Sesame 6 Pro miniの3Hz検出でASSA ABROYドアに対応できるか検証する

CANDY HOUSEからSesame 6 Pro miniが発売されました。少し前にひっそり登場した6 Proは充電池対応以外は5 Proと同一、ということだったのでスルーしていたのですが、実は6 Pro系は個人的に重要なアップグレードが施されていました。

それが角度検知頻度です。

従来モデルの5/5 Pro以前は1秒に1回でした。つまり、1秒に1回以上のスピードで回すとSesameは動いていないのか1周回されたのか区別がつかないということになります。一般的なドアでは問題にならないことがほとんどですが、欧州製ドアメーカー、ASSA ABROYのようにサムターンが360°以上回るものだと問題になるのです。Sesameだけで開閉している分にはSesameは正しい角度を認識していられますが、人が手動で回した時に、実はクルリと1回以上回していた、といったことを検知できないので、次にSesameが動作した時に正常な位置まで回してくれず施錠/解錠がされない、ということになります。

1秒に1回転って相当な速度に感じますが、以前サポートに聞いた人の話では180°を超えたらもうアウトらしく、実際日常的に既定位置まで戻してくれないことが頻出し、私はそもそもサムターンが180°を超えて回らないよういする回転リミッターを3Dプリンターで作り、同じドアでお困りの人にも頒布してきました。

今回、6 Pro及び6 Pro miniが3回/秒と3倍の検出頻度になりより精密に回転(角度変化)を検知できるようになったことで、ASSA ABLOYのドアをリミッター無しで正しく解錠/施錠できるようになる可能性があるのでは?と考え、検証のため、Youtubeの発表イベントが終わった瞬間に6 Pro miniを注文しました。

もしこの改良によってリミッター不要になった場合、今後は、固定プレートとサムターンアダプターのみの販売で済むようになるかも知れません(もちろん旧モデルをお使いのために注文があれば引き続き対応はする予定です)。

■実機レビュー

とりあえず「小さいな」以上の感想はないですw。3Dスキャンのしやすさで5Proはホワイトを選択しましたが、6Pro miniは現状ブラックのみ。

操作感はアームの調整も従来モデルと同じ。ただアームの付け根の上下左右にスライドする機構が少し変化していて、よりストンストン動く印象。これはたぶん改良なんですが、サムターンアダプターとの隙間があるとストン、カタンと音がするので、もしかしたらサムターンアダプターをわずかに太くしてやった方が動作音を押さえられるかも?ただあの隙間は公式でも必要としているので、あまりピタっとさせるのもよくないかもなので様子見です。

(随時掲載予定)

■固定プレート対応

取り急ぎ木製ドアで粘着テープ固定したくない我が家では固定プレート必須です。早速6 Pro mini対応モデルを作成しました。

作ってみてわかったのは、5/6 Proよりも背(ドア面からの飛び出し量)が若干低くなっていて、ウチのASSAドアだとサムターンの天辺に干渉します。この場合、付属の金属ブラケットを使って底上げするのが定石ですが、せっかく3Dプリンターでプレートを作っているので、嵩上げ分を一体化してみました。

こちらは付属の粘着テープで固定することを想定した5mm嵩上げ版。

こちらはSesameマグネットを使用することを想定した鉄板挿入仕様。マグネットの厚みがある分、嵩上げは少し低めになっています。マグネットが動かないよう微妙に掘り下げています。ちなみにminiは底面の面積が小さいので使用するマグネットは3つです(従来モデルは4つ)。

取り急ぎ我が家で使用するバッテリー左配置のものを作成。下書きレベルではバッテリー上/右/下もほぼできているので、注文があり次第仕上げます。

サムターンにASSA刻印があり、プレート外周に対して、センター穴やネジ穴が少し下がっているタイプに対応させるのも後々問い合わせがあったら対応しようと思います。

■回転リミッター無しで正常に動作するのかテスト➪残念

結論からいくとダメでした。3秒に1回の検出になってもなんとなく(アプリの角度設定画面の数値読みで)正確になってる印象はありますが、実際の動作として、手で360°以上回した後で電子操作すると正しい位置に戻ってくれません。つまり、今後とも回転リミッターは必要そうです。うーん、残念…

ただ、少し前にSesame 6 Proを買われて、回転リミッター無しでも問題なかったと知らせてくれた方もいらしたので、ケースバイケースの可能性もあります。

ウチで固定プレートやサムターンアダプタを買ってくださる方に回転リミッターをお勧めするかどうか悩みます。様子見て必要なら追加注文してくださいね、といいたいところですが、送料が2回分かかってしまうんですよね…現在クリックポスト発送で185円+梱包資材料も入れて250円/回頂戴しているのですが、2026年の10月からクリックポストが値上げして240円になります。単純計算でも305円になります(たぶん切り捨てて300円にする気がしますが)。タイプbなら薄いのでミニレターでも送れるし、定型外郵便なら安上がりですが、追跡がないので送った/届いてないのトラブル時の対処が難しいので悩ましいところです。

■とにかく回転リミッターを順次作成していきます。

少なくとも我が家では必須なので粛々と作っていきます。

いざ作ろうとして気付いた点は、「回転部の外径が小さくなっているため、ピンの太さがシビアになった」ということです。あまり太いと180°に近い回転範囲を確保できなくなります。かといって細くしてしまうと強度面が問題になります。

とりあえずタイプaはSesame 5/6 Pro用と同じピンでギリギリ必要な角度を確保できましたが、角度設定でかなりギリギリ詰めないとカシャっという施錠位置から解錠位置まで回せません。

針の太さは同じにしてますが、せっかくスリムになったmini用なので張り出しも最小限にしたいということで厚みを少し抑えています。結果として針の長さ方向が少し縮んでいて、根元の固定部分の面積が目っているので、今後しばらく使ってみて破損がないか検証します。

ちょっと今忙しいのでタイプbは追々。タイプcは基本的にタイプbで代用可能でほぼニーズがないので今回は相当なことがない限り作らないでいいかなと思っています。d,eも含めて必要があれば。基本的にはaとそのリバース版、そしてbのどちらかをお勧めしていこうかなと思います。幸い、LED位置的にタイプbは無印5みたいに透明レジンで窓をつける必要がないので、a/b、またはaリバース/bをセットにして、手元であう方を使ってね、とした方がコミュニケーションコストを省けて楽な気もします。

スマートキー小型化ケースにNFCタグを仕込んで家の鍵も開けられるようにするテスト

当ショップの人気アイテム、スマートキー小型化ケースに薄型(シール型)のNFCタグを埋め込んで、Sesameタッチ/フェイスの解錠キーとして使えるようにする実験をしてみました。クルマのスマートキー(電子キー)で家の鍵も開けられたら便利だよねというお話です(といっても指紋や顔認証で開けられるんですが)。他にもスマホにタッチして所定のアプリを起動したりプレイリストを再生したり、スマートホームと連動して部屋の照明やエアコンをオンオフできたりします。

こちらで注文できます

トヨタスマートキー小型化ケース

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参考価格: ¥3,500(別途消費税、送料がかかります)

在庫: なし

■Sesameシリーズの鍵として使う

CANDY HOUSE社のスマートロックSesameシリーズと組み合わせて使う指紋認証ユニットのSesameタッチや、顔認証のSesameフェイスにはNFCリーダーが搭載されていて、スマホやApple Watchだけでなく市販のNFCタグを使うを登録して解錠に使うことができます。

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■スマートフォンで読み取って自動処理を起動する

iPhoneだと「ショートカット」という簡易スクリプト実行アプリが標準で備わっており、様々な自動処理を特定のNFCタグ認識をトリガーに起動できます。
Androidの場合はそれに相当する標準機能はないですが、社外アプリを使えばアプリ起動やURLオープンは可能です。こちらの記事が参考になると思います。
https://note.com/numa_numaali/n/nb7a7220af972

■実装メモ

今回はシールタイプの2cm x 1cmサイズのNFCタグを使用。普通、キーホルダーなどを3Dプリンターで作ってNFCタグを埋め込む時は、埋込み位置でプリントを中断し、シールタグを貼って再開するという工程を採ります。ただそれだと留守中にプリントできないので、本品の様にひとつひとつ受注生産するアイテムだと手間がかかります。また完全に埋め込んでしまうため、NFCチップが破損した時に交換ができません。キーホルダーなど使い捨てのものならいいんですが、本品のように他の用途にも使うアイテムだと不親切かなと。将来的に新しい規格のNFCタグが出た時に交換もできるといいだろうと。あと、NFCタグは熱に弱いので、プレミアム版のように100℃までビルドプレートを加熱するような造形方法を採る場合にタグが故障するリスクもあります。

ということで、後付け方式にトライ。「内側にNFCシール貼るだけじゃねーの?」と思われるかも知れませんが、樹脂とはいえ1mm強の厚みがある本ケースだとそれでは電波が弱くなるのか上手く動作しませんでした。特に炭素繊維は導電性があるので鉄板と同じように電波遮断性が高いようです。そこで、ボトムケースにNFCタグサイズの穴を彫り込んで、そこにNFCタグシールを貼った後で蓋をするという形にしました。わざわざ蓋をするのは、その上にくるスマートキー本体とは電波遮断した方が干渉もなくていいのかなという理由です。また、彫り込んだ部分はかなり薄くなってしまうので、多少なりとも強度面で補強になればいいかなという考えです。

背面には生成AIでデザインしたオリジナルのNFCマークをレーザーマーキングしました。

NFCというとスマホの背面にあるNをかたどったロゴが有名ですが、あれはスマホなどNFCリーダーデバイス側につけるものなので、タグ側につけるのは不適切です。また厳密にはライセンスを受けた製品でないと使えないぽいですし。あのアイコンを使わずに、かつNFCタグがあるよ、ここにタッチするんだよ、ということが伝わるようにマークをつけました。まぁ、使う本人がわかっていればいいので不要という方もいそうではあります。

頒布情報

もう少しテストをして、活用方法などのドキュメントも整備した後、こちらのアイテムの有料オプションとして設定しようかと思います。急ぎでほしいという方はお問い合わせいただければと思います。

こちらで注文できます

トヨタスマートキー小型化ケース

トヨタスマートキー小型化ケース

参考価格: ¥3,500(別途消費税、送料がかかります)

在庫: なし

現状、CR2450①タイプでしか作っていませんが、他のタイプも注文が入ったものから順次対応していこうと思います。ただ、CR1650系やCR2032②③などの小さいモデルはもしかすると物理的に入らない可能性もあります。あとAUTHERキーフォブ一体化モデルも難しいかも知れません。

[3Dプリント] Sesameフェイス用傾斜設置マウント

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CandyHouse製スマートロックSesame5を顔認証と静脈認証(とNFC)で解錠できるSesameフェイスど導入して一ヶ月経ちました。自分が運転して駐車場に車庫入れをする関係上、同居人が先に玄関で解錠することがほとんどで、自分は数日に一度くらいしか使用しませんが、認識率、速度などはほぼ不満なく使用しています。

外出時の施錠もSesame Touchでは未登録指紋をトリガにする関係で、わざわざ未登録の指や手のひらで認識エラーを起こす必要があったのが、本機では専用ボタンがついてスピーディになりました。ボタンは少し小さいですが、我が家では3Dプリンターでボタン大型化カバーをつけて使い勝手を改善しています。

■バッテリー消費と認識不備と設置の問題

Facebookグループを見ているとSesameフェイスシリーズの電池寿命が公式が謳っているほど保たないんじゃないかという言説が飛び交っています。ウチも写真のように3Dプリンター部品製作作業をするために卓上に一日置いてたら激減りして既に一度電池交換していますが、やはり近接レーダーが物体の接近を感知して認識処理を走らせることで電力を消費するため、人通りが多い道路/通路に面していたりすると想定以上にバッテリーが減ってしまうといったこともあるようです。アプリからレーダー範囲を狭めたりもできるので、設定環境にあわせた設定調整が必要となります。

もうひとつは赤外線で物体を読み取る関係上、直射日光が本体センサー部や認識対象の顔/手のひらに強く当たっていると認識しづらいということもあるようです。その場合は、日照条件ごと(例:日が当たる時間帯とそうでない時間帯)に顔や静脈を登録すると良いとアナウンスされています。

■そうだ向きを変えよう

そんな中Facebookグループで、ドアや壁にベタ付けするのではなく、ナナメに角度をつけて設置することで、

  • アプローチアングルに最適化しより早い段階で反応させる
  • 通りすがりの人に反応しにくいようにする

といった仮説でDIYされている方をお見かけしました(リスペクトしておりますが実名参加なのでお名前は出さないでおきます)。その方が「3Dプリンターで作ってくれないかなー」と呟いておられたので、手を挙げてみました。

仕掛けとしてはSesameフェイス背面の取り付けパネルの形状にあわせて介在させる形で、Fusionのパラメトリックデザイン機能(数値変更で形状を自動変化させる機能)を活用して、リア側とフロント側の角度と距離を自在に調整できるようにしました。ナナメにすることでリアとフロントが干渉しうるので距離も調整事項になっている形です。実際のパラメーター変更で様々なバリエーションにしている様子は下記の動画でご覧いただけます。

同じくFacebookグループで直射日光を避けるために上下にもアングルがつけられると良いのではという書き込みがあったので、左右だけでなく上下の角度も変えられるようにしてみました(その組み合わせも可能)。

もし使ってみたいという方がいたら希望の角度を伺ってカスタムオーダーが簡単に受けられる環境が整ったというわけです。実際に角度をつけることでバッテリー消費が抑えられたり認識エラーが減らせるかどうかは環境次第なので保証はできませんが、これらの現象に悩まれている方がいたら同じSesameフェイスユーザとして一助になれればと思います。

なお同グループでの当該の書き込みに対してCANDY HOUSE社CEO自らも「製品化したい!」というコメントを書き込んでおり、いずれ公式からもなにかしらのアクセサリが販売される可能性もあります。それがいつどのような選択肢になってくるかは未知数ですが、アングルをつけるというアプローチ自体はCEOも一定の価値を認めているのかなというところです。

■設置例

テスト用のPLAフィラメントで造形したのでグレーです。本体に合わせるなら黒がいいんでしょうが、日光が当たるところで発熱しやすいと考えると、白寄りの明るい色がいいのかなと思います。我が家はガラス面につけてますが、壁側の色にあわせるのもアリかも知れません。

左に20°傾けた例
下に15°傾けた例

製品付属の背面プレート形状に沿った形で、Sesameフェイス本体の下側は飛び出る形になります。

■頒布情報

期待される効果として、

  • 自身がアプローチする方向に向けることで、より早い段階で認識させる(ノーウェイト解錠)
  • 余計な人通りに反応させないようにしてバッテリー消費を軽減する
  • 日照など強い赤外光を避けることで認識率を向上させる

などがありますが、実際に効果があるかは環境次第なので保証はいたしかねます。あくまでご指定いただいた角度通りに製作してお届けするものとお考えください。設置してみて角度があわなかった場合、1回は無償で再作成をいたします

Sesameフェイスにはイタズラや盗難で持ち去りにくくするための固定ネジ(実測でM1.4×4と推察)が付属しています。本品を使うことで二箇所のネジ止めが必要になりますので、互換性があると思われるネジを添付します。ただし添付品と同等の固定力や盗難防止効果を保証するものではありません。

造形カラーはその時のフィラメント材料の在庫の範囲でご希望に添うように調整いたしますが、太陽光の熱線を吸収しやすい黒の場合は耐熱性の高い素材を使用するため材料費が少しあがります

本品は数字キーのないSesameフェイス用です。現状SesameフェイスPro(数字キー付きモデル)は手元に実機がないので対応不可です。要望が多かったり、設計に必要な採寸にご協力いただける方がいらしたら対応するかも知れません。

角度の考え方

アダプタ無しで壁面に普通につけた状態を0°とします。真左に向けたら「左に90°」で、真正面と真横の中間なら45°となります。坂道の傾斜角と同じで、数字に対して抱くイメージよりも大きく傾くとお考えいただくと良いと思います。10°というと誤差くらいの印象だと思いますが、実際には結構傾きます。

また傾けるほど手前への突き出しも多くなりますのでご注意ください。

こちらで注文できます

Sesameフェイス用傾斜設置マウント

Sesameフェイス用傾斜設置マウント

参考価格: ¥800(別途消費税、送料がかかります)

在庫: なし

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[3Dプリント] Sesame Face用クイックハック2点

Sesameフェイス(以下Sesame Face)は概ね順調に使えていますが、ちょっとだけ不便なところがあったので3Dプリンターでサポートツールを2点ほど製作しました。

顔&静脈認証で鍵が開けられる!Sesameフェイス設置

■施錠ボタンを押しやすくする拡大カバー

Sesame Faceはサイドに施錠ボタンが装備されました。Sesame Touchでは「登録されていない指で指紋センサーにタッチする」必要があり、認証失敗を踏む必要があるので若干タイムラグがありました。

Sesame Faceは物理ボタンになってノータイムでロックができスムーズに外出ができるようになっています。ただ、このボタンがいささか小さく狙って押すのがややストレス。特に夜間の薄暗い玄関だと手探りが必要になります。

そこでボタンサイズをちょっとだけ拡大するカバーを作ってみました。

色もあえて派手めのフィラメントを使って目立つようにしています。

■NO.00(PH00)ドライバーL字アダプタ

Sesame Faceのスライドバックプレートには小さな固定ネジがついており、両面テープでドアに貼り付けたベースプレートとがっちり固定することでスライドできなくし盗難しづらくすることができます。

ただプレートの厚さ内に抑えるため、

  • ネジがとても小さい(No.0/PH0相当)
  • ドアにビタ付け

となりとても回しづらいのです。

アネックス(ANEX) 精密ドライバー +0×75 No.3450

それでも通常はこのような細身のドライバーを使えば問題ないのですが、我が家では更に困ったことに2つ上の写真のように凹んだガラス面に取り付けていて、右方向にクリアランスがなく、長いドライバーだと入りません

DAISOのメガネ用ドライバー(PH00)でどうにか締められたのですが、外すのが大変でした。細くて力が入りづらい上に、このドライバーは反対側がマイナスになっていてネジでフタになってるのですが、緩める時はこのフタ側も回ってしまうのです。あらかじめ外しておけばいいんですが、そうすると掴める箇所がかなり短くなります。入手性が良いので緊急用としてはいいのですが、何度も使ってるとネジをナメそう…

六角レンチのようなL字になったドライバーを探してみたのですが00サイズのものは見当たらず、仕方ないので自作しました。

・Ver.1 ビット使用タイプ

まず以前購入したこちらの精密電動ドライバーセットに含まれるPH00サイズのビットを流用するタイプ。

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このビットは細身の六角タイプです。一般的な6.35mm(しぶいち)の六角ビットよりも細い太さ4mmのものです。単品で購入するとしたらコレでしょうか。

これを利用する形て作ったのがこちら。

リアにマグネットを仕込んで、ビットがピタっと吸い付くようにしました。

これでも若干軸が太くて手前に傾いてしまいますが、丁寧にやれば回すこと自体は可能です。

厚みが8mmあり、ドライバーの選択がΦ2mmなので、3mmほど奥にでっぱる形になります。3Dプリントなのであまり外周を薄くすると強度的にも不安なのでこれくらいが妥協点かなと思います。奥側に出っ張らないよう、オープンエンド(C型)レンチみたいな形状も考えましたが、やはり回す度に付け外しするのもそれはそれでビットを落としたりして不便そう。

あとストラップホールくらいつければ良かったなとも。

・Ver.2 ANEX 特小ドライバー流用タイプ

4mm六角の単体ビットも売っている様子がなかったので、もし今度同じお悩みの方に相談を受けた時に調達しやすい形にするため、こちらのドライバーをベースにしたバージョンも作成しました。

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写真ではわかりにくいですが、柄の太いところが六角、お尻側が円柱状になっています。この六角部分にトルクをかけて回す作りになっています。ドライバーの価格も安いので、接着してSesame Face専用にしてしまっても惜しくないです。

ただ残念ながらこちらはメガネ用ドライバーと同じNo.00/PH00サイズの製品しかなく、回せなくはないけど、ちょっと気を遣う感じ(しっかり差し込まないとネジを舐めそう)。

・Ver.3 ビット使用タイプ改良版

ということでVer.1のビット使用タイプに回帰。できるだけギリギリまでドライバー先端を真っ直ぐにネジに当てられるように、フロントを後方にオフセットし、傾斜もつけてみました。

またできるだけ回転角をかせげるように、ベタ付け状態でも指を入れて持ち上げやすいよう、持ち手の部分を長方形から六角形に変更(3Dプリンターの特性として円柱よりは六角形の方が綺麗に出せるという事情がありあえての六角形です)。

ネジ自体が小さいので楽々とはいきませんが、丁寧にやればしっかりナメずに締めたり緩めたりできるようになりました。

こちらで注文できます

4mm六角ビット用L字ホルダー(マグネット付き)

4mm六角ビット用L字ホルダー(マグネット付き)

参考価格: ¥200(別途消費税、送料がかかります)

在庫: なし

BOOTHはこちら

顔&静脈認証で鍵が開けられる!Sesameフェイス設置

2025年5月に発表されたCANDY HOUSEの新型スマートロックアクセサリ、Sesameフェイス(以下Sesame Face)が届きました。Youtubeのプレミア動画で公開した直後20:30から予約受付のところ、注文完了メールのタイムスタンプが20:30分なのでかなり早い予約だったと思います。発売日の朝イチで配送されました。

■Sesame Faceとは?

従来のSesame Touchが指紋とNFCタグ(Suicaなど含む)、Proだと更に暗証番号で認証してSesameを解錠できたのに対し、今回のSesame Faceは更に顔認証と静脈認証に対応しています。ほぼ時期を同じくしてSwitchBotも顔&静脈認証モデルを投入してきたし、ロジテックも法人向けで同機能のスマートロックを発表したので、良いモジュールがパーツメーカーからリリースされたのかも知れませんね。

iPhoneのFaceIDと同じくアクティブIRステレオによる三次元形状解析による顔認証なので、Androidスマホの顔認証に多い静止画像の解析に比べ精度が高いのが売り(写真などでごまかせない)。というかスマートロックとしてはそれくらいでないと恐いですしね。静脈読み取りも赤外線だと思うんでセンサーが共有化できるのかも知れません。マスクとかで顔認証が難しい時の代替非接触認証手段として対応したようです。

今回も無印とPro(テンキー付き)があり、しかも差額が500円しかないので若干迷いましたが、顔+静脈+指紋+NFCがあればテンキーまではいらんだろということで見た目のスッキリさで無印にしました。

■早速取り付けてみた

Sesame Touchは初期ロットでは背面を3Mの両面テープでガッチリ固定する方式で、電池交換する時は必死こいてはがす必要がありました。それが途中からスライドハメ込みの固定プレートがついたり、マグネットが別売されたりした経緯がありますが、さすがに今回は最初からスライドプレート式です。本体はSesame Touch ProとSesame Face無印は同サイズらしく、もしかするとプレートも互換性があるかもですが、我が家はTouch無印→Face無印の乗り換えなのでプレートも貼り替え。結構ガッチリついていて大変でした。ヒートガンなどで温めればいいんですが玄関にコンセントもなく。今回Face無印になって更にプレート/両面テープの面積も大きくなったので、次またなにかに乗り換える時は更に苦戦しそう…

少しフットプリントも厚みも増えたのでやや異物感も増しましたが、ProやSwitchBot ドアロック Ultraよりはマシかなと。

今回CEOは発表動画の中でSesame Touchが盗まれたことはないと断言していましたが、FaceBookの公式コミュニティにも盗難報告挙がっていたので、スライドプレートは便利な分そういうリスクも気にはなります。

そんなことも思いながらFaceのプレートをみてみると、サイドから小さなネジでスライドできなくする仕掛けになっていました。改めて公式製品写真をよくみると従来からSesame Touch Proにはついていたっぽい。Touch無印にはサイズ的に難しかったのかな?

ともあれこれをしっかり締めておけば素手で取り外すのはそれなりに難しくなるので、思いつきのイタズラで外されることはなさそうです。

ただ仕方ないとは思いますが、位置的に真横からまっすぐアプローチしないとならない上、ネジサイズは電池交換時の背面プレートのネジと異なっており、ドライバーも付属していないので一苦労でした。ネジサイズはNo.00(PH00)くらいなので精密ドライバーセットやメガネ用プラスドライバーなら大丈夫ですが、我が家は1枚目の写真のように右方向に段差があり長いドライバーは入りません。家中の00番ドライバーやビットを試したのですがやはり真っ直ぐ挿さないと充分なトルクが出ず(ネジも結構固い)。結局、ダイソーで短いメガネ用ドライバーを買ってくるまで締め付けできずでした。

安心感は増しましたが電池交換は面倒になったので、これからやる人は電池をフルロードにしておいた方が良いかも知れません(本品は電池スロットが4本分で、出荷状態では2本セットされています。2本でも動きますが4本入れておくとより長持ちします)。

アプリからのデバイス追加と認証設定はこれまでのTouchシリーズと一貫していて、指紋やNFCタグの登録手順がわかっていれば全く同じ容量で登録できます。

■ファーストインプレッション

まず感激なのが施錠ボタンとしてハードウェアスイッチがついたこと。従来のTouchでは未登録の指先や手のひらを当てて認証エラーを出すことでロック操作を行っていました。これがボタンひと押しで済むようになって外出時に素早く確実にロックできるようになりました。サイドで小さいので若干押しづらいですが、それでも全然速いです。

肝心の顔と静脈の認識精度&速度ですが、今のところ上々かなと思います。顔や手をかざすと青色LEDが高速点滅を始めるので、認証処理中だなというのがわかります(手をかざすと隠れがちですが)。その位置で静止して待てば条件が良ければ1秒もせず認証されます。ただ手かざしについては割とドンピシャの距離と高さを意識する必要はある印象。直近というよりは10cmくらいは離し、手のひらのど真ん中をレンズに向けるくらいの感覚でしょうか。点滅始まってもなかなか認証しない時には1cmくらい高さをかえてやると認証する、といった感じ。

自分は外出時通年でマスクをしてることが多いですが、車で帰宅する時は車内で外すことが多いので、自宅ドアの前に立った時点ではマスクをしてないことの方が多く、今のところ顔認証がメインになりそう。それでも立ち止まって一呼吸みたいな待ちは生じるので、なんかもっと手前の通路のところに設置して歩いて通過するだけで認証できればいいなとも思いましたが、やはり今のレスポンスだとどこかで立ち止まる必要はありそう。

いつも指紋がだんだん認証されなくて定期的に再登録をしていた同居人については、やはり顔も静脈もいまいち認識されず「コイツもやっぱダメか…」となりかけたんですが、私がガイドしながらきっちり登録した後、今日の帰宅時は一発で解錠できたようで喜んでいました。もう少し継続観察はしてみます。

■まとめ

Sesame Touchの指紋は自分ではそこそこの認識率だと満足していましたが、唯一雨の日は(直接センサーや指に水滴などついていなくても)認識率ガタ落ちでした。今回は非接触なので(レンズさえ汚れていなければ)そういうブレもないのかなと期待しています。

サイドの施錠ボタンだけちょっと小さいので3Dプリンターで大型化にチャレンジしてみようかな?とは思ったり。