ITmediaモバイル:3G端末の失敗認め、“日本向け”に立ち返るボーダフォン
海外との端末共通化を推し進めた結果、日本で馴染みの薄いGSM系UI搭載機種ばかり投入して契約者数が大幅減になってしまったvodafoneのトップがようやく失敗を認めたようですね。
海外では当たり前のGSM系端末では、
・ソフトキーによるオペレーションが中心。発話、終話キーがないものすらある
・ClearとBackが別ボタン
・テキストメニューが主
・SMS、MMSなどメールシステムが異なる
といった特徴があり、日本のPDC/i-mode文化に慣れた身からは違和感ありまくりなんですよね。
また画面のピクセル数などスペック的な面でも国産端末に比べて見劣りのする点ばかり。
社内でも現場の人はみんな「これは日本じゃ受け入れられない」と心配していたのに、トップが押し切った形なんですよね。きっと今頃、社員の人たちは「ケッ、だから最初から無理だって言っただろうがよっ」とクサってそうでお気の毒です。
端末がグローバルに使えるようになること自体は、今後間違いなく必須要件になっていくでしょうから、今回の失敗を取り込みつつ、強みを生かした端末展開をしていってほしいものですね。
そこそこの市場調査すれば、何が好まれるか分かりそうなものだと思うのですが、そうでもないのでしょうか。
反対に、ヨーロッパなどでは、日本で好まれる携帯端末はそれほど好まれないということがあるのでしょうか。
最近、母親(80歳を越している)のために携帯端末を買いました。表示の画素も多くカメラもついているけれど、字が小さくて操作しにくい機種と、画素も少なくカメラもついていないけれど、表示文字が大きく操作しやすそうな機種のどちらを選ぼうかかなり迷って、結局は、画素数の多い方を買いました。
その理由は、所詮、電話機能やカメラなどの付加機能もそんなには使われないのだから、より実用的なものよりも、イメージのよいものを買った方が満足度も高いのではないかと考えたからです。
ところで、自分の携帯もそろそろ買い換えようかと考えています。私自身のものは使いやすさで選ぼうと思っているのですけれど。
カルフールよりは気付くの早かった、と言うところですかね。
西友も早く気付いて欲しいよなぁ(by 株主)