Sesame3から5にリプレイス ~360度以上の回転に対応?

前々宅からQrio、Akerun、Qrio2、Sesame3と乗り継いで来たスマートロックですが、新進気鋭のメーカーCANDY HOUSEのSesame3は非常に満足していました。

去年出たSesame4は性能アップがメインだったのでスルーしましたが、2023年モデルのSesame5はいくつかの気になる新機能が(待っていれば3/4にも実装されそうなものの)あったり、価格も更に下がっていることもありいち早く新機能を試すために買い換えることにしました。

■2023年モデルSesame5の特徴

  • 角度センサーの仕組みがかわり、高精度、長寿命化
  • Sesame Touch/Pro対応
  • オープンセンサー対応
  • Matter対応予定
  • ホワイト/シルバーモデルの追加
  • サイズ変更で対応環境が増加
  • 少しだけスリムに

など。ソフト的な部分は旧モデルも追々対応するようですが時期もわからず、この価格(3,980円!)なら買い換えてしまった方がいいなと。またほとんどの家庭では関係ないのでしょうが、我が家的には後述の「360°以上の回転に対応」が気になりました。

新機能としてはSesame Touch/Proが注目です。ドアの外側につけて解錠を簡便化するユニットです。指紋とFelica/MIFARE、Proではさらにテンキーによる暗証番号も使えます。Felica対応ということで、物理カードだけに限らずiPhoneやApplePay、おサイフケータイ対応Android端末、Google Watchなどもかざして解錠ができるようです。個人的には見た目にコンパクトな無印が良いと思って注文しましたが、同居人が指紋認証にことごとく嫌われる指をしているので、テンキー付きのProが良かったとブツブツいっています。指紋センサーがスマホより大型化されていて精度も期待できますし、そうでなくてもスマホやウォッチで解錠できるのでいいんじゃないかと持ってるんですが、まぁ試してダメだったらProを買い直すかも知れません。いずれにせよこちらは1ヶ月ほど先になります。

またQrio2などにも付属していたドアの開閉を検知するマグネットセンサー「オープンセンサー」が別売りながらラインナップされました。従来オートロックは解錠してからの遅延秒数で行うしかありませんでしたが、ドアが閉じたことを検知できるようになることで、確実にドアが閉まったタイミングでロックをすることができるようになります。我が家では締め出しが恐くてオートロックは無効化していますが、一度置き配された荷物にあたってドアがきちんと閉まってないにも関わらず、Sesameの施錠操作だけで鍵をかけたつもりで外出してしまい猫に脱走された苦い経験があります。施錠/解錠とは別で「ドアがきちんと閉まっている」ことを確認できるということで、こちらも予約注文しました。もしスマホを持たずに締め出されてもSesame Touchで解錠できるのならば、オートロックも安心して使えるかも知れません(同居人が庭に頻繁に出入りするので結局面倒くさがられてOFFにする可能性も大)。

■先行して届いたSesame5を取り付け

取り付けに関しての互換性は高く、Sesame3からのリプレイスは簡単でした。ウチは賃貸なので、木製ドアに粘着テープを直接貼るのは憚られる為、写真のようにサムターンの下に板をはさんでそこに取り付けていたのですがフットプリントは全く同じなので、サムターンを掴むアーム部分のネジ締め位置を同じに変更しただけで秒で取り付け終わりました。

4はスキップしてるのでわかりませんが、3に比べると心持ちモーター駆動音が大きくなったかな?という気がします。耳触りというレベルではないですが、3の方がほぼ無音で、サムターンの「カシャン」という音の方が聞こえていた印象です。5はその前にモータートルクがかかる時点で「ウィーン」とやや勇ましい音がします。

逆にいうとそれ以外の違いはまったくわかりません。アプリ上での使い勝手も同じ。

手前のサムターンの上に貼りだした部分が若干薄くなっていますが、ドアをあける時にたまに身体にぶつかってもげて落ちるのが減るか?っていうほどの違いはなさそうな気がします。ウチのドアは重いし、両手が荷物で塞がった状態で開け閉めする時に、背中や腰をドアに当てるようにして出入りすることが多いので、割とやるんですよね。脇腹とかにぶつかってグエっとなったり、当たり所が悪いと外れて落下したり。

■360度以上の回転に対応?

前機種Sesame4 は「対応サムターン回転角度: 360°対応可能」だったのに対し、Sesame5では「360°以上の数回転も対応可能」となりました。

まぁほとんどのユーザは気にも留めない要素でしょう。大抵のドアはサムターンを垂直から水平に90°回すだけで解錠/施錠が切り替わり、それ以上は回そうと思っても回りません。しかし我が家のどこぞの外国製のお高いサムターンは、2回転くらいしますw。解錠/施錠が切り替わる瞬間はさほど広くない角度なんですが、それ以上に無駄に空回りするんです。なので単に機械的に+90°で解錠、-90°で施錠、とはならないのです。常にスマートロックだけが回るならそれも可能ですが、人力でうっかりそれ以上回したりしていると、回転が不足してしまうのです。私の知る限り、このSesamiシリーズだけが360°まで対応していました。しかし360°止まりでした。ついにSesame5が360°以上にも対応したというわけです。きっと0.1%にも満たないニッチな部分に腐心してくれて本当にありがとう!

で、具体的にどういう形で360°以上に対応できるのか実験してみたんですが、、、なにも変わってなくね?という感じ。解錠位置と施錠位置を360°以上回して記憶させても、結局360°内の角度が再現されるだけで、人間がやってみせただけ回してくれるようにはなっていませんでした。周回がスキップされてしまうので、実際の施錠/解錠状態からは乖離した偽のステータスがアプリ上に表示されてしまうので非常に危険です。説明書はもちろんアプリ上にも設定項目やガイドも見当たらず、Sesame3から良くも悪くも変化を感じませんでした。残念。

結局3Dプリンターで自作した回転止めパーツを下に貼り付けて物理的に180°回らなくする運用は継続になりそうです。

Sesame Limitter v6

Sesame5ではベース部分の奥行きがスリム化されましたがかろうじて流用可能でした。これは3Dプリンターをもっていない頃にDMM.makeで出力依頼したもので、微調整ができてないまま妥協して使ってますが、今なら自宅で出力できるので、この機会にもう少し最適化もしてみようかな。

■Sesame Touch、オープンセンサーのレビュー予定地

(届いたら書く)

■まとめ

期待した360°以上の回転対応について情報がない現状では、単に少しうるさくなった気しかしないアップデートでしたが、公式曰く「呆れるほの安い」というコスパで、回転センサーの寿命や精度が向上したり、Sesami Touchやオープンセンサーがいち早く試せるという下準備と思えば不満はないです。Sesame3もまだまだ使えるので今度帰省した時に実家にでもつけてやろうと思っています。

2020年、買って良かったガジェットふり返り

激動の2020年もあと僅か。コロナ禍で仕事(収入)が激減する中、リモートワーク(リモートインタビューなど)環境の強化は必要だったり、魅力的なガジェットも登場したりと、色々とガジェット、機材は購入せざるを得ませんでした。また生活面での大きな変化として、

  • 再び猫をお迎えした
  • 引っ越した
  • サブカーとしてプリウスZVW30を導入した

などがあり、これまたガジェットを導入する動機や必要性につながりました。

「もうやめて、私の口座残高はゼロよっ!」という感じですが、購入直後のレビュー記事を長期使ってみてのひと言レビューも添えてつつまとめてみたいと思います。

■常用品リプレイス

・自作Ryzen9-3900 + RTX3070マシン

2015年にショップモデルを導入し、グラボやメモリを強化してきた仕事用、エンコ用のメインWindowsデスクトップを刷新しました。SSDのスピードやUSB3.2といったマザーボードを更新しないとどうしようもないI/O部分が目立ってきたというのが大きな動機でした。第三世代Ryzenが発表された直後くらいでしたが、待ちきれなかったのと入手難が予想されたので、最悪CPUだけしばらく後に載せ替えてもいいやという覚悟で結構。

省電力、静音性を重視してあまり注目されていない無印3900というチョイスにしましたが、i7-4790/DDR3からの進歩としては充分体感に違いを感じる満足度の高いアップグレードになりました。自宅作業が多いのも理由ですがMacをほぼ使わなくなり、専らこいつを使いまくっています。SSDを最新のNVMe Gen4にしたのも勝因だったかなと思います。Seq Read 7,000Mbpsは異次元の速さです。

 

またテレカン(Web会議)時にマイクのノイズキャンセルが使いたくてグラボをRTX3070にしました。ゲーム性能としては微妙かもですが、とりあえずRTX Broadcastが使えるグラボということでコスパ重視です。RTX Broadcastは単に発話を検知して非音声区間をミュートするいわゆるVAD的なノイズ低減だけでなく、よりアクティブに働くみたいで、しゃべっている区間で同時になっているノイズもかなり綺麗に消えてスゴイです。特定のテレカンソフトに依存しないで常に使えるのも嬉しいです。

・Surface Pro X/Go2

LTE内蔵Windows機が欲しくて昨年末駆け込みでGoを買ったものの、Pentium Goldがもっさりで1,2ヶ月で買い増ししてしまいました。しかし今年後半に出た同じArmベースのApple M1と大違いでArmネイティブ対応ソフトは遅々として増えず、ATOKもまともに動かない状況が続いています。コロナ禍でノマドや出張機会もガクンと減ってしまい手放すことも時折考えますが、64bitエミュレーション対応の発表もありもう少しだけ頑張って保持してみようかなと思っています。

そして年半ばにGoがアップデートしてGo2になりCore m3モデルが追加されました。Pro Xだけで全て賄える体制にならず、こちらも合わせて買い換えることに。Pro Xが64bitアプリをまともに動かせるようになったらこちらを手放すかも知れませんが、どうなんでしょうねぇ。できれば防水であってくれたらお風呂メディア端末としていいサイズ感なんですが。

Galaxy Note 10+

iPhoneと一緒に持ち歩き、メインAndroid端末(主にカメラ担当)のPixel3XLがバッテリー膨張で使えなくなってしまい、しかも修理サポートもロックダウンで制限される中、急遽代替機が欲しまって購入。電子書籍が読みやすい有機EL、高解像度機であることを基準に、ちょいと興味あったS-penが使える本機に。対応バンド的に有利なdocomoモデルはすでに終息しており、仕方なく楽天モデルをゲット。コロナでAndroid10がなかなかリリースされないとかありましたが、現状では満足して使っています。カメラ性能もPixel3XLにひけを取らず、iPhone12 Pro Maxが出るまではスマホ写真はほぼコレで撮ってました。特にテーブルフォト(食事)での色味が良く、ポートレート(背景ぼかし)モードのボカシ量の調整なども楽でした。iPhone12 Pro Maxを買うまでは…(後述)

Note20が発表されるかどうかくらいのタイミングでしたが、結果的にあのカメラの出っ張りは受け入れがたく10+で良かったかなと思っています。

現在、楽天モバイル(MNO)のSIMを入れて無料で使えてますが4月からはどうしようかは思案中。

iPhone12 Pro Max

コロナ禍で実入りが減る中、3Gから毎年買い換えてきたiPhoneも今年こそは見送りか?と悩みました。正直無条件で買う!ってほどの進歩を(カタログスペックからは)感じられなかったのです。また電子書籍やブラウジングはGalaxy Note 10+で足りるので、小型モデルに回帰して12 miniもいいかなと思いました。が、結局少しでもセンサーが大きく、画角も広いカメラがあればいいなとか、(iPad Proでも見送っている)LiDAR試してみたいなとかあって無理して買い換えることに。

結果的に良い意味で裏切られたのは、動画のHDR画質とテーブルフォトでのボケ味です。まず室内で猫を撮ってビビりました。HDR(Dolby Vison)を撮ってそのままiPhoneで見る時のリアル感がマジパナイです。残念ながらこのHDR画質のままシェアする先があまりなく、Youtubeにアップするにもどういう手段をとるのが一番良いのかいまだよくわからず、iPhone上、またはiPad Proで見るに留まっています。そろそろ(編集も含め)きちんと情報収集しないとです。

またセンサーサイズが大きくなったせいかもはやコンピュテーショナルフォトグラフィを使ったポートレートモードに頼らなくても普通にテーブルフォトくらいなら充分にボケてくれる感じ。色味はGalaxyの人工的なハデさの方が“映え”ますが見慣れれば12 Pro Maxで充分綺麗かなーと思えて来ます。11 Pro Maxはギガライト契約で、「なるべくGalaxyを使おう」という意識だったのが機種変更と同時に5Gギガホに切り替えたせいで通信実質無制限になり、心理障壁がなくなったお陰でここんところテーブルフォトも12 Pro Maxで済ますことが増えて来ています。Apple ProRAW対応アップデートも来たので、Lightroom現像ワークフローなども追い込んでおければ、スマホ写真は2,3年ぶりにiPhoneメインに回帰しそうな雰囲気がしています。

あとMagSafeはケースつけちゃうとイマイチ、というか対応ケースやアクセサリが全然増えないのが期待外れですね。特に車載ホルダーは待ち遠しいです。

・ゲーム機 PlayStation5

買うことは最初から決まってましたが、正直お金ないので本当にやりたいタイトルが出た時でいいやと思ってました。それでも一応とばかりにあちこちの抽選に申し込んでいたところ、12月初旬にGEOから電話かかってきて当選し購入可能ですよと。転売とかは論外なので一瞬辞退も考えましたが、これを逃すといつ買えるやらという雰囲気だったので思い切って買ってしまいました。しかし現時点でPS5ネイティブソフトは買っていません。無料のAstro PlayroomやFortniteをちょこっとだけやり、あとはアップデートされたRaibow Six Siegeを相変わらずソロでちまちましている日々。

コロナ禍ですっかりYoutube視聴時間が増えた我が家ですが(アニメ1本みるほどでもないスキマ時間にYoutubeを見るということが激増しました)、PS5のYoutubeアプリのシークがほぼノーウェイトで快適であることに気付き、メディアリモコンまで買ったんですが、その後HDRが再生できないことに気づき、結局リビングでのYoutube視聴は7千円のChromeast with Google TVに取って代わられました。PS5向けYoutubeアプリ(のHDR対応)、Torneアプリ、DLNAアプリなどメディア系がもっと強化されてほしいものです。

・VRヘッドセット Oculus Quest2

画質(正確には解像度とフレームレート)の進歩がめざましいモデルチェンジを実感しました。コスパが非常に高まった感じ。また別売りながらがっちり頭に固定できるELITEストラップの存在も無視できません。動きの激しいタイトルには必須でしょう。売ってないので諦めましたがバッテリーがカウンターウェイトになるバッテリー付きモデルも興味ありますがちょっと高くて二の足を踏んでいます。ELITEストラップは一度すぐに破損して新品交換してもらいましたが、なんらか対策されているといいなぁ。サードパーティ品も色々と登場しているようで、そちらも要検討かも知れません。

ダイエットしないとなのでFitXR辺りを買うか思案中です。

■新生活編

ペットケアモニター HN-PC001とATOM Cam

仔猫をお迎えしたことで、ロガー好きな私としては猫の体重と尿量を計測/記録できるペットケアモニターは導入せざるをえませんでした。猫は尿路を患うことが多く、おしっこの量や回数は健康のバロメーターになります。引越を機に一時的に使ってくれず、洗濯物の山におしっこされたり、浴槽にうんちされたりと悩まされましたが、こちらの記事を参考にさせていただきIKEAのHOLという収納ボックス兼テーブルでプライバシー(?)が保たれる環境を整備することでなんとかまた使ってもらえるようになりました。見た目はオシャレですが穴だらけなのでニオイはほとんど防げません。

ちなみに本当は2,500円で話題のWebカメラATOM Camを内部に仕込んであるので、本当はプライバシーが保たれていませんw。HOLに覆われているとうんちの回収を見落としがちなので、気になったらいつでもスマホからチェックできるようにしてあります。FireTV CubeやEcho Showがあれば「アレクサ、猫のトイレを見せて」とかいうだけでテレビ/モニタに映像が映って便利です。

・ミラーレス一眼カメラ SONY α6600

仔猫が仔猫でいる時は一瞬、ということで写真や動画を残しまくるために1インチセンサーのRX100系(2/6/7)からAPS-Cのミラーレス一眼にステップアップ。久々のレンズ交換式です。レンズは画質とボケを優先して固定焦点中心で揃えました。コスパ最強のSIGMA 30F1.4と16F1.4兄弟。一応もうちょい望遠とズームも欲しいなと18105Gも買いましたがこちらは外に持ち出す機会がないのであまり活用できていません。

現在は仔猫撮影良くも一段落してますが、ブログ用撮影に使ったりしています。テレカンのカメラにも使えるようになって、確かにF1.4とかで撮れば綺麗な映像になりますが、うちはモニタの上にスキマがなくどうしてもヨコからの画角になってしまうこともあってセミナー講師する時くらいしか使っていません。普段のテレカンでセッテイングするのは面倒すぎる。

さすがにこの先フルサイズに行くことは(主にサイズ/重さ的な理由で)ないだろうなぁということでAPS-C専用レンズを3本買い揃えちゃいましたが、ここにきてα7cとか出ちゃって全く気にならないといえばウソになりますね。特にECM-B1M(マイク)がデジタル接続できるのが魅力。けどまぁレンズも揃えたら30万コースなので、今のところそこまで出す動機になる撮影対象はないかなー。

・レーザー測距計 BOSCH GLM50C

おっとこれ個別ブログ記事にしてなかったとは迂闊。Facebookにだけ書いてブログにも書いたつもりになってたかも。引越で色々計測する機会がある中で購入し、その後もあらゆる場面で訳になっています。カーテンの大きさを調べたり、棚を作る時の長さを決めたり、従来なら巻き尺をあっちからこっちに引き延ばして当てる必要がありましたが、レーザー測距計があれば片側にあてて、反対側までレーザーでポイントするだけで済みます。一人でも一瞬ですし、天井など物理的に手が届かないところまでも正確に測れます。どうしてもっと早く導入しておかなかったんだろうと悔しさまみれです。ある程度DIYする人ならひとつ持ってて損はない効率化アイテムです。

安いものなら数千円で買えますが、このGLM50Cはちょっとお高い。その差額分の価値はBluetoothでスマホに計測値を送信できる点。BOSCHは専用スマホアプリMeasuring Masterを出していて、写真をとって矢印を記入した後で本機で計測すると自動的に数値が入ってくれ、こんな写真が簡単に作れます。本機を持って無くてもアプリは入れられるので興味がある方は一度試してみるとよろしいかと思います(数値は手入力も可能なので)。その他サードパーティ製アプリにも対応したものがあり、部屋の見取り図なんかにも使えます。

これはそのうち個別記事でもしっかりレビューしたいと思います。ぶっちゃけ今年一番感激したガジェットを挙げるならこれかも知れません(笑)。

プリウス ZVW30

同居人の家族が乗っていたものを故有って引き取りました。2011年登録の旧世代モデルですが街乗り専用で走行距離が数千kmという低走行車両で、とりあえず車検通してもっとくか、という感じ。ちょうど引越で駐車スペースが2台確保できたことも大きい。

ナビやLEDヘッドライト、アルミホイールなどをアップグレード。先進装備こそないものの、ハッチバックで後席シートを倒すとフラットな積載空間が実現できるので、カローラスポーツでは厳しかった大物の買い出しやゴミ捨てなどで重宝しています。デッドニングしたら純正スピーカーでも音質が激変したし、車内Wi-Fiも完備できたのでかなり快適。シートヒーターがないのがこの季節最大の不満。あと燃費もカロスポを似たり寄ったり。個性が弱く公共駐車場で見つけにくいのと、先進安全装備やオートブレーキなどもないので、さすがに大きい荷物を積むとき以外はカロスポに載ってくことが多いですが、社外オプションの豊富さもあっていじりが楽しいです(カロスポは残クレなのであまり大きくいじれない)。

・温水洗浄便座 Panasonic 泡コートトワレ DL-AWM400

Panasonicの温水洗浄便座です。タンクに台所用洗剤を入れておくと、定期的に泡を発生させて便器内をコートしつつ水面をカバーしてくれます。それによって飛沫の跳ね返りを防止し、トイレ清掃の手間を軽減するというコンセプトの商品。定期的にノズル清掃しないとシャワー洗浄水が出なくなるのと、出水までの時間がややもどかしいのが気になりますが、泡コート自体はとても秀逸でトイレ掃除に関する諍いがなくなった気がします。むしろ少し汚れが気になっても洗剤はすでに出ているのでブラシでさっと擦るだけのひと手間で落ちるならやっとこう、という気になります。無駄に洗剤で下水を汚している気がしなくもないですが、洗剤の消費ペースは微々たるものでブルーレットみたいな洗浄剤と比べてどうなんだろう?というレベル。むしろ泡立てて長時間晒すことで容量辺りの洗浄力を高めているんじゃないかなという感じも。

もうちょっと安くなって、出水が早くなればれば人に薦めたい家電の五指にランクインするでしょう。

テレビの壁掛けに挑戦

引越を機に、ラブリコで突っ張り柱を立ててテレビの壁掛けを実践しました。下部に合体させたローボード含め材料費などそれなりにかかりましたが、なかなか満足感高く仕上げられたと思います。高めの位置にテレビを配置して、ハイバックの座椅子と組み合わせてストレートネックに優しい視聴環境になったかと思います。ただ遠近両用メガネだとスイートスポットを使いづらく、リビング専用眼鏡が欲しい気がしなくもないです。

先述のレーザー測距計が距離計測にも水平出しにも超活躍しました。

HomePod/miniとApple Music

スマートスピーカーとしては割高でずっとスルーしていたHomePodですが、HomeKitエミュレーターであるHomeBridgeが超絶進化していたり、2台で空間オーディオに対応したり、Apple OneでApple Musicが割安に利用できるようになったりで、結局HomePod無印を2台(リビングでステレオペア)、miniを1台(自室モノラル)買ってしまいました。今年は引越して2F建ての戸建て住宅になったこともあり、屋内のどこかにいる家族とのハンズフリーなやりとりができるようインターホン的なもののニーズが高まったこともあります。ただGoogle Homeのブロードキャスト、Echoのアナウンスなどもあるし、HomePodが配備された部屋もまだ足りないので、完全には使い切れていない感じ。Echoのアナウンスを使うことが一番多い気がします。この3社のインターホン系機能の比較記事も書きたいと思っていてまだ宿題のままです。

ちなみに作業用BGMとしてよく聞くApple Musicプレイリストは「ピアノチル」です。そんな言葉を知らなかったんですが、たまたま誤認識でかかって以来気に入って利用しています(笑)。

各HomePodの記事にも書いたと思いますが、やはりイイネ/イラナイネがもう少し簡単につけられるといいなと思います。案の定最近は面倒くさくなってほとんどフィードバック入れなくなりました。

■業務機材編

・ビデオミキサー ATEM Mimi/Pro

今年のビジネスシーンに最も重宝されたのがBlackMagic DesignのATEM Mini / Proです。4系統のHDMIスイッチャー兼USBキャプチャ兼オーディオインターフェイス兼etc.な多機能製品です。既存のカテゴリに収まらず、「こういう機能が一緒になってたら便利だよね」って感じで組み合わされたソリューション製品だと思います。春頃私のアンテナに引っかかるも当時非常な入手難で一ヶ月くらい待ちました。そしてやっと手に入ったという頃、Proが発表。速攻で買い換えました。

リモートでUTやインタビューをする際、というか会場てやるテストをマルチカメラでリモート見学のクライアントに配信する際にこれ一度で色々なことが賄えて重宝しました。機材の貸し出しによる売上で購入費用も回収できた感じ。ProになってUSBストレージへの録画ができるようになったものの、PCへのUSB出力と排他なのが惜しい。それでも6in1マルチビューでモニタリングができるなど便利。フリーソフトのOBS Studioで実現できる部分も多いですが(むしろOBSの方が多機能ですが)、PCのスペックや負荷を気にせず専用ハードウェアで賄える手軽さや安定感も貴重です。PC込みのソリューションだと気軽に貸し出せないですしね。

最近は自宅でYoutube用動画もこれでミックス/録画しています。XLR入力がない不満は後述のF6を組み合わせます。

・ワイヤレスマイクシステム RODE Wireless GO

こちらもUT機材オブザイヤーを選ぶとしたらATEM Miniと甲乙付けがたい名機です。簡単、小型で高品質なワイヤレスマイクシステムです。送信機と受信機がペアになっていて、3.5mmマイク端子がついた機器になすぐに接続できます。またポケットだけでなくカメラのシューマウントなどにも取り付けできる自由度の高さがよく練られている感じ。そして音質も声に特化すれば非常に良好。距離をあけたり背を向けたりすると途切れがちだというレビューも多いですが、室内使用で困ったことはありません。

とある案件で2台欲しくなって買い足しましたが、同時使用しても混信もなく非常に使いでのある機材です。一緒に使うピンマイクLav Goがもう少し安かったらなと思い、代替品も含めいまだ思案中です。

・リニアPCMレコーダー ZOOM F6


こちらはまだ買って日が浅く使いこなせてないですが、原理的に音割れの心配がほぼない32bit float録音に対応した6chレコーダー兼オーディオI/F兼ヘッドホンアンプ的なデバイスです。失敗できない現場収録に有効かなと思い、キヨミズりました。普段はオーディオI/FとしてXLRのマイクをテレカン用にPCに入力するのに使っています。来年は動画コンテンツ作りをする可能性も高まってきているので、その時はこれでバッチリ収録したいと思います。

 

■来年の景気は回復してくれるといいな…

確定申告してみないと正確なところはわかりませんが、今年は税金対策的な意味での経費は使いすぎたかも知れません。必要に迫られて買った機材も多かったですが、それが回収できるほど売上が立たなかったというのが正直なところ。来年新型コロナが終息するかどうかはわかりませんが、私の主業務であるリサーチ業務もリモート最適化が進むなり適応をして、もう少し案件数が回復するといいなと思います。ていうかしてくれないとそろそろ蓄えが…

来年も素敵なガジェットが買えるよう、勉強と営業を頑張りたいと思います。

追記:2020年イマイチだったガジェット…

引っ越してネットワークがアパート付帯の200Mbpsの光回線から単独契約のフレッツ光1Gbps回線になりました。プロバイダも吟味したし、IPoEも再び使えるようになりました。そこで自宅内LANを10Gbpsすることも含め、ルーターやハブ、LANアダプタなどをマルチギガビットイーサ化したんですが、まーこれが不安定で…特にBUFFALOのルーターWXR-5950AX12とスイッチングハブLXW-10G2/2G4が定期的に通信途絶します。ルーターは放置しておけば数分で回復しますが、スイッチの方は頻度は低いものの一度断絶すると電源を抜き差しして手動再起動するまで復旧しません。BUFFALOは業界でもかなり格安で10Gbps機器、マルチギガビットイーサ機器をリリースしてくれていますが、ちょっとまだ充分な実用性を担保できていない感じ。速度自体は快適なので取り外したくもないし、他に手の届く代替品もないしどうしたものか、、というところ。来年は是非10Gbps/マルチギガビットイーサ製品のコモディティ化が進むといいなと。そしてAX12の安定ファームが出るといいなぁ…

ペットケアモニター追加レビュー(アプリ動作写真)

先月新しい猫のお迎えと同時に導入したSHARPのペットケアモニターHN-PC001-Wですが、だいぶ安定して使ってくれるようになって、アプリの動作の様子も見られるようになってきたので追加でレビューしてみます。基本的な特徴、仕様などは前回の記事をご覧ください。

 

 

まずアプリの利用者登録についてですが、1アカウント1デバイスのみのようです。私はiPhoneとAndroidの2台持ちなのですが片方でログインするともう片方では強制ログアウトされてしまいました。家族がそれぞれのスマホでチェックした場合は、家族分のSHARPのCOCORO IDを作って(無料)、メインアカウントの家族として登録すればOKです。なので2台持ちの場合もそれをすればいいんですが、まぁ面倒くさいのでiPhoneでだけ使っています。COCORO IDはSHARP製品のユーザ登録なども扱うアカウントなのであまり使い回しはよくないですが、この製品を使うためだけに家族の分だけアカウントを作るのはやや煩雑ですね。なんか招待コードみたいなのでサクっと閲覧権限みたいなのだけ共有できたらいいなとか思います。

■ハード周り

全体としてやや大ぶりですが、仕組みというか取り扱いは普通のシステムトイレです(電源コードがあることを除けば)。下部のトレイにペットシーツを敷いてそこに尿が染みこんだ分の重量変化を測る仕組みです。シーツが匂ったり溢れたりする前にはシーツを交換する必要があります。トレイに対して(電子機器である)計測ユニットは小さいので、万一トレイ上でおしっこが溢れても直接かぶることはなさそう。注意しないといけないのは上部に敷く猫砂です。砂がおしっこを吸収して固まるタイプだと、下部トレイ(シーツ)におしっこが落ちてこないので正しく計測できません。水分を吸収しない純正のものかメーカー指定の銘柄を使う必要があります。

オープン型は初めて使いますが、心配なのは匂いと猫砂の飛散でしょう。現時点では仔猫でウンチが少ないからなのか匂いはさほど気になっていません。5kgくらいの成猫メインクーン+カバー付きの頃の方がむしろキツかった気がします。一応、Panasonicのニオフを久しぶりに買いました。しかしこれ段々取り扱い点が少なくなってきてる感じがありますね。

猫砂の飛び散りについては、エッジが高いせいかこちらも今のところ気になっていません。併用しているこちらの仔猫用のトイレの方がよっぽど飛び散っています(ただしこのトイレの付属チップは小さいので単純比較できないかも)。

電源が必要な分は置き場所を選びますが、いずれにせよ壁際や物陰に置くのが基本だと思うので、さほど不便はないかなと思います。

■アプリ動作の様子

使ってみないとなかなかイメージしづらいと思うので画面写真を多めに貼っておきます。

まず猫がトイレを使用すると(というか一定時間上に滞在すると)、スマホにこんな感じで通知がとんできます。

「ぬっこトイレ」というのは私がつけた名称です。複数台ある時はこれでどのトイレか見分けることができます。なぜだかこの通知の時点では排尿したのかしなかったのかを明示してくれません。アプリを開けと。

で、開くと「ペット一覧」と「お知らせ」という2タブ構成のレイアウトで、「お知らせ」は過去の通知の履歴。たまに用品セールの宣伝とかも入ってきますw。

「お知らせ」タブ

ポイントは真ん中辺にあるように「24時間以内のおしっこが確認できませんでした」と警報が出る点ですね。ウチはまだ仔猫だしトイレを併用しているのでそちらで排尿している可能性もありとりあえず様子見していますが、成猫で普段はきっちり排尿しているのに急にこういう通知が出たら病気のサインということが考えられます。これに気付かせてくれるのはとても有り難いと思います。他にも体重や室温、尿量、滞在時間などを測っているので他の不安要因もお知らせしてくれるんじゃないかと思います。

続いてメインの「ペット一覧」画面がこちら。

「ペット一覧」タブ。尿量 & 体重グラフ

ウチは猫一匹なので「一覧」といってもこれだけ。多頭飼いならたぶんスクロールで1匹ずつの情報が出るのでしょう(追加オプションのバッジで個体識別が必要)。一番上に最新の計測データ、真ん中にグラフが出ます。グラフは日、週、月、年単位が選べて、表示データも4種類が切り替えられます。棒グラフと折れ線グラフの組み合わせで、

  • 尿量 & 体重
  • 体重1kg毎尿量 & 体重
  • 尿回数 & トイレ滞在時間
  • 尿、非尿回数 & トイレ滞在時間

体重1kg毎尿量 & 体重グラフ

 

尿回数 & トイレ滞在時間グラフ

 

尿、非尿回数 & トイレ滞在時間グラフ

体重1kgごとの尿量というのが医学的にどういう意味をもつのかはよくわかりません。仔猫のうちは体重増加を見守れる1番目が良いような気がします。体重が安定してきたり病気が心配な年齢になってきたら3番目や4番目で尿量と滞在時間を見守るのが良さそうですね。滞在時間が妙に長かったり、非尿回数(トイレに載ったけど排尿しなかった回数)が多かったりすると、おしっこしたいのにできない/しづらい状況にあるのかも知れません。ただし排便を検知できないので単にウンチタイムだっただけなのかも知れないので、日をまたいでの経過をみたり目視でチェックするという感じですね。

その他、「健康メモ」は自分で好きな文字メモが記録できるので、「ワクチンをうった」とか「下痢した」とかちょっとしたことを記録しておけます。

■総括

当初、1kg未満の猫には使えないことが発覚したり、実際全然使ってくれなくて焦りましたが、とりあえずは運用開始できたかなということで一安心です。体重計測も0.5kgから0.8kgまで100g単位で変化しています(あくまでメーカー公称では1kg以上の猫用製品ですのでご注意ください)。

今のところ使い勝手に気になる不満点はありません。このまま末永く愛猫を見守ってくれたらと思います。あんまり話題になってないのでサービスの持続性だけが心配です(笑)。皆さん、是非導入をご検討ください。ある程度売れてくれないと次期モデルや他社参入もされないで終わっちゃうかなと思いますので、先行投資のつもりで。

 

IoTな加湿空気清浄機 SHARP KI-JS50(アプリで機種登録できない時のメモも)

2月はまる2週間ちかく実査が続き、風邪やインフルで倒れたらヤバいことになるスケジュール。そこで少しでもリスクを抑えようと仕事部屋にも加湿空気清浄機を設置しようと決めました。

ちなみに現在はリビングにジアイーノBluair Classic、玄関入ってすぐの廊下に防疫用にDyson Pure Coolという我ながらなかなかの高級空気清浄機ラインナップ。寝室には同居人が買ったダイキンのものまであります。重度の花粉症持ちやペットがいる上、σ(^^)自身も最近ハウスダストに目覚めて鼻水がとまらない生活なので致し方なし。

さて仕事部屋ですが、前は安いヒーター式の加湿器をおいてましたがこういうのは切り忘れると湿度があがりつづけPCやNASなど電子機器満載の仕事部屋としては不安なので、きちんとセンサー制御されているものにしたいなとは思っていました。部屋の湿度は低すぎてもウィルスが活動するし、高すぎてもカビが湧きやすくなるので、インフルもハウスダストも防ぐのであれば適切な自動管理が欠かせません。ついでに半信半疑ながらウイルスを不活性化させるイオン系の機能はまぁあればあったで、というくらい。あとやはり意識したのはIoT機能、つまりスマホなどから遠隔制御したりモニタしたりできるといった部分。

てことでSHARPのAI+IoT=AIoT家電シリーズのKI-JS50をチョイス。COCORO AIRアプリでモニタリング、遠隔操作とクラウドAIによる最適化などが利用できます。一ヶ月ほど悩んでたんですが、たまたまノジマで10% OFFセールをやっていて、ヨドバシ/ビックより1万円ほど安く、Amazon最安値と同等レベルだったのでその場で決断。

サイズ(適用畳数)的には5.5畳の仕事部屋にはかなりオーバースペックでしたが、IoT機能がついた最小モデルがこれだったので仕方なし。とはいえフットプリントは抑えめで、手狭で散らかった仕事部屋にも余裕で設置できました。水タンクは右サイドから取り出す形だったのも我が家的には好都合でした。吸気口は背面で時々使い捨てのPET樹脂フィルター(換気扇のフィルターと同じ材質)を交換するか、フィルターを貼らない場合は掃除機で掃除してやる必要がありますが、キャスターがついてて向きが簡単に変えられるので狭いところでもそこそこメンテナンスはしやすそうです。

なお、本機は加湿機能は補助的というか、自分で湿度を指定して加湿することはできません。あくまで室温などを加味して「いい感じにする」という形です。表示部には現在の湿度が出ますが、設定湿度ではないので注意。「うるおい」とかってマニュアルで湿度高めにするようなことはできません。夏などに加湿機能を無効化することはできます。あとは空気清浄機能とセットで「静音」などにはできます。ユーザがいじれるのは「する/しない」の二択ということですね。またヒーター式ではないので結露などのリスクは低いでしょう。目に見える水蒸気がモクモクと出るタイプではないです。その変わりこのタイプは適度にメンテナンスしないと水回りに雑菌がわいたりしやすいですね。それがフィルターやご自慢のプラズマクラスターでどの程度除菌されるのかですが、まぁ昔の製品ほどは気にしなくてもいいんじゃないかなと思っています。最悪でもジアイーノに定期的に排水、清掃しろって言われるのに慣れてきたので、こちらもきちんと衛生的に管理して使うのはそう苦ではないだろうと判断。

効果の程はまだ二日目なのでなんとも。しばらく運転させておいた部屋に入った瞬間にちょっと清涼感的なものは感じはしました。「おまかせ」モードでは比較的パワフルにぶん回し続けている印象。仕事をしたり寝る時にはわざわざ「おやすみ」モードや「静音」モードに切り替えないと気になる風量/音量かも知れません。まぁそこらへんもAIoTでだんだん学習して自動化してくれるようですが、寝室はともかくσ(^^)の仕事部屋の使い方は非常に不定期なので適用も難しかろうなという感じ。上位モデルなら人感センサーもついているようですが、JS50は連携アプリの入ったスマホのGPSで外出判定するのみです。家族ユーザも登録した場合、きちんと全員が外出であることを判断してくれるんでしょうかね?

■スマホアプリで機器登録ができない時のヒント(iOS / Android共通)

まずハマったのが、スマホへの登録。ステップは大きく3つあります。

  1. COCORO ID取得
  2. Wi-Fi接続
  3. アプリに機種登録(端末ごと)

2については最近では割と一般的な方式で、本体を設定モードにして、アプリからWi-Fi設定を流し込むタイプ。設定用一時SSIDにつなぎかえるのがアプリ内で完結する分、iOSよりAndroidの方がちょっと楽ですね。両方ある人はAndroid端末からやるといいでしょう。Wi-FiルーターがWPSに対応してる場合としてない場合で手順は違いますが、ここまではスムーズに進みました。

ところが3.ができない。同じWi-Fiネットワークにつながった状態で、アプリで機器登録をします。これはアカウント毎ではなく端末毎です。複数台のスマホで使う時は都度行わなければなりません。また台数制限もあるようです。で、これがとりあえず未設定機器として候補に登録はされ、名称やよみ、部屋などを入力して設定実行すると、本体もピっと反応し、そこで「パワフルショット」ボタンを3秒押せとアプリに指示が出るのですが、押しても登録に失敗。iOSでもAndroidでも何回やってもダメでハマりました。答えとしては「3秒で離すな、アプリで完了表示が出るまで押し続けろ」です。3秒くらいで本体がピピっとなるのでついボタンを離してしまうのですが、その状態では何度やっても成功しません。ピピっと言われようが我慢して押し続けるのがポイントです。なんでこんなわかりづらい仕様と説明文にしてるんでしょうね。上手くいかない方は是非参考にしてください。案の定、アプリのレビューでは機器登録できないとして低評価の嵐です。SHARP側でもこの不整合を認識してないんですかね。開発環境では3秒でピピっと鳴るよりはやく登録が完了するんでしょうか。とりあえずApp StoreとGoogle Playには書き込みしておきました。

Blueairの空気清浄機、故障により買い換え。IFTTT対応も。

2014年に購入したBlueairの空気清浄機450Eが故障しました。スイッチパネル周りの故障らしく、触ってないのに頻繁に電源ON/OFFを繰り返すようになってしまいました。都度大きく「ピッ!」と鳴るので鬱陶しくてしかたありません。サポートに連絡し、

  • 電源を抜いてしばらく放置
  • 電源ケーブルがしっかり刺さっているか確認

などを再チェックしても治らず、メーカー送りとなりました。巨大な箱は処分済みでしたがまずメーカーが梱包用の箱を佐川で送ってくれて、それに詰めたあとで集荷依頼をして発送すればOK。σ(^^)は近くの営業所に直接もっていきました。

そしてやはり故障で修理が必要ということになったわけですが、残念ながらせっかく3年と長めの保障期間も既に切れており有償修理となります。見積もりは2万円くらいとのことでしたが、Blueairにはフィルター定期交換を含むメンテナンスパックのようなものがあり、

  • ダストフィルターメンテナンス 19,440円
  • ニオイフィルターメンテナンス 27,000円

で各新品フィルター1つと必要な修理が受けられるというもの。つまり消耗品であるフィルター分くらいお得ということになります。参考にフィルターはこれくらいのお値段。見積り料や送料は無料なので見積もった結果修理を断念してもお金はかかりません。

基本的にはメンテナンスで行こうと思いつつ修理見積もりを待っていたのですが、その連絡の電話の中で第三の選択肢が提示されました。なんと、後継モデルの480iを4割引で買えるというのです(修理品はあちらで処分)。

後継モデルは見かけはほぼ同じながら各種センサーが充実し(ダスト&ニオイセンサー->PM2.5/VOC/温度/湿度センサー装備)、Wi-Fi/IoT機能もついたもの。能力的にもCADR(空気をぶん回す能力)や適用畳数が広がり、消費電力は69W->60Wへと下がっています。IoTに目がないσ(^^)的には羨ましいと思いつつさすがにそれだけに買い換えるにはちとお高いものだったので躊躇していました。どのみちかかる修理代をさっ引くと3万円台で新型が手に入ることになります。一旦電話を切って色々再確認した後、その選択肢を採る旨を伝えました。

■ハード周り

外観はほぼ同じですが細かいところで結構違います。

  • 本体上面の液晶パネルがなくなった
  • フィルター交換ドアが前面から背面に変更
  • 空気の向きが右から左だったのが左から右に逆転

など。新しい操作パネルは青色LEDのボタン列に非透明のフタ付きになり、夜に無駄に眩しいということがなくなりました。前面のロゴと並んだ動作ランプもスマホアプリから明るさ変更できます(タイマーで夜だけ消灯も可能)。

フィルタードアはたまに蹴飛ばして開いてしまう(電源が切れる)ことがあったので基本歓迎。たまにあけて掃除機でホコリを吸ってやるのは少し面倒になりますが。

風が出る向きがかわったのはやや誤算でした。今の設置位置だと割とダイレクトに風があたって寒いです。夏はいいかもですが追々設置位置を再検討しないとかも知れません。

それぞれの公式仕様はこちら。[450E / 480i]

■Wi-Fi設定に苦戦/IoT周り

期待のIoT周りですが、まずスマホアプリのレビューが☆1つのオンパレード。どうもみんなWi-Fiにつなげられないとのことらしい。実際σ(^^)も何度か失敗して悩みました。

要点1: 5GHzに対応してないのでスマホもあらかじめ2.4GHz側につないでおく必要がある

アプリが自動で今つながっているSSIDを読み取り、パスワード(暗号鍵)を入力してやると自動で本体に転送してくれる設計なのですが、SSIDは編集できません。「今つながっているのをそのまま」しか送れません。なのでスマホ自体が自宅の2.4GHz SSIDにつながっている必要があるのです。

要点2: 転送手段/手順の不明瞭さ

アプリ上でSSIDとパスワードが揃ったとして、一体それをどうやって本体に伝えるのでしょう?ありがちなのはBluetoothやNFCですがそれらしい手順も指示されないし、仕様をみても対応してる気配はありません。結論からいうとあるレビュー記事にある通り、設定時に本体から一時的に設定用のSSIDがとぶのでそれに接続します。まぁよくあるタイプなんですが、アプリ上にそのことがほとんど触れられていません。iOSでは自動で切り替わらないので自分で明示的に接続する必要があるはずなんですが。先にその情報があったので、「設定」アプリで見慣れぬSSIDが出てくるのを待ったりもしてたんですがそれもなかなか現れず。結局、アプリ側がタイムアウトすると、「今Wi-Fiボタンはどんな風に光ってる?」みたいな三択画面が出て、真ん中の点滅パターンを選んだ時だったかに「blueair-config」(うろ覚え)みたいな暗号化されていないSSIDが出ました。それにつないだ後にアプリに戻るとようやく設定完了。うーん、これ本当にアプリ内でいうとおり自動で完結することあるんだろうか…

アプリの作りはミニマムでスッキリしています。グラフもDysonより見やすいかも。

またIFTTTに対応しているのでGoogle Homeなどとも連携することができます。THEN側(アクション)のレシピとしては

  • 風量を0〜3の指定の値にする
  • 自動モードをON/OFFする
  • 風量を1段強くする(最強の時はOFFに)

の3つが利用可能です。

IF側(トリガ)のレシピは、

  • 温度、湿度、PM2.5レベル、VOCレベル、CO2レベルの各センサー値が指定値を上回った/下回った
  • 空気質測定値が更新された

があります。後者の場合、デバイス名、PM2.5値、VOC値をパラメーターとして使えるようです。例えば「リビングのPM2.5がxxを超えました」みたいな通知を出せるわけですが、実際どんな頻度で送られてくるのかは不明です。

IF側とTHEN側をBlueair同士で組み合わせるだけだとまぁそんなに面白くはないかもですね。自動のパラメーターを自分で調整できるという感じ。

とりあえずGoogle Homeに音声で「Blueairをオン」とか「リビングが匂う」とかいったら最強にするようにとか基本的なON/OFFレシピを作成しておきました。

 

480iの1.5倍もするくせにIoTどころか赤外線リモコンすらないジアイーノを買った時にも強く思いましたが、白モノ家電がこういうIFTTTのような汎用インターフェイスを装備してくれるだけで何かと便利になりますね。臨時支出としてはかなり痛かったですが、あまり値引きされることがないBlueairをちょっとお得に買える得がたい機会に恵まれて結果良かったかなと思います。