CANDY HOUSEからSesame 6 Pro miniが発売されました。少し前にひっそり登場した6 Proは充電池対応以外は5 Proと同一、ということだったのでスルーしていたのですが、実は6 Pro系は個人的に重要なアップグレードが施されていました。
それが角度検知頻度です。

従来モデルの5/5 Pro以前は1秒に1回でした。つまり、1秒に1回以上のスピードで回すとSesameは動いていないのか1周回されたのか区別がつかないということになります。一般的なドアでは問題にならないことがほとんどですが、欧州製ドアメーカー、ASSA ABROYのようにサムターンが360°以上回るものだと問題になるのです。Sesameだけで開閉している分にはSesameは正しい角度を認識していられますが、人が手動で回した時に、実はクルリと1回以上回していた、といったことを検知できないので、次にSesameが動作した時に正常な位置まで回してくれず施錠/解錠がされない、ということになります。
1秒に1回転って相当な速度に感じますが、以前サポートに聞いた人の話では180°を超えたらもうアウトらしく、実際日常的に既定位置まで戻してくれないことが頻出し、私はそもそもサムターンが180°を超えて回らないよういする回転リミッターを3Dプリンターで作り、同じドアでお困りの人にも頒布してきました。
今回、6 Pro及び6 Pro miniが3回/秒と3倍の検出頻度になりより精密に回転(角度変化)を検知できるようになったことで、ASSA ABLOYのドアをリミッター無しで正しく解錠/施錠できるようになる可能性があるのでは?と考え、検証のため、Youtubeの発表イベントが終わった瞬間に6 Pro miniを注文しました。
もしこの改良によってリミッター不要になった場合、今後は、固定プレートとサムターンアダプターのみの販売で済むようになるかも知れません(もちろん旧モデルをお使いのために注文があれば引き続き対応はする予定です)。
■実機レビュー
とりあえず「小さいな」以上の感想はないですw。3Dスキャンのしやすさで5Proはホワイトを選択しましたが、6Pro miniは現状ブラックのみ。
操作感はアームの調整も従来モデルと同じ。ただアームの付け根の上下左右にスライドする機構が少し変化していて、よりストンストン動く印象。これはたぶん改良なんですが、サムターンアダプターとの隙間があるとストン、カタンと音がするので、もしかしたらサムターンアダプターをわずかに太くしてやった方が動作音を押さえられるかも?ただあの隙間は公式でも必要としているので、あまりピタっとさせるのもよくないかもなので様子見です。
(随時掲載予定)
■固定プレート対応
取り急ぎ木製ドアで粘着テープ固定したくない我が家では固定プレート必須です。早速6 Pro mini対応モデルを作成しました。
作ってみてわかったのは、5/6 Proよりも背(ドア面からの飛び出し量)が若干低くなっていて、ウチのASSAドアだとサムターンの天辺に干渉します。この場合、付属の金属ブラケットを使って底上げするのが定石ですが、せっかく3Dプリンターでプレートを作っているので、嵩上げ分を一体化してみました。
こちらは付属の粘着テープで固定することを想定した5mm嵩上げ版。

こちらはSesameマグネットを使用することを想定した鉄板挿入仕様。マグネットの厚みがある分、嵩上げは少し低めになっています。マグネットが動かないよう微妙に掘り下げています。ちなみにminiは底面の面積が小さいので使用するマグネットは3つです(従来モデルは4つ)。


取り急ぎ我が家で使用するバッテリー左配置のものを作成。下書きレベルではバッテリー上/右/下もほぼできているので、注文があり次第仕上げます。

サムターンにASSA刻印があり、プレート外周に対して、センター穴やネジ穴が少し下がっているタイプに対応させるのも後々問い合わせがあったら対応しようと思います。

■回転リミッター無しで正常に動作するのかテスト➪残念
結論からいくとダメでした。3秒に1回の検出になってもなんとなく(アプリの角度設定画面の数値読みで)正確になってる印象はありますが、実際の動作として、手で360°以上回した後で電子操作すると正しい位置に戻ってくれません。つまり、今後とも回転リミッターは必要そうです。うーん、残念…
ただ、少し前にSesame 6 Proを買われて、回転リミッター無しでも問題なかったと知らせてくれた方もいらしたので、ケースバイケースの可能性もあります。
ウチで固定プレートやサムターンアダプタを買ってくださる方に回転リミッターをお勧めするかどうか悩みます。様子見て必要なら追加注文してくださいね、といいたいところですが、送料が2回分かかってしまうんですよね…現在クリックポスト発送で185円+梱包資材料も入れて250円/回頂戴しているのですが、2026年の10月からクリックポストが値上げして240円になります。単純計算でも305円になります(たぶん切り捨てて300円にする気がしますが)。タイプbなら薄いのでミニレターでも送れるし、定型外郵便なら安上がりですが、追跡がないので送った/届いてないのトラブル時の対処が難しいので悩ましいところです。
■とにかく回転リミッターを順次作成していきます。
少なくとも我が家では必須なので粛々と作っていきます。
いざ作ろうとして気付いた点は、「回転部の外径が小さくなっているため、ピンの太さがシビアになった」ということです。あまり太いと180°に近い回転範囲を確保できなくなります。かといって細くしてしまうと強度面が問題になります。
とりあえずタイプaはSesame 5/6 Pro用と同じピンでギリギリ必要な角度を確保できましたが、角度設定でかなりギリギリ詰めないとカシャっという施錠位置から解錠位置まで回せません。

針の太さは同じにしてますが、せっかくスリムになったmini用なので張り出しも最小限にしたいということで厚みを少し抑えています。結果として針の長さ方向が少し縮んでいて、根元の固定部分の面積が目っているので、今後しばらく使ってみて破損がないか検証します。

ちょっと今忙しいのでタイプbは追々。タイプcは基本的にタイプbで代用可能でほぼニーズがないので今回は相当なことがない限り作らないでいいかなと思っています。d,eも含めて必要があれば。基本的にはaとそのリバース版、そしてbのどちらかをお勧めしていこうかなと思います。幸い、LED位置的にタイプbは無印5みたいに透明レジンで窓をつける必要がないので、a/b、またはaリバース/bをセットにして、手元であう方を使ってね、とした方がコミュニケーションコストを省けて楽な気もします。

















