Konfabulator Windows版

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Konfabulator!
 ネット上の情報をデスクトップに常駐表示させるようなJavaScriptベースのミニアプリケーションを簡単に作成できる、MacOSX向けのプログラミング環境Konfabulatorというのをご存じでしょうか?上記リンクを辿っていただくと、カッコいいデザインのwidgetと呼ばれるルール群が観られます(トップの他に右上の「Gallaery」からも一般ユーザが作成した無数のwidgetが見られますよ)。
 で、これのWindows版がリリースされたようです。これはチャレンジするしか!と思っています。なにかアンビエント系の情報提示インターフェイスを作れたらと思います。

ハンズフリー時代の通話マナー

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 いよいよ今日から改正道路交通法[nissan.co.jp]が施行され、運転中の片手通話に対して罰則が科せられるようになります。基本的は「通話すんな」ってことでしょうけど、やはりハンズフリー方面に逃げる方も多いでしょう。
 これを機に様々な機器が登場しそうですね。個人的には耳装着型は眼中にないです。
着信するかどうかもわからない運転中にずっとつけてたくはないし、さりとて着信時に慌てて装着するなんて返って危なゲ。やはり非装着のスピーカー型がいいでしょう。マイクの集音性能、ハウリング除去関係、Bluetooth対応などの面で良い製品が出てくるのが楽しみです。
 σ(^^)はトレッキーから来るハンズフリー通話オタクで、固定電話もケータイもハンズフリー機能の付いたものをいくつも買ってきたし、カーナビにもそういったオプションは積極的に付けて利用コンテクストを蓄積してきました。その中で得られた所見の中からひとつ。
 多分これから議論になりそうなものに、自分がハンズフリー、とりわけスピーカーフォンで話していることを相手にどう伝えるか、というのがあるかと思います。単に「聞き取りづらかったら勘弁」という意味もあるし、運転中であれば「あんまり認知負荷が高い話題は今はちょっと…」ということも言外に伝わるでしょう。そして何より、周りに人がいて、その人たちに会話が聞こえる状態かどうかを伝えるのはスピーカーフォン使用者のマナーではないかと思います。相手が普通の1対1の通話だと思って、いきなりプライベートな内容を話してしまうかも知れないからです。24世紀と違って、現時点ではまだまだ電話とは相手と1対1で話をする装置であるという認識が一般的ですもんね。
 問題はそれをどうスマートに相手に伝えるか、です。ケータイの機能としてそういう情報を通知することができれば良いのですが、現状ではそうもいきません。じゃぁ、口頭で都度「ハイ古田です。今○○さんも一緒で、この会話をモニタしています」とか言うのもなんですねぇ。クドいし、それでもし通話相手と○○さんが知り合いで「じゃぁ後でかけ直します」って切れたら、カンジ悪いし、そもそも○○さんに聞かれて困る内容かどうかビミョーな時に通話相手もどうするか困っちゃうでしょうね。どっちかっていうと聞かれたくないけど、ここで切るとカンジ悪いし…などと気を使うでしょう。
 端末に機能を実装するにせよ、音声会話にせよ、プロトコルとして必要なのは、スピーカー通話かどうかというより、緊急度とかプライベート度合いなどの情報なんでしょうね。そういうのを発信時に載せて送れたりするといいですねぇ。どうせ着信者は着信時に相手の名前を確認するのに画面で見るワケで、そこに題名や緊急度、「秘密の内容だから一人でとってね」みたいな短文が表示できたりすると良いですね。
 ちょっと話がそれますが、「教えてほしいことがあるから都合のよい時にかけて」って文面と、PhoneToタグつけたコールバック先番号と、元払いチケットみたいなものを添付したメールが送れるとウレシくないすか?そこからかけなおすと、通話料はメール送信者持ちになるの。そんなことができると相手をdisturbしない通話要求が出せてヨサゲ。

Normanのスピーチの音声ファイル

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IT Conversations: Don Norman – Emotional Design
 kawaguti’s chronical record経由。iPodなどに流し込んで英語のリスニング訓練に活用しよう!ってことで話題になってるIT ConversationにNormanのEmotional Designのスピーチがラインナップされた模様。
 早速落としてみました。ちょっとホールの残響があって聞き取りづらい感じはしますが、この手の“教材”は興味が維持できてこそ。中身に興味がある方はお試しになられては?

離れた友人と一緒にビデオ鑑賞

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SimulPlay:トップ
 幸か不幸かこの月末は仕事があんまり入ってないので、久しぶりに週末プログラマー化してみました。
 例によってニッチ突きまくりの、マニアックなテーマです。遠くの友人と同期ビデオ視聴をする際の支援ツールです。離れたオフィスの仲間と電話で話しながらユーザテストのビデオ(動画ファイル)を分析したり、遠距離恋愛中の恋人と一緒に借りてきたDVDを観たりなんて時に、「せぇの!」で再生ボタンを押す手間を無くしてくれます。
 元々動画眼の機能として実装を考えてたんですが、Webベースでやれば簡単な気がしたので方針変更しました。夜中にhkondo氏とチャットしていて、時刻情報をテキスト化してメッセンジャーでやりとりすれば、通信機能を実装しなくて良いし、ファイアウォール越えの問題も考えなくていいよね、ってことになり、寝て起きて勢いで作ってみました。
 仕組みは単純で、招待主が「3分後にAというファイルを観る」という情報をサーバーに送信します。サーバーは「3分後」という情報を時刻に変換し、その時刻に再生開始するようタイマーをセットしたWindowsMediaPlayerコントロール入りのWebページを生成します。そして招待者はそのアドレスを一緒に観たい人にメールなりメッセンジャーなりで知らせます。招待された人はそのアドレスにアクセスし、同一ファイルの自マシン上でのパスを指定すると、やはり同時刻にタイマーセットしたWebページが表示されます。サーバーの時刻を元にしているので、お互いのマシンの時計がズレていても、ページを開くタイミングが同時でなくても問題無いという点がポイントです。
 動画データをやりとりするワケではないので、お互いが同じファイルやDVDを所持していることが必要です。WMPで視聴可能なストリーミング・コンテンツも利用可能です。
 もうすぐ3rdシーズンがリリースされる『24』のようなリアルタイム性が高い作品の興奮を、遠くの友人と同期して味わえたら良いな、と思って作ってみました。
 現在は先頭からの再生開始にしか対応してませんが、実際は電話やトイレで中座した時とかに、同じ再生点から再開できてこそ価値がありますよね(かけ声方式では、一時停止も同時にしとかないと、「せぇの」では再開が出来ないので)。ビデオ分析作業なんかでも、「ちょっとこのシーンをもう一度観てみてよ」なんて時には、口頭でタイムインデックス値をやりとりなんてしてらんないですしね。
 その辺も早急に実装してきたいと思います。
P.S.
 視聴中のおしゃべりはSkypeがオススメですよ。各種メッセンジャーのボイスチャットとは音質が段違いです。

UIとしてのFlash

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ITmediaモバイル:ブラウザからの脱却†「組み込みUIの制覇」狙うFlash [ITmediaMobile]
 そうなんですよねぇ。最初ケータイやカーナビにFlashが載ると聞いた時にも期待したんですが、純正より使いやすいUI、わかりやすいUI、魅力的なUIがユーザ・サイドで開発できるようになっていってほしいです。
FlashのUIは「swfファイルという軽い形式で、ポーンとダウンロードできる」とコメントする。スキンを替えるように、UIを「コロコロ替えられる」(上記ページより引用)
 うん、そんなカンジ。
 ちょうどタイムリーに川口氏のブログ経由で知った青池さんという人のFlashサイトとか見てると、FlashのUIとしての可能性を実感できます。
aoike.ca
 第一階層メニューのナビゲーションの現在位置表示とかカッコいいアニメーションで表示してるし、テキストリンクをポイントすると往年のAppleガイドみたいな手書き風赤丸でニュっと囲まれたりするのなんかいいですよねぇ。

パターン名追加

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 今週の定例会では、ユーザビリティ・パターンの名称をいくつか決定しました。ご覧いただき、ご意見をいただければと思います。募集中の案件への提案も歓迎です。
 「総合スレッド」に、昨日挙がった命名時のガイドラインみたいなものに関する議論も書いてみました。
 あと、パターン・トップのレイアウトも変更。

エモデザ発見

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出てました。ブック1st渋谷で最後の一冊。
地下のデザインのコーナー。今までの著作とは置き場も異なるんですね。
想定は今までと同じ。カラー写真は冒頭にちょっぴりだけ。ちと残念。

ハンドロールピアノ

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handroll.jpg
テレビで見て、ちょっと気になっている商品があります。山野楽器ハンドロールピアノです。
紙鍵盤のように薄くぺらぺらしていて、何所にでも持ち運びが可能のようです。
実際に触ったわけではないので何ともいえないのですが、キーストロークが無い(少ない)鍵盤で、表現力のある演奏ができるのでしょうか?
キータッチのフィードバックはあるらしいのですが、どんな感触なのか気になります。
フィードバックは、クリック感や音で「感じられれば良い」というものでもなく「自分の癖が反映できる」まで感覚にフィットさせる必要があると思います。
そのためには、ある程度のストロークによる“遊び”が欲しいのです。
以前のブログでバーチャルキーボードについて取り上げたこともありますが、楽器のキーボードだけなく、パソコンのキーボードも携帯性などが追求されている時代です。
ミニマムにしつつ、遊びを持たせるなんて大変だとは思いますが、気軽にピアノが弾けるようになるために、これからの技術に期待します!

しょっぱな何をしたら良いのかまごつく

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 典型的なユーザビリティ上の失敗例に馴染みやすい名前をつけて、意思疎通の効率化を図りましょう、というデザイン・パターンとかUML的な発想のプロジェクト「道具眼的ユーザビリティ・パターン」に久々の追加。
 システムを立ち上げたり、Webのトップページを開いてみて、「はて?で、まず何をしたら良いの?」と思ってしまうようなケースってありますよね。誘導性が弱いというか。アレ。なんて呼びましょ?

「Emotional Design」邦訳が出ます!

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Yahoo!ブックス
 待ちに待ってたEmotional Designの日本語版が出るようです。まだAmazonには登録されてないみたいですね。ISBNからして、このリンク先にそのうち登場するでしょう。是非こちらからお買い求め下さい(笑)。
 しかし例によって微妙なタイトル(副題)だなぁ。「微笑を誘う」だけでは偏った部分しか表せてない気がしますね。
2004/10/18 追記
 出たようです。渋谷のブック・ファーストには在庫があるとのこと。Amazonにはまだ掲載されてないなぁ。
2004/10/19 追記
 Amazonにも載りましたね。上記リンクからたどれます。