ペルソナ作成のためのモニタフェイス記録方法

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monitor1.jpg  monitor4.jpg

今日はまた、専門的なお話になります。
同業者以外の方、ごめんなさい。

最近、「シナリオ」とか「ペルソナ」の抽出、作成のお仕事が増えています。
ものすごく増えています。

今日はインタビュー時、ユーザビリティテスト時のモニタフェイス記録方法として、
特に、ペルソナ作成のために有効な手法を一つご紹介します。

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「ペルソナ」とは、開発中商品のユーザの「顔」をわかりやすくするために、
開発者の中で共有するユーザのイメージ像のことです。

開発をするときに、
「この商品は、こんな人に使われるから、この機能はもっと充実させましょう!」
とか、判断する基準になったりします。
他にもいろんな効果があって、最近では、ちょっとしたハヤリとなりつつあります。

そして、そのペルソナを作成するための調査として、
ターゲットユーザのインタビュー調査を行い、その人の生活の仕方、性格、思考、仕事上の役割や休日の過ごし方など、必要な情報を聞き出すわけです。もちろん、その商品の具体的な利用方法もちゃんと聞きます。
そして、イメージからトップダウンでペルソナをつくっていったり、時には、定量的な分析を行ったり、と、いろんな手法で「ペルソナ」を作成します。

---前置きはここまで---

ペルソナを作成する方法や手順は、一つではありません。
今日はオーソドックスな手法の一つ、調査モニタのイメージからペルソナ像を作成する際に役に立つ方法をご紹介します。

以前、このブログで、扱ったことのあるモニタフェイスシート、覚えてらっしゃいますか?
ただの、似顔絵メモじゃありません。

UTやインタビューのモニタ情報を
・顔
・ニックネーム
・操作特徴(業務特徴)
・インタビューへの臨み方/人柄

で分析し、調査進行中に記録したものです。

こちらをご紹介してから、社内で展開を重ね、こんな風に展開されてきていることをお知らせしていました。

しばらくこのブログには書いていませんでしたが、
何度かいろんなモニタフェイス情報の入力方法、共有方法を試してみて、
今回、こんなものに行き着きました。
monitor5.jpg

こんな風に、一項目につき、一付箋で、マトリックス上に情報を貼り付けます。

monitor1.jpg
ちょっとしたスペース、ロッカーの扉にペタペタと貼り付けて。
デブリーフィングの最初に、モニタをプロファイリングして記入する。

付箋を使ったことで、難しかった情報の書き直しがスムーズになり、
マトリックス上にしたことで、必要な情報にモレがなく一覧することができます。
そして何より、観察室全員でこの情報を共有できるようになりました。


なぜ、この方法がペルソナ作成のインタビュー調査にむいているか、というと・・・

【調査中のメリット】
1.観察室の中でモニタのプロファイルが共有できる
2.似顔絵を見ながらデブリーフィングを行うことで、
 似顔絵アイコンに、プロファイル情報を植えつけることができる。
3.ニックネームを呼びながらデブリーフィングを行うこで、
 モニタの呼び名が統一され、情報共有が効率的に行える。
4.個人情報保護法があって、顔の撮影が面倒なとき、似顔絵なら、さらりとそれをクリアできる。


【分析中のメリット】
4.各分析情報のデータに似顔絵をアイコンとして利用できる。
 似顔絵アイコンのおかげで、そこに植えつけられた情報が呼び出しやすくなる。
5.モニタセグメントを作成する際、似顔絵をつかって、マッピングが行える。
 (メンバーの共通言語になっているので、付加情報はいらない。)
6.とにかく、プロファイリングデータが忘れられないくらいに鮮明に記憶されているので、
 分析がらくちん。


分析は、似顔絵アイコンで・・・。
monitor4.jpg


・・・こんな風にペルソナを作成するまでの、モニタ情報の記憶と共有が効果的に行うことができるのです。

似顔絵には、求心力があるため、
人柄や操作上の特徴などの大まかな特徴は、アイコンやニックネームと一緒に長く記憶に残ります。
一度試してみた方でないとわからないかもしれませんが、
私の場合、5ヶ月前の人でも、その似顔絵を見ればエピソードや人柄などその人の特徴を思い出すことができます。(実際にこの手法を始めたのがそれくらいなので・・・実際はもっと長く記憶に残るかも。)
多分、調査した人50人くらいは鮮明に覚えてます。

反面、非常に怖い一面もあるようです。
記憶に残りやすいため、誤った分析をしてしまうと、最後までなかなかその人物像を修正することができません。自分の中だけでは修正できても、それを、デブリーフィングで共有した全員のイメージに上書きすることは難しい。
顔の表情がなくて暗い人だな~と分析してしまった場合、その人がただ緊張していただけ、と後になってわかっても、最初のイメージはなかなかぬぐえないのです。
最初に慎重に分析して、共有することが重要になってきます。

と、こんな風にいろいろと分析しながら、新しいことを考えてはチャレンジしている毎日です。
この似顔絵プロファイリング手法を、
絵がかけない人でも、もっとうまくとりいれていけるような仕組みを考えたいと思います。
また、そのうち続編をおとどけします。

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5 Comments

うーん、
良く書けてる似顔絵って
強烈なパワーがあるみたいやしねぇ。

どっかの映画監督が昔、
「和田誠さんにチラシを描いてもらえば、
 描かれた役者さんの将来性が見える」
って、凄いこと言うてたことがあったよ。

それは、またすごいね。
将来性のある人は目がいきいきとしてたりするのかな~。

絵のうまい人の絵って、描かれる瞬間がすごいな~って思う。筆さきに、考えていることが宿っているようなすごさというか。見てて気持ちいい。すごいな~と、思うな。

とても勉強になりましたm(_ _)m
ところで絵が描けない人の方法として、NaokaちゃんがMixiでIDにしているMiiを使うのはすでに考えている事ですか?

ちょっと前に友情を壊すくらいはまりました。
実際にWiiでやってみたいです。(笑)

さすが!サトエさん。
実は今、Miiが似顔絵作成ツールとしてどこまで使えるか、検証してます。
私のデスク周り上はMiiの似顔絵だらけ(照)。

実際にMiiでやってみて思ったのですが、
意外と、絵心が必要ですよね。アレ。
「絵が苦手な人はツールを使えばよい」と簡単に言えないのが難点です。

ただ、モニタフェイスシートの場合、似ているか似ていないかは、あまり問題ではなくて、記号として成り立つことが大事なので、その辺は妥協できるかもしれません。

次のネタでmiiネタも出してみます。

・・・ちなみにWiiでも試してみましたよ。
あのリモコンでアバター作成は、なれるまで大変だ~と思いました。

そうなんだよね、似せるには絵心が必要。
そして、自分のは客観的に見れないので似ないことが多い。(どーしても希望が入ってしまうという説があります)
私の日記でもそう語ってくれている人がいるので是非覗いてみてください。

そしてね、私は会社でよく描いて欲しいと頼まれるのですが、危険なのですよ。私が見る”そのひと”なので本人が必ずしも好むものにはなりません。

友情が破壊する恐れが切実にあります。

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