「僕の彼女はサイボーグ」は既視感の連続だった

予告にそそられて観てきました。以下、ネタバレ有り。

■それなんて○○?

散々既出の、「それってサイボーグじゃなくてアンドロイドじゃん!」って突っ込みはさておき、、、結論からいうと、どのシーンもアニメやゲームでお目にかかったことがあるような気がするシチュエーションばっかで、新鮮味にかける感じでした。例えば、人間世界のことがわかっていないアンドロイドがやらかすボケとして、ペットのイグアナを鍋料理しちゃうとか、香水飲むとか読めまくりでした。冒頭のマネキンも読めた。基本プロットも、感情をもたないロボットが色々ボケをかましつつ愛着を醸し出しておき、最後に比較的ベーシックな行動原則(プログラム)に基づいて(人間から見たら)ものすごい自己犠牲的な行動を取って、人間が勝手に感動する、みたいな。それなんてマルチ?な感じ。自分を守って壊れたロボットを、将来科学者になって復元する、って流れも偽ドラえもん最終回とか、ジュブナイルとかで既出。最後に視点が変えて物語をなぞるのもKeyあたりが良くやる手法だし、、、なんか既存の比較的マニアックな世界で使い古されたネタを、一般人向けにかき集めてみました、的な評価ですね。オタク的にw。

■韓流的なギトギト感にため息

あと脚本、監督が韓国人なワケですが、全体にデレシーンとかギトギトに濃ゆくていかにも韓流ドラマな感じでちょっとウっときました(と韓流ドラマをちゃんと観たこともないσ(^^)が書いてみる)。セリフもクサいし、顔の表情が無駄に大げさな印象。そこまで顔の筋肉酷使してしゃべるヤツいたらキモいわ、って位(^^;)。やっぱり今後も韓流ドラマは観ないだろうなと改めて思ったりw。

■ある意味、子供に見せられない

未来から来たばかりのアンドロイドちゃんは服や靴を万引きしたり、店員を電気ショックで気絶させたり、主人公を巻き込んで食い逃げしたりとやりたい放題。主人公も食い逃げ楽しんじゃったり。過去シーンで子供時代の自分も駄菓子屋でお菓子盗んでたり。なんつーか、全般的に脱法行為が平然と行われすぎな映画です(^^;)。

■SFXはまぁ邦画なり…

CGは災害シーンとかそれなりだったけど、一番の山場である、下半身ちぎれたアンドロイドが這って主人公を助けに行くシーンで、露出するメカがショボすぎて萎えましたねぇ。あそこだけはもう少し頑張って欲しかった。むしろ少年時代にタイプリープしたシーンはCGは使ってなかったかも知れないですが、舞台美術としては結構よくできてた印象。駄菓子やの品揃えが良すぎなのが気になった位。

■あの結末は一体…

最後の未来の主人公が死んでから後のシーンはまるまるいらなかったんじゃないですかね?とってつけたよう。博物館に展示される位までは良かったかな(これもありがちな終わり方ですが。オーガンとか)。冒頭の2007年に現れた方が、時間的により未来から来てたんだろうなというのは途中で気付きましたが、まさかそっくりさんとは。てことは、学生の誕生日パーティをみて、ケーキに顔を突っ込ませる習慣を、アンドロイドは学習してないということになる気がするんですが、そこんとこどうなんですかね?で、最後にアンドロイドを失った時間に生身ちゃんが来て一緒に暮らしていくことになったら、主人公が苦労して科学者になってアンドロイドちゃんを蘇らせようとするモチベーションが著しく低下して、タイムパラドックスが生じる気も。まぁ、パラレルワールド的時間観の方で捉えるならアリですが。

一般人的な感覚だと、アンドロイドちゃんはいなくなったけど、クリソツで生身の彼女ができて良かったね、ってことになるんですかね?一般作としては、アンドロイドとくっつくとかいうオチは許容されないのかぁ?

■公開時期が微妙だったかも

無差別銃乱射や女子校立てこもり事件、そして地震と、本来理不尽は犠牲者を出していた未来から、それを回避すべくアンドロイドが送られてきて、実際サクっと救ってしまうワケですが、ちょうど現実に秋葉原の事件、四川大地震、そして今日も岩手、宮城の地震で死者が出たこのタイミングに観るとちょっと切ないですね。

■結論

まぁ、貴重な国産SFに投資という意味では、丸損ではなかった気がします。でもまぁやっぱり日本で作れる実写SFってこんなもんだよなぁ、という印象。サイボーグ(=改造人間)とアンドロイド(=人造人間)をとりちがえてる時点で、すでに科学的考証なんかも期待はしちゃいけないんだろうなという予感はしてましたけども…

過去と未来が循環するタイムリープものとか、すごく長いタイムスパンで伏線がつながる話自体は基本的にすごく好きなんですけどね。マルチも知らないような一般人なら、そこそこ新鮮な邦画SFとして楽しめるのかも知れません。

CyberNavi用定額通信ユニットWS022IN到着

WS022IN

5月下旬予定から延びましたが、WILLCOMのCyberNavi専用定額データ通信ユニットWS022INが到着しました。

ウィルコムプラザに入荷日がわかったら連絡もらう約束してたのに音沙汰なし。2chで既に注文した人がいると聞き、ググったらWILLCOM STOREの注文ページを発見。二日で届きました。

\500~\1,500の従量プランが良いか\1,000の固定プランにするか基準が不明確で決めかねていたんですが、注文サイトに「月8時間程度までなら従量がお得」という目安が提示されていたので、迷わず定額。経理上楽な年額一括払いにしました。

端末価格も当初噂されていた\6,000程度から、期間限定割引で\3,980(事務手数料別)と割安感がある値段でゲット。SmartLoopを使っていて感じるメリットからすればコストパフォーマンスは良いと思います。

開封してみて驚いたのは、各所に出ていた写真から想像していたよりも随分小さい筐体だった点。ほとんどWSIMを基準にしているようなサイズですね。左上は比較用の去年もらったSmartLoopロゴ入りUSBメモリ。ちなみにWSIMのセット方法を記した説明書きは無し。機械が苦手な人は悩むかも知れません。実際には先端の黒いパーツを引っ張ると開くようになっています。

自宅駐車場では受信OK。実はこれを見越して今月から携帯電話の方のパケットパックを外してホワイトプランに変更してたんですが結局月の半分はそっちでパケット通信してしまいました。パケ代いくらになったかなぁ。ともあれ、これでそれを気にせずSmartLoopを最大更新頻度設定で使いまくれます。

ただ、新型ではアルバムジャケットを登録できない関係でCDからのダイレクト録音を使わなくなったので、CDDBのための接続は不要になってしまい、本当にSmartLook専用って感じですね。

入手に苦労したマクロスFサントラ『娘フロ。』

昨日が発売だったんですが、すっかりAmazonに予約したつもりで危うく買い逃すとこでした。AmazonのBD予約ランキングが絶好調っぽいので、サントラも売れるだろうなぁ、と思ってたんですが、案の定でした。

当日になって慌てて横浜駅周辺に走ったんですが、ヨドバシ、ソフマップ、HMV、ゲーマーズ、とらのあなと全滅。意外に近場のTSUTAYAに残ってました。こういう時はアニオタがあんまり来ないとこが逆に穴場ですねw。

で、これがやはり良い出来。菅野よう子のサントラももちろん、シェリルやランカの歌もイイカンジ。シェリルのシングルは既に買ってあったんですが、こっちに収録してあるのはライブ版というか歓声が入ってたりします。ホールエフェクトも入ってるのかな?ちょうど新調したばかりのサイバーナビで聴くとかなり気持ち良いです。ガソリン高のご時世につい遠回りしたりアクセル踏んじゃいそうになって困るくらい(笑)。

やはりマクロス。劇中歌にも手抜きませんね。マクロス7の時にFire BomberのCD売り上げもそれなりにあったみたいなので、やはりここは手堅くってことでしょうか。我々視聴者にとっても良いことです。今後も色々展開してほしいですね。

本編は作画が大変残念なことになっていて、いまだにBDどうしようか決心がつきませんが(^^;)。メカと音楽がいいだけにねぇ。これで5.1chとかならそっちでBD買う意義が高まるんだけどなぁ。

実家のお風呂に防水ワンセグテレビ設置

実家の父親が半身浴かなにかをすると決意したらしく、風呂場でテレビを観られるようにしたい、と行ってきました。

で、7インチクラス/ワンセグで4万程度、10~12インチクラス/12セグで15万~20万コース、という見積もりを出したところ、前者でという返事。

購入したのはLogitecのLTV-1S700WPです。特徴としては、

  • 7インチ
  • ロッドアンテナの他に延長ケーブル付き小型アンテナ付属
  • バッテリーで3時間駆動
  • 壁掛け用ホルダー同梱

といったもの。他の家電メーカーの製品が3.5インチや4インチクラスなのを考えるとコストパフォーマンスは高め。実は同じ中身と思われるEVERGREENの機種だと更に\5,000ほど安いんですが、風呂場に黒モノはあわない気がして、Logitecの方を選びました。

実際つけてみたところ、ロッドアンテナは論外でしたが、ケーブル付きアンテナを窓の外に出してやったら意外とまともに受信しました。ダメだったらEXEMODEのリピータータイプのブースターを買おうと思ってましたが悩ましいところです。バッテリーを充電しに風呂場から脱衣所などに持って出る度にアンテナ線を付け外しすることを思えば、脱衣所にブースターを設置してロッドアンテナ受信する方が使い勝手は良いでしょう。ただ、脱衣所と隣接するダイニングにアンテナ線は来ておらず、リビングからとか2Fの部屋から外壁づたいにアンテナ線自体を引っ張ってこないとならず結構大がかり。また、ウチの家族のことだから、ブースターの電源とか入れっぱなしにするだろうしなぁ(消費電力スペックは約0.15A(DC12V)と蛍光灯以下ですが)。当面はブースターという選択肢は黙っておくかw。

7インチという画面サイズはワンセグの解像度からしたらやや大きすぎで、アラも目立ちますが、ケータイなどと比べ視聴距離は離れるし、眼鏡外してたりするので、やはり大きいに越したことはないかなという印象です。

CyberNavi AVIC-ZH9000装着完了


AVIC-ZH9000[楽天]

AVIC-ZH9000が到着したので早速取り付けました。フロントカメラは広い作業場所が必要そうなので今度実家に帰省した時にやる予定。WILLCOMの通信ユニットはまだ発売待ちです。

以下、某巨大掲示板に書き殴った内容なので、人によっては既視感だらけかも知れません。いかわらず写真の少ないブログですみません。

■ハード周り

前にも書きましたが、ようやくリビングキットが使える2DINタイプが登場しました。VH系のようにDINスペースから上にモニタがせり出さないので、COLTの場合、

  • エアコンの風をふさがない
  • ハザードスイッチを隠さない

というだけでも単純に快適になりました。

それにしても地デジチューナー込みで2DINに収まってるんだから感心ものです。取り外したVH009の頃なんてアナログチューナーなのに、別にハイダウェイボックスがぶらさがってますから。ハイダウェイユニットが減ると、占有面積が減るのもですが、配線が格段に楽になるのが良いですね。ただし、B-CASカード用のリーダー(ETCユニットくらい)が外にぶらさがります。

自宅でリビングキットを利用するために、HDDを含むコアユニット(正式名称不明)を外しますが、エンジンを切る->取り出しボタン長押しで液晶部分が開く->コアユニットをイジェクトする、とした後、モニタが自動で戻りません。次につける時に楽なのも良いですが、「中身空だから盗っても使えないよ~」と車上荒らしにPRする意味でも良いかと思いました。

その液晶パネルオープンのために、取り出しボタンを2秒長押しするんですが、これが一発で成功しないことが多い。ボタンを放してはじめて動作が始まるので、とにかく指を離さないと成功したかどうか判断できないんですが、2秒押したつもりでも無反応だったり。長押しを認識したらピっと鳴る位は欲しかったですね。

画面の色合いがデフォルトではやや青っぽい(色温度が高い)。画質調整は散々探したが見つからず、マニュアルで確認したところ、MENUボタン長押しでしたorz。こちらで色温度を1段階だけ赤側にしたら、ほぼ全機種と違和感ない感じになりました(もしかしたら前機種でも同じことしてたかも?)。

■ソフト周り

全体的なレスポンスは上々です(前機種でもさほど不満を感じてなかったですが)。ちなみに某巨大掲示板で頼まれて測ったんですが、ACCをONにしてから画面に地図が出るまでが14秒。iPodの音は6秒で鳴りだしました。

GUI的には、メニュー項目中の「ここへ行く」とか「案内開始」といった一番頻度が高いボタンが一回り大きくなり、押しやすくなりました。こういう改良は地味に嬉しいです。

操作時の効果音は音色が変わりました。何種類かあるみたいですが、対応付けはまだよくわかってません。お姉さんの声は一緒、、、かな?

  目玉のマルチ検索はまだいまいち使いどころがピンと来てないです。そもそもσ(^^)の使い方だと住所検索と周辺検索だけで事足りるってのもあるんですが。ATOKによる予測文字変換は普通に便利です。

■リビングキット

前機種はTVにつないでリモコンでナビ操作もできたんですが、今世代からはUSBでPCにつなぎ、PC上のソフト(NAVI STUDIO 3.0)で全て操作する方式になりました。ので、ただのマスストレージとしてマウントするかと思いきや、なにやらコア内のプロセッサで処理をしてるのか、やたら熱くなります。電源を車と同じ12Vでとる必要がある関係でしょうが、クレイドル自体が無駄に感じます。miniUSBで直接マスストレージマウントして、そこからはデータ読み出すだけ、あとは全部NAVI STUDIO側で処理という方式にしといてくれれば、出先で(クレードルもってなくても)ノートPCでちょっと使う、なんてことができて便利な気がするし、コストも下がった気がするのに残念です。

クレードルに電源スイッチがついてるんですが、電源のフィードバックはコアユニット側の小さくて暗いLEDランプだけなので、うっかる電源いれっぱなしで一晩放置、とかしてしまいそう(発熱量からして結構電気食ってる予感)。

NAVI STUDIOは2.0以前から大きくUIがかわりました。2.0で吸い出しておいた前機種の登録地点や燃費データは無事インポートできましたが、登録地点管理は2.0の方が使いやすかった気がします。

音楽データやDivX動画データは別途バンドルされているBeatJamを使ってやるんですが、あいからわずイマイチです。前モデルでは1回使ってみてあまりのわからなさに使うのを放棄していましたが、今回は一応動画の転送に成功しました。ただ、一度BeatJam上に登録してから、あらためてデバイスに転送という手順が必要だったり、ネットワークドライブを参照できなかったり(ドライブレターを割り当てるとごまかせます)とお世辞にも使いやすいとは思えないです。じゃぁ、マウントしてるドライブに直接ファイルをドラッグコピーできないかと思ったんですが、該当フォルダは見つけられず。別の隠しパーティションに置いてるんでしょうね?対応プロファイルかどうかや、メタデータの管理をしたいのかも知れませんが、その辺は自分でマネージできる人向けに、ドラッグコピーでファイルを置かせる自由度も与えて欲しかったです。

訂正:実はマウントしてるパーティションは2つあり、もう片方に入ってました。ただ、ファイル名は連番に変換されており、タイトルなどはルートディレクトリにある管理ファイルがもってるっぽいです。これを解析、再現できればBeatJamより簡単で便利なツールが作れるかも。

■地デジ

近所では予想外に12セグの受信ができません。以前、実家の車にZH099Gをつけて豊橋あたりを流した時にはほぼ完璧だったので期待してたんですが。099Gはフロントx2、リアx2のアンテナですが、ZH9000はフロントに4本という構成になったので、ダイバーシティ的に冗長性が足りないんでしょうか?今度帰省して同じ豊橋・田原エリアで比べるのを楽しみにします。

まぁ、基本観ないと思いますが。

■DivX (V.S.V.)

待望のDivXファイルのHDD保存ができるようになりました。1280×720のリアモニタも出たし、地
デジも標準対応なので、1280×720なDivXもいけるかも、と期待してたんですがダメでした。残念。

BeatJamでコピーする時に、必ずジャンル(ドラマ、アニメなど選択)とカテゴリ(番組名など自由記入)の指定を要求されます。ナビ上で、階層になって表示されます。さして膨大なファイルを入れるわけでもないので、ちと余計なお世話ですね。ジャンル階層は全く必要性を感じません。

DVD同様、CMスキップなども普通に使えるのは便利そうです。σ(^^)はCMカット済みのものしか入れないですが。

■iPod

従来のiPodアダプタにかわり、単なるケーブルでつながるようになり、配線は楽になりました。また、動画再生できる点も他社においついた格好ですね。ただ、ソース一覧から直接指定できず、一旦iPodに切り替えてから、さらにメニューで音楽と動画を切り替える感じになるので、ちと面倒です。

また従来機の不満は、プレイリストなどの項目呼び出しがやたら遅く、上から数ページ以内のプレイリストしか事実上使う気が起きなかったり、さりとてiPod側で操作できなかったりもした点でした。が、今モデルからは、ちょっぴりリスト表示が速くなった気がするのと、iPod側での操作を可能にした点が好印象。リストは読み込みが追いついてなくてもとりあえずページめくりができるようになりました(項目内容は「Loading…」とかなんとか出て、追いつき次第表示)。これで、目押しで先行して数ページ先にいける点がGood。また、ナビから操作はできなくなりますが、制御を解放してiPod側で操作できるようにするモードが搭載された点も、現実的な対応だと評価できます。どう考えてもそっちの方が快適なので、iPodの取り付け位置を再検討しようかな。