カローラスポーツの売却あれこれ

カロスポネタとしては最後の投稿になるかも知れません。クラウンが来たら2019年購入のカロスポは入れ替えです。5年の残価設定ローンの期限まで1年あるのですが、下取りで167万の査定がつきました。2月時点で残債が147万円だったので少しお釣りが来てクラウンの支払いに充当されます。ただ必ずしも下取りにしなくても良いという条件だったので、いくつかの売却手段も検討してみました。

まずガジェットの売却に愛用しているヤフオクなどの個人売買は車だとちょっとトラブル時のやりとりが面倒になりそうなので除外。

■モビリコ

次にディーラーで提案されたのが横浜のトヨタ系ディーラーがやっているモビリコという個人売買プラットフォーム。個人売買ではあるのですが、出品できるのはディーラーのメンテナンスパックで整備を受け続けていた車両だけ。買い手からすると一定の品質が担保され、またトヨタファイナンスのローンで購入できるのがメリットです。売り手は仲介手数料を5%とられはしますが、匿名で売却でき、トヨタディーラーに車両を引き渡せばあとはよしなにしてくれます。出品料は無料でスマホアプリから簡単に出品でき、価格も好きな時に変更できます。サービスとしてはなかなかよくできていますが、いかんせん2018年だかにスタートした地場ディーラー主体のサービスなので利用者が圧倒的に少ない。ある程度人気のある車種やグレード、カラーならそれなりに検索する人もいるんですが、ウチのはMOPモリモリとは言え、カラーは正直不人気色。またギリギリ3万kmを越えてしまったことで、「~3万km」での検索条件から漏れてしまったのもあるかも知れません。結果的に1ヶ月ほど出品していても閲覧数が70、お気に入りされたのが1件のみという感じでした。ご自慢のAIによる診断で207-250万が平均という表示が出ていて、その値段で売れるなら5%とられてもディーラー下取りよりだいぶお得だよなぁと思ってたんですが、鳴かず飛ばずでした。

AIによる相場診断表示

ディーラーでの登録情報は自動的にアプリに反映されているものの、果たしてこの相場算出にカラーやグレード、装備などが勘案されていたのかどうか…結局執筆時点の190万そこそこでも売れていません。176万を切ると5%の手数料で下取りの167万より損をするので、かなり微妙なラインになってきています。

売り手にも買い手にもメリットがあるサービスだと思うので、しっかり成長していって利用者数を増やしてほしいものです。

■カババ

カババもフリマベースの仲介サービスですが、

  • 手数料は買い手負担で売り手はゼロ
  • 査定士が来て車両の状態をチェックした上で適正な出品価格をアドバイスしてくれる
  • 出品手続き(写真撮影なども含む)はすべておまかせ

という感じで売り手側の負担が少ないです。売却後に故障トラブルなどがあったときにカババが10万円までもってくれる整備保証オプションもあります。

モビリコと並行して出品もできるので申し込んでみたんですが、やたら査定が混み合っていて一ヶ月先になると言われて断念しました。

もし売却予定があるのであれば早めにコンタクトをとってみると良いかも知れません。

■一般買い取り店

一応、ワンチャンあるかと近場の買い取り店にも査定にもっていきました。大手代表としてガリバーと小規模買い取り店で、以前コルトVer.Rの時になかなか良い値をつけてくれたお店。あれから3回も引っ越しをしたのに何故かまた近所に戻ってきてご縁があるとは。

ガリバーは前回最終的にコルトを売った店舗でしたが、あまり良い印象はなく、とにかく「本部とかけあうから、色々回ってから最後に来てくれ」商法で、奥にひっこんだまま1時間近く待たされた挙げ句、5,000円くらいしか上乗せにならずで、それならベースの値段を出してくれた店に行けば良かったんですが、もう色々面倒で決めてしまいました。今回はその手にはのるまいと決め、一番最初に行きました。「他にいってからまた来て」と言われたら断るつもりで。が、見積もりは140万ちょいくらい。ディーラーの下取り提示額を伝えたらあっさり白旗を揚げました。ちなみにホワイトやブラックなら30万くらいは上乗せになったらしいのでやっぱり色って大事なんすね。まぁリセールのために欲しい色を我慢する気はサラサラないですが。

次に前回(といっても9年前)いい値がついた小規模店。こちらも残念ながら140万円。

なるほど買い取り店の相場がだいたい把握できたので2店で終了。

最近は一括査定サイトに連絡して各店から同一日時に査定士に集まってもらってその場で一斉に見積もってもらって競わせるのが流行ですが、結果的にどれもディーラー査定に届かなかったと思うとやらなくて良かったなと思いました。

■まとめ

まだモビリコの出品は続けていますが、結果的にディーラー下取りより良い値にはならないだろうなという予感が高まってきています。昨年は異常なまでの納車遅れで中古車相場も下がっていましたが、年が明けてこの2,3月くらいで急激に相場が落ちてきています。もうちょっと納期が早まっていれば売り抜けもできたかもですが、結局去年10月のクラウン契約時の下取り額を保証してくれているディーラーがもっとも良条件で、最新の相場を反映している他の手段は不利になったという構図かなと理解しています。

とにかくモビリコの診断相場が良すぎただけじゃないかと。穿った見方をすれば、そうやって今お乗りのお車がこの値段で売れる可能性がありますよと仄めかすことで新車契約を取りやすくする匂わせ販促ツールとも感じます。あの金額が出品平均か落札平均かすらもハッキリしません。出品平均だとするとそりゃ個人の希望額が見えているだけなので高めになるはずです。また利用者が少ないのではないかという問いに対して、「GAZOOやgooにも自動出品されるので大丈夫です」みたいな説明だったのに、実際に検索してみても自分の車両がヒットしないばかりか、これらのサイトはどうみてもディーラーで撮影された業販車両のみで、個人出品ぽい写真の車両自体が見当たりません。その辺りを担当にツッコんでみても「確かそう聞いてるんですが」とハッキリしない返事しか来ませんでした。正直モビリコに関しては色々な面で優良誤認かまされて他の手段を検討するチャンスを奪われたなという印象が大きいです。全トヨタ規模で同内容のサービスをやってくれたらとても頼もしいんですけどね…

個人事業主として、わざわざ一瞬車両を自分名義にして百万円以上の売上が立ってしまうのも節税的に不利な面もありそうですし、あと一週間ほどで出品を止めて下取りにして、新車納車と同時に返却、というのが手間もかからずいいかなという諦めムードです。

2023.4.12追記:結局モビリコで購入者は現れず、ディーラー下取りで170万弱くらいで返却しました。AI査定でいらぬ夢を見させられましたが、新車納車時に乗っていってそのまま乗り換えもでき、書類手続きも最低限で済んだので手間的にはとても楽だったので満足しています。

購入費用やオプション、諸費用、税金含めて370万円ポッキリでした。4年で200万円、月4万でレンタルしていた感じですかね。保険などは別になりますが、オプションを盛々にしてたことを加味すると、Kintoよりはちょっと得だったんじゃないかって感じですね(契約当時Kintoはなかったですが)。

カローラスポーツにオートブレーキホールドキット取付

購入履歴によると2019年5月に購入したまま実に4年も放置してあったカロスポ用のオートブレーキホールドキットを取り付けました。

もうすぐクラウンが来て手放すカロスポですが、現在買い手を探しているので少しでも付加価値を上げようという狙いと、前記事を書くのに調べたら今買うと税込み、送料無料で8,180円もするのでもったいないなという気持ちが出てきた為です。ちなみに購入当時は送料別で6,800円。コミコミ7,940円だったようです。あ、総額ならあんま変わらないですねw。

■効能・用法

手元になくなってからフォローの機会がある可能性もあるので一応仕様などをメモしておきます。

まず素のブレーキホールドの機能としては、「停車中にブレーキをロックしてペダルを踏み続けてなくても良くする」というものです。信号待ちや渋滞中にペダルに踏力をかけてなくてよくなるので楽です。専用のブレーキホールドスイッチがあり、押すとオンになりもう一度押す(もしくはアクセルを踏む)とオフになります。状態はメーター内のアイコンでわかります。

しかしトヨタ車にはこれをメモリー保持する機能がありません。一度エンジン(ハイブリッドシステム)を切るとオフに戻ります。乗る度に手動でオンにしなければならない。これを自動化するのが文字通り「オート」ブレーキホールドです。厳密にはシートベルトを締めていること、ドアが閉まっていることがAND条件として必要になります。

通常はオートでブレーキホールドをオンにするだけなので特にドライバーが操作することはありません。ただドライバーによっては使わない人もいると思うので、使う人と使わない人が共有する車だとメモリー動作自体をオフにしたい(純正情報に戻したい)ケースもあると思います。そういう場合は、「停車中に電動パーキングブレーキスイッチを引き続ける」とマニュアルに書かれています。ブレーキホールドスイッチではないのがトラップです。

2023.3.20追記:上記機能(純正状態に戻す)があるのはエンラージ製のみでした。この記事で装着したデンクル製は別途ハードスイッチを取り付ける必要があります。これから購入される方はエンラージ製をオススメします。

■なぜつけずに放置してあったか

まぁ単に面倒くさかったのが1つ(笑)。前記事のように今現在納車待ちのクラウンのアクセサリーを買い漁っているように、クルマって新車時が一番手を入れたくなるピークです。少し時間が経ったり慣れたりしてくるとモチベーションが下がってきますw。

もうひとつにはウチのもう一人のドライバーがブレーキホールドを使わない保守層だったからです。ちらっと話した時に普段使わないし、操作方法がかわるのもイヤみたいなこと言っていたので、つけると嫌がられるかなと思ったのも急速に意欲がしぼんだ理由です。

ブレーキホールドの弊害としてはクリープ現象で進むのにも一瞬アクセルをチョイ踏みしてオフにする必要があるので、さぁ出発しようとブレーキを離しても進みません。あくまでアクセルに踏み換えた瞬間にホールドが解除されて進み始めます。その時、メカニカルな保持が解除されるので僅かばかりのタイムラグとショック/音があります。一応、停車してブレーキホールドがかかるまで若干のタイムラグは設定されているので、車庫入れなど頻繁にシフトを切り替えて都度ブレーキを踏むような場面で不便や違和感は感じないと思います。自分でもオンにして走ってきて、最後に車庫入れする時にブレーキホールドの存在を意識したことはありません。あくまで始動して最初の発進時(車庫出し)だけじゃないかなと。しかもシートベルトしないとオンにならないので、(本当はよくないですが)「とりあえず駐車スペースから出て、加速しながらシートベルトする」みたいな状況なら問題ないかも知れません。

自分としても車庫出し初っ端の動き出しからブレーキホールドが効いてた方が良いか、あるいはずっと運転していて足が疲れた時に思い出してオンにするくらいでいいのかは、オート機能がついたクルマに乗ったことがないので実はわかりません。どうせならしばらく体感して是非を検証してみたいと思います。

■取り付けメモ(デンクル vs エンラージ比較)

ちなみにクラウン用に買ったのはエンラージ社製。機能も値段はほぼ同じで、特にこだわりなくたまたま見かけたのがエンラージ製だったので注文。その後で仕舞い込んでいたカロスポ用を発掘したらデンクル製でした。当時なぜデンクル製を選んだかは記憶にありません。

違いとしては、エンラージは丁寧な説明動画を車種毎に用意している点。

DIY派には大変ありがたいサービスです。

一方デンクルの方はA4で4面のシンプルな説明書のみ。その内容もやや不親切なものでした。別に開けなくて良いパネルを開ける手順があったり、「ここにハーネスを割り込ませます」と書いてあるものの、複数あるカプラのどれを挿すかなども示されていません。あくまで差し込む予定位置に丸がつけてあるだけ、という感じ。わかりやすさではエンラージ圧勝。

またエンラージは2022年10月のビッグマイナーチェンジ前後で品番が分かれているようですが、デンクルは細かい年式が書かれていません。どちらも対応できるということかも知れませんがやや不安です。エンラージの方が確実に自分のモデルに適合したものを選べるので安心感は高いです。

接続するコネクタ位置や数も違いました。

デンクル製は、

  • ブレーキホールドスイッチ下カプラ
  • 運転席シート下カプラ
  • ACC電源(説明書では助手席ヒューズボックスを案内、電源取り出しヒューズも付属)
  • コントロールユニットは薄いシート状(基板を保護材で包んだもの)でブレーキホールドスイッチ下

エンラージ製は、

  • ブレーキホールドスイッチ下カプラ
  • ハンドル下カプラ(要カバー開け)
  • コントロールユニットはマッチ箱くらいでハンドル下側に

という感じ。デンクルは3箇所、エンラージは2箇所です。

デンクルの方がACC電源を別で取らない分、接続は1つ多いですが、内装外しに慣れていればドライバー不要なところばかりです。ただしシート下からシートレールで噛まないようにシフト下まで配線するのはちょっと配慮が必要です。コルゲートチューブで巻くとか、内装の布材に切れ目を入れて中を通すなど。どう見てもハンドル下のパネルを外し必要はないように思います(実際に外さずに取付できました)。素直に従うと「結局ここはなんで外したん?」ってなるかも知れません。もしかしたらアップデートされてるかもと公式サイトを探してみましたが更新どころか付属マニュアルのダウンロード提供すらしてないようでした。

エンラージの方は(動画で見る限り)ドライバーを使ってハンドル下のパネルを開ける必要がありますが、経路としては安全性が高い(断線リスクが低い)ように感じます。電源いらずで2箇所のカプラーオンで済むのも手間です。

ハンドル下へのアクセスは慣れない人にはやや不安かも知れませんが、トータルで見るとエンラージの方が簡単だし後のトラブルリスクも少ないんじゃないかと思います。情報提供という意味でもエンラージの方が格段に充実しています。

あくまでカローラスポーツで比較した場合の違いですが、値段も機能もほぼ同じの2製品で迷ったら、こうした接続のしやすさ、サポート情報の多さなどで比較してみても良いのではないでしょうか。

2023.3.20追記:上で補足したように、デンクル製には一時的に純正状態(メモリしないでエンジンを切る度にオフに戻す)にする設定モードがなく、別途物理スイッチをどこかに取り付ける必要があります。エンラージ製は「パーキングブレーキスイッチを引き続ける」ことで簡単に切り替えられます。売価がほぼ同じならエンラージ製の方がオススメです。すごく安くなっているとか、メモリ機能をオフにすることはない。あえて物理スイッチで切り替えたいという場合はデンクルでも良いかと思います。

タッチ操作で色/明るさを変更できる車内LED照明キットが良かった

カローラスポーツの納車時に取り付けた車外LEDキットの運転席側が点かなくなりました。3年半くらい。まぁよくわからないメーカーの製品としてはこんなもんでしょうか。よくわからない故に故障サポートとか壊れたユニットだけ購入とかもできるかわからず、また数ヶ月以内にはクラウンに乗り換えるので、今から全交換するのもなー。車両引き渡し時に安いフィラメント電球買ってつけとくかーなんて思ってしばらく放置していました。

が、先日のブラックフライデーでもしかしたら安くなってるかも?と思ってリサーチ。結果的にセール対象外だったんですがこちらの調光/調色ができる製品が気になって買ってしまいました。

従来この手の調光(明るさ調節)・調色(色温度=白さ調節)対応タイプはリモコンを使って操作するタイプが一般的で、サブカーのプリウスにも点けました。実際取り付けてどれくらいの明るさ、眩しさ、色味になるかは購入時にはわからないので、後から調整できるのは有り難いんですが、リモコンは車内で置き場に困るんですよね。どこかすぐ操作できるよう見えるところに貼り付けておくほど使用頻度も高くない。でもグローブボックスの奥につっこんでおくとすぐ出てこない、みたいな。

今回購入した製品が特徴的だったのが、基板上にタッチセンサ−を備えている点。単押しすると明るさが変化していき、長押しすると昼白色、昼光色、電球色がサイクリックに切り替わります。じゃぁ操作した時にライトカバーを外さないといけないのか?というとそうではないのです。タッチセンサーはバネの上についており、ライトカバーの裏側にギュっと押しつける形で収まります。そしてライトカバー越しに反応するのです!まるでライトカバーが調光/調色機能を最初から備えているかのように振る舞います。リモコンが邪魔になったり行方不明になったりすることもないのでGood。

弱点としては運転席、助手席、後部座席とそれぞれ独立制御になるので、明るさと色を揃えようと思ったら3回同じ操作をする必要があるくらい。特に明るさ変更は実際の明るさを観察して、「一番暗くなった状態から何回」みたいなカウントをして合わせる必要があります。でもまぁそんなに頻繁に変えるものでもないので個人的には許容範囲。あとは調色に対応しているのは前期の3つだけで、バニティミラーやトランクルームなどは対象外で比較的青白い色温度固定です。

調光タイプは車両側が電流制御していて消灯時にふわーんと消えるタイプだとLED化時に高速でチカチカ点滅するような挙動になるものがありますが、これはそこまで気にならないレベル。交換前のものの方が自然だった気もしますが、比較的ヒドいプリウスにつけたものよりは全然マシ。知らなければチカチカしてるなとも思わない位じゃないかと。

セール時に安いもので2700円くらいだったのでやや割高ですが、爆光とか謳ってるのを買って常時眩しい思い、外から見えすぎて恥ずかしい思いをするくらいなら、例え取付時に一度しか調光しないとしても、調節可能タイプが良いと思います。そして本製品であればリモコンを探してこなくてもランプカバーをタッチすればすぐに明るさ調整ができるので、ちょっと手元を確認するのに輝度を上げたいというシーンでも即座に対応できます。理想を言えばデフォルト設定もメモリして、一時的な変更は電源切った時に戻ってくれるといいかなとか(現状は最後の状態を保持するのみです)。

あと数ヶ月の使用で何度調節する機会があるかは不明ですが満足度は高い買い物だったと思います。

クラウンクロスオーバーRS Advanced試乗

先日契約した新型クラウン(クロスオーバー)のRS(2.4ターボ)の試乗車がやっと近場で配備され出したので乗ってきました。

販社系列が違う店だったので、すでに契約済みであることは言わずに「ちょっと興味あるんですぅ」的な空気で冷やかし。休日の飛び込みなのにサーセン。

■足周りガッチリ

RS専用ホイール

まず足がめちゃめちゃ引き締まってた。「ノーマル」設定でも硬い。単に物理的に硬いというより、ガチガチにテンションかかってるような?これを「引き締まってる」というんですかね。まさにアスリートの筋肉でギュっと引っ張ってるような。ショックを一瞬で吸収する感じ。不快ではないけど違和感というか不思議な感覚。

それが「コンフォート」にした途端「はにゃーん」っと緩む。猫の可愛い姿を目撃した時のように。ほぼ静止状態でも一段沈むというかとろけた感じがするくらいに激変。カロスポにもAVS(可変ダンパー)つけてますが、ここまで明確な違いは出ない。これが快適かどうかは意見の分かれるところでしょうが、何人かYoutubeレビューで「船のよう」といっていたのが的を射ている気がします。道や乗せる人によっては使ってもいいかもですが、個人的にはあまり積極的に使わないかな?

「スポーツS+」は街中渋滞路なせいかあまり「ノーマル」との違うは感じず。

ドライブモードの切り替えSWはカロスポと比べて手の届きやすい位置にあり、走行中でもより積極的に使いやすい印象です。カスタムもあるのでアクセルレスポンスは変えないけど足だけ引き締める、みたいなセッテイングを詰められるかも。

■加速

休日夕方のショッピングモール付近で渋滞多めでしたが、加速は確かに2.5NAよりモリモリ。オルガンペダルも前より慣れたか気にならず。踏めば踏んだだけダイレクトに加速する感じはモーターのトルクや6ATのお陰でしょうか。SERAより後にのったCOLT VerR、LEVORG 2.0GT、カローラスポーツ Hybrid GZと10年くらいCVTばっかでラバーバンドフィールとか正直あんまり不満はなかったんですが、「なるほどダイレクトってこういうことか」と思いました。

一方、”常時内燃機関で走ってます”感は強いです。アクセルオフからちょい踏みくらいまではEV走行も含めて静かですが、交差点加速や追い越しで踏み込むと「ブォォ」っとエンジン音する。不快まではいかないですが、「あぁガソリン車だなー」って感じします。言うてカロスポでも3,000〜4,000rpmとかになると結構うるさいですし、遮音性自体はクラウンの方が上というかカットしている周波数が違うみたいで、不快指数は低いかも。クラウンの方が低音寄りで振動なのか低音なのかもよくわからないような”どこかで鳴ってる”感じ。

さすがに4WDやDRS(4WS)を実感できるような運転は試せず。でも交差点の回頭性は悪くなかったかな。カロスポでタイヤもPilot Sports5に交換した時のようにクイっと左折後、左車線に頭が入っていくというか。

■アドバンストパーク(自動駐車)

うっかり動画撮り忘れたのが痛恨の極みですが、RSにしかつかないアドバンスパーク(自動駐車)も体験。大昔のプリウスのIPA(インテリジェントパーキングアシスト)からは隔世の感。最初の目標枠指定がほぼ瞬間的に終わるし、ギアチェンジもサクサクやってくれるので、これならショッピングモールとかの駐車場で後ろに車いる時にでもスマートに使えるかも。ただ前方に別の駐車車両がいる状態では中断されてしまいました。何度も切り替えて上手いこと入れてくれる、みたいな賢さまではないのかな?

■新エージェント(音声操作)

「Hey, TOYOTA」で呼びかける音声操作もチェック。最近知ったんですが左右独立マイクでドライバーとナビゲーターを識別できるっぽいです。助手席の人が「窓を開けて」といったら助手席側が開く。良き。

もうちょっとレスポンスよく動いてくれると嬉しいですが、通信速度がネックなのか少し待たされる感じ。最初の「Hey, TOYOTA」使うよりはステアリングスイッチでいいやんってなりそう。2018年ナビのように単押しでローカル認識、長押しでクラウド認識という別々のエージェントシステムを使い分けるとかいうアホな仕様はなくなり、ボタンでもサクっと呼びだせて使えるのは良い(というかやっとか!という感じが強い)。

あと音声認識中は画面が青く切り替わって地図などを見えなくするのはどうかなぁ。Siriのように画面の片隅ににょもにょもが出て聞き取ってくれればいいのになとは思います。

■クラウンクロスオーバーRS Advencedまとめ

日をまたいだり道も違ったりでGALPとのガチ比較はできてないですが、走行周りははっきり違いを感じました。スポーツ走行好きな人は断然RSの方が楽しかろうと思います。燃費を含めると街乗りユースでどちらがいいかは悩ましいところですが、RSでしか選べない先進オプションがある以上、選択肢はないも同然という感じです。

ついてくれた店員さんはツナギだったのでメカニックの人だったのかも知れません。あんまり車両について詳しくなさそうだったんですが、「今契約で6月が目安だがなんともいえない(RS)」という言い方でした。ウチの子は来年GW前くらいに来るといいなぁ…

オマケ:ついでに新型カロスポも現車視認

本来検討していたカロスポ2023年モデルのオレンジマイカメタリックも見て来ました。

オレンジマイカメタリック

思ったほどオレンジオレンジしてなくて、少し暗めのトーン。写真だとほぼレッドっぽいですね。最初期にあったスカーレットに近いのかな?カタログのようにもと派手なオレンジを期待していたので、ちょっとテンションさがりました。

新形状のヘッドライトとフロントバンパー

ヘッドライトはシンプルになりましたがこれはこれで悪くない。「目」感が増したかと。フロントバンパーの下側がリファイン。

ナビはクラウンと同世代の2022年式コネクティッド。サイズや細かい機能の有無は違いますが基本操作は同じ。スクロールや拡大縮小もジェスチャーでヌルヌル動きます。周辺施設表示なども3点ボタンからサクっと変更できるのも良き。

全体にフラットデザインでちょっとシンプルすぎる感じはありますが、カローラスポーツとかシエンタといった車格のクルマではまずまず違和感なし。これがクラウンだと正直ちょっと安っぽさを感じます。

メーターはこんな感じ。クラウンのRS同様地図表示可能。言い換えるとクラウンGではできないことなので驚きです。

メーターに地図も

実際に走行していないのでなんともですが、パッと見た感じ地図として見やすいのかな?という疑問はあります(クラウンも含め)。おそらく運転中に見るものだから色使い含め極限まで情報量を落としたってことなんでしょうけど、ウーンという。海外ガジェットを日本に持って来たらGoogleマップに対応しておらずかなら荒いOpenMapデータのみでした、って時の残念感が漂います。ルート引いてあったらどういう表示になるんだろ。大きさも小さいし、あともしかしてヘディングアップ固定?

メーター自体もバリエーションを見比べられてないですが、外車勢やスバルなどに比べるとやや世代遅れ感が否めません。

カローラスポーツ初回車検、バッテリー&タイヤ交換メモ

早いものでカロスポに乗り換えて3年が経ちました。

ディーラーで車検を通した際に「遠からず交換を考えた方が良い」と言われたのがバッテリーとタイヤでした。バッテリーは自分で交換できるし、タイヤはさすがにディーラーは高すぎるので他で交換。以下覚え書きです。

■バッテリー BOSCH Silver X

電圧は一応出ているがテスターで充電能力の低下が見られる、とのお達し。まぁ一般的なバッテリーの寿命としても3年保てば良い方だと思うんで素直に交換することに。実際大雪の日とかにバッテリー上がったりしたりもしてたし。

ウチは電装品多めなので歴代車でも純正搭載サイズより大きくしたり、バッテリー上がり時のダメージが少ないドライバッテリー(Optima イエロートップ)やカーステ音質向上を謳うPanasonic CAOSなどをチョイスしてきました。今回もそのノリで行くつもりだったんですが、最近のトヨタ車は欧州由来のEN規格のLN1というサイズのものが搭載されていました(欧州発の規格だけど日本仕様はまたちょっと違うのかな?)。昔ながらの40B19Lみたいな系統ではなく互換性もありません。ではとLN1サイズのENバッテリーを探してみたんですが、どうもイエロートップもCAOSもないっぽい。物理サイズ的にもLN1->2->3と大きくなっていくんですがカロスポにどこまで積めるかも不明。従来だと寒冷地仕様車のスペックをみれば標準より大きかったりして、少なくともそこまでは積めるだろう、などとわかるんですが、カロスポでは寒冷地仕様も同じLN1で、見た目的にもあまり余裕がなさそうなのでサイズアップも断念。

ということでLN1の中で一応「音質アップ」を謳うBOSCHのSilver Xシリーズをチョイス。

BOSCH (ボッシュ) 輸入車バッテリー シルバーX SLX-5K LN1

BOSCH (ボッシュ) 輸入車バッテリー シルバーX SLX-5K LN1

17,516円(11/17 00:45時点)
Amazonの情報を掲載しています

更に上のモデルにはLN1のラインアップがなかったりで、TOYOTA車が採用してる割にLN1のマイナーさを感じました。

交換時のメモリーバックアップツールは前に買ったのが掘り出せる気がしなかったのと、エーモンからHV車対応のものが出ていたので改めて購入。従来は単三x6本や006P電池で9Vが一般的でしたがコイツは単三x9本で12Vとのこと。またワニ口クリップにロック機構がついていてうっかり外れてしまうことを防ぐようになっています。

ただカロスポのターミナルにはあまりガッチリロックできず、結果的にもリセットは防げなかった気がしています。パワーウインドウのリセットも必要でしたし、カーナビのいくつかの設定(起動画面など)も初期化されてしまいました。またクリアランスソナー(コーナーセンサー)も初期化され「使用できません」エラーが出る始末。これは40km/hくらいで真っ直ぐしばらく走行するなどの再調整プロセスが必要でした。

交換後にカーステの音質が上がったか?というと、んー、特にわかる違いはないかな?という感じ。まぁ健康を取り戻したなら良しとしましょう。

■タイヤ MICHELIN Pilot Sport 5

タイヤは溝が1.6mmになるとアウトですが車検時点で2mm程度だと言われました。同じDUNLOP SPORT MAX 050を履いていたLEVORGでは普通に5年もったのにちょっと意外です。あちらは4WDだったので均一に消耗するのに対し、カロスポはFFだったので前輪に負荷が集中しがちだったのかも知れません。タイヤショップで前輪6分山、後輪が2分山だと言われました(車検でローテション直後だったので後輪がずっと前輪に着いていたタイヤになります)。定期点検はディーラー任せにしていてあんまり気にしてませんでしたがローテションを一度もしなかったのかな?

ディーラーでは一応車検は通せるので次の点検(半年後)くらいまでに交換を御検討下さい、という感じだったんですが、下見で立ち寄ったタイヤショップに2分山と言われたのでこれから梅雨に入るし早めに替えた方がいいかもというのが理由1。

そして、この車は5年の残クレで購入しており、2年後の次の車検で乗り換えるか買い取るかを決断することになります。新しいもの好きなので乗り換える可能性もそこそこあります。だとすると今から半年引っ張って「残り1.5年で新品タイヤを買うか?」っていうと今より更に悩ましいことになること請け合い。だったら今買って良いタイヤを2年使った方が気持ちも良いのでは?というのが理由2。

そして在庫的な問題が理由3です。

今回たまたまディーラーでタイヤのことを言われる直前に、ミシュランから発表されたPilot Sport 5(以下PS5)というモデルが気になっていました。

メーカー主催の試乗会でカローラスポーツを使ったらしく、各クルマ媒体が一斉に白いカローラスポーツでの試乗記事を公開してきました。検索するとWeb記事もYoutubeも面白いように同じコースで同じ白いカロスポ(多分ガソリン車?)で乗ってるレビューばかり出てきます。やっぱりカロスポ乗りとしては気になってしまいます。

ポイントとしては、

  • ミシュランの一般道向けラインナップではもっともスポーティ寄り(これより上はサーキット使用が視野に入ってくる)
  • 先代のPilot Sport 4はみんカラの「PARTS OF THE YEAR(POTY)」のタイヤ&ホイール部門で3年連続1位をとった上で2020年に殿堂入り(→ユーザー評価も高い)
  • そこからさらにウェット性能向上など改良(→同居人の雨の日に止まるのが良いという主張にマッチ)
  • プレミアムタッチという表面加工処理でデザイン部分の黒さが維持される(→カッコいい)

など。せっかくのHV車なので静粛性なんかも気になるものの、REGNOとかをつけるようなクルマでもないなぁ、さりとてエコタイヤとかアジアンタイヤはちょっと、、というところで、バランスが良さげ。デザインが良く、なおかついつも黒々としていてくれるのは気分もアガります。

そんな感じでぼんやりPS5がヨサゲだなぁと思いつつSABに立ち寄ったらドンピシャは値段出てなかったものの近いサイズでコミコミ19万くらい。ネットで最安が2.5万/本くらいだったので工賃やらなんやらで12~15万で済めば御の字かなぁくらいにイメージしていました。この時点ではディーラーの言葉を信じて向こう半年くらいの間に決めればいっかくらい。買うならネットで買って持ち込み取り付けしてくれるショップを近場で探すだなー、とか。あと現物を見てプレミアムタッチは柄部分だけなのでウォール全体が黒々としてるワケではないんだな、というのも理解しました。

そんな全然急ぎの気持ちはないところで、たまたま近場にミシュランの看板を掲げたショップがあるのを発見。ディーラーや大手用品店よりは安いかも?という気持ちで冷やかしに入ってみたところ、普通にサイズもあって12.1万円(税込み、工賃、処分料込み)。お、店舗でも安いじゃん?!と。

聞いてみると、本来日本法人が国内向けに出荷するのは中国で生産したものなんだけどロックダウンの関係でモノがほとんど入ってきてないんだとか。確かに上記のようにメーカー試乗会のレビュー動画は山ほどあるのに一般ユーザのレビューはほとんど見かけない。実際そんなに出回ってないということか。で、そのお店は独自ルートで本国から取り寄せているとのこと。フランス産とスペイン産があり、フランス産が残り1セットと。7月くらいには国内ルートの中国産が出回る見込みで、値段は同じ。だったらなんとなく本国フランス生まれの個体を買った方が気分がいいなって。別に中国を毛嫌いしてるわけでもないし、なんなら中国産、日本気候向けにチューニングだってしてあるかもでしたが、理由1、2とあわせるともう買ってしまえばいいんじゃないかと。閉店前でお客さんもおらずすぐに作業もできますと。

もうちょいコンフォート寄りのPrimacyも候補ではあると話して相談。値段は1千円くらいしか違わない。Sports MAXXと比べたらPS5でもはっきりわかるくらい静かだし、クルマの性格的にもPS5をオススメとのこと。ちなみにSports MAXXはLEVORGの新車装着タイヤでもあるけど、納車直後に履き替えるお客さんが多かったとのことw。えー、ウチはLEVORG 5年、カロスポ 3年で8年も乗っちゃいましたけど…

交換したPilot Sport 5

ということで、PS5を全然予定なかったのに飛び込みで衝動買いしてしまいました。

・ファーストインプレ

その足で夜の一般道と首都高を軽く流してきた印象。小雨降りそうでしたがウェットというほどでもない感じ。(ローテをしたので)後輪が摩耗したDUNLOP SP Sport MAXX 050との比較です。あと新品タイヤをホイールに馴染ませる為、意図的に空気圧を高くしてあるとのこと(純正指定が前2.3、後2.1のところ前後とも2.4kPa)。一応普段から空気圧は意識してますし、数日前に車検を通してるので少なくともそれ以降は適正空気圧で走っていたと考えて良いかと思います。またその時にオイル交換したり添加剤を入れたりもしています。それらの影響も加味した印象である可能性をご承知おきください。

まず最初に感じたのは接地感。なんか「タイヤの横幅増えた??」って感じ。4輪がしっかり地面に吸い付いてる。なんか磁力で地面に引き寄せられてるというか。とはいえ車両自体が重く感じるとかではない。

そして「道路の舗装直した??」っていう転がりのスムーズさ。ロードノイズ自体は劇的に静かになった、というよりは「心持ち静かかも?」くらいですが、どちらかというと物理的な滑らかさが増した感じ。特にエンジンが止まってEVモードで空走してる時に、まさに滑空してるかのようにスーっと進む。路面の凹凸を丹念に均しましたよ、みたいな。燃費はまだわからないですが、主観的にはすごく転がり抵抗が下がって慣性で進んでるなって印象。例えは悪いですがハイドロプレーニング現象で滑ってるというか。

とはいえ路面の状態がわからないということではなく、なにか踏めばちゃんとわかります。K7(首都高速7号)にお乗りの方は、あの白い凸凹をご存じでしょうか。ランダムに落ちてる小片みたいな、でもどうやら路面にくっついてるっぽいアレ(あれマジでなんなんでしょう?)。アレを踏んだときの衝撃がマイルドになってました。ウチのカロスポはメーカーオプションのAVSを装着していて、Comfort、Normal、Sportsと足の硬さが可変なんですが、それが1段ずつ向上したような。NormalでもComfort、SportsにしてもNormalくらいの快適さ(振動の弱さ)です。でもその分フニャッとするということはない。助手席に乗った同居人もむしろ開口一番に「カタい」とコメント。曲がる時のロールはむしろ抑えられてる印象。端的にいって「好きっ♡」って感じ。

そして近所に戻ってきて走り慣れた道で感じたのは回頭性能の良さ。クイっと曲がります。実は最近交差点で左折する時、狭い道だと一瞬センターラインを超えて対向車線にハミ出がちな気がしていて、年明けに「今年の運転技術的な抱負として、ラインをハミ出ないように意識してもうちょいステリングの増し切りを心がけよう」なんて言ってました。自分のイメージに対して曲がりが足りず、曲がり切ってからさらに車体を左に寄せる、みたいな感じだったんです。まだ少ないサンプルしか走ってないですが、なんかそれが、気にせず曲がってもスっと自分の車線に収まって曲がれるようになった気がしています。

全体的に好印象しかないです。これがプラシーボ効果でなかったとしたら、自分もLEVORGの時から寿命関係なくPS4に履き替えなかったのはもったいなかったんじゃ?と思うレベル。4WDだったらなお楽しかったんじゃないかと。

とはいえまだまだ2時間くらい乗っただけの印象なので、燃費変化なども踏まえてこれから長期で評価をしていきたいと思います。とりあえず久しぶりに「ただ走っているだけで楽しい。」という感覚になっており、仕事が一段落したらドライブでも行きたいものです。

2022.08.05追記

2ヶ月強ほど乗りました。感覚が慣れてきて当初の感動は薄れて来ましたが、やはり高速や舗装の綺麗な道で空走している時のスムーズさは快感です。浮いて走っているよう。そして燃費ですがオンボード燃費計で20km/Lを切らなくなりました。普通に冷房を入れてるます。以前は18km/Lとかなかなか20超えなくて「横浜市内じゃこんなもんかー」と思っていたんですが。

一方で気になる点は直進安定性がやや落ちたような気がなんとなくします。ちょっと何かに気を取られた瞬間に、ラインを外れそうになってて「おっとっと」と慌てて修正舵を当てる、みたなことがやや増えたような。