CPAP機器AirMiniのBluetooth同期切れ問題をスマートプラグで解決する

私はSAS(睡眠時無呼吸症候群)でCPAP治療をしています。CPAPとは呼吸補助具で鼻や口にマスクをつけて一定の空気圧で呼吸を補助し、いびきを抑制して熟睡を促すというもの。で、これの使用ログを医師に提出する必要があり、私の使用しているAirMiniはBluetooth経由でスマホアプリに同期し、そこからサーバーに送信することで以前のような通院時にSDカードを抜いてもっていくといった手間から解放されます、、、されるはずでした。iPhoneのバックグラウンド動作の制約によるのか、これが定期的に同期されなくなる問題が取り沙汰されています。なんの対処もせずに月イチの診察に行くと「最近データが届いてないんですけど、、」と言われます。実際、アプリを開いてみるとしばらく同期がされておらずデータ無しになっていたり。対処法としては、CPAP装置の電源を落として入れ直すというもの。これをするとアプリを特に操作しなくても同期が再開されます。おそらくBluetooth接続をトリガーにアプリがバックグラウンドで働いて同期を行ってくれるのでしょう。

実際同期トラブルは多いらしく、医師にも「またですね。次回また見せてください。」といいますし、管理会社の帝人ファーマからも何年か前から定期的にアプリを起動して同期をするよう自動送信メールが送られるようになっており、問題は認識しているがメーカー側でも根本的な対処ができてないようです。ちなみに「明日は通院日だから電源入れ直ししよう」と思っても大抵手遅れで、サーバーに送信されてからクリニックで閲覧できるようになるまでタイムラグがあるらしく、2,3日前には送信しておく必要があり、それで今でもちょいちょい忘れてしまいがち。

で、ここにきて保険適用の条件の改定がなされました。一定期間機器の使用(=治療)が認められない場合に保険が適用されなくなる、というもの。これはあくまで国から病院への施策ではあるのですが、病院によってはそれでは負担像になってしまうため、治療を断られる場合もあるとかないとか。

ということで、もう少しスマートに解決したいと思い、スマートプラグで定期的に電源を切->入したらいいんじゃないかと思ってたんですが、一般的なSwitchBotの製品でも2,000円弱します。

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たかだか月に1回電源を切/入するにも微妙にもったいないよなぁ、、と思って踏ん切れないでいました。

そんな折りに立ち寄ったIKEAで旧型のスマートプラグTRETAKTが処分価格の399円で売られていました。現行品はGRILLPLATSというモデルに代替わりしており、こちらはMatterというIoT業界標準規格に準拠しており、単体でGoogle Home/Alexa/Apple HomeKitなどで操作可能になります。まぁ、こっちも899円と充分安いんですが。

Matterに対応してない旧モデルのTREKAKTの場合、専用スマホアプリや同社のリモコンや人感センサーで操作するか、DIRIGERA のようなスマートハブ(親機)を経由してWi-Fi経由の操作も可能になります。我が家の場合、これもまた旧世代のTRÅDFRI(トロードフリ)ゲートウェイというハブが既にあったので、最悪でもこれを使ってHome Assistant経由でどうにでもオートメーション(定期実行)できるだろうと踏んで衝動買いしました。

案1. スマホアプリでタイマー実行?

ここまで書いて恐縮なのですが、399円で投げ売りされているTRETAKT単体(とスマホ)でタイマー制御できるかはいまいち不明です。タイマー設定画面自体はあるのですが、ゲートウェイのない環境で使用可能かどうか、うちはゲートウェイがある前提の画面になってしまい確認できませんでした。

またタイマー設定がON->OFFの順でセットで指定する作りになっていて、「指定した時間にオンにしたものを、しばらく後に切る」という使い方しか想定されておらず、短期間に再起動する(オフが先に来る)指定ができないっぽいです。無理矢理設定するならば、

  • 12:00にオン
  • 11:59にオフ

みたいに入力はできるのですが、どういう動作になるのか未知数です。

一応オフが先の時間でもセットはできた。


これから単体で使う場合はMatter対応の後継モデルであるGRILLPLATSはSmartBot等を買うことをお勧めします。試してはないですが、Matter対応デバイスなら、Google HomeやAlexa、HomeKitなどのデバイスに登録すればオートメーションで自由にタイマー制御できるはずです。

案2. Home Assistantでオートメーション化

これは前提として我が家に旧ゲートウェイとHome Assistantサーバーがあったから実現したことですが、さっくりゲートウェイをHome Assistantに登録して、操作対象にできたので、今回はそちらのオートメーション(自動化)で毎日定時にオフ->オンするようにしました。ざっくり手順を書くと、

  1. 買って来たTRETAKTを旧ゲートウェイに登録する(スマホアプリIKEA Smart 1で実行)
  2. Home Assistantサーバーに旧ゲートウェイを登録する(ゲートウェイ管理かのZigbeeデバイスがHome Assistant上からアクセス可能になる)
  3. Home Assistantのオートメーションを組む

という感じ。

設定はこんな感じ。念のためオフからオンの間に10秒間を開けています。また時間帯としては、電源が入った瞬間にスマホが近くにあった方が良い気がするので在室率の高そうなタイミングを指定しています。


時折見ている限りではきちんと同期が取れてる気がしていますが、アプリを起動して確認することで同期されてしまう可能性もあるので、2,3ヶ月は放置して様子をみようと思います。

ちなみに、IKEAの電源プラグやタップは2つの穴の長さが違う海外仕様で、国産の電気製品のプラグが刺さらないことが多いので基本的に避けているんですが、AirMiniのACアダプターは普通に指す事ができました。

■まとめ

前提のなる環境が整っていたとはいえ、399円で自動化ができたのはラッキーでした。実は2個買ってあるんですが、Home Assistant経由で活用できるなら在庫があるうちにもう少し買い占めておいてもいいかなと思ったり。

Sesame 6 Pro miniの3Hz検出でASSA ABROYドアに対応できるか検証する

CANDY HOUSEからSesame 6 Pro miniが発売されました。少し前にひっそり登場した6 Proは充電池対応以外は5 Proと同一、ということだったのでスルーしていたのですが、実は6 Pro系は個人的に重要なアップグレードが施されていました。

それが角度検知頻度です。

従来モデルの5/5 Pro以前は1秒に1回でした。つまり、1秒に1回以上のスピードで回すとSesameは動いていないのか1周回されたのか区別がつかないということになります。一般的なドアでは問題にならないことがほとんどですが、欧州製ドアメーカー、ASSA ABROYのようにサムターンが360°以上回るものだと問題になるのです。Sesameだけで開閉している分にはSesameは正しい角度を認識していられますが、人が手動で回した時に、実はクルリと1回以上回していた、といったことを検知できないので、次にSesameが動作した時に正常な位置まで回してくれず施錠/解錠がされない、ということになります。

1秒に1回転って相当な速度に感じますが、以前サポートに聞いた人の話では180°を超えたらもうアウトらしく、実際日常的に既定位置まで戻してくれないことが頻出し、私はそもそもサムターンが180°を超えて回らないよういする回転リミッターを3Dプリンターで作り、同じドアでお困りの人にも頒布してきました。

今回、6 Pro及び6 Pro miniが3回/秒と3倍の検出頻度になりより精密に回転(角度変化)を検知できるようになったことで、ASSA ABLOYのドアをリミッター無しで正しく解錠/施錠できるようになる可能性があるのでは?と考え、検証のため、Youtubeの発表イベントが終わった瞬間に6 Pro miniを注文しました。

もしこの改良によってリミッター不要になった場合、今後は、固定プレートとサムターンアダプターのみの販売で済むようになるかも知れません(もちろん旧モデルをお使いのために注文があれば引き続き対応はする予定です)。

■実機レビュー

とりあえず「小さいな」以上の感想はないですw。3Dスキャンのしやすさで5Proはホワイトを選択しましたが、6Pro miniは現状ブラックのみ。

操作感はアームの調整も従来モデルと同じ。ただアームの付け根の上下左右にスライドする機構が少し変化していて、よりストンストン動く印象。これはたぶん改良なんですが、サムターンアダプターとの隙間があるとストン、カタンと音がするので、もしかしたらサムターンアダプターをわずかに太くしてやった方が動作音を押さえられるかも?ただあの隙間は公式でも必要としているので、あまりピタっとさせるのもよくないかもなので様子見です。

(随時掲載予定)

■固定プレート対応

取り急ぎ木製ドアで粘着テープ固定したくない我が家では固定プレート必須です。早速6 Pro mini対応モデルを作成しました。

作ってみてわかったのは、5/6 Proよりも背(ドア面からの飛び出し量)が若干低くなっていて、ウチのASSAドアだとサムターンの天辺に干渉します。この場合、付属の金属ブラケットを使って底上げするのが定石ですが、せっかく3Dプリンターでプレートを作っているので、嵩上げ分を一体化してみました。

こちらは付属の粘着テープで固定することを想定した5mm嵩上げ版。

こちらはSesameマグネットを使用することを想定した鉄板挿入仕様。マグネットの厚みがある分、嵩上げは少し低めになっています。マグネットが動かないよう微妙に掘り下げています。ちなみにminiは底面の面積が小さいので使用するマグネットは3つです(従来モデルは4つ)。

取り急ぎ我が家で使用するバッテリー左配置のものを作成。下書きレベルではバッテリー上/右/下もほぼできているので、注文があり次第仕上げます。

サムターンにASSA刻印があり、プレート外周に対して、センター穴やネジ穴が少し下がっているタイプに対応させるのも後々問い合わせがあったら対応しようと思います。

■回転リミッター無しで正常に動作するのかテスト➪残念

結論からいくとダメでした。3秒に1回の検出になってもなんとなく(アプリの角度設定画面の数値読みで)正確になってる印象はありますが、実際の動作として、手で360°以上回した後で電子操作すると正しい位置に戻ってくれません。つまり、今後とも回転リミッターは必要そうです。うーん、残念…

ただ、少し前にSesame 6 Proを買われて、回転リミッター無しでも問題なかったと知らせてくれた方もいらしたので、ケースバイケースの可能性もあります。

ウチで固定プレートやサムターンアダプタを買ってくださる方に回転リミッターをお勧めするかどうか悩みます。様子見て必要なら追加注文してくださいね、といいたいところですが、送料が2回分かかってしまうんですよね…現在クリックポスト発送で185円+梱包資材料も入れて250円/回頂戴しているのですが、2026年の10月からクリックポストが値上げして240円になります。単純計算でも305円になります(たぶん切り捨てて300円にする気がしますが)。タイプbなら薄いのでミニレターでも送れるし、定型外郵便なら安上がりですが、追跡がないので送った/届いてないのトラブル時の対処が難しいので悩ましいところです。

■とにかく回転リミッターを順次作成していきます。

少なくとも我が家では必須なので粛々と作っていきます。

いざ作ろうとして気付いた点は、「回転部の外径が小さくなっているため、ピンの太さがシビアになった」ということです。あまり太いと180°に近い回転範囲を確保できなくなります。かといって細くしてしまうと強度面が問題になります。

とりあえずタイプaはSesame 5/6 Pro用と同じピンでギリギリ必要な角度を確保できましたが、角度設定でかなりギリギリ詰めないとカシャっという施錠位置から解錠位置まで回せません。

針の太さは同じにしてますが、せっかくスリムになったmini用なので張り出しも最小限にしたいということで厚みを少し抑えています。結果として針の長さ方向が少し縮んでいて、根元の固定部分の面積が目っているので、今後しばらく使ってみて破損がないか検証します。

ちょっと今忙しいのでタイプbは追々。タイプcは基本的にタイプbで代用可能でほぼニーズがないので今回は相当なことがない限り作らないでいいかなと思っています。d,eも含めて必要があれば。基本的にはaとそのリバース版、そしてbのどちらかをお勧めしていこうかなと思います。幸い、LED位置的にタイプbは無印5みたいに透明レジンで窓をつける必要がないので、a/b、またはaリバース/bをセットにして、手元であう方を使ってね、とした方がコミュニケーションコストを省けて楽な気もします。

Home Assistantでスマートプラグの消費電力値をリアルタイムで取得する(M5 StackによるBluetoothプロキシを導入)

そういえば記事にしてなかった気がしますが、最近Home Assistantを導入しています。これは各種IoTホームデバイスを一元管理できるオープンソースのWebプラットフォームです(スマホアプリもある)。例えば、我が家にはSwitchBot、Sesame、NatureRemoなどのスマート家電制御アイテムが混在しており、他にも3Dプリンターやセキュリティカメラ、家電などIoTデバイスが無数にあります。通常はそれぞれに用意された専用アプリを使って操作したり状況を読み取ったりするわけですが、Home Assistantを使えばそれを一元管理し、統合ダッシュボード上で操作・監視できるというわけです。同様のシステムのHome Bridgeがありましたが、それの令和版といったところでしょうか。

我が家ではあまり活用できてなかったMac miniサーバーのDockerコンテナ版を動かしています。専用サーバー製品Home Assistant Greenのようなワンボードマイコンを使った専用デバイスもあります。

■今回のミッション

今回のミッションは3Dプリンターやレーザー加工機、フィラメントドライヤーなどがひしめく一角の電力消費を正確に把握したい。可能ならばヤバい時にアラートを出したい、というものです。我が家は慢性的なコンセント不足で、タコ足配線が常態化しています。これらの機器も別々のコンセントから取れるといいのですが他にもPCやらサーバーやらNASやらなんやらで全く余裕がなく単一のコンセントに、X1-Carbon、AMS、AMS HT、SANLU AMS Heater、XTOOL F2、レーザープリンター、テスコムコンベクションオーブンなどがぶらさがっています。これら全てを同時に使うことは希ですが、うっかり1,500Wを超えてしまうとよろしくないので、肌感覚としてどれくらいに消費電力なのかを監視したり、あわよくば1,500Wに近づいたらアラートを出すみたいなこと実現したいと考えました。

SwithBotスマートプラグをHAに統合してみたが…

今回使用したのはこれ。おそらく日本でいちばん普及しているスマートプラグです。

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SwitchBotデバイスはほとんどHAにも対応しているので、登録自体はすんなり完了。オンオフ制御はもちろん、消費電力や電圧、電流量もきちんと読み取りできます。しかし、この数値の更新がリアルタイムではなかった…

どうもこれはSwitchBotクラウドを経由した同期だから更新間隔が5分とか結構空いてしまうと判明。これだけでもおおよその勘をを鍛えるには良いですがアラートのソースとして使うには少し不安。あと、SwitchBotアプリで消費電力を確認するには、ダッシュボードで当該デバイスを選択タップするんですが、その右上に電源ボタンがあるのが恐すぎ問題w

造形中の消費電力をチェックしようとしてうっかり電源を落としてしまう、なんて笑えません。

どうもHAのSwitchBotコネクターにBluetooth経由のアダプターが存在することに気付きました。Geminiさんによるとこっちならばクラウド(WAN)を経由しないのでほぼリアルタイムで数値の更新が望めるとのこと。

macOS + Docker環境ではBluetoothデバイスを認識できない…

しかし実際にSwitchBot Bluetoothコネクターでセッテイングをしようとしてもデバイスが発見できない。どうもmacOSホストのDockerだとMac内蔵のBleutoothデバイスを仮想化してDockerコンテナから使用することができないとか。そういえばSesameなどのMatterデバイスの登録も成功してないのはこれか…

回避策としては、

  1. USB BluetoothアダプターをつないでDockerにバイパスする
  2. ESP32デバイスでBluetooth->Wi-Fiプロキシを建てる
  3. 他社のローカル通信でリアルタイム更新ができるスマートプラグに買い換える

などが挙がりました。その中で興味がわいたのは2です。ESP32はWi-Fi/Bluetoothも使えるワンボードマイコンです。ラズパイをもっと簡素化したようなものと捉えてもらえば良いでしょう。これを使って、こいつがやりとりしたBluetooth信号をWi-Fiに載せてHAサーバーに中継できる模様。しかも単一のHAサーバーに手足のように複数のデバイスを統合できるので、他階のBluetooth電波が届かない場所にあるスマートデバイスもHAに直接参加させられる可能性があります(例えば玄関のSesameなど)。

とりあえずこれを1セット用意して実験してみることに。ESP32互換ボードはたくさんありますが、とりあえずシェル(ケース)がついていてUSB-C給電仕様で、きちんと国内企業が技適を通しているもの、ということで、こちらのM5Stack ATOM Liteをチョイス。

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想像より小さくてテンション上がります。SDカードよりちょっと小さいフットプリント。天面と左側面にボタン。

背面は4ピンと5ピンのピンヘッダー、USB端子と同じ面にも4ピンのカプラー、色々な制御に使えそうです。

今回は全く使わないんですが、ラズパイが高くなってしまった今、どんな遊び方ができるのかまた探っていきたいです。

■セットアップ

接続しようとしているMacにUSBケーブルでM5stackを接続(通電してランプが点灯します)。

ESPHome公式のこの自動セットアップページを開きます(ChromeかEdge必須。Safariは非対応)。「I want to create a:」というラジオボタンで「Bluetooth proxy」を選択。下にセットアップする機材の選択肢がでるので、「Generic ESP32」を選択して「Connect」

このようなダイアログが出るので、M5stackを選択。

「Install esphome.bluetooth-proxy」を選択

確認ダイアログで「Install」を選択

そのままファームウェアを書き込んでくれます。すご!

インストールが終わるとWi-Fi設定に進む。「Network」に近所に飛んでるSSIDがリストされるので自宅のものを選択肢、パスワードを入力して「Connect」

自宅Wi-Fiにつながると成功メッセージとともに「Add to Home Assistant」の項目が出現するので選択

おまえんとこのHAのURLを入れろ、と言われるので入力してSave

HAダッシュボードの統合画面が開き、「ESPHomeを設定しますか?」と聞かれるのでOK

しかしここでハマる。IPアドレスとポート番号を入力するダイアログが出るも一瞬で消えてしまう。何度やっても同じ。手動でESPHomeの追加をすると、こうなるけど、前の画面に戻っても降られたIPアドレスが不明。

ログ画面でIPアドレスを調べて手入力。あとで変わっても困るので、ルーター側でそのIPアドレスをM5Stackに固定で割り振る様にしておきました。

これで接続成功こんな感じで発見でしたSwitchbotのBluetooth電波がずらっと出ます。

宅内にスマートプラグ(Plug Mini(JP)は複数ありますが、続く()内の4桁英数字がMACアドレス末尾4桁なので、SwitchBotアプリで目的のプラグのMACアドレス(Wi-FiもBluetoothも下四桁は同じ)で照合。

これで無事クラウド経由とは別のBluetoothデバイスとして追加されたので、ダッシュボードのグラフのソースを切り替え。

Bluetooth経由であれば1fpsかそれ以上の更新頻度で数値が切り替わっていきます。下の動画はレーザープリンターでラベル用紙1枚印刷した瞬間のものです。

なんでもかんでもBluetooth経由にしてリアルタイム通信する必要はないので、当面はこのクラフト機器のプラグだけ登録しましたが、これは楽しいですね。

ミッションコンプリート!

スマートキー小型化ケースにNFCタグを仕込んで家の鍵も開けられるようにするテスト

当ショップの人気アイテム、スマートキー小型化ケースに薄型(シール型)のNFCタグを埋め込んで、Sesameタッチ/フェイスの解錠キーとして使えるようにする実験をしてみました。クルマのスマートキー(電子キー)で家の鍵も開けられたら便利だよねというお話です(といっても指紋や顔認証で開けられるんですが)。他にもスマホにタッチして所定のアプリを起動したりプレイリストを再生したり、スマートホームと連動して部屋の照明やエアコンをオンオフできたりします。

こちらで注文できます

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参考価格: ¥3,500(別途消費税、送料がかかります)

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■Sesameシリーズの鍵として使う

CANDY HOUSE社のスマートロックSesameシリーズと組み合わせて使う指紋認証ユニットのSesameタッチや、顔認証のSesameフェイスにはNFCリーダーが搭載されていて、スマホやApple Watchだけでなく市販のNFCタグを使うを登録して解錠に使うことができます。

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■スマートフォンで読み取って自動処理を起動する

iPhoneだと「ショートカット」という簡易スクリプト実行アプリが標準で備わっており、様々な自動処理を特定のNFCタグ認識をトリガーに起動できます。
Androidの場合はそれに相当する標準機能はないですが、社外アプリを使えばアプリ起動やURLオープンは可能です。こちらの記事が参考になると思います。
https://note.com/numa_numaali/n/nb7a7220af972

■実装メモ

今回はシールタイプの2cm x 1cmサイズのNFCタグを使用。普通、キーホルダーなどを3Dプリンターで作ってNFCタグを埋め込む時は、埋込み位置でプリントを中断し、シールタグを貼って再開するという工程を採ります。ただそれだと留守中にプリントできないので、本品の様にひとつひとつ受注生産するアイテムだと手間がかかります。また完全に埋め込んでしまうため、NFCチップが破損した時に交換ができません。キーホルダーなど使い捨てのものならいいんですが、本品のように他の用途にも使うアイテムだと不親切かなと。将来的に新しい規格のNFCタグが出た時に交換もできるといいだろうと。あと、NFCタグは熱に弱いので、プレミアム版のように100℃までビルドプレートを加熱するような造形方法を採る場合にタグが故障するリスクもあります。

ということで、後付け方式にトライ。「内側にNFCシール貼るだけじゃねーの?」と思われるかも知れませんが、樹脂とはいえ1mm強の厚みがある本ケースだとそれでは電波が弱くなるのか上手く動作しませんでした。特に炭素繊維は導電性があるので鉄板と同じように電波遮断性が高いようです。そこで、ボトムケースにNFCタグサイズの穴を彫り込んで、そこにNFCタグシールを貼った後で蓋をするという形にしました。わざわざ蓋をするのは、その上にくるスマートキー本体とは電波遮断した方が干渉もなくていいのかなという理由です。また、彫り込んだ部分はかなり薄くなってしまうので、多少なりとも強度面で補強になればいいかなという考えです。

背面には生成AIでデザインしたオリジナルのNFCマークをレーザーマーキングしました。

NFCというとスマホの背面にあるNをかたどったロゴが有名ですが、あれはスマホなどNFCリーダーデバイス側につけるものなので、タグ側につけるのは不適切です。また厳密にはライセンスを受けた製品でないと使えないぽいですし。あのアイコンを使わずに、かつNFCタグがあるよ、ここにタッチするんだよ、ということが伝わるようにマークをつけました。まぁ、使う本人がわかっていればいいので不要という方もいそうではあります。

頒布情報

もう少しテストをして、活用方法などのドキュメントも整備した後、こちらのアイテムの有料オプションとして設定しようかと思います。急ぎでほしいという方はお問い合わせいただければと思います。

こちらで注文できます

スマートキー小型化ケース

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参考価格: ¥3,500(別途消費税、送料がかかります)

在庫: なし

現状、CR2450①タイプでしか作っていませんが、他のタイプも注文が入ったものから順次対応していこうと思います。ただ、CR1650系やCR2032②③などの小さいモデルはもしかすると物理的に入らない可能性もあります。あとAUTHERキーフォブ一体化モデルも難しいかも知れません。

IKEAのMatter対応IoTスイッチBILRESAがドチャクソに高コスパだった件

IKEAのスマートホーム商品群がリニューアルされ、IKEAスマートハブやアプリに依存せずMatter互換となりました。MatterはApple、Google、Amazonと乱立するIoT家電連携規格の統一を図るために制定された規格です。Geminiさんによる概要はこちら。

Matter(マター)は、Apple、Google、Amazonなどが主導し、2022年に誕生したスマートホームの新しい共通規格です。

最大の特徴は「メーカーの垣根を越えた互換性」です。これまでは「Apple HomePodでは動くが、Echoでは動かない」といった制限がありましたが、Matter対応製品なら、どのプラットフォームからでも一括で操作が可能になります。

セットアップも非常に簡単で、セキュリティも強固。スマート家電選びの失敗がなくなる、まさに次世代の標準ルールです。

SwitchBotやNatureRemo、Sesameなども順次対応していますが多くはセンターハブデバイスを経由することが条件だったりします。

今回、最近音声認識精度が激落ちして問題になっているGoogle Home (Nest)にストレスMaxな同居人に照明のON/OFFを物理ボタンでダイレクト操作できるようにしてほしいということで検討。

IKEAのBILRESA(ビルレーサ)を購入しました。こちらはMatter対応の新世代シリーズの操作スイッチデバイスで、なんといってもその価格が驚異的です。ホワイトが1台699円、ベージュ、オレンジ、グリーンの3色セットが1,999円です(いずれも税込み)。

参考に、Switchbotのリモートボタンがひとつで2,480円、CANDY HOUSE (Sesame)リモートでも1,078円(公式価格、送料別)です。

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しかもこれらのスイッチ製品は同社の製品を操作するか、同社のハブモジュール経由でMatter対応するのみで、単体ではMatterネットワークに参加できません。我が家にはSwitchbotハブ(2/3)もSesameハブ3もあるのでそれでも良かったんですが同居人が今回照明を操作したい部屋にはどのどちらもありませんでした。また照明機器自体はNatureRemoも旧モデルから赤外線信号で行っており、この機種自体もMatterに非対応です(Nature RemoでMatter対応なのは現時点でnanoとLapisのみ)。IKEAのMatter対応前のハブも隣室にはありますが、対応できるかあまりちゃんと調べないでたまたまIKEA店頭で見かけたので買ってみた、という感じです。

ハードウェア仕様

BILRESAの電源は単4電池2本です。本体下部にUSB-Cポートのような穴がありましたが、単に電池ブタをあけるための爪でしたw。ボタンは2つあり凹みの大小で識別できます。爪を下側と考えると写真のような向きになり、上側が大きい凹み、下側が小さい凹みとなって触覚でも一応区別ができます。それぞれ1回押し、2回押し、長押しで異なる操作をアサインできるようです(ただし後述のGoogle Homeでは長押しは選べなかった)。

背面にはマグネットがついており両面テープで壁などに貼り付けられる鉄板も付属しています。ちなみに電池ブタは壁につけたままでも開閉して電池交換できるので、仮にガッチリ固定してしまっても問題はなさそうです。

Google Homeアプリから使えた!

MatterってなんとなくAppleの「ホーム」アプリからは使えるイメージがあったんですが、同居人はAndroid派なのでiPhoneやHomePodのない場所からでも使えた方がいいかなということで、予備知識なしでGoogle Homeアプリのデバイス追加から行ってみました。

するとデバイスの追加画面にしっかりMatterデバイスの項目があります。

BILRESAのパッケージには説明書のペラ紙やパッケージにIKEAアプリ用とMatter用のQRコードが記載されていました。正直違うのかもわかりませんが、Matter用は3台別々にQRコードが記載され、本体背面にも印刷されています。IKEAアプリ用は単にIKEAアプリをダウンロードするリンクだったかも知れません。ともあれ今回は本体背面に個別に印刷されたQRコードを使用。あっけなくGoogle Homeデバイス上にスイッチデバイスが2つ登録されました。どうもこれはBILRESAにある2つのボタンがそれぞれ1つのデバイスとして見えているようです。あとは「自動化」タブでこれらのボタンが押されたら特定の操作(今回はNature Remoの制御下にある照明のオン/オフ)に紐付けるだけです。ちなみにボタン1度押しと2度押しでそれぞれ別の操作をアサインできるので、BILRESA1台で4つの操作を実行できそう。マニュアルによると長押しもできるらしいですがGoogle Homeでは扱えないようでした。

ボタンを押してから実際に照明が点いたり消えたりするまでわずかにラグがあります(2秒位)。実はインストール操作を対象の照明のある部屋(Google Nest Hubを設置)ではなくリビング(Google Home MiniだったかNest Miniを設置)で実施したので、もしかするとリビングのMiniを親機として認識してるのかな?と思いつつ、それを確認したり変更したり手段がアプリ上になさそうなので放置しています。MatterデバイスはWi-FiだけでなくThreadという短距離通信規格も使います。おそらくBILRESAは単体ではWi-Fiデバイスを内蔵しておらず、近接のハブ機器にThreadで通信しているはずで、その親機として使うNestデバイスが特定の1台なのか宅内の最寄りのものとメッシュ的につながるのかはよくわかっていません。

まとめ

IKEAのBILRESAは700円という安価ながら単体でGoogle Homeなどのある環境にMatter規格で接続でき、Matter非対応の旧型Nature Remoのようなスマートホームデバイスの操作にも使えました。

他社製品に比べると少し厚みはありますが、汎用的な単4電池が使えるのもメリットかなと思います。既にAppleやGoogle、Alexaといったスマートハブを導入していれば、赤外線送信デバイス側は(Matter非対応品も含めて)かなり幅広く使えそうなので、めちゃうくちゃ使いでのある製品だと思います。

この値段なら使い捨て感覚なので、こんど表面にレーザー加工で文字なども入れてみようかなと思います。