ネットワーク気分アイコン

Engadget Japanese ネット越しに気分を伝える「ネットワーク気分アイコン」

7684682934735558.JPG はは、これ良いですね。今の気分を相手に簡単に伝えられるアンビエント系デバイスだそうです。

 入力側のインターフェイスはどうなってるんでしょうね。各表情の部分を押すなりタッチするなりするだけなら使いやすいでしょうね。「ワンクリック」ってあるからそうなんでしょう。 あれ、でも入力と出力が同じだと、自分と相手の気分が違う時はどうなるんだろう?押した瞬間だけそれが光って相手に伝わり、自分の方には相手のエモーション表示に戻る、とかかな?

 いいなぁ、欲しいなぁ。

一緒に使う相手がいればね…

 というか、こういう単純な機能のネットワーク家電を作りたいなぁ、と思います。

P.S.

 「アンビエント」カテゴリ新設してみました。

ビデオデータの切り出し機能、その後

 hkondo氏にffmpegの最新版をコンパイルしてもらい、コマンドラインオプションを色々弄って試しています。

○静止画切り出し

 これは基本的に問題なさそうです。タイムコードを渡してJPEGファイルに書き出すことができます。MPEG2でも問題無し。

○動画切り出し

 こっちは苦戦中。というか悩み中。まず動画コーデックも音声コーデックも変更しないでただ切り出す、という指定ができるんですが、MPEG2ソースの場合なぜか上手くいかない。まぁ、サイズも縮めば好都合だろうと思い、多少変換に時間がかかっても別フォーマットに変換することを考えつつあるんですが、何を使うべきかが悩ましい。おそらく要件としては、

  • PowerPointに貼れること
  • 特殊なデコーダーを入れなくてすぐに再生できること
  • もし入れるとしてもフリーのもので済むこと

といったカンジでしょうか。PowerPointにしても、バージョンやプラットフォーム(Win/Mac)によっては対応形式に差違があったり…

サイズや汎用性など一長一短なので、最終的には、テンプレートとして、

  • 再エンコード無し(元データ形式によってはうまくいかないかも)
  • PowerPointに貼りたい人向け
  • DVD-Videoに焼きたい人向け
  • 最新のコーデックで小さく縮んで、PC上で綺麗に再生できれば良い人向け

くらいを用意しようかとも。もちろん自分でカスタマイズすればあらゆるパラメーターで変換できるんですが、そこはどっかに裏技として余地を残しておけば良いかと。

 で、試行錯誤の結果。

・MPEG1(音声MP2。拡張子MPG)

 WindowsでもMacでも標準で再生可能だしパワポでも問題無し。ただし最近のコーデックに比べて画質、音質ともにパフォーマンスが劣る。サイズの割に汚い。

・MPEG2(音声MP2かAC3。拡張子MPG)

 切り出したファイルを再変換無しでそのままDVD-Videoに焼ける(そんなニーズあるかな?)。ただし、WindowsXPですら標準では再生に対応しておらず、ソフトDVDプレイヤーか、フリーのコーデックをインストールする必要がある。 DVDドライブを搭載したPCならインストール済みなことも多い。ただし、今のところffmpegをつかっての出力がうまくいっていないのが問題。

・ISO-MPEG4(音声AAC。拡張子MP4)

 拡張子.mp4の世界標準準拠のMPEG4。最近のコーデックなので画質が良い割にサイズは小さい。音声もiTunesなどで使うAACで、MP3よりも高音質。ただしこれもXP自体は再生に対応しておらず、QuickTime6を入れないとダメ(Macや家電メーカーのPCならインストール済みだったりする)。しかもPowerPointに貼れない。PowerPointに貼らなくて良い人向けにはコレが一番無難な気がします。

・DivX(音声MP3。拡張子.AVI)

 これも画質対サイズのパフォーマンスは問題無し。ポータブルプレイヤーなど対応ハードウェアも充実。DVD-RやCD-Rに焼いとくだけで再生できるDVDプレイヤーも1万円を切る価格で入手可能。PCでの再生にはフリーのコーデックをインストールする必要がある。MacOSXもOK。PowerPointだと映像が真っ黒。

・WMV v2(音声MP3。拡張子.WMV)

 試行錯誤の結果、PowerPointでちゃんと表示できたのはこれだけ。少し古いコーデックなので画質面では不満もあるけど、PowerPoint用テンプレートとしてはこれを使っとくしかないかなぁ、という感じ。

・Camtasia(音声MP3。拡張子.AVI)

 対応フォーマット一覧を眺めていてみつけました。また試してはないですが、CamtasiaやMORAEを使って画面をキャプチャしたAVIファイルを加工する場合は利用できそうです。

 という感じ。どうも、PowerPointはAVIコンテナには対応しているものの、外部のDirectShowフィルタは利用できないんじゃないかという気がします。なので、PowerPoint用には、Windows(やMac)が標準で対応している形式を選ばないとダメそう。ffmpegが扱える形式の中では、MPEG1かWMV v2くらいかな。もちろんDV形式のAVIなどは扱えるんだけど、ファイルサイズがバカでかくなるから除外。

 あぁ、でもDVカメラで撮って、iLinkでコピーして、動画眼で必要な部分を抜き出して、それからMPEG2などに縮める、というニーズもあるかな?だとするとDV形式AVIも必要ですかね。

 PC上で再生できりゃいいよ、って人にはISO-MPEG4がいいかな。QuickTime6はほとんど標準みたいなものだし、クライアントに入れてくださいっていうのにも、あまり怪しまれずに済むんではないかと。DivXとか3ivxとか、GPL MPEG1/2とかだとダウンロードサイトとかが知らない人には不安をかき立てそうw。SourceForgeとか知らない人にはドキドキでしょうね。その点、Appleのサイトなら抵抗がないかと。

 MPEG2出力に関してはもう少し検証が必要。

 あと、Everioが吐くAC3音声なMPEG2を読み込むために、デコーダーを組み込んだffmpegを作ってもらったんですが、こういうのはライセンスの扱いが微妙。ソースコードの配布なら特許に抵触しないのでどうにでもできるんですが、コンパイル済みのものを配布した途端にライセンス料が発生する可能性があります。そうなると無料配布をいう形態では扱いが困難になるかも知れません。うーむ。

 

ビデオデータの切り出し機能

 今日はmixi内のコミュニティ“ユーザビリティの会”のオフ会でした。

 その場で、動画眼を試用してくださったKさんから、「動画の一部分を切り出すような機能があるとウレシイ」みたいな要望をいただきました。その時は、「動画ファイル自体に手を入れるのは深みにハマるからそれは難しいな†。あんまり触れたくない部分だなぁ…」と思ったりしたんですが、ふと帰りの電車の中で「案外イケるかも!」という気がしてきました。

 例によって、既存のツールを流用するアプローチです。既にあるものは利用する。それが道具眼流(笑)。

 ffmpegというオープンソースのエンコーダーがありまして、コイツはコマンドラインで色々なパラメーターを指定して様々なフォーマットで動画を変換することができます。コマンドラインでオプションを渡せるので、例えば動画眼のログから、バッチファイルを生成できれば、後は半自動で指定範囲を別ファイルに切り出したりはできるはずです。

 実は、先日hkondo氏からGrabFrame.DLLというライブラリを教えてもらって、これを組み込めば少なくとも.AVI形式のファイルに関しては簡単に静止画キャプチャはできそうだね、という話をして、実は開発版に試験的に組み込んでみたりしてました。が、このライブラリではMPEG2形式の動画から切り出すことはできず、限定的な使い方になるなぁ、と思ってました。しかし、ffmpegであればタイムコードを指定して特定フレームをJPEGなりに書き出すことはできるはずなので、静止画書き出しの問題も一挙解決?

 うん、それでいってみよう。なんでもかんでも動画眼の機能として内容する必要はない。動画眼のログから、ffmpegで一括切り出しを指示するバッチ(マクロ)を生成する、みたいなアプローチで。ffmpegならGPLだから動画眼と一緒に配布しても多分問題ないはずだし。

 というわけで、このヒラメキ(?)のための良いきっかけをくれたKさん、ありがとうございました。何かしらの形になったらお知らせします。

 

FeliCaで街をブックマーク

ITmediaビジネスモバイル:FeliCaで街をブックマーク──TOWNPOCKET
 これちょっとP.O.R.っぽいですね。でもこういうのはDoCoMoではなくauにやってほしいなぁ。いや、σ(^^)がau使いだからということではなくて、auにはGPSナビがついてるからです。ブックマーク情報の中にGPS情報が入っていれば、そこからルートを検索してナビしてもらえるワケで。
 でも面白いですね。QRコードよりもずっとスマートにやりとりが終わるし。よく店頭で気になるプロモーションのポスターとかあって立ち止まって詳しく読みたくっても時間がなかったり雑踏で迷惑そうだったり、なんかそういうのに興味もってそうな自分を他人に見られたくなかったりw。
 あぁ、つーか別にケータイでなくてもいいなぁ。普通のEdyでタッチしておくと、後から登録アドレスに案内が届く、みたいなのがいいかも。

動画眼1.0RC2リリース

道具眼製ツール
 動画眼の1.0の正式リリース候補版2(RC2)をリリースしました。更新内容はいくつかのバグフィクスです。
 動画眼、動画眼Note共にマニュアルもほぼ書き上がっており、動画眼Note用の新アイコンも作ってもらってありますので、あとはそれらをインストーラーパッケージに仕立てて、正式リリースとしたいと思っています。
 動画眼Noteを作ってから、すでに3件程度の業務で使ってみましたが、クライアントさんの評判も上々です。従来、単にビデオを納品してもクライアントさんの方でも活用できず、ただ「実施しました」という“証拠品”でしかなかった訳ですが、動画眼でタスク別にすぐに頭出しができるようになっていれば、テストに同席できなかった方も少しは自分で見てみようかと思われるかと思います。ユーザテストを自身の目で見ることの重要性はことさら繰り返すまでもありませんが、その機会が増すというだけでもこのツールの価値があるかと思っています。
 正式リリース後は、開発体制をmixiの“ユーザビリティの会”コミュニティ中心に移行するか、フリーのプログラマに転身を図るkawaguti氏あたり引き継いでくれるか(彼への報酬を工面するためにシェアウェア化の可能性も)、このままちまちまとバージョンアップを繰り返すかは未定です。ご意見、ご要望などもお待ちしています。
 個人的には、ソースはスクラッチ(ゼロ)から書き直したい気分ですね。これを作り始めたことはVB始めたてだったので、ウインドウなどのオブジェクトの内部的な扱いがすごく“キタナイ”んですよ。将来的に他の誰かが引き継いでくれるようなことになった時に、今のソースはスパゲッティすぎます…

キートップ表示がかえられるキーボード

全キートップにカラーディスプレイを搭載したキーボード
 これは面白いですね。例えば、Shiftをおしたらキートップの文字が大文字になるなんてのはもちろん、Ctrlキーを押してるあいだは、Cキーに「Cut」とかショートカット名が表示されたり、なんてこともできちゃうわけですね。その時にショートカットが割り当てられているキーだけが点滅したり色変わったりして誘導もできると。
 個人的には写真にあるPhotoshopモードも欲しいかも。
 てかCtrlとCAPSを綺麗に入れ替えられるだけでご満悦w。使ってみたい!
 やっぱキータッチが悪い(重い?)のかなぁ。
 一体、いくらになるんだろ。

1.8’HDD内蔵Everio

ビクター、1.8インチHDD内蔵の動画カメラ「Everio」新モデル
 先日北米市場で発表された1.8インチHDD内蔵型のEverio Gシリーズが日本でも発表されましたね。20~30GBのHDDを内蔵しており、連続撮影時間が伸びています(バッテリはあんま伸びてないですが…)。MicroDrive方式ではないので、取り外してPCに挿す、ということはできず、USB2.0で転送することになります。
 これだけ容量があれば、ユーザテスト1日分は充分録りきれるでしょうから、セッション毎にMicroDriveからデータを吸い出したりしなくてもヨサゲ。液晶画面が大きいのもMC500に比べてアドバンテージですね。
 ユーザテスト用に買うならこっちが正解かも知れない。ふーんだ。3CCDじゃないムービーなんていらないさっ!

TCシンポジウム2005でパネルデビュー

テクニカルコミュニケーションシンポジウム2005
 宣伝エントリが続いて恐縮ですが、9月(東京)、10月(大阪)に開催されるテクニカルコミュニケーションシンポジウム2005のパネルディスカッションで、ユーザビリティ屋から見たマニュアル(取説)のあり方みたいなテーマの討論にパネリストとして参加することになりました。パネルディスカッションって参加するのは初めてでドキドキです。もともとリアルタイム対話が得意な方ではないですし。とりあえず他の方にご迷惑をおかけしないようにガンバリまっす。

リコーさんのサイトで『古田さん、それって使いやすいですか?』連載開始

"使いやすさ"への取り組み / 古田さん、それって使いやすいですか? 第1回 | ricoh JAPAN
 縁あって、株式会社リコーさんの「“使いやすさ”への取り組み」コーナーに月イチで連載コラムを掲載していただくことになり、その第一弾が公開されました。
 消費者の方がユーザビリティに興味を持ってくれるような内容で、という依頼だったので、わかりやすい事例を交えつつ、ユーザビリティを基準にした製品選びのツボを毎回ひとつずつ紹介していけたらと思っています。あんまり、めだって他社製品を紹介できないとか、自分のサイトで書くのとは違った制約もあったりしますが、なんとか上手い事例を見つけつつ頑張っていきたいと思います。
 是非感想、要望などお寄せください。

HQL講座「人間生活工学」で講師


 今年も去年に続き、HQL(社団法人人間生活工学研究センター)開催のセミナー「人間生活工学」で、「7 人間構造と特性の理解と製品展開」シリーズの「認知特性の基礎とユーザビリティ」という演習講座の講師を務めさせていただくことになりました。

 今回は演習とは言え、持ち時間が7時間もある全日講習なので、どんなネタを盛り込もうか思案中です。ユーザビリティ絡みの仕事をするのに知っておくと有益な、ヒトの理解や判断の特性や制約についての研究事例の紹介と、せっかく演習なのでその場で体験してみられるような簡単な実験を盛り込んでみたいと思っています。
 ちなみに去年はこれ系[道具眼コラム]の事例を色々と、Normanの「Emotional Design」の感情モデルの話[道具眼コラム]などを紹介し、それらをユーザビリティ評価や設計の文脈の中ではどう留意しておくべきか、などをご説明したりしました。「Emotional Design」、日本語版出ちゃいましたし、今年はどうしたものか…
 ご要望などあれば、お待ちしております。


P.S.
 ちなみに去年は、知覚編の先生と半分ずつセットの講座だったんですが、早々と全席SOLD OUTだったそうです。さて、今年は我々道具眼のみでいかほどの集客力があるやら…