GitHubのリリースはこちらです。
https://github.com/do-gugan/do-gagan_electron/releases/tag/2.12.1
今回はバグ修正以外にいくつか機能改善や変更も含んでいます。
再生ステータス表示
まず再生中にスキップや速度変更、一時停止、画面キャプチャをした際に映像フレームの右上にステータス表示(アイコン、文字)を表示するようにしました。キーボードショートカットで不意に速度がかわったりしてると気付きにくいので。右上というのがこだわり。昨今の動画サイトやアプリは一時停止とかスキップボタンをデカデカをコンテンツのど真ん中に出すのがデ・ファクトになっていて異を唱えたかった。普通に考えて邪魔でしょと。小さい画面でタッチ操作するスマホはまだわからなくもないけれど、画面全体の輝度を落とすのもいらない。一時停止って視聴を止めるってだけでなく映像をしっかり確認したい、って場面もあると思うんですよね。そういう時に邪魔をするUIはいらない。一時停止してまっせ、ということだけが伝われば良い。てなことでスタータス表示は右上に控えめに。ブラックアウトももちろんなし。技術がないとか面倒だったとかじゃないんだからねっ!
キーボードショートカットの変更
次に大きな変更としては、前後ジャンプのショートカットキー割り付けを変更しました。従来のCtrl + W/Qに慣れてらっしゃる方がいらしたら申し訳ないですが、まぁたぶん世間の誰も使ってないから大丈夫だろうと…
変更意図はこちらの図をみるとわかっていただけるかと思います。
こちらが変更前。
そして下が変更後です。
もともと動画眼3でCtrl + WとQがペアで前後だったところにEを追加。更に下段に速度制御系をいれて、ほぼ同じ動作をするCtrl + EとCtrl + Sがズレてるのがわかりにくいなとなりました。
ちなみに速度制御系はPremiere Proなどで一般的なJ/K/Lキーでも行えます。ただモディファイアキー無しは文字入力中などには使えないので、別途Ctrlを使い、左手一本で扱い易い位置としてCtrl + A/S/Dをもってきたという経緯です。ただここはもともとWindowsでは全選択や上書き保存に使われてたりするので悩みましたが、本ツールにおいての操作性を優先してみました。上書き保存はShift +Ctrl + Sとちと面倒になってますが、定期自動保存もあるしな、と。
あとCtrl + Q/EはShiftを押しながらだとn倍ジャンプするんですが(何倍かは設定画面で指定)、macOS + ATOKではShift + Ctrl + Eで単語登録ウインドウが開いてしまうようです。自分は必要ないのでATOK側でアサインを変更しようと思います。
このように特定環境や習慣とバッテイングするのも問題なので、将来的には有効無効を切り替えたりカスタマイズできるようにしたいなとは思いますが、まぁ現状自分以外に利用者いなさそうだし優先度低め。
動画眼Liteの方も近日中に新アサインに更新予定です。
ログ・インポート時のダイアログの挙動変更
動画眼上で作成した.dggn.txt形式ファイル以外のデータで読み込めるのは、csv、srt、そして旧動画眼形式の.txtですが、インポートするファイルを指定するダイアログで拡張子による絞り込みのプルダウンメニューがありました。自分は最近Whisperで生成したsrt形式を使うことが多く、毎回プルダウンの一番下を選ぶのが面倒になってきました。最後に使った形式を記憶しておいてデフォルトでそれが選択された状態にできないかと思ったんですが、APIの仕様上、HTMLのselectタグのselectedのような指定はできなそうで、順序を一番上に持ってくるしかないとのこと。プルダウンの順番がコロコロかわるのもなんだなということで、デフォルト(一番目の選択肢)は.txt、.csv、.srtがすべて選べる状態にしました。フォルダ内にファイルが多すぎる時だけプルダウンで絞り込んでね、という形。macOSの場合、この拡張子セレクタはボタンを1つ押さないと出現しなくてさらに手間だし気付かれないこともあると思うので、その意味でも良い変更なんじゃないかと。
まだまだ改善中ですがよろしかったらお試しください。