c o r e * d u m p e d: 新車情報 放送終了 [core*dumped]
エエェェ(´д`)ェェエエ。終わっちゃんだ。>新車情報
三本さん、最近若手に試乗をまかせたりしてたのに、それでも厳しかったんですね。
σ(^^)はガルウィングでない車にあんま興味がないのですがw、それでも一応仕事柄、大雑把には国内外の代表車種くらいは把握してないと、と思って毎週録画して流し見してたんですが…
実はこの番組、それとは別の意味で興味深く思っていました。三本さんは歯に衣を着せない物言いに定評のある人で、持ってきた車は誉められるよりも苦言を呈されることの方が遙かに多い。それなのにメーカーはせっせと試乗車を提供し続ける。これはスゴいことだと思います。実際の番組とメーカー広報とのパワーバランスは知らないですが、この制作モデルでこれだけの長い年月続いたんですもんね。
三本さんの尊敬すべき点は、
・辛口ではあるが悪意ではなく、本当に製品をよりよくするための提案に基づいたコメントをするため、イヤミではない
・同一コースで燃費や騒音を計測したり、縞々棒でトランクスペースの広さを測るなど、ここと決めた要素に関してはしつこいくらいに定量化にこだわる
といった点が挙げられると思います。
σ(^^)は他の製品ジャンル、特にデジタル・ガジェット系でもこういう番組が実現できたらいいなとずっと思っていました。メーカーは宣伝になって、消費者も参考になって、面白い、そして多分批評家も楽しいw。そんなwin:win:winな形で、上手く製品の使い勝手の部分も消費者に意識してもらえるようなメディア。どっかやりませんかねぇ。
Norman、愛知万博に来日?
Don Norman’s jnd.org / user advocacy and human-centered design
Norman師匠が愛知万博絡みで6,7月に来日されるようですね。
愛弟子の不詳の弟子wとしては、聴ける講演があるなら行っときたいところです。情報募集。>なゼミ方面
“?”がアイコンかアイコンじゃないか?
ジャストシステム、東京地裁での敗訴を受け会見
なんかもう触れるのもバカらしい話ですが、一応時事ネタなのでサラっと扱ってみます。
・松下が出願した平成元年時点で本当に特許になるほどの新規性があったの?
そもそも元の特許自体、いまや当たり前のいわゆるバルーンヘルプのインタラクションな訳ですが、MacOSのSystem7とか出てなかったのかな?どうしても現在の感覚で考えると、なんでこんなものに特許としての新規性が認められるの?という気がしてしまいますね。今これだけ当たり前になっているということは、元々のアイデアが優れていたことを証明している訳ですが、単なる早い者勝ち居座り系のサブマリン特許なら情状酌量の余地無し。もしそうならσ(^^)も松下製品不買運動に参加しようかな。
・争点がアイコンかどうかって…
ボタンが「?」だけの製品では松下敗訴の判例が出ているワケですよ。「?」ボタンによるバルーンヘルプ(WhatIsThis型ヘルプ)はWindows自体にも搭載されてるし松下も控訴していない。
だからってマウスの絵が入ってたらアイコン、「?」だけならセーフ、ってなんかもうヤケクソの水掛け論ってカンジですよね。普通に考えれば「?」だってアイコンでしょう?元々が表形文字かどうかまでは知りませんが、現在では(平成元年当時も)言語によらず世界中の大多数の人が同じ概念を想起できる「記号」なワケですよ。いや、別に松下がもっと広範に権利を主張して良いということが言いたいワケではないんです。特許申請の文面がどうあれ、元々の含意はGUIインタラクションを指していることは容易に推測できますよね。GUIボタンをマウスでクリックするというインタラクションそのものが問題だったワケで、「“?”は文字だからCUIなんです。対象外なんです。」とかそういう議論じゃないだろ、と。なんだか「天下のMicrosoftに盾突く度胸はないけど、少しでもお金とれるところを無理矢理探しました」みたいな小狡さは否めませんね。
このヘンが憲法第九条の解釈問題なんかにも通じる、特許議論のバカらしさなんですよね。
ただ、バカらしいとは言え、Amazonの1クリック特許同様、こういう類のものがいちいちまかり通るとソフトウェア開発者の負担が、本来の設計開発以外の部分で激増してしまいます。特許が怖くてアマチュアのプログラマーやオープンソース系プロジェクトが作品を公開できない、なんて時代にならないことを祈ります。
Mac miniと今後のOSバージョンアップ価格?
Mac mini、本体が5万円台で買えるとなると、Tiger(MacOSX10.4)など今後のOS代の値付けが気になりますね。今までのように\14,800なんてお布施を毎年要求するなんてのはまかりとおらない気がします。せめて1万円は切ってくれたらなぁ。
むしろそれがAppleの新しい収益モデルだったりして(^^;)。ハードを安く売ってランニングコストで儲ける。カメラやプリンタみたいなビジネスモデルですね。究極は本体無料の年会費パソコン。初期費用はAppleCare加入料のみ。うーん、案外アリかも。AppleCareだけ切らさなければ常に最新のOS、パッチが提供される。HDDやメモリを増やしたりするとお金かかるけど、故障パーツは無償交換。データは.Mac(オンラインストレージサービス)やiPodに置いておけば本体買い換え時の移行作業も楽々。あー、Webとメールとワープロくらいが主の人たちにはアリかもなぁ。
好かれることが目的ではないサイト
Alertbox: 最も嫌われる広告テクニック(2004年12月6日) [U-Site]
U-Siteに連載されてるNielsenのコラムで、ユーザが嫌う広告手法に関する調査結果が出ており、こうした手法は一見効果的に見えるが、使わない方が良いよ、と論じています。
でも、今時こういう小汚い手法で広告を出したり、spamを送りつけたりしてるのってたいていアダルト系だったり激安通販だったりするワケで、そういう輩の広告って結局露出が勝負。目に留まった画像や文句が充分に扇情的だったり、破格だったりすればクリックしてしまう人って多いでしょう。大半の人に嫌われたって一定の効果はあがるんでしょうよ。今、Nielsenがこれを誰に向かって言いたかったのかが、よくわかんないですね。
Normanが「誰のためのデザイン」で散々言われたコメントじゃないですが、そういうサイトの運営者は「Nielsenのいう通りにデザインすれば、確かにユーザに好印象を与えるサイトができるさ。だが売り上げは伸びないんだよ」とか言われそうw。ユーザに好かれるためにサイトを運営しているところばかりではないし、ユーザからしたって心情的に嫌いでも使い続けるサービスだっていくらでもありますし。
確かNielsenの本だったと思いますが、使いにくくてもディズニーのサイトがアンケートでは人気。「だってディズニーだもの」とコメントが載ってましたよね。
別に彼の主張を否定したワケじゃないけど、現時点でこういう広告だしてるのって大半は確信犯でやってると思われ、「馬の耳に念仏」なんじゃないかなぁ、と思った次第。
Normanのスピーチの音声ファイル
IT Conversations: Don Norman – Emotional Design
kawaguti’s chronical record経由。iPodなどに流し込んで英語のリスニング訓練に活用しよう!ってことで話題になってるIT ConversationにNormanのEmotional Designのスピーチがラインナップされた模様。
早速落としてみました。ちょっとホールの残響があって聞き取りづらい感じはしますが、この手の“教材”は興味が維持できてこそ。中身に興味がある方はお試しになられては?
UIとしてのFlash
ITmediaモバイル:ブラウザからの脱却†「組み込みUIの制覇」狙うFlash [ITmediaMobile]
そうなんですよねぇ。最初ケータイやカーナビにFlashが載ると聞いた時にも期待したんですが、純正より使いやすいUI、わかりやすいUI、魅力的なUIがユーザ・サイドで開発できるようになっていってほしいです。
FlashのUIは「swfファイルという軽い形式で、ポーンとダウンロードできる」とコメントする。スキンを替えるように、UIを「コロコロ替えられる」(上記ページより引用)
うん、そんなカンジ。
ちょうどタイムリーに川口氏のブログ経由で知った青池さんという人のFlashサイトとか見てると、FlashのUIとしての可能性を実感できます。
aoike.ca
第一階層メニューのナビゲーションの現在位置表示とかカッコいいアニメーションで表示してるし、テキストリンクをポイントすると往年のAppleガイドみたいな手書き風赤丸でニュっと囲まれたりするのなんかいいですよねぇ。
ヒトの動作を誘導するデザイン~JR Suica改札の改善事例
ITmediaモバイル:デザインで性能が変わる†Suica改札機のわずかな傾き (1/2)[ITmedia Mobile]
Suica(JR東日本の非接触ICカード改札システム)の改札機のセンサ部分のデザイン形状を変更することで、センサの読み取り性能不足を補うようユーザのカードのあて方を誘導し、実質的な性能を向上させた事例です。
いいですねぇ。σ(^^)はデザイナではないですが、ユーザビリティ屋としてこういう仕事をしたいと思います。
先日も仕事仲間と、「回転寿司屋のお湯の蛇口を、コップでなく指で押してしまいそうになる人を減らすには、どういうデザイン形状にしたら良いか」について(回転寿司屋で(^^;))ブレイン・ストーミングしてみたり(結果は後日
ユーザビリティ屋というと「インターフェイスやエクスペリエンスを改善するのが仕事」なワケですが、(特にσ(^^)のようなインディペンデントは)実際にはなかなか改善そのものには立ち会えないんですよね。問題点の指摘止まりで。時には改善提案まで出しますが、そっから先はご一緒できなくて。もっと精進して、そういうフェイズにも呼んでもらえるように頑張ろっと。
OBSERVANT EYE 2.0公開
OBSERVANT EYE [静岡工業技術センター]
ユーザテストなどの観察記録ツール、「OBSERVANT EYE」がバージョンアップされ、2.0になったようです。新バージョンでは拙作の「動画眼」のように、動画ファイルの同期再生ができるようになったようです(前バージョンでは外付けのDVDレコーダーを制御する形式)。記録操作に関しては元々OBSERVANT EYEの方がはるかに上を行っており、今回のバージョンで高価な外部制御機能搭載のDVDレコーダーも不要になったとあれが、もはや動画眼の存在意義は薄いかも知れませんね。入手方法がやや煩雑ですが、ご興味をお持ちの方は試してみてはいかがでしょう?
情報処理学会でペン入力の研究会
第108回ヒューマンインタフェース研究会[情報処理学会]
5/22に開催される情報処理学会のHI研究会で、ペン入力特集みたいですね。情処ってHI学会と顔ぶれも違ってて、普段あまり縁がなくて、研究会もあんまり行ったことないんだけど、都内だし行ってみようかな?