PEARとかAjaxとか勉強中

 期末明けのせいか今月は仕事があんまり無いので、プログラミングの勉強に励んでおります。このあいだは某業務で作っているWebアンケートシステムの絡みもあって、PEAR(PHP用の汎用ライブラリ)に挑戦しました。うわ、これは確かに便利ですわ。

 今日は、右の本でGoogleMaps APIとAjaxについて。この本、Google Maps APIを使った簡単なWebアプリケーションを作成するための解説に沿っており、XMLの基礎やPHPを使ったXML-RPCについても網羅していて、最近のフレームワークがいい感じに概観できました。XML-RPCは名前くらいは知っていましたが、具体的な中身を見るに、上に書いたシステムにも取り入れられそうな技術です。

 PEARにしろXML-RPCにしろ、今まで使わなかったのが惜しまれる位です。昔作った独自のライブラリをいつまでも使ってないで、スタンダードに浸ってみる時期なんでしょうね。

覚えやすい和製通話表

 最近では、某使いやすさ日記もすっかり若手の研鑽の場となっていますので、ロートルはひっそり自分のブログにでも書いてみますw。

 皆さんは、通話表というものをご存じでしょうか?ミリタリー系の映画なので「アルファ、ブラボー、チャーリー」なんて無線で会話を耳にすると思います。あれは、アルファベットの発音に冗長性を持たせて、電波状況が悪い中でも間違いなく伝達可能にするための工夫なんですよね。例えば、PDCの携帯電話などでも「B」と「D」が聞き分けづらくて、「ABCDのD」なんて言い直したりすると思いますが、そんな時の言い方に世界共通のコードがあれば便利なんじゃないか?ってこと取り決められているのです。先のWikipediaの記事にもあるように、日本にも和文通話表という50音仮名を言い換えるための通話表が存在します。

 さて、先日意外な場所で面白い通話表を耳にしました。実家のBフレッツ工事に立ち会った時に、工事業者の人がNTTの担当者と携帯電話でやりとりをしている中でそれは聞こえてきました。工事の人が突然、「カープ、ホークス、ベイスターズ…」などとはっきりした声で話しだしたのでちょっと目をぱちくりさせてしまいました。そう、日本人に馴染み深いスポーツチームの名前を使った通話表なんです。一文字たりとも間違いが許されない、何かのIDかパスワードを伝達するのに使っていたのです。なるほど、上記の欧米式の通話表に比べて、日本人には覚えやすいかも知れません。工事のお兄さんに「それ、AからZまであるの?」と聞きそびれてしまいましたが、まぁきっとあるんでしょうね。少なくともAからFまであれば16進数の伝達には使えそうです。σ(^^)はプロスポーツに疎いので、サクっと適当に書き出してみてどらくらい埋まるのか見当もつかないですが、お暇な方、是非リストを作ってみて下さい。

ビデオ分析に便利な動画プレーヤー DV

窓の杜 – 【NEWS】DVDやSWF/RMファイルの再生にも対応するシンプルで軽量な動画プレイヤー「DV」

 昨今はHDD内蔵ビデオカメラも普及してきて、ユーザテストをMPEG撮りしてる方も多いのではないかと思います。動画ファイルだとPC上で閲覧すればスライダーで再生点をサクサク移動できる点も便利ですよね。

 そんなPC上でのビデオ分析を更に便利にするのに、動画眼ではキーボードショートカットで一定秒数の早送りや巻き戻しを搭載してきました。ようするにトランスクライバ(テープ起こし用のカセットプレーヤー)のビデオ版みたいなことができるわけです。この機能、マウスホイールでできたらずっといいなぁ、と思っていて、実は以前IPA認定の天才プログラマーである近藤さん@中京大にプロトタイプを付くってもらってあり、個人的には非常に便利に使わせてもらっていました。ソースももらっているのでいずれ動画眼にも取り込もうと思っていました。しかし、どうもVistaと相性が悪く動画再生時にエラーが頻発してしまう現象に見舞われていました。近藤さんも忙しい身なのでなかなか時間をとってもらうのは心苦しく、σ(^^)のスキルではお手上げ状態でした。

 そこで当面の代替策がないかと思ってググったところ、ホイールでスキップができるプレーヤーを発見しました。それが冒頭のリンクで紹介されている「DV」です。静止画ビューワーの「MangaMeeya」並にUIのカスタマイズの自由度が高いです。ホイールは標準では音量調節ですが、カスタマイズすればスキップに充てられます(標準では15秒)。その他にもキーボードにあらゆる機能を割り当てられますので、多ボタンマウスでキーストロークを割り当てられるマウス/トラックボールと組み合わせれば、片手でかなりの操作が可能になると思います。

 またWindows Media Playerのサイドバーのように同一フォルダ内のファイル一覧を出しておけるので、セッション毎の動画ファイルの行き来もワンクリックで可能です。

 まだ試してないですが、簡単にスクリーンショットを撮る機能もついているので、レポート作成にも有用ですね(XP以前のWindowsでは、オプション->メディア->レンダラをオーバーレイミキサ以外(VMR9など)にしないと撮れないかも知れません)。

 MPEG2コーデックがインストールされていれば、DVD-Video形式の再生にも対応するようなので、DVDレコーダーで記録したDVD-Rにも対応するはずです。

 設定項目が多いので、導入時にちょっと敷居が高いかも知れませんが、設定をつきつめると手足のように馴染むプレーヤーだと思います。是非おためしあれ。ちなみにフリーソフトです。

 トランスクライバ的に使うには、FFとREWの時間が個別に指定できた方が良いんですが、これは作者の方に要望メールを送ってみました。将来的に対応していただけると嬉しいですね。

 あと、ウチの環境では最初音声にノイズが入ってたりしたんですが、オプション->メディア->プロセスの優先度順位を「リアルタイム」にしてみたらおさまったようです。

 

 いずれ動画眼にもホイールスキップ機能は実装していきたいとは思いますが、当面はこのDVでシアワセになれそうです。