本機はATEM MINI Extreme ISOと同様、合成後のPROGRAM映像と別に各映像ソース、音声ソースの生ストリームを個別に録画しておくこともできます。あとで編集で映像切換をしたり、音声のリバランスをしたりができるわけです。特にUTでは参加者毎の音量差がある時にあとで補正できるのは安心材料です。
現状、映像3、音声2のISO録画程度ではなんの不具合もなく収録できてそうでひと安心です。発熱も底面もほんわり温かい程度で、これなら普通に室温が維持された室内ならなんの問題もなさそうです。プロセッサーは不明ですがATEM MINI Extreme ISOの時代から進んでよりプロセスルールの細かいものに進化して電力効率上がってるのかも知れません。とりあえずここまで書いたあと、録画回しっぱなしで2時間くらい出かけてみたいと思います。>問題ありませんでした。
結果は、NG。OBSBotの最上位モデルとも言えるのに残念。Meet2と同じ挙動で「CONNECTED」とは出るものの解像度、フレームレート表示にならず映像も来ません。非圧縮に対応してない時の挙動でしょう。仕様ではUSB2.0となっているので非圧縮伝送できる帯域がなさそう。多分高くて買えないけどもうすぐ予約解禁のTail Air 2に期待。
やはりATEM MINI Extreme ISOよりは短いが高いという感じですね。これはまだ2本のWi-Fiアンテナを装着していない状態です。横からみた状態は倒したL字のようですが、実際は底面はフラットになっていて、直角三角形といった方が正しいです。底の部分にはファンを含めた冷却機構が収まってるようです。
持ち運びはどっちが楽かというと悩ましいところです。またATEM MINI Extremeは社外製のアクリルカバーがあったんですが、本製品にはまだそういったサードパーティアクセサリが充実しておらず、突起物であるダイアルやWi-Fiアンテナを保護しつつ持ち運ぶか、ケース探しからやり直しです。
ATEM MINI Extremには電源スイッチがなく、専用ACアダプタのネジ式のロックコネクターを抜き差しすることでオン/オフします。正直煩わしさもありました。専用ACアダプタ忘れたらアウトだし、数日の実査で毎日電源を落として帰る度にネジをクルクル回してコネクタを抜くとかが地味に面倒。ケーブルがテーブルの裏に落ちてしまったりとか。
ちなみに課金はpaddle.comというソフトウェアの請求プラットフォームを経由していて、解約手続きはちょっとわかりにくかったです。paddle.netへアクセスし、「Look up my purchase」(私の購入履歴)をクリックしてメールアドレスを入力。そうするとhelp@paddle.comから「Verify your email」というタイトルのメールが届くので、その文中にある「Verify and show purchases」というボタンをクリック。するとサイトに戻って購入履歴一覧が出てきます。ApowerMirrorの履歴が見付かると思いますが解約などのリンクは見当たりません。
結果として問題だったのは各機種固有の遅延時間でした。Wireless ProとLark Max Duoとで音声の伝送時間に差があり、結果的にMacに入力される声がズレるのでエコーのようになってしまうというわけです。基本的には1人1人の口元で音を拾うわけですが、多少の漏話(隣の人の声を拾ってしまう)がある距離だったというのもあります。
3系統のマイク(左端上からLark Max Duo、Wireless Pro、内蔵マイク)のうち、もっとも遅延が大きいのがLark Max Duoでした。厳密に録音して波形をみて合わせるまではせず、モニターイヤホンで声や拍手を聴いて感覚であわせた限りですが、Wireless Proに80msの遅延をかけてやっとLark Max Duoとのズレがなくなった感じです。同様に(あまり遅れなさそうな)内蔵マイクにも50ms遅延を入れています。
Hollylandからの出走者はLark Duo Maxではなくより新しいLark M2ですが、やはりWireless Proよりは遅延が大きい。さらに安価なBOYA製品はもっとヒドい、という結果だったようです。大変参考になりました。やはりTx側でデジタルエンコードしてRxでデコードするというプロセルが生じる以上、プロセッサの処理能力が如実に出るという感じでしょうか。最近のLarkはノイズキャンセル機能もあるので、そちらも負荷として遅延原因になり得るのかも知れません。またRODEが全般に優秀なのか特に上位モデルのWireless Pro故の結果なのかも気になります。
実はまた来月同じく5名の音声をミックスする案件があるんですが、Lark Max Duoは引退させてWireless Proをもう1組買うか借りるかしようかなと思案中です。というのも前回は自分のMacBook Pro+ Audio Hijackで帳尻を合わせられたんですが、次回は別のモデレーターが使用する場面があるんですよね。なのでPCに入れる前の状態でハードウェア処理で遅延まで解決している必要があります。
なので最近使ってなかった6chミキサー+オーディオI/FのZOOM F6を起こしてきてワイヤレスマイク4台+固定マイク1台を入れてやろうかと。これなら本体前面のフェーダーツマミを別個にひねるだけでバランス調節ができます。ただF6内蔵のディレイは30msまでなのでLark Duo Maxだと厳しい可能性があります。