ビデオ分析に便利な動画プレーヤー DV

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窓の杜 – 【NEWS】DVDやSWF/RMファイルの再生にも対応するシンプルで軽量な動画プレイヤー「DV」

 昨今はHDD内蔵ビデオカメラも普及してきて、ユーザテストをMPEG撮りしてる方も多いのではないかと思います。動画ファイルだとPC上で閲覧すればスライダーで再生点をサクサク移動できる点も便利ですよね。

 そんなPC上でのビデオ分析を更に便利にするのに、動画眼ではキーボードショートカットで一定秒数の早送りや巻き戻しを搭載してきました。ようするにトランスクライバ(テープ起こし用のカセットプレーヤー)のビデオ版みたいなことができるわけです。この機能、マウスホイールでできたらずっといいなぁ、と思っていて、実は以前IPA認定の天才プログラマーである近藤さん@中京大にプロトタイプを付くってもらってあり、個人的には非常に便利に使わせてもらっていました。ソースももらっているのでいずれ動画眼にも取り込もうと思っていました。しかし、どうもVistaと相性が悪く動画再生時にエラーが頻発してしまう現象に見舞われていました。近藤さんも忙しい身なのでなかなか時間をとってもらうのは心苦しく、σ(^^)のスキルではお手上げ状態でした。

 そこで当面の代替策がないかと思ってググったところ、ホイールでスキップができるプレーヤーを発見しました。それが冒頭のリンクで紹介されている「DV」です。静止画ビューワーの「MangaMeeya」並にUIのカスタマイズの自由度が高いです。ホイールは標準では音量調節ですが、カスタマイズすればスキップに充てられます(標準では15秒)。その他にもキーボードにあらゆる機能を割り当てられますので、多ボタンマウスでキーストロークを割り当てられるマウス/トラックボールと組み合わせれば、片手でかなりの操作が可能になると思います。

 またWindows Media Playerのサイドバーのように同一フォルダ内のファイル一覧を出しておけるので、セッション毎の動画ファイルの行き来もワンクリックで可能です。

 まだ試してないですが、簡単にスクリーンショットを撮る機能もついているので、レポート作成にも有用ですね(XP以前のWindowsでは、オプション->メディア->レンダラをオーバーレイミキサ以外(VMR9など)にしないと撮れないかも知れません)。

 MPEG2コーデックがインストールされていれば、DVD-Video形式の再生にも対応するようなので、DVDレコーダーで記録したDVD-Rにも対応するはずです。

 設定項目が多いので、導入時にちょっと敷居が高いかも知れませんが、設定をつきつめると手足のように馴染むプレーヤーだと思います。是非おためしあれ。ちなみにフリーソフトです。

 トランスクライバ的に使うには、FFとREWの時間が個別に指定できた方が良いんですが、これは作者の方に要望メールを送ってみました。将来的に対応していただけると嬉しいですね。

 あと、ウチの環境では最初音声にノイズが入ってたりしたんですが、オプション->メディア->プロセスの優先度順位を「リアルタイム」にしてみたらおさまったようです。

 

 いずれ動画眼にもホイールスキップ機能は実装していきたいとは思いますが、当面はこのDVでシアワセになれそうです。

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