プラネテス最終巻

 遅ればせながらDVD借りて観ました。まだ観てない某ayanが「一言も内容をしゃべったらブッとばす」とうるさいので、とりあえず某シーンで、

「ぎゃー、またノノたんがアブナイいっ!」

とケータイにメールしつつ我慢してたけど、一向に買う気配がないので書いてしまえ。
 以下、ネタバレ上等。それでも読みたい人は選択反転させてね(意味がわからない人は、編集メニューから「すべて選択」。ayan様が戒厳令を解除なさったらノーマル色に戻します)。

 ロックスミス博士が脱出しようとした時の「私さえ無事ならフォンブラウンはまた作れるんだから」という台詞。内容自体は彼らしくて好きなんだけど、ちょっと怯えが入った声色だったのはどうかと。台詞は建前で、本音は死ぬのが怖かった、って演出になっちゃってて残念。もっと純粋にフォンブラウン号への執念みたいなところから出た台詞であって欲しかった。
 せっかくToyBOXやチェンシンが頑張ってたのに、結局連合側が開放戦線の要求を飲んで危機回避ってのはやっぱり肩すかし。ToyBoxは前にも一度やってるからいいけど、最近いいとこ無かったチェンシンには活躍の場が欲しかった。「光になれーっ!」みたいな(←番組が違う)。
 そしてノノたんですよ。何気ない、でも奥の深い一言でハキムの殺意を消失させてみたり。偉いぞっ!飴ちゃんあげよう。
 ラストのしりとりのシーン、ハチマキに「けっこんしよう」と言われて、タナベの「うん」と答えるとこ、原作だと綺麗にキマッたと思ってたんだけど、声にしてみると違和感がちょっぴり。タナベのハチに対する言葉遣いとしての違和感なのか、プロポーズへの返事としての違和感なのか。まぁ、原作を読まずに(返事の内容を知らずに)聞いてたら別になんとも思わず「ほほぉ、ウマイ」とか思ってたんでしょうけど。その後に続く「オマエの負けだ」ってのも含めてね。
 一部、原作と違う展開になりつつも、最後は綺麗に爽やか~にまとまりましたね。あぁいう主要かキャラ総出演、それぞれのその後、みたいなのは好きです。STARTREK DS9みたいな。うむ、色々文句は言いつつも、久々に大変後味の良いエンディングでした。