自炊派にとってのiPad(と神アプリ)レビュー

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前エントリに続き、動画も電子書籍も自炊する人視点でのiPadレビューです。いくつかの神アプリに助けられ、かなり満足の行く環境が構築できたと思います。

■神アプリ1:AirVideo

自宅のサーバーで各フォーマットの動画をトランスコード&ストリーミングしてiPhone/iPadで再生するアプリです。早くもiPad版がリリースされており、自宅内であればそれなりに高品質に再生できるようです。

当初、このために3G版の購入を考えていましたが、さすがにHD画質のストリーミングを3G経由では無理だろうと考えてWiMAXル-ター経由で使えればいいやと考え直しました。

ただたまにOSごとフリーズして強制電源断を2度ほどしました。最新サーバーでも発生。iPhoneでは起きないようです。

■神アプリ2: GoodReader

こちらもいち早くiPad対応。ただしiPhone版とは別ライセンスで買い直しです…

アプリ単体でFTPやWebDAVサーバーなどから各種ドキュメント、動画などをダウンロードし再生するアプリです。PDFも閲覧できますが、そちらは後述のi文庫HDにまかせ、専ら動画再生に使っています。

実は、従来蓄積してあった1280×720のH.264/MP4形式の動画が、iTunesにはハネられるものの、このアプリで入れてやれば再生できる、ということが判明。iTunesのチェック基準が実際の再生可否基準よりも厳しいんですかね。

ということで今のところ(我が家基準の)HD動画を利用するにはこのアプリを使うしかありません。

■神アプリ3: i文庫HD

奇しくもσ(^^)がiPadを入手した数時間後にリリースされました。基本は青空文庫のデータをダウンロードして閲覧するアプリですが、HTTPダウンロードやFTPサーバー化してPUTすることで、ZIP/JPEGやPDF形式の書籍も閲覧できてしまう、現時点最強の書籍アプリです。

KindleDX向けに自炊したPDFデータ(小説)とZIP/JPEGデータ(コミック)を実際に表示させた様子を動画に撮ってみました。

(著作権者からクレームついたら削除します)

単ページと見開き表示がサクっと行き来できる点、カラー表示ができる点はKindleDXの及ばない利点ですね。またフォルダ分けや本棚ビューなど柔軟なファイル管理ができる点も良いです。KindleDXも次期ファームウェアでようやくフォルダ管理に対応するみたいですが)。

1つ惜しいのはスワイプではなくシングルタップでページ遷移する反応エリアが、右下と左下の各コーナーに設けられています。このゾーンの広さは調整が可能なんですが、基本的に右と左にそれぞれ進む、戻るがアサインできるのみ。入れ替えは可能なんですが、両方を同時に「進む」にはできない。iPadは重たいのですぐに腕が疲れて左右の手で持ち替えるんですが、その都度設定を変更しなければならなくなります。どちらも「進む」アサインで、「戻る」はスワイプのみとかどこか別の場所にエリアを設けるとかできると良いですね。これは要望として送ってみようと思います。

 

ともあれ、いちはやくHD化したこれらのアプリにより、電子書籍&動画ビューワーとしての素性はかなり確かなものになっている気がします。これだけ快適なら32GBや64GB版を買っても良かったかなぁと思うくらい。

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