HTMLにしばられないアプリケーション環境、IBM Workplace

日本IBM、「Webアプリケーションを超える」クライアントソフト新戦略を発表 [Enterprise Watch]
 これ面白いですね。現在のシン・クライアントなアプリケーションはHTMLの制約にしばられて使い勝手も制限されたものばかりです。IBMがどういうビジネスモデルで展開していくのかはつかめませんが、もしこういうリッチなユーザ・インターフェイス・ライブラリが利用できるフレームワークが、クロス・プラットフォームで提供され、仕様もオープンだったりしたら面白いでしょうねぇ。通信はHTTPかな?
 クライアントはWebブラウザやAdobe Readerみたいなカンジで無料ダウンロードできて、新しいアプリケーションのインストールはURLを指定するだけ。もちろんブックマークしておけばいつでも呼び出して利用可能。あー、ブックマークひとつコピーすれば、別マシンへの環境引っ越しも完了しちゃうワケだ。
 そんなユーザ・エクスペリエンスを妄想させてくれた記事でした。

ノートPC用外付けバッテリ

外付け大容量バッテリー・Slim60・ベイサン [公式サイト]
 これ買ってみました。一見「結構高いな」という印象ですが、よくよく考えてみれば、VAIO TRの標準バッテリなんてもっと高い[yodobashi.com]ワケだし、こっちは、変換コネクタ(チップ)を差し替えれば複数機種に対応するので、

  • 本体を別機種に買い換えても使える
  • 複数機種所有時にそれぞれで使える(ウチだとVAIO TRでもTC1100でもOK)
  • 充電用ACアダプタにもチップがつけられ、本体の充電にも使えるので、汎用ACアダプタ付属だと思えば、
    更に数千円割安感

などのメリットがあります。
 今時のマシンなら3、4時間は使えるので、普段の打ち合わせくらいには充分なんですが、困るのは学会などに全日参加する時なんですよね。ノートとったり、ヒマつぶしにネットしたり(笑)。会場の電源は使っても良いというコンセンサスはあるように思いますが、壁際の席に座れないと電源ケーブルが届かなかったり。そういう時にコイツがあれば、寿命が延ばせますし、本体は自席で使いつつ、コイツとACアダプタだけ壁際に残して充電かけといたりできるかなと。
 幸いなことに、充電アダプタをこのバッテリに接続するためのチップがTC1100用のと同じだったので、VAIO用チップとあわせて2つ持ち歩けば済むのが、微妙に特したカンジ。

[TIPS] Symbol Commanderからテキスト入力パネル

 Symbol lCommanderに慣れてくると、テキスト入力パネル(TIP)もこいつで呼び出したくなってきます。TC1100の場合、標準では画面枠のハードボタンで呼び出せるのと、TabletPCにプリセットされたジェスチャー(ペン先を上下に振る)で呼び出せますが、どっちもペン移動量が長め。
 TIPの実行(.exe)ファイルさえ突き止められればSymbolCommanderに登録できるので、システム関連のフォルダを探ってみました。結果、

  c:\Program Files\Common files\Microsoft Shared\Ink\TabTIP.exe

がそれであることが判明。無事、Graffitiの「K」のようなジェスチャーで呼び出せるようになりました。
 ついでに、持ち方を変えると微調整したくなるタブレットのキャリブレーション画面も下記で一発呼び出しできました。

  c:\WINDOWS\system32\tabcal.exe

UMLとユーザビリティ

 連休中にUMLについてかじってみました。
 元々はJavaなんかのオブジェクト指向言語の仕様書を図解し、プロジェクト・メンバーとのコミュニケーション・コストを軽減するのが目的だったようですが、要求定義やタスク分析に使うアクティビティ図やユースケース図あたりは、営業なんかの非プログラマーが顧客とのやりとりに活用するようなケースも増えてきているみたいですね。そういう人向けの本[Amazon.co.jp]まで出ているようで。
 σ(^^)が契約社員をしている会社では従来から独自の操作フロー図、思考フロー図といったダイアグラムを用いて分析をしてきましたが、これからはクライアントからUMLで描いてくれ、とか資料としてUMLを渡されるケースも増えてくるのかも。

TabletPCとジェスチャ・ソフト

Symbol Commander [製品サイト(日本語版)]
 TC1100に上記のジェスチャ・ソフトを入れてみました。自分でジェスチャをデザインすることもできるPro版って方(非Pro版は既定のアルファベットやシンボルに任意の動作を割り当てるのみ)。フリーで使えるものも2種類ほど試したんですが、やっぱり高くてもこれが一番機能が豊富で使いやすいかなと。
 いや、いいっス。認識トリガが右ボタンなので、通常の右ドラッグ操作が使えなくなるのが痛いけど(ジェスチャ認識を一時的にオフすることは可能)、ペン使ってて「あぁ、Backspace1つ押したいだけなのにいちいち仮想キーボード呼び出して…」とかやってたのが不要になるのがGood。とりあえずGraffiti的なジェスチャでコピペや削除、後退ができるようにカスタマイズ。これだけでもメチャメチャ使いやすくなりやがりますな。
 最近、一緒にTabletPCにハマってる相棒と一緒に道具眼的ジェスチャーをデザインしてみる予定。
P.S.
 ATOKがTabletPCとはビミョーに相性悪い、というかMS-IMEでないとJournalで「手書きをテキストに変換」した時に、「必要なコンポーネントが見つからないため、要求されたコマンドを完了できません。」とか言われちゃう。OneNoteでも手書きをテキストに変換した後の、修正操作ができなくなったりと不具合が出る。う~む、キーボード使う時だけATOKに切替とか自動化できないもんかな。

リブリエ見てきました

 SONYの読書端末「リブリエ」を触ってきました。巷で言われているほど画面切替のブラックアウトは気にならないですね。一部かすれたように遅れて表示されるムラのようなものは気になりましたが(これも時間が経つと消えるし)。
 うーん、やはりデバイスとしてはかなり魅力です。物欲そそります。1.4KgあるTabletPCでeBookとかマンガと読み出したりしてる昨今だけに、この軽さは素晴らしい。
 PDFとかテキストなんかの汎用性のあるビューワとして使えるなら即買いなんだけどなぁ。
 てか、コンテンツ・サイトはユーザ登録しないとコンテンツ一覧すら見られないって、どういうことよ?

TabletPCで電子観察シート

 買っちゃいました。>タブレットPC HP TC1100
 以前書いたとおり、ユーザテストで観察記録に使えないかと目論んでおります。手書き記録は自由にとりつつ、チェックボックスなどのカウントは自動化したい、というニーズを満たせるんではないかと。
 で、MicrosoftからTabletPCのSDK[Microsoft]が出ていて、結構簡単にインク・アプリケーションを作れそうだったので、早速以下のようなアプリケーションを小一時間で試作してみました。
画面写真
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 あくまでユーザ・インターフェイスのプレビューなので、保存も印刷もできないですが、とりあえずペン描画、マーカー描画、消しゴム、範囲選択、移動、拡大縮小などが上記SDKを使えば結構簡単に実装できることがわかりました。保存&読み出しもできそう。ラジオボタンなどは普通のコントロールなので、コードさえ書けばリアルタイム集計とか、観察室側のマシンにネットワーク送信とかいくらでも応用はできます。
 大変そうなのは、エンド・ユーザがタスクセットやチェックボックスなどを設定・追加するインターフェイスですかね。CSV形式あたりで定義してインポートする、なんてのが手頃かなぁ。でもタスク途中にチェックボックスを足したいんですよね。
 時間がとれたら真面目に作り込んでみたいです。