増車したので車内Wi-Fiを見直し

ランクル300が来たので車内Wi-Fi契約の見直しをしました。これまでは、

  • クラウン – FS050W + LinksMate (追加SIM)
  • プリウス – DCT-WR100D + docomo in-car connect 1年契約

という形でした。乗車比率は9:1くらいでプリウスは乗っても近距離。ただ自作GPSロケーターを搭載するのでスマホ依存なしで常時接続したかったという感じ。

現状整理

LinksMateの追加SIMについて

格安SIMのLinksMateでは1契約で5枚までSIMを発行してデータをシェアできます。データSIM 1枚追加ごとに110円。サブスマホやタブレット、LTE内蔵PCなどに使っていました。MNOはドコモでトンネルなども含めエリアは不満なし(たまに楽天モバイルに切り替えたりもしますがやはりトンネルで途切れがち)。

またカウントフリーオプションという月550円で対象サービスとの通信が9割引きになる点もポイント。これはベース契約に付帯されるので、5 SIMでシェアの場合、全回線に適用されます。現在我が家でメインで使っているU-NEXTも対象になるので加入しています。

ルーターはSIMフリー 5G対応のFS-050Wを使用。少し高いですが、5G対応だし、屋外使用できる5GHz帯のW56に対応、またバッテリーレス運用のカーモードがあるので車載用としてはうってつけです。

DCT-WR100D + docomo in-car connect について

プリウスでPioneerの車載専用ルーターDCT-WR100Dを発売当初から使用しています。専用プランの docomo in-car connectをプリペイド契約すると、車両が動いてる限り使い放題という仕組みです。もちろん停車したら即止まるということはなく一定時間は普通に使用できます。ような自宅などの固定回線に使われないよう一定基準は適用されますが、車で使う限り事実上無効といえます。1年一括契約で13,200円なので月1,100円となります。他に1日、30日のプランもあります。ルーターとしては2.4GHzしか使えないのと、すごく寒い日に通信が不安定になることがあるのが難点。速度制限の可能性については記述が見当たりません。

今だと後継モデルのDCT-WR200Dが2万円前後です。

ただこの製品はプリペイドSIMを使っていて2年ごとにSIMを買い直す必要があるという罠があります。価格は5,500円。つまり年換算で2,750円の隠れコストが発生します。プランの契約期間とは別のタイミングで襲来するので面倒だし、なんだかすごく損した気になるのが難点。今回これがバカらしくて卒業することにしました

トヨタ車内Wi-Fiについて

ウチでは使ってませんでしたが、新型クラウンとランクル300については車内Wi-Fiというサービスに対応しており、車両に内蔵したWi-Fiルーターで5台まで。2.4GHz専用。価格は少し前に値上がりして1,650円。MNOは当然系列であるau。「直近3日間で6GB以上の通信をした場合」速度制限がかかる可能性ありとされています。

ルーター機能が車両に内蔵されてるので配線やバッテリーの心配なく使いまくれるのでもっともお手軽だと言えますが、docomo in-car connectよりも割高感は否めません。値上がりも痛い。また車両ごとの契約になるので、クラウンとランクル300それぞれで契約するのは、それぞれの車を毎月ガッツリ使うのでない限りちょっともったいないかなという感じ。1台だけなら割とアリだと思います。

■LinksMateに集約することにした。

今回、ランクル300納車と、docomo in-car connectのSIM有効期限切れがまとめて来たので、思い切って見直しすることに。まず回線契約ですが車3台をすべてLinksMateの追加SIMで統一して高速通信容量を共有することにしました。残り2回線は実家の姪達のスマホ用に割り当ててるので、まとめて30GBプランに強化。30GB以上のプランだと低速時も1Mbps(30GB未満だと200kbps)になるのもポイント。

姪っ子達の音声SIM費用を除外して計算するとSIM 3枚、30GBプラン、カウントフリーオプションで3,394円/月となります。真の使い放題ではないものの、車内Wi-Fiを三台個別に契約するよりかなり割安です。また大手キャリアのデータプラスのような1回線1,100円でデータ容量をシェアできるものは主回線につき1子回線しか契約できなかったりするので比べるべくもありません。

またLinksMate自体ゲーマー指向の会社で速度の落ち込みもそれなりに抑えられている気がします(自分が昼間あまり乗らないのもあるかもですが)。

■ルーターも富士ソフトで統一

LinksMateは専用ルーターがないので、別途自前でSIMフリーまたはdocomo用のものを調達する必要があります。今回はクラウンで使っていたFS050Wをもう一台ランクル300用に追加、30プリウス用は4Gで妥協し下位モデルのFS040Wを購入することにしました。プリウスは使用頻度も走行距離も少なく、DCT-WR100Dの性能でも困っていなかったので。

また、通常のFS040Wは1.3万円、別売りのカークレイドルが付属するかわりにバッテリーを省いたカーセットが注文時17,800円だったのでそちらを選択しました。ちなみに040WはeSIM非対応なので、nanoSIM再発行は必要でした。

バッテリーレス運用にするとリチウムイオン電池が膨張したりといったリスクが避けられる一方、コンビニとかにちょっと駐めてエンジンを切る度にルーターも再起動になるのが難点。5GHzを使う場合、航空レーダーとの干渉をチェックするDSF(1分間)も毎回やり直しになります。ただFS040は5GHz(W56)と2.4GHzを同時に有効化できず、ウチの場合GPSロケーター(ラズパイZeroW)が2.4GHz専用なので、どのみち2.4GHzで運用せざるを得ず、DCT-WR100D同様、エンジンに完全連動でいいやとなりました。

ちなみにFS045Wという2025年モデルもありましたが、2020年発売の040Wよりも高い割に、4G LTEの速度が300Mbps -> 150Mbpsに落ちてしまうのでスルーしました。050Wも含めたスペック比較表はこちら

上位モデルのFS050Wは5Gに対応し、Wi-Fiも6になります。2.4GHzとW56も同時使用可能なのでクラウン同様ランクル300用は奮発してこちらにしました。

惜しいのは040Wと050Wでは管理用スマホアプリが別な点。それぞれ個別にインストールしておく必要があります。また外付けのLANアダプターでFireTV Stickと有線LAN接続にしています。これでDSFの1分間をまたずに比較的短時間で(FireTVは)通信可能になります。

こちらはカーモード(USB電源供給に連動して電源ON/OFF、かつWi-FiをW56に固定)にしつつもバッテリーは入れています。マニュアルには「カーモード使用時はバッテリーは外せ」とあり、厳密には電源連動していません。コンビニとかでいちいち電源を切らずに短期復帰したいのと、なんとなくLANアダプターがバッテリーレス運用だと不安定な気がするからです。そこはもう少し検証してみたいですが、たまにLAN通信ができなくなることがあるのは確かです。

■まとめ

2台のスマホと3台の車載ルーターの5回線を束ねて高速通信量を無駄なく使える体制に見直しました。

ちなみにiPadなどたまにしか持ち出さず、盗難時にGPSで位置検索ができればいいや程度のデバイスはpovo2.0で実質無料で低速回線が使い放題になるeSIMに移行。

5回線で30GBで足りるかどうかは今後様子見ですが、これまで24GBでたまに月末に不足する程度だったので、まぁいけるんじゃないかなと。また30GB以上プランなら高速通信分を使い切った後の速度も200kbpsから1Mbpsになるので、追加ギガを買わなくてもよくなるんじゃないかという可能性にも期待しています。

LinksMateはたくさんの回線で効率良くギガ(高速通信分)をシェアする用途にはなかなか便利で配信をU-NEXTでバリバリ見るなら特に最適な格安SIMだと思います。

(ちなみにAppleTVからのU-NEXT視聴はカウントフリー対象にならないようで、結局FireTV Stickに戻しました。FireTVは最近ホーム画面の広告がウザいのでAppleTVにしたかったのですが、、)

[3Dプリント] IKEA VALLHORNを石膏ボードにつけるプレート

IKEAのスマート電球TRÅDFRI(トロードフリ)シリーズのモーションセンサーが調子悪いので後継のVALLHORN(ヴァルホルン)を買ってみました。というかこれも「もうすぐ販売終了」って書いてあるからさらに新型出るのかな?まぁ799円と安かったのでヨシ。

で、これを壁に取り付けたいのですが、猫に反応せず人間には確実に反応する高さに取り付けたいと思うと石膏ボードの壁しかない。しかし賃貸なのでネジ留めや両面テープ留めは避けたい。ということで、以前CANDY HOUSE(Sesame)リモートを固定するプレートのモデルを参考にVALLHORN用固定プレートを作製しました。(写真右)。

これで石膏ボードの壁の好きな場所に虫ピンで固定し、その上にVALLHORNの背面カバーを両面テープ留めします。穴は空くけどごく小さいので簡単に補修できます。電池交換の時は本体の背面カバーを外せば良し。

■VALLHORNレビュー

旧モデルのTRÅDFRI(トロードフリ)名で売られていたモーションセンサーよりもかなり大型化してますが、もしかするとセンサーが大型化して検知範囲が広がってたりするのかな?

(TRÅDFRIは電球も含めたシリーズ名称ですが、本記事ではその中のモーションセンサーについて言及しています)

ただまだ初日ですがセンサー検知範囲に入ってからライトが点灯するまでのタイムラグが少し長いような気も。

TRÅDFRIはコイン電池CR2032 x2でドライバーも必要と交換も面倒でしたが、VALLHORNは単4電池2本で素手で交換できるのが最高です。しかもTRÅDFRIは電池交換後につながらないことも多く、初期化したりなんだりでゴソゴソする必要がありました。VALLHORNがその辺りどうなっているかはまだわかりませんが、まずは電池交換自体は劇的に楽になっているのは明らか。今投げ売りならもう少し買って全数交換しようかな…

販売情報

BOOTH出品しておきました(加えてクリックポストの送料もかかります)。システム利用料も引かれるから赤字だなこれ…まぁたぶん売れないからいいや。

こちらで注文できます

IKEA VALLHORN用石膏ボード用プレート

IKEA VALLHORN用石膏ボード用プレート

参考価格: ¥200(別途消費税、送料がかかります)

在庫: あり

[3Dプリント] Sesameフェイス用傾斜設置マウント

CandyHouse製スマートロックSesame5を顔認証と静脈認証(とNFC)で解錠できるSesameフェイスど導入して一ヶ月経ちました。自分が運転して駐車場に車庫入れをする関係上、同居人が先に玄関で解錠することがほとんどで、自分は数日に一度くらいしか使用しませんが、認識率、速度などはほぼ不満なく使用しています。

外出時の施錠もSesame Touchでは未登録指紋をトリガにする関係で、わざわざ未登録の指や手のひらで認識エラーを起こす必要があったのが、本機では専用ボタンがついてスピーディになりました。ボタンは少し小さいですが、我が家では3Dプリンターでボタン大型化カバーをつけて使い勝手を改善しています。

■バッテリー消費と認識不備と設置の問題

Facebookグループを見ているとSesameフェイスシリーズの電池寿命が公式が謳っているほど保たないんじゃないかという言説が飛び交っています。ウチも写真のように3Dプリンター部品製作作業をするために卓上に一日置いてたら激減りして既に一度電池交換していますが、やはり近接レーダーが物体の接近を感知して認識処理を走らせることで電力を消費するため、人通りが多い道路/通路に面していたりすると想定以上にバッテリーが減ってしまうといったこともあるようです。アプリからレーダー範囲を狭めたりもできるので、設定環境にあわせた設定調整が必要となります。

もうひとつは赤外線で物体を読み取る関係上、直射日光が本体センサー部や認識対象の顔/手のひらに強く当たっていると認識しづらいということもあるようです。その場合は、日照条件ごと(例:日が当たる時間帯とそうでない時間帯)に顔や静脈を登録すると良いとアナウンスされています。

■そうだ向きを変えよう

そんな中Facebookグループで、ドアや壁にベタ付けするのではなく、ナナメに角度をつけて設置することで、

  • アプローチアングルに最適化しより早い段階で反応させる
  • 通りすがりの人に反応しにくいようにする

といった仮説でDIYされている方をお見かけしました(リスペクトしておりますが実名参加なのでお名前は出さないでおきます)。その方が「3Dプリンターで作ってくれないかなー」と呟いておられたので、手を挙げてみました。

仕掛けとしてはSesameフェイス背面の取り付けパネルの形状にあわせて介在させる形で、Fusionのパラメトリックデザイン機能(数値変更で形状を自動変化させる機能)を活用して、リア側とフロント側の角度と距離を自在に調整できるようにしました。ナナメにすることでリアとフロントが干渉しうるので距離も調整事項になっている形です。実際のパラメーター変更で様々なバリエーションにしている様子は下記の動画でご覧いただけます。

同じくFacebookグループで直射日光を避けるために上下にもアングルがつけられると良いのではという書き込みがあったので、左右だけでなく上下の角度も変えられるようにしてみました(その組み合わせも可能)。

もし使ってみたいという方がいたら希望の角度を伺ってカスタムオーダーが簡単に受けられる環境が整ったというわけです。実際に角度をつけることでバッテリー消費が抑えられたり認識エラーが減らせるかどうかは環境次第なので保証はできませんが、これらの現象に悩まれている方がいたら同じSesameフェイスユーザとして一助になれればと思います。

なお同グループでの当該の書き込みに対してCANDY HOUSE社CEO自らも「製品化したい!」というコメントを書き込んでおり、いずれ公式からもなにかしらのアクセサリが販売される可能性もあります。それがいつどのような選択肢になってくるかは未知数ですが、アングルをつけるというアプローチ自体はCEOも一定の価値を認めているのかなというところです。

■設置例

テスト用のPLAフィラメントで造形したのでグレーです。本体に合わせるなら黒がいいんでしょうが、日光が当たるところで発熱しやすいと考えると、白寄りの明るい色がいいのかなと思います。我が家はガラス面につけてますが、壁側の色にあわせるのもアリかも知れません。

左に20°傾けた例
下に15°傾けた例

製品付属の背面プレート形状に沿った形で、Sesameフェイス本体の下側は飛び出る形になります。

■頒布情報

期待される効果として、

  • 自身がアプローチする方向に向けることで、より早い段階で認識させる(ノーウェイト解錠)
  • 余計な人通りに反応させないようにしてバッテリー消費を軽減する
  • 日照など強い赤外光を避けることで認識率を向上させる

などがありますが、実際に効果があるかは環境次第なので保証はいたしかねます。あくまでご指定いただいた角度通りに製作してお届けするものとお考えください。設置してみて角度があわなかった場合、1回は無償で再作成をいたします

Sesameフェイスにはイタズラや盗難で持ち去りにくくするための固定ネジ(実測でM1.4×4と推察)が付属しています。本品を使うことで二箇所のネジ止めが必要になりますので、互換性があると思われるネジを添付します。ただし添付品と同等の固定力や盗難防止効果を保証するものではありません。

造形カラーはその時のフィラメント材料の在庫の範囲でご希望に添うように調整いたしますが、太陽光の熱線を吸収しやすい黒の場合は耐熱性の高い素材を使用するため材料費が少しあがります

本品は数字キーのないSesameフェイス用です。現状SesameフェイスPro(数字キー付きモデル)は手元に実機がないので対応不可です。要望が多かったり、設計に必要な採寸にご協力いただける方がいらしたら対応するかも知れません。

角度の考え方

アダプタ無しで壁面に普通につけた状態を0°とします。真左に向けたら「左に90°」で、真正面と真横の中間なら45°となります。坂道の傾斜角と同じで、数字に対して抱くイメージよりも大きく傾くとお考えいただくと良いと思います。10°というと誤差くらいの印象だと思いますが、実際には結構傾きます。

また傾けるほど手前への突き出しも多くなりますのでご注意ください。

こちらで注文できます

Sesameフェイス用傾斜設置マウント(カスタムオーダー)

Sesameフェイス用傾斜設置マウント(カスタムオーダー)

参考価格: ¥800(別途消費税、送料がかかります)

在庫: あり

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[3Dプリント] Sesame Face用クイックハック2点

Sesameフェイス(以下Sesame Face)は概ね順調に使えていますが、ちょっとだけ不便なところがあったので3Dプリンターでサポートツールを2点ほど製作しました。

顔&静脈認証で鍵が開けられる!Sesameフェイス設置

■施錠ボタンを押しやすくする拡大カバー

Sesame Faceはサイドに施錠ボタンが装備されました。Sesame Touchでは「登録されていない指で指紋センサーにタッチする」必要があり、認証失敗を踏む必要があるので若干タイムラグがありました。

Sesame Faceは物理ボタンになってノータイムでロックができスムーズに外出ができるようになっています。ただ、このボタンがいささか小さく狙って押すのがややストレス。特に夜間の薄暗い玄関だと手探りが必要になります。

そこでボタンサイズをちょっとだけ拡大するカバーを作ってみました。

色もあえて派手めのフィラメントを使って目立つようにしています。

■NO.00(PH00)ドライバーL字アダプタ

Sesame Faceのスライドバックプレートには小さな固定ネジがついており、両面テープでドアに貼り付けたベースプレートとがっちり固定することでスライドできなくし盗難しづらくすることができます。

ただプレートの厚さ内に抑えるため、

  • ネジがとても小さい(No.0/PH0相当)
  • ドアにビタ付け

となりとても回しづらいのです。

それでも通常はこのような細身のドライバーを使えば問題ないのですが、我が家では更に困ったことに2つ上の写真のように凹んだガラス面に取り付けていて、右方向にクリアランスがなく、長いドライバーだと入りません

DAISOのメガネ用ドライバー(PH00)でどうにか締められたのですが、外すのが大変でした。細くて力が入りづらい上に、このドライバーは反対側がマイナスになっていてネジでフタになってるのですが、緩める時はこのフタ側も回ってしまうのです。あらかじめ外しておけばいいんですが、そうすると掴める箇所がかなり短くなります。入手性が良いので緊急用としてはいいのですが、何度も使ってるとネジをナメそう…

六角レンチのようなL字になったドライバーを探してみたのですが00サイズのものは見当たらず、仕方ないので自作しました。

・Ver.1 ビット使用タイプ

まず以前購入したこちらの精密電動ドライバーセットに含まれるPH00サイズのビットを流用するタイプ。

このビットは細身の六角タイプです。一般的な6.35mm(しぶいち)の六角ビットよりも細い太さ4mmのものです。単品で購入するとしたらコレでしょうか。

これを利用する形て作ったのがこちら。

リアにマグネットを仕込んで、ビットがピタっと吸い付くようにしました。

これでも若干軸が太くて手前に傾いてしまいますが、丁寧にやれば回すこと自体は可能です。

厚みが8mmあり、ドライバーの選択がΦ2mmなので、3mmほど奥にでっぱる形になります。3Dプリントなのであまり外周を薄くすると強度的にも不安なのでこれくらいが妥協点かなと思います。奥側に出っ張らないよう、オープンエンド(C型)レンチみたいな形状も考えましたが、やはり回す度に付け外しするのもそれはそれでビットを落としたりして不便そう。

あとストラップホールくらいつければ良かったなとも。

・Ver.2 ANEX 特小ドライバー流用タイプ

4mm六角の単体ビットも売っている様子がなかったので、もし今度同じお悩みの方に相談を受けた時に調達しやすい形にするため、こちらのドライバーをベースにしたバージョンも作成しました。

写真ではわかりにくいですが、柄の太いところが六角、お尻側が円柱状になっています。この六角部分にトルクをかけて回す作りになっています。ドライバーの価格も安いので、接着してSesame Face専用にしてしまっても惜しくないです。

ただ残念ながらこちらはメガネ用ドライバーと同じNo.00/PH00サイズの製品しかなく、回せなくはないけど、ちょっと気を遣う感じ(しっかり差し込まないとネジを舐めそう)。

・Ver.3 ビット使用タイプ改良版

ということでVer.1のビット使用タイプに回帰。できるだけギリギリまでドライバー先端を真っ直ぐにネジに当てられるように、フロントを後方にオフセットし、傾斜もつけてみました。

またできるだけ回転角をかせげるように、ベタ付け状態でも指を入れて持ち上げやすいよう、持ち手の部分を長方形から六角形に変更(3Dプリンターの特性として円柱よりは六角形の方が綺麗に出せるという事情がありあえての六角形です)。

ネジ自体が小さいので楽々とはいきませんが、丁寧にやればしっかりナメずに締めたり緩めたりできるようになりました。

こちらで注文できます

4mm六角ビット用L字ホルダー(マグネット付き)

4mm六角ビット用L字ホルダー(マグネット付き)

参考価格: ¥200(別途消費税、送料がかかります)

在庫: あり

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顔&静脈認証で鍵が開けられる!Sesameフェイス設置

2025年5月に発表されたCANDY HOUSEの新型スマートロックアクセサリ、Sesameフェイス(以下Sesame Face)が届きました。Youtubeのプレミア動画で公開した直後20:30から予約受付のところ、注文完了メールのタイムスタンプが20:30分なのでかなり早い予約だったと思います。発売日の朝イチで配送されました。

■Sesame Faceとは?

従来のSesame Touchが指紋とNFCタグ(Suicaなど含む)、Proだと更に暗証番号で認証してSesameを解錠できたのに対し、今回のSesame Faceは更に顔認証と静脈認証に対応しています。ほぼ時期を同じくしてSwitchBotも顔&静脈認証モデルを投入してきたし、ロジテックも法人向けで同機能のスマートロックを発表したので、良いモジュールがパーツメーカーからリリースされたのかも知れませんね。

iPhoneのFaceIDと同じくアクティブIRステレオによる三次元形状解析による顔認証なので、Androidスマホの顔認証に多い静止画像の解析に比べ精度が高いのが売り(写真などでごまかせない)。というかスマートロックとしてはそれくらいでないと恐いですしね。静脈読み取りも赤外線だと思うんでセンサーが共有化できるのかも知れません。マスクとかで顔認証が難しい時の代替非接触認証手段として対応したようです。

今回も無印とPro(テンキー付き)があり、しかも差額が500円しかないので若干迷いましたが、顔+静脈+指紋+NFCがあればテンキーまではいらんだろということで見た目のスッキリさで無印にしました。

■早速取り付けてみた

Sesame Touchは初期ロットでは背面を3Mの両面テープでガッチリ固定する方式で、電池交換する時は必死こいてはがす必要がありました。それが途中からスライドハメ込みの固定プレートがついたり、マグネットが別売されたりした経緯がありますが、さすがに今回は最初からスライドプレート式です。本体はSesame Touch ProとSesame Face無印は同サイズらしく、もしかするとプレートも互換性があるかもですが、我が家はTouch無印→Face無印の乗り換えなのでプレートも貼り替え。結構ガッチリついていて大変でした。ヒートガンなどで温めればいいんですが玄関にコンセントもなく。今回Face無印になって更にプレート/両面テープの面積も大きくなったので、次またなにかに乗り換える時は更に苦戦しそう…

少しフットプリントも厚みも増えたのでやや異物感も増しましたが、ProやSwitchBot ドアロック Ultraよりはマシかなと。

今回CEOは発表動画の中でSesame Touchが盗まれたことはないと断言していましたが、FaceBookの公式コミュニティにも盗難報告挙がっていたので、スライドプレートは便利な分そういうリスクも気にはなります。

そんなことも思いながらFaceのプレートをみてみると、サイドから小さなネジでスライドできなくする仕掛けになっていました。改めて公式製品写真をよくみると従来からSesame Touch Proにはついていたっぽい。Touch無印にはサイズ的に難しかったのかな?

ともあれこれをしっかり締めておけば素手で取り外すのはそれなりに難しくなるので、思いつきのイタズラで外されることはなさそうです。

ただ仕方ないとは思いますが、位置的に真横からまっすぐアプローチしないとならない上、ネジサイズは電池交換時の背面プレートのネジと異なっており、ドライバーも付属していないので一苦労でした。ネジサイズはNo.00(PH00)くらいなので精密ドライバーセットやメガネ用プラスドライバーなら大丈夫ですが、我が家は1枚目の写真のように右方向に段差があり長いドライバーは入りません。家中の00番ドライバーやビットを試したのですがやはり真っ直ぐ挿さないと充分なトルクが出ず(ネジも結構固い)。結局、ダイソーで短いメガネ用ドライバーを買ってくるまで締め付けできずでした。

安心感は増しましたが電池交換は面倒になったので、これからやる人は電池をフルロードにしておいた方が良いかも知れません(本品は電池スロットが4本分で、出荷状態では2本セットされています。2本でも動きますが4本入れておくとより長持ちします)。

アプリからのデバイス追加と認証設定はこれまでのTouchシリーズと一貫していて、指紋やNFCタグの登録手順がわかっていれば全く同じ容量で登録できます。

■ファーストインプレッション

まず感激なのが施錠ボタンとしてハードウェアスイッチがついたこと。従来のTouchでは未登録の指先や手のひらを当てて認証エラーを出すことでロック操作を行っていました。これがボタンひと押しで済むようになって外出時に素早く確実にロックできるようになりました。サイドで小さいので若干押しづらいですが、それでも全然速いです。

肝心の顔と静脈の認識精度&速度ですが、今のところ上々かなと思います。顔や手をかざすと青色LEDが高速点滅を始めるので、認証処理中だなというのがわかります(手をかざすと隠れがちですが)。その位置で静止して待てば条件が良ければ1秒もせず認証されます。ただ手かざしについては割とドンピシャの距離と高さを意識する必要はある印象。直近というよりは10cmくらいは離し、手のひらのど真ん中をレンズに向けるくらいの感覚でしょうか。点滅始まってもなかなか認証しない時には1cmくらい高さをかえてやると認証する、といった感じ。

自分は外出時通年でマスクをしてることが多いですが、車で帰宅する時は車内で外すことが多いので、自宅ドアの前に立った時点ではマスクをしてないことの方が多く、今のところ顔認証がメインになりそう。それでも立ち止まって一呼吸みたいな待ちは生じるので、なんかもっと手前の通路のところに設置して歩いて通過するだけで認証できればいいなとも思いましたが、やはり今のレスポンスだとどこかで立ち止まる必要はありそう。

いつも指紋がだんだん認証されなくて定期的に再登録をしていた同居人については、やはり顔も静脈もいまいち認識されず「コイツもやっぱダメか…」となりかけたんですが、私がガイドしながらきっちり登録した後、今日の帰宅時は一発で解錠できたようで喜んでいました。もう少し継続観察はしてみます。

■まとめ

Sesame Touchの指紋は自分ではそこそこの認識率だと満足していましたが、唯一雨の日は(直接センサーや指に水滴などついていなくても)認識率ガタ落ちでした。今回は非接触なので(レンズさえ汚れていなければ)そういうブレもないのかなと期待しています。

サイドの施錠ボタンだけちょっと小さいので3Dプリンターで大型化にチャレンジしてみようかな?とは思ったり。