好かれることが目的ではないサイト

Alertbox: 最も嫌われる広告テクニック(2004年12月6日) [U-Site]
 U-Siteに連載されてるNielsenのコラムで、ユーザが嫌う広告手法に関する調査結果が出ており、こうした手法は一見効果的に見えるが、使わない方が良いよ、と論じています。
 でも、今時こういう小汚い手法で広告を出したり、spamを送りつけたりしてるのってたいていアダルト系だったり激安通販だったりするワケで、そういう輩の広告って結局露出が勝負。目に留まった画像や文句が充分に扇情的だったり、破格だったりすればクリックしてしまう人って多いでしょう。大半の人に嫌われたって一定の効果はあがるんでしょうよ。今、Nielsenがこれを誰に向かって言いたかったのかが、よくわかんないですね。
 Normanが「誰のためのデザイン」で散々言われたコメントじゃないですが、そういうサイトの運営者は「Nielsenのいう通りにデザインすれば、確かにユーザに好印象を与えるサイトができるさ。だが売り上げは伸びないんだよ」とか言われそうw。ユーザに好かれるためにサイトを運営しているところばかりではないし、ユーザからしたって心情的に嫌いでも使い続けるサービスだっていくらでもありますし。
 確かNielsenの本だったと思いますが、使いにくくてもディズニーのサイトがアンケートでは人気。「だってディズニーだもの」とコメントが載ってましたよね。
 別に彼の主張を否定したワケじゃないけど、現時点でこういう広告だしてるのって大半は確信犯でやってると思われ、「馬の耳に念仏」なんじゃないかなぁ、と思った次第。

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