の最近のブログ記事

一瞬も無駄にできないよ、というメッセージ。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書 687)
梅田 望夫
筑摩書房
売り上げランキング: 573

twitterにメモしながら読んだので、そのまま載せてみる。
もう一回読まないと思い出せない単語もたぶんある。

うちを出るまでに「ウェブ時代をゆく」を読むぞ。 about 18 hours ago from
第一章はGoogleの話。 about 18 hours ago
ページとブリンを割愛してシュミット登場。 about 17 hours ago from
シリコンバレー保守本流なのか。 about 17 hours ago from
もののわかっているベテランは貴重である。 about 17 hours ago from
2章はリーダーシップ about 17 hours ago from
オープンソース開発者の半分はヨーロッパ、4分の1がアメリカ about 17 hours ago from
個人的には、オーストラリアも見逃せないところだ。いやいい。 about 17 hours ago from
IP Infusion の 石黒氏登場。かっこいいなー。 about 17 hours ago from
matzさんとよしおかさんはもう登場してました。 about 17 hours ago from
コードを書いている奴が、寝ているときと食事しているとき以外は、 about 17 hours ago from
ずーっとプログラムを書くか勉強しているかのどっちかだってことが about 17 hours ago from
コードを見てわかるんですよ。(石黒氏) about 17 hours ago from
そりゃすごい about 17 hours ago from
不特定多数を信頼する心を持ち about 17 hours ago from
好きな事に人生をうずめるように没頭するリーダー about 17 hours ago from
クレイグスリスト - スモールビジネスの究極の成功 about 17 hours ago from
会社 - 好きな事を続けるためのビークル about 17 hours ago from
第2章の主役たちは恐ろしく勤勉 about 17 hours ago from
非貨幣経済における報酬 => 多様で内面的なもの(トフラー) about 17 hours ago from
島宇宙 about 17 hours ago from
dankogai登場 about 17 hours ago
気持ちだけ参加 about 17 hours ago from web
パブリックな意識 about 17 hours ago from
第3章 about 17 hours ago from
ホットミルク投入 about 17 hours ago from
羽生善治氏と高速道路 about 17 hours ago from
個性 about 17 hours ago from
大組織適応性を持たない人たち about 17 hours ago from
ネット・アスリート about 17 hours ago from
見張らしのいい場所 about 17 hours ago from
The only wat\y to do great work is to love what you do. (Steve Jobs) about 17 hours ago from
The only way to do great work is to love what you do. about 17 hours ago from
(Steve Jobs) about 17 hours ago from
Vantage Point (ロジャーマクナミー) about 17 hours ago from
Paranoid about 17 hours ago from
けものみち を 歩ききる 精神的なタフネス about 17 hours ago from
組織を離れて一人で生きる自信 about 17 hours ago from
数あたることが大切 about 17 hours ago from
流しそうめん情報処理 about 17 hours ago from
勤勉 about 17 hours ago from
頭がいいけど怠惰 about 17 hours ago
正しいときに正しい場所にいる about 17 hours ago from
第4章 about 17 hours ago from
ノーベル賞小柴さん登場 about 17 hours ago from
やりたいことを見つけずにふわふわと生きてはいけない about 17 hours ago from
「好きなこと」「向いたこと」 about 17 hours ago from
「ある専門性が人から頼りにされていて、 about 17 hours ago from
人からの依頼で何かが始まり急に忙しくなるが、 about 17 hours ago from
依頼がないときには徹底的に暇であること」 about 17 hours ago from
繁閑のメリハリ about 17 hours ago from
若き日のジョン・ドーアの時間の使いかた about 16 hours ago from
人を褒める能力 about 16 hours ago from
ライフヒストリーを語れ about 16 hours ago from
パーソナル・カミオカンデ - 生きるために水を飲むような読書 about 16 hours ago from
長期「なりたい自分」と短期「なれる自分」を意識して、現実的であれ about 16 hours ago from
第5章 about 16 hours ago from
不特定多数を信頼。閉から開。希少性をコントロールする概念からの脱却。 about 16 hours ago from
bookscanner記 about 16 hours ago from
昔なら一部の公人にしかあたえられなかった試練にさらされ、成長することができる about 16 hours ago from
(茂木健一郎) about 16 hours ago from
「知的生産」と「知的生活」 about 16 hours ago
知的生産は伝えることがゴール about 16 hours ago from
第6章 about 16 hours ago from
大組織vs小組織。情報共有と信頼。 about 16 hours ago from
グーグルはエンジニアにとって理想的な環境を作ろうとしている about 16 hours ago from
一流のエンジニアは、全ての情報が開示されたときに、最高の意思決定ができる。 about 16 hours ago from
(Googleインターン) about 16 hours ago from
「情報共有が当たり前で、隠すものを例外とする」 about 16 hours ago from
情報を公開することで、目の前の仕事だけでなく、 about 16 hours ago from
会社全体で起きていることに関心を持ち about 16 hours ago from
積極的に関与することが奨励される about 16 hours ago from
社内のトップランナーがリードする社内競争の環境 about 16 hours ago from
やりたいと思う仕事に自発的に取り組む about 16 hours ago from
結果指向型実力主義 about 16 hours ago from
有事の情報共有を平時で行うGoogle about 16 hours ago from
危機のときだけ、 結果指向型実力主義が自然発生する日本企業 about 16 hours ago from
「その会社から吸収できることを全て吸収し、その15年のなるべく早いうちに辞める」というビジョン about 16 hours ago from
辞めなかったとしても役に立つ。 about 16 hours ago from
--そういや、「いつでも辞めていいや。でもその前に全てを理解しよう」と思ってやってきたな自分は。 about 16 hours ago from
組織内のカサンドラを大切にせよ(アンディ・グローブ) about 16 hours ago from
「世の中に比べ、恐ろしくゆったりと時間が流れている組織」は要注意 about 16 hours ago
「新しいことを何もしない」ことを評価する社風は要注意 about 16 hours ago
判断の責任を組織に分散する会社は要注意 about 16 hours ago
「その会社に関するプロ」ばかりが重用される会社は要注意 about 16 hours ago
変化への適応 - 「雨の日に自転車にのる」くらいの冒険 about 16 hours ago
第7章 about 16 hours ago
新しい職業 about 16 hours ago
Yahoo!Japan の 求人広告の見慣れない職種 about 16 hours ago
ウェブ・リテラシー about 16 hours ago
オープンソースプロジェクトが登竜門として機能しはじめた about 16 hours ago
matz in NaCl、アンドリューモートン in Google about 16 hours ago
新しい「組織と個の関係」 about 16 hours ago
パブリックな仕事をしつつ飯を食う about 16 hours ago
-- ひがやすお in 電通国際 もそうなんじゃなかろうか。 about 16 hours ago
-- よく知りませんが。 about 16 hours ago
「小さな会社で働き、少しでもいい場所に移ろう」 about 16 hours ago
お金を稼ぎ増やすことよりも、お金を正しく使うことの方がずっと難しい about 16 hours ago
終章 about 16 hours ago
「あなたの国の疲れた者、貧しき者を、私のもとに寄こすがいい」(自由の女神の台座の詩の冒頭) about 15 hours ago
まだ何ものにもなれていない若いときは「サバイバルすること」こそがまず重要 about 15 hours ago
読み終わった。>「ウェブ時代をゆく」 about 15 hours ago

誘われて、あまり酒の場で出すべき話でもないかなと思いながら、
勝手にいろいろな思いを吐いた。

みんな酔っ払って覚えていないかもしれないけれど、それはそれでよいとおもう。
吐き出すことで活性化する私の脳内状態は、なかなか意味のあるものだと思う。

「おもてなしの経営学」と「パラダイス鎖国」はみなさんのお気に召したようである。
良い本を日本語で上梓していただいた著者の方に感謝します。

「おもてなしの経営学」と一緒に購入。
Chika Watanabeさんのブログと、
近い主張が多い感じを受けた。シリコンバレーからみた日本に対する
イメージというのが共通しているのか。

ぐさりときたのが、日本を分析しているところで、いくつかの法則のうち

5.国民全員が享受できる基本的なもの以外では整備や変化が進まない。
高等教育整備、各種権利保護、個別の産業に対する対策など、議論の分かれやすい点、時代の変化によりやり方を変えていく必要のある点については、なかなか進まない。

というところ。

粗い指摘かもしれないが、「議論がわかれたときに、何もしないことを選ぶ」という
日本人的な組織・議論の性向があるような気がして、ハッとした。

変化を必要だと考える人にとっては、
拭いがたい閉塞感・無力感を生むのではないか。

パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本 (アスキー新書 54) (アスキー新書 54)
海部 美知
アスキー (2008/03/10)
売り上げランキング: 236

前半は Life is beautiful読者でない人のための特別講義。
後半は対談です。(対談の方がページ数が多い。)

特に後半。ひろゆき、古川さん、梅田さんという3人との対談が秀逸です。
まずキャスティング勝ち。そして話の振り方が見事。

おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 (アスキー新書 55)
中島 聡
アスキー (2008/03/10)
売り上げランキング: 40

読め。

アジャイルの方法論、っていうか道徳の教科書。
ありがちなハマりどころ(悪魔のささやき)、実践すべき考え方(天使の声)。
ソフトウェア開発に携わる人は、コードを書こうと書くまいと、参考になるんじゃないだろうか。
(コードを書かない人が、コードを書く気になるかどうかはよくわからない)

うーん、感動したので誰かとシェアしたいなぁ。

アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣
Venkat Subramaniam Andy Hunt 木下 史彦 角谷 信太郎
オーム社 (2007/12/22)
売り上げランキング: 436
おすすめ度の平均: 5.0
5 幹部研修講師です
5 アジャイルに興味がない人も、ぜひ手に取ってほしい一冊
5 ソフトウェア開発以外の現場にも

9月に、この本の原書を、スタンフォード大の本屋で立ち読みした。
すでにバッグに入りきらない量の本を買っていたので、買わなかったのだけれど。
日本語翻訳版が出たようなので注文することにしようかな。

アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣
Venkat Subramaniam Andy Hunt 木下 史彦 角谷 信太郎
オーム社 (2007/12/22)
売り上げランキング: 2716

- - -

追記1: 高橋さんがこんなことを書いていて、そうだよな、と感心したので貼っておきます。

2007-12-22 - 思っているよりもずっとずっと人生は短い。

あと、この本に限った話ではないですが、アジャイルを進める人たちにとって、「アジャイル(であること)」が価値判断を含んでいることが気になりました。アジャイルでないと駄目、とはいわなくても、少なくともアジャイルであることが問題を引き起こすことはないように書かれています。こういった考え方は、うまくいかない環境を「ちゃんとアジャイルしていない・なっていない」と判断するような論法にのっとっているような気もします。あるいは、「よい開発」を単に「アジャイルな開発」と呼び変えているとか。でも、それって言葉の使い方としてどうなの? という気もします。

まあ、新しい流行というのはそういうモノかもしれません。


追記2: ・・・Amazonで注文したら、発送来月かよ。

個人的に、とても刺さる本だった。

構想力 (角川oneテーマ21 C 138)
谷川 浩司
角川書店 (2007/10)
売り上げランキング: 35136
谷川浩司(第17世永世名人)の本。 構想力がテーマとあるが、人生や将棋とどう向き合うか、ということが主たる問題である。将棋の構想の方法に書いているわけではない。コンセプトをいかに考え、どう研き、現実とのギャップに遭遇したときに、どう対応すべきか、という普遍的なテーマだ。 実例が、谷川王座が7冠を狙う羽生6冠に負けた対局だとか、30を過ぎたころころから記憶力が落ちてきた話など、じつに生々しい。そこが凄くいい。

語っていることはわりとオーソドックスかもしれない。「守・破・離」だったり、スランプ対処法だったり。でも、観察者がまとめるのと、谷川浩司本人が書いているのとでは、刺さりかたがまるで違う。本書内にある「ブランド力」すなわち、「強いというイメージ」を持つ棋士が相手だと、対局者は余計なことを考えて勝手にミスをして負けてしまうケースが結構ある、ということに通じる(このことは、瀬川晶司「後手という生き方—「先手」にはない夢を実現する力 (角川oneテーマ21 (A-60))」にも書いてあり、興味深かった)。

本書の中心課題ではないかもしれないけれど、挫折体験の重要さを語っているところがとても酔いと思ったので、引用しておく。

そんな将棋の世界で、わたしは小さいころから生きてきた。勝ち負けがはっきりつく世界で暮らしてきた。これまで600回以上「負けました」と頭を下げてきただろう。それはほんとうに辛い。だが、それだけ負けたからこそ、私は強くなれたという言い方もできる。なぜなら、敗因を分析し、反省し、次はどうすれば勝てるのか創意工夫し続けていたからである。反省のないところに前進は生まれない。これは将棋の世界にかぎった話ではないと思う。

にもかかわらず、いまは挫折や失敗を体験せずに社会に出てしまった人たちがたくさんいる。失敗を失敗だと指摘されずに育ってきた人がたくさんいる。いや、いい歳をした大人だって、負けや失敗を認めたがらない。言い訳をしたり、嘘をついたりしてなんとかしてごまかそうとする。

だが、それでは同じ失敗を繰り返すだけである。先ほど述べたように、反省なくして前進はありえないのだ。「こうすればこうなる」とか「これをしておかなければこんなことが起こってしまう」と想像することもないだろう。だからこそ、こうした習慣を身につけるためには、子どものときからある程度挫折や負けを体験させることが重要だと思うのだ。

コンセプトに研きをかける作業も、「失敗を分析する」勇気と努力から生まれるのではないかと思う。

Disaster Recovery Planning: Preparing for the Unthinkable
Jon William Toigo Margaret Romano Toigo
Prentice Hall (2002/08/27)
売り上げランキング: 235507

新版待ち。

Vmware Esx Server: Advanced Technical Design Guide (Advanced Technical Design Guide Series)
Ron Oglesby Scott Herold
Brianmadden.Com Pub Group (2005/08/30)
売り上げランキング: 82336

当たり。これは、太っている人には一読をお薦めします。

- - -

Amazonランキングが今みたら9位。
先週は1位だったけど、在庫切れ(3-5週以内に発送)が響いているかも。

いつまでもデブと思うなよ (新潮新書 227)
岡田斗司夫
新潮社 (2007/08/16)
売り上げランキング: 9

緻密にして合理的。そして簡単。
しかも、「なぜ痩せるか?」「それは痩せるのが一番得で、リスクの少ない投資だから」という論理がまた素晴らしい。心理的にハードルをあげて高い商品を売ろうとするのとはまったく逆。しかし、75日目で苦しいのは、その理屈も付けて正直に書いてある。

方法はレコーディング・ダイエット。
食べたものと体重を記録する。
なれたらカロリーと体脂肪も。
さらに、その計算にもなれたら、一日のカロリー摂取量を「平均で」目標値(1500kcal)にする。

よし、僕も今日から記録をつけよう。

あと、プログラマのダイエットもお薦めですよ。

- - -

mixiで途中経過を発表して反響があったとのこと。
クチコミマーケティングをしっかりしている点でも、秀逸な本、ということになるだろう。

刺激的なシリコンバレーのサバイバル解説本。
すごくおもしろかったです。

ヒューマン2.0—web新時代の働き方(かもしれない)
渡辺 千賀
朝日新聞社 (2006/12/08)
売り上げランキング: 1453

すぐにでもシリコンバレーにいきたい・・・・と思わせといて、最後の章で落とす。
シビレます。
家賃高いのはきついなー。

- - -

日本の20-30代は、年金がもらえない世代なので、
老後に困らない程度の貯蓄が必要。これ大事。
そこに向けて、どの程度のリスクをとっていくのが適正か、を考える。

まず自分が生き延びる。その先に、世の中への貢献がある。
競争者に勝てない奴は貢献もできない。

TIME HACKS!
TIME HACKS!
posted with amazlet on 07.05.17
小山 龍介
東洋経済新報社 (2006/12/01)
売り上げランキング: 1152

GoogleCalenderの使いかたが面白そうだったので買ってしまった。

心に残った主張は、
・集中力を高めて何かを生み出す時間rt
・機械的に雑務を一気に片付ける時間
をはっきりとわけ、自分のモードも切替える。
で、それを1週間のパターンで習慣化する。

Google Calenderの繰り返し予定機能であらかじめ毎週分の定型作業をいれてしまう。色を付けられるので、同じ色にしておく。

それによって、以外と時間が無いのだ、という認識を持ち、無駄遣いを減らす。

リクルートのDNA—起業家精神とは何か
江副 浩正
角川書店 (2007/03)
売り上げランキング: 165

iモード開発の本(iモード事件)では、リクルート出身者がキーマンであった。リクルートといえば、就職情報誌かリクルートコスモス事件くらいしか情報を持っていなかったので「へぇぇ」、と驚いた記憶がある。

そのリクルート創業者の江副さんの本である。
わたしにとってはリクルートコスモス事件でやたら連呼された「江副」という名前は印象はよくなかったのだけれど、経営者としては随一、特に出版・情報サービス業という業態で新たな業界をつくり出した創始者、新たなものをどんどん生み出す優れた組織の構築者、という印象に変わった。

ドラッカーからの引用がいくつかと、松下幸之助、井深大、本田宗一郎の名前も出てきた。
そういう方面の本が好きな人におすすめ。

YAPCで立ち読みしてから買ったから間違いは無いと思っていたけど、良書でした。

続・初めてのPerl 改訂版
Randal L. Schwartz brian d foy Tom Phoenix 吉川 英興 伊藤 直也 田中 慎司 株式会社ロングテール/長尾 高弘
オライリー・ジャパン (2006/10/21)
売り上げランキング: 7491

Perlで実用的な処理を書きはじめたら読む本、という感じです。
リファレンス、無名配列、パッケージ、オブジェクト、CPANからのライブラリの導入、POD形式のドキュメントなど、少し本格的にPerlを使うための話が書いてあります。これらを使わなくても他に方法はあると思いますが、より短くメンテしやすいソースコードを目指すのに助けになりそうです。

しかしまぁ、なんですね、Perlのオブジェクト指向まわりの記法は、読んでてくらくらします。
blessとか鬼門だなぁ、説明読んでも、しっかり理解できていません。
2分の3くらい、Exporterの説明の少し前くらいで、いったん休止して他の本に入りました。

- - -

次は「まるごとPerl! Vol.1」です。

面白かったです。
ウェブ進化論の副読本という感じがします。学生が教科書を書いた先生にインタビューしているみたいな。セットで読むといいと思います。まあ、ウェブ人間論から入る人もいないと思いますが。

「ブログを書く人の感覚」「オープンソースに貢献する人の感覚」っていうのが、検討されていて、リアル世界の(仕事やなにかの)延長で行っているという人以外はどうしてやっているのか、と。はけ口だったり。趣味だったり。

で、じゃあ、自分はどうなんだよと、そういうことを考えされられます。(罠だ。)

インターネットが当たり前の時代に育ってきた若い人を「ネット世代」と分類しているんですが、
私はまあ、NIFTYServeの頃からちょこまかと文字のコミニュケーションやっているし、Microsoftより先にYahoo/Googleに出会っている人間なので、きっとネット世代だ(2つに分けると若い方)。そうに違いない。・・・・と思い込みたい衝動にかられます。

ウェブ人間論ウェブ人間論
梅田 望夫 平野 啓一郎

新潮社 2006-12-14
売り上げランキング : 649

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ブログに書いたような気がするけど、感想が見当たらない。
もう一回読んで書けという啓示に違いないです。

 Slack ゆとりの法則
  http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822281116/

 Peopleware ピープルウェア
  http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822281108/

知識労働者は、時間的プレッシャーをかけても、「速く考える」ということは出来ない。一時的に時間の浪費を避けることは出来るかもしれないが、それ以上は、逆に効率を下げる。ってなことが書いてあります。

プロジェクトマネージメントって大事なんですよ。ほんと。

グローバリゼーション礼賛本、というわけではないですね。
下巻は、
 ・個人はどうサバイブしていけるか。
 ・企業はどう対応しているか。すべきか。
 ・グローバル化の恩恵を受けている国/地域と、そうでない国/地域の間に格差が広がっている
 ・格差は、反米デモや、イスラム系原理主義に利用されているが、格差の解消に有効なのは、やはりグローバリズムにつながりにいく努力ではないか。貧しい農民は、その手段を知る方法もない。そこに手を伸ばしていくことが必要だ。

という感じで・・・、まだ最後まで読んでないけど、イスラム原理主義に関する考察が、なるほど、と思わせました。

フラット化する世界(下)フラット化する世界(下)
トーマス・フリードマン 伏見 威蕃

日本経済新聞社 2006-05-25
売り上げランキング : 441
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


まあ、これは本には書いてないけど、読んでて思ったのが、こういう本も英語で書かれてるんだよな。と。
フラットで高速に情報が伝播し、国を越えたコラボレーションが起きていく中で、
通信手段として、知識の表現・蓄積手段として、英語はどうしても重要になってくるなぁ、と。

あと、この翻訳の方の日本語はすごく読みやすいです。

私が学生時代に大好きだった漫画、「墨攻」を読んだ香港の監督が映画化した「墨攻」をみました。

原作の映画化としては完璧な出来。
映画館で泣いてしまいました。
ホントすばらしい出来です。

しかし、残酷。原作の通りに残酷。
このストイックさは、ハリウッドでどう評価されるんでしょうね。

ちょっと言い過ぎかもしれないですが…。
日中韓+北朝鮮がキナ臭い時期に、中東が不安定な時期に、こういう、戦いの残酷さを通じて、そのむなしさを訴えかける映画が出てくることは、意味のあることと思いました。

平和でいきましょう。
なんとしても。

墨攻 (1)墨攻 (1)
酒見 賢一 久保田 千太郎 森 秀樹

小学館 1999-05
売り上げランキング : 1296

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

音楽は川井憲次です。すばらしい。

墨攻 サウンドトラック
墨攻 サウンドトラックサントラ 川井憲次

アミューズソフトエンタテインメント 2007-01-24
売り上げランキング : 5711


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

404 Blog Not Found:Unicodeは文字集合か符号化方式か」 で紹介されていたこの本を読んだ。

電脳社会の日本語
電脳社会の日本語加藤 弘一

文藝春秋 2000-03
売り上げランキング : 10951

おすすめ平均 star
star普段何気なく使っている日本語を見直す機会になりました

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

戦前から話が始まるので、コンピュータの話が出るまで、ちょっと億劫だけど、だんだん面白くなって、Unicodeにからむユニコード推進派と日中韓(CJK)の動きなどは、一気に読んでしまった。
一介のユーザにとってはまさに対岸の火事だが、標準をまとめる当事者の方々は大変だろうなぁ、と想像。

・採録字体の決定過程における、「正しい○○語」対「一般的に流通してしまっている漢字」の取捨選択。
・コード実装における「唯一のコード」「データ量の節約」「コードマッピング領域の制約」「過去との継続性」の調整。

用語として、康煕字典体、当用漢字、常用漢字、JIS、SJIS、Unicode(UTF-16,UTF-8) というあたりの流れが押さえられて、とても勉強になった。サロゲートペアとか第4水準とか、聞きなれなかった単語もなんとなくマッピングできた。

- - -

JIS2004で一部の漢字が康煕字典体に変更されるのだけれど、ここまでPCとインターネットが普及した現在において、いまさら漢字の見た目を変更するのは、そっちが正しい日本語だとしても、あまり歓迎できないなぁ。

何十年前も前のバグ(要求仕様との差異)は、もうバグじゃなくて「実装によって確定した現実の仕様」、ないし、デファクトスタンダードというべきものじゃないだろうか…。

大当たり!

実践 Ajax —Web2.0アプリケーション開発への手引き
実践 Ajax —Web2.0アプリケーション開発への手引きJustin Gehtland Ben Galbraith Dion Almaer

オライリー・ジャパン 2006-10-05
売り上げランキング : 5468

おすすめ平均 star
starAJAXの入り口としてはヨイ本
starAjaxをはじめたいあなたに。

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

この本のいいところは、広いこと。
Google Maps (もどき) の作り方か、Prototype.js, Script.acro.us, Dojo, 末には Atlasの紹介まで(こき下ろしているけど)書いてある。

JavaScriptが理解できる方であれば、読みこなすことができるのではないかと思う。
「今ある道具の中で、よりよい方法を見出す」・・・発明のカタルシス。
そんな現場に立ち会ったような気分になった。

「オシムの言葉」を読みました。
オシム語録を想像してたんですが、しっかりとしたオシムの経歴の取材に基づく紹介でした。

- - -

旧ユーゴスラビアには、首都サラエボのほか、ザグレブ、ベオグラードという大きな都市があって、ザグレブは現在のクロアチアの中心都市、ベオグラードはセルビアの中心都市。

オシムは、サラエボ生まれ、サラエボ在住で、サラエボの強くないサッカーチームの監督として実績を上げ、ユーゴ代表監督に。民族主義が高まって、メディアが自民族の選手の話を書きたてたり、逆になんで自民族の優秀な選手が使われないかを書き立てるプロパガンダ機関になる状況の中、イタリアワールドカップでは独自の選手起用を貫き、ベスト8に躍進する(アルゼンチンにPK負け)。続けてユーロ予選も勝ち抜く。

北方のクロアチア人は独立してクロアチア共和国になって、南方のセルビア人とは敵対していくんだけど、間にあるサラエボ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)は、クロアチア人もセルビア人もイスラムも入り混じって住んでいた中間地帯であったこともあり、激しい内戦の地になってしまった。

そして妻のいるサラエボが包囲されるにいたり、抗議のため、ユーロ本戦前に、監督を辞任。
サラエボには入れないまま、(サラエボと連絡の取りやすい)ギリシャ、オーストリアのクラブチームの監督を歴任。オーストラリアでは中堅チームを強豪に躍進させる。

その後、妻もサラエボを脱出することができ、多くのオファーがある中、ジェフ市原のオファーを受け、日本に。

本当に苛烈な状況におかれてきた人でした。

ユーゴスラビアの内戦について知るというだけでも、この本は読む価値があります。
内戦とはどういう状況なのか、多少なりとも想像するヒントをもらえます。

オシムの言葉—フィールドの向こうに人生が見える
オシムの言葉—フィールドの向こうに人生が見える木村 元彦

集英社インターナショナル 2005-12
売り上げランキング : 4303

おすすめ平均 star
star考えるサッカー、走る哲学、にじみでるオシムの言葉を前にして。
star耳が痛い!
starサッカーの枠を超えて訴えかけるものがある

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

梅田氏お勧め本を(やっと)読みました。

インテル戦略転換
インテル戦略転換アンドリュー・S. グローブ Andrew S. Grove 佐々木 かをり

七賢出版 1997-11
売り上げランキング : 54517


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

アンディ・グローブに脱帽しました。

イノベーションのジレンマ、に通じるものが多くてびっくり。
こういう先見的な実例が下地にあって、アカデミックな研究の結果、「イノベーションへの解」に至るんでしょうね。

ブログ(死んでしまったら私のことなんか誰も話さない: 新原浩朗「日本の優秀企業研究」)で知って読んでみた本。
紹介元のエントリはよくまとまっているので、おすすめです。

 - - -

日本の優秀企業研究—企業経営の原点 6つの条件日本の優秀企業研究—企業経営の原点 6つの条件
新原 浩朗

日本経済新聞社 2003-09
売り上げランキング : 78587
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

日本版ビジョナリー・カンパニーのような本。
選んだ優秀企業から、あるべき経営の形を主張する。
トヨタ、花王、ホンダ、ヤマト運輸、武田・・・おなじみの企業が並ぶ。
特に、現場を知っていて、愚直に改善/改革をこなすタイプの経営がプッシュされている。
現場や商材の特性を知っていて、なおかつ外からの目で客観的に眺められる経営者がいいらしい。

・・・でもさー、中身を知る過程で染まってしまうと、しがらみもできて客観性が落ちるし、
かといって完全に外部の人がいきなり中身を理解することは難しい(っていうかまずコミュニケーションが成立するかどうかが怪しい)。評論家的に言いっ放しでも何も動かないし。
なかなか難しい気がするな・・・。

というわけで、プロパーだけど傍流(海外支社が長いとか)の人が、よい結果を残しているのではないか、とのこと。一人でなんでも(営業から経理から)やらなければいけないような箱庭的状況を経験することが、有効なのではないか、と推測している。
(「何でもできるが、すべてに責任を負う状況」というのは、まさに社内起業体験かも・・・。)

あと、キャノンの御手洗富士夫さんの発言(P.136)が印象に残ったので引用。

「非常に図体の大きいベンチャー企業のようなキャノンをベンチャー精神を持った大企業に転換させていこう」

キャノンは研究開発優先で事業が細分化してしまったので、事業を整理して、利益を出すための研究開発、という風に方針を転換(そういえば、キャノンって、電話つきパソコンとかあった。この事業整理前に消えてるような気もするけれど)。
縛りすぎると自由な発想が消えそうなので、さじ加減が難しいんじゃないかと思います・・・・。

・・・これをはじめ、エピソードは面白いです。

- - -

ちなみに、少し気になった点があるので書いておくと・・・・、
本書は、主張とエピソード中心の編成で、客観性はどうなんだろうかと感じた。
日本の読者、とくに一般的な経営の人たちにターゲットを合わせると、そうならざるをえないのかも。

野中 郁次郎ほか著。
過去の戦争における逆転事例から、戦略を学ぶ。

最初の事例、毛沢東の話が面白かったです。
「敵進我退、敵駐我攪、敵疲我打、敵退我追」。
 ・敵が攻めてくるなら、こっちは退く
 ・敵が留まるなら、こっちは攪乱
 ・敵が疲れたら、こっちは攻撃に出て
 ・敵が退けば、こっちは追い討ち

まさに銀河英雄伝説のヤン・ウェンリー(あんまり追撃はしないけど)。これが元ネタかも。

戦略の本質 戦史に学ぶ逆転のリーダーシップ
戦略の本質 戦史に学ぶ逆転のリーダーシップ野中 郁次郎 戸部 良一 鎌田 伸一

日本経済新聞社 2005-08-06
売り上げランキング : 9702

おすすめ平均 star
star戦略の本質
star失敗の本質に比べると・・・
star前作に続き面白い

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

The art of innnovationの人、IDEOの新著です。まだ日本語未出版だったので、英語版の原著を徐々に読もうと決めて購入。しかし数日で日本語訳が出ているのを知ってしまいました。
でも、英語を読むことが目的というより、このIDEOの続編をいち早く読みたいという気持ちが大きかったので、日本語訳をすぐに購入、読みました。

イノベーションの達人! - 発想する会社を作る10の人材


「10も人材タイプがあって、そんなもん覚えられるのかなぁ?」といぶかしみながら読み始めたのですが、読んでいくにつれすぐに氷解。原題で「ten faces(10の顔)」といっているわけで、別に10人の異なる人材に、人間を分類しようとする試みではなく、大事な要素は10個あるんじゃないか、1人で複数持っていてもいいし、ある要素で自分より優れている人がいるなら、コラボレートいていこうよ、という話です。
このあたり、最終章、で述べられていますが、

私はキャラクターの力を奮い起こすことの重要性を固く信じている。人がひとつ新しい役割を身に付けただけで、文化面でもビジネス面でも、組織には大きな利益がもたらせられる。しかし、本当に大きな成果が表れるのは、いくつもの役割を集めて混ぜ合わせ、複合的なチームを作ったときだ。イノベーションは究極のチーム・スポーツである。すべての役割に、それぞれの分野で最高の仕事をさせれば、イノベーションを推進する前向きの力が生まれる。
成功するチームを作るのに、すべてのキャラクターや技能が最高のレベルである必要はない。オリンピックの10種競技と同じように、いくつかの分野で本当にすばらしい成績を上げ、あとはそこそこの強さを発揮すればいいのだ。

ということで、1人が何事にもでトップになる必要もない(できないかもしれない)けれど、各ペルソナ(face)に各1人ずつを割り当てろなんていうことも書いてないです。

また、「T字人間」、すなわち、「ある技能に秀で、それでいて広い好奇心と探究心、知識を持つ」人材は、別分野の知見から新たなイノベーションを引き起こす「花粉の運び手」としてイノベーションに欠くことができない人材として紹介されています。器用貧乏系の人も必読です。

備忘のため、各ペルソナ(face)について一言メモ。
1. すべては観察から! - The Anthropologist : 人類学者
2. 細かいイテレーションを繰り返す! - The Experimenter : 実験者
3. 他分野での実践から学ぶ! - The Cross-Pollinator : 花粉の運び手
4. やりぬく! - The Hurdler : ハードル選手
5. うまく協力する! - The Collaborator : コラボレーター
6. 方向性をみきわめ、チーム全体に気を配る! - The Director : 監督
7. ユーザ経験をデザインする! - The Experience Architect : 経験デザイナー
8. 仕事場の環境を整える! - The Set Designer : 舞台装置家
9. 心配り、スマイルで癒す! - The Caregiver : 介護人
10. 経験を語り、文化として引き継ぐ! - The Storyteller : 語り部

いろんな人に読んで欲しい本です。

Amazon.co.jp: ブルー・オーシャン戦略 競争のない世界を創造する: 本: W・チャン・キム,レネ・モボルニュ,有賀 裕子


イノベーションの解、ティッピングポイントをあわせたような本。
よくまとまっていると思います。実証分析は薄いかもしれませんが、
何冊も読む時間がないな、なんて人にお勧めするなら、この本です。

月刊エアラインという、かなり読者層が限られていそうな雑誌を発見。

最新号の特集は、「4発機 vs 双発機」。
 ずーっと気になってたんですよね。この話題。

ボーイングB747(ジャンボ)はエンジン4個( = 4発)で、より新しい型のB777は2個 ( = 双発 )。堅牢性からいったら4発じゃん?でも燃費は双発のほうが安いのかなぁ。B777の巨大なエンジンは、メーカーが限られてそうだし、2個ですむとはいえ単価は高そうだ。
・・・・なんてことを想像していたのですが、まあ、あたらずとも遠からず、ということみたいです。

ほかにも、エンジン性能と信頼性があがってきたことで、燃費の向上、大きな推力のエンジンの供給、長距離航路での規制の緩和※、エアライン業界のコストダウンのプレッシャー、などの要因で、とくにボーイングは熱心に長距離用航空機の双発化に取り組んでいる・・・というような話が書いてありました。

※故障により1つしかエンジンが動いていないときに、それでも飛んでいい時間についての国際的な規制があるんだそうです。この時間が短いと、近くの空港までたどり着きづらい長距離の国際線には双発は投入しづらくて、4発なら1つとまっても3発動いているのでまだ規制の範囲外だから安心、とのことです。規制緩和ってことで、飛んでいい時間が延びた結果、長距離国際線にも双発が投入しやすくなったと。(そういえば某海外系の成田-ニューヨーク線でB777-300にのったことがあります。)

エアバスA380は4発。B747の改良型も4発だそうです。
でかい飛行機は、まだ2発だと推力不足だろう、とのこと。

GWに衝動買いした本。
物理学者から金融界に転じた、デリバティブとかの理論で有名な人の自伝です。
じわじわ読み進めてやっと最後まで読みました。面白かったです。


Amazon.co.jp: 物理学者、ウォール街を往く。—クオンツへの転進: 本: エマニュエル ダーマン,Emanuel Derman,森谷 博之,長坂 陽子,船見 侑生


著者の ダーマン さんは、ブラック=ショールズ モデルの Dr. ブラック と ゴールドマンサックスで一緒に働いた人で、Black-Darman-Toy モデルの共同開発者。ということはこの本で知りましたが(^^;)。

70年代に物理学でPh.Dをとって、ポスドクをこなしてから、教授職はあきらめて、AT&Tベル研へ。ここでコンピュータプログラミングと出会い、ゴールドマンサックスで、オプションモデル研究者 兼 ツール/モデル開発者 兼 プログラマ になっていきます。(金融界に入るまでに、半分近くの章が費やされているので、結構やきもきしました。すごく先端の理論物理学でがんばっていたそうで、それはそれでたのしく読めます。アインシュタインとか量子力学とか超ひも理論とか、そんな単語や説明がでてきて。)

中盤から、やっと Dr.ブラック が登場してきます。金融の人はそこまで我慢して読むか、飛ばして、8章から読んでもいいかもしれません。

 - - -

コンピュータ系の人には、ギークとスーツのギャップに悩むあたりが共感を呼ぶかもしれません(15章 p.386)。

1994年後半の手痛い金利上昇によって、トレーダー部門からセールス部門へと力関係がシフトした。セールス部門では、新しいモデルとトレーディング・システムへの投資によってさらならビジネスが開花すると考えることは困難である。リサーチはコストとみなされるようになった。セールス部門には道楽と必要性を区別するスキルが不十分であったにもかかわらず、投資案件の決済は、「ビジネス・サイド」である彼らによって、投資のメリットと必要性の観点から決済されるようになっていった。承認には専門知識が必要であるにもかかわらず、セールス部門の人々は、専門知識を学ぶ時間もなかったし興味も持っていなかった。それに代わって、打ち合わせが行われるようになった。 短期的に見れば、それは単なる時間の無駄使いであり、打ち合わせに時間が費やされている間に、投資機会は失われた。

そして次の p.387 で、金じゃねーよ、と独白するあたりがまた共感を呼びそう。

上司の多くが把握できない根本的な事実があった。我々は誰かの承認を得るためにモデルやシステムを構築しているわけではなく、問題が我々を惹き付けるがゆえに、モデルやシステムの構築に取り組んだのである。ある問題が発見されると、そこから必要性を嗅ぎ取り、それを吸収し、それに取り組んだ。全員が夢中になった。(中略) 情熱と誇り、感謝され、認められ、評価される喜びのために一生懸命に働いた。もちろんお金のためにも働いていたのだが、それだけで満足していたわけではなかった。

私も、確かにそのとーり、と共感すること大、ながら、「もっとビジネスライクに働かないと損するし、技術者の地位も上がらないぞ」と大人な意見を言われれば、そうかもな、とも思うのですが・・・。

- - -

追記1: 日本語訳がよくできていて、読みやすいと思います。原著を読んでないので正確性はチェックできませんが、原著は読まなくてもいや、という気になりました。

この本をネタに統計学勉強会をやってみようかと。
Amazon.co.jp:Statistics: An Introduction Using R: 洋書

Statistics: An Introduction Using R

割と基本的な教科書系からはじめようということで。
GNU Rで手も動くってことで。

半分くらいしか読んでいませんが、とても面白いです。

技術者向けのドラッカーといった感じ。
競争社会でも自分を見失わずにやりたいことを進めていく勇気(ノウハウ)をくれる本、なのかもしれません。

「プラネテス」の星野ゴローさんに、あーだこーだ諭されている感じ。多くのトピックは目からウロコだし、なんとなくどこかで見聞きしているような話しも、独特の読ませ方で、飽きることがないです。

- - -

筆者の、魅力的な書き方を、うまくパラフレーズして伝える能力がないので、すこしだけ引用することをお許しください。今のところ、私が最もスカッとした部分です。

『12.アイデアは「人に話して」で発展する』

「ドクター・カナデあなたの言うようにアイデアをオープンに話したら他人に盗用されてしまうではないか」
研究者や企業の人たち、そして学生からも言われることがある。私は、そういう人には、次のように、3つの場合に分けて考えてみようと答える。
 1.相手はすでに知っていた -- もともと知っていたのだから、たいした損害はない。せいぜい、相手を元気づかせた程度である。
 2.相手はまだそのアイデアを知らなかったが、全然興味がなくて忘れてしまったのか、聞いたことにしたがって何か始めたがたいしたことはできなかった -- 何の損害もないし、後者の場合には、あなたがいいことをすれば彼はあなたを尊敬するだろう。
 3.相手はまだ知らなかったが、自分が言ったことで、相手が自分より先にいいことをやってしまった。
 問題になるのは3の場合である。一番まずい。「そこで」と、私は学生たちに言う。
 「相手は知らなかった。ということは、あなたよりもあとから考え、やり始めたということだ。しかも先にいいことができてしまった。これは何を意味するか。敵の方が頭がよく、やり手であることが証明されたようなものだ。つまり、相手の方が先に何かやる確率が、もともと高かったのだ。結局、言っても言わなくても、いずれ向こうに負けただろう。この場合は、あきらめた方がよろしい。」

3のケースは、やっぱり機会損失は発生しているような気がしますが、そこで臆病になったって、別の機会損失(黙っていた結果、アイデアが進まない)を招くだけかもしれないので、さっさとあきらめて効率的に次の未来を作っていこうよ、というスーパーポジティブな考え方のほうが、いいんじゃないの?と。

梅田さんの「はてな」に関するエントリを思い出したのでリンク貼っておきます。
My Life Between Silicon Valley and Japan - 何でもオープンにすることについて(つづき)とか

- - -

細切れ時間に1~2セクションずつ読むことができるので、そのへんもポイント高いです。

Amazon.co.jp: 本: 素人のように考え、玄人として実行する—問題解決のメタ技術

素人のように考え、玄人として実行する—問題解決のメタ技術

文庫化されているくらいだから、それなりに売れているのでしょうね。

各所でオススメとのうわさの「マネー・ボール」。
これもやっと図書館で借りられたので読みました。

基本はドキュメンタリーなので、余分なエピソードが多くて、不要に長いような気がするのは大目に見るとして・・・。
プロ野球で、人気株(高年棒の人気と実力のある選手)には手を出さず、独自の分析理論に基づいてグロース(大学出の新人)とバリュー(安いベテラン)にベットする姿が、なかなかカッコよかったです。
さらに、メジャーリーグでは、「所属選手がFAでほかのチームに取られると、次回のドラフトで優遇される」という超合理的な仕組みがあるため、グロース銘柄を高値で売り抜けるとついでに次のグロースも買いやすくなるというおまけ付き。

直情即決系のGM(ビリー)と、冷静な分析家のポール(補佐役)の関係も、絵に描いたようにうまくいっている感じで。ちょっとできすぎ感はありますが。

Amazon.co.jp: 本: マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男

マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男


図書館でようやく借りられたので読みました。
相変わらず情緒不安気味にクルクルと悩むポッター君の気持ちがえらいリアルでグッと来ました。

Amazon.co.jp: 本: ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ハリー・ポッターシリーズ第五巻

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ハリー・ポッターシリーズ第五巻


さらっと読みました。
大前さんは人をけしかけるのがうまいですね。

Amazon.co.jp: 本: 考える技術

考える技術

前半(2章まで)がビジネスコンサルティング/プレゼンの短い教科書みたいになっていて、秀逸だと思います。
中盤からどんどんヒートアップして、郵政、三菱自、ゴーン、教育問題、切りまくりつつ、論理的思考力や時間の使い方についてのレクチャーが続いていきます。

- - -

「21世紀に専門家は存在しない」(第5章P.187)という部分に強く反応してしまいました。
-グローバル・ボーダーレス化した世界では因果関係が複雑化する。
-インターネットでつながった世界では、あっというまに共通知識を持ったコミュニティが世界各地でできうる。
という流れです。

前半の話は、先々週の石井裕さんの講演で深く感銘をうけたMITのcollaborationの説明のくだりに近いものを感じます。
どういうお話だったかというと、「日本で学際というと、異なる分野の研究者が協力しながら(前提として、相手の分野の知識は相手に任せてしまう)というのが多いが、MITメディアラボの学際はそれでは十分でないと考える。いくつもの分野でNo.1になることはできないかもしれないが、少なくともその分野の言葉をfluentに話し、深く尊敬し、その分野の人を纏め上げるリーダーシップを持つことができる人材が必要」というようなお話しでした。(適当にまとめてしまっていてすみません。)

後半は梅田望夫さんの「高速道路」につながっている感じがします。

考えさせらることが多すぎて、困ってしまう佐伯先生の本です。

Amazon.co.jp: 本: 「わかり方」の探求 思索と行動の原点

「わかり方」の探求 思索と行動の原点

後半の『「遊ぶ」ということの意味』が最近の連載からの収録だそうです。
誤解を恐れず、私が受け取ったエッセンスを書いてしまいます。

以下のような考え違い、決め付けを行ってしまっているのではないか?
-遊び、と勉強(ないし仕事)を分ける。
-能力、という計測可能なものが人間の中に存在すると思い込む。
-評価、を権力関係の道具として使ってしまい、受け手もそういうものとして認識する。その結果、「評価」を受ける人はハゲミになるかもしれないが、「評価」を受けられない人はシラケる。

本来はこういうものじゃないかと。
-遊びの中から学びが生まれる。(1%のひらめきと、それを生むための99%の遊び)
-「できること」(能力という言い方をあえて避けている)は個性の延長。好きなことをやった結果がすばらしい「できること」を生む。
-ものごとをじっくりと鑑賞(appreciate)し、励みを与える。

#あんましうまくまとめられなくてすみません。
 あ、そういえば「バカの壁」まだ読んでないや。

ついに読み始めています。でもちょっとずつ・・・。

Amazon.co.jp: 本: エモーショナル・デザイン—微笑を誘うモノたちのために

エモーショナル・デザイン—微笑を誘うモノたちのために


第一部を読み終わったところです。
前著が「このモノは使いやすいか?なぜ?だれにとって?それをどうやって確かめる?」というような問いであったのに対して、もうちょっと広めに「快適に使えるモノ、を規定するのは、(従来の意味の)使いやすさ(=行動レベル)、だけではなくて、(Googleの天才達もこの道具を使っている、みたいな)上層のイメージ(=内省レベル)と、(手触りがいい、みたいな)下層のイメージ(=本能レベル)も影響している」という感じでしょうか。
-内省レベル
-行動レベル
-本能レベル

CMなどでは内省レベル(ヨン様も使っている、とかいう感じ?)で訴えかけていたりするので、実際にそのモノを購入して使う時点で、その内省レベルの印象の影響を強く受けて行動レベルの印象が変化してくる、と。

質感のよい素材のソファー、とか、好きな色のソファー、といいった、本能レベルの印象も、やはり実際の機能としての使いやすさとは(本来は)関係ないのだけれど、やはり使ったときの行動レベルの印象にも影響を与える、と。

まとめると、「使いやすい」「ここちよい」というのは、行動レベルだけじゃなくて、3つのレベルの相互作用によって決まってくるよ、と。

- - -

第1部を読み終わった印象は、「お、ちょっとマーケティングっぽくなってるな」です。

Dr.ノーマンは、今、マーケティングの大家フィリップ・コトラーのいる(MBAトップスクールで有名な)ノースウエスタン大学にいらっしゃるとの先入観がそうさせているのかもしれません。

で、なにがマーケティング的やねん、というところなんですが・・・・。
ノーマン先生としては、機能として使いやすいというのだけを探求するんじゃなくて、もうちょっと広めに探求していこうや、というメッセージなのかナァ、と。

で、実際に使いやすさ探求現場に思いをはせると(想像/妄想・・・)、
「使いやすさ」を探求する(されられる)のは製造者である企業ですので、かれらは「売れる」という物差しで結果を測れれば、いろいろスムーズ。
多くの場合、企業は「売れる」とか「ブランドイメージ向上」ということを求める上でのひとつの要素として「使いやすさ」を求めているんだろう、と。

で、「売れる」とか「ブランド」ということは、マーケティングのところで探求されていて、彼らも「消費者が受けるイメージ=認知的なもの」の探求をしていたりする。

この辺に、認知科学者とマーケティング研究者の間での接点が出てきます。
というあたりは、この本でDr.コトラーが書いている序文だかでちょっとだけ触れられてた気が・・・。

Amazon.co.jp: 本: マーケティング戦略論—ノースウェスタン大学大学院ケロッグ・スクール

マーケティング戦略論—ノースウェスタン大学大学院ケロッグ・スクール


この本はまだ買っていませんが、よさゲな本なので貼っておきます。
ここに著者ページがあります。

最近のFlashではActionScript(ECMAScript/JavaScriptのFLASH版)が2.0になって、クラスの記法がオブジェクト指向っぽく拡張されています。
その辺の実践も書かれた本。

Amazon.co.jp: 本: FLASH OOP

FLASH OOP

- - -

こっちは有名なColin Moockの本。
Amazon.co.jp: 洋書: Essential Actionscript 2.0

Essential Actionscript 2.0


そこかしこで話題になっている、ドラッカーの「私の履歴書」。

今、7回分を一気に読んだのですが、なんて人生だよ。
ハプスブルグ家首都の大都市ウイーンで生まれ、父は財務官僚。
少年時代までに、シュンペーター、フロイトといった超有名人と会っている。
学校は不真面目だが、それはつまんないからであって、進級がやばくなったら
いきなり短期間努力して及第してしまう・・・。

95才で現役、講義を受け持っているというのがすごいですね。
私も体力づくりに、山歩きを始めてみようかナァ。
なんて途方もないことを思ってみたり(たぶんムリ・・・)。

- - -

「私の履歴書」というのは、日経新聞の背表紙にある定番連載コラムで、著名人が半生を書き綴るモノです。

- - -

P.F.ドラッカーは、経営の大御所であり、マネジメントや仕事の進め方について、
大変多くの著作を書かれている人です。
Amazon.co.jp: 本: プロフェッショナルの条件—いかに成果をあげ、成長するか


プロフェッショナルの条件—いかに成果をあげ、成長するか

これは何でしょう?

ideo.com :: Case Studies :: IDEO Method Cards

IDEO社の51のメソッドをあらわすカード。
それぞれのカードは1つのメソッドをあらわし、どのように、いつ使うべきか、という短い解説がある。

#むむう。デザインはかっこいいんだけど。Amazon.comで売ってないなあ。いくらするんだろう。

- - -

ぐぐったら、現物を取り寄せられた方もいらっしゃるようで。

ブロッグ崩し: IDEO Method Cards

こちらでは6200円との情報。

いやなブログ: 作れる、作る、作った

というブログエントリ経由で以下の
寺田寅彦(大先生、というべきか)の文書を読みました。

寺田寅彦 科学者とあたま

科学者は、頭がよくなきゃいけませんが、
頭がよい結果、先読みしすぎてやる気がうせるなら、教師の方が向いてるね。と。

・・・グサリ。


#こんな文章が読めるなんて。青空文庫、すばらしいですね。

Amazon.co.jp: 本: 日産を甦らせた英語

日産を甦らせた英語

うーん、ビジネスマンのための英語学習本ですね。日産あんまし関係ないです。

一点だけ引用します。(p.203)


英語を学ぶということは、(中略)「以心伝心」への依存度の高い言語コミュニケーションを、共通のバックグラウンドを持たない人間同士の「低コンテキスト文化」に対応させる調整力を身につけることでもある。

別の本からの引用を筆者なりにパラフレーズしている部分です。

Amazon.co.jp: 本: たかがMBAされどMBA ビジネス最前線11人の勇気ある仕事選び
たかがMBAされどMBA ビジネス最前線11人の勇気ある仕事選び

世の中、MBAホルダーという人たちがたくさんいて、
MBAを取って社会に戻ったものの、
自分が目指すこととやっていることのギャップに悩んでいる人がそれなりにいて、
そういう人たちに、「MBA社長」を紹介することで、
ちょっと元気になってもらおう、という趣旨の本だそうです。

MBAを軸に書かれていますが、
普通に若手経営者インタビューと読むのもいいと思います。
楽天の三木谷さんや、ローソンの新浪さんは、
ニュースや雑誌で見かけるし、すごく興味をもって読めました。
各15ページなので、さくっと読めます。
(その分、興味のない人は飛ばし読み気味・・・。)

- - -

「楽天のコンセプト」というのが転載されています(p.218)。
同じものが、同社のWebサイトにもありました。
http://www.rakuten.co.jp/recruit/aboutus/concept.html

「1)常に改善、常に前進」のなかのくだりが、結構、
ぐぐっと胸に刺さります。

- - -

本全体の、感想は・・・皆さんパワーあるなあ。
前向きですね。まあ、インタビューだし、そりゃ当たり前ですけど。
普段の生活で出会うチャンスのない、パワーを持っている人々なので、
本で読んでも「ごちそうさま。」という感じです。

がんばろう。

- - -

MBAについて。

ウチは小さいながら商売人の家なので、中学高校の頃から、商売のことは大変興味があります。商売といっても「何か仕入れて、どこかで売る」というイメージとはちょっと違うのかもしれませんが。

基本的には、誰かに喜んでもらえるモノづくりをしたい、というのがあるのです。
そのためには、必要な資源(人・才能・技術)を枯らさせないように、
きちんと水や肥料をやる工夫が必要なわけで・・・。
その辺の割と合理的な仕組みが、商売というものだ、と思っているわけです。

MBAというのは、商売や組織運営のプロフェッショナルスキルを磨かせようという
スクール、なんだと理解しています。行ったことがないので、正確な理解はできていないと思いますが、まあ、面白そうだと感じます。

でもコストが高いし、時間もかかるのが難点ですね。
文化センターで月1万位の月謝でやってたら、行くんだけどなぁ。

Amazon.co.jp: 本: SHIHOスタイル—ハッピーでおしゃれな女性になる52の秘訣
SHIHOスタイル—ハッピーでおしゃれな女性になる52の秘訣

別におしゃれな女性を目指しているわけではないですけれども(男だし)・・・、
某ブログにて、推薦されていたので読みました。
中谷彰宏さんは、人をのせるような、うまい文章を書きますね。文字数が少ないのもいいかも(^^;)。

私なりにピンときたエッセンスを抽出しておきます。
-周りに気を配って、周りをハッピーに。
-自分を自然にコントロールして、常にハッピーでいる。
-うまくいかない理由を、環境(会社)のせいにするのはやめる。
-うまくいかないとき、行き詰ったときは、自分の引き出しが空になっている。
-自分の引き出しを埋めよう。そのためには人と会おう。
-職業にこだわるより、楽しむことにこだわる。
-そして、「自分」を、ひとつの商品カテゴリーとして確立し、それを職業にしよう
-目指す人のインプットを学びとる(アウトプットだけをみても真似はできない)

この本自体で、ちょっと、私の引き出しを埋めてくれ感じもします。
(実は、肝心の、SHIHOさんという人を、みたことがないのですけれど。)

Amazon.co.jp: 洋書: The Double Helix: A Personal Account of the Discovery of the Structure of DNA (Norton Critical Edition)

The Double Helix: A Personal Account of the Discovery of the Structure of DNA (Norton Critical Edition)

アメリカ自然史博物館で、DNAの2重螺旋構造を説明するビデオ(約3分×8本)を流していて、見入ってしまいました。
ワトソンとクリック(生物の授業でやりましたよね)本人が説明しているのが驚き。
(まだ当事者が生きている時代の話だったんだ・・・。)

で、感動したついでに、英語で書かれた生物学の教科書を探そうと、
書店に行って見つけたのがこの本です。
(教科書じゃないけど、楽しく読めそうだったので購入しました。文字もハリポタより大きいし、分量も多くなさそう。)

#自然史博物館のビデオはぜひ日本語化してNHKで放映してほしい。
 DNAとRNAの動作を説明するCGがリアルっぽくて圧巻。
 ・・・もうやってるかも。

[Links]
-American Museum of Natural History

-二重らせん - Wikipedia

-邦訳:Amazon.co.jp: 本: 二重らせん

Amazon.co.jp: 本: メディア界に旋風を起こす男 ブルームバーグ

97年の出版ですので、もう7年も前の本ですけれど、
現ニューヨーク市長 マイケルブルームバーグ氏のエッセイ ( 自伝 and 経営指南 ) です。
図書館で借りてきました。読むのは2回目。

実際に書いてまとめたのは、マット・ウィンクラーというブルームバーグ者の重鎮(元ウォールストリートジャーナル)。
監訳者は、ブルームバーグ東京支社の人、とまあ、その辺を眺めると、
ちょっとブルームバーグ社色が濃くて、手前味噌かと思いますが・・・、
いやいや、中身はよくできていると思います。

- - -

ブルームバーグ氏の略歴をかなりテキトーにまとめると・・・
ハーバードMBA取得後、米金融大手ソロモン・ブラザーズで株関係の伝説のディーラー。
その後、ジェネラル・パートナー(オーナーに近い)まで上りつめたんだけど、会社都合で退社。
やめる際に得た資金でブルームバーグ社創業。
(そのころのやり取りに、グットフレントという会長が出てくるんですが、この人、ウォーレン・バフェット本でも出てきました。)
で、今はブルームバーグ社の経営は人に任せて(オーナーではある)、ニューヨーク市長。
・・・という感じです。

その他、この本では・・・
・ブルームバーグ社がいかにメリルリンチの最初の契約を取り、最初の端末を何とかリリースしたか
・ブルームバーグ社がいかにしてニュースを始め、「記者クラブ」制度とどう戦って門戸を開かせたか
・ブルームバーグ社は業務拡張の取捨選択についてどのように考えているか
とかいうことが、ストーリーだって書いてあって、読ませます。
(私がインパクトを受けた点ですので、かなり偏ったリストになってます。あしからず。)

読み返してみて気がついた点というか感じた点は、ブルームバーグの新規事業は、「イノベーションの解」の主張と整合性の取れる進め方なんじゃないかと。
企業を買ってくるより、自分でビジネスを立ち上げるほうが割安なことが多い、とか言ってますし。
(もちろん、キャッシュインと想定キャッシュアウトを慎重に把握して判断していることは窺えます。この人MBAで株ディーラーだしね。)

- - -

ブルームバーグ社は、金融情報のトップランナーの一社です。
主力はプロ向け情報端末です(最新端末は以前書いた宇田川 信学さんのantenna design社がデザイン)。
CATVやスカパーで、「ブルームバーグTV」というチャンネルを運営しています。
あと、東京駅前の丸ビルの同社ブースに岩井俊夫さんプロデュースのインスタレーションがあります。

京セラ創業者の稲盛さんの本です。
ビジネス誌などで散々取り上げられているのでご存知の方も多かろうと思います。

素直に、謙虚に、説法を聞くようにするりと読めました。

Amazon.co.jp: 本: 生き方—人間として一番大切なこと
生き方—人間として一番大切なこと

-願望がカラーで見られるほど強烈に思い込むことで、道が開ける
-判断の基準は、常に「人間として正しいか」
-ビジネスの根幹は、利他心
-才(能力)があっても、徳(人格)がなければ、
 あふれる才を誤った方向に使うことになってしまう。
 才あればこそ、正しい方向に使うよう、人間性を磨きなさい。


まとめると、
謙虚に、熱意を持って、綿密に計画を立て、粘り強く、正しい事を、人の為に、行いなさい。
ということでしょうか。
(まとめちゃっていいものかどうかわかりませんが。)

以下、原文をいくつか引用します。

ただし、志を高くもつことは大事ですが、それを実現するためには、やはり目標に向かって一歩一歩積み重ねる地道な努力を欠かすことはできません。(P.64)
物事をなすのは、自ら燃え上がり、さらに、そのエネルギーを周囲にもわけあたえられる人間なのです。(P.107)
考えてみれば、私の有している能力、私が果たしている役割、それが私だけの所有物である必然性はどこにもありません。ほかの人が持っていたとしても、何の不思議も不都合もない。また、これまで私がなしてきたこともみんな、ほかの人でも代行できたでしょう。 それらはすべて、たまたま私に与えられたものであり、私はそれを磨く努力をしたにすぎない。どんな人間の、どんな才能も天からの授かり物、いや借り物でしかないと、私は思っています。(p.128)


#まったく、ダメですね。私は。

Amazon.co.jp: 本: ピープルウエア 第2版 † ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

ピープルウエア 第2版 † ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

ちょっとオフィスレイアウト関連で参照したくて、
久しぶりに、さらっと読み返しました。
いい本ですよね。

指針がたくさん書かれています。
-生産性を高める目標設定
-仕事環境改善
-チームワークのとりかた
-「組織の学習」と退職
-効率的な会議
-プロジェクトの時期と必要な人員

今回、特に気に入ったのは以下のくだり(P.234-235)。

活動中の硬く結束したチームを観察すると、仲間同士のコーチングという、ごく当たり前の健康的な行為が常に行われているのを目にするだろう。チームメンバーは、ペアで机に座って知識を伝えている。これが起こるときは、常に一人が学ぶ側でもう一人は教える側だ。この役割は、おそらくAさんがBさんにTCP/IPについてコーチし、そのあとでBさんがAさんに待ち行列のインプリメンテーションについてコーチする、といったように、時折、役割が切り替わる。それがうまくいっていると、やっている人はほとんど意識さえしない。彼らは、それをコーチングだとも思っていない。彼らにとって、それは単に仕事のうちだ。

相互のコーチングは、チームの力を高める重要な要素。
うまくいっていないと・・・ツライ。

Amazon.co.jp: 本: 仕事は楽しいかね? 2

仕事は楽しいかね? 2

以下の本の続編ですが、今度は"Gifted Boss"ということで、上司論/部下論です。
kawaguti's chronical record: 書評: 仕事は楽しいかね?

[うまくいく上司像]
-常にお役所的な体制と戦っている
-部下の問題を解決するのではなく、部下が解決する環境を作る
-部下を信頼し、任せる
-部下とは従属関係ではなく、同盟関係
という感じですね。

[有能な部下をゲット]
-有能な部下は、なかなか動かない(上司は手放そうとしないし、偶然、異動で自分の部下になってくれる、というような偶然はほとんど発生しない)。
-信頼関係を築き、今はダメでもいつかは一緒に仕事がしたいと思うようになっていく。
-最高の人材が働くにふさわしい最高の場所を提供する。
-仕事は楽しくなくちゃダメ。

- - -

会社の中の上司と部下というのは、偶然で結び付けられた縁なわけですが、馬が合う上司部下というのは、なんとなくその後も縁が切れないものかもしれません。

うん、この本は面白かった。
さらりと読めて、しかも気分がよくなった。

仕事は楽しいかね?
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877710787/
The Max Strategy: How a Businessman Got Stuck at an Airport and Learned to Make His Career Take Off by Dale Dauten

仕事は楽しいかね?

気になったエッセンス。
-唯一の目標「明日は今日と違う自分になる」
-試してみることに失敗はない
-みんな平均以上。平均以上は平均。「右に倣え」はしない。
-完璧から、さらに上を目指して変える
-必要は発明の母、偶然は発明の父


絶賛の感想を書くと、私のことを、「あまりに真に受けすぎている」と
思われる人もいるかもしれませんが、真に受けないともったいないじゃないですか。
せっかく時間をかけて本を読んだのに。

- - -

ところで原題は"The Max Strategy"(マックスの戦略)です。邦題はちょっとメッセージが直接的すぎて、イマイチね。そうでないと売れないんでしょうけど。

おそらく著者のサイトであろう、Dauten.comというところに、著者の顔写真がでてます。オヤジだ。
Dauten.com: Workshops, Seminars, Innovators Lab, Speaking

ブックカバーの著者略歴をみると、
-マーケティングリサーチで名をあげ、その後、コラムニスト。
-執筆活動の傍ら、講演やキャリア向けセミナーで稼ぐ。
-50年生まれなので、54才。
-スタンフォード大学大学院出身(経済かな?)。
という人らしい。

#感染力のある人は、短い文章でずいぶん稼ぐなぁ。キヨサキ氏もそうだけど。

「幸せな小金持ち(本田健)」「金持ち父さん(ロバートキヨサキ)」系の
ダイジェスト版ムックです。

これ単体では、そうだなあ、最初に読んでも感動しないけど、
まとまっているからリファレンスにはいいのかなぁ。

幸せな小金持ちへの8つの扉 Softbank mook—ビジスタMOOK
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4797323701
幸せな小金持ちへの8つの扉

参考になった点としては・・・
キャッシュポイント
-得意なこと
-経験があること
-人が求めること
-人が喜ぶこと
-時代の流れ、世の中の関心が向かうもの

この辺で事業するといいよ、という感じですね。
(いつもこの手の本では言われていることのような気もしますけど。)

ウォーレンバフェットという投資家の名前をご存知でしょうか。
アメリカの政治家や一流企業のオーナーがこぞって詣でることでも有名な伝説的な投資家です。

彼は長期投資しかしないことでも有名。コカコーラとか…
あと思いつかん。とにかくよい企業を発見し、早く投資して、長期に持ち続けることで大きな利益をあげてきたようです。

そのウォーレンバフェットの半生のエピソードをマンガ化。
さらっと読めるのでお薦めです。

 マンガ ウォーレン・バフェット~世界一おもしろい投資家の世界一もうかる成功のルール
 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4775930052


儲かるかどうかは知りませんよ(^_^;)。
バフェット氏は「現在のアメリカの株、債券は高すぎて投資できない」と言ってました。今年。
日本はどうでしょうね。

トヨタウェイ、読了しました。
パッと思いつくところを列挙します。

「学習する組織」
・組織で学習するためには「見える化」(みんなが共通して確認できる可視化)が必要。…このへんは三宅先生の「学習科学とコンピュータ」の議論と通ずる。
・じっくり時間をかけて人間関係や文化を醸成する必要がある。特に米国では会社(管理者)と従業員の目的意識を一致させるところに苦労があった。

「文化」
・難しい課題に立ち向かう。
・品質を重んじる(無理/ムダ排除…平準化)。
・常に反省し、さらに改善を目指す。
・付加価値作業、非付加価値作業、非付加価値だが必要な作業に分ける。

「トヨタの凄み」
・これらの結果を学習し、さらに内部共有できるところに凄みがある。それが出来る優秀な人材を雇い、強力に教育する、会社を社会的に有意義な組織にするために一緒にがんばる。
・内部育成で、現場を知る経営者・管理者を育てる。
・外部のパートナー企業にも文化を伝播し、成果を挙げることができる。

ザ・トヨタウェイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822244156
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822244164

やっと下巻です。とほほ。
いや、でも面白いんだってば。

ザ・トヨタウェイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822244156
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822244164

引き続き、まだトヨタウェイ読んでます。
いや、いい本ですよ。これ。
ザ・トヨタウェイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822244156
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822244164

大野耐一氏は考えた。
米国のような大量生産をやらずに、どうやって効率的に自動車を作るか。(米国の大量生産は規模の論理で考えるととても効率的だ。しかしそれをやるには資本がいる。)
そして、徹底的に無駄をとることにした。
無駄をとるためには、逆に大量生産をやっちゃいけない、ということになった。一個流し生産というらしい。
セル生産とも言いますね。

大量生産すると、
1. A工程とB工程の間に在庫が溜まることになる
2. ある程度数を見込めないと、ある工程の生産ができない。
  →逆に生産できるときは一気に作って在庫の山を作る
3. 不良があった場合には、そのロット全体を疑って破棄
  しなければならない。ロットがでかいと損害もでかい。
なんてあたりが、よろしくない。

だから、ある程度、複数の工程を一人でこなすようにしつつ、
少ない人数で一貫してひとつの製品を作るような"流れ"にした。
そしてできる限り在庫を置かないで、必要な生産量だけ
生産し、どうしても中間在庫が必要な場合は最小限にし、
かつ完全に数量を管理し、"見える"ようにした。

"見える化": 作業者が状況をできる限り的確につかめるよ
      うな道具を用意する。
      ・作業者が危機を的確に予測、把握できる。
      ・作業者が不要な中間在庫/ムダを把握できる。
      ・その結果、作業者自身がが改善すべき事柄を
       考えられる。

"流れ": 製品ラインを川にたとえれば、
    在庫が溜まっているところは、澱んだところ。
    だからそれを改良して流れをよくしよう。
    流れがいいということは、全体として効率的だ
    ということ。

とまあ、ほかの本も含めてごっちゃに書いてますが、
私の実体験からして、見える化というのは、とても重要だし
便利だと思うんデス。

トヨタウェイによると
・トヨタは保守的な会社である。
・保守的だが時々驚くようなすばらしい変革をやってのける。
だそうです。

日本的な善良の人々のまじめな会社でありながら、
まじめさのベクトルが常にきちんと前に向いている。
そういう感じを受けました。

…まだ途中ですが、おもしろいですよ。
 日本語訳も読みやすい。

ザ・トヨタウェイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822244156
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822244164

ザ・トヨタウェイ
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822244156
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4822244164

読み始めました。

#いやぁ、トヨタがすごいっていうのは、
 もう、わかったから…ゲップ。

なぜ、男はすぐにあきらめ 女は話を複雑にするのか
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4837956467

原題は What WOMEN Want MEN to Know です。
男女の心理がすれ違ってしまうポイントについて、女性の視点を中心に書かれています。
男性は、奥さん/彼女のことがより理解しやすくなるかもしれません。

まぁ、ちょっと女性にとって理想的すぎる気もします。
正直「そこまで気をつかわにゃいかんのか。」という
感じもしますが…、でも、そんなものなのかもなぁ。

- - -

邦題は、ちょっとまえに流行した「地図を読めない女、話を聞かない男」に似てますけど、違うかも(あっちは読んでないのでなんともいえませんが)。

地図を読めない女、話を聞かない男
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4072352179

はじめの一歩を踏み出そう 成功する人たちの起業術
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4418036016

スモールビジネスコンサルティングを長年やっている人の本です。

面白かったのはこんな話。
人には「起業家」「マネージャ」「職人」の3つの性格が共存していて
せめぎあっていると。

「起業家」はチャンスを見つめ。彼にとってマネージャは「世の中はチャンスに満ちているのに」いつも邪魔する邪魔者。
「マネージャ」は、現状をなるべくましに維持しようとする。彼にとって起業家は新しいことをもってきて現状を壊すトラブルメーカー。
「職人」は自分の能力をフルに活かして最高の仕事をしたいと望む。彼にとって起業家は新しいアイデアを見つけたと言っては人の仕事を中断させる厄介者だし、マネージャは管理しようとしてクリエイティビティを阻害する危険人物。

この3つをうまくバランスさせないと、スモールビジネスをうまくまわせないぞ、と。

よくあるのは、職人を優先してしまって燃え尽きるケース。
全部自分で背負い込んで、最初はとてもうまく行くんだけど…。

で、提言としてはこんな感じ。
・だんだん人に委譲して、ゴールは「事業売却」。
・組織図を作って役割分担をはっきりさせよ。機械的に動くという意味ではなく。
・専門のマネージャは不要。
 管理はシステム化し、システムの中にマネージメントの仕組みを詰め込め。
・従業員に上手に働いてもらうには「挑戦する価値のあるゲーム」を作れ。
 自分でつまらないゲームを人に押し付けることはできない。

…以上、肝はこんな感じ。うろ覚えですみません。

- - -

冒頭の性格類型が面白くて、そのあとも一気に読んでしまいました。

起業する人/してる人でなくても、人とのかかわりあいの中で仕事をしている人には有意義な知見をもらえる本だと思います。

気持ち的にピンチな時…。
マンガ読んで笑う、そんなちょっとしたことでも、
すごく救われて、意欲がわいてくる。

ありがとう「課長バカ一代」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063346056/

引き続きイノベーションへの解
The Innovator's Solution
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798104930/
を読んでいます。

- - -

「第6章 コモディティ化をいかにして回避するか」のエッセンス。

バリューチェーンのどこでお金がとどまるのか。
PC産業の例では、
顧客がデスクトップPCメーカーに支払った金のほとんどは、
実際はデスクトップPCメーカーには残らない。
OS(マイクロソフト) や CPU(インテル)に流れてそちらに残る。
DRAMに流れたお金はDRAMメーカには残らず、
製造装置を製造する業者(アプライドマテリアルズ)に流れてそちらに残る。
HDDに流れたお金はHDDメーカには残らず、ヘッドやディスクのメーカに流れる
傾向がある、と。

機能的に大変優れており、技術的に高度なHDDメーカに
利益が残らないのはなぜか。

筆者は、
市場で「製品の機能がすでに十分に優れている」場合には、モジュール化が進む、とする。

相互依存型 - 高度な独自性のある製品。高コスト高収益。
モジュール型 - 部品の互換性が進み、コモディティ化する。低コスト低収益。

モジュール化が進むと、本体は低収益になるが、
その反面、構成部品の中で独自性の高いものが、逆に高収益になったり、ということが起こる。

代表的なプロセスとしては・・・、
顧客が市中の製品の性能に満足すると、価格の競争圧力が生じる。
そうするとメーカにはコスト低減圧力がかかる。
各部品をなるべく出来合いのものを使うという、コスト削減努力が行われることが多い。
部品メーカは規模の経済でもって、組み立てメーカよりもコスト競争力のある、
優れた部品を作ることができるので、そちらに委託することで資産を減らしコストを下げる。
株主やアナリストも、不要な業務は外部に出すことで利益の維持に賛成する。
しかし、そうやってコストを下げるうち、いつの間にか、自分自身のやることが
なくなってしまい、付加価値の源泉がすべて部品メーカに移ってしまったことに
気づくことになる。

- - -

感想。

この例は、ちょっと典型的すぎるような気がしますけど、
外部業者をどのように使うか、その関係をどのようにメンテナンスしていくか、
というのは、結構、深刻な問題だと思います。

基本的には、技術や時間が足りないから外部に頼むわけですけど、
仕事が一段落してだんだん効率化すると、トータルでは「人あまり」になります。
そこで、外部を減らすか社内の人材を減らすか。
技術が足りない場合は、外部を減らすわけにもいかない。
そして技術は外部にのみ蓄積していく・・・。
ちょっと悲観しすぎかもしれませんけど。

そういう状況に陥らないように、自分でやろうとすれば、
スピードが足りないとか、品質が悪いとか、そういうリスクに
さらされるんじゃないかというプレッシャーがかかる。

「あれもこれも自分の仕事」と言いはじめたらキリがないのと同様に、
「それは自分の仕事じゃない」と言いはじめたらキリないんです。
自分でやるほうが利益は取れるけど、どうでもいいことまでやっているわけにもいかない。
その答えは、実際はそんなに簡単に割り切れるもんじゃないんでしょう。

「コアコンピタンスへの集中」という大義名分のもとに、
自分の持つ理想像に向かって自分たちの仕事を絞り込んでいく、
ネットバブル期によく見られた「アライアンス」モデルの
行き過ぎた点を、筆者は指摘しています。

- - -

ここからは蛇足・・・。

特にアメリカではインドへのアウトソースが劇的に進んでいると聞きますが、
企業収益向上するが雇用は回復しない「ジョブレスリカバリー」といわれています。
日本も似たような状況なんでしょうけど・・・。

米国は移民もあって人口が増える。
日本は少子化で人口が減る。

先週の日系ビジネスは早くも「人不足」がテーマでした。
ホントかよ、とツッコミたくもなりましたけど、あながち外れてないのかも。

イノベーションへの解
The Innovator's Solution
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4798104930/
イノベーションへの解—利益ある成長に向けて

を読んでいます。

「イノベーションのジレンマ」の続編的な本で、
今度はどうやってイノベーションのジレンマに
対応して持続的に成長(?)生き残り(?)するか
ということが論じられています。たぶん。



第3章「顧客が求める製品とは」は、
顧客が選択する製品はどういうものか説明。
「30代男性」とか、旧来のマーケティングで
よくあるカテゴライズ(市場細分化)でもって統計的に
ニーズを集計することの危うさを指摘している。

顧客は、先に、何かしら片付けたい用事があって、
それをとりあえず楽チンに解決してくれる製品を
探し求めるものだと定義し、そのような場合、
顧客が喜んで追加投資をするのは、いままでの
解決をより進化させ高度にする、というのではなく、
明確に何か片付けたい問題を処理してくれる
ことだ、と。だから、何%高速化とか、そういうのは、
それによって、片付く問題があってはじめて
意味があるのだと。
そこを読み違えて高機能化に走ると、いつか
その問題を別の角度や別の観点から解決する
まったく違う種別の安価な製品に取って代わられる
可能性(イノベーションのジレンマ)があると。

まあ、かなりぶっちゃけて書くとこんな感じの
話だったんじゃないかと思う。

- - -

ところで・・・
ここで、顧客という人のモデルを作っているんだけど、
そういえば、顧客とかユーザというモデルって、
いろんな分野で定義されるなぁ、と思った。
・マーケティング
・ソフトウェア開発
・ユーザビリティ
・ミクロ経済(最近読んでない)
まあ、当たり前なんですけど。

で、マーケティングとユーザビリティの本あたりに登場する
ユーザ分析というのは、実は非常に似通っているんじゃ
ないか、という感じがした。

そういえば、「アフォーダンス」が紹介されていたり、
どっかに認知心理学という単語も見たな。

まあ、ユーザビリティ評価を依頼する人は、
顧客のウケを狙っているわけで、
そういう意味では一種のブランド戦略。
マーケティング活動の一環ということになるか。
だとすると、マーケティングもユーザビリティも
見据えているユーザ、およびユーザ行動を研究する
枠組みっていうのは、ある程度共通するのかもしれない。
ユーザビリティ評価コンサルさんは、やっぱり
ユーザビリティ向上に伴ってどれだけ利益が上がるかって
ことを間接的に言っておかないと彼らにとってのお客も
増えないわけで。

あんまし、まとまってないですけど、
そんなことを感じながら読んだわけです。

すばらしい本だった。
久しぶりにじっくり本を読んだ気がする。

図書館で「ユーザビリティエンジニアリング原論」(ニールセン)を借りた。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4501532009

「幸せな小金持ち」への8つのステップ ~人生の”宝探しの地図”がここにある~
本田 健 (著)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901465317/

ロバート・キヨサキ以上にさらっと読める。精神論が多い。
解脱する->楽になる->いろいろな出会い->小金持ちになる
という論理?
まずは、気持ちの持ちよう。というのが筆者の最大の
主張と思われます。
(ロバート・キヨサキは「めざせ不動産成金」だったけど、
 この本の実例はネットワークビジネスくらい?)

気持ちの切り替えは、重要ね。
ちょっと鬱屈する出来事があったのでちょうどよい気分
転換になりました。

"The Art fo Innovation"
発想する会社! — 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/415208426X/
Tom Kelley, Jonathan Littman (著),
鈴木 主税, 秀岡 尚子 (翻訳)

を読んだ。
正確に言うと、全編は読んでない。これはちょっと時間をかけて
咀嚼しながら読もうと思うので、急ぎ読みはしないことにした。

IDEOという会社の、仕事のやり方や哲学、業績について記した本だ。
カラー写真をふんだんにつかって(日本語版で倍増したらしい)、
そこからも、発想を豊かにするヒントがビンビン伝わっている。

で、すごいのは、ユーザビリティの本、経営管理の本、マーケ
ティングの本、いろいろなエッセンスに共通することが、
この本にも入っているということだ。
「協調問題解決」とか「ブランド」とか「使いやすさ」とか
「気づき」とか「優秀な人を雇え」とか、そういうものが
ひとつの会社に結実している姿が書かれている。
こりゃ凄いよ。説得力がある。

- - -

まだ序盤を読んでいる感触では、
彼らのブレインストーミング、共同問題解決を重視する仕事の
やり方がきちんとワークしている感じが伝わってくる。
この辺は文章でいくら書かれても「ふ~ん」という感じが
してくる今日この頃だけど(前は興奮して読んだものだけどね)、
オフィスの写真との相乗効果はすごい。

ああ、こういう会社を作らないといけないね。日本も。
(すでにあるのかも。あったら教えてください。)

- - -

彼らはオフィスの作りも軽視しない。
別の本でいくつか似たような主張をされているの読んだけど、
いま自分のいる職場との乖離を考えると、あまりにも非現実の
世界のような感じがしていた。
でも、IDEOの写真をみると、凝って金をかけているんじゃないんだよね。

Bloombergの自伝に、すげー机に金をかけたような話が載っていて、
実際東京のブルームバーグの支店なんかはすごいきれいなんだけど、
オフィスを生産的にする=金を掛ける、という構図だとちょっと
つまらないなぁ、と早合点していた。金じゃないね。たぶん。
もっと重要なポイントがあるように思う。
(ウチのオフィスに「スチール机が並ぶ狭いオフィスですら
イノベーションが生まれてしまうところがウチの会社の凄いと
ころ」と考えている人がいるんだけど…べつにそれも構わない
けど、やっぱりもっと効率的なやり方もあるように思う。)

インテルは会議室の壁が全部ホワイトボードなんだって聞いた。
IDEO社もホワイトボード率が高そうだ。
ホワイトボードに上手に概念を書いていくのも結構重要な
スキルなのではないかと思う。
ホワイトボードに限らず、概念を絵に書くのってとても重要ね。

昔、大変お世話になった大学の先生が、
「絵にかけないことは、理解できてないんだよ」
といっていたのを思いだす。

いまでこそ図解ブームだけど、10年以上前にそういっていた
のだから、凄い人だ。

- - -

IDEOはシリコンバレーのパロアルトにある。
基本的にはデザイン会社だ。
Palm のデザインや、初期のMacのデザインをしたらしい。

パロアルトといえば、スタンフォード大…らしい。最近知った。
彼らの初期メンバーは多くがスタンフォード出身らしい。

スタンフォードはgoogleやyahoo!など、多くのテクノロジー
ベンチャーを輩出した、シリコンバレーの中核にある大学だ。
スタンフォードと、近くのサンフランシスコ近郊にある
もうひとつのシリコンバレーの大学UCバークレーには、一度、
行ってみたいなぁ。
在学中の知り合いかがいるといいんだけど…そんな都合よくは、いない。
もうすこし英語が上達したら、PenPalとかできないかな。まあいいや。

- - -

本からだいぶ脱線しましたけど、いい本です。
久しぶりに感動。

2010年11月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

アーカイブ