Brio、ATEM Mini Pro、AverMedia BU110を組み合わせて本番に近いフルHDの3入力体勢を組んで追試しました。結果は大差なし。むしろ下がったくらいで40%前後(タスクマネージャー読み)で録画&Teams配信できました。またソースをON/OFFしたり、入力解像度をフルHDと720pで切り替えたりしてもさほど変わらなかったことから、「入力ソース解像度に寄らず、レンダリング後の出力映像のエンコード負荷が大半を占める」ということが言えそうです。もちろんソースをOFFにする毎に僅かずつCPU負荷は下がっていくんですが、全部OFFにしてタスクマネージャーの画面キャプチャのみにしても30%台のままで、1ソース辺りの負荷は2,3%の誤差という感触でした。
他方、USB C to CのケーブルやiPhone/iPadにつなぐUSB-C – Lightningなケーブルは別売り。RODE純正のもあるんですが30cmと長めなので、別途ショートケーブルを注文。とりあえずUSB-C to Cケーブルは自宅にあったものでも普通に使えたので、へんな制限はかかってなさそうです。
USB-CとLightning用でそれぞれできるだけ短いのが欲しくてチョイス。USB-C用はPCでもiPad Proでも問題なく使えました。PCはArm64 WindowsのSurface Pro Xでも大丈夫。ただChromebookでは認識されているか画面で識別不能。感度で調べた限り切り替わってなさそう。これはChromebookの問題かもですね。
Lightningの方は残念ながらNGでした。公式の説明によると「Note that you must use a Lightning Accessory Cable, such as the SC15, to connect the Wireless GO II to an iOS device. This is different to the ‘charge and sync’ cable that may have been included with your device.(SC15のようなLightningアクセサリケーブルが必要で、これは端末付属の”充電と同期”用のケーブルとは別物)」とのことです。Lightningアクセサリケーブルという規格は初めて聞きました。ググってもそれと謳う製品は見つけられず。現状確実なのはRODE純正のSC15くらいでしょうか。
最後にシステム->USB->オーディオI/Fで「ステレオミックス(PC/Mac)」を選択。これでPC側からは「ZOOM Recording Mixer (ZOOM H and F Series Audio)」というサウンドデバイスとして認識されるので、ZoomやTeamsのマイクソースとして選択する。
残念ながらこの状態ではF6側の録音はできない模様。録音フォーマットを「AIR with Rec」モードを使ってPCに認識させればできそうだけど、WindowsではASIOデバイス扱いになるので、Zoomなどのマイクソース選択メニューに現れなかった。
個人的には4 HDMIスイッチャーであるATEM Mini Proにワイヤレス入力を追加するバディガジェットとして最適かなと感じています。この手の互換キャストデバイスとしてはAnyCastのようなドングル形状のものがよくありますが、ATEM Miniのように複数のコネクタが並んだ機器に挿す時に隣のポートに干渉するリスクがあります。その点、本製品なら普通のHDMIケーブルくらいのコネクタ幅なので問題なしです。
テスト結果は上々。iPhone(AirPlay)はもちろん、Pixel3XL(GoogleCast)、Galaxy Note10+ (Smart View)、Surface Pro X(Miracast)からのキャストができました。ATEM Mini Pro経由でOBS Studioに収録もできました。Chromecastのように無条件に著作権保護していて真っ黒、なんてことがなく安心です(ただし説明書によるとAmazon PrimeやNetflixなど著作権保護されたコンテンツを再生すると真っ黒になる場合もあるようです。映画などを大画面に映すようにお考えの場合は個別に対応状況を御確認ください)。
右側で目立つのは「CUT」「AUTO」「FTB」です。CUTとAUTOは排他(どちらか選択)操作で、CUTは一瞬でパッと切り替わるモード。AUTOはトランジション効果(PowerPointでいうアニメーション)をつけて切り替えるモードです。「AUTO」の上の6つがトランジションのパターン、「CUT」の上がその持続時間(0.5秒、1秒、1.5秒、2秒)です。「FTB」はFade To Blackの略です。どんな映像を映していようと問答無用で徐々に映像が暗くなって消えます。いわゆるフェードアウトです。もう一度押とフェードインで復帰します。動画の最初と最後に使ったり、放送事故がおきた時に問答無用で押すボタンと憶えておきましょう(笑)。