赤外線センサーもつけられるハイネック型の自動給水器 NPET WF050TP

先日2FトイレにDYIで増設水栓(蛇口)をつけたところ、ぬっこがやたらと気に入ってチョロ出しにした水を飲もうとするようになりました。

猫にしっかり水を飲ませることは健康上とても重要なので、飲んでくれるなら大歓迎です。こういう蛇口から垂直に落ちる水が好きなのかな?と思って、なんとか熱帯魚用や水冷PC用の小型ポンプで循環水環境をDYIできないか検討しました。

が、結局のところ活性炭フィルターとかまで考えると最初からペット用の自動給水器(ウォーターファウンテン)のが早いし、探せば上から下へ水が落ちるハイネック型もあるじゃん!と。自動給水器というとお皿状のところに下から湧き出るタイプや、あっても数センチくらい吹き出るくらいのものばかりのイメージでしたが、さすがAmazon。ホームセンターでは見かけないようなタイプも色々ありました。

ハイネック型(というのが正しいかわかりませんが)は3商品くらい見つけ、その中で選んだのはこちら。

サイズが手頃そうだったのもありますが、目を惹いたのがオプションの赤外線センサー。

24時間稼働させるのではなく、猫(または人でも誤反応するでしょう)が近づいた時にだけ吐水される。興味を惹く意味でもいいのかなと。当初はスマートコンセントで時刻制御しようと思ってましたが方針転換。

本体とセットで購入しました。センサーはこんな感じ。

別売りの赤外線センサー

グースネックの先にセンサーユニットがついています。底部には3つの吸盤があり好きなところにとりつけできます。残念ながら3つのうち1つは変形してました…返品手続きが面倒なのでとりあえず熱湯にでもつけて修復を試みます。というかむしろ変形してるのとは別の吸盤の方が弱くてヤバい。ちょっとトータルで固定力は不安が残ります。3mくらいが検知範囲で検出が途絶えてから30秒で切れるぽいですが、近くにいるとずっと出っぱなしです。箱によるとデフォルトが30秒で調節が可能そうなことが書いてありますが、説明書がなく調整方法は不明です。

もともと本体がUSB-Aの5V電源で動き、スマホ用充電器的なACアダプタがついています。で、このセンサーはUSB-Aのオスとメスの2つのコネクタが生えており、本体とACアダプタのあいだに挟み込む形で接続します。ぶっちゃけ他の製品でもUSB-Aポートを使う5Vの製品ならどれにでも使えそう(笑)。むしろ自動給水器以外のデバイスも人感センサー化できそう。

ともあれ仮置きでケーブルが整理できてませんが、とりあえず水を出してみたところすぐに寄ってきてしばらく匂いを嗅いだしした後、水を飲み出しました。最初は上手く飲めなかったようですが数分もしたらピチャピチャと舌で舐めるように飲み始めました。その時の様子はYoutubeにアップしてますのでこちらをどうぞ。稼働音の感じなんかもわかるかと思います。

出だしは快調かな。後は継続的に飲んでくれるかと、センサーがきちんとしたタイミングで反応するかですね。経過を見守っていきたいと思います。

コンセント用ブレーカー(漏電遮断機) 日動 Lヘナポッキン延長ブレーカ PBWL-EK-T

同居人が業務用のフードプロセッサーというか粉砕機を使うのですが、消費電力が大きいために、少し超過使用すると家の安全ブレーカーが落ちます。通常使用には問題ないですが、少し材料を多めに入れてしまったりして負荷が高まると、という感じ。安全ブレーカーなので家全体ではなく部屋単位ではあるのですが余計な器具までシャットダウンしてしまうのでよろしくありません。また復帰には階下へ降りて分電盤まで行かなければならず不便です。

なので、消費電力が1,500Wを超えたらブレーカーが落ちるタイプのタップを使っていたのですが、これが発動する前に安全ブレーカーが落ちてしまうことが多発。もちろん理論上は同じ分岐回路上の他の電力が上がれば、フープロ単体では1,500W以下であっても合計で安全ブレーカーが落ちることはあるでしょうが、思い当たるような大きな消費電力のものを同時に使ってる心当たりもなく、ちょっとそのブレーカー付きタップが信用できるのかな?という気になっていました。

で、なんかもうちょいとないかなと思って検索したところ、見た目からしてガチめの遮断機がついた製品を発見。分電盤にあるようなレバー式のバチコーンと入切するようなのがついています。業務用なのでお高いですがその分信頼性も高そう。「漏電時作動時間 0.1秒以内」だそうです。漏電時と過負荷時ではメカニズムが違うので、今回のニーズ(過負荷)において関係あるスペックではないかもですが、まぁ試しに買ってみました(というか同居人に買うよう薦めました)。

実際に買ったのはPBWL-EB-Tというタイプ。

ガチめなブレーカー搭載。通常はバネ付きのカバーで覆われており、何かが引っかかって遮断されない、といったトラブルも防げそう。

このシリーズにはいくつかバリエーションモデルがあります。まず「漏電保護専用」か「過負荷+漏電保護兼用」タイプか。今回の用途では当然後者。次に屋内用と屋外対応(防雨)か。屋内用だとコンセント直付けで使いにくそうなので屋内使用ですがあえて屋外用をチョイス。過電流を警戒してのものなので、ここで下手な延長ケーブルや分岐タップを介さずに、壁からこれだけを経由して粉砕機につないだ方がいいかなと。屋内用には「超高感度ブレーカ」搭載タイプがあり、定格感度電流が15mAから6mAへと高精度化されているようです。より敏感に(安全ブレーカーより高速に)作動してくれるならありかと思ったんですが、カタログをみると漏電保護向けの仕様っぽいかったのと価格が一気に上がる感じだったので見送りました。あとはケーブルの長さだったり、コンセント側の形状が「Lヘナ」タイプかどうかなど。Lヘナは2口のコンセントパネルで2口塞いでしまわないようにナナメにケーブルをとりつけられる仕様です。また共通仕様としてアースピンが折りたためる「ポッキン」と呼ばれる機構があります。コンセント側がアース無しの2ピンの場合、邪魔なアースピンを畳むだけでアダプタ無しで差し込むことができます。

Lヘナ仕様のポッキンプラグ。ケーブルがナナメ下に伸びる形状。真ん中のアースプラグがバネ式で畳める。
機器側は3口で別個に防水キャップ付き。

 

まとめると、PBWL-EB-Tは、

  • 過負荷(15A)時にも遮断する
  • 屋外対応(防雨キャップ付き)
  • ケーブル長1m
  • 3分岐
  • Lヘナ
  • ポッキン

という仕様になります。バリエーション一覧については公式ページのカタログを見るとわかりやすいと思います。Amazonの商品ページだと全てのバリエーションが1ページにまとまっていないので、カタログでどれがいいか決めて型番で検索するのが良いと思います。

結果的にコンセント位置からいい感じに粉砕機の位置まで届く長さで、ブレーカースイッチも手の届きやすい範囲に来たので復帰操作も楽にできそう。

ちなみによくあるブレーカー内蔵タップよりもガチめな製品としてはこんなのもありました。

ポッキンプラグではない代わりに6個口と分岐数が多めになっています。単一で消費電力が大きい機器を使うなら日動、より多くの機器の合計消費電力で監視・保護したい場合はサンワサプライ、という使い分けでしょうかね。

すみません、こちらは漏電時遮断専用みたいです。

■使用感

ガチの業務製品なので見た目のオシャレさとかは皆無ですねw。色も敢えての目立ちカラーなんだろうと。作業部屋はもともと色々な機械や在庫、材料が山積みなのであんまり気になりません。多少なりとも見た目を気にするならサンワサプライの方が多少マシでしょうか。

ケーブルは短めなので、予め使用場所をきちんと想定しておく必要があります。まぁこの遮断機できちんと1500Wで切れるなら、この後ろ(コンセント方向)は通常の延長タップを使ったっていいことになるわけですが。ケーブルの太さも太めで安心感はありますが、取り回しはさほどよくありません。

実際に1回遮断が発生しました。一応動作しているようですが、前のブレーカー内蔵タップでも効く時(内蔵ブレーカーが落ちる)と効かない時(家の安全ブレーカーが落ちる)があったようなので、もう少し様子はみる必要がありそうです。

復帰はバネ付きのフタがあるのでやや面倒ですが、一旦落ち着いて原因を考えて解消させてから復帰させるという意味ではこれくらいの壁があった方が良いように思います。

 

カタログの定価はややお高いですが、実売は結構落差があると思うので、普通のブレーカー内蔵タップと比べてめちゃめちゃ割高というほどではないと思います。より安心を求めるならアリなんじゃないかと思います。

新しいハンダごてセットを購入

別記事のカビキラー電動スプレーを修理にするのにハンダごてが必要になったんですが、引越し以降行方不明。

この機会に買い直しました。

USB 5Vやガス式のコードレス式もいいかなと思ったんですが、

  • 温度調節ができるハンダごて
  • 半田
  • 半田吸い取り器(実は使ったことなかった)
  • 小手先も数種類付属
  • ピンセット2本
  • スタンド
  • 収納ケース

など盛りだくさんのセットで2,000円というコスパの高そうなこちらにしてみました。半田ごて関係は割とゴチャゴチャ小物が必要になるので、ひとまとめにしておけるケースはありかなと。あんまり基板実装されたものを扱うことはないですが、Youtube動画とかでICチップや抵抗をつけかえている様に憧れて吸い取り器やチップ固定用の小手先などもなんとなくもっておきたく。

あと温度調節ができるのも憧れでした。USB式やガス式のはレビューをみていると熱くなりすぎて濡れスポンジで冷ましてから使う必要があるなどと書かれており、だったら最初から温度指定できるものがいいかなと。先日の電気フライヤーでも感じましたが、温度という目に見えないパラメーターが自動で維持されるのって非常に便利です。一般的な半田には300℃くらいがいい模様。今回修理したカビキラー電動スプレーの半田はやや溶けにくくて350℃まで上げる必要がありました。

スタンドはやや安っぽい組立式ですが、機能としては充分だし、使わない時はバラしてケースに収まるのもGood。できればネジとナットは毎回面倒くさいのでもう少し簡単に組立/バラシできる作りだと良かった。

また地味に良かったのがピンセット。先端がめっちゃ鋭い。それでいてしっかりつかめるので、モーターの接点に巻き付いた半田まみれの電線をもぎとるのに重宝しました。黒いので非導通タイプですかね?こないだXperia Z3 Tablet Compactのバッテリー交換の際にコーナンで3本ばかり買ったばっかりですが、こちらの方が良かったかも。

ケースは若干の余裕があるので、吸い取り線とか多少の追加小物も格納できます。

DYI用にひとつ持っとこうという向きにはピッタリのセットだと思います。

Xperia Z3 Tablet Compactのバッテリー交換に挑戦

最近、お風呂読書端末としてKindle Oasis 10thが行方不明なのでiPad Pro 12.9′ 2018を防水ケースに入れて使ったり、Galaxy Note 10+だったりを使っていますが、iPadは重すぎるし、GalaxyやiPhone 12 Pro Maxは防水端末とはいえケースが濡れたり隙間にお湯が残ったりするのがイマイチ。

そこで処分しようと思いつつずっと積んであったXperia Z3 Tablet Compact(2015年購入)を復活させてみることに。Androidバージョンが古かったり性能的な古さはありますが、電子書籍ビューワーとしては充分現役で、現行でもこのサイズの防水タブレットは代替品がなかなかない名機です。

しかし久しぶりに充電して使ってみたら、残量100%の状態から10分ほど使ってるといきなりシャットダウンになって残量無し表示に…妊娠こそしてないですがバッテリーが逝ってました、、

メーカー修理や一般修理ショップでのバッテリー交換も検討してみましたが安くても1万円前後はしそうで微妙だったのでDIYにチャレンジ。最悪液晶割ったりして再起不能になっても泣かない覚悟で。最近Youtubeでジャンク修理動画とか見ていて久しぶりになにかを分解してみたかったのもあり。

■購入品

・交換バッテリー

AliExpressとかで超絶安いものもありましたが、配送期間や信頼性、価格でバランスを考えて互換バッテリーの老舗ROWAブランドのものにしてみました。バッテリーはできれば純正品にしたい派ですが、こういうので「純正」を謳っていても実際はどうだかわからないなと思ったり。

・スパッジャー

スマートフォンのように両面テープで貼り合わせてある機器を分解するのに使う薄い金属ヘラです。上記バッテリーにもプラ製の工具が付属はしてきますが、各種バラシ動画でよく使われている金属スパッジャーを試してみたくて購入。プラ製のヘラは強度を保つためか先端は薄くてもすぐに太くなっていく形状をしています。対して金属スパッジャーは薄いまま深く差し込むことができるし、強度もあります。

・カーボンヘラ

INOUE カーボンはがしヘラ 40mm 17041

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これは以前から家にあったもの。どこまでカーボンなのか不明ですが、単なる樹脂よりは硬い感じで、先端もなかなか鋭いです。上記金属スパッジャーよりも幅が広く、バッテリーの両面テープを剥がすのにはこちらの方が良かったです。

・防水両面テープ

Xperia Z3 Tablet Compactは防水端末なので、フロントパネルの再貼り付けに使う両面テープも防水仕様のものを物色。また厚みも極薄のものがよかろうと。こちらの製品は厚みがわずか0.2mmで太さは各種ありましたが3mmをチョイス。結果としてはもう少し細くても良かったなという感じ。選べるなら2mmか1.5mmくらいがジャストフィットな気がします。

■バッテリー交換成功!しかし…

一応記録動画を撮りながらやったんですが、作業に熱中すると画角外れてたり黙ってたりでコンテンツとして面白いものになったかは微妙。時間があれば編集してYoutubeに上げるかも知れませんが、とりあえずテキストにて報告。

ちなみに既にYoutubeに上がっているこちらの動画がおおいに参考になりました。

まず両面テープを剥がれやすくする為の温めですが、ヒートガンはなかったのでDysonのドライヤーを使いました。温度はまずまずですが風量もあるので割と速攻で冷めてしまう感じでした。半周くらいで剥がれにくくなってきて再加熱しました。でもまぁ加熱した後で上記スパッジャーを上下スピーカー(?)の部分に挿していくと割とサクサクはがせました。確かにこれは良いものです。奥まで差し込みすぎないことと、フロントパネルを強く剥がして割ってしまわないように気をつけながら外周にあるブチルゴム的な両面テープを切り裂いて剥がしていきました。持ち上げた分の再接着を防ぐために付箋紙を挟んでいったんですが、ドライヤーの再加熱で全部吹き飛びましたw。セオリー通りにテレカとかギターピックでも用意できれば良かったんですが、普段どちらも縁がないもので。後で再現する為にどこのどう両面テープがついているかを憶えておくのがポイントです。

バッテリーからの出る赤と黒のコネクタの外し方がわからずかなりビビリましたが、動画のように下から持ち上げるように外す形でした。ケーブルを切ってしまわないようかなり緊張しました。またバッテリー自体がリアパネルに両面テープで止まっています。こっちはカーボンはがしヘラで。両面テープの形状を先に動画で確認してイメージしながら作業すると良いと思います。リアパネルに残ったテープもこのヘラでガシガシ剥がせました。

純正バッテリーにある固定のツメがROWAバッテリーにはないですが、裏面に3Mの両面テープが正方形に貼ってあるので、それを使ってリアパネルに接着固定します。

ここで一旦フロントパネルの液晶コネクタなどを戻し仮組みして通電確認。バッテリー自体は問題なく動作しました。コネクタにかぶっている黒いカバーをドライヤーで吹き飛ばしてしまい捜索に時間がかかりました。基本ネジとかは使わないのでなくすとしたこの部品です。お気を付けください。

で、両面テープを貼っていきます。動画をみてもわかると思いますが単純に4辺の外周ではなく、上下のスピーカー部分を回り込むような形になっているのがポイントです。上にも書きましたが3mm(ノギスで測ると3.15mm)幅のテープだと微妙に太い。2mmがあればそちらを買うといいと思います。隙間無く繋がるように丁寧にカットして元のテープと同じ経路を再現します。重ねてしまうとそこだけ厚みが出てよろしくないと思うので重ねず離さずで慎重に。

カメラが起動しなくなった?

通電確認時にはそこまでチェックしなかったので、フロントパネルを再装着してから発覚したんですが、カメラアプリが異常終了して撮影ができない状態になっていました。「カメラ」アプリだと「問題が発生したため、[カメラ]を終了します。」と表示され起動しません。Facebookなどのアプリ内でカメラ撮影しようとしても真っ暗です。実のところPixel3XLを買ってから使っておらず丸2年くらい放置していたので、この修理の前からおかしかった可能性もありますが、真相は闇です。直接抜き差ししたコネクタは、

  • 液晶パネル
  • サイドボタン
  • バッテリー

だけなのであまり影響があるとも思えないのですが。現象としては価格.comのこのスレッドの皆さんと同じ、海外掲示板でもある日突然使えなくなったという人が大勢いるようなので、分解とは関係なくAndroid6アップデート辺りで元々問題が発生していた可能性も高いと思っています(だとしたらSONYが放置してる?)。

いずれにせよ電子書籍ビューワーとしての余生を過ごさせる意図なのでカメラは使わないしこのまま放置かなと思っています。へんに再分解して液晶パネル割ったりしたら目も当てられないので。いつか処分することになった時には注釈が必要ですね。

■まとめ

バッテリー性能がフルで発揮できるのは2,3回充電してからダゾって注意書きがあったので、少し様子見ですが、一応、普通に充電でき、即時シャットダウンみたいなことは起きなくなったのでとりあえずの目的は達成できた気がします。恐いのであえての水没テストもしません。普通にお風呂に持ち込んで良い端末が出るまでもてばいいかなと思っています。

今の端末に比べるとさすがにアプリ起動とか少しもたつくかなという感じですが、電子書籍アプリが起動すれば読み進めるには全く支障ありません。つくづく良いサイズ感の端末だなと思います。

■2021.2.1追記:動画アップしました

 

ハイバックチェアをバーチャル背景対応にする

私のワークチェアはIKEAのMARKUS (マルクス)です。ストレートネックで首に負担がかかりがちなのでハイバックタイプであることが欠かせません。

IKEA(イケア) MARKUS 50137208 回転チェア, ブラック

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しかし昨今のテレワークブームでハイバックであることに難点が。

バーチャル背景でヘッドレスト部分が誤認識されがちなのです。カラーがブラックでかつ私自身が黒髪というコンビネーション故の現象なのでしょうけど、写真のようにヘッドレストが映ったり、逆に頭部が欠損(笑)したりします。

ヘッドレストが映り込む
頭が欠ける

 

背景を隠す、というバーチャル背景本来の機能を損なってはないんですが、やはり気になります。どうせなら綺麗に抜いて欲しい!

要するに髪や服の色と違っていればいいので、無地のバスタオルでもかけておけばいいんでしょうけど(パイルの感触好きだし)、たまたまユザワヤを通りかかったので、材料を買って簡易カバーを作成してみました。追々ATEM Mini Proのクロマキー合成(グリーンバック抜き)でも使うかも知れないのでそれっぽい黄緑色の布をゲット。110cm幅 x 1m辺り580円-30%OFFで余裕をもって2m購入しようとしたら在庫のロールが微妙に足りなくて1.8mくらいになりました。

MARKUSのヘッドレストは幅が実測で42.5cm、クッション部分を含めて実測6.5cmほどの厚みがあるので適度にマチをつけてみます。背もたれは下にいくにつれ広がっていく形状ですが、厚みはヘッドレスト部分より薄くなるので差し引きでピッタリだろうということで型紙的にはシンプルに長方形でいきます。

こちらのサイトを参考にマチのとりかたを検討。

横幅 + マチ + 縫い代ということなので、42.5 + 6.5 + 1 = 50cmと切りの良いところで決定。縦はカメラの画角より下までいけばいいので適当に。

これだけの縫い物のためにミシンを発掘してくるのが面倒だったので、アイロン固定の両面テープを購入。

 

50cm幅、高さ1.8mくらいの布を2つ折りにして長辺2辺をアイロンテープで貼り合わせます。残り一辺もほつれ防止と見た目のためにそれぞれテープ幅くらい折り返して固定しておきます。マチは両角のところを三角に折り返して接着。正確にはマチ幅にしたい6.5cmを底辺とする二等辺三角形にするのが良いでしょうが、適当に(笑)。あと距離も短いし、可能ならここは糸で縫った方が綺麗かも知れません。

超テキトーですが図解するとこんな感じです。

最後に全ての縫い目というか接着面が内側にくるように裏表をひっくり返せば完成です。

完成!

生地はできるだけ伸縮性があるものがいいですね。売ってるかわからないですがジャージみたいな?今回買ったのは普通の綿布だと思いますが、まぁサイズもほぼ狙い通りでいいかな。せっかくの背もたれのメッシュが無効化されちゃいましたが、まぁ夏に実害が出たら考えます。

ZOOMのバーチャル背景でテストしたところ、ヘッドレストが映り込んでしまう現象はほぼ解消できたと思います。ただ髪が欠ける部分については頻度は減った気はするものの完全に撲滅はできてない感じです。まぁ出ても一瞬なので良しとします。

あとは、これを買えばATEM Mini Proで本格的なクロマキー合成をする際にもイスが見えることはなくなるかな?

この種のチェア用グリーンバックはAmazonでも色々なブランドが売られていますが、この製品はハイバックチェア用の延長ベルトが同梱されていてヨサゲかなと思っています。もし買ったらまたレビューします。今回買った布と色味が近いといいのですが…