バッテリ式モバイルルーター Covia CMR-250もゲット

前エントリのD31HWと一緒に買ったのがCoviaのバッテリー内蔵型モバイルルーターのCMR-250。イーモバのUSB系端末をさして、無線LAN経由でネット接続共有するデバイスです。ファームウェア1.0.1が公開されてD31HWにも対応しました。

σ(^^)の場合、仕事の打ち合わせとかをファミレスなんかでやる時に、相手がネット接続手段をもってなかったりすると重宝します。ただこの手の製品はバッテリーが2時間くらいしか保たないので、デカバッテリをつけたEMONTERやDiamondといったWM機にWMWiFiRouterを入れて使ってました。

が、本製品はバッテリーにFUJIフイルムのデジカメで使うNP-120を用いており、しかもROWAあたりの互換品なら1,000円を切る値段で入手できるという点がポイントでした。→のAmazonのリンクでは2個セットで1,500円です。仮にカタログ通り2時間もたなくても、3つも用意しておければ、たいていの打ち合わせ、ファミレス作業は楽勝でしょう。しかも、2chみてると3時間以上もったという書き込みも。

まぁ、ad hocで接続するWMWiFiRouterではPSPやEye-Fiが使えませんが、CMR-250はiPhoneはもちろん、PSP、DSといったデバイスにも対応しています。Eye-Fiはググっても使えたという報告が見つかりませんでした。そのうち試してみます。

■ハード周り

cmr250

写真はD31HWを挿したCRM-250をiPhone 3GSとS21HT Diamondと並べてみたものです。さすがにDiamondより大きいですね。D31HWが突き出る分、卓上のフットプリントも大きいですが、まぁD31HWが上に来るように立ててやればいいかなと。スタバとかテーブルの小さいお店では結構重要。まぁ、感度的に問題ないようならわざわざ卓上に出しておくこともないかも(でもD31HWが結構熱もつからなぁ)。

充電端子はUSB mini-Bなので汎用性高くてGood。

実は最初しばらくD31HWを認識しなくて焦りました。認識しないというか、D31HWを挿して起動すると固まってしまい、無線もとばない。抜いて起動するとちゃんと動く、ということの繰り返し。実はバッテリーが裏返しになってました(^^;)。充電器からの電力だけでは無線部は駆動できるものの、USBデバイスまでは動かせない模様。バッテリー形状が単純な長方形で4方向自在に入ってしまうんですよね。端子のある面としては揃えてたんですが、裏返しでした。それでも充電器つなげば電源は入るので、一旦フタ閉じちゃうとなかなか気づけず。恥ずかしいミスですが、いつか誰かの役に立つかと思い告白しておきます。

■設定

有線ポートなどはないので、マニュアルにあるデフォルトのESSIDでアクセスし、初期IPアドレスをブラウザでたたくと管理ページが出てくる方式です。PC側に一切ツール類を入れなくても使えるところは好印象。暗号化なしならほとんど設定しなくても使えちゃいますが、あまりそこは誉めたくないかも。WPSには対応しています。実はWPSもAOSSも使ったことないので、どういうもんかあんまわかってないんですけども。

で、いまんとこ、iPhoneでWPA/WPA2でつながりません。PCやPSPはちゃんとつながるし、iPhoneもWEPならつながるんですが、WPA/WPA2だと何度やってもパスワードを聞き直される状況。まぁ、iPhone 3GSなんで出先でそんなに高速ネットが必要になることもないやと諦めてWPA以上で使うか、出先で一時的に使うだけのもんだからWEPでいいじゃんってことにするか悩ましいところです。

■速度

自宅ではD31HW直差しでもあまり速度が出ずどうもう21Mbpsエリア外っぽいので、また後日、前エントリと同じ場所にいってテストします。それでも一応2Mbpsは出ました。

iPhone版Eye-FiでCard not foundエラーが出る場合の覚え書き

久しぶりにiPhoneで撮った写真をEye-fiアプリ経由でPCに転送しようと思ったら、なぜか「Card not found」というエラーになってできない。

ググると、iPhone 3Gから3GSに機種変更して設定を移行した場合、アプリ内に端末固有ID(無線のMACアドレス?)が残っていて問題になる模様。一旦アプリをアンインストールして設定をリセットし、再度インストールして設定すればOK。

文庫本のPDA向け電子化を試行錯誤

KindleDXの画面だと、文庫本のScanSnap画像はやや大写しになり、視線移動量が大きくて読みにくさを感じます。Zip/JPEGなら適当なサイズに縮小してDot-by-Dot表示にしてやればいいんですが、ページ指定ジャンプが使えないので使い勝手に問題が出ます。

そこで、文庫本はMeTilTranを駆使してPDA向けに変換して読む方針でレシピを試行錯誤してみました。

その結果がこちらの写真(クリックすると1600×1200の拡大画像)。小説版サマーウォーズのP.54~56付近です。

novel

T-01A(480×800)とiPhone(320×480)に最適化して文字を並べ替えた状態です。文字縮小率は前者が80%、後者が65%。どちらもZip/JPEG形式で前者はMangaMeeyaCE、後者はiComicで表示しています。

やはりT-01Aくらいの解像度があると随分自然ですね。更に小さくしてMeTilTranを使わないでオリジナルレイアウトでもかろうじて読めるんですが、ちょっと目が疲れそうなので断念しました。おそらく電車などの揺れる状況では読めたものではないでしょう。オリジナルの組み版に比べると、2、3文字減ってとこです。

使い勝手ではしおり管理がしっかりしているiComicの方が上ですね。MangaMeeyaだとアプリを起動しなおすと最初からになってしまい、移動コマンドでページ数を指定して適当にジャンプしながら最終既読位置を探すことになります。

ただMeTilTranは作品との相性もあって、この本の場合、誤判定によるレイアウト崩れが結構多い印象。T-01Aの方の1行目の最後の「彼」という文字が画面端にかかって見切れてしまっています。やはり保存用にはオリジナルレイアウトのものをPDFなりで保存しておき、MeTilTranによるPDA用ファイルはあくまで一時使用に限定って感じですかね。

ともあれ完全に片手で読めるのは文庫本のまま読むのに比べても色々アドバンテージがあります。電車読書はもちろん、寝っ転がってお菓子つまみながら読む時とか。

ビューワー用にT-01Aをゲット

CX520Vを買ったポイントが3.5万円くらいあって落ち着かなかったので(笑)、T-01Aを買ってみました。おサイフケータイ用回線名義で買い増し。SIMはおサイフケータイ端末に戻して続投。T-01AはSIM無し運用です。

■料金上の2つの誤算

あんま調べずに店頭に特攻したので、契約段階でいくつか誤算が発覚しました。

  • 一括提示価格の33,600円で買っても、2年以内の契約解除(機種変更も含む)で残金請求がある。
  • Bizホーダイダブルではi-modeパケットが対象外

1つ目は毎月の請求に上乗せされる訳ではないので当面のダメージはないんですが、2年以内に飽きて処分する時にちょっと出費になります。まぁ、1年は持ってるだろうから、一万数千円ならいっか、と思って承諾。

2つ目はSIMをi-modeに戻して使うにはちと厳しいんですが、まぁもともとおサイフケータイを使うための通信(チャージ、マックのクーポン取得など)で、パケット割引サービスもつけてなかったくらいなのでいいや。Bizホーダイダブル自体は使わなければ\390なので非常用にしばらくはつけておこうかと。

■T-01Aをゲットしたねらい

T-01Aを買ってみた理由は800×480とEM-ONE並の解像度を1cm未満の薄さで実現していて、なおかつ1GHzというクロックによる処理速度への期待が持てる点。これにより、KindleDXでは無駄に画面が大きくなってしまう文庫本の電子化データ閲覧にちょうど良いんじゃないかという期待と、1280×720なDivXが再生できてCOWON A3の代替になるんじゃないかという期待です。それによってA3とS21HTが処分できれば安い買い物ではないかなと目論んだ訳です。

■ハード周り

とにかく薄いのは良いです。ガジェットとしてそそります。ただ、国産機の割に、

  • USB端子が日本で一般的なmini Bではなく、micro USB
  • ストラップ穴がない

という海外向け仕様な作りで、docomoで売るのはついでです、みたいな印象。micro USBは最近Kindle用にケーブル類を揃えたばかりだったので個人的にはあまり気にならないですが、ガラケーから以降する人は充電器もイヤホンマイク/ヘッドフォンも使えなくて大変でしょうね。ちなみに充電器はFOMA用のものを変換するアダプタが付属しています。

ストラップ穴がないのも海外的で、薄いだけにシャツのポケットに入れておきたいのですが、屈んだ時に落ちること請け合い。せっかく薄いんだからケースには入れたくないですしねぇ。ちなみにシリコンジャケットが付属してますが、そちらもストラップは取り付けできないようです。

ハードボタンも少なめで、縦にして右側にカメラ、左側にボリューム上下と電源ボタンがあるのみ。Windows Mobileではこのハードボタンの割り当てをカスタマイズして自分仕様にするのが醍醐味なんですよね。MangaMeeyaのページめくり用に左上側にもうひとつボタンが欲しかったです(本体を左手で握って親指で押せる位置)。

あと、薄いだけあってスタイラスは収納できません。更にストラップ穴がないので、スタイラスは事実上使い物にならないですね。で、指だと文字入力するのが激しく不便。メイン端末としてメールをバリバリ書くぜ、とかお考えの人は必ず実機を試してみるのが吉でしょう。

microSDスロットが電池ブタの中にあり、シャットダウンして電池を外さないと出し入れできないのもガッカリ。

全体にiPhoneから「表面のスッキリさにこだわって利便性がないがしろにされる」病を伝染されたデザインと言えるでしょう。

■電子書籍ビューワーとして

WindowsMobile用のビューワーとしては、もう長いこと開発終了したMangaMeeyaCEしか選択肢がない状況が続いています。非常にカスタマイズ性が高いソフトなので、それほど大きな不満はないんですが、T-01Aで使っていてやや不安定な印象を受けます(クラッシュが多い)。インストーラー形式ではないのでmicroSD上でそのまま使ってるのも悪いのかも知れません。どうもこの機種のmicroSD周りは不安定さが色々取り沙汰されてますしね。そのうち本体に移動して試してみます。

表示自体は非常に綺麗でかつサクサクなので快適です。右下側面のカメラボタンがページめくり用にそこそこ良い場所です。YouTubeに見開きモードでの表示例が上がってるようですが、さすがにこの解像度で見開きは厳しいです。むしろ横フィットで表示して、ページめくり動作を「スクロール兼ページ送り」にして使う方が快適な気がしています。

PDFビューワーとしては付属のAdobe Readerはダメですね。全画面表示ができないので解像度が無駄になります。サードパーティのPDFビューワーを物色してみる予定。

■動画ビューワーとして

残念ながらCorePlayerは1080×1080が再生上限のようで、1280x720pファイルは再生できませんでした。続いて、DivX Labからもってきたプレーヤーでは、一応再生できるもののカクカクします。特に全体がスクロールするような変化の大きいシーンはダメですね。2passで瞬間レートが跳ね上がらないようにエンコしてあれば良いんでしょうが、ウチではエンコ時間短縮のために品質保持設定が基本なので、瞬間レートはかなり高くなるポイントがあるはずで、さすがにそれには追いつけないようです。microSDを速いものにしたら、という期待もありますが、あんま変わらないだろうなぁ。こちらは引き続き試行錯誤、情報収集に努める予定。

iPhone用読書アプリiComicが素晴らしい件

KindleDXを某所に貸し出し中のため、せっかく自炊したマンガの入れ先として、随分前に買ったまま一度も試してなかったiPhoneアプリiComicを使ってみました。

そしたらこれが予想外に快適。画面は小さいものの、ページめくりも含めレスポンスも良く、操作カスタマイズもよく練られている印象です。

デフォルトではスワイプによるページめくりが有効になっていますが、これはズーム時のスクロール操作でうっかりめくれてしまうことがあるのでオフ。ページめくりは場所に関係なく、1回で次ページ、2回で前ページ、3回でリストに戻る、という設定が一番使いやすい気がします。画面回転はファイル一覧でのみ自動回転が機能し、ファイルを開いた後はその状態で固定されるので、一覧でタイトルを選ぶ時に希望の向きにしておけば、あとは寝っ転がっても勝手に向きが変わったりしないのでこれまた快適です。片手で快適に読み進められるので、満員電車などでも重宝します。

難点はファイルの転送ですね。iPhoneOSの制約上しかたないですが、単純にUSBで転送はできず、Webサーバーを立ててそこにファイルを置かなければなりません。σ(^^)の場合そこはあまり障壁ではないんですが、ファイル名が半角英数のみだったり、BASIC認証に対応してない点などが不便です。PC上には日本語ファイル名で存在するファイルを、一旦英数名に変更し、iPhone上で再度日本語タイトルにつけなおすという手間がいります。ただ、これはダウンロードリストファイルという形式のテキストファイルを使うことで若干省力化できることがわかりました。

タイトル1.zip
http//…../title1.zip
タイトル2.zip
http//…../title2.zip

という感じで二行一組でテキストファイルを作成し拡張しを.txtにしてサーバーに配置。それをiComicで読ませると、日本語タイトル一覧が表示され、タップでダウンロードできます(iPhone上でのファイル名も日本語の方に置き換わります)。文字コードをUTF-8にしろってのは公式に書いてありますが、改行コードをUNIX(LF)にするってのは書いて無くてハマりました。これをしないとURLの最後に無駄なコードが入って、「Not support file!」と言われます。

残念ながら一括ダウンロードもしてくれないようで、毎回リストから抜けてしまうのが惜しいですが、URLは履歴が使えるので、同じtxtファイルを再読み込みするのは一瞬です。

また、iFunBoxというソフト(Macの場合はDiskAid)を使えば、USB経由で直接保存もできるみたいです。追ってこちらも試してみたいと思います。

 

ともあれ、3GSに買い換えて、ストレージ容量にはかなり余裕があるので、ある程度保存しておけば、Kindleもってない日の電車などにもさっと出して暇つぶしできそうです。