拙作PHPスクリプトをComicGrass向けに応用

おやゆびでおのWebタブからストリーミング再生をする為に、PHP実行環境付きWebサーバー(MacやLinkStation辺りが簡単です)で、フォルダ内の動画ファイルを自動的にリンク付きで一覧表示するPHPスクリプトを配布していますが、今回これが自炊電子書籍ビューワーComicGrass用に改造されたものがこちらのブログで配布されることになりました。おやゆびでおとは直接関係ありませんが、LinkStation向けの設定方法が画面写真付きで解説されており、参考になるかも知れませんのでご紹介。

初期改変をされた230氏、更に整理をして公開してくださったマキさん、σ(^^)のテキトーで汚いソースをいじっていただきお疲れ様でしたというかすみませんでしたというかw。お役にたててなによりです。最近は小説メインなのでComicGrass使用頻度は落ちてましたが、新しいiPadが来たら是非またマンガ自炊も楽しみたいと思っているので、その折りにはσ(^^)も活用させていただきます。

Video Downloader & Manager Proが便利!

おやゆびでおと合わせて使うと便利なアプリを見つけたのでご紹介します。「Video Downloader & Manager Pro」です。その名の通り動画ファイルをローカルストレージにダウンロードするアプリです。

”おやゆびでお”はWebブラウザを内蔵しており、自宅のPCやNASをWebサーバー化することでストリーミング再生ができます。しかし端末を外へ持ち出して視聴するにはiTunesファイル共有などを通じてUSBでコピーする必要がありました。少し詳しい人ならDropBoxやGoodReaderなどのダウンロード機能をもったアプリを組み合わせ、「Open in…」機能で”おやゆびでお”に渡すというテクニックもあるんですが、これらは汎用性が高いツールなのでやや操作が煩雑だったりします。DropBoxなどクラウドに一旦あげるのも面倒で時間がかかります。

Downloader & Manager Proは結局やってることはそれらに近いのですが、内蔵Webブラウザを持っているので、普段”おやゆびでお”上からアクセスしているのと同じWebスクリプトを参照することができます。既に拙作のPHPスクリプトなどを使って自宅にライブラリサーバーを構築している人にはとても使い勝手が良いです。まだ複数ファイルの連続ダウンロードもできるので、まとめて複数のファイルを持ち出したい時にも便利です。バックグランドでダウンロードしてる間はアプリアイコンに残数が表示されます(バックグランドでダウンロードってAPIに可能なんですねぇ)。内蔵プレーヤーで直接再生もできますが、長押しして「Open In…」を選ぶと”おやゆびでお”に渡してそちらで再生することができます。

無料ではないですが85円とお手頃。オススメです。

 

Video Downloader & Manager Pro 1.4(¥85)App
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
販売元: Connect Technology Co., Ltd – Connect Technology Co., Ltd(サイズ: 6.3 MB)
全てのバージョンの評価: (39件の評価)

iOS5で通知音がポポポポーンになる現象に関する覚え書き

1行まとめ:非マナー時のバイブをOFFにしたら治った

iOS5、iPhone4Sのどちらのせいかわかりませんが、現在(iOS5.0.1)iPhoneの各種通知音(着信音)が、本来「ポーン」と鳴るべきものが「ポポポポーン」のようにラップのようになってしまう現象が話題になっています(以下、ラップ現象w)。

ウチでは幸いこの現象は出ていなかったんですが、昨日突然発生しました。

ググると「再起動で治った」「復元したら治った」「初期化して復元せずに設定しなおしたら治った」などの報告がありますが、正直面倒だし「またしばらくしたら発生した」という報告もあります。

まぁ、とりあえず簡単に試せる再起動でもしておくかー、と手を伸ばしかけた刹那、そういえば昨日最近かえた着信音に気づけなかったのでバイブをONにしたことを思い出す。もしや!?と思ってここ(写真参照)を再度OFFに戻してみたところ、ラップ現象は収まりました!再度ONにしたらまた発生!(Facebook公式アプリにて確認。着信音はデフォルト)

どうしても通知音と同時にバイブを振動させたい人にとっての解決策にはなりませんが、とりあえずラップ現象に我慢ならないという人の参考に。5.0.2や5.1で治るといいですね。

設定箇所

一番上ではなく2つ目の「バイブレーション」です

iOS5の日本語変換の新仕様と一部アプリとの相性問題について

待望のiOS5が公開になりましたが、iPhoneとiPod touchの日本語変換時の予測変換候補の表示位置がかわったことで、一部のアプリ(というか結構多いんじゃないかと)で絶望的に使いづらくなっています。OSとしてはそう悪くない仕様変更なので、徐々に各アプリが画面レイアウトを修正対応していってくれれば鎮火する問題なんですが、日常の使い勝手を重視する方はそれらを待つのも手かも知れません。

例えばこれはFacebookアプリの画面。左は英語キーボード、右は日本語キーボードを表示した状態です。iOS5の日本語キーボードでは上部に予測変換候補枠が常時表示されるようになり、それがアプリの各ボタンにかぶってしまっています。

今まではどのキーボードでも固定サイズだった(予測変換候補は入力位置のすぐ下に出ていた)ので、それを基準にアプリの画面レイアウトを設計していたアプリは軒並みこの問題に遭遇しています。仮にここにボタンを置いていなくても、文章の最後の一行が選択できなかったりとやはり問題に。

下記はHootSuiteアプリの例。

写真の様にMenuボタンやあと何文字ツイートできるかのカウンターがキーボード上に出ていますが、やはりこれも日本語入力時は隠れて見たり押したりができなくなります。もちろん都度日本語以外のキーボードに切り替えれば普通に使えるんですが、やってみるとなかなかに不便でイライラします。またFacebookアプリはキーボードを切り替える度にカーソル位置が末尾にジャンプしてしまう仕様のようで、一度書いた文章の途中に文字を挿入することが事実上できなくなります。

この問題は日本語キーボード固有なので、海外産のアプリだと開発者が認識するのが遅れる可能性があります。実際、Facebookアプリは先日iOS5対応を謳うバージョンがリリースされましたがこの問題に関してはノータッチです。直して欲しい場合は積極的に報告した方が良いかも知れません。

σ(^^)自身もアプリ開発をしてますが、これはどうするのがいいんでしょうね。もちろん一番簡単なのはテキスト入力欄の下端を少し上にあげてやればいいんですが、日本語以外のキーボードやiOS4以前を使っている場合は貴重なスペースを無駄にしてしまいます。

Apple純正アプリはどう対処しているのでしょう?こちらは「メッセージ」(iMessage)アプリの例です。

なんと、キーボードが予測変換候補を表示すると、入力欄そのものが上にズレてくれます!さすが純正、抜かりはないですね。ただこれは自分で作ろうとすると地味に大変そうな予感。テキスト欄自体もダイナミックにサイズ可変でないといけないですし、このアプリのようにスクロールを前提としたものにはいいですが、それ以外だとどうかなという気もします。

プログラミング的にいうと、そもそもキーボードの言語モードってアプリ側から知ることができるんでしょうかね?iOS5でAPIが追加されてるのかな?各アプリがどう対応するか、API的にはどういう手段が使えるのか、少し見守っていきたいと思います。