パロアルト滞在中、IDEOを訪問してきました。
今回の旅は、HCIIに参加すると共に、HCD-Netツアーに参加しており、山崎先生、小池先生、長谷川さんなど、みなさんのコーディネートにより、IDEOやスタンフォード訪問が実現しています。
IDEOでは、Original FellowのDr. Barry Katzさんにオフィスを案内してもらったり、IDEOの思想、ワークフローについてのお話を伺いました。Barry Katzさんのお話を聞きながら、"デザイン"に関する意識や取り組みについて、現在の状況と比較しながら再考することができ、とても有意義な時間になりました。
IDEO(パロアルト)での写真 : http://picasaweb.google.com/nao0oka/IDEO#
プロダクト・プロデューサーとしての社会的責任
今回、IDEOのプロダクトをいくつか見せてもらいましたが、その中でもちっちゃく感動したプロダクトがありました。それは、水汲みポンプ。(写真:最上段右) ケニアなどのアフリカの国々で利用するために作られた水汲みポンプで、ただの鉄の塊のようにも見えますが、現地でつかうために、自転車で運べる、とか、簡単にセットできる、とか、メンテナンスが誰でもできる、とか、いろいろんな要求事項を検討して開発されたものです。このプロダクトは、スタンフォード大学の活動にIDEOのメンバーが参加し、さらに、プロジェクトの合間やオフの時間をつかいながら開発してきたものだそう。困っている人のためになる商品を生み出していく「責任」やその果たし方についても、Barry さんは語ってくれました。
私はこれまでHCD、UCDの仕事をしてきたにも関わらず、本当に困っている現場を改善してこれたかどうかは、疑問が残ります。もちろん、みんなが苦労している状況や不満に思っている状況に遭遇したことはあるけれど、そのほとんどが、新しいものをより良い状態で提供するためのアプローチ。こんな風に世の中の役に立ったことはないかもしれません。Barry さんは「このプロダクトを一番誇りに思っている」と言っていました。誇りに思えるプロダクトってのはすごい。
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デザイン・シンキングというフェーズ
Barry さん曰く、IDEOは今、デザイン・シンキングのフェーズだそうです。1つ目のフェーズは、直感的なMMIのデザイン。
2つ目のフェーズは、エルゴノミクスを踏まえたI×Dのデザイン。
そして3つ目のフェーズとしてデザインシンキング。
(上記3つは、私の訳になっています。)
この考え方については、これまでの私の10年間に照らせ合わせてみても、とってもシックリくる感じがしました。デザインという手法、デザインというモノづくりのアプローチをどうしたらよいのか、IDEOは考えているのだそうです。
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