初代Switchのバッテリー交換

Switch2を手に入れたので、初代Switchは友人に譲ることにしました。2017モデル(バッテリー持続時間強化前)でメインバッテリーもだいぶへたってそうだったので友人の希望もありバッテリーは交換しておくことに。ちなみに2017年モデルと2019年だかの改良モデルはバッテリー容量がかわったわけでなかう、プロセスルールの微細化などで消費電力が減ってるということみたい。

■バッテリー交換前の状態

基本的に何年も使われずに埋もれてた個体なので、バッテリーの劣化度合いは不明。Switchにはバッテリー判定機能もないので、Youtubeアプリで動画流しっぱなしにしてフル充電からの減り具合をチェックしてみました。結果小一時間再生して60%台まで減ってました。

ちなみに公式スペックとしては「約2.5時間~6.5時間」ゲームが遊べることになっており、「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」は約3時という目安が示されています。ゲームと比べて動画再生がどれくらいの負荷かわかりませんが、たぶん軽い部類じゃないかと。単純に2時間再生できたとしても、重めのゲーム基準であろう2.5時間保たないということはまぁまぁ劣化は起きてると言えそう。

特に膨張などは起きていませんでした。

■バッテリーをDIY交換する

使用したバッテリーはこれ。ROWAとか信頼できそうでいいなと思ったけどプライム配送ではなかったので、翌日届く中でレビュースコアが高いものを選びました。あと半端な工具はいらないのでバッテリー単体のもの、裏面の両面テープがついてることなどを重視しました。

バッテリー取り出しまでの手順はiFixItに写真入り、日本語でまとめらていますので、これに従えばOK。難関としては、

  • Y型00(1.5mm)ドライバーとJIS 00のプラスドライバーを用意する
  • 両面テープでガッチリボディに貼り付けられていたバッテリーを剥がす

という点でしょうか。リチウムイオンバッテリーはうっかり曲げたり金属突き刺したりすると発火して大変です。水では消火できません。まずSwitchがシャットダウンするまでバッテリーを使い切ってから分解し、とにかくバッテリーにダメージを与えないように取り外すのがポイントです。

Y型00サイズのドライバーはコーナンでは手に入らずAmazonで購入しました。

使うのはバックパネルの4隅の4箇所だけで、あとはJIS プラス00番です。どちらもかなり小さいネジなので、紛失とどれがどれだかわからなくならないよう、マグネットプレートも用意しておくのをおすすめします。

バッテリーをケースに固定している両面テープを剥がすのが最大の難関ですが、これにはイソプロピルアルコール(無水エタノール、以下IPA)を使いました。テープ/シール剥がしでもいいと思いますが、バッテリーの裏の両面テープにピンポイントで染みこませるための細いノズルのついたシリンジやスポイトがあると便利で、たぶんですがIPAの方が余計なところに滴下してしまった時の害は少なそう。

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こういうシリンジでバッテリー裏に少しずつIPAを滴下して、1,2分待ってはヘラで少しずつ剥がしては、またIPAを垂らして待つ、みたいなことの繰り返しです。

ヘラはプラスチック製が良いでしょう。万一バッテリーに刺さってショートしてしまうと大変なので。鋭利さでは不利ですが、それを承知でちょびっとずつ慎重に剥がしていく感じです。決して焦らず無理をせず。自分はバッテリー剥がすだけで20分くらいかかった気がします。少し垂らしては余所事して、くらいでいいと思います。iFixItの手順だと下側からIPAを入れてピックで剥がしていくような書き方ですが、コネクター側の方がセンターにヘラが差し込みやすくてやりやすかったです。

こういうスパッジャーのセットを買って使い分けるといいと思いますが、くれぐれも金属製の使用は慎重に。時間をかければプラのものだけでいけます。

あとはバッテリーがへたるような年式のSwitchだと放熱グリスも固化してる可能性があるので、どうせ分解するのなら塗り直すのも手です。

うちはたまたまPC自作で使った余りがあったので、これ使いましたが、たぶんオーバースペック。

数百円~1,000円くらいのでいいと思います。

交換後のバッテリー保ち観察

またYoutubeの動画再生でテストしただけですが、53分再生して62%、2.5時間で30%というところでした。動画再生1時間で30%消費する感じ。思ったほど変わらないなという印象。あれ?そこまでへたってなかった?もう少し0%->100%サイクルを繰り返してみると補正されるかも知れませんが。

まぁでも譲られる側も安心でしょうし、遠隔の人なので後からやっぱり交換したいとなっても受け渡しに送料かかっちゃうので、お渡し前に予防的に交換しておいたのは良かったかなと思います。

X1-Carbonのフィラメントセンサー交換 ~予備部品在庫って大事!

0.2mmノズル、詰まりやすくて大変ですね。

まぁそれに限らずちょいちょいエクストルーダー詰まるわけですが、先日けっこうガチめに詰まってしまい、たぶんペンチでフィラメント片を引っこ抜いた表紙だと思うんですが、エクストルーダーの上寄りについているチューブコネクターと一体化した透明のパーツ、あれについている米粒ほどのマグネットが外れました。あとスプリングがゆるゆるに。ここも詰まり具合によってはエクストルーダーから脱着したりするわけですが、よく見るとネジ周りにもクラックが入ってしっかり締められなくなっている満身創痍状態。ネットで動画をみまくってマグネットの本来の位置に貼り付けてみたんですが、たぶん接着が剥がれてるのですぐに取れてしまう。実際、フィラメントのロードができなくなってました。

破損したフィラメントセンサー

原理的にはチューブコネクターをフィラメントが通過すると反対側の出口についた金属の抑えパーツが持ち上がって、そこについたマグネットが基板に近づいて反応する(フィラメントが挿入されたことをシステムに通知する)、という感じでしょうか。それが正しく検知されないので、AMSから無限にロード/アンロードを繰り返してしまいます。

幸いBambu公式ストアでこの部品だけ購入することができます。「押出フィラメントセンサー」という名称で1,980円(税込み、送料別)。

エクストルーダー(押出ユニット)まるごとだと7,680円もするので、それよりはだいぶ安く済んでありがたい。ダウンタイムが2日ほどありましたが無事交換してことなきを得ることができました。

ちなみにケーブルはボンドで固定してあります。ヒートガンやドライヤーで温めて除去してからコネクターを引き抜きます。でないとエクストルーダー基板側のコネクターを破損したらまるごと交換になるので危険です。このケーブルはフィラメントセンサーにネジ2本で固定されているので、正直エクストルーダーが詰まって脱着するたびに外すのが面倒で、このコネクター側を外して取り出したいところですが、やはりコネクターが摩耗/破損したら困るのでやめておいた方が無難かも。実際、再度固定しろとばかりにボンドも付属していました。

パーツストック大事

今回たまたま製作依頼が立て続けに入っていたタイミングだったので焦りました。公式ストアに在庫があったので良かったですが、けっこう品切れのこともあって、本国から再入荷するのに結構待たされたりすることもあるので、こうした替えの効かない、Amazonなどで買えないパーツは予備のストック必須だなぁと痛感。Amazonの公式ストアはフィラメントはあるけどこういう保守パーツは扱ってないですし。

今回も2つ買おうかと思ったんですが、まずそれで治ることを確認したかったのと、予備としてはセール狙いでもいいかなと日和ったというのがあります。次のセールまでにパーツを選定しておこうかなと。クリティカルだからといってなんでもかんでも予備を買い揃えておけるわけではないので、突然破損しやすそうなもの、替えの効かないもの、費用面で現実的なもの、といった観点でのチョイスとなるでしょうか。例えばタッチスクリーンユニットとか、ガラスパネルとかはさすがに、といった感じです。

今のところ考えているのは、

  • フィラメントセンサー(今回交換した部品)
  • 0.4mmホットエンド(ユニットではなく単体)
  • 冷却ファン系
  • ベルト系

など。ホットエンドは本体だけあれば、ファンやセンサーは最悪他のサイズのノズルから移植でもできるかなと思っています。まぁ買っておくにこしたことはないですが。ともあれ0.4mmだけはダウンタイム無しで使えるようにしておきたいところ。ベルト系はどうなんでしょうね。徐々に緩んで造形精度が落ちてきたりはするでしょうが、突然切れたりとかするんでしょうか?

押し出しユニットは今回のフィラメントセンサーとギア以外はそうそう壊れることはなさそうに見えます。ギアはBIQUの金属製に交換してあるので、まず摩耗しないし、最悪純正の樹脂ギアも残ってます。やはりフィラメントセンサーかな。

あとはなんといってもビルドプレート系ですね。よく使うのはスムーズPEI、SuperTack、エンジニアリングプレート。スムーズPEIがいちばんダメージ受けやすいので、これは複数ストックほしい。SuperTackも頑丈とかいいつつ割とフィラメントが剥がれずに残ったりしがち。エンジニアリングプレートはASAとか高温フィラメントで使いがちですがこれ公式でもう売ってなさげ?他で代用せよということなんでしょうか。テクスチャーとスムーズの中間くらいの質感で良いんですが。SuperTackはPLA専用という感じ。PETGとかは割と温度上げないと定着せず、言う程メリットを感じてないですが、まぁPLAで大量に造形するにはいいかなと使い続けてます。

AMS系はどうなんでしょうね。4フィラメントフルに駆使して造形することは基本ないので、1,2台壊れてもクリティカルということはなさそうかも。全体がダウンするようなハブとかがあるといいのかな?あれも直接いじることはそうそうないので破損リスクも低そうですが。

「こいつは突然死するから予備買っとけ」みたいなのあれば是非教えていただければと思います。

[3Dプリント] カバーつけてても使えるJoy-Con2グリップを作成

Switch2にはこのカバーをつけてみました。

重視したのはそのままドックに刺さること。デザイン的には同じSpigenのこちら↓もラギッド感あって気になったんですが、やはり90% TVモードで使う自分にはドックとの相性は重要で。

初代ではグレーを買ったんですが、現状Switch2では左右Joy-Conに初代を彷彿とさせるネオンレッド&ブルーのアクセントが入っています。だったらいっそこれを活かすカラーがいいかなと思いチョイス。

あと、ボタンまわりがカバーされてしまうとボタンの押し心地が変わってしまう(押し込みづらくなる)のも嫌ったというのも理由です。

肝心のドックへの刺さりですが、「少しキツくなるけどしっかり挿せばOK」くらいの感触です。本体を持ち上げると途中までドックがついて浮き上がってくる感はあります。別途ドックを固定する方法を考えたい。

Joy-Con2グリップが使えなかった!

で、「装着したままドックに刺さる」ことはしっかり確認して選んだんですが、思わぬところにトラップがありました。Joy-Con2グリップが使えなくなったのです。JOY-Con2背面側にカバーの厚みが加わるのでそりゃそうかって感じではあるのですが、まったく考慮していませんでした。今はまだプロコン2(もしくはそれにかわるコントローラー)をゲットしてないのですが、旧プロコンだとリモートで本体の電源を入れることができないので、ドンキやマリオカートくらいなら当面はJoy-Con2グリップでしのぐかぁと思ってた矢先なのでショック…

そんな時の3Dプリンターですよ!

ということでMakerWorld(BambuLab向けの3Dモデル共有サービス)でJoy-Con2用互換グリップを物色。こちらを見つけてプリントしてみました。

純正グリップのような並行型ではなく逆V字アングルがついているタイプ。背面側にサムグリップ形状がなく、Joy-Con2と同じ厚みなので、カバーがついても干渉しません。

同じようなモデルはたくさん投稿されてたんですが、このandreiさんのモデルで良かったのは接合部にマグネットを仕込む凹みが設けられている点。本体同様にカチャっと吸い付くようにつき、背面ボタンを押して外すことができます。今のところ不用意に外れるような不安感もないです。もちろん意識して引っ張れば外れますが、普通に握ってる分には問題なさそう。わずかにガタつきもあるけど実用範囲かな。

Seriaで売ってる6mm径のマグネットを瞬間接着剤で埋め込みました。モデルは6mm径用だと2mmと3mm厚のものが用意されてるんですが、Seriaの6mmマグネットは2.5mmとちょうど中間。0.5mm位別にいいかとも思ったんですが、一応PLAで0.5mm厚の丸板を作って間に敷いておきました(stlモデルは再編集が大変)。たぶんちょうどその分だけベース面からマグネットが飛び出す感じになっていますが、逆にJoy-Con2側のマグネット部分が微妙に凹んでるのでちょうどフィットしていそう。

逆V字が良いのかどうかはもう少し使い込んでみないとわかりませんが、今のところ特にネガはない印象。人間工学的には手首に優しそうではあります。

最終的にはFPSやアクションゲームで背面ボタンはほしいので、いずれプロコン2を買うか、PS配置が好きなので、8bitdoのPro3が日本に入ってきたらそっちかとは考えていますが、それまでの繋ぎとしては充分用を足してくれそうです。

Logicool Brio 4KをSwitch2で使用可能にする

ようやく入手したSwitch2、一般的なUSBカメラ(UVC準拠)が使えるとしつつも、我が家の手持ちカメラは全滅だったという記事を書きました。

そのふと「Logicool Brio 4Kのファームウェアをダウングレードすると使える」という海外掲示板のポストを発見。早速試してみました。

実施時点で我が家の個体のファームウェアバージョンは2.0.64でした。これを1.0.412に下げる必要があるようです。これまでの情報でSwitch2はUVC1.0でないと認識しないっぽいんですが、Brioはどこかの時点でUVCが1.1以上に更新されていたのかも知れませんね。

旧バージョンのファームウェアの入手方法については微妙なので本記事では触れません。またお試しになる場合はすべ自己責任でお願いします。

どうにかこうにか入手したBRIOFWUpdate_1.0.412.exeを実行するとアップデーターのインストールが実行されます。最後の「Launch Logi Firmware Update Tool」(ファームウェア更新ツールを起動する)のチェックボックスをオフにしてから「完了」を押してインストーラーを終了します。

そのまま実行しても、現在のバージョンの方が新しいので「Update Device」ボタンがグレーアウトしていて押せなくなっています。

redditの記事によると「-force」(強制)オプションをつけてインストーラーを実行すれば良いようです。ここでは黒画面(コマンドプロンプト)を使わずに行う方法を説明します。黒画面平気な方はredditの手順でやった方が早いかも知れません。

まずインストーラーがファイルを保存したフォルダを開きます。Cドライブ -> Program Files (x86) -> Common Files -> LogiShrd -> LogiFirmwareUpdateTool-BRIOを辿ってください。

その中に「FWUpdateBRIO.exe」というファイルがあるので、右クリックして「ショートカットの作成(S)」を選択。Windows11の場合は「その他のオプションを確認」を経由する必要があります。すると下のようにデスクトップに作成するか聞かれるので「はい」を選択。

デスクトップに「FWUpdateBRIO.exe – ショートカット」ができていると思うのでこれも右クリックして「プロパティ」を選択。「ショートカット」タブの中の「リンク先」欄の中身の末尾に「 -force」を付け加えます。「”」と「-」のあいだに半角スペースを入れてください。

「適用」を押してプロパティウインドウを閉じたらショートカットをダブルクリックして開きます。すると、先程と同じく「Target version is older thancurrent」と警告は出ているものの左下の「Update Device」ボタンが押せるようになっています。

「カメラを使用するアプリは全て終了しといてね」という表示が出るのでそれに従って更新を実行。完了すると「Device Version」が1.0.412になるはずです。

ダウングレード後、Switch2にとりつけてみたらバッチリでした。

マイクとしても認識しています。

付属のディスプレイマウントでSwitch2本体の上に載せることもできますが、センターは放熱スリットがあって塞がない方が良いと思うので、写真のように右にオフセットするしかなそう(左は電源や音量ボタンがある)。この場合、本体側のUSB-Cコネクターはこんな向きのL字が良さそう。

Brio付属のマウンターのかわりに3Dプリントで専用マウンターを作っている人もいます。指定のケーブルが日本Amazonだとメチャ高いので使いませんが、元々OBSBot Meet2でこういうの作りたかったんですよね。こちらも年内に公式ファームウェアで対応予定らしいので、それが来たら自作マウント作ろうかなと思います。

地味に買って良かった高級カメラ付き耳かき Bebird Note5

少し前から耳の穴の中に異物感があり、久しぶりにカメラ付き耳かきが欲しくて仕方ありませんでした。最近ではドラッグストアなどでも3,000円くらいのスマホにWi-Fiで映像を飛ばすタイプのカメラ耳かきが売っていて衝動買いしそうになったんですが、とりあえずそういうのでもいいかなと思いつつ、やはり安物買いの銭失いはしたくないので、じっくり調べて品定め。

結果買ったのはこれ。店頭でみたブランドの上位モデル。

安物と違うポイントは、

  • 1,000万画素、フルHD機
  • 先端キャップをはずすとピンセット型アームが出てくる
  • ジャイロ搭載で映像の向きを常に正立に保てる

という点。解像度厨なのでやはりより高画素と言われるとググっと来る。そしてピンセットアームも気になったり。ジャイロで常に映像を自動回転してくれるのもヨサゲ。クルクルさせてるうちに、「あれ?いまどっち向いてる??」とならなそう。

同種製品の中ではちょっとお高いけれど、ギフト券があったので思い切って購入。

なお同じBebird Note5にはスタンドがセットになったProモデルもあります。お好みで。

自分はこれ用に場所を確保して立てておく運用がピンと来なかったのでスタンド無しでいいやと判断しました。

■使用手順

キャップを外すと電源が入りLEDが点滅しはじめます。同時にWi-Fiアクセスポイントとしての電波が飛び、スマホから接続するというオーソドックスな手順。デジカメとかでよくあるやつ。もちろんルーターではないのでこれに接続しているあいだはインターネットに出られなくなります。でもまぁながらでネットするようなものでもないのでいっかと。

一度接続するとアプリ側でWi-FiのSSIDを記憶してくれるので、次からはアプリで「接続する」ボタンをおせばいちいち「設定」アプリの「Wi-Fi」一覧から選択しなくてもよくなります。

■映像レビュー

さすがのフルHDでかなり鮮明に見えます(さすがにアレなのでキャプチャは自重)。ただLEDライトが明るすぎて近くは白く飛んでしまう場合も。明るさ調整ができるといいんですがさすがに欲張りすぎか。

またジャイロを搭載している関係で右耳か左耳かで画面上のボタンで切り替える必要があるのはひと手間。また大きな誤算だったのは寝転がってまったり耳かきしようとすると向きが誤認されておかしなことになる点。ただし設定画面で手動で回転補正することもできます。いちいち設定画面に入るのは面倒なので、できれば通常画面でいつでも回転できるようにしてほしかったなと思います。

あと長時間使っているとLEDライトが熱をもって肌に触れた時に少し「熱っ!」って感じることも。

■チップレビュー

本品には先端パーツ(以下チップ)が何種類か付属します。ピンセットアームに覆い被さる形なせいもあるのか、かなり太くて鋭い耳かきが好きな人は最初物足りなさを感じると思います。ただ耳かき好きな人って基本的にやりすぎて炎症して痒みが出てるから辞められないといいます。実際に自分も結構荒れてカサブタになっていました。この付属チップくらい丸っこいのが耳孔の皮膚にダメージを与えなくて良いんじゃないかと思います。実際結構力を入れてこそいでも全然痛くないです(その分、なかなか耳クソが取れなくてフラストレーションでもある)。

そんな中で使い勝手がいいのが、黒いスポンジ状のチップです。表面がザラザラしているので肌に優しくありつつも細かいフレークになった耳クソがガサガサ取れます。これで一周撫でるだけでかなり耳の中がこそげる気がします。最近はもうこれ一択です。スポンジタイプだけに汚れや摩耗が気になるのですが、残念ながら交換チップはセットでしか売っておらず、いらないシリコンタイプもついてきます。ほしいのは2つしか入ってないのに980円かぁ…と。また執筆時点でAmazonにはなさそう。なんかこういうのしれっと終売になりがちなので、機会があれば早めに確保しておきたいところ。普通にピンセットモードで使ってる時の置き場もないので紛失も待ったなし。

■ピンセットレビュー

で、ユニークなピンセットはどうか。根元の部分を親指と人差し指でグっとつまむとピンセット先端も掴む動作になります。ただそれほどがっちり握力があるというわけでもなく、どちらかというとチップをつけた状態よりも細くなるのでかきだすに使うくらいかなぁと。ただ一度耳の奥に短い髪の毛片があって、それを取り出すことができたのは良かったです。こういう髪片って耳奥で鼓膜に触れてるとずっとガサガサ耳鳴りがして耳鼻科にいってとってもらうとかすることもあるので、自宅でセルフで取り除けるのは重宝します。

まとめ

地味に上半期買って良かったものランキング上位に入りそうなBebird Note5。スポンジチップの使い心地もいいので、スマホに接続せずに電子書籍をみながらブラインドで耳かきしてたりも。侵襲性が低いので普通の耳かきよりも気軽に高頻度で使用できます。よくないと思いつつも耳かきが辞められない人はしばらくこれを使って耳の中の荒れを治してあげると、痒みも減って長期的にみても健康になれそう。

惜しむらくはスポンジチップが単品で追加購入できない点(しかも高い)。アリエクとかで互換品が20個パックとかで出ないかな(^^;)。