これでゆっくりスリープできる?–Windows Vistaの電源管理対策 [CNET Japan]
この記事を見ると、Windows Vista(XPの次のバージョン)では省電力周り、というか「電源を切る」というユーザ・エクスペリエンスが随分向上しそうで楽しみですね。
今まで、
- スタンバイ…Suspend。メモリ上にデータを保持。すぐ起きるが、電気を消費している。Macはこっちのみ
- 休止状態…Hibernation。HDD上にデータを保持。完全に電源が切れるが復帰もちょっと待たされる
という2つのスリープ状態があったのですが、「ようわからんのでそのまま(起動しっぱなし)」って人が多かったらしく、単純化することで環境問題にも寄与しようってなことみたいです。
記事によるとデスクトップ向けにはハイブリッドなモードが提供されるらしく、HDDに待避をしつつスタンバイ状態を保持。つまりすぐに起きられる浅い眠りをしつつ、もし停電とかでメモリ上のデータがトンでもHDDから復帰可能ってワケです。これは素晴らしい。言われてみると、今までなかったのが不思議なくらいですね。
アプリケーションがスリープに入るのを拒否できなくなるってのも重要だと思いますね。今までは、ノートPCの液晶をバタンと閉じてカバンに放り込んでしまうと、何かの調子でスリープに入るのを拒否するアプリがいて電源入ったままになってしまったりしてました。だから完全に電源が落ちるのを見守るまでカバンにしまえなかったんですが、原則それが無くなるのだとすればとても良いことだと思います。
Office12の目的指向UI [PC Watch]にしてもそうですが、Microsoftはユーザビリティに本当に莫大なリソースを費やしている企業だと思います。(使いやすさに関して)「MSはダメで、Macは素晴らしい」と言われていた時代が懐かしいですね。今や完全に逆転してる気がします(もちろん、Microsoft製品にもまだ改善の余地はありますし、Appleも時折独創的なUXを創出している点は見逃せませんが)。
成果が世の中の役に立つスケールを考えても、ユーザビリティ屋が仕事をする場所として、今もっともエキサイティングな会社なのは間違いないですね。羨ましい。