ACDSeeでDivX動画の扱いが重い時の覚え書き

 我が家ではDVDから作成したDivX動画をACDSee9でタグ付け(ソフト上の機能名称としてはCategories)して管理しています。タグを階層化して管理できるので重宝しています。タグ機能としては、Adobe Photoshop Elementsでも同様の事ができるし、使い勝手は良いのですが、選択したファイルを外部プレーヤーに渡すことができません。ACDSeeはファイラー上で右クリックした時のポップアップメニューをExplorerのものにする設定があるので、そこから「開く…」をすれば、拡張子の関連づけに応じたアプリケーションで再生できるのが決め手で、写真はPhotoshop、動画はACDSeeという使い分けをしています。ちなみに普通にダブルクリックだと内蔵の使えないプレーヤーで起動します。

 ところがこのACDSee、ファイルが増えてくるに従ってタグ付け操作のレスポンスが落ちまくり、チェックボックスをクリックしてからチェックされるまでに数十秒以上かかったり、「応答なし」になることが多くなってきました。どうもサムネイルを作るか何かのために個別のファイルに一斉アクセスしている様子(動画を開いてないのに、タスクトレイにDivXアイコンが現れる)。ファイル自体はNAS上にあるので、余計に応答性が悪くなっているという状態。デコーダーをffdshowに変えたり、設定画面(Options)のそれらしい項目をいじったり、データベースの再構築をしたりしてもダメ。他のソフトに乗り換えようにも同じような機能をもったものが見つからず困っていました。

 が、2ちゃんねるのACDSeeスレで関連した質問に対する回答を発見。試したところビンゴでした!具体的な手順は、

  1. Tools -> Plug-ins -> Plug-in Settings…を開く
  2. Image Decodeタブを選択
  3. ID_Media.aplのチェックを外す

です(ウチは英語版をダウンロード購入したので、日本語表記は不明)。要するに、ACDSeeが扱う対象拡張子から外している訳ですね。これでACDSeeはファイルの中身を覗こうとしなくなるので、上記の負荷が発生しなくなるということのようです。ACDSee上ではタグを使った絞り込みさえできれば良く、サムネイル表示など不要なので、むしろ好都合。ウチでは他の拡張子の対応も一切必要ないので、Image Decodeタグの中のプラグインは全部オフにしちゃいました。

 通常のOptions以外にこんなところにいじるところがあったとは盲点でした。ともあれ、劇的に動作速度が改善され非常に快適に使えるようになりました。 ありがとう、2ちゃんねる!ACDSeeを捨てなくて済んだだけでなく、ほぼ理想のタグ管理環境が完成したよ(そもそも乗り換えるにもタグ情報を1から入力し直すんか?といった問題もありましたし)。

 本国ではACDSee10もリリースされたようなので、アップグレードしてしまおうかしらん。

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