更に動画眼の方も色々いじってみました。
#動画眼Noteに対し、こっちも動画眼○○みたいな名前にしないとややこしい?
詳細は更新履歴をご覧下さい。
ポイントとしては、ログを追加読み込みできるようにしたので、複数の動画眼Noteやシミュレータで吐いたログなどを直接マージできるようになった辺りです。
あと、窓3つが横並びで画面幅をとっていたので、右にいた動画操作パネルは動画窓の下に持ってきました(機能的なゾーニングを考えてもこの方が真っ当。そもそもなんであんな配置にしたんだろ。>自分)。
それと環境設定がちゃんと機能するようにして、ようやく「実際のタイムコードより一定秒数手前から再生する」機能が動くようになりました。
また、ログファイルと動画ファイルの関連付けも強化。動画ファイル”hoge.mpg”を開いた時に、もし”hoge.txt”が一緒に存在すれば自動的にログとして読み込みます。「名前を付けて保存…」のデフォルトもこのルールです。つまり、動画ファイルと同フォルダに拡張子違い(.txt)で保存するのが動画眼の標準ルールということにしたいと思います。
さて、そろそろマニュアルとインストーラーを整備したら1.0正式版としてリリースしても良いかという気になってきましたので、本バージョンをRC(Release Candidate)1としました。特にバグ報告がなければ実行ファイルはこのままフィーチャーフリーズかなと。といいつつアイコンに動画ファイルをドロップして起動できるようにしようか、とか思ってたり。まぁ、どうせ一人でちまちま作成してるツールなので、別に正式版とか1.0とかどうでもいいんすけどね。単に気分の問題w。
ともあれ、ご興味ご関心のある方は是非お試し下さい。コメント、バグレポートもお待ちしています。
動画眼Noteにビデオ同期アシスト機能を追加
動画眼Noteにちょっとした機能を追加しました。名付けて「ビデオ同期アシスト」機能です。PCやHDDレコーダーなど直接動画ファイルを記録する録画装置限定なんですが、先に録画をスタートさせておいて、5秒目なら5秒目で録画カウンタを見ながらエイっと計時開始ボタンを押せば、動画眼Note側も5秒からカウントを開始してくれるというものです。
録画ソフトのカウンタが実際に生成されるファイルのそれとキッカリ同期していることが前提ですが、実際どうなんでしょうね?
しかも、このツールの計時は内蔵時計から現在時刻を秒単位で取得して時間計算をしているので、OKボタンを押したタイミングによっては1秒近くの誤差が生じてしまいます。これはちゃんとVBのTimerコントロールを使えば解決できそうですが、今のところ1秒程度の誤差が問題になる類のソフトでもないので放置しています。
#つーか、Timerコントロールから経過時間を取得する方法がわからんかっただけ…
動画眼補助ツール「動画眼Note」リリース
動画眼Note
とある業務で必要になったので作ってみました。
ビデオ分析ツール“動画眼”は、動画ファイルを再生しながらメモを記入しておくと、後でメモをクリックした時に該当シーンが瞬時に頭出しされて視聴できる、というシロモノです。キーボード・ショートカットで一定秒数早戻ししたりといった機能が充実しており、ビデオ・ディクテーター(テープ起こし)などに便利です。
ただ、残念なことに動画眼は既存の動画ファイルを再生しながらの記録を行うことしかできず、ユーザテストの本番中にメモを取っていくことができない為、イマイチ実用性に欠けていました。動画眼から直接キャプチャデバイスを制御するのが大変なんです。機種毎の互換性の問題もありますし。
そこで発想を転換して作ったのが「動画眼Note」です。動画の再生も録画も行わずに、ただ空タイマーをまわして、メモを記録していくだけのシンプルなツールです。メモは動画眼で直接読み込める形式で保存されるので、タイマーとビデオデッキの開始だけ「せぇの」で揃えてやれば、別々に作成したログと動画ファイルを同期させることができる、というワケです。「では始めます」などと言いながらタイマーを開始。ビデオの方は少し早めに回し始めておいて、後でキャプチャする時に編集ツールで「では始めます」のところまでを切り落としてしまえば良いでしょう。
また5つの定型文を簡単に設定、利用できるショートカットも用意しました。Alt+1~5キーで一発入力可能です。
ロックオン機能も健在です。まずAlt+Lでタイムコードだけロックし、それからゆっくり手入力メモを書いていくことができます。
とてもチープな実装方法ですが、おかげで以下のような使い方もできます。
動画眼のログは単純な「タイムコード(秒)<TAB>メモ<改行>」形式のテキストファイルです。なので、複数の観察者が各個に動画眼Recorderでメモをとったログを、Excelなどでマージ&ソートしたりできます。シミュレーター側で画面遷移などのイベントログを吐かせたものを混ぜても良いでしょう。
(動画眼側でも自動ソートがかかるので、ログのサイズがあまり大きくないものであれば、単に連結するだけでも良いはずです)
mixiのユーザビリティ屋のコミュニティで、この手のツールの要求仕様をまとめて、誰かに委託して作成してもらおう、という動きがあります。是非この手のツールを使ってみて要望があればお知らせ下さい。
2005/5/31 名称変更
録画機能もないのにRecorderとはこれいかに、とツッコミをいただいたので、ソフトウェア名称を「動画眼Note」に変更しました。
動画眼、バグ修正
動画眼
ビデオ分析ツールの動画眼にアホゥなバグを見つけたので直しました。保存したログを読み込んで、更に書き加えようとすると、せっかく読み込んだログがクリアされてしまうというものです。
いやぁ、こんなバグが1年も放置されていたのは、誰も(作った本人すらw)使ってない証拠だなぁ…
OpenUsability.org
OpenUsability:Welcome
元々、当サイト道具眼は、σ(^^)が学生の頃、「せっかくもっている知識を活かして、お世話になっているフリーソフトウェア、オープンソフトウェアなどのユーザビリティ向上のお手伝いをしたい」というコンセプトで始まりました(有料製品ならちっとはお金もらおうかともw)。
結果として無名サイトがそんなことやりまっせ、といってもあまり引き合いはなかったんですが、海外で同じような取り組みをしっかりとしたポータルを作って実行しようとしているサイトを見つけました。
ユーザビリティ的なアドバイスを欲しているプロジェクトと、アドバイスをしても良いというユーザビリティ屋さんのマッチング的なサイトのようです。
ユーザビリティ屋メンバーのピア・レビュー制度もあるようで、実績を蓄積したい人にはヨサゲですね。でも、この評価軸が遊んでいて笑えます。例えば協調性みたいな項目(Teamwork / Attitude:)では選択肢が、Q
ユーザテストやってみたい方いますか?
ユーザテスト体験会みたいなものをやってみようかなと。
Makotoさんがボランティアで学生相手に要求収集のワークショップをやった、とか最近、あちこちで皆さんが頑張っておられるのを見聞きして、σ(^^)もこの業界でできる貢献をもっとしてかなきゃ、とガラにもなく思ってみたり。
で、ユーザテスト体験会。どんなものかというと、ユーザビリティ活動を現場に取り込みたいと思ってたり、卒業後はそっち系で職探ししたいと思いつつもなかなかユーザテストというものを体験する機会がない、という方達に集まっていただいて、簡単なユーザテストを実施してみましょう、というカンジですかね。ユーザテストって、多分本で読むより自分で参加したり実施したりする方が早道な類のシロモノなので、今そういう機会に恵まれない人が、身近で自身で実施できるようになるだけの最初の一押しだけして差し上げられれば、後は連鎖的に現場に浸透していくんじゃないかなぁ、と期待してみるワケです。今はとにかく現場にユーザテストを実施できる人の数が足りません。おかげさまでσ(^^)がなんとか食べていけてるってのはあるんですが、やっぱりユーザテストなどのユーザビリティ評価を通ってからリリースされる製品の数のケタを増やしてかないと、世の中の「使いやすさ」の底上げは難しいなと思うんですよね。
もちろん質のことを言い出せば色々と奥が深い部分や注意点も多々ありますし、誰もが教科書的に正しいテストをすぐに実施できるようになるかと言えばそうでもないのかも知れません。でも、きっと全くやらない現場よりは見よう見まねの手習いテストでもやる方がずっと良いと思います。実際にやってみてわからないとか難しいと思えるところが出てきたら、今ならいくらでも相談できるところはるワケですし。まず「これなら自分でもやってみられるかも」と思って最初の一歩を踏み込んでいただけるきっかけ作りができたら、と思うんですが、どうでしょうね?ニーズありますかね?
追々要項が固まってきたら正式に参加希望者を募りたいと思いますが、まずは簡単にアイデアとしてブログに書いてみて、皆さんのご意見を伺ってみたいなと。
現時点の思いつきを羅列すると、
・対象はメーカーやソフト&Web制作会社などの現場でユーザビリティに関する取り組みをしてみたいが、どこから手を付けて良いかわからずにいる方、それ系の就職先に興味を持つ学生さんなど。
・最初にこちらで簡単な入門座学を実施する。
・貸し会議室などを借りるのに多少実費負担をしてもらうことになるかも。1セッション分くらいなら機材は手持ちでなんとか。逆に多少高くついてもちゃんとした施設でやりたいという要望が多ければ、ノーバスあたりでマジックミラー付きのテストラボを借りるのもアリ?ラボ構築まで視野に入れてらっしゃる方なら、そういうのも参考になるでしょうね。
・経過や結果をWebで公開すれば、それを見た方の参考にもなるでしょうし、もうちょっと本格的にやれるようになれば、学生さんが就職活動時に「ここで基礎はサラッと流して来ました」とか言えるようになる?(ウチにもっとネーム・バリューがあればねぇ…)
・テスト対象は、参加者の興味次第でなんでも良いと思うんですが、現場からの参加な方に持ち込んでいただいても良いかなとか。あるいは「タダでデータが取れるならウチの製品使ってくれ」とか「将来、現場にユーザビリティ屋が増えるんならお手伝いしましょう」などと言っていただける企業さんも募集。
・参加希望者が増えてきたら、メンター(導師)さんも募集
・以前ノーバスで日本語版作成のお手伝いをした「ユーザビリティの秘訣230」なんかを参考図書としてお土産に渡せると良いなぁ。安く買えないか交渉してみようw。
とまぁ、とりあえずそんなカンジですかね。5人くらい集まればできるかな?準備できる機材数とか考えると3人とかでも良いんですが、部屋を借りるコストパフォーマンスが悪いかなと。逆に言えば部屋の問題だけクリアになれば何人からでも。交通費が捻出できれば全国どこでも行きますよ、えぇ。
P.S.
よーし、カッコ良い名前考えよう。通称「柘植学校」みたいな(←アニメ好きw)。「道具眼塾」とか。
現場はみんな予想してたろうに…>vodafone
ITmediaモバイル:3G端末の失敗認め、“日本向け”に立ち返るボーダフォン
海外との端末共通化を推し進めた結果、日本で馴染みの薄いGSM系UI搭載機種ばかり投入して契約者数が大幅減になってしまったvodafoneのトップがようやく失敗を認めたようですね。
海外では当たり前のGSM系端末では、
・ソフトキーによるオペレーションが中心。発話、終話キーがないものすらある
・ClearとBackが別ボタン
・テキストメニューが主
・SMS、MMSなどメールシステムが異なる
といった特徴があり、日本のPDC/i-mode文化に慣れた身からは違和感ありまくりなんですよね。
また画面のピクセル数などスペック的な面でも国産端末に比べて見劣りのする点ばかり。
社内でも現場の人はみんな「これは日本じゃ受け入れられない」と心配していたのに、トップが押し切った形なんですよね。きっと今頃、社員の人たちは「ケッ、だから最初から無理だって言っただろうがよっ」とクサってそうでお気の毒です。
端末がグローバルに使えるようになること自体は、今後間違いなく必須要件になっていくでしょうから、今回の失敗を取り込みつつ、強みを生かした端末展開をしていってほしいものですね。
石井裕@中京大学公開講座
日本認知科学会
Tangible bitやAmbient Mediaなどのインターフェイス構想で有名なMITの石井裕氏の講演が5月に名古屋で開かれるようです(上記リンクは認知科学界の最近のお知らせページなのでしばらくすると中身が差し替わっている可能性があります)。
σ(^^)の母校、中京大学が定期的に開いている公開講座、ソフトサイエンスシリーズですね。昨年Normanが来たのと同じヤツです。
石井さんの講演は一昨年くらいに新宿のICCで開かれた時にも聞いてますが、その後、どんな進展があったんでしょうね?彼のNTT時代のCSCW分野の業績(クリアボード等)は、σ(^^)がインターフェイスの世界に興味を持つ大きなきっかけとなったものですし、現在の(どっちかっていうとTangibleよりは)Ambient系の研究も非常に興味深く思っています。仕事が重ならなければ是非行っておきたいと思います。
上記リンクからでは事前申し込みの可否などがわかりませんが、研究室に問い合わせてみたいと思います。大学が一般向けに行っているシリーズなので参加は無料のはずです。
超音波で脳に知覚刺激
ITmediaニュース:味やにおいを感じるゲームがいつか登場? ソニーが新特許取得
スラド経由。
わぉ。もし本当に実現したらスゴいですね、コレは。
でも、「脳の特定部分に向けて」ってのがよくわかんないですね。ある一意の事象に関する記憶って人によって違うでしょうし。
脳に電極さして特定部位を刺激するとイメージが想起されるような実験は大昔にやられてたと思いますが、はてしてどこまで具体的で情報呈示ができるんでしょうね。しかもソニーだけにエンターテイメント分野への応用が期待されてるみたいですが、メディアとして使えるほど人類共通なものになるんでしょうか?最初のキャリブレーションとか初期学習がひどく大変だったりして。
RD-Style Mail for PalmをRD-Z1対応にしました
東芝のHDD/DVDレコーダーにメールで録画予約をするPalmwareです。
約1年ぶりのバージョンアップです。自宅機をデジタルチューナー内蔵のRD-Z1に買い換えたのを機に最新予約文法に対応させました。
地デジやBSデジタルのチャンネルを指定するインターフェイスなど、改変に手間がかかる部分は手抜き実装の簡易対応ですが、一応Palmだけで全項目の指定が完了できるようになっています。
RD-Z1用のデジタルチューナー関連の項目以外にも、X5、XS5x系、XS4x系(41以降)、XS3x系、XS2x系、H1などの最近機種で追加された画質のA1、A2設定などの項目も網羅しています。
正直、自分でもほとんど使わないくらいで、どれくらい需要があるかわかりませんが、今でも時々ムック本などで紹介していただくので、メンテしてみました。
ちなみに先日はこちら→の書籍で紹介していただきました。