2019年5月16日、ようやくカローラスポーツが納車されました。2月末契約で当初予定よりは早まり三ヶ月弱。予約だったLEVORGほどではないにしろ「ついに!」という感じ。
ちょうど実家に帰る用事があってまたしても納車二日目にして長距離移動もしたのでファーストインプレなど。なおCOLT Ver.Rの時はその二日目の高速移動で飛び石でフロントガラスにキズついていきなり車両保険使ったりしたけど、今回はなにごともなく無事帰省できましたw。
■ボディカラー(シアンメタリック)
正直筆頭候補は他のカラーだったんですが、共同出資者の同居人に強く押し切られました。最初に試乗した時にこの色で「とりあえずコレはないな」と思っていたカラーだし、5chではポリバケツブルーだのドラえもんカラーだの言われ、トヨタのオンライン見積もりシステムなんかでも(たぶん人気順で)一番下に置かれている色なわけですが、まぁ改めて手元においてみると他の水色系車種のそれとは違う深い光沢がある良い色かなという気がしてきました。レア感もいいです。ただし契約後にはじめて野良でみた色はこれでしたけどw。それ以外では圧倒的に(パール)ホワイトが多い。ホワイトは黒エアロと組み合わせるとガンダムちっくになるのでCOLT Ver.Rの時も迷ったし、LEVORGでも第一希望だったんですが、カローラスポーツに限って言えばホワイト系だけえ2カラーあるし、圧倒的(半数近く)がパールらしいので、まぁ選ばなくて良かったかなと。
せっかくディーラーの一番高いコーティングもしてもらったし、綺麗に保って乗っていきたいと思います。購入店舗ではコーティング車の洗車1,000円で待合スペースは電源もとれてマンガ棚とかもあり、ちょっとしたノマドもできそうなので、月イチくらいでスタバのかわりに行ってもいいのかなという気がしています。
■内装、シート周り
何故か最上位モデルのG”Z”だけは17万のメーカーオプションの赤シートにしないとシートヒーターがつけられないという謎仕様で、赤単体としてもだしシアンの外装との組み合わせとしてもどうなの?という感じでしたがLEVORGでシートヒーターは超愛用していたので今更無しの生活にも戻れず、仕方なく大枚はたいて装着。こちらはボディほど惚れ惚れはしないですがまぁ慣れたかな。座り心地は悪くないですが、真ん中のファブリック(アルカンターラ?)なところがホコリやゴミがくっつきやすく目立つなという感じ。色々取付作業をしているせいもあるかもですが、築くと色々落ちていて、掃除機やコロコロを常備しておきたくなるレベル。
フロアマットはAmazonでMAT-ACEという社外品を調達。ラゲッジは含まない価格で社外品にしては少しお高めですが、裏面の滑り止めに「焼きニーパン生地」というものを使っていて、純正含めた通常の樹脂スパイクよりズレないということでチョイス。ロック機構のある運転席や人がのらない後席はまだしも、助手席はLEVORGではズレまくりだったので。スパイクは上から荷重をかけてると食い込んでズレないですが、助手席に座って足だけの軽い荷重で水平に押すとすぐズレてました。本製品はなにも載せない状態でも貼り付くように密着。場所あわせでズラすこともできないくらいです。これは期待。
微妙な点はドアのハンドルやスイッチ類の位置。理想ポジションをとった時にハンドルがやや遠く(前過ぎ)でドアをあける時にハンドルをもたずに押して開けて、そのまま勢いがついてヒンジ限界まで開いて「ギシッ」とやな音させたりしがち(ドア自体が重い気がする)。パワーウインドウスイッチも結構指が迷ってしまいますが、まぁこれはLEVORGとの違いで慣れないだけかも知れません。全体にσ(^^)の体格にはLEVORGの方がマッチしていたかなという話。
機能的にはパワーシートではなく、当然メモリ機能もなかったのが残念。クルマ全体を通しても最大の不満。体格の異なる二人で乗り分ける我が家的にはスイッチひとつでそれぞれのシートポジションに復帰してくれるのは非常に重宝していました。北米仕様には設定があるらしくなおさら悔しい。赤シートに17万かけるくらいならパワーシートをMOPにしてくれればと。
■乗り味、パワー、AVS(メーカーオプション)
LEVORGの300馬力から、エンジン+モーターで122馬力と半分以下に落ちるので試乗では測りきれなかった場面で不足を感じるか不安でしたが、まぁ街中では概ね事足りるかな。赤信号で減速して停車寸前のところでポっと青に変わって、急に再加速しようと思った時に少し鈍さを感じることがあります。実用的に支障があるレベルではないですが、なんかトルクが伸びないなという感じ。高速の加速レーンとかではあんまり気にならないので、回生状態から急にフル加速にかわった時に限って出力にもたつきがあるのかな?
AVSでTPOで足の硬さが切り替えられるのが魅力に感じてMOP装着しましたが、まぁNormal含めてあまり不満がなく、いずれあんまり触らなくなりそう。Sports、Sports+も今はハイブリッドで燃費記録を出す方が楽しくてあんまり興味がない感じ。舗装の悪いところでComfortにしてみたりしてますが、そんなに極端にはかわらないかな。ただトータルでは非常に満足。ビシっと引き締めたいときはSports系にすればLEVORGに近い感覚の固めの味になるし、一般道、特に舗装状態が悪いところではより快適にふったセッテイングにできる。
ただセットで電動スロットルのチューニングもかわってしまうのがどうかなと。できれば好きなカステム設定をプリセットに追加できたら良かったなと。あと上下スイッチでいくつもの設定を行き来するのと、スイッチの位置がやや使いづらい。使わない設定はリストから外したりしたい。
■ハイブリッドシステム
古くからハイブリッドに乗ってる方には「なにを今更…」ですが、個人的には家族クルマ含めて常用は初めてなので、やはり色々試すのが楽しい。実家で4,5ブロックの妹の家まではEV走行でいけるなー、燃費計を無闇に気にしてみたり。やはり発進時のフイーンという感じが未来感あっていいです。戸建て済みならEVやPHVも視野に入ってきたんでしょうが、賃貸住まいの身としては現実的な電動車です。(でも最近でたリーフ+なら神奈川<->愛知の帰省もそう非現実的な話ではなくなって来ますね。またショッピングモールなどの充電所で週一くらいで充電してやれば割と実用上不便はないのかもなと思ったり。)
契約直後にこの記事を書いた時、統計では19km/Lとかで不安になりましたがとりあえず搭載燃費計で見る限りは23km/Lとか出てて一安心。季節的に一番エアコンが弱い時期というのもあるかもなので油断はできないですが。
■オートクルーズコントロール+レーンキーピングアシスト)
もうひとつのLEVORG比で気になっていたのがACCとLTAの練度。最新LEVORGのツーリングアシストには負けるとも、個人内でA型LEVORGのアイサイト2.0より劣ってしまうと買い換えとしては残念な印象になってしまうので、、
しかし新東名を走ってみてその不安は払拭されました。さすがに5年でトヨタもしっかり追随してきてる感じです。まず一般道で前者が停車した時の停止までのブレーキングが上手くなってる。A型LEVORGはちょっと雑でガックンする感じで、助手席の人に「自分のブレーキングと思われたらイヤだな」というレベルでした。カロスポは自分でとまるのと遜色ないスムーズな止まり方してると思います。ネットではトヨタはあくまで緊急停止動作として割とギリギリまで引っ張ってから急ブレーキする、という評価を見てたんですが、むしろ逆です。
次にLTAの白線検出率も、同じ道できっちり比べたわけではないですが、印象としてはカロスポの方がよく粘る感じです。また白線読んでても曲率で強制キャンセルされる場面も減った気がします。カロスポは白線が見えない時でも前者追従動作をしたりして粘ることもあるぽいですが、グラフィックをみていると比較的近い距離=低速域でしか機能しないようでまだそれほど場面に出くわしていません。最新のLEVORGのツーリングアシストと比べるとどうかは不明ですので、今2車種を比較して検討しようとする方は別途乗り比べて確認を。
■HUD(メーカーオプション)
昔つけてたポン付けの製品とはすべてのおいて進歩しており実用性も高いです。速度や回転数以外にもLTAのステータスやナビの交差点案内(ターンバイターン矢印)も出ますし、カラーだし、ガラスにコンパイナフィルム貼ってないのにコントラストもしっかり出ていて視認性高い。おそらくダッシュボードから少し沈んだ位置にあって日光が入りにくいんだと思いますが、その他の部分がグレーで窓ガラスに映り込んでいるのに対し、HUDの表示エリアはしっかり黒が沈んでいて映像が名称です。また本来HUDはガラスの向こうに焦点が合い、目の焦点を遠くに保ったまま視認ができるので疲労が少ない、という理屈だったんですが、ポン付けはダッシュボードの上にポンと置くのでどうしてもガラスまでの距離が短く、結果、ガラスの向こうに映る像の焦点距離も短くなり、結果的に「単に上下位置が高いだけ」の状態でした。大してこのMOPのは(昔みたプリウスの分解図によると)ダッシュボード上で沈んでいるだけでなく、さらに鏡で屈折させて投影距離を稼いでいるらしく、きちんと「遠くに見える」HUDを実現しています。また設定画面で位置や傾き、明るさなどもカスタマイズできるので、標準より明るめにして使っています。
価格に見合う実用上のメリットがあるかは悩ましいところですが、ある程度クルマやSFやガジェットが好きな人であればワクワク感は感じるオプションだと思います。MOPで後から追加できないので迷ったらつけておくことをオススメします。
■BSM(メーカーオプション)
こちらも初体験デバイスになります。レビューしどころがたくさんあって嬉しい限りです。
後方、隣車線から接近している車両がいるとドアミラーにインジゲーターが光って知らせてくれるもの(Back Side Monitor = BSM)です。人間の視覚を補う意味でHUDよりも直接的に安全性に寄与するオプションです。残念ながら他の各種センサーとセット装着になるのでかなりお高いオプションになりますが、昼間でも夜でも視認性が高く効果を感じる装備だと思います。単に抱き合わせで売ってるだけでなく、実際にセンサー類を共用してるのでなかなか単品売りすりゃ安くなるというものでもなさそうですが、是非単価下がって普及度が上がってほしいデバイスです。
■オートハイビーム
こいつがなかなかの伏兵でした。ヘッドライトをハイビームにしておくと、対向車が来た時に自動でロービームにしてくれるというものです。5ch情報ではレスポンスが遅くて結局自分で切り替えた方が早いとのことであまり期待してなかったですが、σ(^^)基準でいえば充分な精度と反応速度をもってると感じます。σ(^^)は対向車や人がいない時はこまめにハイビームにする派なので自動化は嬉しいです。もう全然ハイビーム固定で不便を感じないです。あ、ロービームにしなきゃ!と思った瞬間に意図が伝わったかのように切り替わります。
強いて言えばハイビームを自動でロービームにするんじゃなくて、ロービームを自動でハイビームにしてほしいです。レバーが常時手前か奥かの違いですが、奥にロックされてるとパッシングなどに手が届きづらい。というかすでにハイビームポジションだとパッシング自体できない?プリウスやCH-R用には社外パーツでロービーム側でもAHBを常時オンにするキットはあるみたいで流用できないかと思っています。
■ブレーキホールド
LEVORGでもあらかじめONスイッチを押しておくと、上り坂などでブレーキ踏んで停車した時に自動でパーキングブレーキがかかり、発射時にブレーキペダルを離しても後ろに下がらない坂道発進アシスト機能として搭載されていました。カロスポのそれは平坦路を含めた信号待ちなどでより積極的にサポートしてくれるというもの。ON状態だとブレーキを踏めばHOLDかかり、足をはなして信号待ちができます。ただし割りきってそうやって使ってればいいんですが、ONにしつつHOLDされてるのも忘れて発進しようとブレーキから足を離した時、クリープが起きないので一瞬戸惑います。当たり前っちゃ当たり前ですが、この両立ができない当たりが、「エンジン始動のたびにOFFになってて毎回ONししないと機能しない」仕様になっている理由なのかもですね。またおそらく物理ではさんで押さえ込んでるので、アクセルを踏み込んで発進する時に一瞬だけラグというかつまりがあります。信号がいってからはさんでいるのがリリースされるまではブレーキとアクセルを一度に踏んでいるような状態で、そこからブレーキをリリースしてガンと出る感じ。これもまぁ挙動としては理解できるので、慣れるしかないでしょう。
こちらも車外キットで常時ONにはできるようです。同居人と相談して導入を検討しようと思います。
■カーナビ(ディーラーオプション NSZT-Y68T)
まず気になったのは装着方法。DIYでの付け外しがややしづらいです。まず安全のためブラケット固定ねじ4本のうちロックナットが2本使われています。しかも結構奥まった位置にあり、ロックナット後ろの6.35mmの四角棒が短いとかなり回すのが大変。普通に六角なら手持ちのツールが色々あるんですが、このサイズで四角のものはもってなくて慌ててホームセンタで買ってきたものは短くて難儀しました。また通常のボルト2本もさらに奥まっており長めのエクステンションが必要です。どうもナビのフレームを少しでも細くしたかったんでしょうけど、4本とも下から固定する形で、9インチの重たいナビを上に押しつけるように保持しつつ下からねじ締めするという一人では非常に難易度が高い設計です。トヨタ車は各パネルははめこみ式の箇所が多くDIYに優しいイメージでしたが、ここは少しガッカリでした。まぁ普通はディーラーのメカニックしか触らない部分だから大半の人にはどうでもいいことなのかも知れません。
で、ナビとしてですが、一昔前の純正ナビと比べると随分社外のエッジなナビに追いついて来てると思いました。というかもう社外ナビがどんどん元気を無くして目立った進歩がないとうだけかも知れません、、地図スクロール(スワイプ)やズーム(ピンチ)のレスポンスは彩速には及びませんがCyberNaviよりは勝っていて、Stradaといい勝負というところでしょうか。万人向けでシニアにも見やすいようにボタンなどが大きめで、アイコンなどもシンプルめなのがややダサいと言えなくもないですが、機能的にはほぼ不足ないです。ルートの質もクラウドのものも含めいまんところ不満は感じません。ただ、「停止の達人」などバックグラウンド動作するAppを起動しているとたまにフリーズしたように無反応になるのが気になります。
SDカードの動画ファイル再生は、最低限レジューム再生こそできるものの、スキップ系は皆無でステアリングスイッチではファイル単位で遷移してしまうので、CMとかオープニングをとばしたいなぁという時に、画面タッチして縮小画面+コントローラーの状態にいちいち遷移して、とかってところが少し、いやかなり手間です。スライダーがないのも運転中の注視を抑える意図があるんでしょうけど、かえって操作としては煩雑なイメージ。ここら辺、連続ボタンを複数回の方が安全という発想なんでしょう。また音楽ファイルについてもフォルダ内の曲リストが出せなかったりと微妙に不便なところが多い。曲名がタグ内の曲名ではなくファイル名なのも惜しい。アルバム名やアーティスト名は出てるのでタグ自体は読めていて、なんらかのポリシーで曲名だけはタグよりファイル名という判断に至ったのですが、iTunesなどのトラック番号入りファイル名がそのまま出てしまうので実用的にはかなり不満。またせっかく音声認識エージェントを搭載しているのでローカル曲名なんかも検索したいですね。
音声認識という意味では、従来からのローカルの音声認識を使ったものと、T-Connectのエージェントというクラウド認識が併存していて全然連携がとれていないところも残念。例えば地点メモリに登録した地名はエージェントでは見つけられない、といった残念感。あくまでエージェントはクラウドにある一般共通のデータベースから探すものという感じ。ただ目的地設定の確認の「はい」すらいちいちクラウドに投げたりして全体にレスポンスが残念な感じ。ローカル音認はローカル音認で作法が古くさくて音声コマンド文法もダサめ。ここの統合は今後のモデルチェンジでぜひ大鉈を振るってほしいところです。
■プレミアムダブルツイーター
99%二人乗りなので、運転席と助手席のタイムアライメントが両立する、というフレコミに釣られて大枚はたいてみました。結果は概ね満足です。定位が明確というより、左右のズレがなく音の輪郭がはっきりしているなという印象が強い。センターの音はモノラルで聞いているかのように明瞭だなと。いままでDIYでセッティングしてきたどのカーステレオより高音質だなと感じました。まぁツイーターの外出しすら始めてな人間ですが。
ハイレゾ(FLAC)も高音が綺麗に聞こえるなと。今まで高音強めに出すと耳を塞いでいやがっていた同居人もそこまで不快ではなさそう。一方、低音はサブウーファー鳴らしてた環境からするとちょっとだけ物足りないかな。チューニングCDで確認すると、20Hzはまったく聞こえない。32Hzは小さくボーっと鳴ってるかなくらい。まぁでもEQで低音を少し強くしてやればそれなりにズンズンは決まる。もしサブウーファーつけるとしたらLEVORGに乗せてた30Hzまでのオートバックスブランドの安物ではなく20Hz対応のものに買い換えたいなと。オートバックスのはリモコンに音量調整しかなく、ヘッド側でサブウーファー調整ができてた前クルマならまだしも、一切設定がない(SW出力もなくスピーカー配線から分岐するだけ)純正ナビだと、カットオフ周波数とかもリモコンで選べた方がいいかなとか。まぁ一度決めちゃえばそういじるものでもないと思いますが。
ツイーターの見た目はさすがに目立ちます。運転して目障りというほどでもないですが、夜にトンネルなど街灯が一定間隔で光ってるところを通ると、外周のメッキリングに反射して光がクルクル回っているようになるのが少し気になる。
■コネクテッドカー、T-Connect周り
緊急系、メンテナンス系はまだ体験できておらず、
- LINEから目的地設定やガソリン残量確認
- 鍵や窓の閉め忘れがあるとアプリやメールに通知
- スマホアプリ「TCスマホナビ」で登録地点をクラウド上の「Gメモリ」に保存し、ナビで同期
- 「エージェント」(クラウド音声認識)で目的地検索
- リアルタイム交通情報を加味したルート
くらいが日常のメリット。
1.は思ったよりトークでできる会話が少なくて期待はずれ。昔の音声認識のようにかなり文法や語順に気を遣って指示する必要があります。施錠確認などもできずT-Connectの全機能がサポートされてるわけではなさげ、というか目的地設定、ガソリン残量、天気くらいしかできない。
2.は配線作業とか新車臭抜きで鍵や窓をあけて駐車場に放置することが多く、誤報感が強いけど、まぁ先々うっかりが実際に起きると有用かな?ただアプリで通知がたまるといわゆる通知UIではなく画面の上からスタックしてナビゲーションバーが下に押し出されるというビックリ設計で、しかもいちいち内容を表示させてからリロードしないと消えてくれないという仕様で、ちょっと設計者に正座させて説教したい感じ。また警告が来ても実際に窓や鍵を遠隔操作で閉めることはできないので中途半端クラウンとかはできるんですけどね。そこまでやれるなら信号1つ送るだけやろ、と思うんですが残念。
3.は便利っちゃ便利ですが車両側で一括DLは手動でボタン押さないとできない点や、音声認識のためのふりがな登録はナビでしかできないのが惜しい。車両側でもGメモリと通常の地点登録で分かれているのもややこしい。
4. ステアリングボタンの音声認識ボタンを短押しするとローカル(従来)音声認識、長押しするとエージェントという後付け・建て増し感あふれる作り。クラウドなら割と新しい目の施設や通称などへの対応が強いだろうという期待はありますがまだ実感するほどではないです。目的地が決まったあとに「はい」「はい」「案内開始」などと言わなければならず、その1つ1つをクラウド送信して少し待たされて、というのが煩雑。
5.はまぁ普通に利用したルートを使ってますが得にメリットもデメリットも感じられず。同居人は彩速の頃「SmartLoopはやたら狭い道や遠回りを案内するからクソ」というスタンスだったので同居人が運転する時はWi-Fiルーターをぶっこぬいて置くなどめんどくさい配慮が必要でしたが、今回はどうかな。少なくともGUIで簡単にクラウド配慮ルートかどうか切り替えができそうなのはよさげ。
とまぁ「ガラっと世界がかわる!」ってほどの感激はまだないですが、事前にルートや登録地点を家でセットできるのがちょっとだけ嬉しいって感じですかね。
あ、あと車両の現在位置やステータスをアプリからみる時に毎回暗証番号が要求されるのはちょっとナンダナーと思います。せめてアプリに記憶してくれよと。特に現在位置はプライバシー保護のためなんでしょうけど二ヶ月毎にナビ上で承認を更新する必要があるとかで、いざって時に使えないということがありそうで恐い。
■ETC2.0
純正の光ビーコン付き、ナビ連動タイプ(08685-00680)ですが節約のためヤフオクで買ってDYIで取り付け。カロスポの場合はETC付属のブラケットに加えて、ビルトイン本体取付キット(08687-00590)とETC取付キット(90159-50327)が必要でした。ETC固定用というより、干渉するケーブルを持ち上げて固定するみたいな感じ。後者はただのネジ1つ。ETCアンテナ(運転席フロントガラス上部)と電源だけでなく、ナビ電動ケーブル(電源含む)や光ビーコンユニット(助手席ダッシュボード)の配線が必要で、通常のETCくらいの手間を想定していると結構面食らいます。正直ディーラーに任せれば良かったなとw。
また路車間通信(TSPS)は浜松を走ってみましたが特にそれらしい表示に出くわせず。深夜で渋滞がなかったせいなのか、ビーコンユニットの設置がマズいのか切り分け中。自宅周辺には対応道路がないのでいずれ都内やみなとみらい地区に検証に行かねばと思っています。
個々の細かいユーザビリティ上の不満はどうしても職業柄気になりますが、車種全体でみるととても良い選択をしたなという感じです。コンパクトカーは安くて装備もショボいというルールを覆し、それなりに凝った装備を標準搭載していたりメーカーオプションで選べたりするのはガジェット好きには嬉しいし、HVということを考えると他に選択肢はなかったし満足しています。強いて言えば純正ナビと密接に連携しすぎていて、物理的には社外ナビに置き換え可能であっても、すでにつけてしまったオプション(HUDとかETC2.0とか)が無効になると考えると結局載せ替えるという選択肢はないのかなぁという辺り。ETC2.0はまだいいとしても、HUDやステアリング連動バックモニタ、T-Connect関係などはちょっと悩ましいですね。せめて北米仕様のようにCarPlay/Android Autoに対応しててくれればナビの不満が出た時に代替手段ができていいなと。