近代科学社よりHCDライブラリシリーズの7巻として「人間中心設計における評価」が2019年4月25日に発売されます。ギリ平成に間に合いました(笑)。
著者は黒須先生、樽本徹也さん、奥泉直子さん、佐藤純さん、そして私となります。奥泉さんと私は以前マイナビから出させていただいた「マーケティング/商品企画のための ユーザーインタビューの教科書」に引き続き、「なるべくすぐ現場で使えるノウハウ伝授」を念頭に日々現場で使っているテクニックや注意点などを盛れる限り盛ったつもりです。加えて「やっぱ実例がないとイメージしにくいよね」ってことで、今回はなんと有志の方に模擬ユーザテストを行っていただき、その過程と作成した資料(スクリーニングアンケート、進行シート、報告書など)を掲載するというトライアルをしてみました(有志の皆さん、そしてプロダクトをご提供いただいたDMM様、この場を借りてお礼申しあげます)。解説を読んだあとに実際の事例をみて、「あー、実際のUTってこんな感じなのかー」とか「これなら自分達でもできそう!」って感じてもらえるといいなと思います(とはいってもUTに絶対の正解はありませんので、その時々のリサーチゴールにあわせて色々なスタイルにトライしてくださいませ)。
もちろん実践寄りの事例としてだけでなく、樽本さんがあちこちにインタビューしてまとめてくれた内外のユーザビリティ評価の歴史や黒須先生によるさまざまな評価手法の紹介や評価の意義(上司を説得するのに大切ですね!)、そして佐藤さんのアクセシビリティ方面のまとめなど、実践テキスト以外の情報もバランス良く盛り込まれている一冊に仕上がったかと思います(主に他の著者陣の皆さんのおかげで)。是非手に取っていただけたらと思います。
↓こちらは前著になります。