K&FのND/C-PL一体型フィルターを導入

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レンズ毎にフィルター径が違うと、NDフィルターなどを全部買い揃えたり買い換えたりしなくちゃならないのがしんどいですよね。特に自分はそう頻繁に外で写真撮らない割に、いざとなったら少しでも良い写真/動画が録れるようにしておきたい派なので、死蔵のままほとんど使われないフィルターというのも出てきます。今回もα7cへの乗り換えに伴ってレンズを入れ替えたため、一度しか使わなかったC-PLフィルターを処分したりしました。手としては大きめのフィルターを買っておいて、ステップアップリングで無理矢理つける、というのがありますが、あれは見た目的にもハンドリング的にも抵抗あります。

■レンズ前に装着するNDフィルター

最近ではCanonがレンズとボディの間にとりつけるNDフィルターアダプタを出してたりしてなるほどと思ったり。あぁいうののEマウントでもないかな?と思ったんですが、一応ありました。

レンズを外してセンサーの前にはめ込むことで、レンズの寄らず1つのNDフィルターで使い回せるというシロモノ。完全に内蔵する形になるので取り回しは全く影響しません。これは買うしか!と思ったものの、冷静になっていくつか気になる点も。付け外しにいちいちレンズを外さなければならないので、出先で脱着するのはリング型のフィルターよりも劣ります。例えば旅行で水族館みたいな屋内施設に行くとして、屋外と屋内を出入るする度に脱着したりするのはちょっと面倒かなと。キャンプとか完全屋外イベントならいいんですが、そういうのあんまり行かないので。

そしてお値段が結構する。1枚で全てのレンズを賄えると思えばまぁなくはない価格ですが、NDフィルターって状況次第で濃さのバリエーションを使い分けないとですし。まぁ買うとしたらND16くらいに無難(?)なのを1つもっておいて、あとはリング側でも使って積算で調整する、みたいな使い方が現実的なのかなと。

というわけで、いずれ1枚は欲しいと思いつつ、もう少し「この1枚」という汎用性の高い濃度を見極めてからかなということで今回は保留。

■手持ちレンズのフィルター径がいい感じに揃う

前記事にもまとめましたが、現在手元のフルサイズレンズはすべてSONY純正で、SEL35F18F、SEL50M28、SEL2860です。フィルター径がΦ55,55,40.5です。メインの2本はまったく同じ!しかも40.5ΦのSEL2860もレンズが小さいだけで鏡筒はΦ55に近いくらい。なのでステップアップリングかましてもそんなに不格好になったりハミ出たフィルターをどこかに引っ掛けたりするリスクもほぼなさそう。

てことで、当面はΦ55で統一していけそう、ということでこのサイズで一点投資することに。

購入したのがこちら。

ND2-32の可変ND+C-PLフィルターまで一体化したもの。可変NDフィルターででがちなX状ムラがないと謳っているもの。まぁギリギリまで使って多少出るくらいは仕方ないとしても、謳ってないよりはマシでしょうと。水族館とか動物園とかガラス越し、水面下を撮ることが多いのでC-PL一体型なのもヨシ。真夏のピーカンだとちょっと足りないかなという濃さですが、まぁその頃には上記の内蔵NDも検討すればいいかってことで。

ステップアップリングでSEL2860につけてみたるとこんな感じ。

よくみるとステップアップリングの手前にくびれがありますがパッと見はかなり一体感あります。

調整レバーが180度ごとに2つついてますがこれはどちらもNDのものでC-PLの角度調整はリング自体で行います。細いギザギザはフィルターを緩めるためのもの。SEL2860の場合、フィルターリングとズームリングもあるのでちょっとややこしい。でもまぁコンパクトさを損なわずに兼用できてありかなと。

SEL50M28でC-PLの効きの試写。一番効きが弱いところと強いところの比較です。NDは弱めた状態(ND2?)。

いい感じにフロントガラスやボンネットの反射が消せてると思います。逆に奥の白い車のサイドガラスは反射が強まっています。大丈夫そげ。これでいつでもフラっと水族館とかいけます。

NDフィルターは主に動画用にと思っているので追々。とりあえず真っ白な壁とかで検証したわけではないですが、普通の写真をみる限り気になるムラはなく普通に使えそう。しばらくこれを使ってみてSTLさんのクリップフィルターを買うならND8か16か、はたまたもっと濃いのがいいかとか感覚をつかんでいこうと思います。