CUDAを使った爆速H.264エンコーダー「MediaShow Espresso」をダウンロード購入してみました。
先行製品である「Badaboom」に比べてアドバンテージは、
- 2バイト文字のファイル名でも使える
- バッチ処理できる
というあたり。
実際に使ってみた印象は、「正直微妙…」。
・エンコは速い
Q9650 + GTX260で、30分番組が数分ってとこです。
・ビットレートが指定できない
iPod/iPhone/PSP/PS3など多彩なデバイスに特化したプロファイルが選べるものの、ビットレートに関しては完全おまかせのみ。普段使っているDivXに比べて画質の割にサイズもふくれがち。当然1passでしょうしね。基本、PSPあたりで見て消しする用という印象。
・バッチ処理の制約
複数のファイルを一度にエンコードできるのは確かですが、基本的に指定プロファイルは単一。複数ドロップしたファイルを同一のフォーマットに連続エンコードする、というだけで、PSP用とPS3用を混在してバッチ処理、みたいなことはできません。「連続一括処理」とでも呼んだ方がいい感じです。
・生tsの処理時の不具合?
30分番組なら平気ですが、1時間番組を食わせた場合に、エラーも出ないで完了するもののできたファイルが17分ぶんしかない、という現象が何度かありました。一旦TMPGEnc MPEG Editor 3を通したファイルなら完走できました。