■全く使い物にならなかった初代EVOPOWER
二年前に引っ越した頃だったと思いますが、デスク周りをさっと掃除できる掃除機がほしくて、コンパクトさに惚れてSharkのEVOPOWER初代モデルを購入しました。掃除機は基本的に容積に比例して吸引力がかわり、数千円で買える卓上クリーナーだと全然使えないことはわかっていたので、店頭でしっかり試したりして選びました。
しかしなんということでしょう。なぜか自宅に買って帰って現場投入してみると全然吸わない。キーボードの上に落ちているちょっとした小さな埃や毛みたいなものが覆う様に先端を押し当ててみても全く無くなりません。付属のブラシパーツで掃くとそこからは動いたりするんですが、単に場所が移動するだけ、もしくはブラシに付着するだけ、という感じ。音だけ勇ましいのですが机の上が綺麗になることはありませんでした。ダストボックスに徐々にですがゴミは溜まっていくので、全く吸わないとか不良品というレベルではないのですが、とにかく吸いたいと思ったものを吸わないという意味で、役立たずでした。
■吸引力2倍の上位モデルEVOPOWER EX
売るのも面倒で放置していたある日、Sharkから後継というか上位モデルのEVOPOWER EXが発売されているのを知りました。
吸引力が倍になったというウリです。「さすがに倍ともなればもう少しマシになるだろう」と思うものの、初代のトラウマで即買いとはいきませんでした。ヨドバシにメーカー派遣スタッフが来ていたので、話を聞いたり、「初代が本当に使えなかったので、まだいまいち信用しきれない。」みたいなことを話したりも。その時の反応は「初代もそこまでひどいとは思えないので一度修理に出してみては?」みたいな感じでした。
このサイズ、形状、スタンドはなかなかオンリーワンで、他社製品でもなかなか近いものがなく。DysonのMicroでもまだちょっと大きいなとか。
そして先日ブラックフライデーセールに近いところで少し安くなっていたのを見つけ、ついに購入。
後で追加されたブルーが一番綺麗だなとは思ったものの、設置場所に馴染みそうだったダークチョコレートをチョイス。
今度は満足の行く吸いっぷりを見せてくれました!初代はなんだったのかと。技術は日進月歩なので致し方ないところですが、ユーザの立場からするとまさに「最初からやれよ!」といいたいレベルです。
外観やサイズはほぼ同じ。強弱スイッチが付きました。また私が買った先代モデルは予備バッテリーが付属しスタンドに一緒に立てておけるタイプでしたが、今回はバッテリーはなし。代わりに先端ツールが増えて、こちらをスタンドに立てておけるようになりました。正直元のはまったく使ってなかったので予備バッテリーの出番すらありませんでしたし、EXの方もデスク周りをさっと掃除するだけなら充分に持ちます。付属のモーターヘッドなどもソファなどを吸うにはヨサゲですが、基本的に卓上、キーボード、ちょっと目についた床のゴミなどを吸う程度なのであまり出番はないです。初代のように本体とよりコンパクトなスタンドだけのセットがあればそちらでも良かったかなと。
ともあれ、このスリムさでデスクの足元に充電しながら置いておけて、思い立ったらさっと手に取って吸えるということで大変気に入っています。これから買う人は絶対に上位モデルのEVOPOWER EXがオススメです。