3D対応フルHDプロジェクター導入 SONY VPL-HW30ES

後先考えずにやっちまいました。>VPL-HW30ES

発表を見た瞬間に購入自体は決意。この夏に買う予定だったんですが、車検があることを思い出し、2~3ヶ月先延ばしにすることに、、、したはずだったのが、AVACで今月いっぱい特価になってたのでつい…。Twitterには「手ぶらでAVAC離脱」と書いたのは、単に配送にしたって話だったとw。

■特徴

1.フルHD対応である

我が家の2台のプロジェクターは720p。テレビもフルHDではないので、そろそろフルHD出画デバイスが欲しいなぁというのは当然の流れ。

2.240Hz駆動、120Hzハイフレームレート対応である

最近の液晶テレビでは2倍速、4倍速が当たり前ですが、実はプロジェクターではあまり対応が進んでいません。BRAVIAのMotionFlowに感激してからすっかり信者になったσ(^^)としてはプロジェクターでも是非対応機種を買いたいと思っていました。しかし今までは70万円台~100万超えのモデルでしか対応しておらずとても手が出せないでいました。しかしこのHW30ESでついに30万円台前半という価格帯にMotionFlow機が降りてきてくれたのです。これはもう買うしかなワケです。

3. 3D対応である

4倍速表示できるということは(最低でも倍速表示が必要な)3D表示も余裕です。メガネとトランスミッターは別売りながらもバッチリ3Dに対応しています。

 

そんなHW30ESがAVACの円高差益還元セール(?)でメガネ、トランスミッター、LANケーブル(プロジェクターとトランスミッターを接続するのにCategory7のLANケーブルを使用)をセットにしてなお価格.com最安を下回るとのことで、都内の用事のついでに秋葉原のAVACに視聴に出かけ、本体だけでなんと30万を切る値段を提示されてうっかり特攻してしまったというワケです。

■予想を上回る感動

・80インチでのフルHDの解像感

ウチのスクリーンは80インチなので、720p->1080pにアップグレードしてもそんなに解像度感はかわらないんじゃないかなー、と思ってました。以前100万超の機種を視聴しに行った時も今回もAVAC店員さんには「80インチでも違いは明確」と言われつつも、彼らも商売だしなーとか半信半疑でした。だがしかしここでAVACさんに謝罪しなければなりません。80インチでもハッキリ違います!考えてみればテレビが37インチ位からフルHDの恩恵があるって言われてるんだから当たり前っちゃ当たり前なのかも。特にアニメとかCG映画の輪郭線はスゴいですね。元々そんなにジャギー感があったワケではないんですが、なにかが違います。「解像”感”」という他ありません。

・MotionFlow

ヌルヌルです。特に背景がスクロールするような場面で主体と背景のディスクリート感というか立体感というか、病みつきの滑らかさです。好みもあるでしょうが、フィルムの質感よりビデオ撮りの滑らかさが好きって人にはオススメです。

ただ相変わらず細かいところでたまに誤爆が発生してノイズが見えます。強/弱/切の3段階で、弱にすれば若干マシになるんですが、その分滑らかさも目減りします。どちらかを妥協しなければならないのは残念ですね。ソフト更新とかで更新されないですかねぇ。

・3D

店頭でAVATARを見た時はそれほどでもなかったんですが、一緒に買って来たTRON LAGACYはかなり自然でイイカンジの立体感があります。グラスは旧モデルよりも軽くなったせいか少し違和感減ったかな?ただ目はやっぱり疲れるかも。結局TRON LEGACY1本最後まで見られずに中断しちゃいました(単に眠かったせいもあるんですが)。実家のBRAVIA用のメガネはコイン電池だったのに対し、TDG-PJ1はmicroUSB端子による充電式になったのはナイスです。ちなみに充電器はプロジェクター本体に付属してました(メガネを複数買うことを思うと妥当な配慮ですね)。ちなみにメガネもトランスミッターも互換性がなく、当初実家で誰も使ってないから持って来ちゃうかという目論見は崩れ去りました。

明るさと制御の進歩で上位機種のHW90ESよりもクロストーク(反対側の目の映像が混ざって見えてしまいブレる現象)が大幅に減っているというフレコミですが、確かにBlu-ray 3Dのコンテンツでそれを感じることはありませんでした。一方サイドバイサイド収録のものは若干輪郭にブレが見えました。

あと、我が家のAVアンプ(SONY TA-DA3200ES)のHDMI端子は3Dパススルーに非対応なので、PS3->3200ES->HW30ESとつなぐとPS3側で3D対応ディスプレイを検出できず3Dに切り替わりません(サイドバイサイドはOK)。3200ESは最新のロスレス音声形式にも非対応だし、そろそろ買い換えたいところですが、HW30ES自体やや無謀な買い物だったので今しばらくは我慢ですね。当面はPS3->HW30ESをHDMIで直結し、音声はPS3->3200ESへ光デジタルでつなぐ(DTS止まり)という方法で凌ぐしかないっぽいです。HDMI出力が2系統あるお手頃なプレーヤーでもあるといいんですけど。本当はCREAS Pro付きで安いめのBDZ-AX1000を流通在庫があるうちに狙いたいところですが、AVアンプよりも高くなってしまうというw。CREAS Pro + HDMIx2なBDプレーヤー出ないですかねぇ。

・リモコン

デカいです。ただ画質モードや各種画像調節がダイレクトキーですぐに切り替えられる点は便利。例えばMotionFlowも専用ボタンがあって、押す度に切->弱->強のように切り替わるので、OSDで画面が隠れることもほとんどなく映像を見ながら色々試せる感じです。色々調整を追い込みたい時は重宝します。しばらくしてほとんど調整いじらなくなったら学習リモコンに必要なボタン信号だけ移して使うことになりそう。

・騒音

XV-Z3000は打ち上げ気味の設計でレンズシフトもなかったので、比較的低いポジションに設置してあり、カウチに座った時の頭の位置から近い目だったのに対し、HW30ESは比較的真正面への投射ポジションなのでラックの棚板を少し高い位置にしました。そのせいもあるかも知れませんが、視聴中の動作ノイズはまったく気になりません。コンテンツが無音の時には多少聞こえますが、むしろ初代PS3等の方が遥かにうるさいので、基本的にプロジェクターの音は完全にかき消されている感じです。また視聴が終わって電源を切った後にしばらくファン全開でランプを冷やすのが一般的ですが、本機はその間の音もほとんど聞こえないですね。まるでLEDライドを使った機種のようです。

 

個人的にはちょっと思い切った買い物でしたが、コストパフォーマンスはとんでもなく高い名機だと思います。今年のVGPとか席巻するんじゃないでしょうか。この上さらにBlu-rayソフトをガンガン買ってしまいそうで恐いです。

■XV-Z3000は寝室へ、TH-AE500はどうしよう…

メイン機を引退したSHARP XV-Z3000(2006年購入)は主にゲームに使用する寝室用に転用しました。寝室で使ってたPanasonic TH-AE500も先日ランプ交換したばかりでまだまだ使えるんですが、こちらは完全な720pパネル。Z3000はDLPなのもあってか珍しい1280×768。XGAも含め縦768がDbD表示できるのはPCで使うには地味に便利だったりするんですよね。

TH-AE500はどうしようかなぁ。HDMIがついてないからヤフオクに出してもあまり値がつかないかもなー。

DS1511+のメディアサーバー系機能を試す

今回はDS1511+のメディアサーバー関係を試してみました。なお同じSynologyのNAS製品でOSとしてDiskStation Managerを搭載している機種ならば基本的に同じだと思いますが、以下の記事は開発中の3.2βでの評価になります。

■DLNAサーバー機能

dlna_icon

↑DLNAアイコンはこんな感じ。

とりあえずPlayStation3で普通に動画、音楽、写真と再生できることを確認しました。PT2で録った生tsファイルもOKでした。アクセススピードのせいか心なしレスポンスも良かったような気がします。国産NASではサーバー機能のON/OFFと公開フォルダを選ぶ位しか設定項目がないことが多いですが、本機は以下のように4ページも設定画面があります

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↑「DMAメニュースタイル」でメニュー階層構造が選択/編集できるようです。使わない項目を消したりして自分の使い方に最適化できるのは良いですね。

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↑カバーアート画像のファイル名をカスタマイズできるみたいです。いつのまにかこの名前の画像ファイルが生成されてたことがあったような。ちょっと再現できてませんが。

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↑音楽ファイルのトランスコードや、拡張子とMIMEタイプの対応付け設定等もできちゃいます。実際にはクライアントが再生できる形式なのにMIMEタイプの識別の問題だけでリストに表示されない、ということで煮え湯を飲まされた経験がある人にはビビっとくる機能ですね。実際にこれで再生できなかったファイルをできるようにする、ところまでは検証できてませんが。

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↑これも興味深い点ですが、DLNA公開フォルダを複数指定できます。権限的に別に管理しておきたいコンテンツを別フォルダで仕分けたままDLNAで公開できる訳で、これも地味に便利です。DLNA自体には認証機能がないですが、例えば家族に見せたくないプライベートなコンテンツのフォルダは夜中にだけこっそり追加するとか(笑)。

■iTunesサーバー機能

iTunesサーバー機能は文字通りiTunesの共有機能をLinuxベースで実装したもので、国産NASでも比較的ポピュラーな機能となっています。iTunesで音楽ファイルを共有してあるとiPhoneやiPadからでも聴けるので便利なんですが、その為にMac/PCを常時起動しておくのは不経済です。そこでどうせ常時起動しているNASに音楽ファイルを保管しておくという案が浮上してくる訳ですが、残念ながらこれらの互換機能は完全なiTunesの代替にはなりません。なぜなら一般的なNASのiTunesサーバー機能ではプレイリストを作ることができないからです。単に専用フォルダに放り込んだ音楽ファイルがフラットにiTunesから見える、というだけで、iTunes上で管理しているプレイリストをそっくり移行は出来ません。

playlist それに対しSynologyのiTunesサービス機能は一定のアドバンテージを持っていました。管理画面上でスマートプレイリストを作成することができるのです(右写真)。スマートプレイリストとはiTunes側でももっている機能ですが、予め設定した条件の楽曲を集めた仮想プレイリストを自動生成するというものです。musicフォルダにiTunes等でメタデータを記入したm4aファイルを放り込んでおき、「アーチスト」が「いとうかなこ」を条件に「いとうかなこ」スマートプレイリストを作っておけば、常にいとうかなこの曲だけが集まったプレイリストが自動生成されるという訳です。指定条件に「ファイルのパス」もあるので、その気になればかなり柔軟なプレイリストが作成できます。もちろん1つのスマートプレイリストに複数条件を複合指定することもできます。相変わらずiTunes上で今まで作ったプレイリストがそのまま移行できる訳ではないし、iOS端末との同期も考えるとこれをマスターライブラリにできる程ではないですが、家庭内向けの公開用サブライブラリとしては充分に活用できるレベルだと思います。

また面白いことに、ここで作ったスマートプレイリストはDLNAクライアント側にも表示されました(下写真)。playlist_dlna

■DS audio(iOS/Androidアプリ)

またiOSやAndroid向けに独自無料アプリDS Audio[公式ページ]を提供していて、DS1511+上に保存した音楽ファイルをスマートフォン上でストリーミング再生することができます。AirPlayでAirMac Expressに飛ばすことも出来ました。機材がなくて試してませんが、DS1511+に直接USBスピーカーを差して鳴らすこともできるみたいですね。その場合、スマートフォンからでなくてもWebブラウザからアクセスしてAudio StationというiTunesライクなインターフェイス(リンク)からも再生制御できるらしいです。なんかもうNASというカテゴリを超越してますね…

■まとめ

全体的に、国産NASと同じレベルの敷居の低さ(機能を有効化して所定フォルダにコンテンツを入れるだけ)を維持しつつ、こだわる人は細かいところまでカスタマイズできるようになっている、というニクイ作りに感心したという感じです。
試していないですが、iOS端末の母艦としているiTunesライブラリの保存先をDS1511+のmusicフォルダにすれば、iTunesライブラリの機能を100%使いつつ、Audio Station、スマートフォン対応、外出先でのストリーミングといったDS1511+側の追加メリットも享受できて幸せになれるんじゃないかと。HDDを本運用向けのもの交換したら実践してみたいと思います。

COLT、車検2回目完了

車検終わりました。初回の車検が2年前でODDが39,138km(13,046km/年)、今回は60,278km(10,570km/年)だったので少し走行ペースが落ちてる感じですね。高速料金上限1,000円の頃に結構実家に帰省してたことを考えると意外です。

費用は整備代が63,594円、諸費用が65,500円で初回よりも安くあがりました。前回交換したブレーキパッドもまだ大丈夫。

返ってきたCOLTちゃんはやたらパワステが軽くなった感じがしました。交差点で曲がりすぎて「うぉっ!」と思ってしまったところもあったのでプラシーボではないような気がしてます。作業内容をみると特に直接関係しそうなところはないんですが、タイヤローテをしてあるので空気圧が変わったんじゃないかとTwitterでコメントをもらいました。なるほどそういえば随分前に窒素充填してからあんま気にしてなかったかも。もともとVer.Rはスポーティ設定で一般的なコンパクトカーに比べるとパワステは重めだったんですが、慣れてしまえば軽いに越したことはないなと。今度ディーラーに行くついでがあればなにか説明がつくが聞いてみるとして、今後はちゃんと空気圧メンテをしていきたいと思います。

DS1511+本運用向けHDDを調達

DS1511+のベンチ用にお借りしていたHDDでの計測が終わったので、いよいよ本運用向けに現時点の最大容量3TBのドライブWD30EXRXを調達。SHRのRAID5で運用する予定なので、同時に2台故障するのを防ぐ為、ロットがばらけるよう5台別々の店で購入してみました。まぁ気休めですけども。

実際に買って見た結果はこんな感じ。残念ながら2台は同じ製造週でした。もう8月だというのにまだ5月製造が並んでるビックカメラって…。まぁ結果としてはバラけ方が広がったので結果オーライなんですけども。

購入店 購入日 製造週 代理店
ヨドバシMM横浜 2011.08.13 14 JUL 2011 CFD
ビックカメラ横浜ビブレ 2011.08.13 16 MAY 2011 CFD
Amazon.co.jp 2011.08.15 27 JUL 2011 CFD
ドスパラ横浜駅前 2011.08.16 27 JUN 2011 不明
ツクモ通販 2011.08.18 06 JUN 2011 SYNNEX

MDLは全てWD30EZRX-00MMMB0でした。

3TB x 5 = 15TB、RAID5で1ドライブ分の冗長性を持たせるので12TB。うち2TBはMac Mini Server上にVMWare Fusionで仮想化したWindows Home Server 2011向けにiSCSIボリュームとして提供予定。ただ論理的に2TB確保しても物理的に即2TB確保するわけではないので、スケーラブルに運用できます。

自宅録画PCのシステムドライブもSSD化 ~m4 128GB

自宅の録画PCのディスクレスポンスが遅すぎてイライラが頂点に達したのでSSD化しました。

以下スペック。

  • CPU: Athlon X4/605e
  • M/B: GA-MA770-DS3
  • OS: Windows 7 Professinal 32bit
  • メモリ: 4GB (認識は2.75GBのみ)
  • HDD: WD20EARS (SATA2接続)

HDDはC:、D:とパーティションを切って使ってたんですが、動画編集作業などをするとすぐにアクセスメーターが100%になって反応待ちが発生する感じ。WDなんで噂の低速病の可能性もあるわけですが、ググって出てくる対処はいくつか試しても効果無し。とりあえず動画編集ソフトやOSが使うテンポラリファイルが動画のあるドライブと別物理ドライブに逃がすのが効果的だろうと。

で、Cドライブの使用量は70GB弱。Intel 320の80GB辺りが手頃でしたが一応余裕をみて120~128GBクラスにしようと。コストパフォーマンスと320の8MB病の噂にビビった結果、Mac mini Serverと同じCrucialのm4にしてみました。マザーボードがSATA2.0だからちょっともったいないけど。

移行はアライメント調整対応で名高いAcronis True Image Home。ただし本国のダウンロード販売で買った2010をインストールしようとしたら最新版2011があるのでそっち入れる?って聞かれてYes。日本のパッケージはまだ2010までしかないようです。

が、しかし同ソフトのクローニング機能はドライブ単位でしかできないようで、HDD上のCドライブパーティションのみをSSDに移すということができない。なので、一旦CドライブをDドライブにバックアップ。するとRestoreボタンが出現し、リストア先としてSSDが選択可能になしました。ちなみにSSDは先にOSでフォーマットしてドライブレターは割り振らない状態にしておきました。

で、この手のツールでお約束、おそらく新ドライブにMBR(マスターブートレコード)が設定されてないので起動にコケるだろうと予測したんですが、安全のためHDDのケーブルを抜き、SSDとDVDドライブだけの状態にしてWindows7インストールDVDを入れて起動したらあっさりSSDでブート。ログオンしないでシャットダウンし、HDDを接続、DVDを抜いてブート。普通にSSDがCドライブ。HDDの旧DドライブがDドライブ。旧CドライブがFドライブとして認識されました。Fドライブは当面残しつつアクセスはしないようにドライブレターを削除して移行完了。コピーが2回で時間はかかりましたが、意外とあっさり完了しました。アライメントも狂ってないようです。

■ベンチマーク

恒例のCDM3.0によるベンチ。バッチリです。エクスペリエンスインデックスは7.6でした。

Shizuha_m4

今のところ体験も良好です。アプリの起動も速い。あとは他の動画を再生しながらやDLNAや別マシンのエンコでデータドライブにアクセスが発生してる最中にもCMカット作業が支障なく進められるかですが、しばらく様子みてみます。