Starlink Miniの防水パッキン付き有線LANプラグを自作する

Starlink Miniの有線LANポートは防水仕様になっています。RJ45ジャックがかなり奥まったところにあり、ケーブルのプラグに二重のパッキンがついています。

公式ケーブルの写真がこんな感じ。右側が防水プラグです。

公式ストア価格で15mが7,000円とややお高いので、3Dプリンターでプラグカバーを自作して市販のLANケーブルを使えるようにしてみました。

まずベースとしてプラグ部分がなるべく小さいケーブルを物色。ELECOMのECLD-GPASSTBKシリーズを選定。色は黒のみで、1,2,3,5,7,10mのラインアップがあるようです。

いきなり完成イメージ。

ロックの爪をあえて押さえっぱなしにする構造です。固定自体は弾力性のあるパッキン部分が充分そうなので、抜き差ししやすさを優先して爪は使わない考え。

実際の造形では上下真っ二つにしてケーブルをサンドイッチする形にしました。

爪は常に押さえつけられた状態

固定は接着やテープで巻いてもいいんですが、一応着脱可能できるようにと、溝をつけてOリング(小さなゴムバンド)で留められるようにしてあります。下記セットから直径6mm、太さ2mmのリングが合いました。

造形にTPUというスマホケースなどに使う弾力性のある素材を使うことで、パッキンリング部分に弾力をもたせてみました。PLAなど固い材質で造形して、Oリングをパッキンとして使うことも考えたんですが、抜き差しする時に外れてしまうかなと思ったり。ただ結果的にOリングも最後のフタになるような位置取りになっています(ほぼ偶然)。どうしても上下パーツが開いてしまうのでくびれのところにもう一本Oリング巻いてもいいかも。

使用しているうちにTPUのリング部分が削れたり変形したりして緩くなる可能性もありますが、そうそう何百回も抜き差しするものでもないので、一旦これでいいかなと思っています。

今のところELECOMの特定ケーブル限定で10mしかないですが、純正ケーブル15mを7,000円で買うことを思えば1,800円はかなり安上がりかなと。

また中華互換ケーブルも3,000円くらいでありますが、長さごとに買い揃えると割高だし嵩張るなと。

もちろん長期的に固定で設営するならばプラグだけでなくケーブルも耐候性のあるものを使わないとですが、自分はアドホックな場面での使用がメインなので、状況に応じた長さのケーブルを使い捨てに近い感覚で好きに使えた方が便利だろうと。ECLD-GPASSTBKシリーズはスリムケーブルなので嵩張らないのもGood。

今度山奥のロッジ的なところに宿泊しに行って、アンテナは屋外に設置し、内蔵アクセスポイントはオフにし、有線LANケーブル(と電源)を室内に引き込み、別のWi-Fiルーターに接続して使ってみる予定です。

ちなみにルーターはこれがオススメ。USB-C給電で荷物が減らせるし、LAN側ポートも2ポートあるので、PC等を有線接続可能。

Wi-Fiと有線LAN性能がアップした新型も出てるんですが、LAN側ポートが1つに減ってるので買い換え躊躇しています。WAN側が2.5Gbpsでも宿泊施設とかでは活かせないので。むしろPCやFireTV Stickなど有線で複数台使いたい場面の方が多くて、別途ハブが必要になる方が困ったり。でもWi-Fi 5GHzgが1201 Mbpsから2402Mbpsに高速化してるので、FireTVくらいならWi-Fiでいいかってなったりも。

そうこうしてるうちに全部入りの新型が出ないかなと期待。

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