ユーザーテストの被験者やモデレーターの負担を図解する資料

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以前からセミナー資料とかに使いたかった図解資料を作成しました。絵心がないので、いつか誰かにお願いして描いてもらおうと思ってたんですが、ふと思い立ってとりあえずいらすとやさんのグラフィックを使わせていただきPowerPointの吹き出しパーツでお手軽に。いやぁ、いらすとやさんはなんでもあるなぁ。

ユーザテスト(UT)をしている時に、被験者の人はこんなに様々な不安と負担を追っているんで、モデレーターさんや実験計画立てる人はそれを意識して軽減してあげるよう気配りをしましょう、という啓蒙の図です。解決方法はケースバイケースで、調査目的とのトレードオフを図りながあら考える必要があるので、あえて触れていません。問題提起、問いかけのみです。あなたならどうしますか?

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ついでにこちらはモデレーター(進行役)もこんなに同時に色々気にしなくちゃならなくて大変なんです。周りがカバーして負荷分散しましょう的なバージョン。

 

うっかり16:9で作ってしまいちょっぴり汎用性に難アリですが、とりあえず公開。どうぞご自由にお使いください。出典として「道具眼」をクレジットしてもらえると嬉しいです。また改変、翻訳などもご自由に。いいのが出来たら是非教えてください。

元のパワポデータはGitHubに置いてみました。

産業技術大学院大学の履修証明プログラムの説明会があります

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先日今年も講師を務めさせていただくことになったとエントリを書いた、産業技術大学院大学の履修証明プログラム『人間中心デザイン』ですが、今月26日からの願書受付に先だって説明会が開かれるそうです。安藤さんのミニ講義もあるみたいなので、多少なりともご興味のある方は是非足をお運び下さい。事前申し込み不要です。

今年も産業技術大学院大学の履修証明プログラムで講師します

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ユーザビリティを学ぶ実践講座 人間中心デザイン

去年に引き続き、産業技術大学院大学の履修証明プログラム(社会人向けの専門技能取得コース的なもの)で講師をやらさせていただくことになりました。

前回はユーザテストの演習を担当させてもらったんですが、今年はインスペクション法(専門家評価など)もやりたいというご意見をいただき、少しコマ数を増やして両方扱ってみることになりました。ドキドキ。

まだ受講者数が決まらないので具体的にどんな進め方にするかは決まっていません。というかそれなりに大勢でやった方が色々とできることが増えて面白くなると思うので、ワイワイ賑やかにやれるといいなと思っています。この機会にちょっとユーザビリティやインターフェイスデザインについて体系的に勉強してみようかなという方がいらっしゃいましたら是非上記リンク先をご覧になってみて下さい。σ(^^)以外の講師陣が豪華ですよ。

同日追記:

同プログラムの中心的存在である安藤先生が本プログラムの(とりあえず)非公式ブログとTwitterアカウントを立ち上げてくださいました。購読しておくと最新情報がわかるかも知れません。

履修証明プログラム「人間中心デザイン」 産業技術大学院大学―プログラム運営者のブログ

奥泉さんのUPA in Europeレポート

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UPAの発表オスソワケ(1) [青楓]

現在ドイツで開かれているUPA in Europeに行っている奥泉直子さんがブログにレポートを書いてくださっています。日本語で!

iPadとiPhoneのSafariのボタン配置にイラっ☆!

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写真はiPhoneとiPadのSafariのツールバーです。iPhoneの写真で左から、

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となっています。ところが、iPadではまったく逆の順になっています。実際よく押し間違えます。タブ切り替えしようと思ってお気に入り一覧を出してしまうのです。乗り換えではなく併用なので、常にどちらも使うわけで、この一貫性の欠如にはしばらく悩まされそうです。10年前にこの記事 [使いやすさ日記] を書いて以来のフラストレーションです(怒)。

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ちなみに、ツールバーが画面上部に引っ越したこと自体も結構使いづらいです。画面全体を縦断して(見ているコンテンツを隠して)手を伸ばさなければ届かない位置ですから。アドレス欄は画面上部というデ・ファクトは大事かも知れませんが、個人的には丸ごと下に表示する設定オプションも提供して欲しかったなと。

なぜ人はググらないのか?

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先日知人から、「Word2007がファイル毎に閉じるボタンがなくて不便。なんとかならないか?」という質問をもらいました。私自身Office2007は発売日から使ってますが、あまり不便を感じていなかったので「そう言われればMDIじゃなくなったんだっけ」と思いGoogleで検索。「Word 2007 閉じるボタン」で探せばすぐに解決策を発見できました。

σ(^^)は日々こういう質問を受けることが少なくありません。そして知らなかったけど検索エンジンで調べたらすぐ答えがわかった、という案件も多いです。だったら自分で検索すれば、午前中は寝ていてロクに返信がσ(^^)なんぞに電話やメールでヘルプを求めるよりも手っ取り早いのではないか?と思うワケですが、質問メールは減るどころか増える一方な気がします。

こういった検索エンジン・リテラシーと機械音痴の関係についてしばらく色々考察をしていきたいと思い、今回は思ったことをつらつらと書きなぐってみます。以下、全く整理されていない覚書レベルのエントリなのでご勘弁下さい。

■検索エンジンを使うのは難しいのか?

(Webフォームとしての)検索エンジンの使い方は特に難しいところはないと思います。テキスト欄にキーワードを入れて「検索」ボタンを押すだけです。難しい、というかコツがいるのは

  1. 適切な検索ワードの選び方
  2. 検索結果の見方
  3. リンク先のコメンツの吟味

いったところでしょうか。

1.は実は最近の検索エンジンはかなり柔軟に対応してくれます。仮に「Word2007に閉じるボタンがない」と自然文でGoogle検索しても勝手に単語に分解(形態素解析といいます)した上で処理してくれます。実際、先の3キーワードの時の同じような結果が得られます。ANDやORといった論理式の仕組みを知らないでもほとんど不自由はないでしょう。実際、ORやNOTなんてσ(^^)でも使ったことありません。Googleで使うのは””で囲むグルーピング位でしょうか。
それでも多くの人は1ワードで検索するもの、という意識が強いかも知れません。仮面ライダーWなんかを見ている子供の方が、「複数のワードでAND検索すると結果が絞り込める」ということを自然に理解してるのかも(笑)。

2.に関してはもう少しコツがいるのは確かでしょう。σ(^^)自身が結果を読み取る時、どんなことを気にしてるか考えてみます。
まずタイトルに「教えて」とか「OKWave」とかあればFAQサイトで似たような疑問とその回答が見られると期待します。その下の概要も読みますね。マッチしたキーワードが強調表示されるので、どれくらい関連がありそうかなどが読み取れます。また緑色で表示されるURLも、例えばmicrosoftとか調べたい製品のメーカーに関係するドメインなら有益な情報が得られそうだ、といったアタリをつけるのに活用します。
こうして考えてしまうとそれなりに大変そうに見えてきますが、実際のところはどうなんでしょうね。アイカメラなどを使ってデータとってみたい気がします。

3.は確かに玉石混淆だしレイアウトもバラバラなので場合によってはこれもそれなりに労力が必要かも知れません。

■無力感が学習された上でのことか?

心理学に「学習された無力感(learned helplessness)」という言葉があります。実際にはちょっと頑張ればなんとかなってしまう事でも、過去の経験からの学習によって、「たぶん上手くいかないだろう」と諦めてしまう心理状態を指します。目の前の問題を検索エンジンで調べてみようと思わないのは、前節のような大変さを経験して諦めているからなのでしょうか?直感的にはそれ以前の人も多いんじゃないかと思います。

ここで、2chで有名なコピペを貼って見ます。

<わからない9大理由>

  1. 読まない …説明書などを読まない。読む気などさらさらない。
  2. 調べない …過去スレ、ググるなど最低限の内容も自分で調べようとしない。
  3. 試さない …めんどくさいなどの理由で実行しない。する気もない。
  4. 覚えない …人から聞いて、楽して得た答えは身に付かないから、すぐに忘れる。
  5. 説明できない …何に困っているのか、第三者に正確に伝わる文章が書けない。
  6. 理解力が足りない …理解力以前の問題で理解しようとしない。
  7. 人を利用することしか頭にない …甘え根性でその場を乗り切ろうとする。
  8. 感謝しない …教えてもらって当たり前。事がすんだらさようなら。
  9. 逆切れする …自分の思うようにならないと逆切れする。

まぁ、コピペなんで話半分に読むべきだと思いますが、いくつかはそれなりに的を射ている気がします。ではなぜそうなるのでしょう?それほど重要じゃないんでしょうか。仮にWordに閉じるボタンがなかろうが、PCがネットにつながらなくなろうが、生活全体からみたら些細な問題で後回しにできる。「エージェント」に投げておいて答えが見つかればラッキーてなものなのかも知れません。逆にσ(^^)のような「オタク」はそうしたトラブルの致命度は高いですし急を要します。質問者もさぞ困っているであろうと思って仕事を中断して調べた結果をメールしても返事がなかったり「ありがとう。今度ヒマな時にやってみます」なんて言われて肩すかしを食らったりします。重要度も緊急度も低ければ特に自分でなんとかしようとも思わないし、リテラシーも高まらない。「自分でググって解決できた!」という成功体験だって得られません。

動物は一度上手くいった方略を延々と繰り返そうとする習性を持っています。進化論的、環境学的妥当性的に言えば、いちどエサをたくさんゲットできた場所は「エサ場」として学習して再利用する方が、毎回ランダムだったり常に新しい場所を試すよりは合理的で生き残る可能性が高い訳です。こうした遺伝子レベルの習性は現代社会の問題解決でも活用されているという証拠は、心理学や認知科学の知見が明らかにしています。興味がある人は「ルーチンスの水瓶問題」等を参照してみて下さい。

つまり、検索エンジンで問題解決成功体験を持つ人は次回も検索エンジンを使おうと思うし、人に助けられた人はまた頼り続ける、という傾向はあるかも知れません。いっそパソコン教室等で、スタッフが教えないで自分で調べさせよう!という教育ポリシーを持ってみてはどうでしょうね。「じゃぁ私はなんの為にお金払ってここに来てるんだ!」とキレられること請け合いですが(
笑)、実はその行為自体がリテラシー、問題解決能力を育むという仮説は成り立つ気がします。

うーん、やっぱちょっとデータとってみたいですねぇ。リテラシーの高い人と低い人に検索エンジンを使った問題解決をさせてみて、使うワードの差やその後の方略の違いについてログをとって比較してみる。5人ずつくらいでよさそう。年度があけてヒマになったら(そしてリサーチ資金があったら)やってみようかな。

■テクノロジによる支援

常々思っていることですが、ソフトウェアのエラーメッセージダイアログに「このメッセージをGoogleで調べる」ボタンをつけたらどうなんでしょうね?使ってるOSバージョン等の周辺情報もANDで含めたりして。周りの人からσ(^^)はなんでも知ってると思われてるかも知れませんが、実際になんでも知ってるのはGoogle先生なワケです。とりあえず直接聞いてみて下さいよ、と。PC上の活動履歴を役立てようとロギングツールを研究開発している近藤さんとかに協力を仰いで、画面上のエラー表示エリアなりダイアログなりをマウスで囲うとテキスト抽出してGoogleに投げるツールとか作れないかしらとか思ったり。たぶん、PC上でテキスト抽出する方が確実なんですが、今時のWindowsならSnippingToolのような優秀な部分スクリーンショット撮影ツールが搭載されているので、ビットマップで送信するとOCRしてくれるようなASPを作った方が現実的かな?検索リテラシない人がそういう専用ツールをわざわざインストールするとも思えないし。OCRって簡単に利用できるライブラリとかあるんですかねぇ。(←あ、これからちゃんと自分でググりますんでw)

産業技術大学院大学の『人間中心デザイン基礎~応用』講座

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秋にお手伝いさせていただくことになっている、産業技術大学院大学の一般向け講座『人間中心デザイン基礎~応用』のページが公開になっているようです。

σ(^^)はユーザテストの演習を担当させていただきます。大卒の方なら受講可能なようですので、ご興味をもたれた方は是非ご覧になってみてください。また、「こんな講義なら受けてみたい。」といったコメントもお寄せいただければ参考にさせていただきたいと思います。

動画眼 Ver.2的なものへの着想

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えー、ぶっちゃけ最近仕事があんまなくてヒマなので、動画眼のVer.2製作に向けてアイデア出しと技術修練を始めてみました。 現時点の基本コンセプトは、

  • セッション中の記録を重視 (=動画眼Noteの強化)
  • 複数セッションの記録を集中管理
    • 同一タスクにおける他のセッションの記録を閲覧できる
  • 気になった現象から即座にカウンターを作成し、以後のセッションで発生回数を記録
  • タイムスケジューリング支援
  • タブレット等を使い手書きメモも書き込める
  • 簡易レポート出力

など。単に発生した事象を網羅的に記録するのではなく、観察者がセッションを追う毎に共通して発生する(=重要な)現象に気付き、そこを深掘りしていくという思考フローを支援するような作りを重視したいと思っています。

専任観察者が利用することが理想ですが、そういうリッチな現場ではなく、モデレーター(進行役)自身が利用することも考えて、時間管理用のバーグラフや、手書きメモ機能なんかも組み込んでみたいと思います。

とりあえずそんな考えで部品並べてみたコンセプトデザインはこちら(クリックすると拡大)。

dgnote_concept 一番下のメモ入力欄のプルダウンメニューで「カウンター作成」を選ぶと、「カウンター」枠にチェックボックスとして追加され、次セッションから発生率をカウントできるようになる感じです。あと、画面左では同一タスクの他のセッションではどうだっけ?ってのが閲覧でき、そこからコピペしたり、カウンター作成もできるようにしたいなと。

動画眼のウリであるピンポイント動画再生はもちろん搭載するつもりですが、全体から見れば1機能でしかないので、名称は「動画眼」ではなくなるかも知れませんね。「道具眼Note」とかどうでしょう。

さすがに、これくらいになるとテキストファイルで保存ってのは無理があるので、バックエンドにちゃんとしたデータベースを組み込んで作らないとなので、今はその辺の技術的研鑽を積んでいる状態です(ADO.NETとかXMLとか)。長い目で見守りつつ、なにか要望とかあればお気軽にお寄せ頂ければと思います。

理想のUT体験考

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秋に某大学の集中講義のゲスト講師でユーザーテスト演習コースをすることになりました(大学名を出していいかわからないのでとりあえず伏せときます)。コマ数に余裕もあるので、少し凝ったことをしてみようかと、改めて「体験して身になるユーザテストとはどんなものか?」というのを再考してみたいと思います。

今までにもユーザーテスト演習はあちこちで提供してきましたが、ずっと気になっているのは、テストして問題点挙げて終わり、という点。これだと評価者の一方的な視点で文句言って終わり、ということになりがち。これは、某社の新人達が書く某日記コンテンツの初稿でも同じことが言えます。経験の浅い評価者ほど、ツッコミどころを見つけ次第即処断して満足、という流れに陥りやすい。σ(^^)も駆け出しの頃はそうだったように思います。が、世の中の製品の仕様は、何かしら理由があってそうなっていることの方が(多分)多い、ということが経験を積むに従ってわかってきます。技術的、コスト的制約でそうせざるを得なかった場合はもちろん、同じユーザビリティを重視しつつも、優先する利用コンテクストや想定ユーザ層を異にしただけ、ということも少なくない訳です。そういう考察が足りない一方的な“攻撃”は本人の満足以外なにももたらしません。これからユーザビリティ評価を学ぶ人達には、そういう轍を踏んで欲しくないと思います。どうしたらよいんでしょうね?

1つには「そう教える」ってこと。実は同時に認知科学系の知見を教える座学系の講義も打診されたんですが、2ついっぺんは無理っぽいので辞退したんですが、そういう講義の中で、「ヒトは自分の仮説の反証を吟味することが苦手である」ことを示唆する研究例を交えたりして、「そこんとこよくよく自重しような」と諭すことは重要でしょう。

ただ言葉で聞いただけではなかなか身につかないってのもまた学習科学の基本。2つ目にはこれを「体感」していってもらうことを目指したいと思います。例えば、挙がった問題点を別のグループが再テストして評価するとか。まだ講義の聴講人数が決まってこないので、そもそもグループ制にできるかどうかもわからないんですが。グループ制にできない場合は、
1. 製品をインスペクション評価
2. 改善提案をプロトタイピング
3. そのプロトをユーザテスト(オリジナルと比較でもいい)
みたいな流れにできればいいかも?自分が良かれと思って提案した改善内容の欠陥が見つかる、という体験自体が宝物だと思うワケです。「元の開発者も同じこと考えた上でこうしたのかも知れない」と思ってもらえばニヤリです。
ちょっと時間的、技術的に困難を伴いますが。DENIMみたいなラピッドプロトタイピングツールを上手く活用できればやれなくはないかも。
(あれ、そういえばコレ系のツールでスゴくいいのを見つけたから今度資料送る、と一時帰国した時に言っていた誰かさんから連絡ないな…)

あと、3つ目というか、これは一朝一夕には難しいんですが、こういう吟味をする上では、商品知識や設計知識が不可欠。これは講義の中では、馴染みの深い製品ジャンルをネタに選ぶということしかないかも知れません。あるいは家電店などに出かけていって競合製品の仕様が比較リサーチできるようなものにするとか?
何が良いですかねぇ。基本方針はWebではなく組み込み系でというお話。

幸い、被験者は外部から集めることも検討可能のようなので、シニア層とかを使えると良いでしょうね。大学の講義だからって大学生集めて、サクっとタスク達成されても面白くない。フハハ、世の中の広さを体感するがいいさ(笑)!

とまぁ、そんな感じで設計者を凹ますのではなく、自分たちが凹んで帰ってくような基本アプローチで講義をデザインしてみたらどうだろうと思うワケですがいかがでしょうね。識者諸氏のご意見を伺えたらと思います。

あと、「自分なこういう体験を機にユーザビリティ屋としてひと皮剥けたと思う」エピソードも募集。それを元に色々“地雷”を仕掛けてみたいと思いますw。

なんつーかこう、「ユーザビリティ屋としての最悪の体験をここで全部済ませておこう地獄巡りツアー」みたいな。

動画眼1.2.1リリースしました

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動画眼の1.2.1をリリースしました。

ログ欄でマウスのホイールによるスクロールができるようになりました(←今までできなかったのかよっ!)。スクロール量は設定画面でカスタマイズできます。

その他、細かいバグ修正が主です。

  • 設定画面のオフセット秒数が記録時と再生時とで二重に適用されていたのを修正(←かなりアホなバグ)
  • MediaPlayer側の再生カウンタと見かけ上ピッタリ同期するようになった
  • 1.0.2で直したはずの修正ダイアログでキャンセルするとメモが消える件が復活していたのを再修正
  • 追加した行がハイライトされ、スクロールも追従するようになった

など。

あと、今回から設定の保存方法が変更になりました(VB2008のMy.Settings方式)。今までインストールディレクトリ下にあったconfig.iniは使われなくなりましたので捨てて構いません。で、お手間ですが再度設定画面から設定しなおして下さい。といっても今のところオフセット秒数とスクロール行数だけですが。インストールディレクトリに書き込みをしなくなったので、納品データと一緒に光学メディアに焼いたものを直接実行してもエラーが出なくなったんじゃないかと思います(試してませんが)。ちなみに設定はWindowsのアカウント毎に個別に保存されます。デフォルトは1秒と3行です。

そういえば光学メディアに焼く場合のデフォルトは別ファイルを一緒に焼くことで調整できた方が便利かも知れませんね。まぁ、実際に要望があればやってみます。