十次元立方体サイファー

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 とりあえず一巡目クリア。
 閉じこめられた洋館で人が減ってく系。主人公は探偵を志す学生。とある製薬会社の臨床実験の被験者として妙に高額な報酬で集められた見知らぬ男女。実験には奇妙な4つのルールが課せられていた…
(詳しいあらすじは上記リンクの「作品紹介」をどうぞ)。
 キャッチコピーの「絶対予測不可能」ってヤツ、そりゃ確かにこんなの予測不可能だわっ!
 閉じこめられた館が、眠ってる隙に移送されてて、いつのまにか同じ作りの別の建物だった、とか。携帯が急に不通になったとか、庭の花が消えたとかの手がかりから気付けっつーても。
 ラストも、伝説の『ポートピア連続殺人事件』(犯人は一緒に捜査していた部下の刑事ヤスだったので有名)を超えるんじゃないかという「なんじゃそりゃーっ!」って結末が用意されていますw。
 まぁ、コピーに関しては「ハイハイ、そりゃー予測できませんよ」というカンジですが、途中経過は充分楽しめました。同じシナリオライターの「ミステリート」と比べると細部の練りが甘い気はしますが、能動的に謎解きをしないと先に進めなくなるのは同様なので、単なる総当たりクリックで解けるゲームや推理小説よりも頭を使うところがハマる。
 でも萌えな女の子達がザクザク殺されてくのは辛いです…。「うぁ、多分このドアを開けたら○○タソの死体がありそう。もう止めようかな…」と悩んだり。
 あと基本的には一本道で、選択を間違えると即ゲームオーバー。まぁノベルゲームとすれば親切と言えなくもない。ただこまめにセーブしとかないとやり直しが辛い。既読文章スキップとかないし(ここの作品はいつもUIがイケてない)。
 ただしタイトル画面の背景画の色で赤ルートと青ルートがあるらしく(セーブデータを初期化するとランダムで切り替わる)、別の展開で丸々もう一度楽しめるというサービス精神溢れる作りらしい。追ってもう一巡プレイ予定。

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