インターフェイスが充実した廉価地デジTV ORION DU191-B1

ふと立ち寄った島忠(ホームセンター)でORION製の19v型地デジテレビが13,800円と手頃だったので、実家の家族用に買って見ました。

orion1

主な仕様は、

  • 19v型/1366×768(22型の姉妹モデルもあり)
  • LEDバックライト
  • 入力:HDMIx1/D5x1/D-Subx1/コンポジットx1
  • 出力:同軸デジタル音声出力
  • USBハードディスク録画
  • mini B-CASカード

等。お値段の割に充実度が高い印象。まぁ、D5やコンポジット、D-Subみたいなレガシー端子は今後あまり使い道がないので、むしろHDMIx2の方が嬉しかったりしますが、アナログチューナもついてる事から、やや設計時期が古い製品なので仕方ないかと。

■画質/音質

お値段なりですかね。映ればOKな家族には無問題。デフォルトだと若干ギラギラ目だったので、バックライトを抑えて省エネモードも最大レベルに変更しました。特に倍速などでもないので、やはり動画ブレはあります。画質設定は入力別にできるっぽいのがナイス。

音質もスピーカーのサイズなり。個人的にはかなり切ないですが、これも特に家族的には問題ないかと。音声を聞き取りやすくするみたいなモードはなく普通に高音と低音が調整できるだけです(その組み合わせのみらしきプリセットモードはありますが)。最悪でもデジタル出力があるのでコンポ等につなぐことができます。

後はもうちょっとチャンネルの切り替わりが速いといいなぁとか。

■ユーザビリティ周り

orion2これが意外と良好です。この手の小型テレビにありがちな無闇に小さいリモコンにしてないので操作性は上々。レイアウトも一般的です。USB録画はしないのでそれ系ボタンは不要ですが、まぁゾーニングとしては切れてるのでそう混乱はないでしょう。

「アナログ」ボタンだけは危険なので例によって分解して基板パターンをマスクして無効化しておきました。

初期設定画面でも、受信設定とリモコンボタンへのアサイン画面が独立していて、とりあえず受信設定をした後で別途どのリモコンボタンに割り当てるか選ぶ手順はとてもやりやすかったです。

入力切替ボタンを押した時のメニューに表示される名称は残念ながら自分で入力は出来ませんが、プリセットから選んでカスタマイズすることはできます。

■AppleTVとの相性も上々

せっかくHDMIがついていたので、リビングで埃をかぶっていたAppleTVをつないでみました。家族は2台のiPadが取り合いになる程のHulu中毒患者が多いのでw(リビングのBRAVIAは元々Hulu対応)。

AppleTVは本体側に社外リモコンの赤外線信号を学習する機能があるので、余ってるボタンがあればそれを学習して、付属リモコン不要にできるわけですが、この機種の場合、普通に上下左右、決定、戻る(=MENU)をAppleTVに学習させてもほぼ不自由なく使えました。この場合、同じボタンがTV側でも反応してしまうわけですが、TV側の「メニュー」を開かない限り、上下左右も戻るも反応しないので、無問題というわけです。逆にメニューを使用中にAppleTV側が無駄に反応してしまう可能性がありますが、まぁ家族の用途ならメニューを使うことはほぼなさそう(よく使う機能は別に「クイックメニュー」というボタンがあるし)。AppleTVは消費電力が無視できるほど小さいので、無駄にONになってしまってもスリープまでの時間を短めに設定しておけばほぼ気にしなくていいですし。

また、無信号時に10分で電源が切れる設定もあり、HDMI入力時はAppleTVが自動でスリープすれば追ってTVも切れてくれるので、ものぐさ家族用としてもナイス。これはウチのBRAVIAにすらついていない機能で正直羨ましいです。ちなみに無操作による自動電源オフもあります(3時間固定)。

 

海外メーカーの安い製品やPC(周辺機器)メーカーブランドの激安テレビだと、リモコン信号が特殊で、後々リモコンを紛失した時に調達が困難だったり、外付けチューナーやレコーダーのリモコンで操作できなかったりといった問題もありますが、オリオンならギリギリOKといった感じでしょう。端子の豊富さやそういった点も加味すれば、後々色々とつぶしが利きそうで良い買い物だったなと思ってます。

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