動画眼マーカー

セッション中にリアルタイムでチャプターを打つ(動画眼マーカー)

UT/インタビューの本番中にタスクや話題の切り替わり、良い発話が出た箇所、後でしっかり見直したいところなどにチャプターが打てると、見返しが劇的に効率化できます。動画眼シリーズではこれまで動画眼Noteという専用アプリをリリースしていましたが、これに変わる新生ツールが動画眼マーカーです。WebアプリになったのでブラウザでURLを開くだけですぐに使うことができます。

を選択します。特定のアプリをインストールする必要がなくなったので、見学者の人にちょっとお願いしてタスクの区切りだけ記録しておいてもらう、みたいなお願いをしやすくなるかと思います。Webアプリですがサーバーにデータを一切送信/保存はせず、あくまで一時的にブラウザのフォームに蓄積して最後にテキストファイルにして保存するだけなのでセキュリティ的にも安心かなと思います(逆に保存せずにブラウザを閉じたりするとデータは消えるのでご注意ください!)。

使い方

1. タイムコードを同期する

まず録画機器、録画ソフトとタイムコードを同期させることが重要です。現状では手動で同期させる必要があります。ようするに「せぇの」でタイミングを見計らって録画ボタンと同時にこちらの「スタート」を押します(笑)。

一人しかおらず、録画ボタンとスタートボタンが離れている時は設定(歯車)ボタンから時間差(オフセット)が指定できます。例えば5秒を指定しておくと動画眼マーカーのカウンターは5秒から始まるので、録画ボタンを押してから5秒後に「スタート」を押せば良いということになります。

まぁおおまかに話題の区切りがわかれば良いということであれば、そこまで神経質に秒レベルで揃えなくても良いと思います。

なおエラー防止のため、スタート前は以下の記録系の操作はグレーアウトしています。

2. チャプターを打つ

もっともシンプルには、単に右下のペンアイコンをクリックするだけでチャプターが追加されます。

上記の場合チャプターのメモ文は「チャプター」と固定文が入りますが、後で区別するために変更しておきたい場合は、ペンアイコンの左のテキストフィールドに入力します。また下部にある5つのスニペット(定型文)も使用可能です(F1~5キーでも入力可)。

3. データを保存する

画面右上のファイルに下矢印のボタンで入力したチャプター情報をファイルに保存します。デフォルト名が「rename_save_as_movie.dggn.txt」で落ちてくると思うので、.dggn.txtを残し、後を動画ファイル名に揃えてください。例えば、動画をP01.mp4とかで保存した場合、こちらはP01.dggn.txtとします。これを動画ファイルと同じフォルダに置きます。

動画とチャプターファイルが同じフォルダに拡張子違いのファイル名で揃った状態で動画眼3で動画を開けば、チャプターが自動で読み込まれるはずです。

自家運用とカスタマイズ

現状、スニペットをカスタマイズするにはHTMLファイルを直接編集する必要があります。そのため、必要ファイル一式をGithubリポジトリからダウンロードしていただき、自PC上や自サーバー上に設置していただく必要があります。

スニペットのカスタマイズ

htmlファイルをテキストエディタなどで開いていただくと冒頭に定義があるので書き換えてください。以下の特殊文字が指定できます。

今後の開発目標

今後のアップデートで以下のような機能が実装できたらいいなと考えています。

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