2011年8月アーカイブ

後先考えずにやっちまいました。>VPL-HW30ES

発表を見た瞬間に購入自体は決意。この夏に買う予定だったんですが、車検があることを思い出し、2~3ヶ月先延ばしにすることに、、、したはずだったのが、AVACで今月いっぱい特価になってたのでつい...。Twitterには「手ぶらでAVAC離脱」と書いたのは、単に配送にしたって話だったとw。

■特徴

1.フルHD対応である

我が家の2台のプロジェクターは720p。テレビもフルHDではないので、そろそろフルHD出画デバイスが欲しいなぁというのは当然の流れ。

2.240Hz駆動、120Hzハイフレームレート対応である

最近の液晶テレビでは2倍速、4倍速が当たり前ですが、実はプロジェクターではあまり対応が進んでいません。BRAVIAのMotionFlowに感激してからすっかり信者になったσ(^^)としてはプロジェクターでも是非対応機種を買いたいと思っていました。しかし今までは70万円台~100万超えのモデルでしか対応しておらずとても手が出せないでいました。しかしこのHW30ESでついに30万円台前半という価格帯にMotionFlow機が降りてきてくれたのです。これはもう買うしかなワケです。

3. 3D対応である

4倍速表示できるということは(最低でも倍速表示が必要な)3D表示も余裕です。メガネとトランスミッターは別売りながらもバッチリ3Dに対応しています。

 

そんなHW30ESがAVACの円高差益還元セール(?)でメガネ、トランスミッター、LANケーブル(プロジェクターとトランスミッターを接続するのにCategory7のLANケーブルを使用)をセットにしてなお価格.com最安を下回るとのことで、都内の用事のついでに秋葉原のAVACに視聴に出かけ、本体だけでなんと30万を切る値段を提示されてうっかり特攻してしまったというワケです。

■予想を上回る感動

・80インチでのフルHDの解像感

ウチのスクリーンは80インチなので、720p->1080pにアップグレードしてもそんなに解像度感はかわらないんじゃないかなー、と思ってました。以前100万超の機種を視聴しに行った時も今回もAVAC店員さんには「80インチでも違いは明確」と言われつつも、彼らも商売だしなーとか半信半疑でした。だがしかしここでAVACさんに謝罪しなければなりません。80インチでもハッキリ違います!考えてみればテレビが37インチ位からフルHDの恩恵があるって言われてるんだから当たり前っちゃ当たり前なのかも。特にアニメとかCG映画の輪郭線はスゴいですね。元々そんなにジャギー感があったワケではないんですが、なにかが違います。「解像"感"」という他ありません。

・MotionFlow

ヌルヌルです。特に背景がスクロールするような場面で主体と背景のディスクリート感というか立体感というか、病みつきの滑らかさです。好みもあるでしょうが、フィルムの質感よりビデオ撮りの滑らかさが好きって人にはオススメです。

ただ相変わらず細かいところでたまに誤爆が発生してノイズが見えます。強/弱/切の3段階で、弱にすれば若干マシになるんですが、その分滑らかさも目減りします。どちらかを妥協しなければならないのは残念ですね。ソフト更新とかで更新されないですかねぇ。

・3D

店頭でAVATARを見た時はそれほどでもなかったんですが、一緒に買って来たTRON LAGACYはかなり自然でイイカンジの立体感があります。グラスは旧モデルよりも軽くなったせいか少し違和感減ったかな?ただ目はやっぱり疲れるかも。結局TRON LEGACY1本最後まで見られずに中断しちゃいました(単に眠かったせいもあるんですが)。実家のBRAVIA用のメガネはコイン電池だったのに対し、TDG-PJ1はmicroUSB端子による充電式になったのはナイスです。ちなみに充電器はプロジェクター本体に付属してました(メガネを複数買うことを思うと妥当な配慮ですね)。ちなみにメガネもトランスミッターも互換性がなく、当初実家で誰も使ってないから持って来ちゃうかという目論見は崩れ去りました。

明るさと制御の進歩で上位機種のHW90ESよりもクロストーク(反対側の目の映像が混ざって見えてしまいブレる現象)が大幅に減っているというフレコミですが、確かにBlu-ray 3Dのコンテンツでそれを感じることはありませんでした。一方サイドバイサイド収録のものは若干輪郭にブレが見えました。

あと、我が家のAVアンプ(SONY TA-DA3200ES)のHDMI端子は3Dパススルーに非対応なので、PS3->3200ES->HW30ESとつなぐとPS3側で3D対応ディスプレイを検出できず3Dに切り替わりません(サイドバイサイドはOK)。3200ESは最新のロスレス音声形式にも非対応だし、そろそろ買い換えたいところですが、HW30ES自体やや無謀な買い物だったので今しばらくは我慢ですね。当面はPS3->HW30ESをHDMIで直結し、音声はPS3->3200ESへ光デジタルでつなぐ(DTS止まり)という方法で凌ぐしかないっぽいです。HDMI出力が2系統あるお手頃なプレーヤーでもあるといいんですけど。本当はCREAS Pro付きで安いめのBDZ-AX1000を流通在庫があるうちに狙いたいところですが、AVアンプよりも高くなってしまうというw。CREAS Pro + HDMIx2なBDプレーヤー出ないですかねぇ。

・リモコン

デカいです。ただ画質モードや各種画像調節がダイレクトキーですぐに切り替えられる点は便利。例えばMotionFlowも専用ボタンがあって、押す度に切->弱->強のように切り替わるので、OSDで画面が隠れることもほとんどなく映像を見ながら色々試せる感じです。色々調整を追い込みたい時は重宝します。しばらくしてほとんど調整いじらなくなったら学習リモコンに必要なボタン信号だけ移して使うことになりそう。

・騒音

XV-Z3000は打ち上げ気味の設計でレンズシフトもなかったので、比較的低いポジションに設置してあり、カウチに座った時の頭の位置から近い目だったのに対し、HW30ESは比較的真正面への投射ポジションなのでラックの棚板を少し高い位置にしました。そのせいもあるかも知れませんが、視聴中の動作ノイズはまったく気になりません。コンテンツが無音の時には多少聞こえますが、むしろ初代PS3等の方が遥かにうるさいので、基本的にプロジェクターの音は完全にかき消されている感じです。また視聴が終わって電源を切った後にしばらくファン全開でランプを冷やすのが一般的ですが、本機はその間の音もほとんど聞こえないですね。まるでLEDライドを使った機種のようです。

 

個人的にはちょっと思い切った買い物でしたが、コストパフォーマンスはとんでもなく高い名機だと思います。今年のVGPとか席巻するんじゃないでしょうか。この上さらにBlu-rayソフトをガンガン買ってしまいそうで恐いです。

■XV-Z3000は寝室へ、TH-AE500はどうしよう...

メイン機を引退したSHARP XV-Z3000(2006年購入)は主にゲームに使用する寝室用に転用しました。寝室で使ってたPanasonic TH-AE500も先日ランプ交換したばかりでまだまだ使えるんですが、こちらは完全な720pパネル。Z3000はDLPなのもあってか珍しい1280x768。XGAも含め縦768がDbD表示できるのはPCで使うには地味に便利だったりするんですよね。

TH-AE500はどうしようかなぁ。HDMIがついてないからヤフオクに出してもあまり値がつかないかもなー。

今回はDS1511+のメディアサーバー関係を試してみました。なお同じSynologyのNAS製品でOSとしてDiskStation Managerを搭載している機種ならば基本的に同じだと思いますが、以下の記事は開発中の3.2βでの評価になります。

■DLNAサーバー機能

dlna_icon

↑DLNAアイコンはこんな感じ。

とりあえずPlayStation3で普通に動画、音楽、写真と再生できることを確認しました。PT2で録った生tsファイルもOKでした。アクセススピードのせいか心なしレスポンスも良かったような気がします。国産NASではサーバー機能のON/OFFと公開フォルダを選ぶ位しか設定項目がないことが多いですが、本機は以下のように4ページも設定画面があります

dlna_setting1
↑「DMAメニュースタイル」でメニュー階層構造が選択/編集できるようです。使わない項目を消したりして自分の使い方に最適化できるのは良いですね。

dlna_setting2
↑カバーアート画像のファイル名をカスタマイズできるみたいです。いつのまにかこの名前の画像ファイルが生成されてたことがあったような。ちょっと再現できてませんが。

dlna_setting3

↑音楽ファイルのトランスコードや、拡張子とMIMEタイプの対応付け設定等もできちゃいます。実際にはクライアントが再生できる形式なのにMIMEタイプの識別の問題だけでリストに表示されない、ということで煮え湯を飲まされた経験がある人にはビビっとくる機能ですね。実際にこれで再生できなかったファイルをできるようにする、ところまでは検証できてませんが。

dlna_setting4
↑これも興味深い点ですが、DLNA公開フォルダを複数指定できます。権限的に別に管理しておきたいコンテンツを別フォルダで仕分けたままDLNAで公開できる訳で、これも地味に便利です。DLNA自体には認証機能がないですが、例えば家族に見せたくないプライベートなコンテンツのフォルダは夜中にだけこっそり追加するとか(笑)。

■iTunesサーバー機能

iTunesサーバー機能は文字通りiTunesの共有機能をLinuxベースで実装したもので、国産NASでも比較的ポピュラーな機能となっています。iTunesで音楽ファイルを共有してあるとiPhoneやiPadからでも聴けるので便利なんですが、その為にMac/PCを常時起動しておくのは不経済です。そこでどうせ常時起動しているNASに音楽ファイルを保管しておくという案が浮上してくる訳ですが、残念ながらこれらの互換機能は完全なiTunesの代替にはなりません。なぜなら一般的なNASのiTunesサーバー機能ではプレイリストを作ることができないからです。単に専用フォルダに放り込んだ音楽ファイルがフラットにiTunesから見える、というだけで、iTunes上で管理しているプレイリストをそっくり移行は出来ません。

playlist それに対しSynologyのiTunesサービス機能は一定のアドバンテージを持っていました。管理画面上でスマートプレイリストを作成することができるのです(右写真)。スマートプレイリストとはiTunes側でももっている機能ですが、予め設定した条件の楽曲を集めた仮想プレイリストを自動生成するというものです。musicフォルダにiTunes等でメタデータを記入したm4aファイルを放り込んでおき、「アーチスト」が「いとうかなこ」を条件に「いとうかなこ」スマートプレイリストを作っておけば、常にいとうかなこの曲だけが集まったプレイリストが自動生成されるという訳です。指定条件に「ファイルのパス」もあるので、その気になればかなり柔軟なプレイリストが作成できます。もちろん1つのスマートプレイリストに複数条件を複合指定することもできます。相変わらずiTunes上で今まで作ったプレイリストがそのまま移行できる訳ではないし、iOS端末との同期も考えるとこれをマスターライブラリにできる程ではないですが、家庭内向けの公開用サブライブラリとしては充分に活用できるレベルだと思います。

また面白いことに、ここで作ったスマートプレイリストはDLNAクライアント側にも表示されました(下写真)。playlist_dlna

■DS audio(iOS/Androidアプリ)

またiOSやAndroid向けに独自無料アプリDS Audio[公式ページ]を提供していて、DS1511+上に保存した音楽ファイルをスマートフォン上でストリーミング再生することができます。AirPlayでAirMac Expressに飛ばすことも出来ました。機材がなくて試してませんが、DS1511+に直接USBスピーカーを差して鳴らすこともできるみたいですね。その場合、スマートフォンからでなくてもWebブラウザからアクセスしてAudio StationというiTunesライクなインターフェイス(リンク)からも再生制御できるらしいです。なんかもうNASというカテゴリを超越してますね...

■まとめ

全体的に、国産NASと同じレベルの敷居の低さ(機能を有効化して所定フォルダにコンテンツを入れるだけ)を維持しつつ、こだわる人は細かいところまでカスタマイズできるようになっている、というニクイ作りに感心したという感じです。
試していないですが、iOS端末の母艦としているiTunesライブラリの保存先をDS1511+のmusicフォルダにすれば、iTunesライブラリの機能を100%使いつつ、Audio Station、スマートフォン対応、外出先でのストリーミングといったDS1511+側の追加メリットも享受できて幸せになれるんじゃないかと。HDDを本運用向けのもの交換したら実践してみたいと思います。

車検終わりました。初回の車検が2年前でODDが39,138km(13,046km/年)、今回は60,278km(10,570km/年)だったので少し走行ペースが落ちてる感じですね。高速料金上限1,000円の頃に結構実家に帰省してたことを考えると意外です。

費用は整備代が63,594円、諸費用が65,500円で初回よりも安くあがりました。前回交換したブレーキパッドもまだ大丈夫。

返ってきたCOLTちゃんはやたらパワステが軽くなった感じがしました。交差点で曲がりすぎて「うぉっ!」と思ってしまったところもあったのでプラシーボではないような気がしてます。作業内容をみると特に直接関係しそうなところはないんですが、タイヤローテをしてあるので空気圧が変わったんじゃないかとTwitterでコメントをもらいました。なるほどそういえば随分前に窒素充填してからあんま気にしてなかったかも。もともとVer.Rはスポーティ設定で一般的なコンパクトカーに比べるとパワステは重めだったんですが、慣れてしまえば軽いに越したことはないなと。今度ディーラーに行くついでがあればなにか説明がつくが聞いてみるとして、今後はちゃんと空気圧メンテをしていきたいと思います。

DS1511+のベンチ用にお借りしていたHDDでの計測が終わったので、いよいよ本運用向けに現時点の最大容量3TBのドライブWD30EXRXを調達。SHRのRAID5で運用する予定なので、同時に2台故障するのを防ぐ為、ロットがばらけるよう5台別々の店で購入してみました。まぁ気休めですけども。

実際に買って見た結果はこんな感じ。残念ながら2台は同じ製造週でした。もう8月だというのにまだ5月製造が並んでるビックカメラって…。まぁ結果としてはバラけ方が広がったので結果オーライなんですけども。

購入店 購入日 製造週 代理店
ヨドバシMM横浜 2011.08.13 14 JUL 2011 CFD
ビックカメラ横浜ビブレ 2011.08.13 16 MAY 2011 CFD
Amazon.co.jp 2011.08.15 27 JUL 2011 CFD
ドスパラ横浜駅前 2011.08.16 27 JUN 2011 不明
ツクモ通販 2011.08.18 06 JUN 2011 SYNNEX

MDLは全てWD30EZRX-00MMMB0でした。

3TB x 5 = 15TB、RAID5で1ドライブ分の冗長性を持たせるので12TB。うち2TBはMac Mini Server上にVMWare Fusionで仮想化したWindows Home Server 2011向けにiSCSIボリュームとして提供予定。ただ論理的に2TB確保しても物理的に即2TB確保するわけではないので、スケーラブルに運用できます。

自宅の録画PCのディスクレスポンスが遅すぎてイライラが頂点に達したのでSSD化しました。

以下スペック。

  • CPU: Athlon X4/605e
  • M/B: GA-MA770-DS3
  • OS: Windows 7 Professinal 32bit
  • メモリ: 4GB (認識は2.75GBのみ)
  • HDD: WD20EARS (SATA2接続)

HDDはC:、D:とパーティションを切って使ってたんですが、動画編集作業などをするとすぐにアクセスメーターが100%になって反応待ちが発生する感じ。WDなんで噂の低速病の可能性もあるわけですが、ググって出てくる対処はいくつか試しても効果無し。とりあえず動画編集ソフトやOSが使うテンポラリファイルが動画のあるドライブと別物理ドライブに逃がすのが効果的だろうと。

で、Cドライブの使用量は70GB弱。Intel 320の80GB辺りが手頃でしたが一応余裕をみて120~128GBクラスにしようと。コストパフォーマンスと320の8MB病の噂にビビった結果、Mac mini Serverと同じCrucialのm4にしてみました。マザーボードがSATA2.0だからちょっともったいないけど。

移行はアライメント調整対応で名高いAcronis True Image Home。ただし本国のダウンロード販売で買った2010をインストールしようとしたら最新版2011があるのでそっち入れる?って聞かれてYes。日本のパッケージはまだ2010までしかないようです。

が、しかし同ソフトのクローニング機能はドライブ単位でしかできないようで、HDD上のCドライブパーティションのみをSSDに移すということができない。なので、一旦CドライブをDドライブにバックアップ。するとRestoreボタンが出現し、リストア先としてSSDが選択可能になしました。ちなみにSSDは先にOSでフォーマットしてドライブレターは割り振らない状態にしておきました。

で、この手のツールでお約束、おそらく新ドライブにMBR(マスターブートレコード)が設定されてないので起動にコケるだろうと予測したんですが、安全のためHDDのケーブルを抜き、SSDとDVDドライブだけの状態にしてWindows7インストールDVDを入れて起動したらあっさりSSDでブート。ログオンしないでシャットダウンし、HDDを接続、DVDを抜いてブート。普通にSSDがCドライブ。HDDの旧DドライブがDドライブ。旧CドライブがFドライブとして認識されました。Fドライブは当面残しつつアクセスはしないようにドライブレターを削除して移行完了。コピーが2回で時間はかかりましたが、意外とあっさり完了しました。アライメントも狂ってないようです。

■ベンチマーク

恒例のCDM3.0によるベンチ。バッチリです。エクスペリエンスインデックスは7.6でした。

Shizuha_m4

今のところ体験も良好です。アプリの起動も速い。あとは他の動画を再生しながらやDLNAや別マシンのエンコでデータドライブにアクセスが発生してる最中にもCMカット作業が支障なく進められるかですが、しばらく様子みてみます。

さて、前回設置が完了したDS1511+、いよいよRAIDアレイを組んでベンチマークをしてみたいと思います。

■Synology Hybrid Raidについて

まずはSynology社のRAID製品の特徴であるSynology Hybrid Raid(以下SHR)という柔軟なRAIDシステムについて簡単に紹介してみます。主なメリットはバラバラな容量のHDDを組み合わせた時に無駄を無くせる点と、データを維持して1台ずつアップグレードできる点です。


公式の解説図をお借りして説明してみましょう。500GBx11、1TBx1、1.5TBx1、2TBx2というバラバラな容量のHDDを5台装着した例です。ある程度大きな規模の企業であまりこういうことはしないかも知れませんが、ホームユースやSOHOなどでは不要になったドライブの再利用などおおいにあり得るケースだと思います。

Classic

まずは通常のRAID。最も小さいドライブの容量にあわせてRAIDアレイを組んだ場合、各ドライブの余った領域は活用できず無駄になってしまいます。

shr

一方こちらがSHRにした場合。最低ドライブの容量で5ドライブのRAIDアレイを作成します(青)。次に1TBドライブに余った500GBと残り3台の同容量を使って4ドライブのアレイ(水色)、更に残り3台で500GBx3のアレイ(黄緑)、最後に2TBドライブの500GB領域x2でも(黄色)。おそらく青、水色、黄緑のアレイはRAID5、黄色はRAID1になると思います。このように複数のRAIDモードをパーティション(?)毎に複合して使うことで無駄のない大きなアレイを構築できます。ちょっとパズルみたいでわかりにくいですが「1-disk redundancy」と書いてあるように、どれか1台のドライブが壊れても必ず他のドライブに冗長性が確保されています。

またDSM3.1移行からは2-disk redundancy、つまり2台まで壊れても復活可能なモードも選べるようです(ドライブが最低4台必要)。

shr-2Disk

そして更に便利なことに、後からドライブを足した場合でも自動で最適なRAIDモードに組み替えを行ってくれるのです。例えば今回ご提供いただいたDS1511+には500GBのドライブが2台組み込まれていてRAID1アレイが設定され、その上で同じ500GBドライブが更に3台同梱されていました。こちらで追加の3台をセットした後、管理画面から既存アレイへの結合設定をほどこして一晩放置したところ、あろうことか500GBx5のRAID5アレイに組変わっていたのです。500GBx2 + 500GBx3をlvm結合したものではなく、RAID5の単一アレイです!sshでログインして/proc/mdstatで確認しました。そんなことできるんですねぇ(ちなみに1-disk redundancyと2-disk redundancyの変換は不可だそうです)。

どこまで柔軟に変更してくれるのかデータがパンパンに入ってたらどうなのか、とかよくわかりませんが、これはとても便利だと思います。例えば今使ってる1TBx5のRAIDアレイが手狭になってきたとします。しかし3TBのHDDはまだ高くて5台まとめ買いするのはなーと思ったりするでしょう。しかしSHRなら当座1,2台だけ交換して空き容量を確保し、またそれが足りなくなった頃に安くなった3TBドライブを買い足す、といった運用も可能なわけです。ロットやモデルを違えることで、RAID5の弱点である複数台同時故障発生のリスクが軽減できる点もで安心感が増します。

同じような仕組みにDroboやMicrosoftのDrive Extenderがありますが、Droboは非公開の独自形式らしくハードが壊れた場合に復旧が難しいと聞きますし、Drive ExtenderはWindows Home Server 2011になって廃止されちゃいました。SHRは公式サイトでも「プロプライエタリーな技術ではない」ということを強調しており、実態はあくまで(ソフト?)RAIDなので、最悪でもLinux機などについてデータサルベージができる(可能性がある)ということのようです。

DS1511+は現時点で3TBドライブまでの対応となっていてこの先の容量をサポートするかは不明ですが、とりあえず3TBx5を入れて本運用する時はこのSHRで使ってみようかなと思っています。

■ベンチ

ではお待ちかねのベンチマークのお時間です。前記事にも書いたとおり、SeagateのBarracuda 7200.12 500GBモデル(ST3500418AS)x5台によるRAID5(SHR)設定です。計測したPCはWindows7 64bitのCore i7-2600K搭載機。GbEでスイッチングハブを1台経由しています。JumboFrameはオフ。SMBとiSCSIで計測しました。ちなみにiSCSIとはネットワークドライブを内蔵ドライブのように見せかけてマウントする技術で複数PCからの共有ができない代わりに余計な処理を省いて高速化できるという特徴があります。最近のWindowsやMacは対応していますが、国産のNAS製品だと業務用グレードでないと対応してないので、我が家でも今回初試用です。

・Windowsファイル共有(SMB) ・iSCSI
SMB iSCSI

 

速いです!さすがに公式カタログ値には届きませんがこれはLink AggregationというEthernetポートを2つ束ねて使う機能を使用した場合らしいので仕方ないでしょう。100MB/sというのは計算上Gigabit Etherの限界みたいなので、ほぼ使い切ってる感じです。5台のRAID0アレイに組み替えてテストもしてみましたが、シーケンシャルがRead 96MB/s、Writeが93MB/sというところでした。やはりGbE1本ではこれくらいが限界なのかも知れません。

参考までに同マシンに内蔵しているSAT3(6Gbps)s接続のHDD(WD1002FAEX)による計測はこちら。

SATA6Gbps

シーケンシャルでも肉薄してますし、RAIDなのでランダムは凌駕していますね。NASが内蔵ドライブより速いなんて驚きです。

なおこの内蔵HDDからDS1511+にFireFileCopyで動画ファイルをコピーすると95MB/s位(iSCSIでもSMBでも)。同じファイルをLinkStation WVLのRAID-0領域にSMBでコピーすると53MB/sなので実測でも明らかに速いですね。

■ついでに強制ドライブ挿抜も試験

RAID5はHDDがどれか1台壊れてもデータを失わずに稼働を続けることができます。理論上はそうなのですが幸い我が家では発生したことがありませんでした。今回借り物なのをいいことに(笑)、本当に大丈夫なのか検証してみました。DS1511+はホットスペアにも対応しているので本体をシャットダウンしなくても故障したドライブを交換できるので、サービスを中断することなく修理が可能なはずです。

検証方法は、RAID5アレイをiSCSIマウントしてその上に置いたts動画を再生した状態でドライブを1台引っこ抜く!という方法(笑)。結論から書くとバッチリでした。ドライブを抜くと警告音が鳴り出し、動画がほんの1秒ほどつっかえましたがそのまま再生を継続できました。管理画面には警告が表示されます。再度元のドライブを装着すると自動的にリビルドが始まります。RAIDの仕様上、再装着したドライブのデータは使われず、一旦消去された上で他ドライブからリストアされるので、中身が多い場合は数時間~一晩位はかかりますが、その間も若干レスポンスが落ちる可能性はあるものの普通に使うことができます。利用者はまず気付かないでしょう。もちろん動画もずっと再生したままです。

■SSH

SSHの話が出たのでついでに触れておきます。国産トップシェアのBUFFALOのLinkStationシリーズは一部マニアはファームウェアを改変してSSHログインできるようにしてあれこれいじるのが流行っていますが、本機はコントロールパネルで設定するだけで普通にログイン可能になります。rootにはなれないようなので完全に自由にいじることはできないですが、ワイルドカードを使ったちょっとしたファイル操作をするとか、遠隔からいじるといったことはできます。この辺りも通好みのポイントではないでしょうか。

 


今回は実際にファイルサーバーとしての性能をチェックすることができましたが、さすがビジネス向けモデルだけあって我が家で今まで使って来たNAS製品を軽く凌駕する性能を持っている上に、HDDを柔軟に交換して運用できるという自由度の高さに感心させられました。もはやLink Aggregationを使わないと性能を発揮しきれないという点は悔しいですね。うっかりハブを買い換えてしまいそうです(笑)。

サーバー刷新を機にMovableTypeからWordPress移行も考えていて、試験的にOSX ServerにWordPressも入れてみようと思ったんですが、MySQLが必要。しかしLion ServerからはMySQLに代わってPostgreSQLが標準RDBMSになってしまった。はて。

で、man mysqldとするとそれに関する情報があり、「まだMySQLが欲しい人はhttp://dev.mysql.com/downloads/mysql から取ってくるといいよ。」と書いてありました。で、行ってみると10.7用はないものの、とりあえず10.6用の64bitの.dmgファイルがあり、メインのインストーラーpkg、コントロールパネル、自動起動スクリプトのインストーラーpkgの3点セット入りで、普通にインストールできました。

■初期設定

readmeによると、mysql、mysqladminの実行バイナリは/usr/local/mysql/bin/にあるとのことです。起動状態と自動起動設定はコントロールパネルから行えます。

まずは(mysqlの)rootパスワードを設定。

sudo /usr/local/mysql/bin/mysqladmin –u root password

最初にsudoの為の管理者パスワードを聞かれ、その後でMySQLのパスワードを求められるので注意。

設定ファイルのサンプルを/etcにコピー

sudo cp /usr/local/mysql/support-files/my-small.cnf /etc/my.cnf

support-files内には他にも設定ファイルがあるみたいだけど、とりあえず一番シンプルそうなのをチョイス。

コピーしたファイルを編集して、デフォルト文字セットをutf8にしておく(適当に該当箇所を探して赤字部分を追加)。

[mysql]
default-character-set=utf8

[mysqld]
character_set_server=utf8

[mysqldump]
default-character-set=utf8

システム環境設定->MySQLから再起動。

実際にはWordPressなりのアプリケーションを動かしてみないとですが、とりあえずこれでいいんじゃないかと。

Synologyというメーカーをご存じでしょうか?台湾のNAS専業のメーカーで、ビジネス向けから家庭向けまで多くの製品(製品一覧ページへリンク)を発売しているようです(ちなみにNASというのはNetwork Attached Strageの略で、BUFFALOのLinkStationやTeraStationシリーズのようにネットワークで複数のマシンから共有できるファイルサーバー製品のことです)。

今回ご縁があってこちらのDS1511+というビジネス向け製品をレビュー用にご提供いただきました。とても多機能な製品なので数回に渡ってレビューを掲載していきたいと思います(カテゴリ作りました。関連記事一覧はこちらで)。

■製品概要

DS1511+の公式製品ページはこちらになります。個人的に注目の仕様は、

  • 3.5' HDDx5ベイのNASで、最高Read197.8MB/s、Write165.91MB/sの性能
  • ホットスワップ対応(ディスク障害時に電源入れたまま交換できる)
  • iSCSIのサポート
  • IPカメラを組み合わせた監視サーバー
  • 外部ドライブ増設にUSB2.0x4に加えeSATAx2を搭載
  • LANポートもGibabitx2で束ねて使ったり障害時のバックアップ、はてはルーターとしても機能
  • POP3/IMAP対応のメールサーバー
  • SSH

といった辺り。かなりマニアックですね。ビジネス向けだからというのもありますが、ソフト面に関しては家庭向けモデルでも対応しているものが多いようです。

あとは普通に最近の国産NASが対応している、

  • DLNAサーバー
  • iTunesサーバー
  • スマートフォン向け専用アプリからのアクセス
  • PHP/MySQL対応のWebサーバー
  • FTPサーバー
  • TimeMachineバックアップ(Mac)
  • UPS対応

といった機能も当然のように対応しいて遜色はないように思います。

多重化方式に関して、「Synology Hybrid RAID, Basic, JBOD, RAID 0, RAID 1, RAID 5, RAID 5+Spare, RAID 6, RAID 10」となっています。Synology Hybrid RAID(SHR)というのはまだよくわかりませんが、初代Windows Home ServerのDEのように異なるサイズのHDDを扱える独自規格のようです。

ちょっと多機能過ぎてとても全ての機能をレビューできる気はしませんが、ぼちぼち試していきたいと思います。

  写真1A. 製品外観
DS1511 _1a

  写真1B. 風通しが良さそうで温度管理も安心? 
DS1511 _1b

■ハード周り

さっそく設置してみました(写真1A)。横に並んでいるのはAppleのAirMac Extremeとお約束の単3eneloopです。横長で安定感のあるデザインです。個人的には最近のビジネスグレードのTeraStationのデザイン(リンク)より好きですね。真正面から見ると各ベイの隙間から奥の壁が見えていて(写真1B)、この種の製品の生命線とも言えるエアフロー(風通し)は充分確保されてる印象です。


  写真1C. 充実のインターフェイス群
DS1511 _1c

ついでにちょっとピンぼけですが背面の写真も(写真1C)。大きな冷却ファンが2つ、右上にはD-Subらしきものが見えますがフタされちゃってます。モニタつながるんでしょうか(ドキドキ)。その下がUSB2.0ポートx2、GbEポートx2。本体下部に離れて2つ見えるのがeSATAポートです。このeSATAポートに増設する用にDS1511+と同一筐体のDX510というHDDケースユニットもあり、2台つなげて全ての3TB HDDいれたら3x15で45TBですね。エラいことです。


  写真1D. トレイを引き出した様子
DS1511 _1d

各ドライブベイは下部についてるロックスイッチを解除した後、上部の▼LEDのあたりを押すと写真1Dのように引き出すことができます。写真1E~1Gがドライブトレイです。面白いことに2.5' HDD用のネジ穴もついていて省電力アレイやSSDアレイなんかも狙えます。AcerのAspire easyStoreみたいにネジ無しで固定できるトレイに比べるとやや不便ですが、ネジは必要本数付属していました。

なお今回はSeagateのBarracuda 7200.12 500GBモデル(ST3500418AS)を5台お貸しいただいたのでこれでRAID5アレイを構築してベンチしてみる予定です。将来的には3TBクラスx5に入れ替えて容量優先で運用してみようと思っています。

 

写真1E~G. HDDはトレイにネジで固定。2.5インチにも対応!
DS1511 _1eDS1511 _1fDS1511 _1g


■管理GUI

さてHDDの組み込みも終わり電源を投入して初期設定を行います。管理はブラウザから行えるのですが、最初にIPアドレスを調べたり設定したりするのに専用ツールSynology Assistant(以下SA)を使います。この辺りの流れはBUFFALOのLAS Navigatorと一緒です。ルーターの管理画面などでDHCPで振られたIPアドレスを調べられるならSAをインストールしなくても運用可能かも知れません。ちなみに当然のWindows、MacOSX版に加えLinux版まで提供されているところはさすがです。なんかUNIXに詳しそうなメーカー、って印象を感じますね。

  写真1H. これがWeb管理UI…だと?!
DS1511 _1h

  写真1I. まるでデスクトップOSの様 
DS1511 _1i

IPアドレスさえ判明したら、http://192.168.xxx.xxx:5000/webman/で管理ページにアクセスできるのですが、これが驚愕モノでした。Synology DiskStation Manager(製品ページにリンク)と呼ぶらしいのですが、ブラウザ上で動くデスクトップOS並の作りです。写真1Hがログイン直後の状態ですが、この真ん中のウインドウ、ドラッグできますw。「コントロールパネル」を開いた状態が写真1I。MacOSXのシステム環境設定に似たインターフェイスで各設定ページをサクサク移動できます。これは国産のルーターやNAS、無線LAN機器などの組み込み製品の管理画面ではお目にかかったことがない作りですね。Webフォームで設定をして「保存」ボタンでsubmitしてページが再読込されて、とかってやるのとは別次元のUXです。試しにIPアドレスを変更してみたんですが、従来製品では「接続が切れるのでブラウザを閉じてNAS Navigatorから新しいIPアドレスで開き直せ」と言われ再起動かかって、数十秒待った後に新アドレスでアクセス。当然ブラウザに保存したパスワードも無効になってて、なんてのが普通ですが、DSMでは一切なし。ブラウザのアドレス欄を見るといつのまにかIPアドレスが変わってる、って感じで、再起動(サービス中断)したのかどうかすらわかりませんでした。

あと、画面下部の「Report Bugs」をクリックするとメーカーの問い合わせフォームのページが開く、なんて小技もニクイです。

正直製品ページを見た時点ではクライアント側の管理アプリケーションだとばかり思ってたんですが、まさか全てブラウザ上で実行されているとは(Javaで動いてるっぽいです)。これ公式サイトとかでデモ機公開して直接触れるようにとかしてPRしたらいいんじゃないですかね。

ちなみに海外製品にありがちな日本語のあやしさもほとんど感じません。マニュアルドキュメンも含めてかなりしっかりローカライズしてある印象です。こちらからダウンロードできますので興味のある方はどうぞ。(User’s Guide->日本語)

2011.11.10追記:

日本語の管理画面を体験できるデモサイトが開設されてました。遠隔にあるので若干レスポンスが悪いですが、DSMがどんなものかは体感できると思います(実際にLAN内にあればもっとサクサクです)。是非一度ご覧下さい。

http://www.synology.com.tw/products/dsm_livedemo.php?lang=jpn

(記載されてるIDとパスワードを覚えた後、「Live Demo」ボタンをクリックし、そのIDとパスワードを入力して下さい)

いやはや初っ端から度肝を抜かれました。この後はRAIDアレイの構築で時間もかかるし、少しマニュアルを詳しく読んでから設定したいので、まずはここまで。

今回のレビュー依頼を受けるに辺り、「いくら製品を提供していただくからといって記事内容に手心を加えた提灯記事を書きませんよ?」とおことわりさせて頂き、先方さんからも「何を書いても構わない。ユーザさんからの意見として真摯に受け止める。」とご快諾いただいてましたワケですが、今のところ全くネガティブがない(笑)。とりあえず続きをお楽しみに!

先月購入したMaxOSX Lion Server入りMac mini Serverへの移行作業が割と手間取っています。LinuxサーバーでCUIでやっていたことと、OSX ServerのGUI上でのマッチングがよくわからなかったり。参考書籍も検索結果も10.6世代の情報ばかりで、しかも結構ファイル構成とか違ってたり。MC936J/Aの品薄感で焦ってしまったものの、もう少し情報出そろってからでも良かったかもですw。

でもまぁボチボチ進めてます。σ(^^)の様にLion Serverの値頃感で参入する人も多いでしょうからなるべく情報共有できるよう、作業ログはブログの方にあげてくことにします。

■初期設定&概要

まずハマりやすいのは初回起動時のユーザ設定。うっかり自分の普段使いのアカウント名を管理者として使ってしまうと、後でその名前でOpen Directoryアカウントが作れなくなり、結果としてメールサービスなどが設定できなくなります。adminなどの汎用アカウント名を設定しましょう。

次にビビるのは「サーバー管理」アプリがインストールされておらずAppleから自分でダウンロードして入れる必要がある点。最初から入っている「Server」というアプリからだとDNSやDHCPなどの項目がなくて、「Lion Serverは値段も下がったけど機能も削られてるのかっ!?」と一瞬青ざめました。

管理操作はクライアント側に「サーバー管理」をインストールすることで遠隔管理できます。また画面共有も使えます。のでMacから管理する限りは結構便利。ただ読み込み待ちが少し短縮されるといいなーという感じ。SSHを有効にすればコマンドラインであれこれもできますが、サービス再起動等のコマンドはLinuxと違うのでまだよくわからず。今のところemacsで設定ファイル書き換えたりする用。

■DHCP

特に難しいことはなかったですが、MACアドレスによる静的割り振りの設定にインポート機能がなかったので、従来のdhcpd.confから設定を書き写すのが手間でした。

■DNS

CentOSではdjbdnsをソースからコンパイルして入れてたので、Lion ServerのBIND9は結構面食らいました。外向け、内向けどちらかの設定のみならGUI(=「サーバー管理」アプリ)で全て設定完結できるんですが、1台で両方するにはCUIでnamed.confを編集してviewという記述を用いる必要があるようです。内向けは必要ないっちゃないんですが、技術的な興味で立ててみることにした感じです。

普通に外向けDNSサーバーを構築するだけなら結構簡単です。逆引きのレコードは勝手に作ってくれるし。ただ設定してて突然(GUI上から)設定内容が消える現象が発生。1つずつ検証していったところ、do-gugan.comのようにホスト名なしのCNAMEレコードを設定するとアウト(GUIがnamed.confを解釈しきれなくなる?)で全て真っ新になるようでした。AレコードにしたらOKっぽい。そんなことを繰り返してるうちに動作が微妙に。現時点でGUI上にログが表示されなくなってしまいました。また時々ゾーン転送を許可するチェックボックスが勝手に外れてしまうことがあります。などなどどうにも不安定でなるべく触らずにそっとしておきたい部分になってます。

DNS部分だけ設定をリセットして最初からやり直したいのですが、ググってもその方法が見つからないんですよねー。

■メール

内部的にはpostfix + dovecotで構成されていて、今までのCentOS環境と同じでした。ただし細かいところで違いも。

  • メール保存方式がmboxではなくMaildir
  • ユーザ設定はOpenDirectoryで行われ、「ワークグループマネージャ」というアプリを使用
  • サーバー振り分けはprocmailではなくSieveという実装を使用
  • エイリアスはpostfixレベルでaliasesに書く方法と、ワークグループマネージャを使う方法の2つ

あたり。mbox->Maildir変換はLinux側で行いLion Serverにフォルダーコピーすればなんとかなりそう。ユーザ管理は慣れてしまえばまぁむしろ楽です。サーバー振り分けはユーザ単位の設定であればWebメールでログインしてブラウザ上でルール設定ができるのでこれもわかってしまえば便利ですね。エイリアスが2種類あるのは一長一短みたいで後者は設定が楽だけどSieveルールが適用されないという弱点があるとのこと。postfixに慣れてるなら前者でやった方がいいかもです。あと仮想ドメインはGUIで設定できました。まだ本番運用してないのでちゃんと動くか未確認ですが。迷惑メールやウィルスチェックも統合されているのでGUIで簡単に管理できますが、細かい例外ルールとかは先々CUIを使うことになるかもって印象。

■ソフトウェア・アップデート

Appleのソフトウェア・アップデートをLion Serverがプロキシ&キャッシュサーバーになって経由させることができます。複数台Macがある場合には有効ですね。ウチは(サーバー自身を除くと)2台だけなので微妙ですが、技術的関心で設定。とりあえずクライアントMac上でのアップデートの確認が一瞬で終わるのが幸せ。

■TimeMachineサーバー

AirMac Extremeに外付けしたUSB HDDをTimeMachine領域にしていたのですが、使用中エラーになってAMEを再起動しないと復旧しなくなるという現象が頻繁に起きるのでこの機会にこれもLion Server担当に振り替えてみました。比較的遅くてあまり使い道がない内蔵500GBを指定。最初設定してもクライアントから見えなくて悩みましたが、サーバーを再起動したら解決。使用中エラーなどが改善するかどうかはしばらく見守ってみないとです。

 

とまぁあれこれ便利ではあるし、OSX Serverでしかできないこともあるんですが、1万円台で買える安鯖にLinux入れて出来てた事を、なんだかんだで10万近くかけて移行するのは(個人用としては)完全に自己満足の世界ですねぇ。ゼロから新規で立ち上げようという人にはリーズナブルだとは思います。

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