タイプDスイッチサイズアダプターの材料変更のため追加耐熱テスト

当ショップでも売れ筋の「TOYOTA車手動光軸調整ダイヤル用空きスロット→タイプDスイッチアダプター」ですが、耐熱性を重視しています。直射日光は当たらないとはいえ真夏の車内で変形してスイッチの動きが悪くなったりしたら目も当てられません。自分はDIYで脱着できますが、業者に依頼して取り付けてる方などが再施工になったら大ごとです。3Dプリントでもっともよく使われるPLAは60℃程度でふにゃってしまうので論外。その次にメジャーなPETGでも不安が残ります。本品は外壁が薄くてマージンがない中、コンマ何mmという精度で調整して数多くのスイッチ製品にユニバーサルにフィットするように調整していますので。

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TOYOTA車手動光軸調整ダイヤル用空きスロット→タイプDスイッチアダプター

TOYOTA車手動光軸調整ダイヤル用空きスロット→タイプDスイッチアダプター

参考価格: ¥1,800(別途消費税、送料がかかります)

在庫: あり

これまではプリンター純正のBambuLabのASA-CFという材料を使っていました。ASAは工業製品によく使われるABSよりも反りにくく紫外線にも強いので屋外使用に向いている材料です。これに-CF、カーボンファイバー=炭素繊維を混ぜ込んだのがASA-CFです。一般に-CF付きの材料は寸法精度がピタっと精密に造形し歪みにくいと言われます。PLAやPETGに比べるとお高いのですが、販売アイテムとして後のトラブル防止には必要だなと思ってコストをかけています。

しかし、このASA-CFがBambuLab公式ストアで何ヶ月も欠品しており再入荷の気配が全くありません。いよいと手持ちが底を突いたので代替材料を検討することにしました。サードパーティ製ならASA-CFも買えるのですが、この用途専用で考えると耐紫外線性能は重要ではないので耐熱性と寸法精度に振って検討することにしました。いわゆるエンプラ(エンジニアリング・プラスチック)と呼ばれる高級材料で、造形時に高熱が必要で材料費だけでなく電気代、造形時間などもコスト高なんですがチャレンジ。

今回の検討候補は追加で3点。PC、PA6-CF、PAHA-CFです。

PC(ポリカーボネート)

これも工業製品によく使われる材料ですが、3Dプリンターではマイナーかなと思います。ASA-CFと同じくらいでPLAやPETGの3倍くらいのお値段がします。

本来は透明で耐衝撃性が高くカーポートの屋根とかバイクのウインドシールド、警察がもつ盾などで使われる材料です。レーザーマーキングも考えてブラックを使用していますが、全体にテカテカした仕上がりです。レーザーの入り方もやや薄め。

耐熱スペックは119℃とされています。

PA6-CF(炭素繊維強化ナイロン)

次はナイロンとも呼ばれるPA(ポリアミド)系のカーボン入りPA6-CFです。ナイロンも耐熱性が非常に高く耐衝撃製が強い素材です。どちらかといえばバッグやベルトなど防刃製の高い布製品というイメージです。
PA6はPAの中でもかなり古くからある組成です。吸水性が高く、めちゃくちゃ反りやすいです。スマートキー小型化ケースでも使用していますが非常に苦戦しています。湿度と温度管理が非常に難しい。Bambu純正はお高くて手が出ないのでサードパーティ製で妥協しているせいもあるかもですが。純正はマジで高い…(PLAが1kg巻き2,000円、PCが8,000円とするとこれは22,000円!とても今の価格で売れない。社外品ならなんとか…)

しかし上手く造形できた時の仕上がりは惚れ惚れします。カーボン入り材料特有の表面のテクスチャ、レーザーの乗りももASA-CF以上です。

PAHT-CF(炭素繊維強化ナイロン)

PAHTはPA系でも新しい目の改良材料です。少しややこしくて私も混乱するのですが、PA6の分子構造を倍にしたPA12という吸水性を抑えた材料があります。かなり理想的なのですがお値段が更にPA6より高い。PAHTはどうもPA6ベースのものとPA12ベースのものが存在するらしく、どちらか書いて無いことも多いですが、安いものはPA6ベースが多いらしい。今回買ったのはELEGOO製のPAHT-CFですがこれも明記がない。それでも「反りなし」と謳ってるので、PA6-CFよりも歩留まりが高い(失敗率が低い)といなと期待して購入。一応現時点で本命です。

仕上がりはCFならではの質感はあり。レーザーマーキングの発色はPA6-CFよりは劣るものの視認性は充分です。

どれもイマイチだったら他社製ASA-CFか、少しお高いですが社外製PA12-CFも候補にいれようと思っています。

検証方法

こちらの記事と同じくオーブンで80℃ x 7時間の連続加熱をしています。直射日光は当たらないダッシュボード裏に使うものなので、実際には80℃に達することはまずないと思いますが、JAFの調査によると気温35℃で黒いボディの車のダッシュボード上が79℃に達したということなので、(最近は気温は余裕でそれを超えますし)、80℃をマックス過酷環境と設定しました。また放置状態では荷重はほぼかかってないので軟化が始まってもそれほど大きく形状が崩れることはないかなと思っています。スイッチを押し込む時は冷房も入ってることが多そうですし、その方向に強度が出るよう造形向きも気を遣っているので大丈夫かなとも。

風をおこせるコンベクションオーブンですが車内環境に近いかなと思って風はオフです(内部温度を均一にする意味ではオンでも良かったかも知れませんが)。

現行商品のASA-CFと比べて加熱後の誤差がどうかなというところです。もちろん手持ちのタイプDスイッチ3製品がきちんとはまりスイッチの動きに支障がないかはチェックしています。

結果

さすが(準)エンプラ三人衆だけあって、加熱後に目に見える変形はありません。これは期待。

外形の寸法誤差を前回記事のデータの下段に追記します。

フィラメント名参考耐熱スペック幅(Z方向)奥行き(Y方向)高さ(X方向)合否判定
基準サイズ(Bambu ASA-CF)29.8mm25.2mm29.9mm(加熱前)
Polymaker HT PLA150℃30.5mm25.2mm29.0mm
Bambu PETG-HF69℃34.3mm24.8mm24.9mm×
Bambu ASA-CF110℃29.9mm25.6mm29.2mm◎(今まではこれ)
ELEGOO PLA PRO57℃32.5mm24.8mm27.0mm×
Bambu PC (ポリカーボネート)119℃29.9mm25.0mm29.0mm×
iSANGHU PA6-CF (炭素繊維入りナイロン)180℃29.7mm25.1mm29.1mm
ELEGOO PAHT-CF (炭素繊維入りナイロン)194℃29.6mm25.1mm29.1mm

そして肝心のスイッチ適合ですが、

  • PCは1つだけスイッチが動かなくなるものが発生
  • PA6-CFとPAHT-CFは3種類ともOK

という結果になりました。PAHT-CFは1つだけ若干渋いかもという位ですが実用には全く問題ない程度。

この結果でいくとPA6-CFがベスト。レーザーもクッキリマーキングできますし。ただこの記事執筆時点で当該フィラメントがAmazonで品切れになっていて、あと1スプールは買い置きがあるので何ヶ月かは大丈夫ですが、また次に再検討になったらいやだなぁと。ただPAHT-CFも現時点で買えるものの入荷かで結構待ったので結局先のことはわからないですね。戦争の影響で石油製品の供給は不安定になる気配ですし。

もう少し総合的に検討して決めようと思いますが、いずれにせよこうした検証を経て出荷しておりますのでご安心いただければと思います。

改良後ランクルの小物入れスペースにFireTVなどを穴空け不要で綺麗に収める

2025年改良後のランドクルーザー300は光学ドライブが廃止され、1DIN弱の小物入れがつきました。ここを活用してCar TV Mate + FireTV Stickを綺麗に収めようという算段です。クラウンはCarPlayポートやシガーソケットがグローブボックスの中だったので、各種デバイスを中に収めてしまえば見た目にゴチャつくことはなかったんですが、ランクル300のCarPlayポート&シガーソケットは外にむき出しなので、デバイス類も外に出さざるを得ません。頑張ればパネルを外して裏側配線もできるかも知れませんが、電源はともかくCarPlay用のUSBポートは難易度高そう。また、完全にパネル内に埋め込んでしまうと、機種変更時など脱着も大変になります。

ということで、上述の小物入れスペースにCarTV MateとFireTV Stick 4K Maxを綺麗に並べて蓋をして隠蔽するボックスを製作します。3Dスキャナーで測定したところ小物入れは単純な長方形ではなく、こんな変則的な形状をしていました。

並べてみると、マジでギリギリ。CarTV Mateのケーブルは直付けで割と長いので中でグルグル巻いて無理矢理収めています。二台の高さがほぼ同じだったのが幸いし、蓋をした後、小物入れスペースの上半分くらいは引き続き小物入れとして使えそう。

フロントパネルにFireTVの電源ケーブルと、CarTV接続用USBケーブルだけが出る穴を最短距離のケーブリングになるよう配置。

割とギリギリに詰め込んでますが、特に熱暴走とかはする様子はないです(時々落ちるけど触ってもたいして熱くはなってないので他原因と思われる)。

使用した製品、ケーブルはこちら。

CarTV Mate

HDMI信号をCarPlayとしてナビ画面に映すデバイスです。標準のHDMI入力と違って走行中に視聴でき、ナビ/TVキャンセラーも不要です。キャンセラーはGPS信号をブロックするのでナビや運転支援の精度が落ちるので極力使いたくないです。また差し込むだけなので施工も簡単。

欠点としてほんの僅かに遅延がありますが、FireTVなら音ズレ補正機能もあるので実用上はほぼ困らないです。

あと、これを挿してると有線CarPlayができない点ですが、これ自体にワイヤレスCarPlay機能を搭載したCar TV Mate ProやさらにAndroid Autoも対応するMaxもあります。

FireTV Stick 4K Max

言わずと知れたコスパ最強のプレーヤーデバイスです。世の中Ottcast P3などのAI Box(CarPlay端末のふりをするAndroidデバイス)が流行ですが、個人的には動画メインならFireTVシリーズを推します。なんといってもレスポンスが違う。またいちいちタッチパネルに手を伸ばさなくても手元のリモコンで操作できます。後席の人が操作することも可能。Ottcast P3を買うよりCar TV Mate + Fire TV Stickの方が安いですし。

ちなみにナビ画面に映すなら4Kは不要なのでFireTV Stick HDとかSelectでも良いのですが個人的にレスポンス重視でメモリやCPUスペックが高いMaxを選んでいます。

HDMI L字アングル x 2個

Car TV MateとFireTV Stickを並べて配置するために使用しました。FireTV Stickに10cmくらいの短いHDMIケーブルが付属してますが、角度的に無理がかかって断線しそうだったのでこちらを使うことにしました。ひとつのアイテムエントリーで角度の違う商品が選べるようになっているので要注意。Fタイプを2個使います。

microUSBケーブル(L字、12cmケーブル)

FireTV Stickに給電するケーブルです。コネクターが小さく長さが絶妙なものを見つけました。これもコネクターの向きがあるのでこのリンクから「L字パターン2」を買う必要があります。

シガーソケット用USB充電器

USB Aの5Vがあればなんでも良いです。

今だとUSB-C PDが追加できた方が使い道があるかなと思い、A & Cのこれにしました。

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改良後ランクル300専用FireTV設置ケース

改良後ランクル300専用FireTV設置ケース

参考価格: ¥3,500(別途消費税、送料がかかります)

在庫: なし

オマケ: FireTVリモコンホルダー

手前味噌ですが、こちらのリモコンホルダーでシフトレバー脇にリモコンを固定するととてもいい感じに操作できます。主に助手席の方が操作する場合用に助手席モデルも用意しています。

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ランドクルーザー300 リモコンホルダー

ランドクルーザー300 リモコンホルダー

参考価格: ¥600(別途消費税、送料がかかります)

在庫: なし

ランクルのシフトノブを固定する金属ピンを無くした、作った!

ランクル300にオートブレーキホールドキットを取り付ける際、シフトレバーのノブを外すのですが、その抜け止めに針金を曲げたような固定ピンがあります。それをうっかり紛失してしまいました。

(キット取り付け開設動画より引用)
(同上)この針金パーツを紛失orz

このピンで固定しないとノブを上に引っ張るとスポっと抜けてしまいます。まぁ上方向に引っ張ることもそうそうないし、ATなので走行中に外れても即困るようなものでもないですが、やはり不安は不安。

ディーラーに問い合わせてはないのですが、分解図サイトで調べても部品番号がないので、おそらくノブに含まれている部品で単品売りはしていない模様。ノブASSYで購入すると1万円くらいする。針金を曲げただけの部品のために買うにはいくらなんでも高すぎる。ノブ自体がボロボロとかならまだしも新車ですし…

ということで自作に挑戦。針金で作ろうとも思ったんですが、たぶん普通のグネグネ曲がる針金だと心許ない。ゼムクリップのような硬鋼線みたいなものでも賄えるだろうか?なにぶん元の部品を紛失しているのでリバースエンジニアリングするにも限界が。形状はもとよりロック機構が針金の太さでパチっと固定する仕組み(下図矢印部分)になっているので、太すぎても細すぎてもダメそう。

ということで3Dプリンターで調整しながら作ることに。Z(垂直)方向にノブが抜けようとするのを止めるだけなので、強度的には問題ないかなと。また装着したらゆったりしたブーツをかぶせるだけなので、針金よりも外周が多少広がっても問題なさげ。

ということで、こんな感じのフラットな板形状で差し込むようなパーツにしてみました。中心のところでパチっと固定できる穴を設けます。また外す時にも楽になるよう左右に指の爪を引っ掛けられる切り欠きも設置。素手で脱着できます。差し込む部分以外は強度を増すよう厚みを盛りました。

黒-黒でわかりにくいですが装着した様子。シフトノブを死ぬ気で真上に引っ張ったらわかりませんが、不用意に抜けることはなさそうです。

材料は直射日光が当たるわけでもないのでPETGでもいいかもですが、ちょうど修練中だったPA6-CF(炭素繊維入りナイロン)で。比べるとやはりPETGはぐにゃっと変形してしまうのに対し、PA6-CFはカチカチしています。

とりあえずこれで夏を越せるかテストです。

新世代のフィラメント真空保存バッグが良かった→ダメかも…

エンプラフィラメントやPETG-HFなど事前乾燥必須なフィラメントが増えてきて、以前買ってあった真空保管バッグが足りなくなったので追加で購入しました。

2年ぶりくらいな気がしますが、地味に改造されてて良かったのでご紹介。買ったのはアリエクですが、たぶんこれと同じものです。ただAmazonのこれは付属の電動ポンプが有線っぽいので注意。今回紹介したいのがバッグ自体なので、付属ポンプはお好みで。

なにが良いってポンプを密着させて空気を吸い出す弁のところがハードパーツになっていて、雑にさっと当ててもしっかり噛んで吸い出しができる点。この1点に尽きます。以前買ったものや百均などで売っている汎用品だとペラペラの弁でかなり位置取りが難しく、真芯を捉えないと吸いだしが行われない感じでしたが、これだと厚みのあるハードパーツにテーパーがついていて一発でピタッと位置固定ができます。またペラペラの旧型は固いテーブルの上などに置かないとなりませんでしたが、弁自体が固いので、裏から手で押さえてやればしっかり吸い出せます。場所のないところでも処理できて地味に便利。そんなこんなで吸い出すまでの時間がとにかく早い!これだと手間に感じて結局使わなくなる、ということが避けられそう。

弁がハードパーツというだけなら、今は3Dプリンターメーカー純正のeSUNやELEGOOのものも改善済みっぽいですね。ただeSUNはトップ写真以外は旧型弁のものも写ってるのでやや不安。

ただ最初に紹介した黒いタイプは追加で良い点もあって、まず角が丸くカットされていて手に刺さらない点が良き。あとギチギチに吸い出した時のサイズというか余白感も若干小さい気がします。バッグ自体が正方形に近いのが効いてる気がします。フィラメントの残量にもよるので主観ですがかなりコンパクトになる印象。もうこれに全部交換しようかな。唯一何点としては透明部分が少ないので中見がやや判別しづらいところかな。全く見えないわけではないし、なんなら表面にテプラとか貼っておけばいいかなとも思案中です。

ちなみにアリエクだとポンプ無しでも買えるので、5枚とか10枚バッグだけ追加したいといった場合割安です。本記事執筆時点で5枚792円、10枚1,369円でした。

2026.3.12追記:ダメかも…

なんか気付くと空気が抜けている(入り込んでいる)ものがあります。個体差なのか繰り返し利用に弱いのかは不明で色々テスト中。同じ見た目でも色々なショップが販売してるので一部は偽商品かも知れないし。うーむ…

3Dプリンタービルドプレート取扱メモ

X1-Carbonで使用するビルドプレートの種類が増えて、IPA洗浄NGとか糊禁止とか注意事項が覚えきれなくなってきたので自分用にまとめてみます。特に最近PCやナイロンなど高温フィラメントにも手を出しつつあって、使い分けが重要になってきてるので。

間違いもあるかもなので参考程度に。

■まとめ観点

  • 特徴メモ(使用感、テクスチャなど)
  • 使用可能フィラメント(NGがあれば明記)
  • 洗浄方法(NGがあれば明記)
  • 糊(推奨される糊、NG)
  • 上限温度
  • 剥離タイミング(冷ましてから/熱いうち)

あたりかなと思います。特にNGでプレートをダメにしてしまうのを避けるのが主目的です(造形失敗よりも重大)。

スムーズPEIプレート

一時期メインで使っていたプレートです。底面が文字通りスムーズなので出荷品には重宝。ただ使い方や剥がし方を間違えるとダメージを受けやすく、買い換えるにも良いお値段なので、最近は必要最低限にしています。表面に跡が残るようだともう造型物にも影響してしまうレベルの劣化です。ただし600番のサンドペーパー で磨くとある程度は復活するようです。

  • 対応フィラメント:ほぼ全て
  • 洗浄方法:洗剤と水(アセトンNG)
  • 糊:PLA以外では液体orスティック糊を使用。PC/PAはスティック糊
  • 上限温度:120℃
  • 剥離:冷ましてから(公式記載は「数分待って」)

常温プレート SuperTack

比較的低温でもしっかり定着するので、加温時間や電気代を節約できるという触れ込みの割と後発のプレートです。耐久性も高めでPLAやPETGなど一般的な用途の普段使いに便利。標準の常温プレートが置き換わったと思われます。ただいうほど「常温」ではない印象。加熱オフにこだわって使おうとすると定着せず、結局70℃くらいにした方が安定する感触。

  • 対応フィラメント:TPUはNG、PLA SILKも非推奨
  • 洗浄方法:汚れたら洗剤と水(アセトンNG)
  • 糊:PLA以外では液体orスティック糊を使用。PC/PAはスティック糊
  • 上限温度:120℃
  • 剥離:スクレイパーでそっとはがす。くっつきすぎている時は50℃くらいに温める

BIQU CryoGrip Pro Glacier

水色が特徴のSuperTackに近い特性の社外プレート。同じ水色のCyroGrip Proシリーズには2種類、Frostbite(フロストバイト)とGlaicier(グレイシャー)があるので注意。自分はより使用フィラメントが多く、テクスチャーもスムーズ寄りのGlaicierのみ購入しています。エンプラまで対応するGlaicierとPLA/PETGにベストはFrostbiteという棲み分けのようです。

ただこれもSuperTuckと同様、そこまで万能、完璧じゃない印象。定着しない時はしない。結局ちょこちょこ温度を上げて使ってます。

  • 対応フィラメント:ノズル300℃以下ならなんでも
  • 洗浄方法:洗剤と水、またはアルコール
  • 糊:不要
  • 上限温度:記載無し
  • 剥離:プレートを曲げてはがす。くっつきすぎている場合は少し冷ます

Bambu 3D効果転写プレート

表面の微細な凹凸を転写して底面に構造色でキラキラ模様を出すプレートです。面白いですが意外と難易度が高いというか実質PLA専用という感じ(公式にはTPUも対応らしい)。PETGはほぼ定着しないので注意が必要です。ASAは一応いけましたが、たぶん糊を使うと凹凸が埋まってしまって回復不能なダメージを負います。Bambu Studioのプレート選択ではスムーズPEIを指定します。

表面シートが劣化したら貼り替えも可能なんですが、なぜか個人的なお気に入りのカーボン柄はシートの販売がなくプレート付きで買うしかない。

  • 対応フィラメント:PLA/TPUのみ
  • 洗浄方法:油分が残っていると模様が綺麗に出ないので温水と洗剤でしっかり洗浄
  • 糊:厳禁
  • 上限温度:記載無し
  • 剥離:プレートを曲げてはがす。くっつきすぎている場合は少し冷ます

Darkmoon G10 Garoliteプレート

ガラス繊維とエポキシ樹脂を主材料とするガロライトという材質を使ったプレート。3Dプリント用途以外で販売されている板を買って来て磁石で鉄製プレートに貼り付けて使うのが主でしたが、海外のDarkmoonという個人ブランド(?)がBambu互換形状のプレートとして販売していたので買ってみました。送料が結構高くて総額1万円超えでしたがキヨミズりました。

メリットはとにかく耐久性が高く、-CFフィラメントを使っても劣化しにくい。また糊を使わなくても定着が強く、反りやすいPA6ナイロンに向いてるとのことで買ってみた次第。ただこれらはG10 GaroliteについてChatGPTが言ってることで、Darkmoon公式としては以下の仕様を記載しています。この販売者としてはスムーズPEIの上位版という位置づけのようです。傷みやすい(かつ高い)スムーズPEIを置き換えてかつ長持ちするなら投資価値があるかなという判断で購入しました。まだ届いたばかりなので使用感はまた後日書きたいと思います。

  • 対応フィラメント:PLA/PETG/PCTG/TPU/ABS/ASA(それ以外は非推奨)@公式(CharGPT/Gemini曰く、TPUはくっつきすぎて非推奨、PCは100℃超えの温度なので非推奨)
  • 洗浄方法:普段はIPA、時々温水と中性洗剤
  • 糊:記載無し(ChatGPT曰く厳禁。定着が弱い場合は、4~600番のペーパーで軽く研磨)
  • 上限温度:記載なし(ChartGPT曰く100℃程度推奨)
  • 剥離:記載なし(ChartGPT曰く完全に冷ましてからでないと劣化)
  • Bambu Studioで「高温/スムースPEIプレート」を選択

ちなみにDarkmoonブランドでは他にSatin(サテン)プレートというのを出していて、こちらの方が「PLA/PETGからナイロン、ポリカーボネートまで」と幅広さを謳っています。ただしテクスチャーが粗めのようで見送りました。

エンジニアリングプレート(旧)

  • 対応フィラメント:ABS/ASA/PETG/PA/PC/TPUなど
  • 洗浄方法:油分が残っていると模様が綺麗に出ないので温水と洗剤でしっかり洗浄
  • 糊:基本使用を推奨。液体かスティックかは使い分け。
  • 上限温度:120℃
  • 剥離:剥がす前に10分は冷ます。冷めると勝手に剥がれる。

エンジニアリングプレート(新)

上記エンジニアリングプレートがしばらく購入できず、今のがダメになったらどうしよう、、と思ってたんですが、今年頭くらいかしれっと発売されていました。以前は低温プレートと裏表だったんですが、新発売のものは両面エンジニアリングプレートで、耐久性が向上している模様。まだ買ってないですが、いずれ手を出すと思います。

Bambuから出ている全てのフィラメントに対応ということなので、「迷ったらこれにしとけ」感がある万能プレートです。ただし糊はどのフィラメントでも使用を推奨なので手間。

  • 対応フィラメント:Bambu全フィラメントOK
  • 洗浄方法:油分が残っていると模様が綺麗に出ないので温水と洗剤でしっかり洗浄
  • 糊:基本使用を推奨。液体かスティックかは使い分け。
  • 上限温度:不明
  • 剥離:スクレイパー。がっちり付きすぎている時はアルコールを隙間に流し込む。

■ほぼ使っていないもの

低温プレート

エンジニアリングプレートの裏面。SuperTuckもあるし今は基本使ってないです。

テクスチャードPEIプレート

たしか標準で付属してきたもの。テクスチャーが大きすぎて好きではないので基本使ってないです。定着力も耐久性も高いは良いので初心者向けではあります。

■まとめ

G10 Garoliteプレートが届いたので、これから評価していきたいと思いますが、基本はこんな使い分けかなと思っています。

  • PLA/PETG: SuperTackかGlaicier
  • ASA/ASA-CF/PA6-CF: G10
  • TPU: G10かスムーズPEI

Darkmoonを信じるならPLA/PETG/TPUもG10でいいかもですが、お高いので温存していきたいなという感じ。使ってみたい前々平気そうならG10をゴリゴリ活用していくかも知れません。あと、耐熱温度が高い一方、SuperTackでも割と反りやすいPolymaker HT PLAに最適なものも探したくて、これもG10に期待してみようかな。

あと次にBambu公式で買い物するついでかセールの時に新エンジニアリングプレートは買うかも。スティック糊や液体糊は仕上がりが気になるのでスプレー糊(ケープ)前提で消耗品として使いつぶす用に。