ビデオカメラ用ワイヤレスマイク

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 前エントリでちらっと触れた、ワイヤレスマイクユニット[SONY]を購入してみました。

 (前エントリの)コメント欄に書いたんですが、やはり前評通り、本体マイクで録画すると5.1chのMPEG2ファイルができあがるので、PC上での取り扱いでやや問題が起きます。Windows Media Player(=動画眼)の場合、AC3コーデックで一応音は出るのですが、やたら音量が小さいなどの現象が起きています。5.1ch対応の編集ソフトも必要になりますし。

 ユーザテストの記録に5.1chは不要なので、2chで記録したいのですが、DCR-SR100は本体だけでは2ch記録ができません(アナログ出力は2chダウンミックスになりますが)。そこで必要になるのがアクティブインターフェースシューに装着する外部マイクです。

受信機の写真

 で、いくつか選択肢があるんですが、やはり買うならこのハイテク感あふれるBluetoothワイヤレスマイクでしょう(笑)。 もう見るからにサイバーです。まるでSF映画に出てくる電波兵器のようです。型番からして、ECM-HW1[hatena]ですもん。絶対狙ってますって!

 右の写真がレシーバーを取り付けた状態です。電源は本体から供給。スイッチは通常のON/OFFと5.1ch CENTERモードがあります。ONだと内蔵マイクがオフになり、ワイヤレスマイクからの音声のみが2chで記録されます(ただしマイク自体はモノラルのような気がしています)。

 5.1ch CENTERモードの場合、内蔵の4chに加え、ワイヤレスマイクの音声がセンタースピーカー用チャンネルに記録されます。つまり、ホームシアター環境で視聴した場合、セリフ用の真正面のスピーカーからの声に割り当てられるワケです。

送信機の写真

 つづいて左の写真がマイク(送信機)です。このようなネックストラップの他に、クリップやアームバンドも付属しています。スイッチはON/OFFだけです。受信機とのBluetooth接続認証も自動で行われます(数秒)。 電源は単四電池2本。

 内蔵のマイクは無指向性です。この手のマイクは机上で使うと、マウスの音など雑音を広いやすいので、被験者にネックストラップで下げてもらうか、進行役の被験者側の腕にアームバンドでつけるのが良いかも知れません。

 ちなみに受信機側にイヤホン端子があり、ワイヤレスマイクが拾った音をモニタすることができます。最近のビデオカメラ本体はイヤホン端子が省かれてることが多いのでこれは助かりますね。



 で、まだ実戦投入はしていないのですが、テレビの前にマイクを置いて、カメラを持って部屋中ウロウロしたり、戸を閉めてみたりしたんですが、その限りでは音が途切れたりすることはありませんでした。我が家にはIEEE801.11a/b/gの無線LANが稼働していますが、今のところ影響は受けていないようです。電子レンジまでは試してないですが、開発者が30m飛ばすことにこだわった[SONY]というのは伊達ではないようです。

 ユーザテストの場合、音声が途切れるのは致命的だったりもしますが、一方では設定の手軽さもポイントです。品質的に問題が無さそうであれば、強力な評価機材になりそうな気がします。

 来週、某社スタッフの運転教習 兼 最新車種の装備をいじろうぜイベントがあるんですが、例えばバックモニタを試用する際に、車内にこのマイクを設置してドライバの声を拾いつつ、映像は車外から車全体の挙動を撮る、なんてことをしてみようかなと思っています。「私(運転者)はこの辺がギリギリだと思います」なんて発話プロトコルと、実際のバンパーの位置の映像とを同時に録れれば、車両感覚の訓練にはよさそうかなと。

“ビデオカメラ用ワイヤレスマイク” への2件の返信

  1. はい、こないだクライアントが持ってるカメラが内蔵マイクのみで充分な声が拾えなかったため、急遽持ち出して使ってみたんですが、マイクを被験者の側に置いて使ってみたところ、ハッキリ声が拾えてました。

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