[3Dプリント] DIY家具の綺麗に作るための治具

前記事で洗濯乾燥機の修理に来てもらったことを書きました。

その際、洗濯機と洗面台の間にピッタリサイズの自作棚が湿気でボロボロになっていたのを一新することに。写真がその完成品ですが、この記事の主旨はその過程で製作した3Dプリント治具についてです。

前回かなりやっつけでフル木工で作り、未塗装だったこともあり段々変形したり固定が緩んだりしてきてしまいました。今回はコンセプトとして、

  • 棚板には防水防腐処理をする
  • 支柱はアルミパイプを使う
  • ジョイントは3Dプリンターで自作し、きっちり水平/垂直/直角を出す

という点を挙げました。こうした家具は「真っ直ぐカット」「真っ直ぐ接合」が肝です。

そこで、3Dプリンターでジョイントパーツを作るだけでなく、アルミパイプをいかに長さを揃え、切断面も水平真っ平らにカットするかを検討。以下のようなサポート治具を作ってみました。

まず切断するの面の反対側にこういうパーツをつけます。しっかり奥の同じ位置まで刺さっていることを確認できるよう三角窓も設けました。

そして切断側はこんな感じ。ベースは同じですが穴が貫通しており任意の位置に固定でき、またノコギリを当てやすいようお皿を追加しています。このお皿に刃を当てながらギコギコすることで綺麗に切れるんじゃないかという仮説です。

なお今回購入したノコギリはこちら。

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説明書に金属カット時にはシリコンやオイルをつけるべし、とあったので、適当なシリコンスプレーを吹きかけながらカットしました。

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結果がこちら。なかなかのものじゃないですか?ちなみに途中で位置がズレてこないようにマステでグルグル巻いて固定しています。

予期してなかった副次効果として、丸パイプが仮想角棒になることで、台に押さえつけて固定するのがめちゃくちゃ楽になりました。丸パイプのままだと転がって動いてしまうんですよね。

結果として長さも切断面もいい感じのパイプが完成しました。

反省点としては、割とギチギチに作ったので抜き差しが大変だった点。4本を密着させすぎたかも。隙間に指を入れずらくて大変。しかもシリコンスプレー塗ってて滑るし。差し込みもしやすいよう丸穴にテーパー(傾斜)つけても良かったかも。あと4本同時に位置決めして挿すのは大変なので、1本ずつ微妙に高さをズラすといいかなとも。

洗濯乾燥機(VX9600L)がH59エラーで乾燥用ファンのモータ交換

2015年に購入したPanasonicの洗濯乾燥機NA-VX9600Lが最近乾燥時に異音というか動作音の音量が大きくなってきていました。もともと新品の時に新幹線みたいな音するなという感想でしたが、EVのモーター音を耳障りにしたような感じ。ちょっと木造住宅で深夜に運転するのは厳しいかな?くらいの音量。

そうこうしているうちについにH59というエラーで停止するように。

Panasonic公式サポートページで調べてみると

H59

乾燥用ファンのモータが不具合を起こしている可能性があります。点検・修理が必要です。
お買い上げの販売店、またはパナソニック修理ご相談窓口に点検・修理をご依頼ください。

とのこと。これは無理して騙し騙し使わない方が良さそうなヤツ…

この洗濯乾燥機はちょいちょい調子悪くなってヒートポンプ清掃、ヒートポンス交換、給水弁交換などネットを調べて色々DIYリペアをしてきた経緯が。

今回も部品を取り寄せてDIY交換しようかとも思ったんですが、ちょっと位置が悪い。ちょうど上の給水弁交換記事のサムネの右上に映っている白いボックスが乾燥ファンケースユニットです。つまり背面側からネジ止めされているので、背面にアクセスできないと作業が難しそう。ウチは脱衣所が狭い上に洗濯パンの上にのっているので、パンの縁を乗り越えて洗濯機を手前に引き出し、自分が背面に入り込むのは至難の業。男手ひとつではかなり厳しそう。

そこで思い出したのがこんな時に備えて加入していた東電の家電修理サービスです。月額450円で対象家電(買った場所は問わない)の修理を50万円までしてくれます(修理代を請求するタイプではなく、家電修理自体をここに依頼するとタダになる方式)。洗濯機は購入から10年以内のもの。この洗濯機は当時ネットで在庫が見つけられず店舗に電話して在庫確保して現金で購入したものなので、電子的な履歴(メールやサイトの購入履歴)がなく、当然紙的なものもなし。ただ発売が2015年秋のモデルなのでギリギリいける!このまま一度も利用しなければ月額費用の1年以上払ってきた意味を喪失する(冷蔵庫とかはほぼ壊れないし)ので、一度は使っとこうとなりました。散らかってる部屋に人をあげるのには抵抗あったんですが…

てことで2/17にTEPCOの窓口に電話(色々口頭確認しないとトラブルの元なんだろうけど今時電話かぁ…)。故障の症状(正確な発生日時を求められるも、異音なんて徐々に大きくなるものなので厳密にいつから等とはいえずすれ違うなど)、購入年月日などを聞かれる。正確な証明書類はないけど、発売から10年経ってないです、と伝えると、「最終的には現場でスタッフが確認して判断になります」とのこと。後日修理担当から電話が行きますと(また電話か…)。

ちなみにその電話と切った後Facebookを開いたら、「9年前の今日」として2016年2月17に「新しい洗濯機が届いた」って投稿が出てきました。そんな偶然あるw??

購入日がきっかり9年前のこの日だった偶然

翌日Panasonicの修理センターから電話が入り、最短でいけるのは20日ということでその日に午後希望でアポイント完了。

■修理当日

当日午前中に電話かかってきて「12~14時に伺います」と。男性二人で来訪。前現場が二人必要なところだったのでたまたまだそうで、結果的に洗濯機動かすのが大変だったので良かったと言っていました。

電源を落としてあったのでエラー画面は消えてましたが、サービスマンモード的な画面を呼び出して確認。なんと9年で洗濯5,000回、乾燥6,000回実行していて、通常想定の倍くらいの使用量で、クルマでいうと25万km走った車体みたいなもの、と言われましたw。洗濯より乾燥が多いのは、生乾きで追加乾燥していたからかな?単純計算で1日に1.5~1.6回くらい回してることになりますかね。むしろ思ったより少ないかも。

「これだけ使ってると直してもまたすぐ不具合が出る可能性も高いですけど」と言われたけど、TEPCOの保障経由の修理だと気付いて「あぁそれならいいですね」と。

二人いるだけあって交換はサクサク進んで1時間程度で。交換したファンモーターを触らせてもらったらもう軸がガチガチでほとんど回らない状態でした(写真撮り忘れ)。

■まとめ

購入10年で社外保障サービスも対象から外れる直前で幸いにも無償で修理が受けられました。ちなみに交換したパーツが1.8万円くらいで、それに工賃がかかるので3万とかしてたかも知れません。450円x24ヶ月入ってたとしても1万円くらいなので一発で回収できたことになります。入っててよかったTEPCOの家電修理サービス。みなさんも是非検討してみてください。東電契約者でなくても加入できますよ!

Starlink Miniでファミレスノマド

Starlink MiniをUSB PDで動作させるアダプタが来たので、早速やってみたかった実験。

ファミレスの駐車場に駐めた車内にモバイルバッテリー給電したStarlink Miniを置いてきて、店内からWi-Fiをつないで使用するチャレンジです。

これを実現するには、

  • 駐車場が北向きに開けている
  • その至近に客席があり壁でなく窓ガラスがある
  • その席に座れる
  • PCを出してノマドできる

といった条件が必要で、Googleマップとにらめっこしながら行動圏内のファミレスやファーストフード店をリサーチしまくり、ようやく実現にこぎつけました。

駐車位置。すぐ後ろに見える窓際席に着席

フロントガラス下にStarlink Miniを設置

写真のようなロケーションで駐車ができ、店内では反対側に案内されそうになったのを「こっちの席でいいですか?」と聞いて理想の席をゲット。Starlinkから10m以内といったところ。

さすがにパッと思いつきで立ち寄った店でこれができる可能性はかなり低いでしょう。

■実用性チェック

モバイルルーターやテザリング、店内Wi-Fiと速度比較をしてみました。測定は16′ MacBook Pro M1 Maxでspeedtest.netのMac版アプリを使用。計測サーバーも安定して速度が出るIPA CyberLab 400Gで揃えました。

上り下りの速度だけでなく、ping(レイテンシ)も注目していきたいと思います。

車内設置のモバイルルーター(docomo 5G + 5GHz接続)

まずはモバイルルーター(FS050W)を同じ車内に放置して店内からつないでみます。SIMはdocomoのデータプラスで5G電波を拾い、Wi-Fiは5GHzで接続。

下り84.8Mbps/上り13.7Mbps/ping 40ms

妥当な数値ですね。車->店舗の減衰はさほど起きてないように思います。

車内設置のモバイルルーター(楽天モバイル 5G + 5GHz接続)

次にモバイルルーター内のSIMを楽天モバイルに切り替えて測ってみました。

やはり楽天モバイルは電波がよければ上りが速いのが魅力ですねー。

pingがどちらもキッチリ40msなのはルーター自体のレイテンシー?

iPhone 16 Pro Maxテザリング(docomo 5G + 2.4GHz接続)

回線は上記のモバイルルーターと同じdocomo 5G。MacBook Proの真横にiPhoneを置いてWi-Fiテザリング。iPhoneのテザリングはいまだに2.4GHzオンリーなので、そこがボトルネックになる可能性も。

下り81.2Mbps/上り12.1Mbps/ping 20ms

モバイルルーターとほぼ同じ結果。pingはむしろ半分になっています。2.4GHzのハンデはあまりないようです。もしくはたまたま相殺されて同じ値になったか。

ちなみにiPhoneにはセカンダリ回線としてLINEMOのeSIMも入っていたんですが、あまり速度が出ず、もしかしてギガを使い切っていた可能性もあるので今回は除外しました。

d Wi-Fi(5GHz接続)

おそらく多くの人は「ファミレスなら店内無料Wi-Fi使えばいいじゃん」と思うでしょうから比較してみました。今回の店舗ではドコモのd Wi-Fiが提供されています。座った席ではちと電波が悪く接続に手こずりましたがなんとか5GHzでつながりました。

下り9.76Mbps/上り5.32Mbps/ping 13ms

Wi-Fi電波の影響か多くのお客さんが利用できるよう帯域制御しているのか、速度は振るわず。しかしさすがにpingは今回最高の13msをマーク。

Starlink (5GHz)

本命のStarlinkです。座席からは車の後部が見えており、Starlink Miniはフロントダッシュボードに設定です。

下り147Mbps/上り17.2Mbps/ping 27ms

下りはダントツです。pingもぼちぼち。

■集計

■まとめ

Starlink Miniは初めてUSB給電に対応したことでノマドでも衛星インターネットができるようになりました。ただし空が開けた場所に設置する必要があるため、店内の窓際でも厳しく、駐車場の車内に設置してWi-Fiで接続するという文字通り離れワザで実現する必要があります。

そもそもノマドでそこまで帯域が必要なことはあまりないですが、一昔前の固定回線(プロバイダ遅め)くらいの速度が出るのは浪漫だなと思います。

ちなみに27,000mhAのモバイルバッテリーを使って実施しましたが、滞在した2時間くらいでLEDゲージが5灯から3灯になりました。4時間くらいはいけるかも知れないですね。

Starlink用DC-USB変換アダプタが届いた

Starlink MiniはUSB PD 100Wでも動作します。そのために標準の5521 DCプラグ↔USB Type-Cケーブルが純正および社外品で発売されています。

自分はモバイルバッテリーと組み合わせてコンパクトなセットを組みたかったので、まずはこちらの変換アダプタを注文してみました。DCプラグの反対側がType-Cジャックになっていて、手持ちの(PD100Wに対応した)USB Type-Cケーブルを使えるというシロモノです。Amazonで買えるものの海外発送のため、本体よりだいぶ送れての到着となりました。二個入りです。

有線LANポートのフタであるStarlinkプラグとの比較はこんな感じ。

動作は問題なかったですが、ぶっちゃけ結構長いです。差し込むとこんな感じで、飛び出し量は20.5mmほど。制御基板まではいかないかもですがeMarkerチップなど色々内蔵する必要があるのでしょう。

それでも一見問題なさそうに見えますが実は罠があります。スタンドとギリ干渉します。

当たってないように見えますが、スタンドが完全には閉じなくなります。

たぶん微妙に削ればなんとかなりそうですが、問題は「スタンドが閉じない」だけではありません。USBケーブルのコネクタを差し込むと結局干渉します。L字コネクタやL字アダプタを使って右にケーブルを逃がしてもそこからもどして下に通せるだけの隙間がないので詰みます。

結論として、2枚目の写真のようにスタンドを外して使う専用ということになりそう。

ちょっと不便なので、アリエクでショートケーブルタイプのものを追加注文しました。こちらもUSBジャック側は長いですが、DCプラグ側が短いので、取り回しは良さそう。

本当は30cmくらいのDC-USBケーブルがあればいいんですが。これケーブル内はDCの2極なんだとしたら長いの買って自分でカットして半田付けしなおせばショートケーブルが自作できそうではあるんですがどうなんでしょうね。

最終的に付属のスタンドを使わず、3Dプリンターでモバイルバッテリーをマウントできるスタンドをフルスクラッチする予定です。以前貼ったこのモバイルバッテリーがセールで5,000円台になっていた(黒のみ)ので、注文済みです。

またお見せできるものができたら投稿します。

Starlink Miniの車載実験など

Starlink Miniの最大性能を引き出してみたいということで、前回自宅で多少障害物警告が出る状態だったのを、より開けた場所に行って計測してみました。

またムーンルーフ(サンルーフ)マウントも作ってみたので、それの試験と、

  • 屋根置き
  • ムーンルーフ内側
  • フロントガラス内側

でどれくらい速度差が出るか検証してみました。自動車のガラスは熱線反射処理がされていることがあるので、電磁波もカットされる可能性があり、どれくらい影響が出るか気になります。

ちなみにムーンルーフはトヨタの呼称です。サンルーフと同義と思ってよいです(じゃぁそう書け)。

動画で見たい方はこちら。

なお、Starlinkは日本で移動局としての認証を取得していないので、走行時の使用はNG(法律違反)です。車中泊など停車中の使用に限定されますのでご注意ください。

■電源ケーブルスプールを変更

15mもあるDCケーブルは、屋根に設置するのでもない限り持て余しがち。といいつつもキャンプとかもっていって現地で足りないと悲劇なのでやはり持ち歩くしかない。ということでコンパクトに巻いて持ち運べるスプールの3DモデルをMakerWorldで物色。

最初に作ったのがBonzo氏作成のこちら。Starlink Miniの元箱にフィットする形状。左に置いてある紙のホルダーに入って、凹みに収まってくるんですが、その凹みを再利用する形。

これ、元箱にそのまま仕舞っておくには良いのですが、実際に使ってみるとイマイチでした。巻き取るにも引き出すにはクルクル回転させられないのでとても効率が悪いのです。

で、同じBonzoさんが別モデルのStarlinkの箱にあわせた正円版も提供していたので、そちらで作り直しました。また最初のヤツで両側のプレートがペラペラでやや頼りなかったので、モデルをいじって少し厚みを増やしました。

他モデル用も15mなのか、ケーブルの長さ(容積)に対してピッタリ過不足ないサイズ感が良き。市販品ではなかなかこうは行きません。

しかも思わぬ副次効果として、純正DCアダプターがちょうど中心にスッポリ収まります。これの何が嬉しいかというとアダプター側のプラグを引き出す量を最小限にして写真のように使える点。あとはアンテナ側を必要量だけ引き出せばOK。

もとからついていたケーブルタイ(写真左上)は長さが足りなくなったので、市販品をカットして使います。

■ムーンルーフマウントを作る

お次はムーンルーフに貼り付けるマウントです。Amazonとかでもいくつか見付かります。

ただクラウン(クロスオーバー初期)のムーンルーフは前後方向に短いので、横向き設置想定で、短辺側に吸盤が来る必要がありそう。2番目のは良さそうですが結構高い。使用頻度が高いものではないのでちょっともったいないなということで、これもMakerWorldで提供されているモデルを物色。

これに着目。ただ想定している吸盤が日本のAmazonでは買えなさそうだったので、似たようなものを探して購入。アームの間隔があわなかったので少し修正させてもらって造形しました。アーム自体も少し長さや角度を調整しています。

また造形時間や材料を節約するため、フレームと吸盤をつけるアーム部分を別パーツに分割したんですが、PETGだと瞬間接着剤で上手くくっつかなくて不慣れなプラリペアで固定したらちょっと汚くなってしまいました…

これをStarlink Miniの上下にとりつけて、横向きにして吸盤で固定。ガラスが微妙に湾曲しているのか、位置決めが少しシビアです。上記の吸盤4つのタイプの方がその点でも冗長性という意味でも良いかも知れません。

ただなんということでしょう!

閉じられちゃいましたw。これなら落下の心配はなさそう。ただ排熱はどうだろ?ケーブルの取り回しも考えないとですね。

まぁ当面は走行中は使用できないので、あんまり意味ないかな。停車中ならフロントダッシュボードで良いし。

■設置位置による速度差検証

さて、それでは実際の速度に影響はあるのか調べていきます。クラウンのムーンルーフは見るからに色がついてて熱線カットもしてくれそうです。

まず屋根置き。

Starlinkアプリでカメラを使った障害物診断もクリアです。全項目が「良好な経験」になったの始めて見た。

結果はこう。

下り151Mbps、上り17.9Mbps、レイテンシ27ms。ちなみに以前の記事で貼った、もっと障害物があって赤色が多かった自宅では、下り181Mbps、上り15Mbps、レイテンシ26msだったので落ちてる!携帯やWi-Fiの電波と同じで、電波強度と速度はそこまで相関しないのかも知れないですね。それよりは時間帯による混雑度合いの変動の方が大きそう。自宅でも速いということは嬉しい一方、もう少し驚く数字が出るかという期待は外れました。ただ、「高度なスピードテスト」モードでは「Starlinkからインターネット」区間で236Mbpsという速度を観測。なんとWi-Fi区間より速く、Wi-Fi5がボトルネックになってます。上りも20Mbps超えです。

しかしこの数字をどう組み合わせても先の151Mbpsにならないのはどういうことなんでしょうね。本当に1回1回の変動が大きいってことなんでしょうか。(今回すべての条件で1回ずつしか測定していません)。

この後も通常テストと高度なテストで結構なバラつきがあって解釈が難しいのですが、とりあえずそれぞれを掲載しておきます。ともあれ同様に、

  • ムーンルーフ直下マウント
  • フロントガラス直下、ダッシュボード置き

も計測した結果がこちら。高度なテストの結果画面にはレイテンシが出ないので記載がありません(高度なテストなのに!?)。

通常測定と高度なテストで順位バラバラです(;´Д`)

やはり何回かずつは測って平均とらないとダメでしたね。

単なるランダム変動でないと仮定したらの話ですが、やはり屋根置きが安定して速いかな?ムーンルーフは設置の手間や落下のリスクに見合うほどのメリットはなさそう。

晴天なら屋根置きとか地面など車外に出すのが無難かな、、と思いかけたけど、考えてみたらStarlinkは防水仕様だから別に雨でも外でいいじゃん、とw。積もるレベルの雪だとワイパーが使えるフロントガラス内側のメリットが出るかな?

ちなみにクラウン始めトヨタのハイブリッド車には車内のAC1500Wコンセントからの電気を車外に引き出すための「外部給電アタッチメント」が付属しています。

引用:トヨタ自動車

これを使えば雨や虫の侵入を防ぎつつ簡単にケーブルを車外に引き出せます。

あと屋根置きは風で多少カタカタいっていたので、強風時は注意が必要かも知れません。ボディに傷がついてもイヤなのでムーンルーフガラスの上に設定してましたが、なにかシリコンマットみたいなものを敷いてもいいかも。地面でもいいんですが場所によっては障害物を除けるのに高い場所の方がいいかもですよね。そういう時はポールマウントかな。ポールのかわりにつける三脚穴つきのマウントなんてのもあります。

これも3Dモデルはたくさんありますが、さすがに金属の方が安心かなとか。またアンテナは重さや風に煽られやすい形状なので、三脚の耐荷重以上に安定度には気を遣いそう。なにかしらのマウントアームに使うならまだしも、三脚はあまり高いものは恐いかも。

■まとめ

現行の認証ではあくまで停車中に限定されますが、車中泊などで使う予行演習ができたかなと思います。クラウンで車中泊は無理ですが、クラウンから電源とって、その近くのテントやロッジ内でWi-Fiや有線LAN経由で使うのもアリかなとか。ファミレスとかでもワンチャン駐車場と店内の席が窓越しくらいの距離ならいけるかも?USB電源アダプタが届いたらモバイルバッテリーつないで車内放置して試してみたいなと思っています。