Starlink Miniを買うたった(届いた)

届きました。注文が2/3早朝、出荷のお知らせが来たのが2/7午後、名古屋から佐川で送られて到着が2/9の昼過ぎ頃でした。納期表示が「通常14日~20日」だったことを思えば早く届いたかなと思います。ちなみにこれを書いてる時点では「1~2週間」に短縮されたようです。

早速セッティング、アクティベート、ベンチマークをしていきます。なお現時点でStarlink Miniの日本語の動画はレアだったので、一応自分でも撮影してみました。動画でみたい方はこちらをどうぞ。

パッケージ内容はこんな感じで、本体の下に電源ケーブルが収まっています。かなりシンプル。IKEAみ。

付属のACアダプタはこれ。USB Type-Cではなくいわゆる5521(外径φ5.5mm 内径φ2.1m)プラグのジャックに防水機構をもたせたもの。プラグ側にゴムパッキンが一体化しています。デカくて角張っていて、電源プラグも折りたためないアメリカンな雰囲気。

出力は「30V x 2.0A = 60A」のようです。USB PDの時は100Wが必要ぽいですが、こっちは60Wでいいんだ?という感じ。

実使用は20~40W程度のようですが、15mとか長尺ケーブルを使うせいか減衰も考慮して高めの電圧で送り出す必要はあるみたい。

いずれにせよあんまりイケてるACアダプタではないので、もしポータブルで使うならUSB PD環境を揃えて使いたいところ。先の記事にも書きましたが、こちらの変換アダプタを注文済み。同梱品だけではUSB PD給電はできず、純正オプションも社外品も翌日配送では入手できないので注意が必要です。

ハード周りで気になったのはその防水プラグ。電源ポートと有線LANポートそれぞれパッキンのついた防水プラグ仕様なんですが、その抜き差しが結構固い。これがStarlinkプラグという大層な名称の有線LANポート用のキャップです。

確実な防水のためには仕方ないんでしょうが、かなりキツキツで、その上つかんで引っ張れる持ち手が小さいので結構グリグリ力を入れて引っ張る必要があります。これがケーブルになると、ケーブル自体を引っ張るわけにもいかず、更につかみ所がないのです。

またこれも防水のためかもですが、実際のポートhじゃ結構奥深いところにあります。

市販のRJ45ケーブルをさすごこんな感じで爪までスッポリ入ってしまって、マイナスドライバーかピンセットでも使わないと外せなくなります(^^;)。ブーツがついててそっちから爪を押さえられるケーブルもありますが、それはそれでブーツの幅で奥に刺さらなそう。

基本はこういう専用設計のプラグである必要がありそうですね(写真のグレーの方)。

一応、3Dプリントで一般ケーブルを使うカバーが作れないか思案中。

設置&アクティベーション

とりあえず庭で初期設定。植木の影にならないよう脚立の上に設置。

専用アプリによる位置決めや初期設定の様子は是非動画でご覧ください。

アプリは概ねしっかりしてわかりやすい出来なんですが、Webページに遷移して登録するフローがイマイチでした。Apple Payを使って名前や住所、電話番号情報の転記ができるようになっているものの謎のエラーが出て何度やっても通らず、結局全て手入力でクレジットカード決済しました。またその際、自分が悪いのですがメールアドレスを打ち間違い。確認欄もなく確認メールでURLを踏むといった手順もなく、間違えに気付かないまま登録が完了できてしまいました。後からマイページにログインしようとして「メールアドレスが存在しない」的なエラーになって詰み…。ログイン画面ではIDにメールアドレスしか使えないのですが、パスワードリセットでは電話番号を使うことができたのでなんとかサポートのお世話にならずに自己解決できました。なお電話番号も国際形式(81始まり)で入力する必要がありハマる人いそう。電話番号とパスワードで認証した後で、更に二段階認証で登録アドレスにメールが行き「ダメやんけ!」と思ったんですが、再送時にはSMSが選択でき事なきを得ました。間違えたメアドの主には何度も謎メールが届いてしまい申し訳ない。なんかこの辺のフェールセーフのなさがテスラに通じるものがあるなぁと思ったり(偏見)。そもそもメールアドレスを打ち間違えたとわかったのはたまたま動画撮影をしていたからで、それがなかったら「登録まで日数かかるのかなぁ」とか思ってたかも知れません。

■スピード比較

本体に電源が入りアプリとのリンクが確立すると契約前でもスピードテストができます。それがこちら。下り181Mbps/上り15Mbps/レイテンシ23msです。

100Mbpsは超えるっぽいと思ってましたがなかなかです。ただこれはWi-Fi区間を含むかどうか不明。たぶん含んでない気がします。

別途「高度なスピードテスト」というのが実行できて、そちらは「端末-アンテナ間(Wi-Fi速度)」と「アンテナ-衛星間(WAN速度)」が別個に測定できます。ただこれはこれでWAN区間(青)の方が妙に遅い数字になる。じゃぁ総合して181Mbpsってどこから来てんねん、ってことに。

まぁでも確かなのはWi-Fi5(802.11ac)でも足りるってことですかね。ただ後述しますがping値はWi-Fi経由すると結構遅くなる印象はあります。

ここはやはりStarlink外で計測した方がフェアでしょうということで、Ooklaのスピードテストアプリ(iPhone 16 Pro Max )で計測。せっかくなので内蔵セルラーでの速度や5Gモバイルルーター(FS050-W)、自宅回線(フレッツ光10Gbps)とも比べました。またMacBook Proで有線LAN接続も試してみました。動画用に作った画像ですみませんが、こんな感じ。

唯一LINEMO(Softbank低価格ブランドSIM)が180Mbpsを叩き出していますが、それ以外は数十Mbpsくらい。それと比べて160Mbps近く出ているのは立派。しかも5Gエリアとか関係なく空さえ開けていればどこでもこの速度が享受できるわけです。

当然光には遠く及ばないですが、光ファイバーを通すのが難しい集合住宅や賃貸住宅、郊外だったりには貴重です。住所固定プランなら使い放題でも6千円台なので北向きに空が見通せるならアリですね。個人的に光が使えない物件はまず選ばないですが、引っ越してすぐ光が開通できない工事待ちの1,2ヶ月だけ契約するみたいな使い方にも良さそう。

ちなみに10Gbpsの割に光が遅いですがこれは室内のWi-Fiアクセスポイントに庭からつないでいるせいもあるかもです。また2.4GHzと5GHzと6GHzが混在のメッシュWi-Fiなのでもしかすると2.4GHzでつながっていたかも?自宅内で有線LANなら4桁軽く出るのでこれはあくまでWi-Fiがボトルネックになってるとお考えください。

それにしてもSoftbankが”パない”ですね。LINEMOはPerplexityを安く使うために契約していて基本使ってないんですがもったいないな。メイン回線を十何年ぶりにSoftbankにしたい…けどフレッツの光割もあるので、なんか上手い組み合わせを検討しようかな。

閑話休題。あとは有線LANの計測。Starlink Miniの有線ポートにMacBook Proを直結(ハブを介さず)して計測したのがこちら。

speedtestとfast.comで下りが倍違いますが、200Mbps出ました(speedtest.net)。pingも36msなのでか上記の70msと比べるとかなり良くなっています。Starlinkアプリでも23msだったので、ここはWi-Fi区間が足枷になってそうですね。Wi-Fi5なせいなのかルーター自体の性能の問題なのか。レイテンシが気になる使い方(FPSゲームなど)なら有線で使うか有線経由でより新しい規格のアクセスポイント専用機を別に組み合わせた方が良いかも?

一方上りが18Mbps近辺なのは衛星通信側の限界ですかね。特にMiniのアンテナサイズで500km上空の衛星まで送信するんだから仕方ないのでしょう。500kmといったら東京-大阪の距離ですもんね。このA3くらいの板でそんな距離電波を届かせられるというのがいまだによくわからない謎技術。

■車載もしてみた

現状、日本とブラジルでは移動中の利用は法令違反になるので禁止だそうです。ちょっと残念。いわゆる「5GHzは屋外禁止」なのとは別の規制ですかね。それ言い出したら必ず屋外で使うStarlink Miniに5GHz Wi-Fiが内蔵(有効化)されてたらアウトです。こちらの資料によると「移動局としての認可を取れてないから」ということなんですかね。いずれ使えるようになってくれると嬉しいです(何に使うとかはさておき)。

ということで、移動先で車を駐めた状態でテストしてみました。クラウンにはムーンルーフ(サンルーフ)があるので、そのガラスの内側に吸盤で固定するマウントを3Dプリントしていったのですが、上手くつかず後日改善して再挑戦予定。サイズ的には横向きならいけそうでした。そもそもここは熱線カットガラスだと思うので電波透過率も悪い可能性あり。

とりあえず今回はフロントダッシュボードに雑に置いてテスト。USB PDアダプタもまだないので、通常のACアダプタをAC 1500Wポートにつないで給電。

方角もまずは駐車場枠ありきでできるだけ北に向いたところに駐車。その範囲で雑に置いただけ。車内だとスマホアプリでグルグル全天を見回してのテストもできないので。そんな雑な向き、フロントガラス越しであっても下り数十Mbpsは出ました。ネトゲTPSシューティングのTHE DIVISION2を2人でプレイ。自分より遅延にうるさいパートナーでも不満なくプレイできたとのことです。ファミレスなどのフリーWi-Fiやテザリングだと全然ゲームにならないそうなので、それよりも優位ということになります。

そのためにROAMプランを継続契約することは今のノマド頻度からすると厳しいですが、理論的にはファミレスの窓際席に座って、車も窓近くに置ける位置取りならば、モバイルバッテリーで車内にStarlink Miniを稼働させておき、Wi-Fiで店内から利用するとかできそうですね。いずれ山奥のコテージとかいってエクストリームゲーミングもしてみたしなと。

■まとめ

とりあえず前評判通りに使うことができ、自宅外で100Mbps超のネットワークが使えるという手段が手に入ってワクワクします。場合によっては客先UT現場でモバイルルーターの代わりに持ち込んでもみたいですが、アンテナだけ屋外に設置するというのは多くのクライアントのビル建物では難しいかなぁ。たまにゲスト用Wi-FiがショボくてZoom/Teams配信が切れる時に今は上りが強い楽天モバイルをモバイルルーターで使ってたりするんですが、そういう用途にいいかな?でも上り有線なら楽天モバイルかな(エリアなら)。

とりあえず初回契約したので1ヶ月は色々使ってみたい。その後はたぶん休眠かな。

DIYの宿題としては、

  • キャリングケースを用意する
  • サンルーフマウントを完成させる
  • USB PD給電で使ってみる
  • Ethernetポート用の防水ブーツを自作してみる

辺り。特にキャリングケースは保管する上でもポイント。周辺機器やケーブルも含めて1つのバッグ/ケースにまとめて待機させておきたいです。16インチのノートPCに対応したリュック/バッグを中心に物色かな。ハードケースも気になりはしてます。

また追々記事や動画を追加していきますのでご関心あれば時々覗いてみてください。RSSリーダーをご利用の方は登録しておいていただければと思います。

[3Dプリント] 金属検知器TY-20MJの扱いづらいスイッチを改良する

家族の仕事関係で粉体に脱酸素剤を入れる工程があるのですが、入れ忘れのチェック用にこちらの金属検知器を使っています。

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脱酸素剤の主成分は酸化鉄なので、袋の上からこれを当てればピーピー鳴ってくれます。鳴らなければ入れ忘れているということがわかるわけです。その他、服飾関係の作業でまち針の抜き忘れとか、異物混入のチェックに使えます。

2年ほど使っていますが最大の不満は電源スイッチが操作しづらい点でした。スライドスイッチなのですが、写真のようにほぼ出っぱりがないので、爪を立てるようにしなければ入切できず、片手ではほぼ扱えないのがストレス。

ふと「これ3Dプリンターで交換部品を作ってやれば簡単に付け替えられるのでは?」と思ってバラしてみたら案の定、シンプルは樹脂部品がはまっているだけでした。

さっそくリバースエンジニアリング(=採寸)して3Dモデルを起こし、親指で操作しやすい形状にした互換部品を作りました。写真の左下がオリジナルの部品で、右下が1号。真ん中に親指の腹を当てて前後に動かす想定でしたが、やってみると前後それぞれの端っこを抑える方がやりやすかったので丸みをつけて端でも真ん中でも扱えるようにしました。また滑り止めの溝も入れています。

これでばっちり片手で入切できるようになり、左手で小袋を持ち上げて「あれこれ脱酸素剤入ってるかな?」と心配になったらそのまま右手で本機を手に取ってオンして使うことができます。地味ですが非常に効率的に作業ができるようになりました。めでたしめでたし。

Starlink Miniと組み合わせるモバイルバッテリー検討

Starlink MiniはUSB PD 100W出力で動作できるので、モバイルバッテリーを組み合わせればケーブルレス動作もできそう。この動画によると20V出力ができれば65Wでも駆動できてるっぽい。

前記事で紹介したこの動画のように3Dプリンターでケースを作れば一体感も出てヨサゲ。

18650リチウムイオン電池は3500~5800mAhのものが多いですが、容量詐欺も多いので、まぁ3500mAh前後出たとして20,000mAh程度でしょうか。パーツ代や予備電池を含めてもそれほどしないのでこれは選択肢として考えています。Ethernetポートが使えなくなるのは惜しい。

それはそれとして、せっかくStarlink Miniの3Dモデルデータが公開されているので、自分でも市販のPD 100Wモバイルバッテリーを固定するホルダーを3Dプリンターで自作すれば良くね?ということで検討。手持ちのバッテリーはかなり大きいのしかないので、改めて物色。PD 100W仕様でそれなりにコンパクトなものを諸元を元にモデルにして貼り付けてみました。

1. Baseus BladeHD (20,000mAh)

薄型で背面に突出しない形にできそう。モバイルバッテリーはあやしいものを買いたくないので、VGPを受賞しているのは安心材料かも。またバッテリー残量が数値で確認できるディスプレイがあるのも良き。

レンダリングイメージはこんな感じ。

下側ははみ出てしまうものの動画のStarSLed Goに近いフォルムを実現できそう。USBポート同士がかなり近いのでコネクター同士を干渉せずに配置できるかは要検討でしょう。バッテリーのType-Cポートは2つあり、右側を使えばN字配置でどうにか収まる?

2. INIU Power Bank P63-E1(25,000mAh)

次の候補はコレ。

これも聞いたことがないブランドですが、1つ目に貼った動画の中で同じブランドの65Wタイプを使用しているので海外でも販売してるっぽい。こちらも残量表示付きで5色のカラバリがあるのも楽しげ。カタログ容量も少し大きい。

レンダリングはこちら。

厚みはあるので飛び出ますが、もともとStarlink Miniは傾斜スタンドが標準でついてくる位なので、斜めに設置する前提なので、むしろ良いかもとか。フットプリントが小さいので配置に自由度もあります。コネクタが干渉するようなら横配置でもいいかも(ディスプレイも横向いちゃいますが…)。LANケーブルも脇から取り出せそう。

どちらも捨てがたい。18650電池のSled Goは一見安そうですが、電池や充電器まで揃えると結局7千円くらいかかりそう。だったら信頼性も高く、手持ち充電器が使えて、普通に単体でモバイルバッテリーとして普段使いできた方がいいかなとか。まぁ今の生活でモバイルバッテリー自体ほぼ使う機会ないんだけども。

あと単純に一体化させるよりも、キャリングハンドル兼スタンドみたいなものをつけるのも便利かもなとか。夢は広がる。とりあえずブツが到着して傾斜スタンド(3Dモデルに含まれていない)の様子をみてまた検討かな。

Starlink Miniを買うたった(まだ来てない)

宇宙と交信。浪漫ですよね。

パネルアンテナを設置するだけで(空が見渡せる開けた場所なら)国内どこでも衛星インターネット接続ができるStarlinkは日本サービス開始当初から気にはなってました。ただ自宅では10Gbpsの光回線あるし、山奥などでキャンプすることもないし、固定住所でなくても使えるROAMプランはちょっと高いし、災害用でもっとくだけだとちょっともったいないかなぁと思っていました。

また米国では2023年秋に第三世代(以下Gen3)アンテナキットの販売が始まっており、電動方角調整機能を省いて小型化し、ルーター部分の性能(Wi-Fi6対応、有線LANポート)が進化しているので、「もし買うなら第三世代が日本で発売された時かなー」と思っていました。

が、2024年になっても発売される気配がなくいつしか頭の中から離れていきました(実際には2024年夏に国内販売がスタートしたらしい)。

で、さきごろ今度はStarlink Miniが日本でも発売になったという情報をキャッチ。こちらは、

  • さらに小型化し、ルーターも一体型になった(A3より少し大きく1kg台)
  • USB PD給電(100W)にも対応
  • Wi-Fiは5
  • 有線LANポートも引き続き搭載

なんと米国で$599なのに国内価格は34,800円と為替ガン無視で戦略的な価格設定になっています。ブロードバンド普及率が高い日本ではモバイル用途やホームWi-Fiユースも視野に入れて売り込んでいく狙いなんでしょうか。

これは本体価格だけでなく料金プランにも伺えます。いままでは固定住所のレジデンシャル(Regidential)プランとどこでも使えるローム(Roam)プランだったのですが、Roamに低容量版が追加。月単位の契約でいつでも休止可能。2025年2月現在、こんな感じ。

プランどこでも使用最大データ容量月額料金
Regidential不可無制限6,600円
Roam 50GB50GB6,500円
Roam無制限無制限11,500円

Roam 50GBがかなりお手頃です。しかもGB単位で追加購入も可能。

もちろんLTE/5GのデータSIMと比べたら高いですが、

  • 実効スピードが速い
  • 地上基地局が停電や破損で使えない時でもネットできる
  • 浪漫

などもメリットもあります。常時契約しておくかはさておき、3.5万円で備えておくには良いでしょう。ポータブル電源を買っておくのに似た感覚です。

今回、公式サイト以外にヤマダ電機の楽天、Yahoo!ショッピング店舗で販売しているのを見つけ、各種ポイントバックや蓄積ポイントを活用して2万円台で注文できました。「お取り寄せ」で「通常10~20日」表示でしたがまぁそれくらいなら災害も待ってくれるかなと。ちなみにStarlink公式はアメリカ発送らしいですが数日で届いていると報告を見かけます。

■気になるアクセサリ

StarlinkMiniは米国では少し前から販売されているので、既にサードパーティアクセサリも色々と販売されています。なんとSTEP形式の3Dモデルが公式サイトで公開されているので社外アクセサリも開発しやすいのでしょう。いずれ自分でも何か作ってみたいものです。

公式配布データをFusionで読み込んでみた

ともあれ既存アクセサリで気になるのもをいくつか物色。

USB電源アダプター

StarlinkMiniの電源端子は丸型プラグですが別売りのUSB Type-C変換ケーブルを使えばPD 100Wの充電器やモバイルバッテリーで充電できます。純正ケーブルは国内近日発売予定ですが5mしかなさげ。モバイルバッテリーでコンパクトに設営するにはちょっと嵩張るかなということで、こちらの変換コネクタを注文。

StarlinkMiniは防水仕様ですが電源とEthernetケーブルのプラグが防水キャップ仕様になっている必要があり、こちらもしっかり二重のリブがついて対応となっています。USBポート部分は無防備ですが、必要に応じて防水テープで巻くとかしてもいいかなと。というか本当に雨天の中で使うとなれば純正ケーブルを使えばいいので、こちらはあくまでもコンパクト設営用のイメージ。

Ethernetケーブル

こちらも社外品になりますが、いちおう防水リブはついている模様。純正品と違って長さも選べるようです。

Starlink Miniの内蔵Wi-FiアクセスポイントはWi-Fi5なのでやや古い規格です。実際には100Mbps前後しか出ないのでインターネット通信をする分には申し分ないんでしょうが、例えばその配下のネットワークで端末間の高速通信が必要(例: PCとMeta Questで仮想デスクトップするとか)だったり、空いてる6GHz帯を使いたい時等はやはり別体アクセスポイントを使いたくなるかも。そんな時にはこういうのが必要になるでしょう。これも本当に雨天で使わない限り通常のLANケーブルでいいし、なんなら後付けの防水リブを3Dプリンターで作れないかなとも思っているので、まだ購入は保留。

ちなみにEthernetケーブル使用時はStarLink Mini内のルーターはバイパスさせられるっぽいです。「わかってる」仕様ですね。

キャリングケース

ケーブルまで一式収納できて、Starlinkのロゴまで入っているこのケースが候補にはなっています。

ただ公式サイトで買えるバックパックも気になってるので、それの情報をみて検討かな(本体が届いてアカウント作らないとショップを閲覧すらできない)。

Starlink純正バックパック

あとは屋根や車にマウントする各種マウンターなども純正、社外ともにいくつか出ている模様。

クラウンクロスオーバーのムーンルームだとちょっとサイズオーバーかなとも思って保留。買わなくても3Dモデルも色々ありますし。

そもそも日本では走行中の使用は法令違反っぽいし、仮に将来規制緩和されても、トンネルや降下が多い日本だとどうなんですかね。実効速度が5Gルーターやテザリングよりも速ければ、飲食店ノマドの時に駐車中の車内外に設置してWi-Fi経由で店内から使うのも楽しそう。

ケーブルリール(3Dプリントデータ)

有志による公開データですが、10mものケーブルをまとめておくのにこれが良さそうです。正円のモデルもありますが、こちらだと純正箱にもそのまま収まるっぽい。

一体型バッテリーケース

電動工具用のバッテリーを使うアダプタや、18650バッテリーセルx6本で使うアダプタもDIY工作含めて楽しそう。

完全ケーブルレスで運用できるのは浪漫ですが、そこまで稼働時間があるわけではないので使いどころは微妙かも?それぞれの製作者のコメントによると、Dewaltのバッテリーだとサイズによって2~4時間、動画の18650×6本だと2~2.5時間だそうです。18650リチウムイオン電池自体はそこまで高くないので、スペアを大量に用意する手はあるかな(容量詐欺の粗悪品には注意が必要)。

■到着後レビュー予定地

長くなったので別記事にしました。

[3Dプリント] セットドライバーのグリップアダプターを紛失したので自作

普段使い用のこのドライバーキットのグリップアダプタ(黒いの)を紛失してしまったのでFusionでモデリングして3Dプリンターで造形しました。

実は完成してこの記事を書く時にはじめてAmazonで検索してもとのグリップアダプタの形状を確認したので、モデリング時点ではノーヒントで想像で作ってます。なので元の三角形のグリップとは似ても似付かないものに。

要求仕様として意識したのは、

  1. ケースの専用スペースに収まる
  2. ピッチリはまってガタつかない
  3. グリップに垂直に挿してL字使用ができる(使うかわからんけど)
  4. ヒートン回し

という感じ。正直3.と4.は他社のグリップでみていいなと思ったんですが、よくよくみるとED-275付属のグリップアダプタも普通に対応してましたね。

以下がL字使用パターン。

てこの原理でしっかり回せてよさそう。単純に6角穴を貫通させたので、突き抜けちゃうかと思ったんですが、ドライバーが一応太くなっている箇所があって留まるので、写真位置よりは深く刺さらない感じです。

ヒートン回しは規格幅がわからなかったので4mm幅で凹みをつけてみました。

というかお尻側はケースの突起にあわせて差し込む穴がいると思ったんですが、純正グリップアダプターをみるとドライバーを挿す六角穴の側を挿すんですね。だったらヒートン回しの凹みはお尻側にした方がスマートだったかも。

ともあれ、単体では売ってないパーツなので、わざわざそのためにドライバーセットごと買い直すのを回避できて良かったです。