ホットクックで作るカスタム”沼”レシピメモ

先日の投稿でホットクックで”沼”を作っていると書きました。うちのは初期型ですが内鍋をフッ素コーティング付きに買いなおしたので、一段と捗っています。

あれからまたいろいろと試行錯誤したり好みの味付けにカスタムしたりしているので、一度レシピをまとめておこうと思います。

ポイントはストックしやすい冷凍食品と乾物だけでいつでも作れる体制を維持できること。足の速い材料があるとどうしても作りたい時に材料が足りなかったり、使いきれずに余ったりしてモチベーションが下がりがちなので、思い立ったらさっと作れることにこだわっています。

“沼”を簡単におさらいすると、Youtubeチャンネルのマッスルグリルさんが紹介する、たんぱく質(P)、食物繊維(F)、炭水化物(C)のバランスのとれた作り置きの効くメニューの1つです。見た目がアレなので”沼”と自虐的に名付けられたようです。言ってしまえば「鶏むね肉の入ったカレー味の雑炊/おかゆ」だと思います。

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Youtubeチャンネルには様々なバリエーションレシピがありますが、例えば上記のレシピ本だと、お米、鶏むね肉、乾燥ワカメ、干しシイタケ、オクラを入れ、調味料としてカレー粉と塩、そしてたっぷりの水、とうい感じ。これを炊飯器で加熱調理し、4時間保温する、という感じ。最近は、「沼の素」なるカット済の高級干しシイタケとワカメ、そしてカレー粉がセットになったキットも売られています。1度買ってみましたが、シイタケでちょっと苦手な臭みみたいなものがなく食べやすかった気がします。カレー粉はかなりガチめでした。

ホットクックの料理時間は手動メニューで混ぜあり40分。特に根拠はないけど、まぁ炊飯器でご飯炊くくらい?下記の分量だとこの時点ではけっこうシャビシャビだけど、そのまま保温モードにしてしばらく放置しておくといい感じになります。ホットクック特有のかき混ぜがあることで、レシピに記載されている投入順とか無視してもいいかなって思っています。

ホットクックいいよホットクック。9月に出たばかりの2022年モデルは型番末尾Gで左右のでっぱりが小さくなってスリムになり、高速かき混ぜで卵料理や生クリームのホイップができるようになったっぽいですがまだ6.6万ほどするので、それ以外はほぼ同じなFやE世代の在庫品がお買い得かも知れません。

■飽きないようにレシピをカスタムしてローテーション

あまり美味しさを追求して具材を変えてしまうと結局自分好みな高カロリーメニューになってしまいそうなので、食材の変更はほどほどにして調味料で味付けだけかえています。具材で唯一足しているのが枝豆。フニャ目の具材が多いので、ちょっと食感に変化をつけたくて。

標準レシピだとしいたけが「1つかみ」となってて結構多めだったんですが、風味がキツすぎるので減らしています。そして1.6Lタイプのホットクックでこんな分量で作っています。

  • 米…1合
  • 鶏胸肉…2枚
  • 干しシイタケ…1枚をスライス
  • オクラ…5,6本分
  • 枝豆…適当にザラザラっと
  • 乾燥ワカメ…1つかみ
  • 乾燥こんぶ(出汁用)[NEW!]
  • 水…1LまたはMAXラインまで

鶏胸肉とオクラと枝豆は業務スーパーで冷凍品を買ってきてストック。オクラは最初ノンカットだったので5,6本としてましたが、今はカット済みを買っているので目分量です。米、シイタケ、ワカメは乾物なので消費期限を気にせずともよく、これでいつでも作れるという状態になっています。

2021.10.21:出汁用のカット昆布を追加しました。こういうヤツですね↓。

そして味付け。カレーベースの時は、最初は普段使っているこちらのフレークタイプのカレーを入れてたんですが、やはりルー=油分なので今は純粋なカレー粉にかえました。

まぁ味はやっぱりルーの方がコクがあって美味しかった気がします。あと、高血圧なので塩を控えめにして、食べる時に胡椒系のスパイスをちょい振りして変化をつけています。

そして最近気に入っているのが和風バージョン。枝豆の代わりに栗(甘露煮)を入れます。ドンキとかにたまに安く売ってるのを買っておきます。

(訳あり) 栗甘露煮 総量 1100g

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シロップはちょい入れるくらい。そしてカレー粉の代わりにみんな大好き創味のつゆ。コイツは万能ですね。

創味 つゆ 500ml×3本

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この栗と創味のつゆで「炊き込みご飯的な味の雑炊」になります。カレー味でやや浮いていたシイタケも違和感なくマッチ。

実はまだ1回つか作ってないけど、いきなり完成形来たな!って感じで記事にしておきます。

また別案が出来たら追記します。

初期型ホットクックの内鍋をフッ素加工モデルに替えてみた

我が家ではたぶん最初期型のホットクックが現役です。

この頃のモデルは内鍋が銀色のステンレス製でした。

しかし少し前のモデルからはフッ素コーティングされた黒いものに変更され、こびりつきが減り素早く洗える様に改良されていました。無線LAN経由でレシピ集を拡張できたり音声ガイドが搭載されたり、さらにこの(2021年)9月に発売予定の最新モデルはかき混ぜ能力がアップして卵溶きまで自動でできるようになった模様。

そろそろ買い替えようかなーとかなり心が揺れました。

が、最近作るものといえば、

  1. 沼、ジャガバードなどマッスルグリルのダイエット炊飯器レシピ
  2. 豚肉と白菜のミルフィーユ
  3. かぼちゃの煮物

くらい。マッスルグリルとはボディビルダーかつ調理師のYoutubeチャンネルで、通称「沼」と呼ばれるたんぱく質(Protein)、脂質(Fat)、炭水化物(Carbohydrate)のPFCバランスに配慮しつつ、鶏むね肉を中心とした材料を炊飯器にぶっこんで加熱するだけ、という継続性重視、見た目ガン無視の食事メニューを紹介しています。本来は炊飯器で調理する想定なんですが、ごはん用と別に専用炊飯器を買い足すほどでもないし、攪拌ができる分ホットクックの方がよくね?ってことでこちらを使っています。もちろん公式レシピにはないので、適当に40分くらいの加熱+保温で使っています。家族は完全に2と3でしか使いません。

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てことで、最新型に買い換えてメニューが充実しても最初の物珍しさで何品か作っても、結局「”沼”製造機」にフォールバックする可能性が予見されました。一方で使用頻度だけは各段に上がっている(1度でだいたい3日分くらいなので、それに準じる頻度)ので、洗い物の手間だけは改善したいなと思い、前々から悩んでいた「内鍋だけフッ素コーテイング版に買い替え」という選択肢に踏み切りました。

そう、SHARPは内鍋を単品発売しており、旧モデルとも互換性があり、かつ補修部品扱いではなく一般流通販売させているのです。こちらは1.6Lモデル用。もちろん他のサイズ用もあります。

存在は前々から察知していたんですが1万円越えだったので躊躇してたんですよね。しかしレビューはみな絶賛だし、まぁセールの勢いで。

さっそく”沼”を作ってみました。

沼を作ってみた。

”沼”の材料は、鶏むね肉、お米、干しシイタケ、乾燥わかめ、カレー粉という感じのいわばカレー味の肉入り雑炊という感じ。写真は冷凍枝豆もぶっこんでいますが、まぁ基本的にはそうこびり付く要素はありません。でもまぁ長年使っていてステンレス鍋表面に傷があって汚れがつきやすかったり、あとカレーで全体が黄色っぽくなるので、なんだかんだでガシガシ擦って洗う必要はあります。さて、それがどうなるか?とりあえず鍋が黒いと見た目がアレな”沼”もちょっと映えますね(笑)。

で、調理後の中身をかき出してタッパーに移した後がこちら(少々お見苦しくてすみません)。

沼をタッパーに移した後。かなり弾いてます。

単に新品ってこともあるでしょうけど、かなり弾いていますね。この後、洗剤をつけたスポンジでさっと拭くように洗うだけで綺麗になりました。全然力はいりません。これは楽かも。時間にしたらほんの2,3分の省力化かも知れませんが、楽なのは間違いありません。1万円だす価値があるかというと微妙ですが、セールなどで少し安くなってたり、買い回りでアイテム数を稼ぎたい時なんかの勢い買いにはもってこいなんじゃないでしょうか。

せっかくだからこびり付きそうな焼きもの系のメニューをひさしぶりにやってみようかな?(←迂闊にモチベーションあがって結局新型買うフラグ)

 

ジェネリック・RIZAP牛サラダを毎日手軽に作るためのFOOD SAVER

吉野家のライザップ牛サラダという文字通りRIZAPとのコラボメニューがあります。牛丼ではなく牛サラダでありご飯無しのロカボメニューです。味はなかなか好みだし、毎日一食これにできたら良かろうなという感じがします。

ライザップ牛サラダの写真

お値段もまぁアリっちゃアリなところなんですが我が家からは最寄り店舗でも距離的に微妙だったり同居人が吉野家をあまり好きではなかったりして、そうそう頻繁には通えません。

そこでジェネリックメニューを自宅で再現することにしました。キーアイテムは冷凍の牛丼の素です。

吉野家 冷凍ミニ牛丼の具10袋セット

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お茶碗サイズの「ミニ」が10食2,980円。より数の多い割安パックがあったり、たまにセールしてたりします。これなら味がまんま吉野家の牛肉&タマネギなので、後は

  • キャベツ千切り
  • 茹でブロッコリー
  • 鶏ササミ
  • 茹で豆
  • 温泉卵

があればほぼ完璧な再現となります。ササミは安い生肉を買ってきて茹でればOK。茹で豆は缶詰でいいでしょう。

温泉卵も面倒くさいので出来合いで。それでも毎回これを全て用意するのは手間です。時間のない朝とかにサッと作って食べたい。ということで、ちょうど同居人が仕事に使うのに物色していた真空パック機に出資して使わせてもらうことに。特にキャベツが自分で千切りにするにしろカット済みのを買ってくるにしろ足が速いので、一回分の個包装にできれば使いやすいんじゃないかという仮説。

少し前までコストコに置いてあったらしく買いにいったら春頃に取り扱い終了してシンプルなモデルに置き換わってました。なのでAmazonにて購入。2万円強。

FoodSaver 【公式】 真空パック機 フードセーバー FM5460-040

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このFM5460の特徴は、3種類のパックに対応している点。

  1. 使い捨てのロールから好きなサイズに切って上下を熱で封じて作るパック(幅が2サイズ)
  2. 繰り返し利用可能なジッパー&空気弁のついたジップロック的なバッグ
  3. 樹脂容器

の3つで、後ろ2つは右上にある吸引器を使って空気を抜きます。それぞれ冷凍可否や水分量による向き不向きがあります。下位モデルではこれらのうち1つ、2つだけだったりするのに対し、全部入りがこのFM5460になります。

今回のジェネリック牛サラダについては、とりあえず味的に別になくてもいっかなという温泉卵は保留にして、牛丼以外の具材をあらかじめ1)で1パックにしておき、牛丼は冷蔵庫解凍しておき常温程度にあたためて2つを混ぜるだけ、という形にしようと考えました。

こんな感じ。今回はブロッコリーが高かったので見送り。まぁこれもなきゃなくてもと思ってます。

使ってみての感想は、まず音が結構うるさいという点。集合住宅では夜中に使うのは憚られます。あとロールをカットする時にかなりマージンをとっておかないと吸い取り口にセットできないという点。ロールの消費を抑える為に内容物の容量のギリギリを攻め過ぎると失敗します。あと素手で開封できるような切り口がついてるといいなぁと。

あとキャベツが他の具材の水分を吸ってしまうとアレなのでもしかしたら垂直にも加熱して仕切りを作ってやったらキャベツとその他の具材で別にパックできていいんじゃないかなとか。次回試してみようと思います。

 

場所を結構とるのとうるさくて夜作業できないのが難点ですが、これから色々なものに活用していこうと思います。

チョップドサラダをもりもり食べたいので専用プロセッサーを買った

最近、夜中の間食というかアニメとかみながら無駄にものを食べてしまうのが止まらず体重増加に歯止めがかからないのが悩み。そんな折り、デニーズでPREMIUMデニーズサラダというメニューが気に入って、一定の腹持ちはしつつもロカボなサラダを自宅でも食べればイイジャナイ!?と思い立ちました。問題は毎日続けられる手軽さ(と美味しさ)。なにかガジェットを衝動買いすることで解決できないかとリサーチ。

そこで辿り着いたのが流行のチョップドサラダ。文字通りなんでもみじん切りで混ぜちゃう系。お店ではクリンゴンのバトラフみたいな専用包丁でザクザクやるみたいですが(行ったことないから知らん)、自宅ではもうちょい手軽にやるための製品があります。それがこちら。

普通のフードプロセッサと違うのは中に紫色のメッシュ状の部品がついてる点。ここに材料を詰め込んで回転ブレードで切ったもののうち、編み目を抜けられるサイズのものが下に落ちていきます。落ちたらもう刃は届かないので、ミンチになるまでつぶれてしまうことはない、という寸法です。固いものと柔らかいものが混ざっていてもOKということなので、葉物野菜だけでなく生の人参やナッツ系なども気にせず混ぜてカットすることができます。一人なら下のカップ部分に直接ドレッシングなども入れてスプーンで混ぜて食べるのも洗い物が減ってあり。

ラインナップには冷凍素材にも対応した別ブレードがついたものもありますが、多分使わないだろうなと思い下位モデルをチョイス。余計な部品がキッチンに溢れずに良いです。ちょうどモデルチェンジ時期なのかヨドバシは販売終了。コジマ店舗にいったら8,000円弱でしたが在庫なし。ただし系列のビックカメラで3,880円(税別)になってるので取り寄せでよければ同じ値段で、と提案されたので決断しました。

操作は簡単で上の本体(白い部分)を中蓋をセットしたカップにのせて、上から押しつけるとその間モーターが回転します。きちっとハマってないと回らないので安全生も高そう。本体以外のパーツはすべて食洗機対応です。肉などを入れるとかなり油でべっとりするので食洗機で丸洗いできるのは有り難い。本体が一番ずっしりしているので、見た目のシンプルオシャレさよりは握りやすさ、落としにくさをもう少し追求した形状だったら良かったなと思います。

パワーは問題なし。ナッツ類も面白いように砕いていきます。ただし水分や油分が多い食材は苦手。うまくカゴから落ちなくてそのままミンチ状になってしまうことも。例えば豆腐は無理でしたw。あと照り焼きチキンなどは油で貼り付くのでこれも下に落ちにくく、手で洗うのも大変です。

なんでもかんでもチョップしようと思わず、肉や魚といった食材はちょい手間ですが包丁で適当にスライスして盛る、とかの方が結果的に片付けも楽だし食感も腹持ち感もいいんじゃないかなと。当面色々な食材やドレッシングを組み合わせるだけで楽しめそうです。

WellnessLink対応 体組成計 HBF-208IT

先日紹介した活動量計HJA-307ITですが、速攻でなくしましたorz。ジーンズのメインポケットにケータイと一緒にいれておいたらケータイに傷がつきまくりだったので、コインポケット(通常のポケットの上にある小さいポケット)に入れて運用していたんですが、気付いたらなくなってました…

仕方ないのでもう1つ買い直し、ついそのまま勢いでおなじWellnessLink対応の体組成計とねむり時間計もゲットw。

■活動量計の紛失防止策

活動量計を再度無くさない様、ストラップをつけることにしました。クリップタイプのものが付属しているんですが使いづらそうだったので別途カールコードタイプでクリップの代わりにカラビナがついており、またガジェット側が取り外しできるものをチョイス。これでポケットから取り出して歩数を確認したり、自宅で通信トレイにのせて同期したりのやりやすさもキープできたんじゃないかと。

■体組成計 HBF-208IT

で、体組成計です。前記事にも書きましたが元々同じオムロンの体組成計を使っていたので計測値をWellnessLinkのサイトに手打ちしてやれば一応ログはとれるんですが、やっぱり手間なのと、手打ちではできない機能に興味がわいたので買って見ました。

その手打ちではできない機能とは「朝晩ダイエット」というサービスです。通常体重は朝起きてすぐが一番減っており、夜の夕食後が一番増えています。この自然な増減分も勘案した上で、一日単位の達成目標を立てて継続して取り組んでいくというコンセプトです。まだ設定したばかりで数値が入ってないですが、画面例は以下のような感じ。

asaban

青い線が今の体重(やだ、はずかしい…///)。オレンジが目標値。これは一ヶ月で無理のない推奨値(2%減)を提示してくれるのでそれをそのまま採用しました。で斜めの線にそって朝晩で上下しながら下降していくというのが理想という訳です。別に朝だけ、夜だけの値をつけていってもいいんですが、一日単位のわかりやすい小目標が出来、その達成率(週の何日達成できたか)を意識させるというのが狙いっぽいです。で、活動量計の方にも連動して目標活動カロリーが転送され、リアルタイムにあと何kcal消費するべきか確認できます(σ(^^)の場合は632kcalに設定されました)。日ごとにメモも記入できるので「外食した」とか書き込んでおけば、数値との相関も検証できます。

正直手入力じゃダメな理由はなさげですが、まぁハードも売っていかないといけないというマーケティング的な制約でしょう。手入力でも一日に複数回時刻入りで記入することはできるので、上記のグラフは生成されないですが自分で同じような取り組みをすることはできます。でもまぁ7,000円台で買えるし、以下のメリットもあるしってことで購入に踏み切りました。

手入力の場合、日付を選択した上で、体重、基礎代謝、体脂肪率、骨格筋率、内臓脂肪レベル、体年齢、時刻を入力することになります(BMIは自動で計算される)が、本製品は2つの方法で自動転記することができます。

・計測データの転送(USB接続)

付属のminiUSBケーブルでPCにつなぎ転送します。WindowsにもMacにも対応しています。ユーティリティはタスクトレイ/メニューバーに常駐するタイプのほぼGUIを持たないアプリでPC上にデータを蓄積するのではなく受け取ったデータをWellnessLinkに送信するだけのものです。活動量計など他のデバイスとも共用なので一度インストールすればOKです。設定後はUSBケーブルをつなぐだけで自動的に最新データが送信されます。ただ残念なことにUSBケーブルがつながっていると通信モードのまま計測ができません。PCの側の置いて常時つなぎっぱなしで使うことはできないという訳です。普段はケーブルを抜いて置いて、転送する度につなぐ手間が必要です。測定完了時にオンラインだったら送信する、とかせめて手動で操作できる送信ボタンがあればよかったのになと思います。本体内にメモリがあるので必ずしも毎日アップロードする必要はないですが、「朝晩ダイエット」のようなサービスがあるんだから、基本的に測定したら即時アップロードをしたいと思う人も多いはず。もう少し手間を省く工夫が欲しかったです。ここはWiFi Body Scaleに負けてる点だと思います。

また活動量計の時と同様、このユーティリティの調子がイマイチで、(ユーティリティを)再起動しなければ認識できないことも。活動量計の時はUSB通信トレイの抜き差しで良かったんですが、どうもこちらはユーティリティを一度終了しないとダメっぽいです。スリープをすると見失うのかな?できれば改善してほしいものです。

あとWellnessLink導入済みだと初期設定が全て自動で転送されるのが楽でいいです。活動量計を買い直して再設定する時にも思ったんですが、サービス上に保存されている年齢、身長、性別、居住地(体重計への緯度による誤差を補正するのに必要)などが登録作業時に自動的にダウンロードされます。

・計測データの転送(おサイフケータイ)

本モデルはFelica通信に対応しており、おサイフケータイ(ガラケーでもスマートフォンでも)経由で計測値を送ることもできます(ガラケーはdocomoのみ)。我が家は今のところおサイフ対応Androidがないのでガラケーで試用してみました。ガラケーの場合は専用のiアプリをインストール、起動し、体組成計の上面のマークの部分にタッチさせるだけです。ケータイ上でグラフなどを表示する機能はなく、単純に計測値を転送するだけです。こっちを使えばPCから遠い脱衣所などに設定してあっても楽にデータ送信ができます。

ただウチの場合はおサイフケータイ用に割りきった回線でパケホーダイ的なプランをつけてないので、わざわざパケ代払って転送するのも微妙。まぁテキストデータなのでメール1通分程度の話ですし、大抵の人はパケホーダイでしょうから関係ない話ですが。やはりできればスマートフォンで使いたいところです。

・その他ハード面

今までに使っていたモデルが両手両足測定モデルだったので、それに比べると本機は薄いし外れる部分もないので扱いやすいです。最近は一週間以上帰省することも多いので、持って行き来したりするのが楽なのは嬉しいです。

一般に両手両足モデルの方が測定が正確と言われていますが、実際測定値は同じオムロンでも多少食い違います。でもまぁグラフにしてみれば誤差と区別つかないレベルかも知れません。

 

とまぁ、「朝晩ダイエット」と計測値の(半)自動転送の手間に8,000円弱(-旧製品の売却益)ならまぁありかなと思いました。希望を言えば毎日のデータ転送の手間はもう少し改善の余地があるんじゃないかなと感じます。WiFi Body Scaleのような完全自動を目指してほしいところです。せめてドライバはもう少し安定動作するようバージョンアップを望みます。

■通信方式や利用条件がデバイスごとにバラバラでキレるレベル

あと、体組成計、活動量計、婦人体温計、血圧計、ねむり時間計と様々な計測デバイスをWellnessLinkというWebサービスで統合管理できる点はとても面白いのですが、それぞれに使える送信手段がバラバラでとてもわかりにくいのは改善が必要でしょう。σ(^^)でも何度もカタログページや仕様表とにらめっこしてやっと、というレベルです。普通の人はキレます。

活動量計307ITには専用の通信トレイHHX-IT2がついてきますが、これはねむり時間計では使えず、別売りのトレイHHX-IT3を購入する必要があります。しかし逆にHHX-IT3は307ITでも使えます。だったらいっそ307ITにトレイは付属させないで価格を抑えてくれればいいのに。発売時期の違いもあるでしょうが、だったらとっとと307IT-2みたいに品番をかえてHHX-IT3を付属させるべきでしょう(単品購入した場合の価格はほぼ一緒)。

また、体組成計208ITはdocomoガラケーでも転送できますが、ねむり時間計やはスマートフォンのみ、来月発売の睡眠計はSDカードまたはUSB経由。活動量計307ITは非接点通信トレイを使うものの、おサイフケータイには非対応。これを正しく理解して使い分けられる人がはたしてどれらけいるのやら。ちゃんと把握できてる店員さんがどれだけいるかもあやしいものです。これも発売時期のズレによるもので、ガラケーはサポート終息方向なんでしょうが、もう少し整理されてせめて一覧表でもあると良いんじゃないでしょうかね(いっそ自分で作ろうと思ったけど間違いないく作れる自信がないのでパスw)。

 

ねむり時間計についてはもう少し使ってから後日レビューします。