Video Downloader & Manager Proが便利!

おやゆびでおと合わせて使うと便利なアプリを見つけたのでご紹介します。「Video Downloader & Manager Pro」です。その名の通り動画ファイルをローカルストレージにダウンロードするアプリです。

”おやゆびでお”はWebブラウザを内蔵しており、自宅のPCやNASをWebサーバー化することでストリーミング再生ができます。しかし端末を外へ持ち出して視聴するにはiTunesファイル共有などを通じてUSBでコピーする必要がありました。少し詳しい人ならDropBoxやGoodReaderなどのダウンロード機能をもったアプリを組み合わせ、「Open in…」機能で”おやゆびでお”に渡すというテクニックもあるんですが、これらは汎用性が高いツールなのでやや操作が煩雑だったりします。DropBoxなどクラウドに一旦あげるのも面倒で時間がかかります。

Downloader & Manager Proは結局やってることはそれらに近いのですが、内蔵Webブラウザを持っているので、普段”おやゆびでお”上からアクセスしているのと同じWebスクリプトを参照することができます。既に拙作のPHPスクリプトなどを使って自宅にライブラリサーバーを構築している人にはとても使い勝手が良いです。まだ複数ファイルの連続ダウンロードもできるので、まとめて複数のファイルを持ち出したい時にも便利です。バックグランドでダウンロードしてる間はアプリアイコンに残数が表示されます(バックグランドでダウンロードってAPIに可能なんですねぇ)。内蔵プレーヤーで直接再生もできますが、長押しして「Open In…」を選ぶと”おやゆびでお”に渡してそちらで再生することができます。

無料ではないですが85円とお手頃。オススメです。

 

Video Downloader & Manager Pro 1.4(¥85)App
カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
販売元: Connect Technology Co., Ltd – Connect Technology Co., Ltd(サイズ: 6.3 MB)
全てのバージョンの評価: (39件の評価)

「おやゆびでお」が外部ディスプレイ出力に対応しました

「おやゆびでお」がv1.6でApple Digital AVアダプターや同VGAアダプターなどを使って、再生画面を外部ディスプレイ(テレビやプロジェクター)に映すことができるようになりました。勿論、本体側の液晶画面上でスワイプやどこでもジョグ、垂直スライダーなどの操作が行えます。映像だけが外部ディスプレイ側に映るイメージです。

なおアダプターはアプリを起動する前に接続しておいて下さい。またアダプタを外した時はアプリも起動しなおさないと本体側に映像が戻ってこない場合があります。この辺りは将来バージョンでは修正したいと思います。

出力可能な解像度は各アダプタと本体のモデルによって異なります。

P.S.

以前のエントリでお知らせしたv2.0でのカメラロール動画、iPodライブラリ動画への対応ですが、少し苦戦しています。再生自体は既にできているのですが、

  • カメラロールの縦長動画に合わせて画面を回転する
  • iPodライブラリ中の、TV番組やiTunesU等のコンテンツに関して、標準「ビデオ」アプリの様に番組毎にまとめて階層化する
といった部分が手間取っています。特に後者はファイルか番組名を取得するAPIが備わっていないようで今のところ見通しが立っていません。

 

iOS5で通知音がポポポポーンになる現象に関する覚え書き

1行まとめ:非マナー時のバイブをOFFにしたら治った

iOS5、iPhone4Sのどちらのせいかわかりませんが、現在(iOS5.0.1)iPhoneの各種通知音(着信音)が、本来「ポーン」と鳴るべきものが「ポポポポーン」のようにラップのようになってしまう現象が話題になっています(以下、ラップ現象w)。

ウチでは幸いこの現象は出ていなかったんですが、昨日突然発生しました。

ググると「再起動で治った」「復元したら治った」「初期化して復元せずに設定しなおしたら治った」などの報告がありますが、正直面倒だし「またしばらくしたら発生した」という報告もあります。

まぁ、とりあえず簡単に試せる再起動でもしておくかー、と手を伸ばしかけた刹那、そういえば昨日最近かえた着信音に気づけなかったのでバイブをONにしたことを思い出す。もしや!?と思ってここ(写真参照)を再度OFFに戻してみたところ、ラップ現象は収まりました!再度ONにしたらまた発生!(Facebook公式アプリにて確認。着信音はデフォルト)

どうしても通知音と同時にバイブを振動させたい人にとっての解決策にはなりませんが、とりあえずラップ現象に我慢ならないという人の参考に。5.0.2や5.1で治るといいですね。

設定箇所

一番上ではなく2つ目の「バイブレーション」です

おやゆびでおv2.0ではカメラロールや「ビデオ」アプリの動画も対応予定です

現在開発中の次期バージョンでは、

  • カメラロール内の動画(可能であれば他のアルバムについても)
  • 「ビデオ」アプリ(iOS4以前では「iPod」アプリ)に同期した動画
を再生できるようにするべく作業中です。
Next major release of ThumbVideo will play the video in the Camera Roll or “Video” app (“iPod” app in iOS4.x).

おやゆびでおv1.5でファイルが削除できない件

おやゆびでお v1.5にしたらファイルが削除できなくなった、という報告をいただいています。
最初、削除の操作方法が変更になったためやり方がわからなくなった、ということだと思っていたのですが、アプリがクラッシュする、という報告も上がって来ました。
しかしこちらの手元でまだ情況の再現ができていません。

ほぼ原因が特定でき修正版のテストを開始しました。大丈夫そうならすぐにでも審査に提出します。ご迷惑をおかけしますがもう少々お待ち下さい。

お手数ですが削除できないという方は下記の情報をコメント欄にてお知らせ願えないでしょうか(正常に削除できてる方の情報も問題切り分けの助けになるので歓迎です)。

1. 使用機種
2. iOSバージョン
3. 削除はファイル名スワイプからか右上ボタンから「削除」モードに入って行ったか?
4. 削除ファイルは、「iTunesファイル共有」、「他アプリからの受信ファイル」、「秘密フォルダ」のどこにあったものか?
5. クラッシュした後、アプリを再度立ち上げるとファイルは消えているか残っているか?
6. 対象ファイルの種別(mp4、movなど)
7. ファイルを入れた方法(iTunesから、他アプリのOpen In…経由、その他ツールを使用(具体的に)、など)

ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いいたします。

 

This is a thread about crash symptom when you try to delete files on ThumbVideo v1.5. Please report your situation. Thanks.

[おやゆびでお] 秘密フォルダに関して

おやゆびでお v1.5の新機能「秘密フォルダ」に関してのエントリです。

本機能は予め指定したプライベートな動画ファイルをリストに表示しない為のものです。実際にはDocuments/Secretというサブフォルダに移動しているだけで、高度な暗号化処理等はしていません。パソコンにつないである種のツールを使えば簡単に覗き見られてしまうのでご注意下さい。あくまでiPhone/iPad上での簡易なカモフラージュ機能です。

■使い方

本機能はその性質上、呼び出し方自体も少しわかりにくくしてあります。具体的には、「Local Files」画面右上のボタンをタップしてアクションシート(メニュー)が出た状態で3秒待ちます。するとメニューが裏メニューに切り替わります(写真)。iPadの場合はシート表示中にもう一度ボタンを押すことでも即時表示することができます。裏メニューから「秘密フォルダを表示」をタップし、初期パスコードとして0000を入力して下さい。それで秘密フォルダ表示状態になります(リスト上に「秘密フォルダ」というグループが追加されます)。更にもう一度右上のボタンをタップし、「表示/非表示切替」を選んで下さい。ナビゲーションバーが緑色に変わり、タップしたファイルが「秘密フォルダ」グループに移動します。秘密フォルダに属するファイルをタップすると「iTunesファイル共有」グループに戻ります。「暗証番号を変更」でお好きな4桁のパスコードを設定して下さい。なおパスコードを忘れた場合、リセットすることはできますが、秘密フォルダ内のファイルは削除されます。「秘密フォルダをロック」を選んだり、アプリを終了すると秘密フォルダは見えなくなります。

 

「おやゆびでお」が「Open In…」に対応しました

「おやゆびでお」のDocument Interaction(いわゆる「Open in…」)対応バージョンを開発していますがリリースされました。GoogReader等の強力なダウンロード機能を有するアプリで動画ファイルを取得し、それを「おやゆびでお」で視聴することができるようになります。ほぼ完成して動作テスト中ですので、現在審査中のiOS5対応バグフィクス版(v1.1.1)がリリースされる頃には審査に出せるんじゃないかと思っています。お楽しみに!

I am developing released a new version of “ThumbVideo” which support iOS Document Interaction (aka “Open in…”). You can use other app which enabled Doc Interaction such as “GoodReader” to download video file and then play it with “ThumbVideo”. It’s almost done and in the testing phase. I think a bug fix version for iOS5 (v1.1.1) will be approved within a few days. Then I will submit this new one. Please look forword to it! Have Fun!

 

 

 

おやゆびでおでストリーミング再生をする (応用編)

前々回(Mac編)前回(LinkStation)とおやゆびでお用の自宅内ストリーミングサーバー構築方法を説明してきましたが、どちらも基礎編ということでリスト表示のためのHTMLファイルを手作業で作成しました。この方法は準備は最低限ですが、後日動画ファイルを追加する度にHTMLファイルも更新しなければなりません。そこで本記事ではPHPというスクリプト言語を使った自動リスト作成環境の構築について解説します。PHPスクリプト一式はこちらで配布しますので、まずはMacやLinkStationでPHPを有効にします。以下、前提として前記事での設定が完了しているものとします。

■スクリプトファイルを準備する

下記のリンクよりダウンロードし、解凍しておきます。

[thumbvideo_server_201.zip]
[thumbvideo_server_101.zip] 旧バージョン

2014.06.12追記:iPhoneで横画面時にフォントサイズが大きくなってしまうのを修正しました。

2013.11.24追記:iOS7風デザインのVer2.0を公開しました。URLに「?t=dark」を追加することでダーク配色にすることも可能になりました。

1.0系から2.0系に更新する方法は本記事の末尾に掲載してあります。

■MacでPHPを有効にする

/etc/apache2/httpd.confという設定ファイルで無効になっているPHP機能を有効にするよう書き換えます。

  • アプリケーション->ユーティリティ->ターミナルを起動します。
  • 「sudo pico /etc/apache2/httpd.conf」とタイプしリターンを押します。パスワードを聞かれたら自分が普段Macにログインする時のパスワードを入力します。通らない場合は管理者権限がないのかも知れません。他の管理者ユーザのアカウントで作業して下さい。
配色は違うかも知れませんが、こんな感じの編集画面になります。余計なところを書き換えると正常に機能しなくなるので注意して進めて下さい。
  • Ctrl + Vで3画面ほど下へスクロールすると、「#LoadModule php5_module libexec/apache2/libphp5.so」という行が見つかるので、先頭の「#」を消します。
  • Ctrl + Oで上書き保存します(ファイル名を聞かれるのでそのままリターン)。
  • Ctrl + Xでエディタを終了します。画面がほぼ空白になったらターミナルは終了しても構いません。
  • 前々記事でチェックしたWeb共有のチェックボックスを一旦OFFにした後再びONにします(Webサーバーを再起動して設定を反映させます)
  • ダウンロードしたスクリプトセットを解凍して出てきた、index.php、video、icons、UiUIKITを前回作成したthumbvideoフォルダにコピーします。
  • 前回のHTMLファイルがindex.htmlの場合、index.phpよりも優先して読み込まれてしまうので、削除するか他の名前に変更しておきます。
  • 動画ファイルをvideoフォルダの中に移動します。
これで設定は完了です。「おやゆびでお」から前回と同じアドレスにアクセスしてみて下さい。こんな画面が表示されれば成功です。videoフォルダの下にサブフォルダを作って動画を分類してもOKです。
server2
表示例1:画面は近日リリース予定のおやゆびでお3.0を使用した場合
server2_dark
画面例2:ダーク配色にした場合
もし「Index of /furuta/thumbvideo」等と表示されてしまう場合はPHPが有効になっていません。もう一度手順を見直してみて下さい。

■LinkStationで利用する

LinkStationの場合、前回の設定で基本的にPHPも有効になっているので、下記の手順でファイルを配置します。

  • htdocsフォルダにindex.phpが作られているので、削除するか別の名前に変えておく。
  • ダウンロードしたスクリプトセットを解凍して出てきた、index.php、video、icons、UiUIKITを前回作成したthumbvideoフォルダにコピーします。
  • 動画ファイルをvideoフォルダの中に移動します。
これだけです。「おやゆびでお」から前回と同じアドレスにアクセスしてみて下さい。上記のような写真が表示されれば成功です。videoフォルダの下にサブフォルダを作って動画を分類してもOKです。

■使い方

  • mp4ファイルをタップすると再生されます
  • フォルダ名をタップすると移動します
  • 左上の「Back」ボタンで上位フォルダに戻ります
  • アドレス欄の右の矢印ボタンから「ホームに設定」を選ぶと、次回からそのページが最初に表示されます
  • 再生中にメモリが少なくなってくると、裏でブラウザ画面がリセットされ、戻った時に開いていたページや戻るボタン(「←」)の履歴がクリアされていることがあります。すみませんが現状では仕様とさせていただきます。
  • サーバー側でvideoフォルダの下にサブフォルダを作成して動画ファイルを分類保存できます。
  • mp4以外の拡張子のファイルが同じフォルダ内に混在していても大丈夫ですが、「おやゆびでお」上ではグレーアウトされタップできません。
上記の手順で当方の環境では動作に成功していますが、OSやファームウェアのバージョンによっては条件が違ってくるかも知れません。上手くいかない場合はコメント欄やTwitterなどでお知らせ下さい。
WindowsやLinux環境でも基本的にはPHPの実行環境さえあれば利用できるはずです。

■謝辞

本スクリプトは、簡単にiOSっぽい見た目のWebページを作成できるライブラリUiUIKit (Universal iPhone UI Kit)を使用させていただいております。この場をお借りしてお礼申しあげます。
Ver2.0からはUiUIKitは使用しなくなりました。

■Ver1.xからVer2系へアップデートする方へ

「video」フォルダ以外を上書きして下さい。iconsフォルダ内のgifファイルとUiUIKitフォルダは削除して構いません。

 

おやゆびでおでストリーミング再生をする(LinkStation-基礎編)

前回のMac編に続き、今回は日本の代表的なNAS(ネットワークストレージ)であるBUFFALOのLinkStationを「おやゆびでお」の動画サーバーにする方法について解説します。前回の記事の「HTMLの作り方」までは同じなのでそちらをご覧頂いて、ビデオファイル(.mp4)とHTMLファイル(index.html)までは作っておいて下さい。

さてLinkStationといっても非常に多くのモデルが存在し、古いものになると今回説明するWebサーバー機能は利用できない場合があります。一概に対応しているかどうかは言えませんが、おそらく現行モデルの中でファームウェアが共通な、LS-XHL、LS-CHL、LS-WXL、LS-WSXL、LS-SL、LS-AVL、LS-VL、LS-WVL、LS-QVL、LS-XLシリーズなら大丈夫だと思います。それ以外の機種についてはサポートに「Webサーバー」機能がついているか問い合わせてみて下さい(Webアクセス機能ではなくWebサーバー機能です。PHPが使えるか、という聞き方でもいいかも知れません)。

1. thumbvideo用フォルダを作成する

shareなど適当な共有の1階層目に「thumbvideo」等の名前でフォルダを作成します。2階層より深いフォルダだと使用できないのでご注意下さい。

2. 管理画面でWebサーバー機能を有効にする

(写真はクリックで拡大)

 

  • ネットワーク->Webサーバー画面を開く
  • 「設定変更」ボタンをクリックすると上の写真の画面になる
  • 「Webサーバー機能」を「使用する」に
  • 「Webサーバー公開フォルダー」で先ほど指定したフォルダを選択する
  • 「保存」をクリック

3. ファイルをコピーする

もう一度作成したthumbvideoフォルダを開くと、cgi-bin、htdocs、logという3つのフォルダが出来ています。このうちのhtdocsの中にビデオファイルとhtmlファイルをコピーします。

4. おやゆびでおでアクセスする

「おやゆびでお」からアクセスするアドレスですが、
 「http://(IPアドレス):(ポート番号)/(ファイル名)」となります。それぞれの調べ方ですが、
  • IPアドレス: 管理画面の左側に表示されています(写真の青線の部分)
  • ポート番号: さきほど設定した通りです(標準では81)
  • ファイル名:自分で作成したhtmlファイルの名前です(index.htmlの場合は省略可)
となります。写真の例でいえば、
 「http://192.168.0.108:81/index.html」となります(ファイル名がindex.htmlの時)。
なお、前回のMac編でも同様ですが、このIPアドレスを「おやゆびでお」のホームページとしてブックマークしたとして、MacやLinkStationを再起動すると番号が変わる場合があります。毎回IPアドレスが変わらないようにするには、それらの機器で「DHCPを使用しない」設定にして固定IPアドレスを使う様にするか、(DHCPサーバーでもある)ブロードバンドルーターの方を設定して毎回同じ番号を割り振るように設定すると良いでしょう(どちらかといえばブロードバンドルーターで設定する方がトラブルになりにくいです)。やり方はお使いの機種によって違うので説明書などを参照してみて下さい。

おやゆびでおでストリーミング再生をする(Mac-基礎編)

「おやゆびでお」ではiTunesファイル共有でコピーした動画ファイルだけでなく、Webページ上にリンクされた動画を再生することができます。自宅のMac/PCやLinkStation等のNASをWebサーバーにして、そこに保存した動画ファイル一覧をHTMLで作って置けば、iPhoneやiPadの容量を気にすることなくいつでもお望みの動画を視聴することができます。

以下ではMacを使った方法を解説します。

技術的にはWebサーバーをインターネット上に公開すれば自宅外からもアクセスできますが、実際には通信速度の関係などで思うように再生されない場合があります。原則として自宅LAN内での使用を推奨します。また著作権的な問題のあるファイルをインターネットにパスワード制限等をせずに公開すると著作権者から多大な賠償金を請求されたり逮捕されたりということもあり得ますのでおやめ下さい。

■HTMLの作り方

ここではthumbvideoというフォルダの中に動画ファイルvideo1.mp4、video2.mp4、video3.mp3の3つのがあるとします。適当なテキストエディタソフト(テキストエディットでOK)で以下のように記述し、index.htmlといった名前で保存します。

<html>
<head>
  <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8">
  <title>我が家の動画ライブラリ</title>
</html
<h2>我が家の動画ライブラリ</h2>
<ul>
  <li><a href="video1.mp4">ビデオ1</a></li>
  <li><a href="video2.mp4">ビデオ2</a></li>
  <li><a href="video3.mp4">ビデオ3</a></li>
</ul>
</body>
</html>

後半の<li>で始まる行の「video1.mp4」の部分が言うまでもなく動画のファイル名です。その後の「ビデオ1」が一覧で表示される名前です。ファイル名と同じでも構いません。この行を動画ファイルの数だけコピーして追加します。

Mac付属のテキストエディットで保存する場合、フォーマットに「Webページ(.html)」というそれらしいのがありますがこれは選ばないで、「標準テキスト」にして下さい。一旦index.txtといった名前で保存されるので、その.txtを.htmlに変更します。indexの部分はなんでもいいですが、半角英数字でつけます。保存されたファイルをダブルクリックしてSafariやInternet Explorer等が起動し、以下のような画面が表示されれば成功です。

我が家の動画ライブラリ

これを先ほどの動画と同じフォルダに保存します。

■Webサーバーを用意する(Mac編)

Macの場合は標準機能だけで対応できます。

  1. アップル->システム環境設定->共有を開く
  2. 写真の様に、「Web共有」をONに
  3. 「パーソナルWebサイトフォルダを開く…」をクリックし、開いたフォルダにthumbvideoフォルダ(中に動画とhtmlファイルが入っている)ごと移動する

この画面に表示されている2つのアドレスの上の方(この場合は「http://192.168.0.105/~furuta/」にフォルダ名とhtmlファイル名をつなげたものが「おやゆびでお」に入力するアドレスになります。つまりここでは、「http://192.168.0.105/~furuta/thumbvideo/index.html」ですね。ただし慣習としてファイル名がindex.htmlの場合は省略できるので、「…thumbvideo/」まででもOKです。

こんな感じ。アドレス欄の右にあるボタンからホーム画面として登録しておけば、次からは自動的にこのページが表示されます。

HTMLが書ける人は画面のデザインなど自由に凝ってみて下さい。

またMacのWake-on-LAN機能を有効にし、iPhoneアプリの「iNet ProiNet Pro - Network scanner - BananaGlue GmbH」等を設定しておけば、スリープしているMacをiPhoneから起こすことができるようになるので、動画を見たい時にいちいちMacのところまで電源ボタンを押しに行かなくて済んで便利でしょう。

 ■Windowsの場合は?

Windowsの場合は標準でWebサーバー機能がついていないのでやや面倒です。単に上記の様に手作業でリストhtmlファイルをするのであれば、04WebServerAN HTTP Serverで良いでしょう。将来的にフォルダ内の動画ファイルを自動でリストに追加するスクリプトまで使いたいのであれば、Apacheというやや高機能なWebサーバーソフトを使う事になるでしょう。いずれにせよネットや書籍で多くの解説が見つかると思うのでそれらを参考に挑戦してみて下さい。こちらでもできる限りサポートしていきたいと思います。

またhtmlファイルをWindowsのメモ帳で作る場合、「ファイルの種類」は「テキスト文書(*.txt)」でOKですが、「文字コード」を「UTF-8」にして下さい。ファイル名欄に「*.txt」という文字が入っているのを消し、「index.html」などとします。