MVNOにも値下げの波 LinksMateも新プランでかなりお得に

国の圧力で三大キャリアがお値打ちなプランを打ち出してきたため、MVNOは更なる低価格化へと追い立てられている感じですね。私がサブ回線などに使っているLinksMateも新プランを発表しました。

従来LinksMateの特徴として、複数SIMでパケットシェアが比較的自由にできるという点がありました。ウチはLTE対応Surfaceをはじめ端末が多いので、SIMいれっぱなしで同じ契約のパケットを共有できることには価値があります。1契約で5枚までのSIMを登録することができますが、ウチは4枚まで契約して、Surface Pro X、Surface Go2、姪二人のiPhone SEに4GBのプランでシェアしていました。5GBで少し余る月が多くて4GBに減らしたんですが、最近は子ども達がよく外出先で使うのかたまに月の後半で使い切ってしまうこともあり、もう一度増やそうかどうしようかという感じでした(一方、コロナ禍でSurface携えてノマドしにいくことはほとんどなくなってますが)。

 

一方、弱点というか悩ましい点としてSIMの追加と削除に3,300円(税込、以下同)の事務手数料がかかる点がありました。4枚のSIM全てを完全解約しようとしたらそれだけで13,200円です。SIMを必要以上に増やすのを躊躇われる障壁でした。

しかし大手キャリアの各種事務手数料撤廃を受けてか、ついにLinksMateでもこれらの手数料が撤廃されました。その代わりに追加時のSIM送料が1,100円(税別)はかかるようになったのと、最後の1枚を解約(プラン解約)では3,300円が発生します。それでもトータルでみればかなりの値引きです。他にも5G利用オプションなどかなりの手数料が無料化されます。また2枚目以降のSIM1枚毎にかかる追加SIM利用量もSMS付きデータSIMの場合で、330円から224円へと値下げ。いままで3枚追加して計4枚運用でしたが、計5枚に増やしてもまだ安くなります。そしてパケット料金も値段据え置きで容量が2倍、つまり半額となりました。もろもろ加味するとかなりお得です。大丈夫か?と心配になるほどです。パケット通信量に関してはMNO側へ支払うコストも下がってるのかも知れませんが、各種事務手数料の収入が減るのはMVNOにとっては痛手なんじゃないでしょうかね。

ともあれ、ユーザとしては最大限活用させてもらうべく、早速SIMを1枚追加しました。これでセルラーモデルながら普段SIMを入れてなかったiPad Proにも常時入れておけます。iPadは紛失時の追跡があるのでできれば入れておきたかったんですよね。ただこれで上限の5枚なので、楽天モバイルの1年無料が切れたら解約する予定のGalaxy Note 10+の分はも追加できず、結局どれかから抜き取ってGalaxyで使うことにはなろうかと。

またLinksMateは各種手数料が高い故にあまり無闇にはユーザが増えず、一定の回線品質を保っていたイメージがあります。手数料無料かと通信量値下げによってドワーっと人が増えて遅くならないといいな…

 

初GoPro。HERO9 + MaxレンズMod + メディアMod導入

私はアクションカメラの中でもGoProというか魚眼効果の大きな広角レンズの映像があまり好きではなく、ガジェット好きな割にGoProシリーズはずっと見送ってきました。スキーとかバイクとかアウトドアな撮影シーンもないですしね。ただ小型カメラの需要と興味は色々あって、アクションカメラとしてはSONYのものは買ったし、最近だと初代DJI OSMO Pocketはゲットしました。

微妙に用途が違うと言われるGoProとOSMO Pocketですが、自由なアングルで手ぶれの少ない動画やタイムラプス映像が撮れるという意味では競合だとも言えます。初代オズポケが出た時にも散々比較されていたかと思います。当時はドローンに関心が高かったこともあり、DJIのジンバル技術に信頼を寄せていたためオズポケを選びましたが、

  • 画面が小さすぎてピントが来てるかわからず時間を掛けて撮ったタイムラプス映像が使い物にならなったこと複数
  • 三脚穴などがなく長時間てぶら撮影時のマウントに難儀した
  • 素早く動き回るペットなどにはActiveTrackが追従しきれなかった
  • HDMI出力がない

などの不満があり処分してしまいました。後継機のOSMO Pocket 2は色々不満点が解消されており、ワイヤレスマイクなどもあって興味津々でしたが価格も上がっておりオモチャとしては買いづらいゾーンに(そういえば初代は元祖PayPay祭りで2割引きで買ったんでした)。

そんな折り、自動車関連の調査業務で記録用にGoPro持ってるか問い合わせがありまして、「まぁ必要なら買ってもいいかな」と思い最新のHERO9について仕様を確認。最新モデル、なかなかスゴいことになってんぞ!と。結局その調査業務は立ち消えてしまったんですが、ガジェット欲と経費としての言い訳がマッチして、「買って色々知見を貯めておくか」と購入を決意。

■HERO9の概要

GoProの中にもMAXとかSessionとか派生シリーズがありますが、HEROはメインラインというか一番オーソドックスなシリーズ。これの9世代目ということだと思います(iPhoneみたいに飛んだりマイナーチェンジのナンバリングとかしてたらわからないですが、私の記憶では3とか4くらいから1ずつ増えてきていると思います。Blackの他にSilverとかグレードがあった世代も)。

特徴として、

  • 電子式というかコンピューテーショナルな手ぶれ補正がより進化
  • 5K30 、4K60まで対応(撮影モードはこちらが見やすい)
  • 画角を犠牲にして歪みを抑えるモードもある。またPCで各種動画編集ソフトで歪み補正もできる(レンズプロファイルをもっている)
  • HDMI出力はないが、別売りのメディアモジュラーを組み合わせれば可能
    • 外部マイクも同モジュラーまたはマイクアダプタで接続可能
    • 他にもディプレイモジュラー、ライトモジュラーなど周辺機器が充実
  • 45°までのホライゾンレベリング(水平維持)
    • Maxレンズモジュラーを装着すれば更に360°まで拡張
  • 自動定点タイムラプスに便利なスケジュールキャプチャー+デュレーションキャプチャー
  • 防水(モジュラーは含まず)

という感じ。手ぶれ補正(HyperSmooth3.0)は作例などを見ていてもかなりイケてる。オズポケのメカニカルなジンバルにもひけを取ってない感じ。特にMaxレンズモジュラーをつけた時は、歩行時の縦揺れもほぼわからない程度に補正されドリーに載せて動いているような滑らかな映像。歩行時の上下運動はオズポケのような3軸ジンバルでも吸収が難しいとされているもので、「ジンバル歩き」などと呼ばれるやや恥ずかしい歩き方をしないとならず、多くのジンバル入門者の心をへし折ってきました(想像)。Hero9 + Maxレンズの歩行揺れの少なさはまさに「メカジンバルなんていらんかったんや!」とオズポケ派だった私を宗旨替えさせるインパクトをもっていました。買うならMaxレンズ込みだわと。

またホライゾンレベリングも興味を引きます。これはカメラの向きが45°までナナメっても映像は回転補正をして水平を維持する、というものです。別ラインのGoPro MAXやHERO9 + Maxレンズであれば更に360°まで補正されます。つまりどんな向きで撮っても映像は正立するということです。この公式動画がわかりやすいかと思います。

ここまでできりゃジンバルいらないでしょと。

■個人的、業務的な選択理由

「HDMI出力のあるちっさいカメラ」として

最近の用途だとATEM Miniの入力ソースに使えるHDMI出力のついた小型カメラが欲しかったりします。しかしこれが意外と見付からない。無数にある中華系アクションカメラまではリサーチが及んでませんが、あるていど信頼できて、広角歪みがないものというとSONYのRX0シリーズくらいでしょうか。

あとマイクがついて少し大きくなってしまうけどZOOMのQ2シリーズ。

ただ、ここいらもHDMI映像からOSDを消せるのかとか本体を逆さまにマウントしても180°回転して映像出せるかとか、説明書PDFを読んでもいまいちわからなかったり。

そんな中でHERO9ならオプションもメディアモジュラーが必要とは言えHDMI出力OK。逆さまマウントもOK。さらにテレワークブームに載ってUSBカメラモードも実装されたので、OBS Studioなんかのソースとして直接入れることもできます。

「クルマで広角映像が撮れるちっさいカメラ」として

私の仕事だとたまにクルマのナビやメーターパネル周りの評価業務で、車内映像を撮ることがあります。その際、運転席と助手席に座った人を両方映そうと思うと、かなり画角が広いカメラを使うか、車外から距離を置いて撮る必要があります。室内の模擬走行スタイルなら後者でもOKですが、実走行を伴う調査の場合は全ての機材を車内に収めないとなりません。そんな時に、HERO9 + Maxレンズなら155°まで撮れるのでAピラー辺りにマウントすればいい感じに撮れるんじゃないかと期待。

またメーターパネルを撮りたいと思った場合も距離を置かずに広角で撮れ、かつ運転に支障がないサイズと考えるとかなりフィットするんじゃないかなと思われます。

これらは実際にどうだったかテストしましたので後述します。

■公式サイトだと思ったより安い!

もうひとつ大きく購入動機をアゲたのは、公式サイトでの販売価格です。イメージ的にGoProは5,6万すると思っていました。本記事執筆時点でヨドバシだと63,800円-10%還元。Amazonの並行輸入品でも5万円台前半くらいです。

それが公式サイトだと条件付きで43,000円だったのです。条件とは、GoPro公式のサブスクサービス(年額6,000円)の加入すること。ただし1年分は含まれています。言い換えると本体が37,000円で6,000円相当のサブスクを強制して43,000円です。そう考えると更に安く思えてきます。サブスクの内容は、

  • 撮影ファイルをクラウドに自動バックアップ(無制限)
  • 故障時に同一機種に交換(回数制限有り)
  • アクセサリーが30~50%OFF(個数制限有り)

というもの。Maxレンズモジュラーやメディアモジュラーなどは30%OFFですが、まぁそれでも安い。というか量販店ではそもそも売ってなさそう。2年目以降継続するかはさておき、オプションの割引きだけみてもむしろ初年度は入った方がお得レベル。

さらにアクセサリーやmicroSDカードがついてくるバンドルセールをちょいちょい内容を変更しながらもやっていて、私は結局、

  • 本体
  • サブスク1年分
  • 32GB microSD
  • スペアバッテリー
  • マグネット付きスイベルクリップ
  • Handler(自撮りスティック)

がセットで43,800円の時に注文。Maxレンズとメディアのモジュラーも同時注文しました。microSDカードは4K以上で撮りまくるのには32GBはどのみち微妙で、64GB + バッテリーで43,000円だった時に買うのも良かったかもですが、悩んでいるうちに内容がリニューアルされてしまいました。

結局、別に128GBを注文。

ちなみにGoPro公式で動作保証しているSDカードはこちらに一覧があります。写真で見た目同じでも細かい型番が違ったりするので、型番でググって、かつ偽物が多いカテゴリなので信頼のおけるショップから買うのをオススメします。私はリストにある中で比較的安めのSAMSUNGのEVOにしました。より読み込みが速いSanDisk Extreme ProならPCへのコピーがより速く終わるというメリットはありますがコスパと容量重視で。ショップは以前にも買って問題のなかったjnhショップ発送のものを選びました。個人的にはここか風見鶏なら大丈夫かなというイメージ。

自撮り棒はバンドルに含まれますが、伸縮タイプが欲しかったのでUlanziのこちらを注文。伸縮かつ三脚にもなるタイプです。UlanziはGoPro互換アクセサリでは定評があるブランドのようです。この自撮り棒も純正のShortyよりも作りが良いという動画レビューをみて。

液晶保護フィルムは「厚みのあるガラスタイプだとメディアモジューラが干渉して割れる」というレビューを見かけたのでペラいフィルムタイプをチョイス。

公式サイト発送はシンガポールから

「エクスプレス サービス | 2~3 日」という配送プランで本来は2,500円ぽかったですがこれもサービスで無料でした。

2月9日(火)の午前1時08分に「GoPro 製品をご注文いただきありがとうございます。」というタイトルのメールが届き、同日18時06分に「Your gopro.com order SO-xxxxxxx has shipped」という出荷完了メール。xxxxxxxの部分は注文番号で、公式サイトからトラッキングするのに必要になります。ただ結局こちらのトラッキングページからは「申し訳ありません。現在注文ステータスをご利用いただけません。後でもう一度試してください。」となって全然見られないままでした。一方メールの中にはUPSの追跡リンクも記載されており、こちらはシンガポールから香港を経由して日本への入ってくる様子がリポートされていました。当初2月16日(月)配送予定と表示されていましたが、東京に着荷した時点で2月12日(金)表示になり、実際にその日に配達されました(神奈川県)。東京から離れた場所だと日本郵便に引き渡されてから行程でもう1日くらいかかるかも知れません。少なくとも私のケースでは「2~3 日」という看板に偽りなし、という感じでした。

ちなみに最初、三井住友カードのAmazonカードで決済したんですが、あまり買い物したことがない国だったせいかカード会社で予防的にブロックされました。理由がわからず他のカードで決済したんですが、後でみるとSMSで「カードのご利用確認にご協力をお願いいたします」というURL付きのメッセージが来てました。承認操作後数分で利用制限が解除されたので、どうしてもそのカードで決済したい人はまずスマホやメールをチェックして、利用制限されてたら解除操作をした後、数分後に再注文するとよろしいかと思います。

■レビュー

ガジェットとしてのミニチュア感は良い。色々パーツを組み替えて機能や性能が変化するのも楽しいです。ただ実用上はやっぱり付け替えるのは不便ですね。付け替え自体というよりパーツを色々持ち歩くのが不便。出先でさっとMAXレンズを標準レンズに切り替えて、なんていうのが煩わしい。

・操作性は微妙

操作性としてはチラホラみかけた指摘通り、タッチパネルの反応がウ○コ。開封と同時に保護フィルムを貼ってしまったのでフィルムのせいか計り切れてないですが。実は上にリンク貼った保護フィルムは説明に「

※GoProシリーズはタッチパネルの感度が弱めなため、保護フィルムを貼ると操作性が悪くなる場合がございます。その場合、画面をタッチする反対の手で機器本体に触れた状態で操作をすると改善する場合がありますのでお試しください。(機器の個体差や操作する方の感じ方により異なる場合がございます)

と書いてあります。うーん、やはり一度剥がして試すしかないかなぁ。昔の感圧式タッチパネルのように「うん!」とゆっくりめに力を込めてタッチするとまだ反応するような気がします。逆にスワイプしてスクロールしたいのに項目が選択されてしまってフラストレーション。

スマホアプリから設定した方がマシかも知れません。ちなみにスマホとのリンクは操作系がBluetoothで、プレビューや再生映像をみるにはad-hocなWi-Fiに切り替える必要があります。単純なスタート/ストップなら割とさっとつながって良いです。スマホプレビューは録画を開始すると切れてしまうのが残念。録画中、常時スマホでモニタリングは不可です。スタート前に画角チェックするくらい。またデジカメのようにピントや露出オーバーのエリアを可視化する機能もなく、やはり小さいなりに色々削られている感は否めないですね。これらができるならディスプレイModを買ってもいいんですが、、、

なお設定変更をQRコードで行う機能がGoPro Labsという試験的機能の先行体験ファームウェアで利用可能です(後述)。よく使うプリセットをQRコード化しておいて映すのが使い勝手を改善してくれるかも知れません。

充電端子はキャップレス防水ではないので、サイドカバーをあけてないとUSB-Cケーブルを挿すことができません。充電しながら転がしとくのにちょっと不安。サードパーティからUSBポート部分に穴のあいた交換カバーが出てるので買ってみようか思案中。もちろん防水ではなくなりますが、日常そこまで防水を要する使い方しないので。

・映像品質

夜型生活者なので、まだ真っ昼間のパリ!っとした屋外映像は撮れていません。夜間や室内はやはりそれなり。動画ブレみたいなのがひどくて、せっかく4Kとかで撮ってもなんだかパリっとしない。

当初、どうやっても4K/60が設定できず悩みまくりました。商品情報みると撮れることになってるしなぁとか。オチとしてはアンチフリッカーで関東基準の50Hzを選んでたせいでした。50Hzだとフレームレートも50になってしまうぽいです。なんか悔しい。

これに限らず、解像度、画角、ビットレート、水平維持ON/OFFなどであちらを立てればこちらが立たずみたいな制限が多いですね。公式ページみてるとあれもこれも!みたいなアピールですが、実際にはMAXレンズで水平維持すると解像度は2.7K止まりだったりとかあるので事前に自分の使い方にあうか要チェックです。

ホワイトバランスやISOの最低/最高レベルを手動調整できるのは良い。ただしWBは白いものを移して自動調整する機能はなし。

・水平維持を試す

ホリゾンタルレベリング(以下、水平維持)の使い道として、私はド派手な屋外スポーツとかはしないですが、やってみたいことはありました。自撮り棒で床スレスレのローアングルで猫やフェレットを撮る、というもの。彼らは動きが素早いので追いかけるうちにどうしても向きはグルグル動いてしまいます。そこで水平維持が効いてくれたら安定した映像になるんじゃないかと。実際にやってみるとなかなか良いですが、液晶画面はほぼ確認不能なので、画角内に対象を収めつづけるのは至難の業でした。前述のようにスマホプレビューも録画中は不可能なので、おやつやおもちゃでおびき寄せて真っ直ぐ寄ってくるだけとか、かなりシンプルな構成にしないとダメそう。ちなみにウチの猫はフロントの録画インジゲーターLEDを割と興味もって見つめたりしてくれるのでカメラ目線は撮りやすいです。レーザーポインターとかに夢中になるのと同じなんでしょうか。

もしくは、有線でHDMIの小型モニターを自撮り棒の手元側にとりつけてモニタしながら撮る、とかどうだろうと組み合わせを思案中。

しかし水平維持機能自体は見事なものです。次期モデルでは是非4Kに対応してほしい。

・TimeWarp/TimeLapseが手軽

Osmo Pocketといい、こういう小型のデバイスだと、ミニ三脚でその辺にサッと設置してTimeLapse(早送り映像)撮影がしやすいです。本機には通常のTimeLapseに加え、手持ち撮影時に手ぶれ補正をしてスムーズな動きに加工してくれるTimeWarpがあります。散歩動画に良いです。あと水平維持もあるので見やすい。車載動画なんかもヌルヌルです。

一方TimeLapseは設定項目が充実していて、ビデオ(mp4)の他に静止画連写も選べます。後でPhotoshopやLightroomを使わないとTimelapseに仕上げられないですが、不要なコマを抜いたりとかRAWで撮ってカラコレ/カラグレをしてから合成するなんてこともできて応用の幅が広そう。ただしRAW撮影にすると最短の撮影インターバルが0.5sになります。ファイル数も膨大になるので本当にクリエイティブな用途にしか向かないですが、機会があれば日の出とか撮ってみたい。

・GoPro LabsのQRコード設定が色々便利

少し前にGo Pro Labsという試験的機能を先行体験できるアーリーアダプター向けページが公開されました。

かなり多くの機能を使えますが、個人的に重宝しそうだなと思ったのは、

  • 時計合わせ(サイト上のQRコードが高速に更新されていき、かなり高精度で時計があわせられる)
  • GPS時刻合わせ
  • 起動時の所有者情報表示(拾得時の連絡先などを表示。結構文字数も入るので、名前(アルファベット)、電話番号、メールアドレスを出すようにしてみました。
  • 動画ファイルを4GB毎に切らなくする(ただし本体内で再生できなくなるなど制限がある模様)
  • ファイル名形式の指定(前後に固定文字列をつけるなど)
  • USB給電開始時の自動録画スタート(ドラレコ的な使い方ができる?)
  • 最大シャッター角度指定(ちょっとまだ計算式がわかってないですがシャッタースピードや感度をマニュアルで制限してノイズとモーションブラーのバランスをカスタマイズできる)
  • 設定変更禁止モード

など。

面白いのはその設定方法で、ブラウザ(Labs版ファームウェアを入れアット上で)ブラウザ上で設定用QRを作ってそれをカメラで映すと反映されます。シャッターを押す必要はなく、画角に収めるだけで即反映されます。上述のいまひとつのタッチパネル操作よりもよっぽど快適。設定プリセットをあらかじめ作っておいて切り替えるのに便利そう。ただコマンド一覧をみても、一部ないものがあって惜しい。マイク切り替えとかMaxレンズMod関係とか機種依存なものがまだ実装されてないのかな?

 

とりあえず一週間ほど使っていますが、スマホのストレージやバッテリーを気にせずに済み、なおかつお手軽に携行してさっと撮れるのは強み。操作性と暗所性能だけは惜しい。室内ペット撮りにもうちょっと感度があるといいなと思います。

アクセサリも多いので、色々なスタイル、アングルが試せて良いです。購入したアクセサリについてはまた別記事でまとめたいと思います。

計測ライフが激変!レーザー測距計 BOSCH GLM50C

みなさん、測距してますか?
私は昨年9月に引越をしました。その際、カーテンのサイズを知るために窓枠のサイズを測ったり、冷蔵庫や洗濯機スペースを測ったり、またテレビ壁掛け台をDYIするためなど、ありとあらゆるところを計測しました。その際、大活躍だったレーザー測距計を紹介したいと思います。
レーザー測距計というのは、読んで字の如く、レーザーを照射して目的物から反射して返ってくるまでの時間を調べることで距離を測る道具です。例えば部屋の隅から隅とか、床から天井などをメジャーで測ろうとすると、1人じゃ難しかったり、脚立が必要になったりしますが、レーザー測距計ならば片側に置いてボタンを押すだけで一瞬です。私も人生初のレーザー測距計購入だったんですが、その手軽さに感動しました。なぜもっと早く買わなかったのかと。20年分くらいの測距人生を損していた気がします。
さて、このレーザー測距計ですが、安いものならば4千円前後でも手に入ります。そんな中で、ある機能にこだわって選んだのがこちら。

1万円超です。業務用の何十mも測れるものを別にすればかなり高価なモデル。ポイントはBluetoothで計測値をスマホに転送できること。画面で数値を読み取って、メモに書き写すといった手間がなく、その数値も移し間違えて違うサイズのカーテンや木材を買ってしまった!なんてトラブルが未然に防げます。
対応アプリはBOSCHが無料で適用しているアプリの他、サードパーティからも間取り図作成用などいくつか出ています。

■ハード周り

大きさは手のひらですっぽり握れるくらい。一般的な5mのコンベックスよりもコンパクトです。単4電池2本で駆動します。電源を押してレーザー照射が始まるまでに3秒とかからない位。一度起動してしまえば連続して測れるのでさほど不満はないです。測距計自体の長さは常に足し算されるので、レーザーが出るのとは反対側、お尻の部分を基点にする感じになります。ただし設定で足し算しない(レーザーが出る側を基点にする)こともできるので、本体の全長より短い距離を測ることも可能です。

本体で選べる計測モード(FUNC)はかなり多才です。代表的なものを上げると、

  • 計測ボタン(▲)を押した瞬間の長さを計測(目標物までの距離を測定)
  • 連続的に計測(測距計や目標物を動かしながら目的の距離になったら止める、といった時に使用)
  • 2辺を測って面積を求める
  • 複数回の計測値を足し算または引き算する
  • あらかじめ指定した間隔になったらビープを鳴らす(50cm毎に印をつける、といった時に使用)

などなど。通常反対側にレーザーが反射するものが必要で、例えば建物の外壁で高さを測りたい時なんかは単純な計測はできないわけですが、ピタゴラスの定理を使って直角三角形の2辺から高さを計算することもできます(地上で建物からある程度離れて立ち、建物までの距離と、同じ地点から天辺までを測ると、残り1辺が建物の高さになる)。

まぁそんな複雑なことは建築のお仕事でもしてなければあまり使う機会がないですが、普通に2点間距離が測れるだけでもめっちゃ重宝します。メジャーや定規と違うのは、先にも書いた通り、反対側にレーザーを反射する箇所が必要という点。窓枠のように窪んだ空間は簡単に測れますが、ただの棒きれの長さを測るには片側を壁や板に当ててそちらに反射させるなど若干工夫が必要になります。

地味に便利なのは水平も出せるところ。0.1°単位まで測れます。棚板を取り付ける時などに重宝しました。これは計測ボタンを押す前から常時計測値が更新されているのでなお良し。棚板の上にこれを置いといて、この表示をみながら位置決めをして固定、という感じ。

画面内左上に水平計。このデスクは0.4°傾いているらしい。

■アプリ使用例

最近純正アプリが刷新されてMeasureOnという名前になりました。従来のMeasuringMasterも引き続き使えるものの今後はアップデートされないとのことです。

せっかくなのでMeasureOnの方で画面をみていきましょう(自分も今回初めて使う)。データの階層としてプロジェクト(建物)フォルダーを作り、その中に「部屋」「写真」「メモ」がいくつでも作れます。

「部屋」は平面図を作成するモードで、適当に壁の形に線を引き、それぞれの長さを実測値で更新していくという感じ。ストアページみてもらうとイメージわくと思います。

個人的に一番使うのは「写真」。対象物の写真を撮って、そこに矢印を書き込んでいくタイプ。昔から「My Measures」みたいなアプリでよくあるタイプ。あれの数値入力のかわりに測距計の精緻な計測値を入力できます、という感じ。

例えば、階段の上のこの壁のタテヨコを測りたいと思ったとします。天井まではかなりあるのでメジャーをあてるのはほぼ不可能です。

この置くの平面を測りたい。底辺部分にならギリギリ手が届く。

まずアプリで撮影します(あらかじめBluetoothリンクは済ませてある想定)。

撮影した状態

「矢印」ツールを選択して画面上をなぞると両端に矢印がついた黄色い線が表示されます。両端はドラッグすると拡大画面が出て微調整ができます。

下に距離が「- m」と空欄で表示されるので、この状態で測距計の▲ボタンを押して計測を実施すると、自動的に数値が転送されて、こんな感じで矢印線分上に数値が書き込まれます。

続けて横にも矢印線を作り測距。超簡単。うっかりcmとmを間違えちゃうこともない。下に出ているのは計測値の履歴です。タップすると再利用できます。

リアルではこんな感じで計測しています。片側にあてればいいので片手にスマホを保ち、空いた片手で計測できちゃいます。

リニューアルされたMeasureOnではアプリ上から測定を実行することもできるようになりました。測距計を置ける場所があるなら手を離して、スマホからの操作のみで計測を完了させることができます。ただ、こういう長い距離だと本体が微妙に傾いていて測距点が意図しないところに当たってたりするので、個人的には本体側を持って狙い通りの場所にポイントした状態で▲ボタンを押すのが確実かなとも思います。

ともあれ、この情報を保存しておけば、あとでホームセンター店頭などで見返すのも簡単。単に数値だけのリストをメモしていくよりもイメージしやすくて間違いも起きにくいと思います。誰かに送って指示する時にも齟齬が起きにくいでしょう。

このアプリ自体は無料で数値の手入力もできるのでBluetooth連携機能がない測距計を選んでも使うことは可能ですが、頻繁に使うならGLM50Cのコスパも上がると思います。興味ある方はまずこのアプリを入れてみてはいかがでしょう?

■ねこまっしぐら

ウチの猫はレーザーポインターの光が大好きで、部屋で使っているとすっとんで来ます。本製品はクラス2のレーザ製品なので直視は厳禁ですが、たまに遊び道具にもなります。

ちなみにペット用のより弱いレーザーポインターおもちゃにはこういうのもあります。

こちらはクラス1なのでより安全。ボタンを押すだけで即光るのでGLM50Cのように2,3秒起動を待つ必要がありません(笑)。ウチの猫は「カチッ」っとボタンのクリック音がするだけで注目するようになりました(笑)。

こちらはさらに弱いLEDライト。光がハエの形をしていて、距離をあけるとすぐにぼんやりした光になりイマイチです。その分、安全性は高いですが。

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ATEM Mini Pro録画用SSDを交換 SAMSUNG T5

USB接続のSSDに録画がてきるATEM Mini Proを購入した時に、意気揚々を下記のSSDを購入しました。

ATEM Mini ProのUSB-C端子はGen1(5Gbps)止まりですが、PCにマウントした時により快適になればとGen2(10Gbps)対応のこれを選んだわけですが。

 

が、ある時ATEM Mini Proで使おうとすると認識しない。というか録画がスタートできない。フォーマットはexFATでOKのはず。昨年10月のATEM Miniファームウェア8.5.2で

What’s new in ATEM 8.5.2
Fixes an issue that disabled previously working disks for the ATEM Mini Pro and the ATEM Mini Pro ISO.

(筆者訳:以前使えていたディスクが無効になる問題を修正)

という記載があって、その辺でまだ完全にサポートされてないかむしろエンバグしちゃったのかな?次の更新で治るかもな、と放置していました。普段の短い録画ならSDXCカードをこのUSB-Cのカードリーダーに挿して接続しておけば録画できてましたし(若干LANケーブルと干渉しますがギリ使える)。

しかしその後の2回の更新を経ても治らず(報告しろよ>自分)。どうも10Gbpsの内部NVMeのディスクがダメなんじゃないかというレビューもみかけたので、諦めて買い直すことに。折角の10Gbps対応のSanDiskは売り払うかPS5の外付けディスク(PS4タイトル保存用)にでもします。

で、スペックは劣るけど公式動作リストにあるらしいSAMSUNGのT5をチョイス。色で値段が違いましたがブルーなら8千円台とリーズナブル。ヨドバシなどでないので既に終売モデルかも知れないです。なくならないうちに、という意味でも今のうちに。

■開封メモ

初期フォーマットからexFATでした。

ケーブルはC-CとA-Cの短めのものが付属。

特に問題なくATEM Mini Proで20分くらい録画できました。SamDiskでの苦労はなんだったんだ…

■ベンチマーク

同じUSB 3.1 gen1ポートでベンチとってみます。

Samsung T5 (USB 3.1 gen1接続)

 

SanDisk (同上)

似たようなもんですね。USB3.1 gen1ポートがボトルネックになってる感じ。

そしてgen2ポートがなぜか不調で計測ができないのでそちらはまた後日…

赤外線センサーもつけられるハイネック型の自動給水器 NPET WF050TP

先日2FトイレにDYIで増設水栓(蛇口)をつけたところ、ぬっこがやたらと気に入ってチョロ出しにした水を飲もうとするようになりました。

猫にしっかり水を飲ませることは健康上とても重要なので、飲んでくれるなら大歓迎です。こういう蛇口から垂直に落ちる水が好きなのかな?と思って、なんとか熱帯魚用や水冷PC用の小型ポンプで循環水環境をDYIできないか検討しました。

が、結局のところ活性炭フィルターとかまで考えると最初からペット用の自動給水器(ウォーターファウンテン)のが早いし、探せば上から下へ水が落ちるハイネック型もあるじゃん!と。自動給水器というとお皿状のところに下から湧き出るタイプや、あっても数センチくらい吹き出るくらいのものばかりのイメージでしたが、さすがAmazon。ホームセンターでは見かけないようなタイプも色々ありました。

ハイネック型(というのが正しいかわかりませんが)は3商品くらい見つけ、その中で選んだのはこちら。

サイズが手頃そうだったのもありますが、目を惹いたのがオプションの赤外線センサー。

24時間稼働させるのではなく、猫(または人でも誤反応するでしょう)が近づいた時にだけ吐水される。興味を惹く意味でもいいのかなと。当初はスマートコンセントで時刻制御しようと思ってましたが方針転換。

本体とセットで購入しました。センサーはこんな感じ。

別売りの赤外線センサー

グースネックの先にセンサーユニットがついています。底部には3つの吸盤があり好きなところにとりつけできます。残念ながら3つのうち1つは変形してました…返品手続きが面倒なのでとりあえず熱湯にでもつけて修復を試みます。というかむしろ変形してるのとは別の吸盤の方が弱くてヤバい。ちょっとトータルで固定力は不安が残ります。3mくらいが検知範囲で検出が途絶えてから30秒で切れるぽいですが、近くにいるとずっと出っぱなしです。箱によるとデフォルトが30秒で調節が可能そうなことが書いてありますが、説明書がなく調整方法は不明です。

もともと本体がUSB-Aの5V電源で動き、スマホ用充電器的なACアダプタがついています。で、このセンサーはUSB-Aのオスとメスの2つのコネクタが生えており、本体とACアダプタのあいだに挟み込む形で接続します。ぶっちゃけ他の製品でもUSB-Aポートを使う5Vの製品ならどれにでも使えそう(笑)。むしろ自動給水器以外のデバイスも人感センサー化できそう。

ともあれ仮置きでケーブルが整理できてませんが、とりあえず水を出してみたところすぐに寄ってきてしばらく匂いを嗅いだしした後、水を飲み出しました。最初は上手く飲めなかったようですが数分もしたらピチャピチャと舌で舐めるように飲み始めました。その時の様子はYoutubeにアップしてますのでこちらをどうぞ。稼働音の感じなんかもわかるかと思います。

出だしは快調かな。後は継続的に飲んでくれるかと、センサーがきちんとしたタイミングで反応するかですね。経過を見守っていきたいと思います。