iPadとiPhoneのSafariのボタン配置にイラっ☆!

写真はiPhoneとiPadのSafariのツールバーです。iPhoneの写真で左から、

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となっています。ところが、iPadではまったく逆の順になっています。実際よく押し間違えます。タブ切り替えしようと思ってお気に入り一覧を出してしまうのです。乗り換えではなく併用なので、常にどちらも使うわけで、この一貫性の欠如にはしばらく悩まされそうです。10年前にこの記事 [使いやすさ日記] を書いて以来のフラストレーションです(怒)。

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ちなみに、ツールバーが画面上部に引っ越したこと自体も結構使いづらいです。画面全体を縦断して(見ているコンテンツを隠して)手を伸ばさなければ届かない位置ですから。アドレス欄は画面上部というデ・ファクトは大事かも知れませんが、個人的には丸ごと下に表示する設定オプションも提供して欲しかったなと。

なぜ人はググらないのか?

先日知人から、「Word2007がファイル毎に閉じるボタンがなくて不便。なんとかならないか?」という質問をもらいました。私自身Office2007は発売日から使ってますが、あまり不便を感じていなかったので「そう言われればMDIじゃなくなったんだっけ」と思いGoogleで検索。「Word 2007 閉じるボタン」で探せばすぐに解決策を発見できました。

σ(^^)は日々こういう質問を受けることが少なくありません。そして知らなかったけど検索エンジンで調べたらすぐ答えがわかった、という案件も多いです。だったら自分で検索すれば、午前中は寝ていてロクに返信がσ(^^)なんぞに電話やメールでヘルプを求めるよりも手っ取り早いのではないか?と思うワケですが、質問メールは減るどころか増える一方な気がします。

こういった検索エンジン・リテラシーと機械音痴の関係についてしばらく色々考察をしていきたいと思い、今回は思ったことをつらつらと書きなぐってみます。以下、全く整理されていない覚書レベルのエントリなのでご勘弁下さい。

■検索エンジンを使うのは難しいのか?

(Webフォームとしての)検索エンジンの使い方は特に難しいところはないと思います。テキスト欄にキーワードを入れて「検索」ボタンを押すだけです。難しい、というかコツがいるのは

  1. 適切な検索ワードの選び方
  2. 検索結果の見方
  3. リンク先のコメンツの吟味

いったところでしょうか。

1.は実は最近の検索エンジンはかなり柔軟に対応してくれます。仮に「Word2007に閉じるボタンがない」と自然文でGoogle検索しても勝手に単語に分解(形態素解析といいます)した上で処理してくれます。実際、先の3キーワードの時の同じような結果が得られます。ANDやORといった論理式の仕組みを知らないでもほとんど不自由はないでしょう。実際、ORやNOTなんてσ(^^)でも使ったことありません。Googleで使うのは””で囲むグルーピング位でしょうか。
それでも多くの人は1ワードで検索するもの、という意識が強いかも知れません。仮面ライダーWなんかを見ている子供の方が、「複数のワードでAND検索すると結果が絞り込める」ということを自然に理解してるのかも(笑)。

2.に関してはもう少しコツがいるのは確かでしょう。σ(^^)自身が結果を読み取る時、どんなことを気にしてるか考えてみます。
まずタイトルに「教えて」とか「OKWave」とかあればFAQサイトで似たような疑問とその回答が見られると期待します。その下の概要も読みますね。マッチしたキーワードが強調表示されるので、どれくらい関連がありそうかなどが読み取れます。また緑色で表示されるURLも、例えばmicrosoftとか調べたい製品のメーカーに関係するドメインなら有益な情報が得られそうだ、といったアタリをつけるのに活用します。
こうして考えてしまうとそれなりに大変そうに見えてきますが、実際のところはどうなんでしょうね。アイカメラなどを使ってデータとってみたい気がします。

3.は確かに玉石混淆だしレイアウトもバラバラなので場合によってはこれもそれなりに労力が必要かも知れません。

■無力感が学習された上でのことか?

心理学に「学習された無力感(learned helplessness)」という言葉があります。実際にはちょっと頑張ればなんとかなってしまう事でも、過去の経験からの学習によって、「たぶん上手くいかないだろう」と諦めてしまう心理状態を指します。目の前の問題を検索エンジンで調べてみようと思わないのは、前節のような大変さを経験して諦めているからなのでしょうか?直感的にはそれ以前の人も多いんじゃないかと思います。

ここで、2chで有名なコピペを貼って見ます。

<わからない9大理由>

  1. 読まない …説明書などを読まない。読む気などさらさらない。
  2. 調べない …過去スレ、ググるなど最低限の内容も自分で調べようとしない。
  3. 試さない …めんどくさいなどの理由で実行しない。する気もない。
  4. 覚えない …人から聞いて、楽して得た答えは身に付かないから、すぐに忘れる。
  5. 説明できない …何に困っているのか、第三者に正確に伝わる文章が書けない。
  6. 理解力が足りない …理解力以前の問題で理解しようとしない。
  7. 人を利用することしか頭にない …甘え根性でその場を乗り切ろうとする。
  8. 感謝しない …教えてもらって当たり前。事がすんだらさようなら。
  9. 逆切れする …自分の思うようにならないと逆切れする。

まぁ、コピペなんで話半分に読むべきだと思いますが、いくつかはそれなりに的を射ている気がします。ではなぜそうなるのでしょう?それほど重要じゃないんでしょうか。仮にWordに閉じるボタンがなかろうが、PCがネットにつながらなくなろうが、生活全体からみたら些細な問題で後回しにできる。「エージェント」に投げておいて答えが見つかればラッキーてなものなのかも知れません。逆にσ(^^)のような「オタク」はそうしたトラブルの致命度は高いですし急を要します。質問者もさぞ困っているであろうと思って仕事を中断して調べた結果をメールしても返事がなかったり「ありがとう。今度ヒマな時にやってみます」なんて言われて肩すかしを食らったりします。重要度も緊急度も低ければ特に自分でなんとかしようとも思わないし、リテラシーも高まらない。「自分でググって解決できた!」という成功体験だって得られません。

動物は一度上手くいった方略を延々と繰り返そうとする習性を持っています。進化論的、環境学的妥当性的に言えば、いちどエサをたくさんゲットできた場所は「エサ場」として学習して再利用する方が、毎回ランダムだったり常に新しい場所を試すよりは合理的で生き残る可能性が高い訳です。こうした遺伝子レベルの習性は現代社会の問題解決でも活用されているという証拠は、心理学や認知科学の知見が明らかにしています。興味がある人は「ルーチンスの水瓶問題」等を参照してみて下さい。

つまり、検索エンジンで問題解決成功体験を持つ人は次回も検索エンジンを使おうと思うし、人に助けられた人はまた頼り続ける、という傾向はあるかも知れません。いっそパソコン教室等で、スタッフが教えないで自分で調べさせよう!という教育ポリシーを持ってみてはどうでしょうね。「じゃぁ私はなんの為にお金払ってここに来てるんだ!」とキレられること請け合いですが(
笑)、実はその行為自体がリテラシー、問題解決能力を育むという仮説は成り立つ気がします。

うーん、やっぱちょっとデータとってみたいですねぇ。リテラシーの高い人と低い人に検索エンジンを使った問題解決をさせてみて、使うワードの差やその後の方略の違いについてログをとって比較してみる。5人ずつくらいでよさそう。年度があけてヒマになったら(そしてリサーチ資金があったら)やってみようかな。

■テクノロジによる支援

常々思っていることですが、ソフトウェアのエラーメッセージダイアログに「このメッセージをGoogleで調べる」ボタンをつけたらどうなんでしょうね?使ってるOSバージョン等の周辺情報もANDで含めたりして。周りの人からσ(^^)はなんでも知ってると思われてるかも知れませんが、実際になんでも知ってるのはGoogle先生なワケです。とりあえず直接聞いてみて下さいよ、と。PC上の活動履歴を役立てようとロギングツールを研究開発している近藤さんとかに協力を仰いで、画面上のエラー表示エリアなりダイアログなりをマウスで囲うとテキスト抽出してGoogleに投げるツールとか作れないかしらとか思ったり。たぶん、PC上でテキスト抽出する方が確実なんですが、今時のWindowsならSnippingToolのような優秀な部分スクリーンショット撮影ツールが搭載されているので、ビットマップで送信するとOCRしてくれるようなASPを作った方が現実的かな?検索リテラシない人がそういう専用ツールをわざわざインストールするとも思えないし。OCRって簡単に利用できるライブラリとかあるんですかねぇ。(←あ、これからちゃんと自分でググりますんでw)

操作部も映せるツインカメラ搭載ケータイ撮影機

携帯の液晶と操作部を2つのカメラでTVに映す新製品「RN-600W」[ケータイWatch]

以前ご紹介した写ミールの類似製品ですが、こちらはツインカメラ搭載で、テンキー側の操作の様子も撮影できるそうです。

ユーザテストではユーザがどう操作したのか指の動きも見たいということが少なくありません。これはいいアイデアかも。ただ、本当に「カメラ追加しました!」ってだけで、ユーザテスト用にはちと重たい&邪魔かも知れませんね。映像出力も普通に2系統出てるだけなので別途画面分割機を組み合わせなければならないようです。ニッチ製品なのでそれでも結構なお値段。専用設計で小型化したら逆に多くの現場では手の届かないお値段になってしまいそうですし、なかなか難しいところです。

Windows7の問題ステップ記録ツールが興味深い件

トラブル解決、自動化処理もWindows 7なら簡単! ユーザーサポートに「問題ステップ記録ツール」

Windows7には問題点ステップ記録ツールというユーティリティが搭載されています。これはユーザがクリックや文字入力といった操作をする度に画面キャプチャを撮り、通しで見られるHTMLアーカイブを作成してくれるツールです。

誰か遠隔地にいる人のPCサポートをする時に、相手の画面が直接見えていることのメリットは今更言うまでもありません。WindowsXPとVistaにはリモートアシスタンスという機能があり相手の画面をストリーミングで見たり、直接操作したりできるという画期的なツールでした。実際σ(^^)もよく利用しています。ただ欠点としては

  • (相手がLive Messengerユーザである場合を除き)つながるまでが非常に煩雑
  • ネットワークが全体なので「ネットがつながらない!」というトラブルには無力
  • ストリーミングのため、それなりにネットワーク帯域がないと辛い
  • 企業内LANなど非UPnP環境なファイアウォール下では使えないことも
  • Messenger IDやメールアドレスなどの個人情報交換が必須

といった点がありました。特に1番目はLiveアカウントを設定するにせよ、招待ツールを使うにしろとても煩雑で、最初に直接出向いて設定してしまえるならともかく、トラブルが発生してから電話越しで相手に設定してもらうのはちょっと無理がありました。

一方この問題ステップ記録ツールは、単に画面写真の羅列が見られるだけというショボさの引き替えとして、上記の欠点をほぼ克服していると言えます。

相手:「なんかエラーが出て進めないんだよね。」

σ(^^):「どんなエラーが出てますか?」

相手:「なんか英語でよくわからない。」

みたいな「エラーくらい読み上げてくれよ」的な正直こっちがイラっとくることも少なくないような状況では、画面写真だけでも非常に有益ですし。

■起動が簡単

まず起動ですが、このツールの実行ファイル名はPSR.exeです。Windows7の場合、Winキー→P→S→R→リターンだけで起動できることになります。これは画期的だと言えますw。

■ネットを経由しなくても受け渡し可能

で、記録ボタンを押してから問題の操作をしてもらい終了すると保存ダイアログが出て、ZIPファイルが書き出されます。実際には解凍して中身のファイルをIEなどで開く訳ですが、ネット越しで誰かに渡すこと前提で最初からZIPに圧縮してくれる点は気が利いていますね。メールが送れるなら添付してもいいですし、もしネットがつながらないといったトラブルならUSBメモリに入れるなりCDに焼くなりして手渡しするという手もあります。

■匿名性が高い

匿名性が高い点も個人的には便利な場面もあります。σ(^^)なんぞはボランティア好きなのでmixiなどの直接面識もなくメールアドレスも知らない人の面倒をみたりするんですが、そういう時にLiveアカウントやメールアドレスを聞き出すのは気が引けます。そんな場合もこのツールなら適当なアップローダーにファイルを置いてもらうなどして受け渡しができます。まぁ、画面写真を含むのであまり不用意にコミュなどに「ちょっとウチの状況みて!」とアップするのは推奨できませんが。

会社の同僚(でもプライベートのアドレスやLive IDを交換するほどの仲ではない人)が「最近自宅のネットがつながらなくて」とか言ってきたら、「じゃぁ、こういう手順で操作して、出てきたファイルを明日もってきてくれる?」とかなんとかできます。オフィスで印刷して、「じゃぁ、ここをクリックして」とペンで丸つけて渡してあげても良いでしょう。

■まとめと要望

まぁ、なんだかんだいってもリモートアシスタンスが使える環境、間柄ならそっちの使った方が何倍も効率的です。ただ、それが叶わない時の次善策としては非常に有効だと思います。是非、XP/Vista環境向けにも配布してほしいですね。WIndows Updateで強制配布しておいてくれるとなお良し。

機能的には、保存した側のユーザが画面写真を閲覧して見られてマズい部分を塗りつぶす機能とかあるといいかも知れません。出力HTMLのデザインも洗練されているとは言い難いです。サムネイルと拡大画面の行き来もやや面倒。例えば、逆に教える側がこれを使って記録して、習う側にこれを見せて真似をしてもらう、なんて使い方はちょっと難しいでしょう。見辛すぎます。そこら辺がもう少し改善されるとさらに有用なツールに発展しそうな気がします。Microsoftとしてもこういうツールでユーザ同士が勝手にサポートしあってくれれば、ユーザサポートコストが減って(゚Д゚)ウマーでしょうから、気合いいれて開発を続けていってほしいものです。

Windows7、とりあえず1台導入

Windows7を法人向けボリュームライセンスで購入してみました(一般売りは2009年10月22日からです)。最終的には数台分必要になるんですが、とりあえずってことで3本分。で、まずはVAIO type Zに導入。正式ドライバは未公開ですが、アップグレードインストールで普通に各種デバイス、機能は使えてるっぽいです。

もともとスペック的に余裕のあるマシンなので、巷で言われるパフォーマンス向上などはいまんとこあまり体感できてません。

ってことで、とりあえず目立ったシェル周りの新機能からファーストインプレ。なお、各画面写真はクリックで拡大表示できます。

■ごみ箱が消えなくなった

Vistaではごみ箱の右クリックポップアップメニューの中に「削除」があり、「ごみ箱を空にする」を選ぶつもりがうっかりそっちを選んでデスクトップからごみ箱アイコンがなくなってしまう、という操作ミスを数え切れない位やらかしていました。どちらも確認ダイアログが出るんですが、その程度の慣れた作業ではもう機械的に「はい」を押してしまいますし、むしろどちらにもダイアログが出るが故に操作を間違えてることに気づかないと言えるでしょう。「Vista ごみ箱」でググるとどっさり出てくるので、σ(^^)だけではないはず。

win7_trashそれを受けてか、Windows7では「削除」がなくなってます。地味に嬉しい。

■ネット接続、切断操作が劇的に楽に

Vistaになって改悪したと思っていた点に、各種ネットワークの接続操作があります。操作ステップが増えてしまってたんですよね。それに比べWindows7ではタスクトレイのアイコンから写真のような、ダイアルアップ設定、ワイヤレスネットワークの一覧画面が表示され、操作したい項目をクリックすると下に「接続」や「切断」ボタンが出ます。

win7_conn 多数のワイヤレスネットワークやVPNに接続するσ(^^)のようなユーザにとってはこれは派手に便利です。

■ジャンプリスト

Windows7のタスクバーに従来のクイック起動を拡張したアイコンが並んでいます。まぁ、MacOSX同様、ランチャー兼ウインドウ切り替えショートカット的なものですね。で、このアイコンを右クリックした時に出るのがジャンプリストです。ここに何を表示するかはソフト側で定義できるようですが、今のところは履歴系の項目が主みたいです。

win7_jump_ie8
・IE8の場合

アクセスしたサイトの履歴が出ます。項目の右端に出るプッシュピンをクリックすると常時表示に格上げできます。

なお、タスクバー上でLive Messengerのアイコンがハイライトしてるのは、起動していることを示すもので、実際にはIE8のアイコンを右クリックしてこのウインドウが出ているものとお考えください。

Operaでは出ないので、ソフト側の対応が必要っぽいです。早期対応を期待。


win7_jump_explorer
・エクスプローラーの場合

アクセスしたフォルダの履歴が出るみたいです。よく使うフォルダにサクっとアクセスできて便利!IE8みたいな常時表示化もできます。

数的にどれだけ出すかってのは制御できるんですかね。レジストリにエントリがあるかな?

win7_jump_livem
・Windows Live Messengerの場合

履歴以外の項目が出る例としては、Windows Live Messengerがわかりやすいかと。オンラインステータスの変更ができます。


今後、いろいろなソフトが便利なショートカットをここに実装でしてくれるのが楽しみです。

■Aero周りの追加お作法も良好

その他、Windows7のUI周りで有名なのは、ウインドウのタイトルバーを、

  • デスクトップ上端にドラッグすると最大化
  • 左右端だと二画面並べて表示
  • つかんで左右にブルブル揺らすと、他のウインドウが最小化

といったお作法があります。こられ、特に最大化操作は小さめの画面で最大化を多様するマシンでは重宝しそう。二日目にして違和感なく使ってます。ダブルクリックよりも楽ちんです。

■(主にユーザビリティ的観点で)人にオススメするか?

なんといってもXPはもうサポート期間も切れたOSなので、マシンスペックが許すなら移行をオススメしますね。ユーザビリティ以前の問題として。もちろんVistaで向上した使い勝手もまとめて享受できると思えば充分価値があります。ただお作法は結構劇的にかわるので多少の覚悟は必要です。

Vistaからは微妙ですね。UI的に大きく変わったところはなく、基本は便利ショートカットが増えた程度で、今までのお作法はほぼ通用します。Vistaで重さを感じない環境の人はさほど急いで移行する必要はないかもです。Vistaが重いと感じている人は乗り換えて損はないかも。

今後、順次マシンを増やしていって、新機能のホームグループ周りなども検証してみたいと思います。

XXCALさん、クイック・インスペクション評価サービス開始

同じ横浜のご近所さんである株式会社XXCALさんが「クイック・インスペクション評価」なるサービスを開始されたようです。

文字通り迅速でかつ安価なインスペクション評価サービスで、評価者が製品を評価している発話をDVDに入れて納品するだけ、というもののようです。いいなぁ、それ。←レポート嫌い

世の中の開発現場はAgileな方向へ進んでいる(と思う)ので、、ユーザビリティ評価もそれに即した形でサービスできるようになっていくべきですよね。どんな反響があるか楽しみです。

σ(^^)がやるとしたら、DVD納品ではなく先方担当者の方同席の場でやりとりしながらって感じがいいかな。「いや、そこがそうなってるのはこういう理由で」とか「あぁ、だったらむしろこうした方がいいでしょうね」的に評価者の理解が足りない部分や特殊な事情が伴う部分についてフィードバックを受けながらやった方がより発展的な議論ができる気がします。XXCALさんのもその辺りは触れてないですが、もしかしたらそういうお願いの仕方もできるのかも知れませんね。

動画眼 v.1.3.9、地味な機能追加

動画眼に地味めな機能追加を2点ほど。

■行編集にキーボードショートカット追加

従来、右クリックしてポップアップメニューから呼び出す必要があった行修正と行削除をメインメニューからもいけるようにし、そこにキーボードショートカットを追加してみました。

  • 行を修正 –> Ctrl+R
  • 行を削除 -> Deleteキー

Delete一発で行が消えてしまうのもどうかと思いましたが、まぁUndoあるしと思ってとりあえず確認無しにしています。ただ、動画眼のUndoはヒストリー型ではないので、ご注意下さい。

(ヒストリーってどういうアルゴリズムで実装すればいいんでしょうね。単にx個分のデータを保存するだけならいいんですが、途中まで戻って別の修正をした場合どうすんのか、とか考えると結構ややこしそう…)

■タイムスタンプ修正時の繰り上げ、繰り上げ処理

で、その行修正時に、タイムスタンプも修正できるように最近なったんですが、その際、秒カウンターを59以上に回すとちゃんと分カウンタが増えて、秒カウンタが0に戻る、というような動作を組み込みました。00秒や00分をまたいで増減するのがちょびっと楽になったと思います。

テープ起こし支援ソフト「Voice Writing」

MP3等の音声ファイルを使ってテープ起こしを支援するソフトだそうです。いわゆるトランスクライバですね。特長は、

  • キーボードのみで再生制御
  • 再生速度可変
  • 区間リピート
  • フットペダル連携
  • 話者認識

など。一部機能は今後発売される有料の製品版のみで対応予定のようですが(価格も未定)。

ユーザテストだとそんなに全発話をベタ起こしすることはないですし、やるなら業者に丸投げってことも多いですが、製品版の値段次第では持っておいてもいいかも。

公式サイトの記述によるとPanasonicの社内ベンチャー企業だそうです。