eufy SoloCam HomeBase S380追加、カメラS340も買い増し、ポールマウントDIY

数日前に導入したばかりのeufyのセキュリティカメラSoloCam S340がなかなか良かったので、同じセール期間中に追加購入をしました。S340の記事はこちら。

追加したのはHomeBaseのS380とSoloCam S340をもう一台です。

■HomeBase S380

こちらはeufyのカメラシリーズの録画データを保存/処理する家庭用サーバーデバイスです。カメラ単体だと内蔵ストレージに保存しますが、宅内にS380を設置してペアリングしておくとS380側のストレージ(内蔵16GBまたは増設した2.5inch HDD/SSD)に保存されるようになります。万一カメラを持ち去られてもその瞬間の映像までは残る(盗まれにくい)ということになります。

またスタンドアローンのカメラでもエッジAIで「人間」「車両」といった識別はしますが、S380だと更に一歩進んで顔認識で人物を識別できます。

そして3つ目の利点として、AI処理を電源の心配がないHomeBaseが肩代わりすることで、カメラ側のバッテリー消費が抑えられるとのことです。

実際、S340をほぼ満充電にして屋外設置したところ曇天の1日だけで20%台まで残量が減ってしまいました。買ったばかりで嬉しくてちょくちょくストリーミングしたりPTZ操作をしたりしていたというのもあるかも知れませんが、いくらなんでも「ソーラー充電できなくても3ヶ月保つ」気はまったくしません。余計な部分で動体検知しないよう範囲を絞るなどしてはみたんですか。あとはまぁ録画解像度が3Kなのは電池喰いかもは知れません。でもまぁ録画解像度が高ければ後で拡大して人物の顔まで判別できたりするかもなので、ここは極力譲りたくないところです。そんな感じだったので、少しでもカメラの動作時間を延ばせればというのがHomeBase導入の大きな理由です。

カメラとHomeBaseは専用SSID接続のみ?

セッテイングして気付いたというか「ほんとに!?」と思ったのは、カメラとHomeBaseは専用SSIDでの通信になるという点。自宅Wi-Fiの設定は上書きされます。これだと例えばせっかく自宅Wi-Fiを有線バックボーンで張り巡らせていても活用できず、カメラとHomeBaseの物理距離や障害物次第で通信が不安定になってしまうということです。とても残念、というかどうしてこんな仕様にしたんでしょうね?常にHomeBase側でAI処理をするということはストリーミングしっぱなしということになるので、自宅Wi-Fiの帯域を食い潰さないようにとの配慮でしょうか?とはいえどうせ当該周波数帯が混むことには変わりない気もします。今回の設置位置は2台のS340カメラとHomeBaseの位置関係が近いので実害はなさそうですが、これが例えば家の端から端みたいな配置だったらどうなんだろ?と言うところは気になりました。

またHomeBaseとのペアリングに切り替えると、設定がリセットされたりそれまでの録画が閲覧不能になります。削除はされないようですが再び自宅Wi-Fi接続に戻すまでは閲覧ができなくなる旨のメッセージが出てました。同期くらいしてくれと思わなくもないですが、やはりこれも常時ストリーミングをする傍らで並行でできるようなものでもないのかも知れません。

ペアリング操作手順自体はこなれていてそれほどつまった箇所はなかったように思います。「いやいや既存Wi-Fi経由でつなげられないわけはないよね??」と思ってあちこちいじりまくったのはありますが。

せっかくなので2.5inch HDDどこかに転がってるはずのを発掘して入れてみようかな。

S340カメラのおかわりと円柱雨樋用マウンター作成(3Dプリント)

同居人が別のアングルも見えるようにしたいということでもう一台パンチルトのS340を買いました。カメラ自体のレビューは前記事にありますのでそちらをご覧ください。

1台目はベランダの手すり部分にマウントしましたが、今回はもう少し地上に近い位置への取り付けだったので目を付けたのが雨樋(あまどい)の縦樋部分です。薄い樹脂でできてますが、結構劣化して思い切り握ったら壊れそうな気配もありますが、そこくらいしかつけられそうにない。自分でポールを立てるのも大変だし。

こういう円柱ポールに固定する時は大概ステンレスバンドみたいなネジで締め付ける金属ベルトみたいなものが使われると思うのですが、S340には付属していませんでした(オプションにもないと思う)。そこで雨樋の径を測って例によって3DプリンターでDIYです。

ステンレスバンドは汎用品をAmazonで購入しました。雨樋の直径が5cmくらいだったので、こちらの46-70mmの範囲に対応したものをチョイス。2個で良かったんだけどまぁそう高くもないからヨシ。

全体像はこんな感じ。

わかりにくいですが、右側の少しベージュがかった部分が3Dプリント品です。前回同様インサートナットでM4のボルトを受けるようにして固定しています。ブラケットとカメラが外せるので、ボルトはつけっぱなしでカメラの脱着は可能です。

ステンレスバンド周りはこんな感じ。

三日月状の部分が我が家の雨樋にピッタリ合うようになっていて、ステンレスバンドの締め付けを半分は引き受ける感じ。もう一回り大きいリングにして全周で締め付ける方が雨樋を壊しにくいかなとも思ったんですが、まずはこんな形で。材料は白の在庫があったBambuのPETG-Basic。ちょうどPETG-HFがセールで劇安なので白も注文したところでしたが、逆に半端に残ってるのを使い切りたくて。PLAよりは熱耐性があるし白だし反りにくい箇所もないのでこれでいけるんじゃないかと期待。

あとは締め付けが甘いと下にズリ落ちていかないか心配ですが、とりあえずは雨樋側の壁に固定しているアンカーのところに載せる形でいいかな。

その出来、有料級!?

実際に取り付けた様子がこちら。

どうよ。バッチリでしょう(ご満悦)。目論見通り壁に固定するアンカー(?)に載せる形にしたので、ここよりズリ落ちてくることはないです。ステンレスバンドによる締め付けもドライバーで微調整できるので、雨樋を割ることなくいい感じに固定できてると思います。なにか滑り止めのシートでも挟んだ方がいいかとも思ってたんですが、いまんとこ回ってしまう様子もなさそう。

あとはPETG Basicの耐候性次第ではありますが、近いうちにUVカットスプレーを買って吹いておこうかなと。樹脂に吹くなら模型用のこういうのかな?どれくらい保つかわかりませんが。

いやぁこれはニヤニヤしてしまいます。3Dプリントの醍醐味ですね。

ちなみに雨樋の縦樋の規格としては直径で60mmと75mmが一般的なようです。こちらの情報によるとメーカーでコンマ何mmの誤差はあるようですが。しかし何故か我が家のは実測でΦ54.4mmでした。経年で痩せた?んなこたないか。まぁそこは簡単に調整できると思うので、雨樋以外のポールの場合も含め、他の外径のリクエストもあれば対応は可能だと思います。もしご興味ありましたらコメントにてお知らせください。

  • 金属埋め込みナット
  • M4ボルト
  • (少し余ってるのでご希望なら)ステンレスバンド

もセットでご提案できると思います。

[3Dプリント] AirTag/TimeCapsuleをドアポケットに隠す底上げパネル

先日導入したこちらのTimeCapsuleをクルマのどこに忍ばせようと思った時に、ふと思いついたので作って見ました。クラウンの後席ドアポケットを上げ底して底に仕込むパネルです。

画像はひっくり返した底側。

TimeCapsuleまたは裸のAirTagをはめ込んで、裏返して運転席側ドアポケットに仕込みます。あえて下側は足をつけていないのは、取り出す時にこちら側を指で押してシーソーのように反対側を浮かせるためです。

TimeCapsuleを取り付けた状態がこちら。

右は型取りに使った下記のポケット用滑り止めマットです。

いい感じに接着不要でぴっちりはまりました。逆さにして振っても抜けません。またTimeCapsuleにできれば入れないでほしかったロゴの面を上にして入れれば一応隠せます。

TimeCapsuleまたはAirTagの厚みの分だけ深さが浅くなるわけですが、パっと見では気付かれないのではないかと。特にウチはこういう滑り止めシートを上に敷いているので、見た目では他のドアのポケットと違いがわかりません。

TimeCapsuleを使わずに素のAirTagだけを入れた場合は、高さは更に低くなり目立ちにくいと思います。取り出すためにリングに切り欠きを入れてみました。

いずれにせよ窃盗団に「トラッカー検出(Tracker Detect)」アプリ(Appleが悪用されないようAndroid向けにリリースしているAirTag検索アプリ)で車内にあることに気付いて音を鳴らされたら見付かっちゃうかもですが。

「トラッカー検出」アプリの動作の様子はGIGAZINEの記事が詳しいです。

  • 持ち主のAppleデバイスから離れて15分以上経たないとアプリで検索しても検出されない
  • 検出から更に10分経つと音を鳴らす機能が有効になる
  • 持ち主から離れて8~24時間経つとアプリで検索しなくても自発的に音を鳴らす

という仕様っぽいので、やはり完全な盗難時追跡デバイスとしては心許ないですね。そもそもそういう用途で販売されている製品ではないし、ストーキングなどに悪用されるのを防ぐ方が優先なので仕方ないところです。あくまで保険、気休め程度に考えるべきでしょう。

■実際に車両にセットした様子

なにも置いてない状態
AirTagを入れ、マットを敷いた状態

取り出しもこんな感じでOKでした。

TimeCupsuleを入れ、マットを敷いた状態

■まとめ

理想はやはりせっかく10年電子交換不要を謳うTimeCapsuleだったらもっと奥深くに隠した方がいいでしょうかね。AirTagだと毎年電池交換しないとなので、これくらいの隠し方がバランス良いかも知れません。ただコインパーキングなどに放置された時に、ある程度通行人のAppleデバイスまで電波が届いた方が良いので、ドア付近というのは場所としては悪くない気も。なかなか自分のAirTagをテストするのは難しいですが、そのうち「トラッカー検出」くらいは使って試してみようと思います。

憧れの3Dスキャナーを手に入れたぞ~Revopoint POP 3 Plus

自分は3Dプリンターで既存製品の補助アイテムをよく作ります。

こういう時、ノギスを使って対象製品のあらゆる箇所の寸法を測ってFusion(CADツール)上にベースモデルを構築していくのですが、3Dスキャナーというカメラ装置で撮影(スキャン)してやると立体形状をそのままモデルデータにすることができ効率化、省力化になります。

iPhoneのカメラやLiDARセンサーを使って同様のことをするアプリもありますが、やはりミリ単位で正確なサイズや形状を取り込む必要があるアクセサリ製作にはちと精度不足です。

ずっと3Dスキャナーは導入したいと思ってたんですが、各社凌ぎを削っていてどれを買えばいいのかわからず手を出しあぐねていました。

そんな折り、パートナーが誕生日プレゼントで半分出してくれると言ってくれたのと、ちょうどタイムセールで20%OFFになっていたのもあって、思い切ってRevopoint POP 3 Plus(以下POP3+)に特攻してみることに。

2軸ターンテーブルがセットになった高級版にしてみました。通常113,000円のところ90,400円でゲット。2軸ターンテーブルは単体で16,200円なので、差額1,1万円くらいで買えるセットの方がだいぶお得です。これの価値は後述します。

Revopointは自分の観測範囲では10万円前後の家庭用3Dスキャナとしては結構早くから名が知られていたブランドな気がします。ただ実際にレビュー動画をみると微妙なところもあって、買うなら他のブランドかなとも思っていました。また最近はPCやスマホを組み合わせないでスタンドアローンで使える製品(RevopointならMIRACOとか)もあって、使い勝手はいいんだろうなとか。

EINSTAR VEGAとかレビューでみてて凄くよさそう。でも高い…

そこまでの頻度で使うわけでもないし、コスパも考えてスタンドアローンタイプは断念。ただし、自宅のハイパワーPCでも現状我が家で最強のモバイルPCであるMacBook Pro(M1 Max)でも、さらにはスマホでも使える対応OSの豊富さは重視。スキャン対象としては、手のひらくらいのガジェットが恐らくもっとも多く、もしかすると歯車みたいな小さな部品をスキャンすることもあるかな?あと車のメーターやダッシュボード回りの形状は読みたいが、バンパーみたいなメートル級のパーツまでは不要、というイメージ。まぁ今の3DプリンターX1-Carbonが26cm立方までなので、なにか作るにしてもそれくらいが上限かなという感じ。あとはソフト面の機能として、裏と表別々の方向からスキャンしたモデルをマージして全方位モデルにしたいなとは思っていて、たまたまレビュー動画をみたRevopointのRevo Scan 5でそれがきっちりできていたので、もうRevopointでいいんじゃないかなと思ったとこはあります。他社製ソフトでも当たり前にできるのかもは知れませんが、改めて調べる気力がなかった(^^;)。

■ターンテーブルは思いの外重要

ターンテーブルは電動でゆっくりと回転する台です。お店でフィギュアとかアクセサリーをディスプレイするアレです。3Dスキャンは対象物をあらゆる方向から手ぶれせずに撮影するのがキモですが、スキャナを持って回りをぐるぐるするより、スキャナは三脚で固定してしまって物体をターンテーブルで回す方が楽だし精度も高めやすいので、マストアイテムと言えます。

POP3+には標準の小型のターンテーブルと、オプションの二軸タイプ、更に大型タイプがあります。本体に二軸タイプが付属してくるのが高級版と呼ばれていて、自分はそちらを購入しました。

標準の小型ターンテーブルはUSB電源を挿すと回り出す簡易的なもので、二軸タイプは文字通り回転軸に加え傾き軸をもっていて、対象物体を違った方向からスキャンできます。さらにBluetoothでスキャンツールRevo Studioとペアリングすることで、速度や角度を変更したり、スキャンの開始停止にあわせて回転をしたり止めたりできます。また大きさも大きいのでより大きな物体を載せられます。

簡単なスキャンなら標準のターンテーブルでも良いかも知れませんが、USBケーブルで電源供給する必要があるのが地味に面倒です。個人的にはこれは箱にしまっておいて、以前iPhoneで3Dスキャンにチャレンジしようとした時に買った充電式のターンテーブルの方がケーブルレスで取り回しが楽かなと思っています。同じものは販売終了になってますが、これとか。

そしてちょっと凝ったスキャンをしようと思うと、やはり二軸&アプリからコントロールできるのは重宝します。理想をいえばせっかくBluetoothなんだからこっちもバッテリー式(充電池でも最悪乾電池でも)でケーブルレスで使えたら良かったのにとは思います。

ちなみに軸を傾けた時に上の物体が滑り落ちないよう、シリコンかなにかの粘着パッドも付属しています。

まだ何回もは使ってないですが、例えば最初斜め上から360°スキャンして、そのまま徐々に方向けていけばシームレスに隠れていた面もスキャンできて良いです。ただ底面が完全フラットではないものの場合、結局いちどひっくり返す必要があったりして、二軸ですべて賄えるというわけではないです。あと、これは想像ですがアプリと連動させても回転量や回転方向情報をスキャンの解釈には利用してないような気がしています。それができてればもうちょっと正確に追従できるんじゃないの?と思ったり。あくまでターンテーブルのスタートストップ、速度、角度をPCからできます、ってだけじゃないかなと。

■黒いものや光沢、透明なものにはスキャンスプレー

3Dスキャナーはレーザーなどの光を物体に当てて、その反射光をセンサーで読み取るという仕組みなので、物体が光を元の方向に反射してくれない色や反射率のものは苦手です。具体的にいうと白はOK。黒、透明、鏡のような高反射率のものが苦手です。正確な形状を読み取れません。

そこで登場するのがスキャニングスプレーという塗料(顔料)を含まない着色スプレー。国産品もありますが有名どころはドイツのAESUB(エイサブ)というブランド。カラーを冠したバリエーションがりますがスプレー自体は基本白色がつきます。

・AESUBホワイト

まずは「ホワイト」。文字通り白色のスプレーですが、拭き取ったり洗い流したりで綺麗に落ちるので、丸洗いができる物体であればこれがコスパ高そう。

AESUB スキャニングスプレー ホワイト 400ml

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1,760円(04/03 05:53時点)
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・AESUBブルー

こちらは「ブルー」。なんとこでは揮発性ということで時間が経つと自然に消える系です。2~4時間前後で消えるらしいということで、まずはこちらを購入。高い…

使ってみた感じ、金属面はもっと短い時間でどんどん揮発する。

千吉 忍者クマデ 5本爪 幅120×高さ245×奥行き68mm

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こちらの潮干狩りの熊手に吹きかけてみたんですが、黒い光沢塗装をした爪の部分は2,30分でどんどん揮発して、スキャン作業の途中で検出できなくなってしまいました。単価が高いからってケチり過ぎたのかな?あと、そういう特性なのかわかりませんが、一度吹いて白くなっているところに重ね吹きすると消えるんですよ…風で粒子が吹き飛んでる?なので塗り足りないところを吹くとその回りが消し飛んで、結果吹いても吹いても全体を綺麗に真っ白くできなくて、使用量だけが嵩んでいく…となりがち。ちょっとコスパ悪すぎるので、本当に必要な時(水洗いできないもの)に絞った方がヨサゲ。

・AESUBグリーン

お次はグリーン。記事執筆時点でAmazon、楽天で見付からないんですが、Yahoo!ショッピングはある。出展者は同じくシステムクリエイトPROさんなので出品作業漏れだとは思うんですが。

グリーンは6,270円で、Yahoo!ショッピングは更に送料が970円もかかります。クソ高い。ただしこれは他のスプレーと違って液体で1L入りなんです。自分でスプレーガンとかに入れて吹くタイプ。車のボディとか広範囲に塗る用みたいです。これを模型用の卓上サイズのエアブラシで使うのが一番コスパ高そう。ブルーを使い切ったらこれにしようかと思っています。ブルーよりも揮発時間が長くて4~6時間とのこと。ブルーが体感では全然保たなかったので、むしろ長く保つならそっちの方が都合がいいかなと思っています。一応エアブラシとコンプレッサーはあるし、なんならミニサイズの充電式エアブラシを専用に買ってもいいかなとか。エアホースなしで一体型の方が小物に吹き付けるのに便利そう。ただAESUB公式推奨が「スプレー口径 1.0mm エア圧力 0.2〜0.3MPa」となってるんですが、見付かる小型エアブラシは口径0.3mmとかなんですよね。まぁ動画で使ってる人いたし大丈夫でしょうけど。1.0mmは製品コンセプト通り車のバンパーとかドアとかに丸っと吹く用じゃないかと。それでも最低でダブルアクション(塗料と空気のバランス調整ができるタイプ)にはした方が良さそうかな?

候補はこれ。グリーンだけにw。ノズル径は0.4mm。

ダブルアクションでなくて良さそうならこういう劇安品もありかも。ダメもとでまずこっち買ってみようかな?

ともあれ、買ってしまったブルーを使い切る事にはAmazonにもグリーン入荷してるといいな。

■マーカーシール、マーカーブロックは安く済ます

もうひとつ3Dスキャンの大事なお助けツールがマーカーシールとマーカーブロックです。マーカーシールはスキャンした物品にペタペタ貼って位置あわせの基準地点にするものです。黒枠の中心に高反射の銀色の丸がついたシールです。銀色といっても蛍光反射版みたいな質感。POP3+にも何シートか付属してきます。ターンテーブルに敷く丸シートにもこのマーカーがランダムに散りばめられています。

スキャンソフトにもモードが「特徴」と「マーカー」があり、上記のスプレーを吹いて「特徴」で純粋似形状データだけで認識するか、この「マーカー」を基点として使うかという感じです。どちらがどういう時に向いているのかはまだ試行錯誤中ですが、そもそもスプレーできないようなものもあるので、マーカーも欠かせません。ただマーカー自体が少し盛り上がった形状であるように読み取られてしまい、平面が綺麗に平滑にならなかったりする傾向があるのが難です。スプレーが使えるならスプレーかなと現時点では感じています。

当然消耗品なわけですが、純正のものは500枚入りで2,500円。1枚5円。5円玉を貼っては捨ててると思うとちょっと気が咎めますね。

そこで互換品ですよと。ボルトやナットでよく使うuxcell製だと同じく500枚で半額以下でした。

また、このマーカーが曲がってしまうような小さい曲面を読み取るのにいいかと思って、上記6mmに対し3mmのものもあったので買ってみました。

マーカーシールはそこそこ固いので曲面に貼ると浮いて剥がれてしてしまうんですよね。そういう時に3mmだとマシかなとか。ただデフォルトとサイズが違うマーカーだと距離感を誤認されないかは気になっています。また使う機会があった時に追記します。

そしてマーカーブロックという様々な形のブロックにマーカーシールを貼り付けたパーツが売られています。Revopoint純正でこんなやつ。

ターテーブルに敷くマーカーを散りばめたシートの立体版というところです。スキャン対象物の周りにランダムに散らしておくと、基準点として精度向上に貢献するみたい。しかし高い!

フルセットだとこんなにします。マーカーシール貼っただけのプラスチック片が!?というのが正直な感想です…(正確には底面にマグネットも入ってます)。

3Dスキャナー買う層ってかなりの確率で3Dプリンターも所持してると思うので、「自分で作ってマーカーシール貼ればよくね?」って思うんじゃないでしょうかね。自分もそう思ったら案の定。MakerWorldにモデルデータを公開してる人いましたw。そっくりすぎて大丈夫か?とは思いましたが機能的には問題なさげなので、とりあえずはこれで様子見してみることに。普通にPLAで造形し、底に直径10mm x 2mm厚のマグネット用穴が空いているので、こういうのを買って来ればヨサゲ。

自分はちょっとだけ厚い(2.5mm)だけどセリアで5個入り100円のものを流用。わずかにはみ出ますがコスパは高いです。完成したのがこちら。

ちょうど無印商品週間(全品10%OFF)だったのヨサゲな収納ケースもゲット。フタは別売りです。ちょっと深さが余るかな。そのうち自分でプリントして作るかも。

先のuxcellの安めのマーカーシールを惜しげ無く貼りまくりました。貼る面はおそらく規則性がない方が良いと思うので、公式に倣って天面だけは必ず貼り、それ以外の面にデタラメに貼りました。ドーム型が7枚、ボール型が5枚。ピラミッドは各面の各辺に1枚(3面で9枚)、バーは各面4枚で16毎。ちょっと暗くして光をあてるといい感じに反射してます。

底面のセリア磁石がこんな感じ。0.5mmはみ出てるので平らな面に置くと多少カタ付きますが、触らなければ問題ないのでスキャン時に実害はないかなと。

自分でデータをいじって2.5mm穴にしようかとも思ったんですが、STLファイルってFusionに読み込んでいじるのちょっとめんどいので「まいっか」と。10mmの磁石を手で入れるのはちょっと大変で、こういうウォータープライヤー的なペンチで両端を挟んで押し込みました。上側にマグネットをひっつけておいて、下側はブロックにキズがつかないようマステをグルグル巻いておくといい感じに圧入でき、二度と外せなさそうなくらいガッチリ埋め込めました。ピラミッドとバー型は机に置くなどして根性で…

高儀(Takagi) M&M ウォータープライヤー 250mm

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■スキャン初試行レビュー

いくつかの物品をスキャンしてみた感触などを書いていきます。

最初はPC版Revo Scan 5.5.3を使用して挑戦。PCとの接続はUSBまたはWi-Fiで行います。速度差はさほどない気がします。ウチのデスクトップはUSB機器つなぎすぎで不安定なので、Wi-Fiの方がむしろ安定して使える気すらします。ちなみにWi-Fiの場合はPOP3+にUSBで電源供給する必要があるので、スキャナ側は結局なにかしらのケーブルが生える形にはなります。

SesameリモートNano

こういうヤツです。今回いくつかSesame製品を買い増ししましたが、3Dスキャンを想定して全てホワイトをチョイスしました。

(公式画像)

ストラップは外しています。標準の方のターンテーブルで回転させながらスキャン。割と綺麗にできました。カラーで撮ってないのでテクスチャはありませんが、ボタンやストラップ穴も痕跡が読み取れるので、位置あわせには充分です。

裏返して底面を取ってないですが、どうせ真っ平らなので「穴埋め」機能で閉じて完了です。

Sesame 5 Pro

今度は少し苦労しました。スキャン中に手でもって向きを変えると割と認識に失敗しがちでした。なので、別個にスキャンして穴だらけの状態のメッシュデータをいくつか作って、後で「合成」機能を使ってひとつの閉じたメッシュにしてもらいました。たしか3つくらいを重ね合わせたような気がします。

カラーで撮ったのでテクスチャを有効にするとLEDやリセット穴、ネジなども綺麗に見えます。露出やホワイトバランスの調整がイマイチだったせいか、真っ白なボディのはずがちょっとまだら模様になってしまったのが惜しい。

忍者クマデ

潮干狩りなどに使う熊手です。友人から持ち手のカバーを依頼されたのでスキャンしてみました。

千吉 忍者クマデ 5本爪 幅120×高さ245×奥行き68mm

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まぁ本来これくらいのシンプルな形状ならノギスで測った方が速いし正確なんですが。

やはりそのままでは先端の黒い部分が全くスキャンできず、上述のスキャニングスプレーを吹いてみたいんですが、作業している間にみるみる揮発してしまってダメでした。またSesame 5 Pro同様、裏表を別でメッシュ化して合成しようとしても、持ち手部分が円柱なので向きを正しく認識できず裏表両側に爪が曲がってるモデルが出来上がったり…

唯一それっぽくできたのがコレ。

ただ一応Fusionに取込はしたものの、結局ポイントポイントのサイズはノギスで測ったものを使い、あんまり役に立たなかった感じです。

庭の塀の木製部分

以前作ったこのセンサーライトマウンターが日光で変形してしまったので、どうせならばと新規設定のために改めてスキャンしてみました。

初めてiPhoneにつないで挑戦。POP3+付属のハンドル型モバイルバッテリーで給電し、同じく付属のスマホホルダーにiPhoneをセット。iPhoneとPOP3+はWi-Fi接続です。

手持ちなせいか日光下なせいかあまり綺麗にスキャンできず、結局これにもスキャンスプレーを吹きました。また上述のマーカーブロックもいくつか置いたりしてみました。それでもなかなか綺麗にスキャンできずで10回くらいやり直しました。マーカーブロックはない方が良かったかも。また木製部分の底面、コンクリートブロックとの隙間のところは結局上手く採れずに、高さだけわかればいいやということで断念しました。

スマホ版からPC版のRevo Scanにネットワーク経由でメッシュを転送し、PC版で3つのメッシュを合成したのがこちら。

底面も含めて穴だらけのままですが、外径を沿わせてモデルをデータする分にはまぁ役に立ったかなという感じです。特に斜め部分とかは角度を測るのが面倒なので良かったかなと。またこれてっきり左右対称だと思ってたんですが、スキャンしてみたら傾斜が非対象だったんですよね。経年劣化によるものか最初からそういう設計なのかは不明ですが。最初モデルを信じられずに、ミラーコマンドで左右対称のスケッチを引いて作ったんですが、実際に合わせてみるとしっかり隙間があいていたので、改めてスキャンしたモデルにあわせて線を引き直しました。一見単純な幾何学的形状だと思ってもスキャンしてみるとそうでもないこともある、と勉強になりました。

■まとめ

前々から導入したかった3Dスキャナーをついに使うことができました。

動画で色々見てきたとおり、魔法のツールというよりはそれなりに腕前、コツがいる道具だなという感じです。ターンテーブルやマーカー、スプレーを駆使してなお一発では上手く綺麗なスキャンになりません。何度かやり直したり、上手くいった部分を結合したりというトライ&エラーが必要です。

また得られるのはメッシュデータ(表面だけで中身が空)なので、Fusionとかに取り込んでもそのまま、これをツールとしてボディをくり抜いたりとかはできません。それができるソリッドモデル変換するのは結構手間だし、本来平らな目が完全に平らなデータになるとも限らないので、余計なノイズ、荒れが残ったり。なので、ボディとして直接使うというよりは、スケッチの参考にする位かなと思います。あとは追加パーツをモデリングした際に一緒に並べて装着イメージを確認したりレンダリングしたりする用途とかですかね。

それでも複雑な曲面の物体に沿わせるとか、作業場に持ち込めないような庭や車の一部分みたいなものを取り込んでじっくり計測できるとかいう点では間違いなく有用なので、しっかり活用していきたいと思います。

パンチルト付きセキュリティカメラAnker Eufy SoloCam S340

増車準備シリーズ。

もし3台目が来たら自宅敷地内の駐車場には駐められないので、別で駐車場を借りる案が出ています。そしてちょうど裏手に駐車場があるんですが、もしそこが借りられたら自宅の2Fベランダに監視カメラをつければ常時監視できるんじゃね?ということになり、ちょうどセール中で20% OFFだったEufy SoloCam S340(以下S340)を購入しました。

Eufyはバッテリー製品で有名なAnkerの家電ブランドです。セキュリティカメラだけでも結構なラインナップが出ており、S340はその中でもレンズ部分が縦横に動くパンチルト機構搭載のモデルです。もちろんただ動くというだけではなく、アプリから遠隔操作で画角を選べます。本体だけでもある程度の画像認識、物体追尾はしてくれるのですが、別売りのHomeBase S380(以下HomeBase)と組み合わせるとそちら側のAI処理で人物認識などができるようになります。

また単体だと8GBの内蔵メモリに録画されますが、Home Base側には内蔵16GBもしくは増設ハードディスクで最大16TBまで拡張可能です。保管場所が建物内になることで、万一カメラ自体を持ち去られても録画データは保全できるということになります(どういうタイミングで同期されるのかわかりませんが)。ちょうど最近ATOM Camのクラウド保存が有料化されたのであわててmicroSDカードを挿したりしてローカル保存に切り替えたりしましたが、HomeBaseを使えば複数台のカメラの録画データを大きなストレージに集約できるのでヨサゲではあります。もちろん月額利用料はかかりません。本当にイケてたら現在屋外に設置してあるGoogle Nest Cam(年額8,000~15,000円)もまとめて移行してもいいかなとか。

今回は近隣駐車場を見渡すためにベランダに取り付けるため、そうそう持ち去られることはないだろうということでまずはカメラのみ購入。使えそうなら後日HomeBaseも買うかなって感じです。

■SoloCam S340設置(3Dプリント)

まずはDIY設定のお話から。興味ない方はファーストインプレにジャンプ推奨。

S340はソーラーパネルも付属しており、通信はもちろんWi-Fiなので、基本的に配線不要で物理的に設置するだけで利用できます。今回は2Fのベランダ手すりに設置することにしました。付属のマウンターだと基本的に壁にビス留めする想定なんですが、ウチは賃貸なので非破壊で取り付けたい。そんな時の3Dプリントですよ!

早速こんなマウンターが完成(黒)。白いのがS340付属のブラケット。ビス穴が3つ空いています。

その3つ穴にあわせてマウンターにも穴を開け、受けネジは強度が出るよう金属のインサートナットを熱挿入しました。

熱圧入についてはこちら。

強度を出すためにインフィルを3Dハニカムにして密度が高かったせいか、押し込んだ奥から溶けた樹脂が盛り上がってきて半田ゴテやナットの内側にべったりついてしまいました。ネジ穴が埋まったらどうしようと思ったんですが、なんとかボルトは入りました。

ブラケットとはM4のボルトで締結。

今回はガチの屋外使用ということで耐候性や熱耐性が高いASAで作ろうと思ったんですが、どうしても途中でスパゲッティ化してしまい断念。定着とかの問題ではなく、スプールの巻きの状態が良くないのか、AMSでもそうでなくても途中で絡んでしまってフィラメントが送られなくなるトラブル。大きなモデルだけに失敗した時の時間的、材料的なロスが大きいので3回で諦めました。

で、同じくBambuが屋外用として推している高速PETG(PETG-HF)に切換。ASAの耐熱100℃に対してPETG-HFは69℃とかなり下がりますが仕方なし。ちなみに前回比較的短期間で変形してしまったPLAだと60℃前後なので、それよりはマシかなという程度。本当は黒じゃない方が真夏の太陽下で熱を持ちにくいんでしょうが、在庫がなかったのとベランダの手すりの色とのマッチングで。

裏にスリットを入れることも検討したんですが、ChatGPTさんと相談の結果、インフィルを3Dハニカムにするとえぇよってことでスリットは無しに。ちなみにスリットはいつもサポートがいらないよう▲の溝をつけてましたが、ChatGPTさん曰くそれだと頂点に応力が集中しやすいので、曲線でサイン波みたいに波打たせるのがいいそうです。なるほどトタン屋根みたいなもんですかね。次に機会があったら試してみたいです。

ということで、今回はそれなりに厚みを持たせてインフィルを3Dハニカムにしたことでとりあえず様子見。変形してカメラが地面に落下したらアウトですが…まぁ下は自宅の庭なので人を巻き込むことはないでしょう。

サイズは一発でバッチリでした。ギュっと押し込むと入るくらいの絶妙なキツさ。かなりカメラ側が重い重量バランスになりますが平気そう。撮影日は小雨だったので、後日念のため両面テープで貼るかも知れません。いずれにせよ夏には忘れずに定期的に様子をみてみないと。

別アングル。配線がないことも相まって、手すり上の好きな位置に固定できます。

ちなみにソーラーパネルの最適角度もChatGPTさんに効いたところ、方角は真南、傾斜角は30~40°が良いらしいです。発電効率も含めてしばらく試験運用してみます。

あと、推奨設定地上高は2~3mなので、それ以上の高さにした場合、ライトや動体検知の範囲外になる可能性はあるので、そこら辺もどうかは検証していきます。

S340ファーストインプレ

比較対象は国産のAtomCamと、GoogleのNest Camです。

まずシンプルにカメラ性能は良いです。3K画質は伊達じゃないですね。AtomCamもNest CamもFHDだったので、明らかに解像度感があります。広角で撮影した録画データも後からそこそこ拡大できそう。

また光学3倍ズームもあり、デジタルズームとあわせると8倍なので、望遠性能もかなりのもの。リアルタイムで使うことはあまりないかもですが。

アプリの作りとして惜しいのはカメラ一覧画面でリアルタイム映像が見られない点(ATOM CamやNest Camは可能)。複数カメラを設置した時に、いちいちどれかのカメラを選択して詳細画面に遷移しないとストリーミング映像は見られなさそう。HomeBaseを追加するとどうなんだろう?

それ以外の機能、操作性は競合と似たり寄ったりかな。家族など別アカウントユーザーとの共有もできるし、Wi-Fi設定はアプリでQRコードを作ってカメラで読み込ませるだけ。プライバシーゾーン(動体認識しないエリア)を設定できるので、例えば隣家の敷地を指定しておけば隣人の出入りを検知しなくなります。AI機能はHomeBaseと組み合わせないとですが、必要な機能は過不足なく揃ってる印象です。

あとスピーカーから流せる威嚇用サイレンは思ったより大きくてビビりました。

総じてソフトもハードも作りはしっかりしており、月額費用を無くせるならHomeBase含めて完全移行もありかなと思います。ただ小型ペットのケージの監視用にはちょっと大きいモデルしかないかな?ATOM Camのコンパクトさと安さはちょっと突出してますね。解像度がFHDでいいなら引き続きATOM Cam + SDカード運用がコスパ最強。宅内集中録画したい、より高解像度/高画質で録画したいならeufyシリーズってとこですかね。あと屋外でソーラーモデルがラインナップに多いのもeufyかな。Nest Camの優位性はGoogle Homeアプリで他のデバイスと一緒に管理できる点ですが、そこまで大きなメリットでもないかなという印象。Google Nest Hubでさっと見たい人向けかな。ちなみにATOM Cam + Amazon EchoShowでも視聴はできます。そういう観点ではeufyはディスプレイ付きスマートスピーカーの類とは親和性は高くないかも。機種によってはできるのかも?公式のリストにはS3x0系はないようですね。リストにあるE40とかは古いモデルのようなので、HomeBase対応モデルはGoogle/Amazon対応を縮小してるのかな?

■まとめ

これまで宅内はATOM Cam、宅外はGoogle Nest Camでしたが、久しぶりに新プラットフォームのセキュリティカメラに手を出しました。ATOM Camの有料化、Nest Cam Awareの値上げなどクラウドベースの製品のランニングコストが上がっている中、初期コストだけで済むeufyは着目株な気がします。一覧画面でストリーミング視聴できない点だけ惜しいですが、全体として遜色はなく、今回試験的にカメラ単体で導入しましたが、遠からずHomeBaseを購入し、2台の屋外Nest Camもリプレイスしていきたいなと思った初期感想です。

ソーラーバッテリー運用の持続性、セキュリティ検知能力はもうしばらく検証してまた追記していきます。

配線工事不要というのは大きなメリットで、日当たりが良い場所ならS120も気になっています。パネルの向きは変えられないものの一体型でスマートですね。

玄関ポーチライトの制御をSwitchBotからSesameボット2へ移行

玄関ドアの外側の屋根のある部分(以下ポーチ)の照明をIoT制御したいと思って、クラウドファンディングで買って余ってたSwitchBotを使っていました。壁スイッチはPanasonicのコスモワイドシリーズ21の3ボタンタイプで、そのままだとSwitchBotと相性が悪かったので、3Dプリンターで固定具を作りました。

しかしこれがどうも安定動作にもっていけず。設置時点で大丈夫そうだと持ってもしばらくするときちんとボタンを押し込めず。基本的にオートメーション機能で日没前に点灯し、日の出で消灯みたいな自動化をしてるんですが、スイッチは1つのトグルなので、きづくと点灯消灯が逆転していたり…

そこで、ついに重い腰を上げてSesameボット2に乗り換えてみました。こちらの方がアームの稼働(回転)範囲が広いし、ボディ外側に出ているアームを交換したりカバーパーツを付けたりもできるので、最悪でもまた3Dプリンターでオリジナルアームを作ってみたりできるんじゃないかと。ソフト面ではSesameアプリ単体ではオートメーション機能がなく自動化ができませんが、Matter対応なので、Google Home/Alexa/Apple Homeに登録すればそちら経由でなんとかなるだろうという目論見。

早速3Dプリンターで固定具を製作

CGの左がSwitchBot用、右がSesameボット2用です。Sesameボット2の方が若干フットプリントが小さく、さらに両面テープが貼ってある部分は小さいので、固定プレートは小さめ。アームの位置も異なるので位置もかなり下がります。これでも3連の一番上のスイッチの真ん中あたりを押す想定です。

実際に取り付けた様子がこちら。

レイアウト的に3つボタンそれぞれに3台のボット2を配置するのは難しそうですね。左側に配置して引っ張るアダプタをつけるとかですかね。

BOOTHにも出品しておきました。匿名配送でやりとりしたい方はご利用ください。

・セッテイングには少しクセがある

SwitchbotとSesameボット2に大きな違いは、前者がアームを倒して戻すという往復動作をするのに対し、後者(本品)はアームを360°回転する仕組みです。そのお陰でモデルカーの車輪を回すみたいな応用も効くのですが、ことスイッチを押すという目的だと逆に少しまどろっこしく感じることも。

具体的には「0.x秒正回転」「0.x秒逆回転」みたいな動作を時系列に組み合わせて「台本」というもの作ります。角度ではなく時間で指定します。例えば今回のセッティングでは試行錯誤の結果、

  • 0.3秒回し、
  • 0.2秒戻す

という台本になりました。「おなじだけ0.3秒戻す」んじゃないの?と思われるでしょう。これが本品の面倒くさいところです(^^;)。まず本体を基準にした絶対角度で指定できません。あくまで今のアーム位置から相対的にn秒間回すことしかできないのです。回転速度は一定時間の通電である程度一定の角度を得られそうなものなんですが、それでもなんらかの外的要因でアームの角度が変わってしまうとアームがきちんとボタンを押しきらない、ということも起こりえます。手で回しても簡単には回りはしないのですが、ボタンをグっと押し込んだ後とかにノックバック(反動)で大きめに戻ったりしがち。そんなこんなで綺麗に毎回同じ動作を繰り返すということがそもそも苦手な製品だと感じました。

そんな中でどうにかやりくりをして見出したポイントが、

  1. 長めに回して確実に押す
  2. 押す力を緩めるくらいの意味でほんの少し戻すステップを入れてやると、あとは勝手に反動で戻る
  3. 本体の固定をしっかりする

という3つ。アームがどんな角度からスタートしても確実にボタンまで到達するように長めにします。すると当然早くタッチしてしまった場合も続けてグイグイ押し続けることになります。でもそうするしかない。この時、本体が負けて滑落しないよう3.のしっかり固定しておくというのが大事になります。そして充分な時間をかけてボタンを押したあとで、同じだけ戻すとまたアーム位置が不確定になります。その代わりに0.1秒という極短時間戻す動作を入れると押す力がふっと抜けて、ボタンのバネの力でいい感じに跳ね返されて、概ね一定の位置に戻ることを発見しました。

跳ね返って戻るという不確定な動作に頼るのは甚だ気持ち悪いのですが、現状上手くいきそうなのはこのパターンのみでした。

ちなみに公式も含めてググると「回転モード」みたいなのが選べる設定画面が出てきますが、これは初代ボットにあったもので、ボット2からは削除されているぽいです。あくまで、正回転、逆回転、止めるの組み合わせに秒数を組み合わせて「台本」を組むのがボット2です。

なおこの台本は0番から9番まで10本作っておけます(0番始まりなのがエンジニア脳な人が作ってるなという感じで微笑ましい)。後述のSesameリモートをペアリングした場合、解錠ボタンを施錠ボタンが0番と1番に紐付く様です(逆かも)。コスモ21の場合、ONとOFFの動作は同じなので、台本0と台本1には同じ設定を入れました。そして微妙な位置調整が必要になった時のために、台本2は「0.1秒(最小単位)戻す」だけのセッティングをしました。どうしてもボタンを押し込んだままの位置で止まってしまった、といった時に使うようです。台本2~9はスマホアプリからのみ実行可能ということになります。あと台本に名前がつけられずにあくまで0~9のどれがなんだったかはユーザが覚えておかないとならないのが残念。

とまぁ、いままで色々使って来たSesame製品の中ではちょっと設定回りが惜しい気がしています。それでもSwitchbotよりは確実にボタンを押して照明をON/OFFできてるので、今の時点では替えて正解だったかなと思っています。操作の反応もSwitchbotよりクイックな印象。あっちは「あれ?反応しなかった?もう一回押すか?」ってなるレベルで待たされることありました。

ともあれ、これから長期的に安定して稼働するかどうかは見て行きたいと思います。

外での点灯にはSesameリモートnano

玄関ポーチの照明をスマート化する動機その1は、「ドアの外からも点けたり消したりしたい」です。

SwitchBotにはリモートボタンという別売りアクセサリがありましたが、Sesameではリモートやリモートnanoが使えます。今回は小さくて安いリモートnanoを買ってみました。nanoは標準でストラップもついており、キーホルダー的に鍵束やランドセルにぶら下げて使うモバイル用の位置づけなんですが、ストラップは取り外せるようになっています。

Switchbotリモートボタンの時と同じように玄関にある置き配棚(ルミナスラック)に固定する治具をこれまた3Dプリントで作りました。nanoの背面はフラットなので両面テープで貼り付けるだけの簡単なものです。背面パネルはスライドできる電池ブタになっていますが、これを貼り付けたままでも問題なく開けられます。

取り付けた様子がこちら。

モバイル用ということでフルサイズのリモートよりバッテリーが小さいため、普段はスリープしているようで、ボタンを押してからボット2が反応するまで若干待たされる感じはあります。こういう固定の使い方ならフルサイズ版の方が良かったかなと思います。まぁ今回はまだ持っていないnanoを買って採寸して色々なアクセサリを作ってみたいなという意味合いがあったので。そのうち耐えきれなくなったらフルサイズに替えるかもですが、今のところ耐えられないほどの遅延ではない気がします。

本来的な用途で、例えばスマホをまだ持たせてない子ども用とかには良い製品かなと思います。バッテリーは3~10年保つとのこと。電池はやや馴染みの薄いCR1632というサイズ。

難点としては、初期設定時以外に設定画面に入れないということ。一度設定をして画面を抜けると、次にまた設定画面に行くには、裏面のリセットボタンを細いピンで長押しして再度アプリで新規デバイス追加フローをしなければなりません。省電力との兼ね合いなのかアプリ側から設定を呼びだせないのです。名前を付け替えることすらできません。そして、このリセットのピン穴がまた小さくて刺さるものを探すのが大変、、安定運用が始まればそうそういじることではないとはいえ、初日だけでなんやかんや3回くらいリセットしました。

オートメーション機能が標準アプリにはない

玄関ポーチの照明をスマート化する動機その1は、「朝晩に自動点灯/消灯したい」です。

しかしSesameはもともとスマートロック製品なせいか、現時点で標準アプリ単体ではオートメーション機能がありません。やろうと思ったら、

  • Sesameハブ3経由で、Appleホーム/Google Home/AlexaにMatter連携する
  • Nature Remoと連携する

といった座組が必要になります。Nature RemoはSesameスマートロックやSesameボットの共有キー(QRコード)を使って直接紐付けするので、ハブ3を設置してなくても使えます。一方でたぶんBluetoothを使って通信なので、物理的にSesameボット2とNature Remoが離れている場合不安定になる場合があります(ウチでは警告が出た)。Sesameハブ3を設置して経由する場合、ハブ3とSesameデバイスがBluetooth通信して、ハブ3と他のスマートデバイスはIP通信になるので、Wi-Fiは有線LANを介して家中で安定通信が見込める、という違いがありそう(ハブ3の位置だけは留意が必要)。

我が家では全てあるんですが、なぜかGoogle Homeだけはエラーになって連携できず。今回はAppleホーム(HomeKit)がレスポンスも良かったので「ホーム」アプリでオートメーションを組みました。

ただいずれにせよSesameボット2は照明の物理ボタン(コスモ21)のON/OFFを識別できないので、各アプリが認識するON/OFFを実際の点灯状態は必ずしも一致しないという制約があります。人が手動でスイッチ操作したり、ボットによる押下に失敗したりするとアプリ上のステータスと反転してしまう必要があります。日の出や日の入りでオートメーションをしたら、極力人力で操作しないようにするなどの運用が必要です。またGPSなどと連携して「帰宅したら点灯」みたいなことももし最初から点灯していたら消灯させてしまう結果になるので、あまり上手くないでしょう。これはSwitchbotも同じなんですが。きちんと物理のON/OFFを連動させたければ、壁スイッチ自体をPanasonicのリンクプラスとかに置き換えるか、トグル式ではなくシーソー式のスイッチにするしかないですね。

リンクプラスは無線ブリッジまで含めると高いし、2スイッチモデルまでしかないのでちょっと我が家にはそぐわないんですよね、、

なおシーソースイッチにする場合は、アームセットに含まれるスイッチレゴアームを使う必要がありそうです。シールを貼って引っ張ってオフ動作をする感じ。あれ、でもこれアームの絶対位置を検知しないボット2の仕様だと、連続でONとか連続でOFFしたら簡単にアーム位置がズレでおかしくなるような??公式の動作イメージに載せてくくらいだけど本当に実現できる(実用になる)のかな?

いずれにせよ電気工事士の資格がないと触れない工事内容になってしまうので断念。

■まとめ

重い腰をあげて(オリジナルマウントが)動作不安定なSwitchbotからSesameボット2に移行して、とりあえずは安定して動作するようになりました。これで毎日定時にON/OFFされてくれれば毎日の手動操作からは解放されそうです。ただ日の出と日の入りトリガーだと少しタイミングとして不満があるので、季節毎に時刻を調整しつつ使って行く感じになるのかな?と思っています。