMediaPlayer7世代の頃に配布していたwmtools.exe(Windows Media Tools 4.1 ?)というパッケージに含まれるWindws Media ASF インデクサならOKでした。ただ、現時点で有効なダウンロードURLを見つけられませんでした。
というわけで再編集はそれなりにノウハウがないと厳しいですね。撮ったものをべたで納品すれば良いような案件向けだと思います。
いずれにせよ、現時点での安定性ではやや不安が残りますね。DVなどのバックアップ録画も回しておかなければなりません(まぁ、それはどんなメディアでもそうなんですが)。
メリットとしては、7インチという比較的大きめの液晶モニタがついているので、少し離れて観察していたクライアントさん用のモニタとしても役だった、という点でしょうか。
| 動画眼Noteのために(1) ~ノートPC向けMPEGキャプチャ"ulead Video Converter" | [ 評価ノウハウ・機材] |
前にも書いた通り、条件としては、
・CPU負荷の低いハードウェアエンコードであること
・チューナーは不要
・電源不要で動くバスパワー対応
など。
いくつかは以前のエントリで候補を挙げていましたが、USB外付けタイプなら1万円強くらいで買えますね。
ただ、σ(^^)はモバイラーなので極力荷物は減らしたいし、ケーブルも嫌い。そこでコチラのulead Video Converterを発見しました。PCカードタイプでしかも出っ張り無しです。
・8Mbps CBR & VBR(720x480)
・6Mbps CBR & VBR(720x480)
・4Mbps CBR & VBR(720x480)
・2Mbps CBR & VBR(352x480)
・MPEG1(1150kbps)
です。最後のMPEG1はVideoCD規格ですね。あまり動きのないユーザテストでは2Mbpsくらいでも結構イケます。ただし縦横のピクセル比がハーフD1という水平方向の解像度を落としたもので、WindowsMediaPlayerのようにアスペクト比がちゃんと反映されない再生ソフトだと縦に伸びて再生されてしまいます。もちろんちゃんとしたMPEG2再生ソフトなら問題ないのですが、クライアントに納品するにはちと説明が面倒かも知れません。
録画自体は問題なさそうですが、やはり小型で内蔵用ということで発熱が激しいです。M200は左パームレスト直下がカードスロットなので、手の平への熱がかなり気になりました。長時間利用する場合は放熱にも気を配った方がいいかも知れません。この当たりは内蔵型の最大の問題点でしょうね。
あとプレビューの遅延は1秒から1.5秒程度でしょうか。このあたりはハードウェアエンコード製品なら致し方ないところではありますね。ただカウンタは実際に生成される動画ファイルなどと同期していますので、動画眼Noteのビデオ同期アシスト機能は問題なく利用できます。どうせ遅れてるし、いっそオフに出来たらと思うのですが残念ながらできないようです。録画しないでプレビューを表示しているだけでCPU負荷が60%程度になるので、オフにできればかなり負荷を減らせると思うのですが...
今時CardBus対応ではないのもCPU負荷が高くなる原因でしょう。
更に録画中のCPU負荷はほぼ100%になります。ただ優先度は低いのか、動画眼Noteなど他のソフトは問題なく利用できるようです。
まだ長時間運用をしてないからなんとも言えないですが、PCを録画専用ではなくノート取りにも使う場合は発熱源を外に出せるUSBタイプの方が良いかも知れません。ただし、ノートPCが古くてUSBが2.0非対応の方はカード型が良いでしょう。
M200の純正の内蔵HDDは60GBですが、残量は12GB程度。うーん、100GBに換装したくなってきちゃいました...
ということで、VideoStudio7、MovieWriter2、DVD Workshopをお持ちの方は、VideoConverter単独版を買うのがもっともお買い得でしょう。そうでない人はMonsterVR Mobileかな?内蔵にこだわらない人はUSB製品でもいいでしょう。